JP3737582B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、公衆回線を介して送信される画像データを受信し、この受信された受信画像データを基にした画像をカット紙等の被画像形成媒体に形成する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿画像を走査して得られた画像データを公衆回線を介して送信したり、或いは公衆回線を介して画像データを受信しこの受信された受信画像データを基にして画像を形成するいわゆるファクシミリ装置が知られている。
【0003】
ここで、このようなファクシミリ装置により、主走査方向及び副走査方向で規定される受信画像データをカット紙等の定型サイズの記録紙に出力する場合について説明する。まず最初に、受信画像データは、一旦受信用画像メモリに蓄積される。この受信用画像メモリに蓄積された受信画像データを出力する際、第一段階として、この受信画像データを出力する記録紙のサイズが決定される。記録紙のサイズ、例えばA3、B4、B5等は、受信画像データに含まれているこの受信画像データの主走査方向のサイズデータを基にして決定される(受信画像データの副走査方向のサイズは記録紙のサイズ決定には関係しない)。次に第2段階として、受信用画像メモリに蓄積された受信画像データの副走査方向の画像ライン数が単一頁毎にカウントされ、このカウント値と第一段階で決定されたこの受信画像データを出力する記録紙の有効記録ライン数とが比較され、比較結果に応じた出力処理がなされる。
【0004】
例えば、単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数が有効記録ライン数以内であればそのまま単一頁として出力する通常処理、画像ライン数が有効記録ライン数より多ければ単一頁として受信された受信画像データの一部(有効記録ライン数をオーバーした分)を切り捨てて単一頁として出力する切り捨て処理、受信画像データを副走査方向に縮小して単一頁として出力する縮小処理、或いは受信画像データを副走査方向に複数頁に分割してこの分割されたそれぞれの受信画像データを単一頁として出力する分割処理などの各種出力処理がなされる。
なお、上記した縮小処理として、特願平5−46746号に記載の画像ラインの間引きによる縮小処理が公知技術として知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した画像ラインの間引縮小処理によると、受信された受信画像データから特定の画像ラインが間引かれて(無視されて)印刷出力されるため、受信された受信画像データが十分反映されないことがある(間引かれた画像ラインが反映されない)。このような場合、受信された受信画像データ(原画像データ)を基にして形成された画像と、縮小処理後の受信画像データを基にして形成された画像とを比較すると、後者の画像に欠けが発生しているのが分かることがある。
【0006】
例えば、副走査方向に5ラインで形成される画像データから、1ラインを間引いた場合、4/5に縮小されるが、間引かれた画像データは消滅するということである。しかも、低解像度による出力時には、このような画像の欠けはいっそう顕著に現れることになる。
【0007】
この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、長尺原稿を所定のカット紙に出力する際に実行される画像データの縮小処理による画質劣化を防止できる画像形成装置及び画像形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、
この発明によれば、
主走査方向及び副走査方向で規定される画像データを受信する受信手段と、
この受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この比較結果に応じて、この受信画像データにおける副走査方向の受信解像度を所定縮小率のn倍に拡大する解像度拡大手段と、
この解像度拡大手段による解像度拡大後の受信画像データに基づく画像を、前記受信解像度のn倍の解像度で前記被画像形成媒体に形成する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0009】
また、この発明によれば、
主走査方向及び副走査方向で規定される画像データを受信する受信手段と、
この受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数がこの有効記録ライン数より所定数以上多いとき、この受信画像データにおける副走査方向の受信解像度が所定縮小率のn倍となるように受信解像度を副走査方向に対して一定間隔毎に拡大する解像度拡大手段と、
この解像度拡大手段による解像度拡大後の受信画像データに基づく画像を、前記受信解像度のn倍の解像度で前記被画像形成媒体に形成する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0010】
さらに、この発明によれば、
主走査方向及び副走査方向で規定される画像データを受信する受信手段と、
この受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数がこの有効記録ライン数より所定数以上多く、この受信画像データにおける副走査方向の受信解像度が所定解像度より低いとき、この受信解像度を所定縮小率のn倍に拡大する解像度拡大手段と、
前記受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数がこの有効記録ライン数より所定数以上多く、この受信画像データにおける副走査方向の受信解像度が前記所定解像度より高いとき、この受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数がこの有効記録ライン数以下となるようにこの受信画像データから所定数の画像ラインを間引く間引き処理手段と、
前記解像度拡大手段による解像度拡大後の受信画像データに基づく画像を前記受信解像度のn倍の解像度で前記被画像形成媒体に形成する第1の画像形成処理、及び前記間引き手段による間引き処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第2の画像形成処理を実行する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0011】
さらにまた、この発明によれば、
主走査方向及び副走査方向で規定される画像データを受信する受信手段と、
この受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この比較結果に応じて、この単一頁の受信画像データから所定数の画像ラインを切り捨てる切り捨て手段と、
前記受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この比較結果に応じて、この単一頁の受信画像データにおける副走査方向の受信解像度を所定縮小率のn倍に拡大する解像度拡大手段と、
前記受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この比較結果に応じて、この単一頁の受信画像データを複数頁に分割する分割手段と、
前記切り捨て手段による切り捨て処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第1の画像形成処理、前記解像度拡大手段による解像度拡大後の受信画像データに基づく画像を前記受信解像度のn倍の解像度で前記被画像形成媒体に形成する第2の画像形成処理、及び前記分割手段による分割処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第3の画像形成処理を実行する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0012】
またさらに、この発明によれば、
主走査方向及び副走査方向で規定される画像データを受信する受信手段と、
この受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数がこの有効ライン数より多く第1の閾値以下のとき、この単一頁の受信画像データから有効ライン数を越えた分の画像ラインを切り捨てる切り捨て手段と、
前記受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数が前記第1の閾値より多く第2の閾値以下のとき、この単一頁の受信画像データにおける副走査方向の受信解像度を所定縮小率のn倍に拡大する解像度拡大手段と、
前記受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数が前記第2の閾値より多いとき、この単一頁の受信画像データを複数頁に分割する分割手段と、
前記切り捨て手段による切り捨て処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第1の画像形成処理、前記解像度拡大手段による解像度拡大後の受信画像データに基づく画像を前記受信解像度のn倍の解像度で前記被画像形成媒体に形成する第2の画像形成処理、及び前記分割手段による分割処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第3の画像形成処理を実行する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る画像形成装置、即ちファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、この画像形成装置1には、メインCPU10及びFAXCPU20とが設けられており、これら両者のCPUは、拡張I/F30により接続されている。
【0015】
メインCPU10は画像形成装置1全体を制御するものであり、このメインCPU10には、操作パネル部11、不揮発性メモリ12、メカニカル制御部13、及び画像処理部14などが接続されている。操作パネル部11は、ユーザからの各種操作を受け付けるものである。この操作パネル部11には表示部11aが設けられており、この表示部11aにおいて、画像形成装置の状態又は各種操作方法などの情報が表示されるようになっている。不揮発性メモリ12には、各種コンフィグレーションが記憶されている。メカニカル制御部13は、スキャナ部15及びプリンタ部16における各機構動作を制御するものである。画像処理部14は、スキャナ部15又はMODEM21において獲得された画像データに対して、各種補正処理、フィルタリング処理等のデジタル的な画像処理を行うものである。
【0016】
FAXCPU20は拡張I/F30を経由したメインCPU10からの指示によってファクシミリ機能を実現するものであって、このFAXCPU20には、MODEM21、NCU22、ページメモリ23、符号メモリ24、符号/復号IC25、及び符号/復号IC26などが接続されている。MODEM21は、アナログ電話回線との間で画像データの送受信を行うための変復調器である。NCU22は、アナログ電話回線と接続するための電話網制御回路である。ページメモリ23は、画像データ出力時において画像データを一時蓄積するためのものである。符号/復号IC25及び26は、画像データを符号化、復号化、又は2値圧縮するためのものである。さらに、符号/復号IC25は、受信された受信画像データの副走査方向における画像ライン数を単一頁毎にカウントする。また、符号/復号IC26は、後述する切り捨て処理、縮小処理、分割処理などを行う。符号メモリ24は、符号/復号IC25及び26において2値圧縮された圧縮データを蓄積するためのものである。なお、縮小処理をFAXCPU20で行うようにしてもよい。
【0017】
ここで、上記説明したような構成の画像形成装置による画像データ受信出力動作を簡単に説明する。まず、図2に示すような主走査方向及び副走査方向で規定された画像データが、通信回線、NCU22、MODEM21を介して画像形成装置において受信される。この受信された受信画像データは、符号/復号化部25において復号化される。このとき、受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数が受信画像データ単一頁毎にカウントされ、再度符号化され、符号メモリ24に一旦蓄積される。このとき、FAXCPU20は、符号/復号IC25にアクセスし、受信画像データの単一頁毎の画像ライン数を認識する。また、符号メモリ24に蓄積された受信画像データは、符号/復号IC26において復号化される。この復号化された受信画像データには、必要に応じて画像ライン数に応じた各種出力処理、例えば切り捨て処理、縮小処理、又は分割処理などが施され、画像処理部を経由して、プリンタ部16から出力される。
【0018】
さらにここで、上記した各種出力処理について説明する。従来技術でも説明したように、受信画像データに含まれる主走査方向のサイズデータを基に、この受信画像データの出力先となる記録紙(カット紙)のサイズ(A3、B4、A4など)が決定される。そのため、長尺原稿(副走査方向に長い原稿)が受信画像データの場合には、この受信画像データ全体が出力先の記録紙に出力できないことがある。このことを補償するために、各種出力処理が実行される。この各種出力処理を実行するか否かの判断は、受信画像データの副走査方向における画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる記録紙に印刷可能な有効記録ライン数とを比較し、この比較結果に基づきなされる。例えば、受信画像データの副走査方向における画像ライン数をMとし、この受信画像データの出力先となる記録紙に印刷可能な有効記録ライン数をP(Pの値は記録紙のサイズに異なる)とすると、以下のような条件により各種出力処理が実行される。
【0019】
単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数Mが、この受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数P以下の場合(M≦P)、受信画像データを基にした画像が記録紙にそのまま通常出力される。通常出力とは、特に出力処理は行われずに、画像データを基にした画像を等倍出力する処理である。条件(M≦P)の場合は、通常出力により、受信画像データを基にした画像全体を記録紙に形成することができる。
【0020】
単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数Mが、この受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数Pより多く、第1の閾値(例えば有効記録ライン数P+所定閾値(10[mm]))以下の場合(P<M≦第1の閾値(P+10[mm]))、切り捨て処理が実行される。ここでは、単一頁の受信画像データの副走査方向に対するサイズが記録紙より少し(10[mm]以下)だけ大きい場合に、切り捨て処理が実行されることを示している。一般的に、原稿画像の端の部分は白紙であることが多い。このことを利用して、単一頁の受信画像データのサイズが記録紙より少しだけ大きい場合には、大きい分を受信画像データから切り捨てて印刷する。つまり、切り捨て処理とは、受信画像データから有効記録ライン数をオーバーする分の画像ライン数を切り捨てる処理である。図3に、この切り捨て処理のイメージを示す。
【0021】
単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数Mが、第1の閾値より多く第2の閾値(例えばP×(1/0.9(副走査方向に対する縮小率(90%))=P×1.1)以下の場合(第1の閾値(P+10[mm])<M≦第2の閾値(P×1.1))、受信画像データの副走査方向に対する縮小処理が実行される。図4に、この縮小処理のイメージを示す。なお、この縮小処理は、この発明のポイントであり、具体的な処理内容は後に詳細に説明するものとする。
【0022】
単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数Mが、第2の閾値より多い場合(第2の閾値(P×1.1)<M)、分割処理が実行される。ここでは、単一頁の受信画像データの副走査方向に対するサイズが記録紙より大幅に大きい場合に、分割処理が実行されることを示している。この分割処理は、受信画像データをこの受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数P単位で分割する処理であり、後に、この分割処理された夫々の受信画像データが単一頁として出力される。図5に、この分割処理のイメージを示す。
【0023】
なお、上記説明した各出力処理の実行条件として記載した数値は、全て一例であり、画像形成装置の設定により可変されるものとする。
続いて、この発明のポイントである縮小処理について詳細に説明する。図6は、主走査方向に6ドット、副走査方向に6ラインの受信画像の画素のイメージ図である。この図6に示す受信画像を原画像として以下の説明を進める。
【0024】
この図6の受信画像に対して従来の縮小処理、即ち間引きによる縮小処理を実行すると、図7に示すような画像が得られる。この図7の画像は、受信画像の3ライン目が間引かれ縮小されているため、印刷時に受信画像が十分に反映されない(受信画像の3ライン目が反映されない)。
【0025】
そこで、この発明では、受信画像データにおける副走査方向の受信解像度を所定縮小率のn倍に拡大し、この解像度拡大後の受信画像データに基づく画像を、受信解像度のn倍の解像度で出力することにより、受信画像の縮小を実現する。まず、解像度拡大について説明する。図8は、受信画像における副走査方向の受信解像度を所定の縮小率(90%)のn倍(2倍)に拡大(180%拡大)した状態を示すイメージ図である。この図8では、5ライン目だけが解像度拡大されていない原画像となっている。解像度拡大処理の際には、まず、単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数とが比較され、有効ライン数をオーバーした分の画像ライン数に応じて縮小率(90%、95%など)が決定される。この決定された縮小率のn倍となるように、符号/復号IC26により受信画像データの受信解像度が副走査方向に対して一定間隔毎に拡大され、図8に示すような状態となる。
【0026】
図9は、図8に示すように受信解像度が縮小率のn倍に解像度拡大された画像データを受信解像度のn倍の解像度で出力した状態を示すイメージ図である。つまり、解像度拡大された画像データを解像度拡大後の解像度相当で印刷することにより、受信画像の縮小印刷が実行される。解像度拡大された解像度相当での印刷方法としては、高解像度で印刷する場合は低解像度時に比べ印刷する際のドットピッチを狭めて印刷する等の方法により実現される。従って、図9では、原画像と比較して5ライン目の部分が縮小印刷されていることになる。このような縮小処理により、原画像データを消滅させることなく、原画像データを縮小することができる。
【0027】
ここで、上記した倍率nについて説明する。この倍率nは、予め所定値(例えば倍率2)に設定されるものとする。しかし、倍率nを次のような設定値とすることにより、プリンタ16の性能を最大限に生かすことも可能である。つまり、受信画像データの受信解像度が所定の縮小率のn倍に拡大され、この拡大処理後の画像データを受信解像度のn倍の解像度で出力する際、この受信解像度のn倍の解像度がプリンタの出力解像度の性能で出力可能となるように、倍率nを設定する。これにより、プリンタ16の出力解像度を最大限に利用することができる。
【0028】
さらにここで、数値を限定した解像度拡大の二つの具体例について記述する。一つ目は、副走査方向の受信解像度3.85本/mmで受信した画像データを任意のX%に解像度拡大し、7.7本/mmの出力解像度で印刷するケース。二つ目は、副走査方向の受信解像度7.7本/mmで受信した画像データを任意のX%に解像度拡大し、15.4本/mmの出力解像度で印刷するケース。「X」は、単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数との差に応じて予め定められる縮小率の約2倍の値とし、180〜199の範囲とする。
【0029】
任意のX%に解像度拡大する際のさらなる具体例について記述する。例えば、副走査方向に対する縮小印刷時の縮小率を90%、単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数を1265ライン、この受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数を1150ラインとする。この場合、「X」は90%の2倍の180%となるため、画像ライン数1265ラインが180%拡大され画像ライン数が2277ラインとなる。印刷時には、受信解像度の2倍の解像度相当、つまり2277/2=1139ラインで印刷されるので、受信画像データの90%縮小が行われたことになる。
【0030】
次に、図10のフローチャートを参照して、図1に示す画像形成装置による画像出力処理について説明する。
最初に、画像形成装置における切り捨て処理、縮小処理、分割処理の設定が夫々オンされる(ST10、ST12、ST14)。これにより、条件に応じて、切り捨て処理、縮小処理、分割処理が実行されることになる。画像形成装置において画像データの受信が開始され(ST16)、画像データの受信が正常に終了すると(ST18)、以後、この受信された受信画像データの出力処理が実行されることになる。
【0031】
ここで、単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数をM、この受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数をP、所定縮小率のn倍となる解像度拡大率をXとする。
【0032】
単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数Mが、この受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数Pより多く、第1の閾値(例えば有効記録ライン数P+所定閾値(10[mm]))以下の場合(P<M≦第1の閾値(P+10[mm]))には(ST20、YES)、切り捨て処理が実行される(ST22)。そして、この切り捨て処理がなされた受信画像データを基にして、印刷が実行される(ST24)。
【0033】
単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数Mが、第1の閾値より多く第2の閾値(例えばP×(1/0.9(副走査方向に対する最高縮小率(90%))=P×1.1)以下の場合(第1の閾値(P+10[mm])<M≦第2の閾値(P×1.1))、受信画像データの副走査方向に対する縮小処理が実行される(ST26、YES)。この場合、受信解像度に応じた縮小処理が実行される。
【0034】
その一例を説明する。受信解像度が、3.85本/mmの場合には(ST28、YES)、解像度が任意にX%に拡大され(ST30)、解像度7.7本/mmにて印刷が実行される(ST32)。受信解像度が、7.7本/mmの場合には(ST34、YES)、解像度が任意にX%に拡大され(ST36)、解像度15.4本/mmにて印刷が実行される(ST38)。受信解像度が、15.4本/mmの場合には(ST40、YES)、間引きによる縮小処理がなされ印刷が実行される(ST42)。このように、受信解像度に応じて縮小処理が変更されるのは、この画像形成装置1のプリンタ16における出力解像度の性能に限界があるためである。つまり、受信解像度のn倍の解像度で受信画像データが出力可能な場合には、解像度拡大処理による縮小処理が実行され、受信解像度のn倍の解像度で受信画像データが出力不能な場合には間引きによる縮小処理が実行されるということになる。
【0035】
単一頁の受信画像データの副走査方向における画像ライン数Mが、第2の閾値より多い場合(第2の閾値(P×1.1)<M)には(ST44、YES)、分割処理が実行される(ST46)。そして、この切り捨て処理がなされた受信画像データを基にして、印刷が実行される(ST48)。
【0036】
受信画像データの副走査方向における画像ライン数Mが、この受信画像データの出力先となる記録紙の有効記録ライン数P以下の場合(M≦P)には(ST50、YES)、受信画像データを基にした画像が記録紙にそのまま印刷される(ST52)。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、従来の間引きによる縮小処理に比べ、画質劣化の少ない縮小処理を実現することが可能な画像形成装置及び画像形成方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】主走査方向及び副走査方向で規定される画像データのイメージ図。
【図3】切り捨て処理のイメージ図。
【図4】縮小処理のイメージ図。
【図5】分割処理のイメージ図。
【図6】受信画像(原画像)を示す図。
【図7】間引き処理後の受信原稿を示す図。
【図8】解像度拡大処理後の受信原稿を示す図。
【図9】解像度拡大処理後の受信原稿を解像度拡大後の解像度相当にて印刷した状態を示す図。
【図10】画像データ出力処理を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1…画像形成装置
10…メインCPU
11…操作パネル部
12…不揮発性メモリ
13…メカニカル制御部
14…画像処理部
15…スキャナ
16…プリンタ
20…FAXCPU
21…MODEM
22…NCU
23…ページメモリ
24…符号メモリ
25、26…符号/復号IC
Claims (3)
- 主走査方向及び副走査方向で規定される画像データを受信する受信手段と、
この受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数がこの有効ライン数より多く第1の閾値以下のとき、この単一頁の受信画像データから有効ライン数を越えた分の画像ラインを切り捨てる切り捨て手段と、
前記受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数が前記第1の閾値より多く第2の閾値以下で、この受信画像データにおける副走査方向の受信解像度が第1解像度のとき、この単一頁の受信画像データにおける副走査方向の受信解像度を所定縮小率のn倍に拡大する解像度拡大手段と、
前記受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数が前記第1の閾値より多く第2の閾値以下で、この受信画像データにおける副走査方向の受信解像度が前記第1解像度より高い第2解像度のとき、この受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数がこの有効記録ライン数以下となるようにこの受信画像データから所定数の画像ラインを間引く間引き処理手段と、
前記受信手段により受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、この副走査方向の画像ライン数が前記第2の閾値より多いとき、この単一頁の受信画像データを複数頁に分割する分割手段と、
前記切り捨て手段による切り捨て処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第1の画像形成処理、前記解像度拡大手段による解像度拡大後の受信画像データに基づく画像を前記受信解像度のn倍の解像度で前記被画像形成媒体に形成する第2の画像形成処理、前記間引き手段による間引き処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第3の画像形成処理、及び前記分割手段による分割処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第4の画像形成処理を実行する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段の副走査方向に対する出力解像度の性能に応じて、前記解像度拡大手段における倍率nを設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 主走査方向及び副走査方向で規定される画像データを受信し、
この受信された単一頁の受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数と、この受信画像データの出力先となる被画像形成媒体の有効記録ライン数とを比較し、
この副走査方向の画像ライン数がこの有効ライン数より多く第1の閾値以下のとき、この単一頁の受信画像データから有効ライン数を越えた分の画像ラインを切り捨てる切り捨て、
この副走査方向の画像ライン数が前記第1の閾値より多く第2の閾値以下で、この受信画像データにおける副走査方向の受信解像度が第1解像度のとき、この単一頁の受信画像データにおける副走査方向の受信解像度を所定縮小率のn倍に拡大し、
この副走査方向の画像ライン数が前記第1の閾値より多く第2の閾値以下で、この受信画像データにおける副走査方向の受信解像度が前記第1解像度より高い第2解像度のとき、この受信画像データにおける副走査方向の画像ライン数がこの有効記録ライン数以下となるようにこの受信画像データから所定数の画像ラインを間引き、
この副走査方向の画像ライン数が前記第2の閾値より多いとき、この単一頁の受信画像 データを複数頁に分割し、
切り捨て処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第1の画像形成処理、解像度拡大後の受信画像データに基づく画像を前記受信解像度のn倍の解像度で前記被画像形成媒体に形成する第2の画像形成処理、間引き処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第3の画像形成処理、及び分割処理後の受信画像データに基づく画像を前記被画像形成媒体に形成する第4の画像形成処理の何れかを実行する、
ことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30626596A JP3737582B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP30626596A JP3737582B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH10150557A JPH10150557A (ja) | 1998-06-02 |
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-
1996
- 1996-11-18 JP JP30626596A patent/JP3737582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH10150557A (ja) | 1998-06-02 |
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