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JP3738906B2 - 磁気テープ装置及びそのアンスレッディング処理方法 - Google Patents
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JP3738906B2 - 磁気テープ装置及びそのアンスレッディング処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ等のデータを記録・再生する磁気テープカートリッジを用いる磁気テープ装置のアンスレディング処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、1/2インチ磁気テープカートリッジの外観を示す。図2は、そのテープカートリッジを用いた磁気テープ装置のスレッダアームとリーダーブロックとの関係を示す。図3は、磁気テープ装置の平面図である。
【0003】
データの読み込み又はデータの書き込みを行う場合、磁気テープ2の先端に接続されているリーダーブロック3をスレッダピン5へ結合させ、スレッダアーム6をTP−B(Tape Path-B)センサー11の位置へ移動し、カートリッジ1より磁気テープ2を引き出す。
【0004】
データの読み出し又は書き込みが完了したテープは、ファイルリールモータ8の巻き取り方向への回転によるクラッチギア7の回転と、マウントされたテープカートリッジのテープ引出口近くに設置されたTP−A(Tape Path-A)センサー9の方向へスレッダアーム6を移動することにより、磁気テープへ適度なテンションを保ちながらテープをカートリッジ内に巻き取り、リーダーブロックを搬送し、カートリッジへリーダーブロックをラッチさせ、巻き取りの完了となる。この処理をアンスレッディング処理と呼ぶ。
【0005】
巻き取りの完了は、TP−Aセンサー9によりスレッダアーム6の検出により、リーダーブロック3がカートリッジのリーダーブロック・ラッチ部4へラッチされたと判断し、処理の完了とする。テープカートリッジ1を磁気テープ装置より排出する場合、テープ2をカートリッジ1へ収納する必要があるため、アンスレッディング処理を行う。
【0006】
このように従来の磁気テープ装置のアンスレディング処理では、ラッチ力より若干強い力でリーダーブロックをスレッダアームにより搬送し、TP−Aセンサーでスレッダアームを検出後、一定時間押し込みを行うと、リーダーブロックがカートリッジに完全にラッチされたと判断していた。
【0007】
例えば、安定した動作が得られる磁気記録/再生装置におけるスレッディング機構が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−135003号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、何らかの原因で、カートリッジ側のリーダーブロック・ラッチ力が通常より重くなっていた場合、通常のリーダーブロック搬送力では、リーダーブロックをカートリッジ内へ押し込むことができない場合があった。この場合でもTP−Aセンサー9は、スレッダアーム6を検出してしまうため、正常にリーダーブロック3がカートリッジへ収納できたと判断していた。その理由は、カートリッジ側のラッチ力が、ラッチ・アンラッチを繰り返すと重くなる場合があることを想定していないからである。
【0010】
リーダーブロックをカートリッジ内に正しくラッチできない状態のまま、アンスレッディング処理の完了と判断した場合、リーダーブロックが正しくカートリッジ内に収納されないまま、装置外へ排出されてしまうことになり、次の装填時のテープ引き出し処理に重大な障害となる場合があった。
【0011】
そこで本発明は、1/2インチ磁気テープ装置のアンスレッディング処理において、リーダーブロックがカーリッジ内へ正しく収納(ラッチ)できたかどうかを判断する磁気テープ装置及びそのアンスレッディング処理方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明は、磁気テープを収納したテープカートリッジを用いて磁気記録再生を行う磁気テープ装置において、マウントされたテープカートリッジのテープ引出口近くに設置され、スレッダアームを検出するセンサーと、アンスレッディング処理により前記テープカートリッジに磁気テープ収納後、通常のリーダーブロック・ラッチ力より弱い駆動力でリーダーブロックの引き出し方向へスレッダアームを駆動する制御手段とを備え、この制御手段は、前記センサーでスレッダアームの非検出を確認した場合、通常のリーダーブロック押し込み力より強い力でリーダーブロックを搬送して、カートリッジへリーダーブロックの再押し込みを行うことを特徴とする。
【0013】
以上の構成によって、リーダーブロックが完全にカートリッジ内に収納できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1〜3を参照して、本発明の磁気テープ装置の基本動作を説明する。本発明の磁気テープ装置は、1/2インチ磁気テープカートリッジを用い、装置内部の制御部によって、磁気テープをカートリッジから引き出してマシンリールに固定するスレッディング処理及びその磁気テープをカートリッジへ収納するアンスレッディング処理等を行う。
【0016】
データの読み込み又はデータの書き込みを行う場合、磁気テープ2の先端に接続されているリーダーブロック3をスレッダピン5へ結合させ、スレッダアーム6をTP−B(Tape Path-B)センサー11の位置へ移動し、カートリッジ1より磁気テープ2を引き出す。
【0017】
データの読み出し又は書き込みが完了したテープは、ファイルリールモータ8の巻き取り方向への回転によるクラッチギア7の回転と、マウントされたテープカートリッジのテープ引出口近くに設置されたTP−A(Tape Path-A)センサー9の方向へスレッダアーム6を移動することにより、磁気テープへ適度なテンションを保ちながらテープをカートリッジ内に巻き取り、リーダーブロックを搬送し、カートリッジへリーダーブロックをラッチさせる。ここまでの処理は従来と同様である。なお、スレッディング処理及びアンスレッディング処理を行った場合は、その回数をカウントして、モーター等の駆動部の寿命を予測することができる。
【0018】
本発明では、TP−Aセンサー9でスレッダアーム6を検出しても、リーダーブロックが完全にカートリッジへラッチ完了とは判断せず、TP−Aセンサー9で検出後、一度、通常のカートリッジリーダーブロック・ラッチ力より弱い力でスレッダアーム6をTP−Bセンサー11方向へ一定時間搬送し、TP−Aセンサー9の変化を確認する。TP−Aセンサーの変化がなかった場合、通常の搬送力でリーダーブロックが押し込めていたと判断できる。
【0019】
しかし、TP−Aセンサー9でスレッダアーム6が非検出になった場合、つまり、通常より弱いスレッダアームの搬送力で、テープが再度引き出された場合、リーダーブロック3が完全にラッチされていなかったとして、スレッダアームの搬送力を強くして、再度TP−Aセンサー9方向へリーダーブロック3を移動し、カートリッジへ押し込むリトライを行う。
【0020】
次に図4のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明をする。アンスレッディング処理は、マシンリール12に巻きついている磁気テープをほぐし、スレッダアーム6をアーム走行路10に沿ってTP−Aセンサー9方向へ駆動(S11)、及びファイルモーターをテープ巻取り方向へ回転し(S12)、リーダーブロックの搬送により行う。この時の搬送力は、リーダーブロックを通常のリーダーブロック・ラッチ力に対して、押し込めるようなやや強い搬送力となる。
【0021】
スレッダアーム及びファイルモーター駆動後、TP−Bセンサー11でスレッダアーム6が非検出になることを監視する(S13)。もし、一定時間以上、TP−Bセンサーが非検出状態とならない場合は(S14)、スレッダアームの動作異常と判断し、アンスレッディング処理を異常終了する(S15)。
【0022】
TP−Bセンサーが非検出状態になった場合、つまり、スレッダアームの移動を検出できた後、次にTP−Aセンサーがスレッダアームを検出するのを待つ(S16)。一定時間、TP−Aセンサーでスレッダアームを検出できなかった場合(S17)、何らかの原因により途中でアームが停止したとして、アンスレッディング処理のエラーとする(S18)。
【0023】
TP−Aセンサーでスレッダアームを検出できた場合、その後、一定時間スレッダアームを駆動し続け、カートリッジのリーダーブロック・ラッチ部に完全にリーダーブロックがラッチできるよう、押し込みを行う(S19)。その後、スレッダアーム及びファイルモーターを停止する(S20)。ここまでの動作は、従来の制御と同じである。
【0024】
しかし、従来の制御の場合、カートリッジ側のリーダーブロック・ラッチ部の力が、何らかの原因により、通常より重くなっていた場合、リーダーブロックが完全にラッチされない状態となる。この場合でも、センサーの位置関係より、TP−Aセンサーではスレッダアームを検出してしまうため、アンスレッディングの完了、つまり、リーダーブロックがカートリッジへ完全にラッチされと判断され、リーダーブロックのラッチ不完全なカートリッジが装置外へ排出されてしまう。
【0025】
これを回避するため、本発明では、TP−Aセンサーによる検出(S16)、一定時間の押し込み処理後(S19)、スレッダアームを一旦、TP−Bセンサー方向へ一定時間搬送し、リーダーブロックの引き出しを行う(S21)。この時のスレッダアーム搬送力は、通常のリーダーブロック・ラッチ力より若干弱い駆動力にする。つまり、通常のスレッディング処理におけるリーダーブロック引き出し力より弱い力で、リーダーブロックを引き出すことになる。なぜ、通常より弱い力でリーダーブロックを引き出すかは、確実にラッチされているリーダーブロックは、この処理では引き出されることがないからである。このため、TP−Aセンサーでスレッダアームの非検出を確認した場合(S22)、リーダーブロックが引き出されてしまったことになり、確実にリーダーブロックがラッチされていなかったと判断ができる。
【0026】
TP−Aセンサーでスレッダアームが非検出となった場合は(S22)、さらに通常のリーダーブロック押し込み力より強い力でリーダーブロックの搬送を行い、カートリッジへリーダーブロックの再押し込みを行う(S23)。なぜ、通常の押し込む力より強い力で押し込むかは、ラッチ・アンラッチを繰り返したカートリッジのリーダーブロック・ラッチ力が、徐々に重くなることがあるからである。
【0027】
通常の押し込み力より強い力でリーダーブロックを搬送し、カートリッジにラッチさせた場合、スレッディングモーターに対する負荷が大きくなり、モーターの耐久性に大きな影響がでる。そこで、駆動力を大にしてリーダーブロックの搬送を行った場合、装置内部の不揮発性メモリ内にカウンタを設け、その回数をカウントし(S24)、そのカウンタを定期的に監視することにより、スレッディングモーターの寿命が把握できる。例えば、予め設定された値を超えたときオーバーホールを促す信号を出力する等により、未然に障害を防ぐことが可能となる。このリトライのカウントは、通常のスレッディング処理及びアンスレッディング処理のカウントとは別に行われる。
【0028】
ラッチ力の重いカートリッジと判断し、強い力でスレッダアームを駆動してリーダーブロックを搬送しても(S23)、TP−Aセンサーでスレッダアームを検出できなかった場合は(S25)、アンスレッディングの異常と判断する(S26)。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による第1の効果は、リーダーブロックが完全にカートリッジ内に収納できるため、デマウント失敗がなくなり、装置閉塞されることがない。その理由は、ラッチ力が通常より重いカートリッジでも、リーダーブロックを完全にカートリッジ内に収納でき、その後のカートリッジのデマウント時、リーダーブロックとスレッダピンの結合解除がスムーズに行うことができるからである。
【0030】
第2の効果は、集合型装置の場合、リーダーブロックが完全にラッチされていない状態のまま、他の装置へ装填されることがなくなる。これにより、装填時のリーダーブロックとスレッダピンの不完全な結合による装填障害が回避できる。その理由は、アンスレッディン処理で完全にリーダーブロックがカートリッジにラッチされるため、ラッチ不完全なカートリッジが他の装置に装填されることがないからである。
【0031】
第3の効果は、リーダーブロック格納制御において通常とは異なる制御を行った場合、モーターの耐久性を確認する手段を設けることにより、モーターの寿命到来による障害を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1/2インチ磁気テープカートリッジの外観斜視図である。
【図2】スレッダアームとリーダーブロックとの関係を示す説明図である。
【図3】磁気テープ装置の平面図である。
【図4】本発明の磁気テープ装置のアンスレッディング処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 カートリッジ
2 磁気テープ
3 リーダーブロック
4 リーダーブロック・ラッチ部
5 スレッダピン
6 スレッダアーム
7 クラッチギア
8 ファイルリールモータ
9 TP−Aセンサー
10 アーム走行路
11 TP−Bセンサー
12 マシンリール

Claims (6)

  1. 磁気テープを収納したテープカートリッジを用いて磁気記録再生を行う磁気テープ装置において、
    マウントされたテープカートリッジのテープ引出口近くに設置され、スレッダアームを検出するセンサーと、
    アンスレッディング処理により前記テープカートリッジに磁気テープ収納後、リーダーブロック・ラッチ力より弱い駆動力でリーダーブロックの引き出し方向へスレッダアームを駆動し、前記センサーでスレッダアームの検出を確認した場合にはアンスレッディング処理完了し、非検出を確認した場合には、アンスレッディング処理におけるリーダーブロックを押し込む力より強い力でリーダーブロックを搬送してカートリッジへリーダーブロックの再押し込みを行う制御手段とを備えることを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 前記再押し込みを行った結果さらに非検出と確認された場合に、
    前記制御手段は、アンスレッディングの異常と判断することを特徴とする請求項1記載の磁気テープ装置。
  3. アンスレッディング処理におけるリーダーブロックを押し込む力より強い力でリーダーブロックの搬送を行った場合、その回数をカウントするカウンタを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気テープ装置。
  4. 磁気テープを収納したテープカートリッジを用いて磁気記録再生を行う磁気テープ装置のアンスレッディング処理方法において、
    アンスレッディング処理により前記テープカートリッジに磁気テープ収納後、リーダーブロック・ラッチ力より弱い駆動力でリーダーブロックの引き出し方向へスレッダアームを駆動し、
    マウントされたテープカートリッジのテープ引出口近くに設置されたセンサーでスレッダアームの検出を確認した場合にはアンスレッディング処理完了し、非検出を確認した場合には、アンスレッディング処理におけるリーダーブロックを押し込む力より強い力でリーダーブロックを搬送してカートリッジへリーダーブロックの再押し込みを行うことを特徴とする磁気テープ装置のアンスレッディング処理方法。
  5. 前記再押し込みを行った結果さらに非検出と確認された場合に、アンスレッディングの異常と判断することを特徴とする請求項4記載の磁気テープ装置のアンスレッディング処理方法。
  6. アンスレッディング処理におけるリーダーブロックを押し込む力より強い力でリーダーブロックの搬送を行った場合、その回数をカウントすることを特徴とする請求項4又は5記載の磁気テープ装置のアンスレッディング処理方法。
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