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JP3739658B2 - 排水口用清掃具 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室や洗面台、流し台などの排水口を清掃するのに適した排水口用清掃具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室や洗面台、流し台などに設けられている排水口は、汚水やごみなどが流れるために非常に汚れ易く、開口の口縁部分や内周面、あるいは内部に形成された段部等にスラッジ状の滑り物質が付着したり、ごみが引っ掛かるなどして目詰まりし易い。特に浴室の排水口の場合は、上述した滑り物質が付着し易いだけでなく、通常は開口部が格子状のグレーティングで覆われているため、このグレーティングに毛髪などのごみが絡み付いて更に目詰まりし易くなる。このため、その清掃を行うに当たっては、開口の口縁部分や内周面、あるいは内部にある段部等に付着した上記滑り物質を除去するほかに、このグレーティングに絡み付いた毛髪などのごみも除去しなければならない。
【0003】
このような排水口の清掃には通常、スポンジやたわし、あるいは使い古しの歯ブラシ等が使用されているが、それぞれ一長一短があって、一つの用具によって上述したような開口の口縁部分や内周面、あるいは開口内の段部等に付着した上記滑り物質の除去と、グレーティングに絡み付いた毛髪などのごみの除去とを、全て効率良く確実に行うことは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、上述した従来の問題点に鑑み、排水口の口縁部分や内周面、あるいは開口内の段部等に付着した滑り物質の除去と、グレーティングに絡み付いた毛髪などのごみの除去とを、簡単かつ確実に行うことができる排水口用清掃具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明によれば、基端部を弾性連結部で相互に連結することによりピンセット式に開閉自在とした一対の挟持アームの先端部に、上方に向けて鉤形に折れ曲がった先端を有する刷毛台をそれぞれ形成し、これらの刷毛台に、汚れ落とし用の刷毛を、毛先面が該刷毛台の鉤形形状に沿って屈曲するように植設すると共に、これらの刷毛台の先端に、ごみを摘むための突起を形成したことを特徴とする排水口用清掃具が提供される。
【0006】
このような構成を有する本発明の清掃具は、上記刷毛により、排水口の口縁部分や内周面、あるいは開口内の段部等に付着した滑り物質を擦り落とし、グレーティングなどに絡み付いた毛髪などのごみは、上記突起で摘んで除去する。この場合、上記刷毛の毛先面が、鉤形をした刷毛台に沿って部分的に向きが異なっているため、これらの毛先面を使い分けることにより、互いに向きや角度等の異なる上記排水口の口縁部分や内周面あるいは孔内の段部等であっても、それらに付着した滑り物質を簡単且つ確実に除去することができる。
【0007】
本発明においては、上記刷毛の毛先面が、2つの挟持アームの軸線を含む平面と実質的に平行な平面内に位置する第1毛先面と、この第1毛先面と実質的に直交する第2毛先面とを有していることが望ましい。
これにより、上記第1毛先面で排水口の口縁部分や孔の内周面等を清掃し、第2毛先面で孔内の段部等を清掃することができる。
【0008】
本発明の好ましい実施態様においては、上記刷毛が、複数の繊維を束にした繊維束を刷毛台の外周面に複数列植設することにより形成されていて、挟持アームを閉じたときに刷毛同士がぶつからないように内側列の繊維束は真っ直ぐ植設され、外側列の繊維束が外側に向けて傾斜するように植設されている。
【0009】
本発明の他の具体的な実施態様によれば、上記突起が刷毛台より細径をなしていて、該刷毛台の先端に上向きに設けられ、該突起の先端は内側に向けて傾斜している。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る排水口用清掃具の好ましい実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3に示す清掃具は、基端部を弾性連結部2で相互に連結することによりピンセット式に開閉自在とした一対の挟持アーム1,1を有している。これらの挟持アーム1,1の先端部には、互いに並行する向きに鉤形に折れ曲がった先端3aを有する刷毛台3がそれぞれ形成され、この刷毛台3に、汚れ落とし用の刷毛4が、該刷毛台3の鉤形形状に沿って部分的に向きの異なる毛先面5を有するように植設されると共に、ごみを摘むための突起6が形成されている。なお、この清掃具は、上記刷毛4を除いたその他の部分が合成樹脂により一体に成形されている。
【0011】
上記挟持アーム1,1は、強度を保つために図4に示すように断面L字形に形成されており、また、それらの先端の刷毛台3は、図5に示すように断面半円形に形成されていて、その平らな側面3bが互いに相対するようにアームの内側に向けられている。そして、この刷毛台3の屈曲する外周面に上記刷毛4が植設されている。このため刷毛4の毛先面5は、該刷毛台3の鉤形形状に沿った形に屈曲している。図示の例では毛先面5が、2つの挟持アーム1,1の軸線を含む平面と実質的に平行な平面内に位置する第1毛先面5aと、この第1毛先面5aと実質的に直交する第2毛先面5bとに分かれている。この場合、第1毛先面5aと第2毛先面5bとが連なる部分は角になっていても良いが、アールをつけたり直線的にカットすることによって角をなくしても良い。
【0012】
なお、上記刷毛4は、複数の繊維を束にした繊維束4aを刷毛台3の外周面に沿って2列に配置し、毛先面5が左右に広がるように相互間に角度を持たせて植設したものであるが、その際、両挟持アーム1,1を閉じたときに刷毛同士がぶつからないようにするため、図5に示すように、内側の列の繊維束4aは真下及び真正面方向に向けてほぼ真っ直ぐに植設し、外側の列の繊維束4aを外側に向けて傾けた状態に植設することが望ましい。しかしながら、刷毛4の形態はこのようなものに限定されない。
【0013】
また、上記突起6は、上記刷毛台3より細径をなしていて、該刷毛台3の先端の内側寄りの位置に、挟持アーム1の軸線とほぼ直交する方向に向けて延出するように形成され、該突起6の先端は、毛髪等を確実に掴めるように内側に向けてやや傾斜している。
【0014】
上記構成を有する排水口用清掃具で排水口を清掃するに当たっては、排水口の口縁部分や内周面、グレーティングなどに付着した滑り物質は、刷毛4の挟持アーム1,1と平行する第1毛先面5aで擦り落とし、開口内の段部の上面等に付着した滑り物質は、挟持アーム1,1の先端の前方を向く第2毛先面5bで擦り落とす。また、グレーティングなどに絡み付いた毛髪などのごみは、清掃具の向きを上下反転させ、刷毛台3,3の先端から突出する上記突起6,6により摘んで除去する。
【0015】
このように、清掃対象に応じて刷毛4の向きの異なる毛先面5a,5bを使い分けることにより、上記排水口の口縁部分や内周面あるいは孔内の段部等であっても、それらに付着した滑り物質を簡単且つ確実に除去することができ、また、清掃具の向きを変えて持ち変えるだけで、グレーティングに絡み付いた毛髪などのごみも簡単に除去することができる。
【0016】
【発明の効果】
このように本発明によれば、一つの清掃具で排水口の口縁部分や内周面、あるいは開口内の段部等に付着した滑り物質の除去と、グレーティングに絡み付いた毛髪などのごみの除去とを、簡単かつ確実に行うことができ、機能的で作業性に勝れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る清掃具の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図3におけるA−A線での断面図である。
【図5】図3におけるB−B線での断面図である。
【符号の説明】
1 挟持アーム
2 弾性連結部
3 刷毛台
3a 先端
4 刷毛
4a 繊維束
5 毛先面
5a 第1毛先面
5b 第2毛先面
6 突起

Claims (4)

  1. 基端部を弾性連結部で相互に連結することによりピンセット式に開閉自在とした一対の挟持アームの先端部に、上方に向けて鉤形に折れ曲がった先端を有する刷毛台をそれぞれ形成し、これらの刷毛台に、汚れ落とし用の刷毛を、毛先面が該刷毛台の鉤形形状に沿って屈曲するように植設すると共に、これらの刷毛台の先端に、ごみを摘むための突起を形成したことを特徴とする排水口用清掃具。
  2. 請求項に記載の清掃具において、上記刷毛の毛先面が、2つの挟持アームの軸線を含む平面と実質的に平行な平面内に位置する第1毛先面と、この第1毛先面と実質的に直交する第2毛先面とを有していることを特徴とするもの。
  3. 請求項1又は2に記載の清掃具において、上記刷毛が、複数の繊維を束にした繊維束を刷毛台の外周面に複数列植設することにより形成されていて、挟持アームを閉じたときに刷毛同士がぶつからないように内側列の繊維束は真っ直ぐ植設され、外側列の繊維束が外側に向けて傾斜した状態に植設されていることを特徴とするもの。
  4. 請求項1からまでの何れかに記載の清掃具において、上記突起が刷毛台より細径をなしていて、該刷毛台の先端に上向きに設けられ、該突起の先端は内側に向けて傾斜していることを特徴とするもの。
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