JP3743129B2 - 温度検出回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は低温度で特性が劣化するゴム製品や液晶の温度検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
低温度で特性が劣化するゴム製品や液晶において用いられている従来の温度検出回路は、図7に示されるように、コンパレータ1の非反転入力端子1aに対しては、直列接続された電流源2とダイオード3のような定電圧源3との直列体の接続点4が接続されると共に、コンパレータ1の反転入力端子1bには、定電流源5とツエナーダイオード6の直列体の接続点7が接続される。この場合、ダイオード3は順方向に接続されてカソードが接地されており、リニアな温度特性を持った温度検出素子として動作するようになっている。また、定電圧源6は、温度に対して電圧が変化しない温特0の基準電圧源として動作する。
【0003】
そして、コンパレータ1の入力端1aに接続されたダイオード3のアノード側の接続点4の電圧が温度変化に伴って変化するが、温度がTaより低いときには、コンパレータ1の出力Voutは、図8に示されるように、高レベルに維持される。つまり、温度がTaより低くなると、接続点4の電圧が接続点7の電圧より低くなり、コンパレータ1の出力Voutは、低レベルに維持される。このコンパレータ1の出力の変化から温度の変化を検出するように動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近の装置は、小型化を図るために種々の工夫をしているのが一般的である。このような観点から図7の回路を検討すると、温度を検出するために絶対的に必要な温度検出素子と基準電圧に対する変化を検出するために必要なコンパレータの他に、温度特性”0”の基準電圧源として定電圧源であるツエナーダイオードを他の部品で兼用できれば、部品点数を減らすことができ、低コスト化を図ることができる。
本発明の目的は、温度特性”0”の基準電圧源を用いる必要のない温度検出回路を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、入力端子間に一定の入力オフセットを有するコンパレータを使用すれば、従来のような温度特性”0”の基準電圧源を用いなくてもよい事実に鑑み、温度検出素子と並列に少なくとも3個の抵抗素子の直列体を接続し、一つの中間の抵抗素子の両端をコンパレータの入力端に接続したことを特徴とする温度検出回路が提供される。
【0006】
このように構成することによって、コンパレータの入力端に接続された抵抗素子がコンパレータに対して温特0のオフセット基準電圧源として作用し、従来よりも部品点数を従来よりも少なくすることができる。したがって、この温度検出回路が装置に実装されたときの実装面積を従来よりも低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による温度検出回路の一実施の形態を示しており、同図において、温度検出回路10は、正の電圧源と接地との間に、電流源11とダイオード12の直列体を有し、ダイオード12のカソードは接地されている。また、電流源11と温度検出用ダイオード12の接続点13と接地との間には、3個の抵抗14,15,16の直列体が接続されている。この状態は、抵抗14,15,16の直列体が温度検出用ダイオード12と並列に接続されていることを意味している。本来コンパレータやアンプは、入力オフセット電圧を零とするように設計されているが、本発明では、入力オフセット電圧をコンパレータ18に積極的に持たせることにより基準電圧源を削除することを可能にしている。
【0008】
上述した3個の直列接続された抵抗のうち中間の抵抗15の両端は、コンパレータ18の入力端18a,18bにそれぞれ接続されている。すなわち、非反転入力端子18aは抵抗14と15の接続点20に接続され、反転入力端子18bは抵抗15と16の接続点21に接続されている。
【0009】
このような構成にすれば、抵抗15による電圧降下がコンパレータ18の入力にオフセットを与えることになる。図2に示される特性は、接続点13,20,21の電圧−温度変化特性を特性a,b,cとしてそれぞれ示している。同図において、温度上昇とともに温度検出素子であるダイオード12のアノード側の接続点13の電位が低下するにしたがって、抵抗直列体の接続点20,21の電位も低下し、コンパレータ18が状態を変える温度Taにおける抵抗15の両端電圧、換言すれば、特性bとcの間の電位差がコンパレータ18に温度により変化する電位差として提供される。
【0010】
その結果、従来のように温特0の基準電圧が不要となり、部品点数を削減して装置に組み込んだときの温度検出回路の実装面積を小さくすることができる。実験によれば、図1に示される構成の温度検出回路は、従来の回路に比較して実装面積を3分の2ぐらいにできることが確認されている。
【0011】
図3は、本発明の他の実施の形態を示しており、温度検出用ダイオードと電流源の電源への接続を図1と逆にした場合であって、同じものは同符号で示してある。もちろん、ダイオードと並列接続される3個の抵抗の直列体の電源への接続も逆となり、ダイオードのアノードと一緒に正の電圧源に接続されている。このように構成しても図1と同様に動作し、同様の効果を生ずる。
【0012】
図4は、本発明のさらに他の実施の形態を示しており、図1に示される回路において、抵抗15の両端、すなわち抵抗直列体の接続点20,21にコンパレータ18に加えて、コンパレータ23,24の入力端を並列接続した場合である。この場合、各コンパレータ18,23,24のオフセット電圧はV1,V2,V3の異なった電圧にされている。このように構成すれば、各コンパレータ18,23,24が状態を変える温度Taは、異なったオフセット電圧に対応して図6のT1,T2,T3で示されるように変えられ、これによって、温度変化に伴うコンパレータ18,23,24の動作タイミングが異なり、複数の温度を検出することができるようになる。Vout1,Vout2,Vout3は、各コンパレータ18,23,24の出力である。なお、コンパレータの数は3個の限定されず、任意の数でも同様の動作を行わせることができる。
【0013】
図5は、本発明のさらに他の実施の形態を示しており、図1に示される回路において、抵抗14,15,16からなる直列体のうち、中間の抵抗15を、直列接続された抵抗15−1,15−2,15−3によって構成するとともに各抵抗15−1,15−2,15−3の両端に各コンパレータ18,23,24の入力端を接続するようにしたものである。図4との相違点は、各コンパレータ18,23,24の入力端が接続される抵抗が異なっているだけで、各コンパレータ26,27,28のオフセット電圧は、V1,V2,V3であり、温度検出動作は、
図4と同様である。
【0014】
また、上述した図4および図5の実施の形態において、各コンパレータにヒステリシス特性を付与しておくことによって温度検出付近での暴れ(発振)を防ぐことができる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による温度検出回路を用いれば、従来のように温特0の基準電圧が不要となり、部品点数を削減して装置に組み込んだときの温度検出回路の実相面積を小さくすることができる。このような構成の温度検出回路は、たとえば、0度以下の低温で特性が劣化するゴム製品あるいは液晶等の素子を低温時に強制的に暖める装置などに適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温度検出回路の一実施の形態を示す図である。
【図2】図1の動作を説明するための電圧−温度特性図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明のさらに他の実施の形態を示す図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を示す図である。
【図6】図5および図6の動作を説明するための特性図である。
【図7】従来の温度検出回路の一例を示す図である。
【図8】従来の温度検出回路の動作説明をするための特性図である。
【符号の説明】
1,18,23,24 コンパレータ、
1a,18a 非反転入力端子、
1b,18b 反転入力端子、
2,5,11 電流源、
3,12 ダイオード、
4,7,13,20,21 接続点、
6 定電圧源、
10 温度検出回路、
14,15,16,15−1〜15−3 抵抗。
Claims (5)
- 温度検出素子と並列に少なくとも3個以上の抵抗素子の直列体を接続し、少なくとも一つの中間の抵抗素子の両端をコンパレータの入力端に接続したことを特徴とする温度検出回路。
- 前記中間の抵抗素子は、一つであり、この中間の抵抗素子の両端にオフセット電圧が異なる複数のコンパレータの入力端が接続されていることを特徴とする請求項1記載の温度検出回路。
- 前記中間の抵抗素子は、複数の抵抗素子の直列体によって構成され、中間の各抵抗素子の両端には、オフセット電圧が異なるコンパレータの入力端がそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1記載の温度検出回路。
- 前記温度検出素子は、電流源と直列接続されていることを特徴等する請求項1〜3記載の温度検出回路。
- 前記温度検出素子は、ダイオードであることを特徴とする請求項1〜4記載の温度検出回路。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP18912697A JP3743129B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 温度検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP18912697A JP3743129B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 温度検出回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH1123376A JPH1123376A (ja) | 1999-01-29 |
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| JP18912697A Expired - Fee Related JP3743129B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 温度検出回路 |
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Families Citing this family (1)
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|---|---|---|---|---|
| KR102025722B1 (ko) | 2012-05-02 | 2019-09-26 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 온도 센서 회로, 및 온도 센서 회로를 사용한 반도체 장치 |
-
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- 1997-06-30 JP JP18912697A patent/JP3743129B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH1123376A (ja) | 1999-01-29 |
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