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JP3743391B2 - 給湯装置 - Google Patents
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JP3743391B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭におけるキッチンシステムへ組み込んで使用するビルトインタイプの給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の給湯装置を電気湯沸かし器で説明する。従来の電気湯沸かし器では、図6に示すように、水を入れる容器41と、水を加熱する加熱手段42と、容器41内の湯を本体上部に導水する湯パイプ43と、容器41内の湯を湯パイプ43に汲み出すポンプ44と、容器41内の湯温を検知する温度検知手段45と、容器41内の湯の状態を示す表示手段46と、温度検知手段45の検知温度に従って、加熱手段42を制御する制御装置47とを備えていた。また、制御装置47は、クエン酸液を用いて、容器41内に付着した水垢を取り除く洗浄シーケンスを設けていた。
【0003】
このクエン酸を用いた洗浄シーケンスは、使用者が、容器41内への水の給水と、クエン酸液投入を行い、動作をスタートさせるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、洗浄シーケンスをスタートする前にあらかじめ容器内に満水まで水を給水する必要があった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、給水弁を駆動して、自動で加熱容器内に水を給水することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために本発明は、水道管から加熱容器へ給水する給水道を設け、加熱容器の洗浄シーケンス動作時には、加熱容器への水の給水と排水を自動化して利用者の煩わしい操作を軽減したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、水を加熱する加熱手段を有する加熱容器と、前記加熱容器への給水を制御する給水弁と、前記加熱容器内の水を湯パイプから吐出するポンプと、前記加熱容器の貯湯量を検知する貯湯量検知手段と、前記加熱容器を洗浄する洗浄シーケンスを行う制御手段とを備え、前記洗浄シーケンスは、前記加熱容器内の水を前記湯パイプから吐出する手動排湯工程1、前記手動排湯工程1終了後前記湯パイプから洗剤液を投入する洗剤液投入工程、前記加熱容器内への給水後加熱温調して前記加熱容器内を洗剤液で洗浄する洗剤液洗浄工程及び前記洗剤液混入の湯を手動操作にて前記湯パイプから吐出する手動排湯工程2とを有し、前記手動排湯工程2終了後、前記給水弁の駆動による前記加熱容器への自動給水と前記ポンプの駆動による前記加熱容器から前記湯パイプへの自動排水を行う自動すすぎ工程を含んでなる給湯装置とする。
【0008】
この構成によれば、クエン酸等の洗剤を投入して洗浄する洗浄シーケンスにおいて給水弁の駆動による加熱容器内への水の給水とポンプの駆動による加熱容器内の水の吐出とを自動で行うことで、使用者の煩わしい給水作業や吐出作業を軽減することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の構成において、手動排湯工程1は、加熱容器内の水温を検知する温度検知手段の検知温度が所定温度より高い場合、あるいは前記洗浄シーケンス開始後加熱手段による加熱を停止または加熱出力を低下させかつ前記洗浄シーケンス開始後所定時間以内の場合には、ポンプの自動駆動を禁止し手動で前記ポンプを駆動して前記加熱容器内の水を湯パイプから吐出するようにしてなることにより、クエン酸による洗浄シーケンスにおいて、温度検知手段の検知温度が所定温度より高い場合や、洗浄シーケンス開始後加熱手段による加熱動作を停止または加熱出力を低下させてから所定時間以内の場合、即ち、加熱容器内の温度が高いと思われる場合に、湯の自動吐出を防ぐことができる。急ぐ場合には、加熱容器内の湯を手動操作で吐出させることにより、不用意に湯が自動吐出するのを防止することができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、特に、請求項1または2に記載の構成において、自動すすぎ工程は、手動排湯工程終了後加熱容器への自動給水と加熱容器から湯パイプヘの自動排水を2回以上行うようにしてなることにより、加熱容器内からのお湯にクエン酸等の洗浄剤のにおいが残りにくくすることができる。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成とするとともに、 剤液投入工程は、貯湯量検知手段の検知が所定量増加したことを検知すると洗剤液投入が行われたと判断して、次の動作を行うことにより、クエン酸液等の洗浄液の投入が行なわれたと判断して、その後の洗浄シーケンスの自動動作を開始することができる。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の構成とするとともに、洗剤液投入工程は、貯湯量検知手段の検知が所定時間経過しても所定量増加しない場合には、報知を行うことにより、使用者にクエン酸液等の洗剤液の投入を促すことができる。また、洗剤液の投入忘れも防ぐことができる。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項15のいずれか1項に記載の構成とするとともに、洗浄シーケンスをキャンセルして、前記洗浄シーケンスに移行する前の動作に復帰することができるキャンセル手段と、洗剤液投入工程にある旨を表示する表示手段とを有し、前記表示手段による前記洗剤液投入工程にある旨の表示がなされている場合には、洗浄シーケンスをキャンセルすることができないようにしてなることにより、クエン酸液等の洗剤液を投入してしまった恐れがある水の利用を止めることができる。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の構成とするとともに、手動排湯工程1は、洗浄シーケンスに移行して、加熱容器内に残っている水を湯パイプから吐出している時に、貯湯量検知手段が所定量以上の水量を検知している場合には、前記洗浄シーケンスをキャンセルして、前記洗浄シーケンスに移行する前の動作に復帰することができるが、前記貯湯量検知手段が所定量未満の水量を検知している場合には、洗浄シーケンスをキャンセルすることができないようにしてなることにより、クエン酸液等の洗浄液を投入してしまった恐れがある水の利用を止めることができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1〜図5を基に説明する。図1において、1は水道管で、2は分岐栓で、3は止水栓である。4はキッチンユニット5内部に収められた給湯装置の加熱ユニットで、内部に水を入れる加熱容器6がある。
【0016】
水道管1から分岐栓2により分岐した接続管7は、給水弁8を介して浄水カートリッジ9の入り口に取り付けられている。浄水カートリッジ9の出口には、切替弁10が接続されている。切替弁10の一方(切替弁が駆動している時)は、加熱容器6の上部に接続されている。加熱容器6の底部には水を加熱する主ヒータ11と、加熱した水を保温する補助ヒータ12と、加熱容器6内の水温を検出するサーミスタ13とが取り付けられている。
【0017】
また、加熱容器6内の湯の出口下部には、内部の湯をキッチンユニット5上部に吐出させるポンプ14が取り付けられている。さらに、加熱容器6内には、貯湯量を検知するための水位電極15が取り付けられている。この水位電極15は、加熱容器6内から取り出せる貯湯量に応じて、0.1と0.3、0.6、0.9、1.2リットルが検知できるように取り付けられている。
【0018】
なお、ポンプ14から加熱容器6内へのパイプは、少し加熱容器6内の底面から突き出していて、ポンプ14を駆動継続しても、加熱容器6内に0.3リットル残る構成となっている。この構成により、給水した温度の低い水は、加熱容器6内の底面に留まり、ポンプ14を駆動しても外部に吐出しない構成となっている。16は、加熱容器6内への給水した水を貯めて、ゆっくりと加熱容器6内へ水を補充する給水バッファである。この給水バッファ16により、給水を行っても、加熱容器6内の湯温度をあまり低下させない構成になっている。
【0019】
17はキッチンユニット5の上部に設けられた水栓で、加熱容器6内の湯を導水する湯パイプ18と、切替弁10により分岐したもう一方(切替弁が停止している時)の水パイプ19と、加熱容器6上部に連通した蒸気パイプ20とを収納している。そしてこれらの各パイプ18〜20および水道栓1aは、キッチンシンク5aに臨んで位置している。21は表示操作部で、水栓17上部の外面に設けられている。23はサーミスタ13及び水位電極15、表示操作部21の入力に基づき、給水弁8及び切替弁10、主ヒータ11、補助ヒータ12、ポンプ14、表示操作部21を制御するマイクロコンピュータを含む制御手段である。
【0020】
図2は本実施例の表示操作部21を示していて、図3は本実施例の表示操作部21とポンプ14とを含む一部の電気回路図を示している。
【0021】
浄水ボタンスイッチ21aを押すと給水弁8が駆動する。給水弁8が駆動すると、水道管1からの水は、浄水カートリッジ9を通過して、切替弁10が停止となっているので水パイプ19を通過して出水する。もう一度、浄水ボタンスイッチ21aを押すと、給水弁8が停止して、水パイプ19からの出水は止まる。
【0022】
ロック解除ボタンスイッチ21bを押すと、ロック解除LED21eが点灯するとともに半導体スイッチ23bが駆動して出湯可能状態になる。ロック解除ボタンスイッチ21bを押してから10秒以内に出湯ボタンスイッチ21cを押し続けると、出湯ボタンスイッチ21cを押している間のみ、ポンプ14が駆動して、加熱容器6内の水を湯パイプ18から吐出する。
【0023】
また、出湯ボタンスイッチ21cは、マイクロスイッチとなっていて、ポンプ14駆動用の電流が流せる仕様となっている。押し続けている出湯ボタンスイッチ21cから手を離すと、ポンプ14が停止して湯バイプ18からの出湯は止まる。10秒後に、ロック解除LED21cが消灯して、出湯不可能状態となる。また、湯量1LED21f、湯量2LED21g、湯量3LED21hは、水位電極15の検知に応じて変化する。
【0024】
洗浄スイッチ21dは、状態をキープするプッシュスイッチで、クエン酸による専用の洗浄シーケンスを動かすスイッチとなっている。クエン酸による専用の洗浄シーケンスは、後で詳しく説明する。洗浄スイッチ21dをオンに切り替えるとポンプ14は、半導体スイッチ23bのみの駆動で動作させることができる。
【0025】
また、ポンプ14が駆動すると加熱容器内の水を吐出するので、通常の状態では、出湯ボタンスイッチ21cを押している状態のみ、出湯が行われるようになっていて、半導体スイッチ23bが壊れてショート状態になっても出湯ボタンスイッチ21cが押されないと吐出しない構成となっている。そのため、この構成では、マイクロコンピュータ23aのみでポンプ14の駆動ができないので、洗浄スイッチ21dをキープするプッシュスイッチを備えている。クエン酸による専用の洗浄シーケンスを動作させているときだけ、マイクロコンピュータ23aのみでポンプ14の駆動が可能となっている。すなわち、自動吐出が可能となる。
【0026】
上記した実施例における動作について、図1〜図3を参照しながら説明する。電源をオンすると、切替弁10と給水弁8とを駆動する。駆動後、水は、水道管1から浄水カートリッジ9を通過した後、切替弁10によって加熱容器6内に給水していく。水位電極15の検知量が0.3リットルに達すると、給水弁8と切替弁10を停止して加熱容器6内への給水は止まる。その後、主ヒータ11と補助ヒータ12を駆動して、加熱容器6内の水を加熱する。
【0027】
なお、この状態では、加熱容器6内の湯温が低くなっており、湯量1LED21fが点滅表示をしていて、利用者に出湯禁止状態であることを示している。また、この状態では、ロック解除ボタンスイッチ21bを押しても出湯可能状態にはならない。その後、サーミスタ13の検知温度が95℃以上に達すると、再度、切替弁10と給水弁8とを5秒間駆動して、加熱容器6内に少量の水を給水する。ここから、湯量1LED21fが点灯表示に切り変わる。また、ロック解除ボタンスイッチ21bを押すと、出湯可能状態になる。その後、給水動作によって、サーミスタ13の検知温度が少し下がり、その後サーミスタ13の検知温度が93℃以上に達すると、再度、切替弁10と給水弁8を5秒間駆動して、加熱容器6内に少量の水を給水する。水位電極15の検知量が1.2リットル以上になるまでこれらの動作を繰り返す。この動作を給水湯沸かし動作と呼ぶ。その後、水位電極15の検知量が1.2リットル以上を検知すると、主ヒータ11と補助ヒータ12を停止する。
【0028】
また、サーミスタ13の検知温度が92℃未満となると、補助ヒータ12を駆動して加熱容器6内のお湯を高温保温するようになっている。この動作を保温動作と呼ぶ。
【0029】
クエン酸による専用の洗浄シーケンスの動作について、図4と図5を参照しながら説明する。ここで、洗浄スイッチ21dをオンに切り替えると、図4(a)に示す手動排湯工程1に移行する。湯量1LED21fと湯量2LED21g、湯量3LED21h、クエン酸洗浄LED21iが点滅表示に切り替わり、使用者は、クエン酸による専用の洗浄シーケンスに移行したこと確認する。
【0030】
また、湯量1LED21fと湯量2LED21g、湯量3LED21hの点滅表示となっているので使用者は、ロック解除ボタンスイッチ21bを押して出湯可能状態にしてから出湯ボタンスイッチ21cを押して、加熱容器6内に残っている湯を手動操作にて吐出する。
【0031】
また、洗浄スイッチ21dをオンに切り替えられているが、ロック解除ボタンスイッチ21bを押しても、ロック解除LED21eのみ点灯して、半導体スイッチ23bは駆動しない。出湯ボタンスイッチ21cが押されると半導体スイッチ23bが駆動して、ポンプ14も駆動する構成となっている。加熱容器6内の湯温度が高いので、このような手動吐出の操作で吐出するようにしている。
【0032】
さらに、水位電極15の検知量が0.1リットルを検知すると次のクエン酸液投入工程に移行する。なお、水位電極15の検知量が0.1リットルを検知するまでに洗浄スイッチ21dをオフに切り替えると先ほどの保温動作や給水湯沸かし動作に復帰するが、水位電極15の検知量が0.1リットルを検知してからは、洗浄スイッチ21dをオフに切り替えても先ほどの保温動作や給水湯沸かし動作には復帰しない。
【0033】
なお、その状態では、ブザー報知を継続して、洗浄スイッチ21dをオン状態に切り替えるように使用者に知らせる。これは、クエン酸液を投入してしまった可能性があり、そのまま保温動作や給水湯沸かし動作に復帰すると、そのクエン酸液入りのお湯を利用してしまう恐れがあるために復帰できないようにしている。
【0034】
次に、図4(b)のクエン酸液投入工程に移行する。湯量3LED21hが消灯となり、湯量1LED21fと湯量2LED21g、クエン酸洗浄LED21iが点滅表示を継続している。そこで、使用者は、湯パイプ18の出湯口よりクエン酸液を投入する。水位電極15の検知量が0.6リットルを検知すると次のクエン酸洗浄工程に移行する。
【0035】
なお、この水位電極15の検知量が5分経過しても0.6リットルを検知しない場合には、使用者にブザーにて報知を行う。さらに、10分経過しても0.6リットルを検知しない場合にも次のクエン酸洗浄工程に移行する。
【0036】
次に、図4(c)のクエン酸洗浄工程に移行する。すると、湯量1LED21fと湯量2LED21gが点灯表示に切り替わり、クエン酸洗浄LED21iが点滅表示を継続している。切替弁10と給水弁8とを駆動して水位電極15の検知量が1.2リットルを検知するまで加熱容器6内への給水を行う。その後、主ヒータ11と補助ヒータ12を駆動して、加熱容器6内の水を加熱する。サーミスタ13の検知温度が95℃を検知すると、主ヒータ11を停止しする。その後1時間は、補助ヒータ12の温調動作を行い、その後手動排湯工程2に移行する。補助ヒータ12の温調動作は、サーミスタ13の検知温度が95℃未満を検知すると補助ヒータ12を駆動して95℃以上を検知すると補助ヒータ12を停止する動作のことである。この補助ヒータ12の温調動作により加熱容器6内でクエン酸液の対流を起こし、加熱容器6内に付着したカルシウムや金属イオン等を取り除くことができる。
【0037】
次に、図5(a)の手動排湯工程2に移行する。すると、残量2LED21gを消灯して、残量1LED21fを点滅表示に切り替える。クエン酸洗浄LED21iは点滅を継続している。加熱容器6内に残っているクエン酸混入の湯を手動にて吐出する。同じく、洗浄スイッチ21dをオンに切り替えられているが、ロック解除ボタンスイッチ21bを押しても、ロック解除LED21eのみ点灯して、半導体スイッチ23bは駆動しない。出湯ボタンスイッチ21cが押されると半導体スイッチ23bが駆動して、ポンプ14も駆動する構成となっている。加熱容器6内の湯温度が高いので、このような手動吐出の操作で吐出するようにしている。さらに、水位電極15の検知量が0.1リットルを検知すると次の自動すすぎ工程に移行する。
【0038】
次に、図5(b)の自動すすぎ工程に移行する。残量1LED21fが点灯表示に切り替わり、クエン酸洗浄LED21iは点滅を継続している。切替弁10と給水弁8とを駆動して水位電極15の検知量が1.2リットルを検知するまで加熱容器6内への給水を行う。その後、ロック解除LED21fを点灯を行い、半導体スイッチ23bを駆動して、自動にて、ポンプ14を駆動する。水位電極15の検知量が0.1リットルを検知すると再度、切替弁10と給水弁8とを駆動して水位電極15の検知量が1.2リットルを検知するまで加熱容器6内への給水を行う。これらの給水と吐出を4回繰り返し、加熱容器6内に残ったクエン酸液を薄める。これは、ポンプ14を駆動しても加熱容器6内には、0.3リットルの湯が残る構成となっていて、1.2リットルの水の給水と1.2リットルの水の排水を4回行うことで、約0.16%(=0.3/(1.2+0.3)×0.3/(1.2+0.3)×0.3/(1.2+0.3)×0.3/(1.2+0.3)×100)まで薄めることができ、臭いも残らない。その後、切替弁10と給水弁8を駆動して水位電極15の検知量が0.6リットルを検知するまで給水を行いその後、主ヒータ11と補助ヒータ12を駆動して、加熱容器6内の水を加熱する。サーミスタ13の検知温度が91℃より高くなると、終了工程に移行する。
【0039】
最後に、図5(c)に示す終了工程に移行する。ブザー報知とクエン酸洗浄LED21iのみの遅い点滅表示に切り替わり、クエン酸による専用の洗浄シーケンスの終了を知らせる。使用者は、洗浄スイッチ21dをオフ側に切り替えることで、洗浄シーケンスを終了する。
【0040】
以上のように、加熱容器6を洗浄する洗浄シーケンスを実行する制御手段23を有し、その洗浄シーケンスは水位電極15(貯湯量検知手段)の検知結果に基づき給水弁8とポンプ14を自動駆動して加熱容器6内を洗浄する工程を含んでなることにより、クエン酸等の洗剤を投入して洗浄する洗浄シーケンスにおいて給水弁8の駆動による加熱容器6内への水の給水とポンプ14の駆動による加熱容器6内の水の吐出とを自動で行うことで、使用者の煩わしい給水作業や吐出作業を軽減することができる。
【0041】
また、本実施例では、手動排湯条件をサーミスタ13の検知温度を監視しているわけではないがクエン酸洗浄移行時と、クエン酸洗浄工程終了後のようにあらかじめ加熱容器6内の湯温度が高いと判断(推定)できる時としているので、高温の湯が不用意に吐出される恐れが少ない。さらに、洗浄シーケンスがサーミスタ13の検知温度が所定温度(例えば60℃)以上の場合は、手動排湯するようにすれば、即ち、ポンプ14の自動駆動を禁止し手動でポンプ14を駆動して加熱容器6内の水を吐出する工程を含むようにすれば、同様に高温の湯の自動吐出を防ぐことができるとともに、水が低い温度になれば自動吐出することができる。急ぐ場合には、加熱容器6内の湯を手動操作で吐出させることにより、不用意に湯が自動吐出するのを防止することができるものである。
【0042】
なお、洗浄シーケンス開始後、主ヒータ11(加熱手段)及び補助ヒータ12(加熱手段)による加熱を停止するまたは加熱出力を低下させる(例えば補助ヒータ12のみ動作させ)場合には、徐々に温度が低下するので、洗浄シーケンス開始後所定時間以内であれば、加熱容器6内の湯を手動操作で吐出させるようにすればよい。
【0043】
また、洗浄シーケンスは、加熱容器6内の水を吐出する工程終了後クエン酸液(洗浄液)を投入する工程及びその洗浄液を吐出する工程とを有し、洗剤液を吐出する工程終了後加熱容器6への自動給水と自動排水を2回以上行うすすぎ工程を設けたことにより、加熱容器6内からのお湯にクエン酸等の洗浄剤のにおいが残りにくくすることができる。
【0044】
洗浄液を投入する工程において、水位電極15(貯湯量検知手段)の検知が所定量増加したことを検知すると洗浄液投入が完了したと判断して、次の動作を行うクエン酸による洗浄シーケンスのクエン酸液投入待ち時に、加熱容器6内の貯湯量の増加を検知することにより、クエン酸液等の洗浄液の投入が行なわれたと判断して、その後の洗浄シーケンスの自動動作を開始することができる。
【0045】
また、洗浄シーケンスは、洗浄液を投入する工程において、水位電極15(貯湯量検知手段)の検知水量が所定時間経過しても所定量増加しない場合には、報知を行うことにより、使用者にクエン酸液等の洗剤液の投入を促すことができる。また、洗剤液の投入忘れも防ぐことができる。
【0046】
また、洗浄シーケンスをキャンセルして、洗浄シーケンスに移行する前の動作に復帰することができる洗浄スイッチ21d(キャンセル手段)と、洗浄液を投入する工程にある旨を表示するクエン酸洗浄LED21i(表示手段)とを有し、クエン酸洗浄LED21iによる洗浄液を投入する工程にある旨の表示がなされている場合には、洗浄シーケンスをキャンセルすることができないようにしてなることにより、クエン酸液が投入してしまった恐れがある水の利用を止めることができる。
【0047】
また、洗浄シーケンスに移行して、加熱容器6内に残っている水を吐出している時に、水位検知手段15(貯湯量検知手段)が所定量以上の水量を検知している場合には、洗浄シーケンスをキャンセルして、洗浄シーケンスに移行する前の動作に復帰することができるが、水位検知手段15(貯湯量検知手段)が所定量未満の水量を検知している場合には、洗浄シーケンスをキャンセルすることができないようにしてなることにより、クエン酸液が投入してしまった恐れがある水の利用を止めることができる。
【0048】
また、手動排湯工程2終了後のすすぎ動作を4回にしているが、これは、吐出できない0.3リットルのクエン酸液を薄めるのに必要な回数なので、吐出できない水量に応じてこの回数を変更することができる。また、洗浄液投入待ち時間を5分と10分とに設定しているが、これらの数値に限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、クエン酸等の洗剤液を使用して、使用者の使い勝手の良い安全な洗浄を行える給湯装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における給湯装置の断面図
【図2】 本発明の実施例における給湯装置の表示操作部の平面図
【図3】 本発明の実施例における給湯装置のポンプ回りの電気回路図
【図4】 (a)本発明の実施例における給湯装置の洗浄シーケンス移行時の表示操作部の表示状態を示す図
(b)本発明の実施例における給湯装置のクエン酸液投入工程移行時の表示操作部の表示状態を示す図
(c)本発明の実施例における給湯装置のクエン酸液洗浄工程移行時の表示操作部の表示状態を示す図
【図5】 (a)本発明の実施例における給湯装置の手動排水工程移行時の表示操作部の表示状態を示す図
(b)本発明の実施例における給湯装置の自動すすぎ工程移行時の表示操作部の表示状態を示す図
(c)本発明の実施例における給湯装置の終了工程移行時の表示操作部の表示状態を示す図
【図6】 従来の電気湯沸かし器の水回路を示す要部断面図
【符号の説明】
1 水道管
4 加熱ユニット
6 加熱容器
8 給水弁
10 切替弁
11 主ヒータ
12 補助ヒータ
13 サーミスタ
14 ポンプ
15 水位電極
21 表示操作部
23 制御手段

Claims (7)

  1. 水を加熱する加熱手段を有する加熱容器と、前記加熱容器への給水を制御する給水弁と、前記加熱容器内の水を湯パイプから吐出するポンプと、前記加熱容器の貯湯量を検知する貯湯量検知手段と、前記加熱容器を洗浄する洗浄シーケンスを行う制御手段とを備え、前記洗浄シーケンスは、前記加熱容器内の水を前記湯パイプから吐出する手動排湯工程1、前記手動排湯工程1終了後前記湯パイプから洗剤液を投入する洗剤液投入工程、前記加熱容器内への給水後加熱温調して前記加熱容器内を洗剤液で洗浄する洗剤液洗浄工程及び前記洗剤液混入の湯を手動操作にて前記湯パイプから吐出する手動排湯工程2とを有し、前記手動排湯工程2終了後、前記給水弁の駆動による前記加熱容器への自動給水と前記ポンプの駆動による前記加熱容器から前記湯パイプへの自動排水を行う自動すすぎ工程を含んでなる給湯装置。
  2. 手動排湯工程1は、加熱容器内の水温を検知する温度検知手段の検知温度が所定温度より高い場合、あるいは前記洗浄シーケンス開始後加熱手段による加熱を停止または加熱出力を低下させかつ前記洗浄シーケンス開始後所定時間以内の場合には、ポンプの自動駆動を禁止し手動で前記ポンプを駆動して前記加熱容器内の水を湯パイプから吐出するようにしてなる請求項1記載の給湯装置。
  3. 自動すすぎ工程は、手動排湯工程終了後加熱容器への自動給水と前記加熱容器から湯パイプへの自動排水を2回以上行うようにしてなる請求項1または2に記載の給湯装置。
  4. 洗剤液投入工程は、貯湯量検知手段の検知が所定量増加したことを検知すると洗浄液投入が行われたと判断して、次の動作を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯装置。
  5. 洗剤液投入工程は、貯湯量検知手段の検知水量が所定時間経過しても所定量増加しない場合には、報知を行う請求項4に記載の給湯装置。
  6. 洗浄シーケンスをキャンセルして、前記洗浄シーケンスに移行する前の動作に復帰することができるキャンセル手段と、洗剤液投入工程にある旨を表示する表示手段とを有し、前記表示手段による前記洗剤液投入工程にある旨の表示がなされている場合には、前記洗浄シーケンスをキャンセルすることができないようにしてなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の給湯装置。
  7. 手動排湯工程1は、洗浄シーケンスに移行して、加熱容器内に残っている水を湯パイプから吐出している時に、貯湯量検知手段が所定量以上の水量を検知している場合には、前記洗浄シーケンスをキャンセルして、前記洗浄シーケンスに移行する前の動作に復帰することができるが、前記貯湯量検知手段が所定量未満の水量を検知している場合には、前記洗浄シーケンスをキャンセルすることができないようにしてなる請求項6に記載の給湯装置。
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