JP3745192B2 - 電気炊飯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0003】
本願発明は、電気炊飯器に関し、さらに詳しくは電気炊飯器における保温制御に関するものである。
【従来の技術】
【0004】
従来公知の電気炊飯器としては、飯器を取出自在に収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記飯器を加熱する加熱手段とを備えたものがあり、炊飯終了後においては、ご飯が腐敗しにくい温度である通常の保温設定温度Ts1(例えば、約72℃)で保温制御を行う通常保温制御と、通常保温設定温度Ts1より低く、ご飯が劣化しにくい温度である低温保温設定温度Ts2(例えば、60〜70℃)で保温制御を行う低温保温制御との二つの保温コースを選択できるようになっていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年家族がそろって食事ができず、特に、会社勤めのお父さんが他の家族の食事時間に間に合わないという問題がある。このような場合、家族の食事時間に合わせてご飯を炊くと、遅れて帰宅するお父さんの食事時間には、ご飯が上記した保温状態となっていて、炊きたてのご飯に比べて温度が低くなっているという不具合がある。
【0006】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、炊飯終了直後の食事時間に遅れた人であっても所定時間内であれば、炊きたてに近い状態のご飯を食することができるようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、飯器を取出自在に収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記飯器を加熱する加熱手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度に保持する通常保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より高い高温保温設定温度に保持する高温保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より低い低温保温設定温度に保持する低温保温制御手段とを備えた電気炊飯器において、前記高温保温制御手段による高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から高温保温制御を開始し、所定時間が経過した時点で高温保温制御を停止するとともに、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常の保温設定温度での通常保温制御に強制的に移行させるようにしている。
【0008】
上記のように構成したことにより、高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から所定時間が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度より高い保温設定温度での保温制御が行われることとなり、炊飯終了直後の食事時間に遅れた人であっても所定時間内であれば、炊きたてに近い状態のご飯を食することができるのである。なお、この高温保温制御の継続時間を所定時間としているので、高温保温によるご飯の劣化が進行してしまうということはない。また、高温保温制御終了後にはご飯が腐敗しにくい温度での通常保温制御に強制的に移行せしめられることとなり、高温保温制御の継続によるご飯の劣化を防止しつつ、高温保温制御後においては腐敗しにくい状態での保温を行うことができる。
【0009】
請求項2の発明では、上記課題を解決するための手段として、飯器を取出自在に収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記飯器を加熱する加熱手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度に保持する通常保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より高い高温保温設定温度に保持する高温保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より低い低温保温設定温度に保持する低温保温制御手段とを備えた電気炊飯器において、前記高温保温制御手段による高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から高温保温制御を開始し、所定時間が経過した時点で高温保温制御を停止するとともに、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常の保温設定温度より低い保温設定温度での低温保温制御に強制的に移行させるようにしている。
【0010】
上記のように構成したことにより、高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から所定時間が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度より高い保温設定温度での保温制御が行われることとなり、炊飯終了直後の食事時間に遅れた人であっても所定時間内であれば、炊きたてに近い状態のご飯を食することができるのである。なお、この高温保温制御の継続時間を所定時間としているので、高温保温によるご飯の劣化が進行してしまうということはない。また、高温保温制御終了後にはご飯が劣化しにくい温度での低温保温制御に強制的に移行せしめられることとなり、高温保温制御の継続によるご飯の劣化を防止しつつ、高温保温制御後においてはご飯の劣化を防止した状態での長時間保温が得られる。
【発明の実施の形態】
【0011】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0012】
第1の実施の形態
図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器が示されている。
【0013】
この電気炊飯器は、図1に示すように、外周面を構成する外ケース4と内周面を構成するとともに磁性体材料からなる飯器5を収納できるように構成された合成樹脂製の保護枠6とによって構成された炊飯器本体1と、該炊飯器本体1の蓋体2と、前記保護枠6の外周側に位置して前記飯器5を加熱する加熱手段として作用する電磁誘導コイル3とを備えて構成されている。
【0014】
前記外ケース4は、前記炊飯器本体1の側周面となる胴部4aと前記保護枠6の上端口縁との結合部となる肩部4bと、前記炊飯器本体1の底部となる底部4cとからなっており、本実施の形態においては、前記胴部4aと肩部4bとは、合成樹脂製の一体成形品により構成され、底部4cは別体構成とされている。なお、胴部4aと底部4cとを合成樹脂製の一体成形品により構成し、肩部4bを別体構成とする場合もある。
【0015】
前記外ケース4における胴部4aの前面側上部は、なだらかに傾斜されており、当該部位には、操作パネル部7が設けられている。
【0016】
前記保護枠6における底面および湾曲面の裏面には、環状の電磁誘導コイル3,3がそれぞれ配設されている。該電磁誘導コイル3,3は、前記保護枠6の底面の中央部下面において結合され且つ保護枠6に沿って放射状に延びるコイルダイ8と前記保護枠6との間に挟持された状態で位置決めされている。つまり、電磁誘導コイル3,3は、保護枠6の外周面形状に倣った形状とされているのである。符号9は飯器5の温度を検知して沸騰検知手段および沸騰維持検知手段として作用する温度センサー、10は保温用加熱源として作用する保温ヒータである。
【0017】
前記外ケース4における肩部4bの内周縁(換言すれば、炊飯器本体1の口縁)には、合成樹脂製の肩リング11が無理嵌めにより取り付けられており、該肩リング11の上面には、保温用加熱源として作用する肩ヒータ12を備えた金属製のヒータリング13が取り付けられている。該ヒータリング13の上面には、後述するように、蓋体2における真空二重構造体21の外周部が蓋体2の閉蓋時に圧接(換言すれば、熱伝導可能に接触)されることとなっている。
【0018】
つまり、本実施の形態においては、保温ヒータ10および肩ヒータ12が保温用加熱源を構成することとなっているのである。なお、肩ヒータ12に代えて蓋体2の下面に設けられる放熱板に付設される蓋ヒータを採用してもよく、その場合には、保温ヒータおよび蓋ヒータが保温用加熱源を構成することとなる。
【0019】
前記外ケース4の背面側と保護枠6の背面側との間に形成される後方空間部14の中央部には、飯器冷却用ファン15が配設されており、該飯器冷却用ファン15からの冷却風は、ダクト16を介して前記肩部4bと前記保護枠6の上端との間に形成された空気通路17に供給され、通気口18から飯器5と保護枠6との間に形成される隙間Sに供給されて飯器5の外周面を冷却することとなっている。この飯器5の冷却は、例えば炊き上げ完了から目標保温温度に移行するまでの間あるいは保温工程中において必要と判断される所定の時期に行われる。
【0020】
一方、前記蓋体2は、外ケース肩部4bの後方部位(即ち、操作パネル部7の反対側)に対してヒンジユニット19を介して開閉且つ着脱自在に枢支されており、上面を形成する合成樹脂製の蓋板20と、下面を形成する真空二重構造体21とからなっている。
【0021】
前記蓋板20の略中心部には、後述する調圧キャップ30が着脱自在に嵌挿される開口22が形成されており、該開口22の口縁には、外周に外ネジを有するネジ筒23が高周波溶着により一体的に取り付けられている。
【0022】
前記真空二重構造体21は、内周側および外周部を互いに接合されたドーナツ形状の上下2枚の金属板24,25の間に真空空間26を形成して構成されている。前記真空二重構造体21の内周側接合部21aは、シール部材27により被覆されていて、前記ネジ筒23の外周に嵌挿されることとなっている。前記真空二重構造体21を構成する下部金属板25の外周より位置には、強度を確保するとともに後述するシールパッキン36の取付部となる縦壁部25aが形成されている。
【0023】
そして、前記真空二重構造体21は、前記ネジ筒23を前記内周側接合部21aに嵌挿した状態でネジ筒23に内ネジを有するネジリング28を螺着して締め上げることにより取り付けられている。つまり、真空二重構造体21は、ネジリング28の螺着脱により上板20に対して着脱自在とされているのである。
【0024】
また、前記ネジ筒23内には、調圧筒29が着脱自在に取り付けられており、該調圧筒29の上方は、前記開口22に着脱自在に嵌挿された調圧キャップ30によって覆われている。符号31は調圧筒29への蒸気入口、32は調圧筒29からの蒸気出口、33は調圧キャップ30における蒸気排出口、34はボール弁、35は調圧筒29の外周に取り付けられたシールパッキンである。
【0025】
ところで、本実施の形態においては、前記真空二重構造体21は、熱伝導の悪い材料(例えば、ステンレス、チタン等)からなる上部金属板24と、熱伝導の良い材料(例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等)からなる下部金属板25とによって構成されている。従って、上下金属板24,25の接合手段としては、異種金属の接合が可能なロー付が採用される。
【0026】
前記下部金属板25の外周部は、前記蓋体2の閉止状態において前記炊飯器本体1の口縁(即ち、外ケース肩部4a)に設けられた肩ヒータ12(具体的には、ヒータリング13)に対して熱伝導可能に接触せしめられることとなっている。
【0027】
そして、前記下部金属板25の縦壁部25aには、前記蓋体2の閉蓋時に前記飯器5の開口部を密閉するシールパッキン36がパッキンリング37により取り付けられている。
【0028】
図1において、符号38は持ち運び用の把手、39は蓋体2の閉止状態を保持するロック機構、40は断熱材である。
【0029】
ところで、前記操作パネル部7には、図2に示すように、炊飯キー41、保温選択キー42、取消キー43、予約キー44、メニューキー45、再加熱キー46、時キー47、分キー48、炊飯表示灯49、保温表示灯50、予約表示灯51および液晶表示部52が設けられている。
【0030】
また、上記構成の電気炊飯器における電気的要素は、図3のブロック図に示すように結線されている。なお、既に説明した電気的要素については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0031】
図3において、符号53はマイクロコンピュータユニット(以下、マイコンと略称する)、54は商用交流電源、55は整流回路、56は同期トリガ回路、57はパルス幅変調回路、58はIGBTドライブ回路、59は電力フィードバック回路、60はパワートランジスタ、61は安定化電源、62は整流回路、63は降圧トランス、64はトライアック駆動電源回路、65はトライアックドライブ回路、66,67,68はトライアック、69は飯器冷却用ファン15のファンモータである。
【0032】
上記マイコン52は、炊飯終了後から所定時間t(例えば、3時間)が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度Ts1(例えば、約72℃)より高い保温設定温度Ts3(例えば、90℃)で保温制御を行う高温保温制御手段としての機能を有している。
【0033】
次に、上記構成の電気炊飯器における高温保温制御について、図4に示すフローチャートを参照して詳述する。
(I) 高温保温制御(図4のフローチャート参照)
炊飯が終了した後において、ステップS1において保温選択キー42により高温保温が選択されたか否かの判定がなされる。ここで肯定判定された場合には、図5に示すように、液晶表示部52に「高温保温」の表示がなされる。
【0034】
そして、ステップS2において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS3において前記飯器温度Tと高温保温設定温度Ts3(例えば、90℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts3と判定された場合には、ステップS4においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS5において保温ヒータ10がデューティ比=5/16で通電され、ステップS6において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電されるが、T>Ts3と判定された場合には、ステップS7においてワークコイル3が通電停止され、ステップS8において保温ヒータ10がデューティ比=3/16で通電され、ステップS9において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電される。つまり、飯器温度Tを高温保温設定温度Ts3に保持する高温保温制御が実行されるのである。
【0035】
上記高温保温制御が所定時間t(例えば、3時間)だけ継続したことがステップS10により確認されると、ステップS11に進み、ユーザの選択により後述する通常保温制御あるいは低温保温制御が開始される。なお、ステップS1において否定判定された場合には、ステップS11に直接進む。
【0036】
上記した保温制御における飯器温度Tの時間的変化は、図6に示す通りである。なお、従来の通常保温制御における飯器温度Tの時間的変化は、図7に示す通りである。
【0037】
上記したように、本実施の形態においては、炊飯終了後から所定時間t(例えば、3時間)が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度Ts1(例えば、72℃)より高い保温設定温度Ts3(例えば、90℃)での保温制御が行われることとなり、炊飯終了直後の食事時間に遅れた人であっても所定時間t内であれば、炊きたてに近い状態のご飯を食することができる。なお、この高温保温制御の継続時間を所定時間tとしているので、高温保温によるご飯の劣化が進行してしまうということはない。
(II) 通常保温制御(図8のフローチャート参照)
この時、液晶表示部52には、図3に示すように、「通常保温」が表示される。
【0038】
ステップS1において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS2において前記飯器温度Tと通常保温設定温度Ts1(例えば、72℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts1と判定された場合には、ステップS3においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS4において保温ヒータ10がデューティ比=4/16で通電され、ステップS5において肩ヒータ12がデューティ比=5/16で通電されるが、T>Ts1と判定された場合には、ステップS6においてワークコイル3が通電停止され、ステップS7において保温ヒータ10がデューティ比=2/16で通電され、ステップS8において肩ヒータ12がデューティ比=5/16で通電され、その後ステップS1へリターンされる。つまり、飯器温度Tを通常保温設定温度Ts1に保持する通常保温制御が実行されるのである。
(III) 低温保温制御(図9のフローチャート参照)
この時、液晶表示部52には、図10に示すように、「低温保温」が表示される。
【0039】
ステップS1において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS2において前記飯器温度Tと低温保温設定温度Ts2(例えば、65℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts2と判定された場合には、ステップS3においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS4において保温ヒータ10がデューティ比=4/16で通電され、ステップS5において肩ヒータ12がデューティ比=5/16で通電されるが、T>Ts2と判定された場合には、ステップS6においてワークコイル3が通電停止され、ステップS7において保温ヒータ10がデューティ比=2/16で通電され、ステップS8において肩ヒータ12がデューティ比=5/16で通電され、その後ステップS1へリターンされる。つまり、飯器温度Tを通常保温設定温度Ts 1 より低い保温設定温度Ts2に保持する低温保温制御が実行されるのである。
【0040】
第2の実施の形態
図10には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御のフローチャートが示されている。
【0041】
この場合、マイコン53は、炊飯終了後から所定時間t(例えば、3時間)が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度Ts1(例えば、約72℃)より高い保温設定温度Ts3(例えば、90℃)で保温制御を行う高温保温制御手段としての機能と、該高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常保温設定温度Ts1(例えば、72℃)での通常保温制御に強制的に移行させる手段としての機能とを有している。
【0042】
ついで、本実施の形態にかかる電気炊飯器にかかる高温保温制御について、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0043】
ステップS1において保温選択キー42により高温保温が選択されたか否かの判定がなされる。ここで肯定判定された場合には、ステップS2において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS3において前記飯器温度Tと高温保温設定温度Ts3(例えば、90℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts3と判定された場合には、ステップS4においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS5において保温ヒータ10がデューティ比=5/16で通電され、ステップS6において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電されるが、T>Ts3と判定された場合には、ステップS7においてワークコイル3が通電停止され、ステップS8において保温ヒータ10がデューティ比=3/16で通電され、ステップS9において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電される。つまり、飯器温度Tを高温保温設定温度Ts3に保持する高温保温制御が実行されるのである。
【0044】
上記高温保温制御が所定時間t(例えば、3時間)だけ継続したことがステップS10により確認されると、ステップS11に進み、前述した通常保温制御に強制的に移行される。なお、ステップS1において否定判定された場合には、ステップS12に進み、ユーザの選択により通常保温制御あるいは低温保温制御が開始される。
【0045】
上記したように、本実施の形態においては、高温保温制御終了後にはご飯が腐敗しにくい温度(例えば、72℃)での通常保温制御に強制的に移行せしめられることとなり、高温保温制御の継続によるご飯の劣化を防止しつつ、高温保温制御後においては腐敗しにくい状態での保温を行うことができる。
【0046】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0047】
第3の実施の形態
図11には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御のフローチャートが示されている。
【0048】
この場合、マイコン53は、炊飯終了後から所定時間t(例えば、3時間)が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度Ts1(例えば、約72℃)より高い保温設定温度Ts3(例えば、90℃)で保温制御を行う高温保温制御手段としての機能と、該高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常の保温設定温度Ts1より低い保温設定温度Ts2(例えば、65℃)での低温保温制御に強制的に移行させる手段としての機能とを有している。
【0049】
ついで、本実施の形態にかかる電気炊飯器にかかる高温保温制御について、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0050】
ステップS1において保温選択キー42により高温保温が選択されたか否かの判定がなされる。ここで肯定判定された場合には、ステップS2において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS3において前記飯器温度Tと高温保温設定温度Ts3(例えば、90℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts3と判定された場合には、ステップS4においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS5において保温ヒータ10がデューティ比=5/16で通電され、ステップS6において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電されるが、T>Ts3と判定された場合には、ステップS7においてワークコイル3が通電停止され、ステップS8において保温ヒータ10がデューティ比=3/16で通電され、ステップS9において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電される。つまり、飯器温度Tを高温保温設定温度Ts3に保持する高温保温制御が実行されるのである。
【0051】
上記高温保温制御が所定時間t(例えば、3時間)だけ継続したことがステップS10により確認されると、ステップS11に進み、前述した低温保温制御に強制的に移行される。なお、ステップS1において否定判定された場合には、ステップS12に進み、ユーザの選択により通常保温制御あるいは低温保温制御が開始される。
【0052】
上記したように、本実施の形態においては、高温保温制御終了後にはご飯が劣化しにくい温度(例えば、65℃)での低温保温制御に強制的に移行せしめられることとなり、高温保温制御の継続によるご飯の劣化を防止しつつ、高温保温制御後においてはご飯の劣化を防止した状態での長時間保温が得られる。
【0053】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0054】
第4の実施の形態(参考例1)
図12には、本願発明の第4の実施の形態(参考例1)にかかる電気炊飯器における高温保温制御のフローチャートが示されている。
【0055】
この場合、マイコン53は、炊飯終了後から所定時間t(例えば、3時間)が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度Ts1(例えば、約72℃)より高い保温設定温度Ts3(例えば、90℃)で保温制御を行う高温保温制御手段としての機能と、該高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には保温制御を強制的に停止する手段としての機能とを有している。
【0056】
ついで、本実施の形態にかかる電気炊飯器にかかる高温保温制御について、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
ステップS1において保温選択キー42により高温保温が選択されたか否かの判定がなされる。ここで肯定判定された場合には、ステップS2において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS3において前記飯器温度Tと高温保温設定温度Ts3(例えば、90℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts3と判定された場合には、ステップS4においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS5において保温ヒータ10がデューティ比=5/16で通電され、ステップS6において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電されるが、T>Ts3と判定された場合には、ステップS7においてワークコイル3が通電停止され、ステップS8において保温ヒータ10がデューティ比=3/16で通電され、ステップS9において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電される。つまり、飯器温度Tを高温保温設定温度Ts3に保持する高温保温制御が実行されるのである。
【0058】
上記高温保温制御が所定時間t(例えば、3時間)だけ継続したことがステップS10により確認されると、ステップS11に進み、保温制御が強制的に停止される(即ち、全ての加熱手段への通電が停止される)。なお、ステップS1において否定判定された場合には、ステップS12に進み、ユーザの選択により通常保温制御あるいは低温保温制御が開始される。
【0059】
上記したように、本実施の形態においては、高温保温制御終了後には強制的に保温制御が停止されることとなり、ご飯を飯器5から取り出しておけば、ご飯の劣化や腐敗の心配はない。なお、次に食するときには、電子レンジで暖めれば、美味しく食することができる。
【0060】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0061】
第5の実施の形態
図13には、本願発明の第5の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御のフローチャートが示されている。
【0062】
この場合、マイコン53は、炊飯終了後から所定時間t(例えば、3時間)が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度Ts1(例えば、約72℃)より高い保温設定温度Ts3(例えば、90℃)で保温制御を行う高温保温制御手段としての機能と、該高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常保温設定温度Ts1(例えば、72℃)での通常保温制御に強制的に移行させる手段としての機能とを有しており、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後に飯器温度Tが通常保温設定温度Ts1に降下するまで急冷させる(例えば、冷却ファン15を強制運転させる)制御を行うこととなっている。
【0063】
ついで、本実施の形態にかかる電気炊飯器にかかる高温保温制御について、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0064】
ステップS1において保温選択キー42により高温保温が選択されたか否かの判定がなされる。ここで肯定判定された場合には、ステップS2において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS3において前記飯器温度Tと高温保温設定温度Ts3(例えば、90℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts3と判定された場合には、ステップS4においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS5において保温ヒータ10がデューティ比=5/16で通電され、ステップS6において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電されるが、T>Ts3と判定された場合には、ステップS7においてワークコイル3が通電停止され、ステップS8において保温ヒータ10がデューティ比=3/16で通電され、ステップS9において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電される。つまり、飯器温度Tを高温保温設定温度Ts3に保持する高温保温制御が実行されるのである。
【0065】
上記高温保温制御が所定時間t(例えば、3時間)だけ継続したことがステップS10により確認されると、ステップS11に進み、冷却ファン15の運転が開始され、ステップS12においてワークコイル3への通電が停止され、ステップS13において保温ヒータ10への通電が停止され、ステップS14において肩ヒータ12にデューティ比=2/16で通電される。その後、ステップS15において飯器温度Tが通常保温設定温度Ts1(例えば、72℃)にまで降下したと確認されると、ステップS16において冷却ファン15の運転が停止され、ステップS17において通常保温制御に強制的に移行される。なお、ステップS1において否定判定された場合には、ステップS18に進み、ユーザの選択により通常保温制御あるいは低温保温制御が開始される。
【0066】
上記したように、本実施の形態においては、高温保温制御終了後にはご飯が腐敗しにくい温度(例えば、72℃)での通常保温制御に強制的に移行せしめられることとなり、高温保温制御の継続によるご飯の劣化を防止しつつ、高温保温制御後においては腐敗しにくい状態での保温を行うことができる。しかも、高温保温終了後には冷却ファン15の運転によりご飯が急冷されるため、冷却過程におけるご飯の劣化を防止することができる。
【0067】
なお、冷却ファン15を備えていない電気炊飯器の場合、ご飯を急冷させる手段として、電子部品等を冷却させるためのファンを用いてもよいことは勿論である。
【0068】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0069】
第6の実施の形態
図14には、本願発明の第6の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御のフローチャートが示されている。
【0070】
この場合、マイコン53は、炊飯終了後から所定時間t(例えば、3時間)が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度Ts1(例えば、約72℃)より高い保温設定温度Ts3(例えば、90℃)で保温制御を行う高温保温制御手段としての機能と、該高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常保温設定温度Ts1(例えば、72℃)より低い保温設定温度Ts2(例えば、65℃)での低温保温制御に強制的に移行させる手段としての機能とを有しており、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後に飯器温度Tが低温保温設定温度Ts2に降下するまで急冷させる(例えば、冷却ファン15を強制運転させる)制御を行うこととなっている。
【0071】
ついで、本実施の形態にかかる電気炊飯器にかかる高温保温制御について、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0072】
ステップS1において保温選択キー42により高温保温が選択されたか否かの判定がなされる。ここで肯定判定された場合には、ステップS2において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS3において前記飯器温度Tと高温保温設定温度Ts3(例えば、90℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts3と判定された場合には、ステップS4においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS5において保温ヒータ10がデューティ比=5/16で通電され、ステップS6において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電されるが、T>Ts3と判定された場合には、ステップS7においてワークコイル3が通電停止され、ステップS8において保温ヒータ10がデューティ比=3/16で通電され、ステップS9において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電される。つまり、飯器温度Tを高温保温設定温度Ts3に保持する高温保温制御が実行されるのである。
【0073】
上記高温保温制御が所定時間t(例えば、3時間)だけ継続したことがステップS10により確認されると、ステップS11に進み、冷却ファン15の運転が開始され、ステップS12においてワークコイル3への通電が停止され、ステップS13において保温ヒータ10への通電が停止され、ステップS14において肩ヒータ12にデューティ比=2/16で通電される。その後、ステップS15において飯器温度Tが低温保温設定温度Ts2にまで降下したと確認されると、ステップS16において冷却ファン15の運転が停止され、ステップS17において低温保温制御に強制的に移行される。なお、ステップS1において否定判定された場合には、ステップS18に進み、ユーザの選択により通常保温制御あるいは低温保温制御が開始される。
【0074】
上記したように、本実施の形態においては、高温保温制御終了後にはご飯が劣化しにくい温度(例えば、65℃)での低温保温制御に強制的に移行せしめられることとなり、高温保温制御の継続によるご飯の劣化を防止しつつ、高温保温制御後においてはご飯の劣化を防止した状態での長時間保温が得られる。しかも、高温保温終了後には冷却ファン15の運転によりご飯が急冷されるため、冷却過程におけるご飯の劣化を防止することができる。
【0075】
なお、冷却ファン15を備えていない電気炊飯器の場合、ご飯を急冷させる手段として、電子部品等を冷却させるためのファンを用いてもよいことは勿論である。
【0076】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0077】
第7の実施の形態(参考例2)
図15には、本願発明の第7の実施の形態(参考例2)にかかる電気炊飯器における高温保温制御のフローチャートが示されている。
【0078】
この場合、マイコン53は、炊飯終了後から所定時間t(例えば、3時間)が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度Ts1(例えば、約72℃)より高い保温設定温度Ts3(例えば、90℃)で保温制御を行う高温保温制御手段としての機能と、該高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には保温制御を強制的に停止する手段としての機能とを有しており、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後に飯器温度Tが所定温度Ts0(例えば、60℃)に降下するまで急冷させる(例えば、冷却ファン15を強制運転させる)制御を行うこととなっている。
【0079】
ついで、本実施の形態にかかる電気炊飯器にかかる高温保温制御について、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0080】
ステップS1において保温選択キー42により高温保温が選択されたか否かの判定がなされる。ここで肯定判定された場合には、ステップS2において温度センサー9により検出された飯器温度Tがマイコン53に入力され、ステップS3において前記飯器温度Tと高温保温設定温度Ts3(例えば、90℃)との比較がなされ、ここでT≦Ts3と判定された場合には、ステップS4においてワークコイル3が50%の出力でデューティ比=1/16で通電され、ステップS5において保温ヒータ10がデューティ比=5/16で通電され、ステップS6において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電されるが、T>Ts3と判定された場合には、ステップS7においてワークコイル3が通電停止され、ステップS8において保温ヒータ10がデューティ比=3/16で通電され、ステップS9において肩ヒータ12がデューティ比=6/16で通電される。つまり、飯器温度Tを高温保温設定温度Ts3に保持する高温保温制御が実行されるのである。
【0081】
上記高温保温制御が所定時間t(例えば、3時間)だけ継続したことがステップS10により確認されると、ステップS11に進み、冷却ファン15の運転が開始され、ステップS12においてワークコイル3への通電が停止され、ステップS13において保温ヒータ10への通電が停止され、ステップS14において肩ヒータ12にデューティ比=2/16で通電される。そして、ステップS15において飯器温度Tが所定温度Ts0(例えば、60℃)に降下したと確認されると、ステップS16において冷却ファン15の運転が停止され、ステップS17において保温制御が強制的に停止される(即ち、全ての加熱手段への通電が停止される)。なお、ステップS1において否定判定された場合には、ステップS18に進み、ユーザの選択により通常保温制御あるいは低温保温制御が開始される。
【0082】
上記したように、本実施の形態においては、高温保温制御終了後には強制的に保温制御が停止されることとなり、ご飯を飯器から取り出しておけば、ご飯の劣化や腐敗の心配はない。なお、次に食するときには、電子レンジで暖めれば、美味しく食することができる。しかも、高温保温終了後には冷却ファン15の運転によりご飯が急冷されるため、冷却過程におけるご飯の劣化を防止することができる。
【0083】
なお、冷却ファン15を備えていない電気炊飯器の場合、ご飯を急冷させる手段として、電子部品等を冷却させるためのファンを用いてもよいことは勿論である。
【0084】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0085】
第8の実施の形態
図16には、本願発明の第8の実施の形態にかかる電気炊飯器における操作パネル部が示され、図17には、本願発明の第8の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御のフローチャートが示されている。
【0086】
この場合、図16に示すように、操作パネル部7には、第1の実施の形態における各種キーに加えて、高温保温設定温度Ts3を選択するための温度選択キー71、高温保温制御を継続する高温保温時間tを選択するための時間選択キー72および確定キー73が設けられている。また、液晶表示部52には、前記温度選択キー71および時間選択キー72で選択された高温保温温度Ts3および高温保温時間tが表示されることとなっている。本実施の形態においては、温度選択キー71の操作により、高温保温温度Ts3が80℃、85℃および90℃の3種類に選択設定可能となっており、時間選択キー72の操作により、高温保温時間tが、2時間、3時間および4時間の3種類に選択設定可能となっている。なお、温度選択キー71および時間選択キー72が操作されなかった場合には、高温保温温度Ts3は予め設定されている90℃とされ、高温保温時間tは予め設定されている3時間とされる。
【0087】
次に、本実施の形態における高温保温温度Ts3および高温保温時間tの設定制御について図17に示すフローチャートを参照して説明する。
【0088】
ステップS1において温度選択キー71がON操作されたか否かの判定がなされ、ここで肯定判定された場合には、ステップS2において高温保温温度Ts3が80℃に設定されたか否かの判定がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステップS4において高温保温温度Ts3として80℃が液晶表示部52に表示されるが、否定判定された場合には、ステップS3において高温保温温度Ts3が85℃に設定されたか否かの判定がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステップS5において高温保温温度Ts3として85℃が液晶表示部52に表示されるが、否定判定された場合には、ステップS6において高温保温温度Ts3として90℃が液晶表示部52に表示される。
【0089】
ステップS4〜S6において各高温保温温度Ts3が表示されると、ステップS7〜S9において温度選択キー71が再度ON操作されたか否かの判定がなされる。ステップS7〜S9においてそれぞれ肯定判定された場合には、ステップS10〜S12において高温保温温度Ts3が85℃、90℃および80℃にそれぞれ設定され且つステップS13〜S15においてそれぞれの高温保温温度Ts3が液晶表示部52に表示される。該表示の後にステップS16に進み、確定キー73のON操作を待って高温保温温度Ts3の選択設定が確定される。なお、ステップS7〜S9において否定判定された場合には、直接ステップS16に進み、確定キー73のON操作を待って高温保温温度Ts3の選択設定が確定される。
【0090】
ステップS1において否定判定された場合と、ステップS16において確定キー73がON操作されたと判定された場合とには、ステップS17に進み、時間選択キー72がON操作されたか否かの判定がなされ、ここで肯定判定された場合には、ステップS18において高温保温時間tが2時間に設定されたか否かの判定がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステップS20において高温保温時間tとして2時間が液晶表示部52に表示されるが、否定判定された場合には、ステップS19において高温保温時間tが3時間に設定されたか否かの判定がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステップS21において高温保温時間tとして3時間が液晶表示部52に表示されるが、否定判定された場合には、ステップS22において高温保温時間tとして4時間が液晶表示部52に表示される。
【0091】
ステップS20〜S21において各高温保温時間tが表示されると、ステップS23〜S25において時間選択キー72が再度ON操作されたか否かの判定がなされる。ステップS23〜S25においてそれぞれ肯定判定された場合には、ステップS26〜S28において高温保温時間tが3時間、4時間および2時間にそれぞれ設定され且つステップS29〜S31においてそれぞれの高温保温時間tが液晶表示部52に表示される。該表示の後にステップS32に進み、確定キー73のON操作を待って高温保温時間tの選択設定が確定され、その後ステップS1へリターンする。なお、ステップS23〜S25において否定判定された場合には、直接ステップS32に進み、確定キー73のON操作を待って高温保温時間tの選択設定が確定される。なお、ステップS17において否定判定された場合にもステップS1へリターンする。
【0092】
上記したように、本実施の形態においては、高温保温温度Ts3および高温保温時間tをユーザの好みに合わせて選択設定できることとなり、ユーザの多様な要求に対応できるものとなる。なお、ご飯の劣化等を考慮して、高温保温温度Ts3および高温保温時間tについては最大値を予め決めておく必要がある。
【0093】
なお、電気炊飯器の構成および高温保温制御については、前述した第1〜第7の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0094】
上記各実施の形態においては、ワークコイルを用いた電磁誘導により飯器を加熱するタイプについて説明したが、本願発明は、熱良導体からなる熱盤内に電気発熱体を埋設してなる電気ヒータを加熱源とするものにも適用可能である。
【発明の効果】
【0095】
請求項1の発明によれば、飯器を取出自在に収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記飯器を加熱する加熱手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度に保持する通常保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より高い高温保温設定温度に保持する高温保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より低い低温保温設定温度に保持する低温保温制御手段とを備えた電気炊飯器において、前記高温保温制御手段による高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から高温保温制御を開始し、所定時間が経過した時点で高温保温制御を停止するようにして、高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から所定時間が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度より高い保温設定温度での保温制御を行うようにしたので、炊飯終了直後の食事時間に遅れた人であっても所定時間内であれば、炊きたてに近い状態のご飯を食することができることとなり、ユーザの多様な要求に対応できるという効果がある。なお、この高温保温制御の継続時間を所定時間としているので、高温保温によるご飯の劣化が進行してしまうということはない。
【0096】
また、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には、通常の保温設定温度での通常保温制御に強制的に移行させるようにしているので、高温保温制御終了後にはご飯が腐敗しにくい温度での通常保温制御に強制的に移行せしめられることとなり、高温保温制御の継続によるご飯の劣化を防止しつつ、高温保温制御後においては腐敗しにくい状態での保温を行うことができるという効果もある。
【0097】
請求項2の発明によれば、飯器を取出自在に収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記飯器を加熱する加熱手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度に保持する通常保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より高い高温保温設定温度に保持する高温保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より低い低温保温設定温度に保持する低温保温制御手段とを備えた電気炊飯器において、前記高温保温制御手段による高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から高温保温制御を開始し、所定時間が経過した時点で高温保温制御を停止するようにして、高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から所定時間が経過するまでの間だけ通常の保温設定温度より高い保温設定温度での保温制御を行うようにしたので、炊飯終了直後の食事時間に遅れた人であっても所定時間内であれば、炊きたてに近い状態のご飯を食することができることとなり、ユーザの多様な要求に対応できるという効果がある。なお、この高温保温制御の継続時間を所定時間としているので、高温保温によるご飯の劣化が進行してしまうということはない。
【0098】
また、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常の保温設定温度より低い保温設定温度での低温保温制御に強制的に移行させるようにしているので、高温保温制御終了後にはご飯が劣化しにくい温度での低温保温制御に強制的に移行せしめられることとなり、高温保温制御の継続によるご飯の劣化を防止しつつ、高温保温制御後においてはご飯の劣化を防止した状態での長時間保温が得られるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【図1】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器の縦断面図である。
【図2】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における通常保温表示時の操作パネル部の正面図である。
【図3】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における電気的要素の結線状態を示すブロック図である。
【図4】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図5】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温表示時の操作パネル部の正面図である。
【図6】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温時の飯器温度の時間的変化を示すタイムチャートである。
【図7】 従来の電気炊飯器における保温時の飯器温度の時間的変化を示すタイムチャートである。
【図8】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における通常保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図9】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における低温保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図10】 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における低温保温表示時の操作パネル部の正面図である。
【図11】 本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図12】 本願発明の第3の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図13】 本願発明の第4の実施の形態(参考例1)にかかる電気炊飯器における高温保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図14】 本願発明の第5の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図15】 本願発明の第6の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図16】 本願発明の第7の実施の形態(参考例2)にかかる電気炊飯器における高温保温制御の内容を示すフローチャートである。
【図17】 本願発明の第8の実施の形態にかかる電気炊飯器における操作パネル部の正面図である。
【図18】 本願発明の第8の実施の形態にかかる電気炊飯器における高温保温温度および高温保温時間の選択設定制御の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0100】
1は炊飯器本体、2は蓋体、3は加熱手段(ワークコイル)、5は飯器、9は温度センサー、15は冷却ファン、53はマイクロコンピュータユニット(マイコン)。
Claims (2)
- 飯器を取出自在に収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記飯器を加熱する加熱手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度に保持する通常保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より高い高温保温設定温度に保持する高温保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より低い低温保温設定温度に保持する低温保温制御手段とを備えた電気炊飯器であって、前記高温保温制御手段による高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から高温保温制御を開始し、所定時間が経過した時点で高温保温制御を停止するとともに、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常の保温設定温度での通常保温制御に強制的に移行させるようにしたことを特徴とする電気炊飯器。
- 飯器を取出自在に収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の蓋体と、前記飯器を加熱する加熱手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度に保持する通常保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より高い高温保温設定温度に保持する高温保温制御手段と、前記飯器温度を通常保温設定温度より低い低温保温設定温度に保持する低温保温制御手段とを備えた電気炊飯器であって、前記高温保温制御手段による高温保温が選択された場合には、炊飯終了後から高温保温制御を開始し、所定時間が経過した時点で高温保温制御を停止するとともに、前記高温保温制御手段による高温保温制御が終了した後には通常の保温設定温度より低い保温設定温度での低温保温制御に強制的に移行させるようにしたことを特徴とする電気炊飯器。
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