JP3746582B2 - 魚類等捕獲用かごの網構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、魚類等捕獲用かごの網構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚類等の捕獲用かごとして運搬や収納の便を図るために、折畳自在の張り骨体と網体とで構成したかごがある。
【0003】
これらのかごは、円形の基部環体に、2個の半円弧状の張り骨体の両端を枢着して、半円弧状の張り骨体を折畳み自在としたものであり、円形の基部環体には底面となる底網体が張設され、基部環体から張り骨体にかけての外周面には、外周面網体が張設されている。
【0004】
そして、外周面網体の側面には、魚類等の侵入口が配設され、戻らず部としての筒状網体が連設されている。
【0005】
これらの基本的な構造は、たとえば、実公平5−3013号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、円形の基部環体に枢着した半円弧状の張り骨体に外周面網体を張設する場合、基部環体から張り骨体に至る網目は所定の網目数でなければならない。なぜならば、張り骨体を組立てた場合に網体が緊張して骨体の外周を覆うようにならないからである。
【0007】
このように、外周面網体が適度の緊張をもって張設されないと、侵入口の戻らず部が機能しないので、この外周面網体の網目数は非常に重要である。
【0008】
ところが、外周面網体を基部環体から張り骨体にかけて張設する場合、網目数を数えて正確な網目位置に張り骨体を位置させ係止するようにすることは繁雑な仕事であり、網目数を誤まるおそれが多々あり、更には張り骨体に位置する網目部分を張り骨体に連結固定した部分が、張り骨体の折り畳み、組立作業時に摺動負荷を受けて擦り切れて網目に穴があいたり網体の緊張が弛緩するおそれがあり、その結果戻らず部の機能が低下し、魚類等の捕獲効率が極端に悪化するおそれがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、底網体を張設した円形の基部環体に、複数個の半円弧状の張り骨体の両端部を枢支連結すると共に、基部環体と張り骨体との間及び各張り骨体間にわたって外周面網体を張設し、外周面網体の側面に戻らず部を有した魚類等の侵入口を設けてなる魚類等捕獲用かごにおいて、張り骨体に係止する骨体係止用網目の網糸を他の網目の網糸よりも太糸としたことを特徴とする魚類等捕獲用かごの網構造を提供せんとするものである。
【0010】
また、基部環体に係止する外周面網体の網目部分を環体係止用網目とすると共に、環体係止用網目を形成する網糸を、他の網目の網糸よりも太糸とすることにも特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明では、外周面網体の骨体係止用網目が、他の網目の網糸よりも太糸にて形成されているために、基部環体から張り骨体の上面にかけて外周面網体を張設する場合、張り骨体の位置で係止する網目部分の太糸を容易に視認することができる。
【0012】
従って、外周面網体を張設する作業が正確に、かつ容易に行なえることになり、誤って異なった網目部分を張り骨体に係止することがなく、戻らず部の機能を損うおそれもない。
【0013】
また、張り骨体に係止する網目を形成する網糸が太糸であるために、張設後の完成品のかごとして使用する場合に、張り骨体と接触する網糸が損傷しにくい。
【0014】
特に張り骨体の組立て、折畳み作業時に常時接する網糸は通常損傷が早く、この部分から網体が破損してかごの機能を果しえなくなる虞れがあるが、この部分の網目を形成する網糸が太糸であると、このような損傷を来す虞れを防止でき、戻らず部の機能やかごとしての機能を充分に果し得る効果がある。
【0015】
また、環体係止用網目も太糸とすることにより、基部環体との係止が強固となり、破損のおそれがなく、骨体係止用網目の網糸と相俟って外周面網体の張りの緊張を確実に行え、側面に形成した戻らず部の機能を充分に果しうる効果を有する。
【0016】
【実施例】
この発明の実施例を図面に基づき詳説すれば、図1は、魚類等捕獲用かごAを示す側面図であり、同かごAは円形の基部環体1と、同環体1に両端部を枢支連結した複数個の半円弧状の張り骨体2とより骨格が形成されている。
【0017】
従って、張り骨体2は、枢支部3を中心に基部環体1の上方に起立させ、或は同環体1に重なって折畳み自在となる。
【0018】
基部環体1には底網体Nが張設されていると共に、基部環体1と張り骨体2との間、及び複数個の張り骨体2の間にわたっては、外周面網体Mが張設されている。
【0019】
外周面網体Mの側面には筒状網体よりなる戻らず部4を有した魚類等の侵入口5が形成されている。
【0020】
上記のように形成された魚類等捕獲用かごAにおいて、本発明の要旨となるのは、外周面網体Mの所定の網目部分の網糸を、他の網目部分の網糸よりも太糸にて形成したことにある。
【0021】
すなわち、基部環体1に係止する外周面網体Mの網目部分を環体係止用網目M-1 とし、張り骨体2に係止する外周面網体Mの網目部分を骨体係止用網目M-2 としている。しかも、骨体係止用網目M-2 は、環体係止用網目M-1 より数えて所定網目数に位置するものであり、この所定網目数は、基部環体1と張り骨体2との径の大きさによって予め設定されているものであり、外周面網体Mの緊張の具合や張り骨体2の組立位置や筒状網体の戻らず部4の保持状態等の要素を考慮して決定される。
【0022】
骨体係止用編目M-2 は、図3、図5に示すように、他の編目の網糸mより太糸の網糸m-2 、網糸m-3 により形成される。
【0023】
図3に示すものは、骨体係止用編目M-2 の一側のみを太糸の網糸m-2 で形成した状態の網体であり、図5に示すものは、骨体係止用編目M-2 の両側、すなわち、菱形の編目を形成する二本の網糸m-2 、網糸m-3 を太糸とし、張り骨体2で支持された網糸m-2,m-3 が、両方とも骨体に接触した状態としている。
【0024】
図5の状態の2本の太糸で網糸m-2,m-3 を形成することにより、更に張り骨体2による支持を強固にし、網体の張りを強くすることができる。
【0025】
なお、太糸はより糸、単糸等各種の糸を使用できる。
【0026】
図中、5は、環体係止用網目M-1 に係合させた耳糸である。
【0027】
6は、基部環体1及び張り骨体2に、外周面網体Mの網糸を係止するためのかがり糸を示す。
【0028】
図4に示すものは、外周面網体Mを張り骨体2に張設する前の状態の巻き網体Bであり、平面状に展開した状態を示す。
【0029】
図3において、骨体係止用網目M-2 は、方形状の網目を形成しており、方形状の編目は、網糸m-2 と、網糸m-2 と隣接する網糸mとにより構成されている。
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、次のような効果がある。
【0031】
すなわち、請求項1によれば、骨体係止用網目を形成する網糸を太糸としたので、外周面網体を張り骨体に張設する場合に張り骨体に係止する網目位置がわかりやすく、正確に網体の張設作業が行える。
【0032】
従って、網体の張り具合が良好となり、戻らずの機能も正確に発揮することができる。
【0033】
更には、張り骨体に係止する網糸が太糸となるために、張り骨体の組立、折畳み作業で骨体と常時接触しても損傷することがなく、強度を充分に保持し外周面網体の張りの緊張を充分に保ちうる効果を有する。
【0034】
また、請求項2によれば、環体係止用網目を形成する網糸も太糸としたので、更に強度が増加し、骨体係止用網目の網糸と相俟って基部環体と張り骨体との間の張設網体の緊張を充分に保持し、外周面網体の損傷を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の網構造を有する魚類等捕獲用かごの側面図。
【図2】同平面図。
【図3】要部の拡大説明図。
【図4】外周面網体の展開状態を示す説明図。
【図5】他の実施例の要部拡大図。
【符号の説明】
M 外周面網体
M-1 環体係止用網目
M-2 骨体係止用網目
1 基部環体
2 張り骨体
3 枢支部
4 戻らず部
Claims (2)
- 底網体(N)を張設した円形の基部環体(1)に、複数個の半円弧状の張り骨体(2)の両端部を枢支連結すると共に、基部環体(1)と張り骨体(2)との間及び各張り骨体(2)間にわたって外周面網体(M)を張設し、外周面網体(M)の側面に戻らず部(4)を有した魚類等の侵入口(5)を設けてなる魚類等捕獲用かご(A)において、張り骨体(2)に係止する骨体係止用網目(M-2) の網糸(m-2)を他の網目の網糸(m)よりも太糸としたことを特徴とする魚類等捕獲用かごの網構造。
- 基部環体(1) に係止する外周面網体(M) の網目部分を環体係止用網目(M-1) とすると共に、環体係止用網目(M-1) を形成する網糸(m-1) を、他の網目の網糸よりも太糸としたことを特徴とする請求項1記載の魚類等捕獲用かごの網構造。
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| JP05465997A JP3746582B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-03-10 | 魚類等捕獲用かごの網構造 |
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| JP582297 | 1997-01-16 | ||
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| JPH10257837A JPH10257837A (ja) | 1998-09-29 |
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1997
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