JP3746987B2 - Agricultural machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、効率よく作業ができる農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の農作業機は、例えば、持上搬送コンベヤからの農作物と夾雑物とを分離する分離コンベヤを備え、この分離コンベヤからの農作物が収容されるミニコンテナ等の容器を支持する支持体が、機体に昇降可能に設けられている。また、分離コンベヤは機体に固定的に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の農作業機のように、分離コンベヤを機体に固定的に設けた構成では、例えば分離コンベヤが邪魔となり、支持体の上昇で容器を所望位置まで持ち上げることができず、よって、効率よく作業ができないという問題がある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効率よく作業ができる農作業機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の農作業機は、機体と、この機体に前端側を中心として後端側が昇降するように上下方向に回動可能に設けられ、後下りの傾斜状態で農作物と夾雑物とを分離する分離コンベヤと、前記機体に昇降可能に設けられ、前記分離コンベヤの後端側からの農作物が収容される容器を支持する支持体とを具備し、農作物が満杯に収容された前記容器の載せかえ作業の際には、前記支持体の上昇時に、前記分離コンベヤが前端側を中心として後端側が上昇するように回動するものである。
【0006】
そして、分離コンベヤを機体に前端側を中心として後端側が昇降するように上下方向に回動可能に設けた構成であるから、従来の構成に比べて効率よく作業をすることが可能になる。
【0007】
請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、分離コンベヤは、互いに離間対向した対をなす回転体と、これら対をなす回転体に回行可能に巻き掛けられた無端状の搬送ベルトとを有し、前記搬送ベルトの所定方向への回行により、夾雑物が前記分離コンベヤの前端側に向って搬送され、農作物が前記分離コンベヤの後端側に向って搬送されるものである。
【0008】
そして、分離コンベヤの搬送ベルトの所定方向への回行により、夾雑物を分離コンベヤの前端側に向けて搬送しかつ農作物を分離コンベヤの後端側に向けて搬送することで、農作物と夾雑物とを適切に分離することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の農作業機の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0010】
図1において、1は農作業機で、この農作業機1は、例えば走行車としての牽引車であるトラクタTに脱着可能に装着されて使用される牽引式の玉葱ピッカー等の収穫機で、この農作業機1は、トラクタTの走行(牽引動作)により圃場H上を前方(進行方向X)に移動しながら、農作物Aを圃場Hから収穫、すなわち農作物Aを圃場Hから拾い上げて容器W内に収容するものである。
【0011】
なお、収穫対象物である農作物Aは、例えば圃場Hの畝上に地干された玉葱等の根菜類である。また、容器Wは、外形略直方体状で上面を開口した箱状をなすミニコンテナ等である。
【0012】
この農作業機1は、図1に示すように、トラクタTに連結された機体2を備え、この機体2は上下方向に略長手状の機枠3を有している。
【0013】
そして、機枠3の下側前端部には、走行車連結手段である3点連結手段5が設けられている。この3点連結手段5は、トラクタTの作業機昇降用支持装置である回動可能な3点リンク機構(3点ヒッチ)T1に連結されている。なお、3点連結手段5は、トップピン6を有するトップマスト7、ロワピン8を有する左右一対のロワアーム9等にて構成されている。3点リンク機構T1は、例えばトップリンク伸縮式のもので、進退可能なロッドa1を有するトップリンクa、左右一対のロワリンクb等にて構成されている。
【0014】
また、機枠3の下側前端部の中央には、トラクタTからの動力を入力する入力軸10が回転可能に設けられ、この入力軸10はトラクタTのPTO軸(図示せず)にユニバーサルジョイント等を介して連結されている。
【0015】
さらに、機枠3の下端部には、圃場H上の農作物Aを掻き込んで後方に払い出す掻込装置11が設けられている。
【0016】
この掻込装置11は、左右水平方向の回転軸12を有し、この回転軸12には羽根取付体13が一体的に取り付けられ、この羽根取付体13には例えば4枚の掻込羽根14がそれぞれ取り付けられている。
【0017】
そして、入力軸10からの動力が伝動手段15を介して掻込装置11の回転軸12に伝達されると、回転軸12が所定方向に駆動回転し、掻込羽根14がこの回転軸12と一体となって回転する。その結果、圃場H上の農作物Aが、掻込羽根14にて掻き込まれて後方に払い出され、前下り傾斜状の掬上げ体16上に乗り移る。なお、掬上げ体16は、左右方向に間隔をおいて並んだ複数の棒部材17等にて構成されている。
【0018】
また、機枠3には、掬上げ体16からの農作物Aを受け取って斜め上後方に向けて所定高さ位置まで持上げ搬送する持上搬送コンベヤ21が設けられている。
【0019】
この持上搬送コンベヤ21は、左右水平方向の駆動軸22を有し、この駆動軸22の両端部には回転体である駆動側スプロケット23が一体的に取り付けられている。また、持上搬送コンベヤ21は、左右水平方向の従動軸24を有し、この従動軸24の両端部には回転体である従動側スプロケット25が一体的に取り付けられている。
【0020】
さらに、これら互いに離間対向した駆動側スプロケット23および従動側スプロケット25には、左右一対の回行体であるチェーン26が回行可能に巻き掛けられ、これら左右一対のチェーン26には左右水平方向の複数のロッド27が水平状に架け渡されている。各ロッド27には農作物Aが載置される複数の搬送爪28が突設されている。
【0021】
そして、入力軸10からの動力が伝動手段15を介して持上搬送コンベヤ21の駆動軸22に伝達されると、駆動軸22および従動軸24が所定方向に駆動回転するとともに両チェーン26が所定方向に駆動回行し、搬送爪28がこの両チェーン26と一体となって回行する。
【0022】
その結果、掬上げ体16からの農作物Aが、搬送爪28にて受け取られ、搬送爪28上に載置された状態で斜め上後方に向って持上げ搬送される。なお、持上搬送コンベヤ21は、掬上げ体16から農作物Aを受け取るとともに草等の夾雑物Bも受け取り、この夾雑物Bを農作物Aとともに持ち上げ搬送する。
【0023】
さらに、機枠3の上端部近傍には、所定の作業位置に位置した状態(図1の実線で示す後下りの傾斜状態)で、持上搬送コンベヤ21の上端部からの農作物Aおよび夾雑物Bを前端側で受け取り、その後、農作物Aと夾雑物Bとを分離し、必要な農作物Aを上面の搬送面30上を滑落させるように斜め下後方に移動させ、不要な夾雑物Bをその搬送面30上に載せて斜め上前方に搬送する突出状の分離コンベヤ31が、機枠3の後端から後方に突出した状態で上下方向に回動可能に設けられている。
【0024】
すなわち、機体2の上側後端部には、農作物Aと夾雑物Bとを分離する上下動可能な分離コンベヤ31が、この分離コンベヤ31の一端側である前端側の左右水平方向の回動中心軸線αを中心として他端側である後端側が昇降するように上下方向に回動可能に設けられている。なお、分離コンベヤ31は、持上搬送コンベヤ21からの動力で駆動するようになっている。
【0025】
この分離コンベヤ31は、図4および図5に示すように、細長矩形板状に形成され互いに離間対向した左右一対をなす回動可能なコンベヤフレーム32を有し、このコンベヤフレーム32の前端部が機体2のコンベヤ取付部33に回動可能に取り付けられている。
【0026】
また、左右一対のコンベヤフレーム32の前端部には軸方向が左右水平方向に一致した回転体である駆動ローラ35が水平状に架け渡され、左右一対のコンベヤフレーム32の後端部には軸方向が左右水平方向に一致した回転体である従動ローラ36が水平状に架け渡されている。
【0027】
さらに、これら互いに前後に離間対向した一対の駆動ローラ35および従動ローラ36には、無端状をなす平ベルト等の搬送ベルト37が回行可能に巻き掛けられている。なお、搬送ベルト37の上面、すなわち、搬送ベルト37の往路面部の表面にて搬送面30が構成されている。
【0028】
そして、持上搬送コンベヤ21のチェーン26からの動力が、分離コンベヤ用伝動手段39を介して分離コンベヤ31の駆動ローラ35に伝達されると、駆動ローラ35および従動ローラ36が所定方向に駆動回転するとともに、搬送ベルト37が所定方向(図示イ方向)、すなわち搬送面30が前方に移動する方向に駆動回行する。
【0029】
その結果、持上搬送コンベヤ21の搬送爪28上から搬送ベルト37の搬送面30上に落下した夾雑物Bが、搬送ベルト37にて分離コンベヤ31の前端側に向って斜め上前方に搬送される一方で、持上搬送コンベヤ21の搬送爪28上から搬送ベルト37の搬送面30上に落下した農作物Aが、その自重等で搬送面30上を滑落するように、分離コンベヤ31の後端側に向って斜め下後方に搬送される。
【0030】
なお、夾雑物Bは、搬送ベルト37にて搬送された後、持上搬送コンベヤ21および分離コンベヤ31間の空間40から圃場H上に落下する。分離コンベヤ用伝動手段39は、図1に示されるように持上搬送コンベヤ21のチェーン26の回行に伴って回転する一方のスプロケット41、この一方のスプロケット41と離間対向した他方のスプロケット42、これら両スプロケット41,42に巻き掛けられたチェーン43等にて構成されている。
【0031】
また、機体2には分離コンベヤ31が所定の作業位置より下方に回動するのを規制する回動規制手段(図示せず)が設けられている。図1の実線で示す分離コンベヤ31は、上方への回動が許容されかつ回動規制手段によって下方への回動が規制された状態で、所定の作業位置に位置した状態にある。
【0032】
また、図4および図5に示すように、分離コンベヤ31の後端部には、シュート取付体51が分離コンベヤ31の後端部から後方に突出した状態で一体的に設けられ、このシュート取付体51に搬送シュートである可動シュート52が搬送位置および非搬送位置に位置変更可能に取り付けられている。
【0033】
すなわち、分離コンベヤ31の後端から後方に突出したシュート取付体51の後端部には、可動シュート52が、この可動シュート52の一端側である搬送終端側の左右水平方向の回動中心軸線βを中心として他端側である搬送始端側が昇降するように、搬送位置および非搬送位置間で上下方向に回動可能(前後に回動可能)に取り付けられている。
【0034】
また、シュート取付体51の後端部には、可動シュート52からの農作物Aつまり搬送位置に位置した可動シュート52から搬出された農作物Aが容器W外に移動しようとするのを禁止するストッパ体53が左右水平方向の回動中心軸線γを中心として上下方向に回動可能(前後に回動可能)に取り付けられ、このストッパ体53の人的な回動操作に応じて可動シュート52が上下方向に回動して位置変更するようになっている。すなわち、可動シュート52が連動手段68の作用によりストッパ体53に連動して上下方向に回動する構成になっている。
【0035】
そして、可動シュート52が搬送位置に位置した状態では、前方の分離コンベヤ31からの農作物Aが可動シュート52にて斜め下後方に搬送されて一の容器W内に落下して収容すなわち可動シュート52を介して容器W内に収容されるが、可動シュート52が非搬送位置に位置した状態では、分離コンベヤ31からの農作物Aは可動シュート52にて搬送されることなく一の容器Wに隣接した他の容器W内に落下して収容されるようになっている。
【0036】
ここで、シュート取付体51は、細長板状に形成され互いに離間対向した左右一対の固定アーム55を有し、各固定アーム55の前端部が対応するコンベヤフレーム32の後端部にコンベヤフレーム32を延長するように固着されている。
【0037】
また、左右一対の固定アーム55の後端部には、軸方向が左右水平方向に一致したシュート用回動軸56が回動可能に架け渡され、このシュート用回動軸56に一方の面を搬送面57とする矩形板状のシュート本体58の搬送終端部が一体的に取り付けられている。このシュート本体58の他方の面にはスポンジ状の緩衝部材である緩衝シート59が一体的に取り付けられている。
【0038】
さらに、シュート本体58の搬送始端部近傍の両側には、固定アーム55との当接により、可動シュート52つまりシュート本体58が所定の搬送位置より下方に回動するのを規制する左右一対のシュートストッパ60が一体的に取り付けられている。各シュートストッパ60は、例えば略L字状に折り曲げられた板部材にて構成されている。
【0039】
また、シュート用回動軸56の軸方向両端部には、左右一対の一方側係合体である第1回動ギヤ61が一体的に取り付けられている。なお、固定アーム55およびシュート用回動軸56等にてシュート取付体51が構成されている。シュート本体58および緩衝シート59等にて可動シュート52が構成されている。
【0040】
一方、ストッパ体53は、細長板状に形成され互いに離間対向した左右一対の可動アーム63を有し、各可動アーム63の基端部が対応する固定アーム55の後端部に左右水平方向の回動軸64を介して回動可能に取り付けられている。
【0041】
また、左右一対の可動アーム63の先端部相互は、左右水平方向に長手方向を有する細長板状の連結部材65にて一体に連結され、この連結部材65には左右水平方向に長手方向を有する矩形板状をなすストッパ66の短手方向の一端部が一体的に取り付けられ、このストッパ66の短手方向の他端部は自由端部となっている。このストッパ66は、例えば農作物Aを傷めないよう緩衝部材である弾性体等のゴム板67にて構成されている。なお、可動アーム63、連結部材65およびストッパ66等にてストッパ体53が構成されている。
【0042】
また一方、左右一対の他方側係合体である第2回動ギヤ62が回動軸64に一体的に取り付けられ、各第2回動ギヤ62が対応する第1回動ギヤ61に係合つまり噛み合っている。なお、第1回動ギヤ61および第2回動ギヤ62等にて連動手段68が構成されている。
【0043】
また一方、図1に示すように、機枠3の下側後端部からは、上下方向に長手方向を有する細長形状に形成された左右一対のマスト等の回動フレーム71が上方に向って突出しており、この回動フレーム71は、下端側の左右水平方向の回動軸72を中心として上端側が昇降するように前後方向に回動可能つまり前後傾動可能になっている。
【0044】
そして、分離コンベヤ31の後端側からの農作物Aが落下して収容される複数の容器Wを支持する支持体であるフォーク73が、回動フレーム71の長手方向に沿って移動可能に設けられている。
【0045】
すなわち、分離コンベヤ31からの農作物Aが分離コンベヤ31から直接的に収容されたり可動シュート52を介して間接的に収容されたりする容器Wを複数段に載置支持可能な側面視略L字状をなす容器載置手段であるフォーク73が、機体2の後端部に後方に向って突出するように昇降可能でかつ上下方向に回動可能に設けられている。
【0046】
また、機体2には、フォーク73を回動フレーム71の長手方向に沿って昇降させる昇降駆動手段76が設けられているとともに、フォーク73を回動フレーム71とともに回動軸72を中心として上下方向に回動させる回動駆動手段77が設けられている。
【0047】
この昇降駆動手段76は、駆動源である流体式のリフトシリンダ等の昇降シリンダ78を有するとともに、チェーン79、スプロケット80等にて構成された昇降用の作動機構81等を有し、昇降シリンダ78のロッド78aの進退に応じて作動機構81が作動してフォーク73が回動フレーム71の長手方向に沿って昇降する構成になっている。
【0048】
また、回動駆動手段77は、駆動源である流体式のチルトシリンダ等の回動シリンダ83を有するとともに、第1リンク84、第2リンク85等にて構成された回動用の作動機構86等を有し、回動シリンダ83のロッド83aの進退に応じて作動機構86が作動してフォーク73が回動軸72を中心として上下方向に回動する構成になっている。
【0049】
そして、昇降駆動手段76の昇降シリンダ78および回動駆動手段77の回動シリンダ83には、各シリンダ78,83を制御する制御手段90が接続されており、この制御手段90には作業者(トラクタTの運転者とは異なるサブの作業者)にて操作される操作手段91が接続されている。
【0050】
この操作手段91は、例えばリフト・チルト操作スイッチとして1ユニット状に形成されて、作業者が操作し易いように機体2の上端部、すなわち例えば機体2のコンベヤ取付部33の近傍位置である持上搬送コンベヤ21の上端近傍位置に設けられている。
【0051】
そして、この操作手段91は、例えば、昇降駆動手段76にフォーク73を昇降させる際に作業者がオン操作する昇降用操作スイッチ92を有しているとともに、回動駆動手段77にフォーク73を上下方向に回動させる際に作業者がオン操作する回動用操作スイッチ93を有している。これら2つの昇降用操作スイッチ92および回動用操作スイッチ93は、互いに近接して配置されている。
【0052】
なお、機枠3の下端前側部には左右一対の前接地輪95が取付アーム96を介して取り付けられ、機枠3の下端後側部には左右一対の後接地輪98が上下回動可能な取付アーム97を介して取り付けられている。また、各後接地輪98は、図3に示されるように、ねじりばね等の付勢手段99によって常時上方に付勢され、例えば機体2が3点リンク機構T1により圃場Hの上方位置つまり地上に持ち上げられた際において地上高さ確保のために必要以上下方に回動しないようになっている。
【0053】
また、機枠3には上下調整ハンドル100等にて構成された調整手段101が設けられ、この調整手段101の上下調整ハンドル100の回動操作により持上搬送コンベヤ21の上下位置が調整可能になっている。なお、掻込装置11、掬上げ体16、持上搬送コンベヤ21および分離コンベヤ31等にて、農作物Aを圃場Hから拾い上げて所定位置まで搬送する作業手段105が構成されている。
【0054】
次に、上記一実施の形態の動作等を図面を参照して説明する。
【0055】
図1および図5に示すように、フォーク73によって所定個数の容器W(1段目の容器W)がパレットPを介して下方から支持されるとともに、分離コンベヤ31が作業位置に位置しかつ可動シュート52が搬送位置(搬送面57が後下りの傾斜状態になる位置)に位置した状態で、農作業機1全体が、トラクタTの走行により圃場Hを進行方向Xに移動すると、農作物Aが圃場Hから拾い上げられ、容器W内に収容される。
【0056】
すなわち、圃場Hの農作物Aおよび夾雑物Bが、掻込装置11によって後方に払い出されて掬上げ体16上に乗り移り、持上搬送コンベヤ21によって斜め上後方に向けて所定高さ位置まで持上げ搬送され、その後、分離コンベヤ31によって、必要な農作物Aと不要な夾雑物Bとに分離される。
【0057】
そして、夾雑物Bは、分離コンベヤ31の搬送面30にて分離コンベヤ31の前端側に向って斜め上前方に搬送され、持上搬送コンベヤ21および分離コンベヤ31間の空間40から圃場H上に落下する。
【0058】
一方、農作物Aは、その自重等で搬送面30上を滑落するように、後下りの傾斜状の分離コンベヤ31の後端側に向って搬送面30にて斜め下後方に搬送され、続いて、搬送面30と同一面上に位置する可動シュート52のシュート本体58の搬送面57にて斜め下後方に搬送され、この可動シュート52から所定の容器W内、例えばフォーク73の先端側上の容器W内に収容される。
【0059】
なお、可動シュート52の搬送終端から搬出された農作物Aは、ストッパ体53、すなわち可動アーム63、連結部材65およびストッパ66との当接により、容器W外に移動して落下するようなことがなく、所定の容器W内に適切に収容される。例えば、可動シュート52の搬送終端から農作物Aが勢いよく後方に搬出されたとしても、上端部を除く部分が容器W内に差し込まれたストッパ66に当接するため、その農作物Aは所定の容器W内に確実に収容される。
【0060】
このような収容作業が進み、フォーク73の先端側上の容器W内に農作物Aが満杯に収容されると、農作業機1の後ろを追う作業者は、ストッパ体53(例えば可動アーム63または連結部材65)をつまみ、回動中心軸線γを中心として回動操作する。
【0061】
すると、図4に示すように、ストッパ体53に連動して可動シュート52が上方向に回動し、搬送位置から非搬送位置に位置変更し、この可動シュート52の緩衝シート59が分離コンベヤ31と対向した前下りの傾斜状態になる。
【0062】
この状態で、農作業機1全体がトラクタTの走行により圃場Hを進行方向Xに移動すると、農作物Aが圃場Hから拾い上げられ、分離コンベヤ31から所定の容器W内、例えばフォーク73の基端側(機体2側)上の容器W内に収容される。
【0063】
なお、分離コンベヤ31の搬送終端から搬出された農作物Aは、固定アーム55および緩衝シート59との当接により、容器W外に移動して落下するようなことがなく、所定の容器W内に適切に収容される。例えば、分離コンベヤ31の搬送終端から農作物Aが勢いよく後方に搬出されたとしても、可動シュート52の緩衝シート59と当接するため、その農作物Aは所定の容器W内に確実に収容される。
【0064】
そして、フォーク73の基端側上の容器Wが農作物Aで満杯になると、農作業機1の後ろを追う作業者は、操作手段91の昇降用操作スイッチ92をオン操作する。すると、昇降用操作スイッチ92のオン操作に応じた所定の電気信号が制御手段90に送信され、制御手段90が昇降駆動手段76の昇降シリンダ78を制御し、フォーク73が所定量下降する。
【0065】
フォーク73が所定量下降して停止した後、その作業者は、1段目の容器W上に所定個数の空の容器Wを積み重ねるように載置し、フォーク73に2段目の容器Wを支持させる。そして、ストッパ体53を回動操作して可動シュート52を搬送位置に位置させた後、上述と同じ作業を繰り返す。なお、空の容器Wは、機枠3の図示しない空容器載置台上のものを用いる。
【0066】
フォーク73上の2段目の容器Wが農作物Aで満杯になると、農作業機1の後ろを追う作業者は、同様に昇降用操作スイッチ92を操作して昇降駆動手段76でフォーク73を所定量下降させ、フォーク73に3段目の容器Wを支持させる。そして、図2に示すように、ストッパ体53を回動操作して可動シュート52を搬送位置に位置させた後、上述と同じ作業を繰り返す。
【0067】
そして、フォーク73上の3段目の容器Wが農作物Aで満杯になった時点で、容器W内への収容作業を一旦中断し、被積込部、例えば運搬車106の荷台107への複数段、例えば3段の容器W群の積込作業つまり載せかえ作業を行う。
【0068】
すなわち、図3に示すように、例えばトラクタTの運転者は、所定操作を行って3点リンク機構T1のトップリンクa・ロワリンクbを回動させ、農作業機1全体を圃場Hから地上に持ち上げる。また、作業者は、昇降用操作スイッチ92をオン操作してフォーク73を所定量上昇させるとともに、回動用操作スイッチ93をオン操作してフォーク73を所定量回動させる。
【0069】
このフォーク73の上昇時に、分離コンベヤ31が、フォーク73とともに上昇するこのフォーク73上の容器Wと当接してこの容器Wによって押されて上動、すなわち例えば回動中心軸線αを中心として後端側が上昇するように上方向に所定量回動する。すなわち、分離コンベヤ31が容器Wに押圧されて跳ね上がる。
【0070】
続いて、例えば図3に示す持上げ状態から、昇降用操作スイッチ92の操作でフォーク73を下降させることにより、パレットPの下面を運搬車106の荷台107の上面に当接させ、その後、トラクタTを前進走行させることにより、パレットP内からフォーク73を抜き出し、農作物Aが満杯に収容された複数段の容器W群をパレットPごとこのフォーク73上から運搬車106の荷台107上に載せかえる。なお、分離コンベヤ31は、この分離コンベヤ31自体の重力等にて所定の作業位置まで回動復帰する。
【0071】
複数段の容器W群を積み込んだ後、作業者は、次のパレットPをフォーク73に差し込み、この差し込んだパレットP上に次の空の容器Wを載置して図1の状態にする。そして、上記一連の動作の繰り返しにより、圃場H全体の農作物Aの収穫作業が行われる。
【0072】
そして、上記一実施の形態によれば、例えば運搬車106の荷台107への満杯容器Wの積込作業におけるフォーク73の上昇時に、回動式の分離コンベヤ31が、フォーク73とともに上昇する容器Wによって押されて上方向に回動するので、分離コンベヤ31が積込作業の邪魔にならず、フォーク73の上昇で複数段の容器W群を所望の高さ位置まで適切に持ち上げることができ、効率よく積込作業を行うことができる。
【0073】
また、分離コンベヤ31から後方に突出したシュート取付体51の後端部に搬送位置および非搬送位置に位置変更可能すなわち所定方向である上下方向に回動可能に取り付けられた回動式の可動シュート52を具備し、可動シュート52が搬送位置に位置した状態では分離コンベヤ31からの農作物Aが可動シュート52にて搬送されてフォーク73の先端側上の容器W内に落下により収容され、可動シュート52が非搬送位置に位置した状態では分離コンベヤ31からの農作物Aが可動シュート52にて搬送されることなくフォーク73の基端側上の容器W内に落下により収容される構成であるから、従来の構成に比べて効率よくかつ適切に収容作業ができる。
【0074】
さらに、可動シュート52上を滑落してこの可動シュート52から搬出される農作物Aが容器W外に移動しようとするのを禁止するストッパ体53をシュート取付体51の後端部に回動操作可能に取り付けた構成であるから、農作物Aが容器W外に落下するのを防止できるのみならず、ストッパ体53の回動操作によって可動シュート52を容易に位置変更できる。
【0075】
なお、農作業機1は、圃場H上に掘り起された農作物A(例えば地干された玉葱等)を掬い上げるように拾い上げて収穫するものには限定されず、例えば、圃場Hの土中の農作物Aを掘り起しながら拾い上げて収穫するものであってもよい。
【0076】
また、分離コンベヤ31は、フォーク73の上昇時に容器Wに押されて所定方向である上方向に回動するものには限定されず、例えば、フォーク73の上昇時にこのフォーク73の所定部位に押されて上動するようにしてもよい。また、分離コンベヤ31は、フォーク73の上昇時に図示しない駆動手段からの動力で上動するようにしてもよく、例えば分離コンベヤ31を上下回動させる図示しない駆動手段を設けてもよい。
【0077】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、分離コンベヤを機体に前端側を中心として後端側が昇降するように上下方向に回動可能に設けた構成であるから、従来の構成に比べて効率よく作業ができる。
【0078】
請求項2記載の発明によれば、分離コンベヤの搬送ベルトの所定方向への回行により、夾雑物を分離コンベヤの前端側に向けて搬送しかつ農作物を分離コンベヤの後端側に向けて搬送することで、農作物と夾雑物とを適切に分離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の農作業機の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】 同上農作業機の側面図である。
【図3】 同上農作業機の積込作業時における側面図である。
【図4】 同上農作業機の分離コンベヤの側面図である。
【図5】 同上農作業機の分離コンベヤの平面図である。
【符号の説明】
1 農作業機
2 機体
31 分離コンベヤ
35 回転体である駆動ローラ
36 回転体である従動ローラ
37 搬送ベルト
73 支持体であるフォーク
A 農作物
B 夾雑物
W 容器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an agricultural machine that can perform work efficiently.
[0002]
[Prior art]
A conventional farm work machine includes, for example, a separation conveyor that separates crops and contaminants from a lifting transport conveyor, and a support body that supports a container such as a mini container in which the crops from the separation conveyor are accommodated is a machine body. It can be moved up and down. The separation conveyor is fixedly provided on the machine body.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration in which the separation conveyor is fixedly provided on the machine body as in the conventional farm work machine, for example, the separation conveyor becomes an obstacle, and the container cannot be lifted to a desired position by raising the support body. There is a problem that you cannot work well.
[0004]
This invention is made | formed in view of such a point, and it aims at providing the agricultural machine which can work efficiently.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Contract Claim 1 The agricultural machine described is in front Centering on the end side rear It is provided so as to be able to rotate in the vertical direction so that the end side moves up and down, In the downward slope state A separation conveyor that separates crops and contaminants; rear A support for supporting a container in which crops from the end side are stored Then, when the container in which the agricultural products are fully stored is replaced, when the support is raised, the separation conveyor rotates so that the rear end side rises around the front end side. Is.
[0006]
And machine the separation conveyor body In in front Centering on the end side rear Since the configuration is provided so that the end side can be moved up and down so as to move up and down, it is possible to work efficiently compared to the conventional configuration.
[0007]
[0008]
Then, by moving the conveyor belt of the separation conveyor in a predetermined direction, the contaminants are removed from the separation conveyor. in front Conveys toward the end side and crops rear By transporting toward the end side, it is possible to properly separate the crop and the foreign matter.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of an embodiment of an agricultural machine according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0010]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes an agricultural machine. The agricultural machine 1 is a harvester such as a towed onion picker that is detachably mounted on a tractor T that is a towing vehicle as a traveling vehicle. The machine 1 harvests the crop A from the field H, that is, picks up the crop A from the field H and accommodates it in the container W while moving forward (traveling direction X) on the field H by the traveling (traction operation) of the tractor T. To do.
[0011]
In addition, the crop A which is a harvesting object is, for example, root vegetables such as onions dried on the straw of the field H. The container W is a mini-container or the like that has a substantially rectangular parallelepiped shape and has a box shape with an upper surface opened.
[0012]
As shown in FIG. 1, the agricultural machine 1 includes a
[0013]
A three-point connecting means 5 that is a traveling vehicle connecting means is provided at the lower front end of the
[0014]
An
[0015]
Further, a scraping device 11 is provided at the lower end of the
[0016]
This scraping device 11 has a horizontal rotating
[0017]
Then, when the power from the
[0018]
Further, the
[0019]
The lifting and conveying
[0020]
Further, a pair of left and right
[0021]
When the power from the
[0022]
As a result, the crop A from the lifting
[0023]
Further, in the vicinity of the upper end portion of the
[0024]
That is, at the upper rear end portion of the
[0025]
As shown in FIGS. 4 and 5, the
[0026]
Further, a driving
[0027]
Further, a
[0028]
When the power from the
[0029]
As a result, the foreign matter B that has fallen onto the conveying
[0030]
The contaminant B is transported by the
[0031]
The
[0032]
Further, as shown in FIGS. 4 and 5, a
[0033]
That is, at the rear end portion of the
[0034]
A stopper body that prohibits the crop A from the
[0035]
In a state where the
[0036]
Here, the
[0037]
In addition, a
[0038]
Further, a pair of left and right chutes for restricting the
[0039]
Further, first
[0040]
On the other hand, the
[0041]
Further, the distal ends of the pair of left and right
[0042]
On the other hand, a
[0043]
On the other hand, as shown in FIG. 1, from the lower rear end of the
[0044]
And the
[0045]
That is, the side view substantially L-shape which can mount and support the container W in which the crop A from the
[0046]
The
[0047]
The elevating drive means 76 has an elevating cylinder 78 such as a fluid lift cylinder as a drive source, and an elevating operating mechanism 81 composed of a
[0048]
The rotation drive means 77 has a
[0049]
A control means 90 for controlling the
[0050]
The operation means 91 is formed as one unit as a lift / tilt operation switch, for example, and is held at the upper end of the
[0051]
The operating means 91 includes, for example, an elevating
[0052]
A pair of left and right
[0053]
Further, the
[0054]
Next, operation | movement etc. of the said one Embodiment are demonstrated with reference to drawings.
[0055]
As shown in FIGS. 1 and 5, a
[0056]
That is, the crop A and the foreign matter B in the field H are discharged rearward by the scraping device 11 and transferred onto the lifting
[0057]
The contaminant B is transported obliquely upward and forward on the
[0058]
On the other hand, the crop A is transported diagonally downward and rearward on the
[0059]
Note that the crop A carried out from the conveyance end of the
[0060]
When such a storage operation progresses and the crop A is fully stored in the container W on the front end side of the
[0061]
Then, as shown in FIG. 4, the
[0062]
In this state, when the farm work machine 1 as a whole moves the field H in the traveling direction X by the traveling of the tractor T, the crop A is picked up from the field H and is separated from the
[0063]
Note that the crop A carried out from the conveying end of the
[0064]
When the container W on the base end side of the
[0065]
After the
[0066]
When the second-stage container W on the
[0067]
When the third-stage container W on the
[0068]
That is, as shown in FIG. 3, for example, the driver of the tractor T performs a predetermined operation to rotate the top link a and the lower link b of the three-point link mechanism T <b> 1 to lift the entire farm work machine 1 from the field H to the ground. . The operator turns on the lifting
[0069]
When the
[0070]
Subsequently, for example, from the lifted state shown in FIG. 3, the
[0071]
After loading a plurality of stages of containers W, the operator inserts the next pallet P into the
[0072]
According to the above-described embodiment, for example, when the
[0073]
In addition, the movable movable chute attached to the rear end portion of the
[0074]
Further, the
[0075]
Note that the agricultural machine 1 is not limited to one that picks up and harvests a crop A (for example, a ground onion) that has been dug on the field H. For example, in the soil of the field H The crop A may be picked up and harvested while being dug up.
[0076]
Further, the
[0077]
【The invention's effect】
Contract Claim 1 According to the described invention, the separation conveyor is body In in front Centering on the end side rear Since the configuration is provided so that the end side can be moved up and down so as to move up and down, the work can be performed more efficiently than the conventional configuration.
[0078]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of an agricultural machine according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of the agricultural working machine.
FIG. 3 is a side view of the above agricultural working machine during loading operation.
FIG. 4 is a side view of the separation conveyor of the agricultural machine.
FIG. 5 is a plan view of a separation conveyor of the agricultural machine.
[Explanation of symbols]
1 Agricultural machine
2 Airframe
31 Separation conveyor
35 Drive roller as rotating body
36 A driven roller as a rotating body
37 Conveyor belt
73 Fork as support
A crop
B Contamination
W container
Claims (2)
この機体に前端側を中心として後端側が昇降するように上下方向に回動可能に設けられ、後下りの傾斜状態で農作物と夾雑物とを分離する分離コンベヤと、
前記機体に昇降可能に設けられ、前記分離コンベヤの後端側からの農作物が収容される容器を支持する支持体とを具備し、
農作物が満杯に収容された前記容器の載せかえ作業の際には、前記支持体の上昇時に、前記分離コンベヤが前端側を中心として後端側が上昇するように回動する
ことを特徴とする農作業機。The aircraft,
Vertically provided rotatably as a rear end side moves up and down around the front end side in the body, a separating conveyor for separating the crop and contaminants in an inclined state of the rear down,
Vertically movably provided on the machine body, comprising a support for supporting the container crops are accommodated from the end side after the separation conveyor,
Agricultural work characterized in that when the support is lifted, the separation conveyor rotates so that the rear end side rises with the front end side as the center when the support is lifted. Machine.
前記搬送ベルトの所定方向への回行により、夾雑物が前記分離コンベヤの前端側に向って搬送され、農作物が前記分離コンベヤの後端側に向って搬送される
ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。The separation conveyor has a pair of rotating bodies that are spaced apart from each other and an endless conveyance belt that is wound around the pair of rotating bodies so as to be able to rotate,
By rotating the row in a predetermined direction of the conveyor belt, the claims contaminants is transported toward the front end side of the separating conveyor, characterized in that the crop is conveyed toward the end side after the separation conveyor The agricultural machine according to 1 .
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