JP3751233B2 - メダル搬送用リフター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メダルを搬送する装置に係り、特に、メダルを下から上へ搬送して所定の搬送路などへ受け渡すリフターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ遊技場で利用されるメダル遊技機(例えば「パチスロ」)を設置する島200の内部には、図5に示すように、各パチスロ210で使用されたメダルを、島200の端部に設けられた回収装置300に搬送する回収コンベア220と、逆に、この回収装置300から受け取ったメダルを各パチスロ210に供給する供給コンベア230とが設置されている。これら回収コンベア220及び供給コンベア230は、島200の下部及び上部に、パチスロ210の配列方向に沿ってそれぞれ設置されている。また、回収装置300が設けられている側の島200の内部には、回収装置300から受け取ったメダルを下から上に持ち上げ供給コンベア230に受け渡すリフター100が設けられている。
【0003】
次に、回収装置300は、メダルを貯留するメダルタンク310や、回収されたメダルを洗浄する洗浄ユニット320や、各装置間でメダルを搬送する小型のコンベア(いわゆるミニコン)330、340を備えている。
そして、以上述べた設備を備えるパチンコ遊技場では、メダルは、パチスロ210で使用されると、回収コンベア220で回収装置300に向かって運ばれ、次に、ミニコン330でメダルタンク310に運ばれ、その中に投入される。そして、メダルタンク310に投入されたメダルは、さらにミニコン340で洗浄ユニット320に運ばれて洗浄され、その後リフター100で持ち上げられて供給コンベア230に受け渡され、この供給コンベア230で各パチスロ210に供給され、再びパチスロ210で使用されると回収コンベア220で回収されて、以後前述のように島200と回収装置300の中を巡回する。
【0004】
このようにメダルを巡回させる装置のうち、リフター100について説明すると、このリフター100は、図6に示すように、主にベルトコンベア110と、メダル溜120と、投入樋130とを備えている。このうち、ベルトコンベア110は、上下に配置された一対のベルト車112,114を備え、このベルト車112,114に、表面にメダル搬送用の複数の桟118が設けられた環状ベルト116を取り付けることにより構成されている。
【0005】
次に、メダル溜120は、下方のベルト車114の更に下方に配置されている。そして、メダル溜120は、ベルト車114側表面であるメダル貯留面120aが、下方のベルト車114の回転軸に垂直な断面でみて、その回転軸よりも上方の位置を中心とする円弧形状となるように形成されている。そして、下方のベルト車114は、図6の拡大図に示すように、ベルト車114の回転により移動する桟118が、メダル貯留面120aの最下端で最接近してメダルを掬い取るよう、このメダル溜120に対し配置されている。
【0006】
次に、投入樋130は、メダル溜120に対してベルト車112,114の回転により、環状ベルト116が上方に移動する側からメダルを投入できるように、その一端がメダル溜120に取り付けられている。そして、洗浄ユニット320から排出され投入樋130に投入されたメダルは、投入樋130内を滑って搬送されメダル溜120に投入される。
【0007】
このように、従来のリフター100は、洗浄ユニット320から排出され、投入樋130を介してメダル溜120に投入されたメダルを桟118で掬って、供給コンベア230に向かって上方に搬送している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したリフター100は、桟118がメダル貯留面120aの最下点に接近する際、メダル貯留面120aと桟118との間にメダルを挟んでしまい、メダルをスムーズに掬うことができなくなることがあった。また、場合によっては、リフター100が止まってしまうという問題があった。
【0009】
そこで本発明は、桟とメダル貯留面とのあいだにメダルを挟むことなく、メダル溜に溜まったメダルをスムーズに掬いあげることができるリフターを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
この目的を達成する請求項1記載の発明は、上下に配置された一対のベルト車に環状ベルトが取り付けられ、該環状ベルトの表面にメダル搬送用の複数の桟が設けられたベルトコンベアと、前記一対のベルト車のうち、下方に配置されたベルト車の更に下方に配置され、該下方のベルト車側の表面であるメダル貯留面上にメダルを貯留するメダル溜と、前記ベルト車の回転により前記環状ベルトが上方に移動する側から、前記メダル溜内に前記メダルを投入する投入手段とを備え、前記ベルトコンベアを稼動させ、前記メダル溜に溜まった前記メダルを前記桟で掬い取って、前記メダルを下から上へ搬送するリフターにおいて、前記メダル溜は、前記下方のベルト車の回転軸に垂直な断面でみて、前記メダル貯留面が前記下方のベルト車を囲む弓状となるよう形成され、前記下方のベルト車は、前記メダル貯留面の最下点よりも、前記環状ベルトが下方に移動する側で、前記桟が前記メダル貯留面に最接近するよう、前記メダル貯留面の円弧中心よりも前記環状ベルトが下方に移動する側に偏心した位置に回転軸が位置するよう配置されていることを特徴とする。
【0011】
この請求項1記載の発明では、桟がメダル貯留面に再接近するポイントが非投入側にずらされ、桟がメダル貯留面の最下点上を通過するときには、桟はメダル貯留面から遠ざかるように構成されているので、メダルが桟とメダル貯留面との間に挟まれることが効果的に防止される。従って、この請求項1記載の発明が適用されたリフターを用いると、桟とメダル貯留面との間にメダルを挟むことなく、メダル溜に溜まったメダルをスムーズに掬い揚げることができる。
【0012】
次に、請求項2に記載されているように、メダル溜は、下方のベルト車の回転軸に垂直な断面でみて、メダル貯留面が円弧状となるよう形成されていることが好ましい。このような形状であれば、メダル溜を簡単に製作できるからである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明が適用された実施形態について以下説明する。
ここで、図1は本実施形態のリフターを側面から見た構造ブロック図で、図2は図1のA−A’断面図、図3は図1のB−B’断面図、図4はリフター下部の斜視図である。
【0014】
本実施形態のリフター1は、従来の技術の欄で説明したリフター100と同様(図5参照)、洗浄ユニット320で洗浄されたメダルを下から上に持ち上げて供給コンベア230に受け渡すものである。尚、リフター1の周囲の各装置は従来の技術の欄で説明した装置と同じ装置を用いているので、これら各装置の説明については省略する。
【0015】
本実施形態のリフター1は、図1に示すように、筐体3内に収納され、上下に配置された一対のベルト車12,14に環状ベルト16が取り付けられたベルトコンベア10を備えている。そして環状ベルト16の表面には、この表面に対し垂直に取り付けられた桟18が、環状ベルト16の長さ方向に複数取り付けられている。この桟18は、平板状に形成された本体部分の先端に断面Jの字状に形成されたストッパー18aを有する形状に形成されている。
【0016】
またリフター1は、下方のベルト車14の更に下方に配置され、筐体3に連結して設けられたメダル溜20を備えている。このメダル溜20は、下方のベルト車14側の表面(メダル貯留面20a)が、下方のベルト車14の回転軸に垂直な断面でみて、ベルト車14の回転軸よりも上方位置を中心として、ベルト車14を囲む弓なりな円弧状となるよう形成されている。
【0017】
そして、このメダル溜20に対し前述した下方のベルト車14は、図1の拡大図に示すように、メダル貯留面20aの最下点よりも、環状ベルト16が下方に移動する側で、桟18がメダル貯留面20aに最接近するよう、メダル貯留面20aの円弧中心よりも環状ベルト16が下方に移動する側に偏心した位置に回転軸が位置するよう配置されている。より具体的には、この下方のベルト車14は、桟18がメダル溜20に最接近する最接近点αが、先の桟18がメダル溜20を通過してから次の桟18が通過する間に、メダル溜20内に溜まるメダルの最大高さ位置に一致するよう設置されている。
【0018】
さらに、リフター1は、メダル溜20内にメダルを投入する投入樋30を備えており、この投入樋30は、環状ベルト16が上方に移動する側で、メダル溜20に連結されている。そしてこの投入樋30は、メダル溜20に向かって下方に傾斜した傾斜底面30aを有している。この投入樋30は、本発明の投入手段に相当する。
【0019】
またさらに、リフター1は、メダル溜20の側面であって、ベルト車14の回転軸の軸方向に垂直な一方の側面側に、モータ(図3参照)を備えている。リフター1では、このモータで下方のベルト車14を回転させベルトコンベア10を稼動させる。
【0020】
その他、本実施形態では、図1中記号X〜Yで示した、環状ベルト16を囲む部分の筐体3は、図2に示すように、断面凸の字状の支柱材3a,3aの先端部分を付き合わせて溶接し、その突き合わせ部分の両側面上を環状ベルト16が滑って移動するよう構成され、環状ベルト16が移動する空間3bを囲むように板体3c,3cが支柱材3a,3aに溶接されている。そして、この部分の筐体3は、ベルト車12,14らを内包する筐体3に各々溶接されている。そのため、この部分の加工は非常に簡単にできる。
【0021】
また、本実施形態では、図3に示すように、メダル溜20の下方のベルト車14が設けられる部分には嵌合溝14aが設けられ、ベルト車14は、この嵌合溝14aに嵌合した状態で回転自在に軸支されている。このようにすれば、ベルト車14の軸方向側面と、メダル溜20の側面板20bとの間にメダルが挟まることを防止できるからである。尚、本実施形態では下方のベルト車14についての嵌合溝14aについてのみ説明したが、上方のベルト車12についても同様の嵌合溝を設けてもよいことはもちろんである。
【0022】
さらに、本実施形態では、筐体3の上方のベルト車14が取り付けられる部分の非投入側側面には、リフター1で下から上に搬送したメダルを供給コンベア230に移し替えるための、移替樋5が設けられている。この移替樋5は周知の技術であるので、その説明は省略する。
【0023】
以上説明したリフター1では、図4に示すように、洗浄ユニット320で洗浄され、排出口320aから排出されたメダルMが投入樋30に投入されると、メダルMは、投入樋30の傾斜底面30a上を滑って搬送され、メダル溜20内に投入される。すると、そのメダル溜20に投入されたメダルMを桟18が掬い取って下から上へ搬送する。そしてその際、本実施形態では、桟18とメダル貯留面20aとが再接近するポイント(最接近点α)が、メダル溜20の最下点よりも、環状ベルト16が下方に移動する側にずらされ、桟18がメダル溜20の最下点上を通過するときには、桟18はメダル溜20から遠ざかるように構成されているので、メダルMが桟18とメダル貯留面20aとの間に挟まれることが効果的に防止される。
【0024】
従って、本実施形態のリフター1を用いると、桟18とメダル貯留面20aとの間にメダルMを挟むことなく、メダル溜20に溜まったメダルMをスムーズに掬いあげることができる。
しかも、本実施形態のリフター1では、上述した最接近点αが、先の桟18がメダル溜20を通過してから次の桟18が通過するまでに、メダル溜20内にメダルMが溜まる最大高さ位置に一致するよう設置されているので、メダルMを効率的に掬い取ることができる。
【0025】
また、本実施形態のリフター1を用いると、メダル貯留面20aの形状が円弧状なので、メダル溜20を簡単に製作できる。
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
【0026】
例えば、本実施形態では、桟18の先端のメダルストッパー18aの形状がJの字状に形成されたものについて説明したが、メダルMが引っかかる形状であればどのような形状であってもよく、例えばLの字状でもよい。
また、本実施形態のメダル貯留面20aの断面形状は、製作簡単のため円弧状としたが、弓なりな形状であればどのような形状でもよく、例えば、楕円の一部を切った形状であってもよい。
【0027】
さらに、桟18がメダル溜20の底面に再接近する最接近点αを、先の桟18がメダル溜20を通過してから次の桟18が通過するまでに、メダル溜20内にメダルMが溜まる高さに一致するよう設定したが、これに限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のリフターの側面構造図である。
【図2】 図1のA−A’断面図である。
【図3】 図1のBーB’断面図である。
【図4】 本実施形態のリフター下部の斜視図である。
【図5】 島及び回収装置に設置される各装置の配置ブロック図である。
【図6】 従来のリフターの側面構造図である。
【符号の説明】
1…リフター、10…ベルトコンベア、12,14…ベルト車、16…環状ベルト、18…桟、20…メダル溜、20a…メダル貯留面、30…投入樋
Claims (2)
- 上下に配置された一対のベルト車に環状ベルトが取り付けられ、該環状ベルトの表面にメダル搬送用の複数の桟が設けられたベルトコンベアと、
前記一対のベルト車のうち、下方に配置されたベルト車の更に下方に配置され、該下方のベルト車側の表面であるメダル貯留面上にメダルを貯留するメダル溜と、
前記ベルト車の回転により前記環状ベルトが上方に移動する側から、前記メダル溜内に前記メダルを投入する投入手段と
を備え、前記ベルトコンベアを稼動させ、前記メダル溜に溜まった前記メダルを前記桟で掬い取って、前記メダルを下から上へ搬送するリフターにおいて、
前記メダル溜は、前記下方のベルト車の回転軸に垂直な断面でみて、前記メダル貯留面が前記下方のベルト車を囲む弓状となるよう形成され、
前記下方のベルト車は、前記メダル貯留面の最下点よりも、前記環状ベルトが下方に移動する側で、前記桟が前記メダル貯留面に最接近するよう、前記メダル貯留面の円弧中心よりも前記環状ベルトが下方に移動する側に偏心した位置に回転軸が位置するよう配置されていることを特徴とするメダル搬送用リフター。 - 前記メダル溜は、前記下方のベルト車の回転軸に垂直な断面でみて、前記メダル貯留面が円弧状となるよう形成されていることを特徴とする請求項1記載のメダル搬送用リフター。
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