JP3751744B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば冷媒加熱式等の空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷媒加熱式等の空気調和機として、商用電源が供給される室内ユニットと、該室内ユニットを介して電力の供給を受ける室外ユニットとからなり、室外ユニットで加熱または冷却された冷媒を室内ユニットに備えられた室内熱交換器に送り、同じく室内ユニットに備えられる室内ファンにより供給される室内空気と前記冷媒との間で熱交換を行うことにより、温風または冷風を室内に供給して暖房運転または冷房運転を行うものが知られている。このような空気調和機では、室内ユニット及び室外ユニットのそれぞれが各ユニットに備えられた機器を制御する制御手段を備え、使用者がリモコンから指示する冷暖房の運転切り換え、温度設定等の情報を室内ユニット制御手段で受信して作動するようになっている。
【0003】
前記空気調和機では、メンテナンスや修理の際の参考に資するために、両ユニットに備えられている機器の異常内容、累積作動時間等の運転履歴、各種制御のための学習値等の運転情報をEEPROM等の不揮発性記憶手段に記憶させておくことが行われている。そして、前記室内ユニットと室外ユニットとでは、前記冷媒を加熱または冷却する機器等を備える室外ユニットの方が負荷が大きく、メンテナンスまたは修理の必要性が高いので、前記不揮発性記憶手段は室外ユニットに設けられ、室内ユニットを介して供給される電力により作動する読み書き手段により前記運転情報の読み書きが行われるようになっている。
【0004】
前記従来の空気調和機では、室内ユニットに商用電源が供給されているときにはいつでも室内ユニットを介して室外ユニットに電力が供給されているので、メンテナンスや修理の際には、前記不揮発性記憶手段の運転情報を前記読み書き手段を介して室外ユニットに備えられた表示装置に表示させたり、前記読み書き手段に検査ユニットを接続し該検査ユニットと通信することにより、前記運転情報を取り出すことができる。
【0005】
ところで、前記室内ユニットにスイッチング手段を設け、前記室内ユニットの待機中の場合等のように空気調和機の運転停止時には該スイッチング手段を開成することにより、室外ユニットに対する給電を停止することが検討されている。前記スイッチング手段によれば、前記空気調和機の運転停止時には室外ユニットに電力が供給されないので、室外ユニット制御手段で消費される分だけ電力消費を低減することができる。
【0006】
しかしながら、前記スイッチング手段を設けると、前記空気調和機の運転停止時には、前記室外ユニットに備えられた前記読み書き手段にも電力が供給されず該読み書き手段が作動しないので、メンテナンスや修理の際に前記不揮発性記憶手段から運転情報を読み出すことができないとの不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる不都合を解消して、運転停止時にも必要に応じて室内ユニットから室外ユニットに電力を供給することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の第1の態様の空気調和機は、商用電源が供給される室内ユニットと、該室内ユニットを介して電力の供給を受ける室外ユニットとからなり、該室内ユニットは該商用電源に接続される接続プラグと、該室内ユニットに備えられた機器を制御する室内側制御手段と、空気調和機の運転・停止を指示する運転スイッチとを備え、該室外ユニットは該室内ユニットから電力の供給を受けるために接続手段を介して前記室内ユニットに接続され、機器の運転情報を記憶する不揮発性記憶手段と、該接続手段を介して供給される電力により作動し該不揮発性記憶手段に対して該運転情報の読み書きを行う読み書き手段とを備える空気調和機において、該室内ユニットに、該空気調和機の運転停止時に該室内側制御手段の指示により開成して該室外ユニットに対する給電を停止するスイッチング手段と、該空気調和機の運転停止中に該接続手段を介して該室外ユニットに対する給電を可能にする給電手段と、該給電手段を作動せしめる給電指示手段と、該商用電源の投入を検出する電源投入検出手段とを設け、該給電手段は該室内側制御手段に設けられ、該給電指示手段の指示に従って該スイッチング手段を強制的に閉成する強制給電回路であり、該電源投入検出手段は該商用電源が投入されたことを検出したときに該給電指示手段として作動することを特徴とする。
【0009】
本発明の空気調和機によれば、通常は、運転停止時には前記室内側制御手段の指示により前記スイッチング手段が開成し、前記室外ユニットに対する給電が停止される。従って、運転停止時における前記室外ユニットでの電力の消費を阻止して、装置全体の消費電力を低減することができる。
【0010】
一方、この状態では前記読み書き手段が作動せず、前記不揮発性記憶手段に記憶されている運転情報を読み出すことができないので、本発明の空気調和機によれば、前記スイッチング手段と共に前記室内ユニットに前記給電手段及び給電指示手段を設けることにより、前記スイッチング手段が開成されているときでも必要に応じて前記給電指示手段を作動させ、前記給電手段により前記接続手段を通じて前記室外ユニットに対して電力を供給することができるようになっている。
【0011】
従って、前記スイッチング手段が開成されているときでも、前記接続手段を介して前記室外ユニットに強制的に電力を供給して、前記読み書き手段を作動させ、前記不揮発性記憶手段に記憶されている運転情報を読み出すことができる。
【0012】
また、前記給電手段を前記室内側制御手段に設けられた前記強制給電回路とすることにより、前記室内側制御手段のプログラムを変更するだけでよく、既存の配線を大きく変更することが無いので装置構成を簡単なものにすることができる。
【0015】
また、本発明の第1の態様によれば、前記電源投入検出手段を設け、これを前記給電指示手段として利用するので、既存の装置を大きく変更することが無く、装置構成を簡単なものにすることができる。
【0016】
前記電源投入検出手段としては、例えば、前記室内ユニットに備えられる接続プラグを一旦引き抜いた後、再び差し込んだときの給電を検出して電源の投入と判断するもの等を挙げることができる。このような電源投入検出手段によれば、前記接続プラグを抜き差しするという簡単な操作で確実に前記給電手段を作動させることができる。
【0017】
さらに、前記給電手段が前記強制給電回路であるときに、本発明の空気調和機は、前記給電手段が前記給電指示手段から指示を受けた後、所定時間後に、前記スイッチング手段を開成することを特徴とする。本発明によれば、前記給電手段が前記給電指示手段の指示を受けたのち所定時間しか作動せず、所定時間経過後は再び前記スイッチング手段を開成する。従って、管理者が前記スイッチング手段を切り忘れた場合にも、前記所定時間経過後は自動的に前記給電指示手段の作動以前の状態に復帰することができる。
【0018】
また、本発明の第2の態様の空気調和機は、商用電源が供給される室内ユニットと、該室内ユニットを介して電力の供給を受ける室外ユニットとからなり、該室内ユニットは該商用電源に接続される接続プラグと、該室内ユニットに備えられた機器を制御する室内側制御手段と、空気調和機の運転・停止を指示する運転スイッチとを備え、該室外ユニットは該室内ユニットから電力の供給を受けるために接続手段を介して前記室内ユニットに接続され、機器の運転情報を記憶する不揮発性記憶手段と、該接続手段を介して供給される電力により作動し該不揮発性記憶手段に対して該運転情報の読み書きを行う読み書き手段とを備える空気調和機において、該室内ユニットに、該空気調和機の運転停止時に該室内側制御手段の指示により開成して該室外ユニットに対する給電を停止するスイッチング手段と、該空気調和機の運転停止中に該接続手段を介して該室外ユニットに対する給電を可能にする給電手段と、該給電手段を作動せしめる給電指示手段とを設け、前記給電手段は前記室内側制御手段と前記スイッチング手段との間に設けられ、前記給電指示手段の指示に従って該スイッチング手段を強制的に閉成する強制給電回路であって、該給電指示手段は該強制給電回路に設けられ、一旦押圧されると接点の接続を保持し再度押圧されると接点の接続を解除するロックスイッチであることを特徴とする。本発明の第2の態様の空気調和機によれば、前記ロックスイッチを押圧・再押圧するという簡単な操作で確実に前記強制給電回路を作動・停止させることができる。
【0019】
また、本発明の第3の態様の空気調和機は、商用電源が供給される室内ユニットと、該室内ユニットを介して電力の供給を受ける室外ユニットとからなり、該室内ユニットは該商用電源に接続される接続プラグと、該室内ユニットに備えられた機器を制御する室内側制御手段と、空気調和機の運転・停止を指示する運転スイッチとを備え、該室外ユニットは該室内ユニットから電力の供給を受けるために接続手段を介して前記室内ユニットに接続され、機器の運転情報を記憶する不揮発性記憶手段と、該接続手段を介して供給される電力により作動し該不揮発性記憶手段に対して該運転情報の読み書きを行う読み書き手段とを備える空気調和機において、該室内ユニットに、該空気調和機の運転停止時に該室内側制御手段の指示により開成して該室外ユニットに対する給電を停止するスイッチング手段と、該空気調和機の運転停止中に該接続手段を介して該室外ユニットに対する給電を可能にする給電手段と、該給電手段を作動せしめる給電指示手段とを設け、前記給電手段は前記室内ユニットの内部で前記スイッチング手段を迂回するバイパス回路であって、前記給電指示手段は該バイパス回路に設けられ、一旦押圧されると接点の接続を保持し再度押圧されると接点の接続を解除するロックスイッチであることを特徴とする。本発明の第3の態様の空気調和機によれば、前記バイパス回路を設け、該バイパス回路に前記ロックスイッチを設けたので、該ロックスイッチを押圧・再押圧するという簡単な操作により確実に前記給電手段を作動・停止させ、前記スイッチング手段の開閉に無関係に、前記接続手段を通じて前記室外ユニットに対して電力を供給することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態の冷媒加熱式空気調和機のシステム構成図であり、図2は第1の実施態様を示すブロック図、図3は第2の実施態様を示すブロック図、図4は第3の実施態様を示すブロック図、図5は第4の実施態様を示すブロック図である。
【0021】
図1を参照して、本実施形態の冷媒加熱式空気調和機は、室内ユニット1と室外ユニット2とからなる。室内ユニット1は、室内熱交換器3、室内熱交換器3に室内空気を供給する室内ファン4、室内ファン4のファンモータ4aを制御する室内側制御手段5を備えている。室内側制御手段5は、CPU、RAM、ROM等からなるマイクロコンピュータであり、図示しない商用電源に接続される接続プラグ6と、図示しないリモコンの紛失もしくは故障、または試運転の際等に空気調和機の運転・停止を指示する運転スイッチ7を備えている。
【0022】
室外ユニット2は、冷媒を貯留するアキュムレータ8、アキュムレータ8から供給される冷媒を圧縮する圧縮機9、圧縮機9から供給される冷媒の流路を冷房運転か暖房運転かに応じて変更する四方電磁弁10、暖房運転時に室内熱交換器3から流出する冷媒を加熱する冷媒加熱器11、冷媒加熱器11を加熱するガスバーナ12、ガスバーナ12に燃焼用空気を供給する燃焼ファン13、冷房運転時に圧縮機9から供給される冷媒と室外空気との熱交換を行う室外熱交換器14、室外熱交換器14に室外空気を供給する室外ファン15、室外熱交換器14から流出する冷媒を噴出させて低温の湿潤蒸気とするキャピラリーチューブ16、室外側制御手段17を備えている。尚、18,19は冷媒の流通方向を制御する二方電磁弁、20,21,22は冷媒の逆流を阻止する逆止弁であり、ガスバーナ12に燃料ガスを供給するガス管23には燃料ガスの供給・停止を制御する電磁弁24,25、室外側制御手段17の指示に従ってガスバーナ12に供給する燃料ガスの量を制御する比例弁26が設けられている。
【0023】
室外側制御手段17は、CPU、RAM、ROM等からなるマイクロコンピュータであり、室内ユニット1と室外ユニット2とを接続する接続ケーブル27を介して室内ユニット1から電力の供給を受けると共に、図示しない双方向通信ケーブルにより室内側制御手段5と接続され、相互に情報を交換することができるようになっており、室外側制御手段17の指示に従って圧縮機9、四方電磁弁10、ガスバーナ12、燃焼ファン13、室外ファン15のファンモータ15a、二方電磁弁18,19、電磁弁24,25、比例弁26を制御するようになっている。また、室外側制御手段17は、試運転に際して室外ユニット2の運転・停止を指示する試運転スイッチ28を備えている。
【0024】
図1示の冷媒加熱式空気調和機で暖房運転を行うときには、冷媒加熱器11で加熱され気化した冷媒蒸気がアキュムレータ8を介して圧縮機9に送られ、圧縮機9で圧縮されることにより高温高圧の冷媒蒸気となる。該高温高圧の冷媒蒸気は、四方電磁弁10を介して室内熱交換器3に送られ、室内ファン4の回転駆動により供給される室内空気と熱交換を行う。この結果、前記冷媒との熱交換により加熱された温風が室内に供給されて暖房を行う。一方、前記冷媒は前記熱交換により凝縮されて液化し、室内熱交換器3から流出して、二方電磁弁18を介して冷媒加熱器11に戻る。そして、前記冷媒は図1に実線で矢示する流路に従って循環しつつ、前記作動を繰り返す。
【0025】
また、図1示の冷媒加熱式空気調和機で冷房運転を行うときには、四方電磁弁10を切り換えて破線で示す流路とし、圧縮機9で圧縮され高温高圧となった冷媒蒸気が、まず、室外熱交換器14に送られる。室外熱交換器14では前記高温高圧の冷媒蒸気は、室外ファン15の回転駆動により供給される室外空気との熱交換により凝縮され、さらに逆止弁20を経てキャピラリーチューブ16から噴出することにより低温の湿潤蒸気となる。この冷媒の湿潤蒸気は、室内熱交換器3に送られることにより室内ファン4の回転駆動により供給される室内空気と熱交換を行う。この結果、前記冷媒との熱交換により冷却された冷風が室内に供給されて冷房を行う。一方、前記冷媒は前記熱交換により加熱されて低温低圧の冷媒蒸気となり、四方電磁弁10、逆止弁21を経てアキュムレータ8に戻る。そして、前記冷媒は図1に破線で矢示する流路に従って循環しつつ、前記作動を繰り返す。尚、二方電磁弁19は、暖房運転時に特定条件下、例えば、圧縮機9が停止したときに開くようになっている。
【0026】
本実施形態は、図1示の冷媒加熱式空気調和機において、図2示のように、室内ユニット1に、該冷媒加熱式空気調和機の運転停止時に室内側制御手段5の指示により開成して、室外ユニット2に対する給電を停止するスイッチング手段としてのパワーリレー31を設け、さらに前記室外側制御手段17に、不揮発性記憶手段としてのEEPROM32と、EEPROM32にデータを読み書きするものであってそれ自体CPU、RAM、ROM等からなるマイクロコンピュータである読み書き手段33とを設けたものである。尚、34は読み書き手段33によりEEPROM32から読み出されたデータを室外ユニット2に表示する表示器である。
【0027】
図2において、室内ユニット1には接続プラグ6に接続する配線に室内ファン4のファンモータ4aが接続されて室内側制御手段5により制御されるようになっている。また、室外ユニット2には接続ケーブル27に接続する配線に圧縮機9及び室外ファン15のファンモータ15aが接続され、それぞれ室外側制御手段17により制御されるようになっているが、これは煩雑をさけるために圧縮機9及びファンモータ15aのみを示したものであり、実際には前述のように、四方電磁弁10、ガスバーナ12、燃焼ファン13、二方電磁弁18,19、電磁弁24,25、比例弁26もまた前記配線に接続されて、それぞれ室外側制御手段17により制御されるようになっている。
【0028】
前記EEPROM32は、室内ユニット1及び室外ユニット2に備えられている各機器の異常内容、累積作動時間等の運転履歴、各種制御のための学習値等の運転情報を記憶するものであり、メンテナンスや修理の際には、前記運転情報を表示器34に表示させ、或いは別途検査ユニットを室外側制御手段17に接続して前記運転情報を読み出すことができる。しかし、前記冷媒加熱式空気調和機の運転停止時には、パワーリレー31が開成して室外ユニット2に対する通電が遮断されるため、前記運転情報を読み出すことができない。
【0029】
そこで本実施形態の第1の態様では、図2示のように、室内側制御手段5の運転スイッチ7に、空気調和機の運転・停止を指示する本来の機能の他に、前記冷媒加熱式空気調和機の運転停止時にパワーリレー31を閉成して室外ユニット2に対する給電を指示する機能を付与すると共に、室内側制御手段5に運転スイッチ7の指示によりパワーリレー31を強制的に閉成する強制給電回路35及び強制給電回路35の作動以降の経過時間を計時するタイマ36を設けたものである。本態様では、運転スイッチ7は押圧時間が5秒以内であれば空気調和機の運転・停止を指示する本来の操作、押圧時間が5秒を超えたときには前記室外ユニット2に対する給電を指示する操作となる。
【0030】
本実施形態の第1の態様によれば、前記冷媒加熱式空気調和機の運転停止時にメンテナンスまたは修理のためにEEPROM32から情報を読み出そうとするときには、まず、作業者が運転スイッチ7を5秒を超える時間押圧する。すると、運転スイッチ7から強制給電回路35に、室外ユニット2に対して給電を行うよう指示が出され、同時にタイマ36が作動される。この結果、強制給電回路35がパワーリレー31を閉成するので、接続ケーブル27を介して室外ユニット2に電力が供給され、EEPROM32から情報を読み出すことが可能になる。
【0031】
また、タイマ36は強制給電回路35の作動、すなわちパワーリレー31の閉成と同時に作動して、強制給電回路35の作動以降の経過時間を計時する。そして、強制給電回路35の作動以降、所定時間を経過すると、強制給電回路35に指示してパワーリレー31を開成させる。前記所定時間は、EEPROM32から情報を読み出すために十分な時間であればよく、過剰に長くする必要はない。
【0032】
また、タイマ36により自動的にパワーリレー31を開成させる代わりに、作業者がEEPROM32から情報を読み出したのち、手動でパワーリレー31を開成させるようにしてもよい。この場合には、例えば、強制給電回路35を作動させる場合と同様に、運転スイッチ7にパワーリレー31の開成を指示する機能を付与する手段等を採用することができる。
【0033】
次に、本実施形態の第2の態様は、前記第1の態様のように運転スイッチ7に前記冷媒加熱式空気調和機の運転停止時にパワーリレー31を閉成して室外ユニット2に対する給電を指示する機能を付与する代わりに、図3示のように室内側制御手段5と、室内側制御手段5に電力を供給する整流回路37との間に、電源投入検出手段38を介装したものである。電源投入検出手段38は、接続プラグ6が図示しない商用電源から一旦引き抜かれ、再び該商用電源に差し込まれると、前記整流回路37に対する通電を検知して電源の投入を検出することができる。
【0034】
本実施形態の第2の態様によれば、前記冷媒加熱式空気調和機の運転停止時にメンテナンスまたは修理のためにEEPROM32から情報を読み出そうとするときには、まず、作業者が接続プラグ6を図示しない商用電源から一旦引き抜いて、再び差し込む。すると、電源投入検出手段38が前記のようにして電源の投入を検出し、強制給電回路35に、室外ユニット2に対して給電を行うよう指示を出すと同時にタイマ36を作動させる。この結果、第1の態様と同様に強制給電回路35がパワーリレー31を閉成し、EEPROM32から情報を読み出すことが可能になる。
【0035】
タイマ36の作動は、前記第1の態様と全く同一であり、強制給電回路35の作動以降、所定時間を経過すると、強制給電回路35に指示してパワーリレー31を開成させる。
【0036】
次に、本実施形態の第3の態様は、前記第1または第2の態様のように室内側制御手段5内に強制給電回路35を設ける代わりに、室内側制御手段5とパワーリレー31との間に強制給電回路35を設け、これにロックスイッチ35aを設けたものである。ロックスイッチ35aは、一旦押圧されると接点の接続を保持し再度押圧されると接点の接続を解除するようになっている。尚、強制給電回路35と室内側制御手段5との間にはトランジスタが介装され、強制給電回路35の指示と室内側制御手段5の指示とを択一的にパワーリレー31に伝えるようになっている。
【0037】
本実施形態の第3の態様によれば、前記冷媒加熱式空気調和機の運転停止時にメンテナンスまたは修理のためにEEPROM32から情報を読み出そうとするときには、まず、作業者がロックスイッチ35aを押圧して接点の接続を保持させる。すると、強制給電回路35が作動して、パワーリレー31を閉成し、EEPROM32から情報を読み出すことが可能になる。
【0038】
次に、EEPROM32からの情報の読み出しが終了したならば、作業者が再びロックスイッチ35aを押圧することにより接点の接続が解除される。この結果、室外ユニット2に対する電力の供給が停止され、室内ユニット1は、EEPROM32から情報を読み出す以前の状態に復帰する。
【0039】
次に、本実施形態の第4の態様は、前記第1乃至第3の態様のように前記冷媒加熱式空気調和機の運転停止時に強制給電回路35によりパワーリレー31を閉成する代わりに、図5示のように室内ユニット1の内部でパワーリレー31を迂回するバイパス回路39を設け、バイパス回路39にロックスイッチ40を設けたものである。ロックスイッチ40は、図4示のロックスイッチ35aと同様に一旦押圧されると接点の接続を保持し再度押圧されると接点の接続を解除するようになっている。
【0040】
本実施形態の第4の態様によれば、前記冷媒加熱式空気調和機の運転停止時にメンテナンスまたは修理のためにEEPROM32から情報を読み出そうとするときには、まず、作業者がロックスイッチ40を押圧して接点の接続を保持させる。すると、パワーリレー31の両側がバイパス回路39により接続され、パワーリレー31が開成した状態であっても、接続ケーブル27を介して室外ユニット2に電力が供給され、EEPROM32から情報を読み出すことが可能になる。
【0041】
次に、EEPROM32からの情報の読み出しが終了したならば、作業者が再びロックスイッチ40を押圧することにより接点の接続が解除され、室外ユニット2に対する電力の供給が停止されて、室内ユニット1は、EEPROM32から情報を読み出す以前の状態に復帰する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒加熱式空気調和機の一例を示すシステム構成図。
【図2】本発明の第1の実施態様を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施態様を示すブロック図。
【図4】本発明の第3の実施態様を示すブロック図。
【図5】本発明の第4の実施態様を示すブロック図。
【符号の説明】
1…室内ユニット、2…室外ユニット、5…室内側制御手段、6…接続プラグ、7…運転スイッチ(給電指示手段)、27…接続手段、31…スイッチング手段、32…不揮発性記憶手段、33…読み書き手段、35…強制給電回路(給電手段)、39…バイパス回路(給電手段)、38…電源投入検出手段(給電指示手段)、35a,40…ロックスイッチ(給電指示手段)。
Claims (4)
- 商用電源が供給される室内ユニットと、該室内ユニットを介して電力の供給を受ける室外ユニットとからなり、該室内ユニットは該商用電源に接続される接続プラグと、該室内ユニットに備えられた機器を制御する室内側制御手段と、空気調和機の運転・停止を指示する運転スイッチとを備え、該室外ユニットは該室内ユニットから電力の供給を受けるために接続手段を介して前記室内ユニットに接続され、機器の運転情報を記憶する不揮発性記憶手段と、該接続手段を介して供給される電力により作動し該不揮発性記憶手段に対して該運転情報の読み書きを行う読み書き手段とを備える空気調和機において、
該室内ユニットに、該空気調和機の運転停止時に該室内側制御手段の指示により開成して該室外ユニットに対する給電を停止するスイッチング手段と、該空気調和機の運転停止中に該接続手段を介して該室外ユニットに対する給電を可能にする給電手段と、該給電手段を作動せしめる給電指示手段と、該商用電源の投入を検出する電源投入検出手段とを設け、
該給電手段は該室内側制御手段に設けられ、該給電指示手段の指示に従って該スイッチング手段を強制的に閉成する強制給電回路であり、該電源投入検出手段は該商用電源が投入されたことを検出したときに該給電指示手段として作動することを特徴とする空気調和機。 - 前記給電手段は、前記給電指示手段から指示を受けた後、所定時間後に前記スイッチング手段を開成することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 商用電源が供給される室内ユニットと、該室内ユニットを介して電力の供給を受ける室外ユニットとからなり、該室内ユニットは該商用電源に接続される接続プラグと、該室内ユニットに備えられた機器を制御する室内側制御手段と、空気調和機の運転・停止を指示する運転スイッチとを備え、該室外ユニットは該室内ユニットから電力の供給を受けるために接続手段を介して前記室内ユニットに接続され、機器の運転情報を記憶する不揮発性記憶手段と、該接続手段を介して供給される電力により作動し該不揮発性記憶手段に対して該運転情報の読み書きを行う読み書き手段とを備える空気調和機において、
該室内ユニットに、該空気調和機の運転停止時に該室内側制御手段の指示により開成して該室外ユニットに対する給電を停止するスイッチング手段と、該空気調和機の運転停止中に該接続手段を介して該室外ユニットに対する給電を可能にする給電手段と、該給電手段を作動せしめる給電指示手段とを設け、
前記給電手段は前記室内側制御手段と前記スイッチング手段との間に設けられ、前記給電指示手段の指示に従って該スイッチング手段を強制的に閉成する強制給電回路であって、該給電指示手段は該強制給電回路に設けられ、一旦押圧されると接点の接続を保持し再度押圧されると接点の接続を解除するロックスイッチであることを特徴とする空気調和機。 - 商用電源が供給される室内ユニットと、該室内ユニットを介して電力の供給を受ける室外ユニットとからなり、該室内ユニットは該商用電源に接続される接続プラグと、該室内ユニットに備えられた機器を制御する室内側制御手段と、空気調和機の運転・停止を指示する運転スイッチとを備え、該室外ユニットは該室内ユニットから電力の供給を受けるために接続手段を介して前記室内ユニットに接続され、機器の運転情報を記憶する不揮発性記憶手段と、該接続手段を介して供給される電力により作動し該不揮発性記憶手段に対して該運転情報の読み書きを行う読み書き手段とを備える空気調和機において、
該室内ユニットに、該空気調和機の運転停止時に該室内側制御手段の指示により開成して該室外ユニットに対する給電を停止するスイッチング手段と、該空気調和機の運転停止中に該接続手段を介して該室外ユニットに対する給電を可能にする給電手段と、該給電手段を作動せしめる給電指示手段とを設け、
前記給電手段は前記室内ユニットの内部で前記スイッチング手段を迂回するバイパス回路であって、前記給電指示手段は該バイパス回路に設けられ、一旦押圧されると接点の接続を保持し再度押圧されると接点の接続を解除するロックスイッチであることを特徴とする空気調和機。
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| JP04079698A JP3751744B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 空気調和機 |
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