JP3751763B2 - コンクリートスラブおよび構築物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコンクリートスラブおよび構築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート造などの建物は、ほとんどがプレキャストコンクリート板でコンクリートスラブを構築しており、図18に示すように、トラス筋33間に軽量型枠34を配設したプレキャストコンクリート板35を梁36間に隣接状態で敷設してコンクリートスラブ37を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなコンクリートスラブは、プレキャストコンクリート板のトラス筋が長辺方向にしか配筋されていないため、荷重が前記トラス筋に沿った一方向にしか流れず、特に大きなせん断力が作用する周辺部においては偏った配筋となっていた。
【0004】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、周辺部をそこに作用するせん断力に耐えられる強さとし、かつ周辺部の荷重が二方向に流れるコンクリートスラブおよび構築物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための手段は、請求項1の発明が、所定の大きさのコンクリート板の一面にトラス筋が適宜間隔をもって配筋され、これらのトラス筋間に軽量型枠が配設されたプレキャストコンクリート板が、梁間に隣接状態で複数配設されて下床が形成され、該下床にトップコンクリートが打設されて形成されたコンクリートスラブにおいて、前記下床の少なくとも両端側に配設されたプレキャストコンクリート板の中央部のトラス筋を境にした内側のトラス筋間には軽量型枠が配設され、中央部のトラス筋を境にした外側のトラス筋間の中央部または両端部には前記軽量型枠よりも小さな小型軽量型枠が配設され、これらの軽量型枠間にはトラス筋と交差する横筋が配筋され、該横筋のうちの何本かは、一端部のプレキャストコンクリート板から中央部のプレキャストコンクリート板を横切って、他端部のプレキャストコンクリート板にまで配筋されたことを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明によれば、トップコンクリートが多く打設されたコンクリートスラブの周辺部が強化されて、そこに作用するせん断力に耐えられる強さになるとともに、周辺部に作用する荷重が二方向に流れるようになる。
【0007】
また請求項2の発明は、所定の大きさのコンクリート板の一面に適宜間隔をもって配筋されたトラス筋のうちの中央部のトラス筋を境にした内側のトラス筋間には軽量型枠が配設され、中央部のトラス筋を境にした外側のトラス筋間における中央部または両端部には前記軽量型枠よりも小さな小型軽量型枠が配設された薄肉プレキャストコンクリート板が、梁間の両端部側に配設され、この薄肉プレキャストコンクリート板の間には、所定の大きさのコンクリート板の一面に適宜間隔をもって配筋されたトラス筋間に軽量型枠が配設された薄肉プレキャストコンクリート板と、複合薄肉プレキャストコンクリート板とが隣接状態で配設されて下床が形成され、該下床にはトップコンクリートが打設され、この下床における軽量型枠間にはトラス筋と交差する横筋が配筋され、該横筋のうちの何本かは、一端部の薄肉プレキャストコンクリート板から中央部の薄肉プレキャストコンクリート板および複合薄肉プレキャストコンクリート板とを横切って、他端部の薄肉プレキャストコンクリート板にまで配筋され、前記複合薄肉プレキャストコンクリート板は所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、一方のエリアに背の高いトラス筋を上部が突出するように適宜間隔をもって配筋し、他方のエリアには背の低いトラス筋を上部が突出するように適宜間隔をもって配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所で上下に重ね合わせて配筋し、これらの背の高いトラス筋と背の低いトラス筋との高低差をもって段差部が形成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明によれば、周辺部が強化されたコンクリートスラブに段差部が容易に形成できる。
【0009】
また請求項3の発明は、上記のコンクリートスラブを備えたことを特徴とする構築物。
【0010】
請求項3の発明によれば、周辺部が強化され、かつ周辺部に作用する荷重をトラス筋および横筋に沿って二方向に流せるコンクリートスラブを備えた構築物が構築できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のプレキャストコンクリート板の実施の形態を図1〜図8に基づいて説明した後、図9〜図17に基づいてコンクリートスラブの実施の形態について説明する。
【0030】
図1はプレキャストコンクリート板の平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3の(1)は図1のB−B線断面図、(2)は同C−C線断面図である。
【0031】
プレキャストコンクリート板(以下薄肉PC板という)1は、平面矩形のコンクリート板2と、該コンクリート板2の長辺方向に沿って配筋されたトラス筋3と、該トラス筋3間に配設された軽量型枠4とから構成されている。
【0032】
トラス筋3は上部がコンクリート板2の上面から突出した状態で適宜間隔ごとに5本配筋され、中央部のトラス筋3を境にした一方のトラス筋3間に軽量型枠4が配設されているが、他方のトラス筋3間には軽量型枠4は配設されていない。したがって、この軽量型枠4が配設されていない箇所には、軽量型枠4が配設された箇所よりも多くのコンクリートが打設できる。
【0033】
このトラス筋3は、三角形状に配置された一本の上弦筋(トップ筋)6と二本の下弦筋(下端筋)7が波形のラチス筋8で接合されたトラスであり、上弦筋6側がコンクリート板2の上面から突出しているとともに、下弦筋7がコンクリート板2内の曲げ補強筋9に接合されている。なお、トラス筋3は上記のようなものに限定されず、一本の上弦筋と一本の下弦筋を波型のラチス筋で接合したトラスであってもよい。
【0034】
軽量型枠4は高さがトラス筋3よりも低く、かつ打設されるコンクリートによって圧壊しないものが用いられ、具体的には、発泡ポリスチレンのようなビーズ型内発泡成形による合成樹脂発泡成形品が使用されるが、その他にもエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂等からなる発泡成形品等を使用することも可能である。また軽量型枠4の材質としては、コンクリートに対して軽量であれば特に限定されるものではなく、中空鋼管などであってもよい。なお、軽量型枠4は図1において8個配設されているが、大きさを変えることによりこれ以下またはこれ以上配設することもできる。
【0035】
図4の(1)および(2)は、端部のトラス筋3間に軽量型枠4を配設せずに、残りのトラス筋3間に軽量型枠4を配設した薄肉PC板1a、1bである。同図の(1)は同じ大きさの軽量型枠4を配設した薄肉PC板1aであり、(2)は一部に小型軽量型枠5を配設した薄肉PC板1bである。このように一部に小型軽量型枠5を配設すると、これらの間にトラス筋3と交差する横筋を配筋することができる。またこれとは反対に、端部のトラス筋間だけに軽量型枠を配設し、残りのトラス筋間には軽量型枠を配設しない薄肉PC板とすることもでき(図示せず)、必要強度に応じて軽量型枠の配設箇所を変えることができる。
【0036】
また図6は、コンクリート板2の中央部のトラス筋3を境にした一方のトラス筋3間に配設された軽量型枠4の配設間隔が、他方のトラス筋3間に配設された軽量型枠4の配設間隔よりも広い薄肉PC板1cである。この配設間隔が広い軽量型枠4間には、配設間隔が狭い軽量型枠4間よりも多くのトップコンクリートが打設できる。この広い配設間隔の幅は強度に応じて任意の幅に設定することができる。また図6に示すように、広い配設間隔の軽量型枠4は2列に限定されるものでなく、1列または2列以上であってもよい。
【0037】
図7および図8は、コンクリート板2の中央部における軽量型枠4またはコンクリート板2の端部における軽量型枠4が、他の軽量型枠4よりも小さな小型軽量型枠5を配設した薄肉PC板1d、1e、1fである。図7の(1)は、コンクリート板2の中央部のトラス筋3を境にした一方のトラス筋3間の中央部に小型軽量型枠5を配設した薄肉PC板1dである。また同図の(2)は、コンクリート板2の中央部に小型軽量型枠5を配設した薄肉PC板1eである。さらに図8は、コンクリート板2の中央部のトラス筋3を境にした一方のトラス筋3間の両端部に小型軽量型枠5を配設した薄肉PC板1fである。なお、前記小型軽量型枠5の大きさおよび配設間隔は必要に応じて変えることができ、かつ大きさの異なる小型軽量型枠5を等間隔、または異なった間隔ごとに配設することもできる(図示せず)。
【0038】
図9は図1の薄肉PC板1を使用したコンクリートスラブ10を示し、長尺梁11と短尺梁12とで囲まれた空間部の両端部、すなわち短尺梁12側のみに薄肉PC板1が敷設されるとともに、これらの薄肉PC板1の間に通常の薄肉PC板13が隣接状態で敷設されて下床14が形成され、該下床14にスラブ上端筋15を配筋してトップコンクリート16が打設されている。
【0039】
下床14における両端部の薄肉PC板1には、中央部のトラス筋3を境にした一方のトラス筋3間に軽量型枠4が配設されるが、他方のトラス筋3間には軽量型枠4は配設されていない。したがって、図10に示すように、トップコンクリート16が打設されると短尺梁12の周辺部が強化されたコンクリートスラブ10が形成される。前記のトラス筋3としては、前記と同様に三角トラスやI形トラスを使用することもできる。
【0040】
また、前記両端部における薄肉PC板1には、トラス筋3と直交した横筋17が配筋されているため、薄肉PC板1同士、および薄肉PC板1と短尺梁12との一体性が強くなってコンクリートスラブ10全体としての強度が大きくなるとともに、短尺梁12の周辺部に作用する荷重を二方向に流すことができる。さらに、薄肉PC板1、13と長尺梁11との間には連結筋19が配筋されている。
【0041】
この横筋17は、下床14における一端部の薄肉PC板1から中央部の薄肉PC板13を横切って、他端部の薄肉PC板1にまで配筋され、単数または複数に束ねた異形鉄筋やトラス筋を使用するものとし、所定長さのものを溶接などで接続して形成する。
【0042】
また横筋17は、図11に示すように、薄肉PC板1と短尺梁12の接合部、および相互の薄肉PC板1の接合部にのみ配筋することもできる。
【0043】
図12および図13は、図4の薄肉PC板1a、1b、すなわち端部のトラス筋3間に軽量型枠4が配設されていない薄肉PC板1a、1bを、短尺梁12側に配設したコンクリートスラブ10a、10bである。このうち図13のコンクリートスラブ10bの両端部の薄肉PC板1bには、一部に小型軽量型枠5が配設されており、これらの小型軽量型枠5間に横筋18が配筋されて短尺梁12との一体性を強め、かつ周辺部も強化し、そこに作用する荷重を二方向に流すようにしている。
【0044】
図14は、図6の薄肉PC板1cを、長尺梁11と短尺梁12とで囲まれた空間部の両端部、すなわち短尺梁12側のみに配設したコンクリートスラブ10cである。配設間隔の広い軽量型枠4間には横筋17が配筋されるとともに、配設間隔が狭い軽量型枠4間よりも多くのトップコンクリート16が打設されている。したがってコンクリートスラブ10cの周辺部にはトップコンクリート16が多く打設されて剛性が大きくなっているため、そこに作用するせん断力に耐えられる強さになるとともに、周辺部に作用する荷重が二方向に流れるようになっている。
【0045】
図15は、長尺梁11と短尺梁12とで囲まれた空間部の両端部、すなわち短尺梁12側に図7の(1)の薄肉PC板1dを配設したコンクリートスラブ10dである。前記薄肉PC板1dの中央部の小型軽量型枠4間には多くの横筋18が配筋され、これに沿って前記中央部に作用する荷重が流れるようになっている。
【0046】
図16は、図1の薄肉PC板1を使用し、かつ段差部を備えたコンクリートスラブ20であり、長尺梁21と短尺梁22とで囲まれた空間部の両端部、すなわち短尺梁22側に敷設された薄肉PC板1と、これらの間に敷設された通常の薄肉PC板13と、複合プレキャストコンクリート板(以下複合薄肉PC板)23とから下床24が形成され、該下床24にスラブ上端筋25が配筋されてトップコンクリート26が打設されている。
【0047】
複合薄肉PC板23は、分割された二つのエリア27、28のうちの一方のエリア27に背の高いトラス筋29が長辺方向に沿って配筋され、これらの間に軽量型枠4が配設されている。一方、他方のエリア28には背の低いトラス筋30が適宜間隔ごとに配筋されて、その端部が背の高いトラス筋29に重ね配筋されている。この重ね配筋はトラス筋29、30同士を横に添わせる以外に、図12の(2)に示すように、上下に重ね合わせることもできる。これにより重ね合わせ部における強度をさらに強めることができるとともに、トラス筋29、30同士を横に添わせて配筋する手間が省ける。
【0048】
したがって、図17の(1)および(2)に示すように、複合薄肉PC板23における背の低いトラス筋30と他の背の高いトラス筋3、29との間に高低差が生じ、これをもってトップコンクリート26が打設されて、同図の(3)に示すような段差部31が形成される。
【0049】
なお、このコンクリートスラブ20には図1の薄肉PC板1に代わって、図4図6、図7、図8の薄肉PC板1a、1b、1c、1d、1e、1fを使用することもでき、前記のコンクリートスラブ10、10a、10b、10c、10dと同じ効果を達成することができる。
【0050】
また図9、図12、図13、図14、図15、図16のコンクリートスラブ10、10a、10b、10c、10d、20においては、横筋が一端部の薄肉PC板から他端部の薄肉PC板にかけて配筋されているが、図11に示すような横筋の配筋とすることもできる。
【0051】
また図9、図11、図12、図13、図14および図15のコンクリートスラブ10、10a、10b、10c、10dによる鉄骨造、鉄筋コンクリート造および鉄骨鉄筋コンクリート造の構築物を構築すると、周辺部が強化され、かつ周辺部に作用する荷重をトラス筋および横筋に沿って二方向に流せるコンクリートスラブ10、10a、10b、10c、10dを備えた構築物(図示せず)が構築できる。
【0052】
【発明の効果】
薄肉PC板内における強度に変化を与えること、すなわち軽量型枠が配設されていない部分の強度を、軽量型枠が配設された部分よりも大きくすることができる。
【0053】
小型軽量型枠を配設した箇所にはトラス筋と交差する横筋を多数配筋することができる。
【0054】
トップコンクリートが他よりも多く打てる間隙部をコンクリート板上に形成することができる。
【0055】
コンクリートスラブの周辺部が強化されて、そこに作用するせん断力に耐えられるようになる。
【0056】
コンクリートスラブにおける小型軽量型枠が配設された箇所にはトラス筋と交差する横筋を配筋する空間部が形成できる。
【0057】
トップコンクリートが多く打設されたコンクリートスラブの周辺部が強化されて、そこに作用するせん断力に耐えられる強さになる。
【0058】
周辺部が強化されたコンクリートスラブに段差部を容易に形成することができる。
【0059】
コンクリートスラブの短尺梁側の中央部に作用する荷重を横筋に沿って流すことができる。
【0060】
コンクリートスラブの周辺部に作用する荷重をトラス筋および横筋に沿って二方向に流すことができる。
【0061】
コンクリートスラブにおける両端部のプレキャストコンクリート板と中央部のプレキャストコンクリート板との一体性を高める。
【0062】
周辺部が強化され、かつ周辺部に作用する荷重をトラス筋および横筋に沿って二方向に流せるコンクリートスラブを備えた構築物が構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄肉PC板の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】(1)は図1のB−B線断面図、(2)は同C−C線断面図である。
【図4】(1)および(2)は他の薄肉PC板の平面図である。
【図5】図4の(1)のD−D線断面図である。
【図6】他の薄肉PC板の平面図である。
【図7】(1)および(2)は他の薄肉PC板の平面図である。
【図8】他の薄肉PC板の平面図である。
【図9】コンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】他のコンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図12】他のコンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図13】他のコンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図14】他のコンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図15】他のコンクリートスラブの一部切欠平面図である。
【図16】(1)は段差部を備えたコンクリートスラブの一部切欠平面図、(2)はトラス筋の重ね配筋の断面図である。
【図17】(1)は図16のF−F線断面図、(2)は同G−G線断面図、(3)はトップコンクリートを打設して形成した段差部の断面図である。
【図18】従来の薄肉PC板を敷設したコンクリートスラブの平面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、13、35 薄肉PC板
2 コンクリート板
3、29、30、33 トラス筋
4、5、34 軽量型枠
6 上弦筋
7 下弦筋
8 ラチス筋
9 曲げ補強筋
10、10a、10b、10c、10d、20、37 コンクリートスラブ
11、21 長尺梁
12、22 短尺梁
14、24 下床
15、25 スラブ上端筋
16、26 トップコンクリート
23 複合薄肉PC板
17、18 横筋
19 連結筋
27、28 エリア
31 段差部
36 梁
Claims (3)
- 所定の大きさのコンクリート板の一面にトラス筋が適宜間隔をもって配筋され、これらのトラス筋間に軽量型枠が配設されたプレキャストコンクリート板が、梁間に隣接状態で複数配設されて下床が形成され、該下床にトップコンクリートが打設されて形成されたコンクリートスラブにおいて、前記下床の少なくとも両端側に配設されたプレキャストコンクリート板の中央部のトラス筋を境にした内側のトラス筋間には軽量型枠が配設され、中央部のトラス筋を境にした外側のトラス筋間の中央部または両端部には前記軽量型枠よりも小さな小型軽量型枠が配設され、これらの軽量型枠間にはトラス筋と交差する横筋が配筋され、該横筋のうちの何本かは、一端部のプレキャストコンクリート板から中央部のプレキャストコンクリート板を横切って、他端部のプレキャストコンクリート板にまで配筋されたことを特徴とするコンクリートスラブ。
- 所定の大きさのコンクリート板の一面に適宜間隔をもって配筋されたトラス筋のうちの中央部のトラス筋を境にした内側のトラス筋間には軽量型枠が配設され、中央部のトラス筋を境にした外側のトラス筋間における中央部または両端部には前記軽量型枠よりも小さな小型軽量型枠が配設された薄肉プレキャストコンクリート板が、梁間の両端部側に配設され、この薄肉プレキャストコンクリート板の間には、所定の大きさのコンクリート板の一面に適宜間隔をもって配筋されたトラス筋間に軽量型枠が配設された薄肉プレキャストコンクリート板と、複合薄肉プレキャストコンクリート板とが隣接状態で配設されて下床が形成され、該下床にはトップコンクリートが打設され、この下床における軽量型枠間にはトラス筋と交差する横筋が配筋され、該横筋のうちの何本かは、一端部の薄肉プレキャストコンクリート板から中央部の薄肉プレキャストコンクリート板および複合薄肉プレキャストコンクリート板とを横切って、他端部の薄肉プレキャストコンクリート板にまで配筋され、前記複合薄肉プレキャストコンクリート板は所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、一方のエリアに背の高いトラス筋を上部が突出するように適宜間隔をもって配筋し、他方のエリアには背の低いトラス筋を上部が突出するように適宜間隔をもって配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所で上下に重ね合わせて配筋し、これらの背の高いトラス筋と背の低いトラス筋との高低差をもって段差部が形成されたことを特徴とするコンクリートスラブ。
- 請求項1または2に記載のコンクリートスラブを備えたことを特徴とする構築物。
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