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JP3752245B2 - 水路の取水口用ゴミ逃がし装置 - Google Patents
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JP3752245B2 - 水路の取水口用ゴミ逃がし装置 - Google Patents

水路の取水口用ゴミ逃がし装置 Download PDF

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Description

本発明は、水路の側面に開口した取水口に設けられ、水路の上流から流れて取水口に流入しようとするゴミを水路の下流に逃がす水路の取水口用ゴミ逃がし装置に関する。
従来、この種の水路の取水口用ゴミ逃がし装置としては、例えば、特許文献1(特開平10−8439号公報)に記載されたものが知られている。
この水路の取水口用ゴミ逃がし装置は、図8に示すように、水路Cの側面に開口した取水路の取水口4に設けられ、水路Cの上流から流れて取水口4に流入しようとするゴミを該水路Cの下流に逃がすものである。
このゴミ逃がし装置Daは、水路Cの取水口4の開口面を遮断するように設けられたスクリーンSaを備えており、このスクリーンSaは、軸2に多数の円板1を連通して形成されこの軸2を中心に回動可能に形成された複数の円筒部材3を、隣接する円筒部材3の円板1同士が交互に噛合するように複数列設して形成されている。
また、円筒部材3は、モータ及びモータの回動を軸に伝達するプーリ等を備えた駆動機構(図示せず)により、互いに連動して同方向に回動させられる。
このゴミ逃がし装置Daを用いて、水路Cの上流から流れて取水口4に流入しようとするゴミを水路の下流に逃がす場合は、取水時に、スクリーンSaの各円筒部材3の軸2を駆動機構で回動させる。
この際、水路Cから流入する水は、円板1と円板1との間を通って取水口4から取水路側に流れ込む一方、水路Cの上流から流れて取水口4に流入しようとするゴミは、スクリーンSaの円筒部材3の円板1に遮られるとともに、取水口4に流れ込む水により水路C側の外周面に押し付けられる。円筒部材3の水路C側の外周面に押し付けられたゴミは、円筒部材3の回動により、このゴミが水路側の外周面に付着している円筒部材3の下流側に隣接する円筒部材3に、順次移送されていき、最下流の円筒部材3から水路の下流に逃がされるようになる。
特開平10−8439号公報
ところで、このような従来の水路の取水口用ゴミ逃がし装置Daにあっては、各円筒部材3の円板1を互いに噛合して、各円筒部材3を全て回動させなければならず、構造が複雑になり、また、装置の製造や設置が煩雑になっているという問題があった。
また、スクリーンSaの円筒部材3に押し付けられて付着したゴミが、例えば、樹脂製の袋のようにその表面が滑らかであったりすると、ゴミが円筒部材3に対して滑って下流側の円筒部材3に移送できなくなり、確実にゴミを下流に逃がせなくなることがあるという問題もあった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、構造を簡単にするとともに取水口に流れ込もうとするゴミを確実に下流に逃がすようにした水路の取水口用ゴミ逃がし装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の水路の取水口用ゴミ逃がし装置は、底面及び該底面に立設された一対の側面を有した水路の当該側面に開口した取水口に設けられ、上記水路の上流から流れて上記取水口に流入しようとするゴミを該水路の下流に逃がす水路の取水口用ゴミ逃がし装置において、上記取水口の上流側の一側縁に回動可能に設けられ回動により取水口を閉じる閉位置及び回動により水路側に突出する突出位置の2位置に位置させられる網状のスクリーンと、該スクリーンを回動させて上記閉位置及び突出位置に位置させる駆動機構とを備えている。
従って、この水路の取水口用ゴミ逃がし装置を用いる際は、取水口に設けたスクリーンを閉位置で待機させておく。
この際、水路の上流から流れてくる水は、その一部が取水口に流入していく。そして、水のみが金網の間を通って流入する一方、ゴミはスクリーンに付着していく。
そして、閉位置において、スクリーンにゴミがある程度溜まって取水に影響する前に、駆動機構を作動させる。
駆動機構が作動すると、スクリーンは取水口の上流側一側縁を中心に回動させられ、スクリーンが水路側の突出位置に突出させられる。
この際、突出位置において、スクリーン上のゴミは、取水口に流れ込む水流から離されるとともに、水路の上流から下流に流れる水流に晒される。そして、スクリーン上のゴミの一部は、この上流から下流に流れる水流により、水路の下流へ逃がされていき、また、一部はスクリーンに押し付けられた状態を保持する。
次に、スクリーンが閉位置に位置するように、スクリーンの当初の回動とは逆方向に回動させる。
この際、スクリーン上に残ったゴミは、水路の上流から下流に流れる水流に晒され、水路の下流に逃されていく。
また、この際、相対的にスクリーンの裏面から表面に向かう水の流れができ、スクリーン上のゴミにはスクリーンから離間するように水の力が作用するので、スクリーン上のゴミがスクリーンから離れて、水路の上流から下流に流れる水の流れに晒され易くなり、確実に水路の下流に逃がされていく。
これにより、本装置はスクリーンを開閉させる簡単な機構なので、構造を簡単にすることができるとともに、駆動機構により、スクリーンを閉位置から突出位置に突出させたあと閉位置に戻すだけで、スクリーンに付着したゴミを水路の上流から下流に流れる水の流れに晒すことができるので、取水口に流れ込もうとするゴミを確実に下流に逃がすことができる。また、ある程度、スクリーンにゴミが溜まるまでは、駆動機構を停止させ、必要時に駆動させればよいので、それだけ装置の作動効率が向上させられる。
また、必要に応じ、上記スクリーンを、上流側の主スクリーンと、該主スクリーンの下流側端縁に連設され上記突出位置において上記主スクリーンの下流側端縁及び上記取水口の下流側の他側縁の間を覆う従スクリーンとを備えた構成としている。
スクリーンが回動し、主スクリーンの下流側端縁と、取水口の下流側の他側縁の間が開いても、これを従スクリーンが覆うので、スクリーンが突出位置に位置しても、ゴミがこの間から取水口に流れ込むのを防ぐことができる。
更に、必要に応じ、上記従スクリーンの上流側端縁を上記主スクリーンの下流側端縁に回動可能に支持し、上記取水口の他側縁より下流側の水路の側面に、上記従スクリーンの下流側端縁を該水路の側面に沿って移動可能にガイドするガイド機構を設けている。
従スクリーンの下流側端縁が、ガイド機構にガイドされるので従スクリーンが円滑に動くようになり、スクリーンが突出位置や閉位置に位置しやすくなり、確実にゴミを下流に逃がすことができる。
更にまた、必要に応じ、上記ガイド機構を、上記従スクリーンの下流側端縁に設けられるローラと、上記水路の側面に設けられ上記ローラが転動するレールとを備えた構成としている。簡単な構造で従スクリーンの下流側端縁を確実に水路の側面に移動可能に保持でき、取水口からゴミを流れ込まないようにすることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記駆動機構を、上記スクリーンの上流側端縁が固定される回動軸と、上記取水口に設けられ回動軸を回動自在に支持する軸受けと、回動軸を回動させる回動部とを備えた構成としている。簡単な構造でスクリーンを回動させることができる。また、回動軸を円滑に回動することができ、それだけ、スクリーンを突出位置や閉位置に移動させやすくなる。
また、必要に応じ、上記回動部を、モータと、該モータの回動を上記回動軸に伝動するギア機構とを備えている。構造を簡単にできる。
更に、必要に応じ、上記取水口の下縁が上記水路の底面よりも高く該下縁と底面との間に段差面が形成される場合において、上記スクリーンの下端縁に、該下端縁から下方に延びる上記段差面の高さに略対応したロッドを櫛歯状に多数列設した構成としている。スクリーンが閉位置と突出位置の2位置に移動する間、スクリーンの下端縁と取水口の下縁との間が開いても、スクリーンと水路の底面との間にロッドが介在するので、このスクリーンの下端縁から取水口に入り込もうとするゴミがロッドに当たって、入り込みが防止される。
そしてまた、必要に応じ、上記取水口の下縁が上記水路の底面よりも高く該下縁と底面との間に段差面が形成される場合において、上記スクリーンの下端部の上記取水口側に、上記閉位置において上記段差面へ当接するパッキンを備えた構成としている。
このため、閉位置において、パッキンが段差面へ当接して、スクリーンの下端縁側からのゴミの流入を防ぐとともに、水路から取水口に流れる水の水圧に対してスクリーンを支持することができる。また、スクリーンが突出位置から閉位置に位置する際に、パッキンが取水口の下側の段差面に当接してスクリーンに生じる衝撃を吸収する。
以上説明したように、本発明の水路の取水口用ゴミ逃がし装置によれば、取水口の上流側の一側縁に回動可能に設けられ回動により取水口を閉じる閉位置及び回動により水路側に突出する突出位置の2位置に位置させられる網状のスクリーンと、スクリーンを回動させて閉位置及び突出位置に位置させる駆動機構とを備えたので、本装置はスクリーンを開閉させる簡単な機構であることから、構造を簡単にすることができるとともに、駆動機構により、スクリーンを閉位置から突出位置に突出させたあと閉位置に戻すだけで、スクリーンに付着したゴミを水路の上流から下流に流れる水の流れに晒すことができるので、取水口に流れ込もうとするゴミを確実に下流に逃がすことができる。また、ある程度、スクリーンにゴミが溜まるまでは、駆動機構を停止させ、必要時に駆動させればよいので、それだけ装置の作動効率を向上させることができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を実施するための最良の形態に係る水路の取水口用ゴミ逃がし装置について詳細に説明する。
図1乃至図4には、水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D1を示している。
この水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D1は、例えば、底面10及びこの底面10に立設された一対の側面11を有した水路Cの当該側面11に開口した取水口12に設置され、この水路Cの上流から流れて取水口12に流入しようとするゴミを水路Cの下流に逃がすものである。取水口12の下縁15は、水路Cの底面10よりも高い位置に形成され、取水口12の下縁15と水路Cの底面10との間に段差面16が形成されている。
詳しくは、この水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D1には、取水口12の上流側の一側縁13に回動可能に設けられ回動により取水口12を閉じる閉位置A及び回動により水路C側に突出する突出位置Bの2位置に位置させられる網状のスクリーンSと、このスクリーンSを回動させて閉位置A及び突出位置Bに位置させる駆動機構40とが備えられている。
スクリーンSは、上流側の主スクリーン20と、この主スクリーン20の下流側端縁25に連設されスクリーンSの突出位置Bにおいて主スクリーン20の下流側端縁25及び取水口12の下流側の他側縁14の間を覆う従スクリーン21とを備えている。
主スクリーン20及び従スクリーン21は、外周の枠体22と、この枠体22に等間隔で架設された棒状の複数の受け部材22aと、枠体22及び受け部材22aに支持されてなる金網23とを備えて形成されている。
主スクリーン20は、スクリーンSの閉位置Aにおいて、取水口12の上流側の一側縁13及び下流側他側縁14の間を覆っている。
また、従スクリーン21は、スクリーンSの閉位置Aにおいて、主スクリーン20と同一の平面を有するように配置され、取水口12の下流側の水路Cの側面11に相対向するように設けられている。更に、従スクリーン21の上流側端縁24と主スクリーン20の下流側端縁25とを連通する軸26が備えられ、従スクリーン21は、この軸26を中心に主スクリーン20の下流側端縁25に回動可能に支持されている。
更に、取水口12の他側縁14より下流側の水路Cの側面11には、従スクリーン21の下流側端縁27を水路Cの側面11に沿って移動可能にガイドするガイド機構30が設けられている。
ガイド機構30は、従スクリーン21の下流側端縁27の上端及び下端に設けられる一対のローラ31と、水路Cの側面11にローラ31に対応して設けられ、ローラ31が転動する一対のレール32とを備えて構成されている。
また、スクリーンSの下端縁34には、この下端縁34から下方に延びるゴミ避けロッド28が櫛歯状に多数列設されている。
また、主スクリーン20及び従スクリーン21の下端部34aであって、下側の枠体22の取水口12側には、閉位置AにおいてスクリーンSが取水口12下側の段差面16へ当接し下端縁34側からのゴミの流入を防ぐとともに、水路Cから取水口12に流れる水の水圧に対してスクリーンSを支持するパッキン29が備えられている。パッキン29は、例えば、ゴム製の板で形成され、ある程度の弾性を有している。
駆動機構40は、主スクリーン20の上流側端縁33が固定される回動軸41と、取水口12に設けられ回動軸41を回動自在に支持する軸受け42と、回動軸41を回動させる回動部43とを備えて構成されている。
軸受け42は、取水口12の上流側の一側縁13に、上下に一対設けられている。
回動部43は取水口12の上流側の一側縁13の上部に設けられ、回動軸41を回動させる正逆転可能なモータ44と、このモータ44の回動を回動軸41に伝動するギア機構45とを備えて構成されている。
ギア機構45は、モータ44の回動軸41に設けられるウオーム46と、回動軸41に回動軸41と同軸に設けられるウオームホイール47とを備えている。
また、回動部43には、モータ44の伝動を解除して回動軸41を回動させるためのハンドル48が備えられている。このハンドル48を手動で回動して、回動軸41を回動させることもできる。
このスクリーンSを閉位置Aから突出位置Bに突出させる場合には、回動部43のモータ44若しくはハンドル48の正転により、ギア機構45を介して、回動軸41を所定角度回動させて行なう。
また、スクリーンSを突出位置Bから閉位置Aに後退させる場合には、モータ44若しくはハンドル48の逆転により、ギア機構45を介して、回動軸41の回動方向を逆にし、突出位置Bに回動させた回動方向とは逆方向に所定角度回動させて行なう。
これにより、スクリーンSを閉位置Aと突出位置Bの2位置に位置させるには、回動部43のモータ44を正逆転させて回動軸41を回動させればよく、構造が簡単になる。
また、この水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D1には、駆動機構40を制御する制御機構50が備えられている。この制御機構50には、例えば、水路Cの水位を検知する水路水位検知センサ(図示せず)と、取水口12から延びる取水路の水位を検知する取水路水位検知センサ(図示せず)とが備えられている。そして、この制御機構は、水路水位検知センサで検知された水位と取水路水位検知センサで検知された取水路の水位とを比較して、取水路の水位が水路Cの水位よりも所定の差だけ低くなると駆動機構40を作動させる。
更に、この制御機構50には、取水口12を流れる水の流速Vaを検知する流速検知センサ(図示せず)が備えられている。そして、制御機構には、流速検知センサの検知結果に基づいて、スクリーンSの上流側端縁の移動速度Vbが、取水口12の水の流速Vaよりも速くなるように、モータ44の回動速度を可変にする切換え手段が備えられている。
従って、この水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D1を用いる際は、まず、予め、水路Cの取水口12にこの水路の取水口用ゴミ逃がし装置D1を設置し、図4(a)に示すように、スクリーンSを閉位置Aで待機させておく。
この際、水路Cの上流から流れてくる水は、その一部が取水口12に流入していく。そして、水のみが金網23の間を通って取水口12から流入する一方、ゴミはスクリーンSにその流れが停止され、取水口12に流入する水の流れによりスクリーンS上に押し付けられて付着する。
詳しくは、閉位置Aでは、取水口12は主スクリーン20に覆われているので、主スクリーン20にゴミは付着する。この主スクリーン20に付着したゴミが多数になると、取水口12から取水路に流入する水の量が減少していき、次第に、取水路の水位が水路Cの水位よりも低くなっていく。
そして、取水路の水位が水路Cの水位よりも所定の差低くなると、これを制御機構50の水路水位検知センサ及び取水路水位検知センサが検知し、制御機構50は駆動機構40を作動させる。
駆動機構40が作動すると、図4(b)に示すように、回動部43のモータ44を作動して、回動軸41を所定角度(本実施例においては約15°)回動させ、主スクリーン20の下流側端縁25を水路C側に突出させて、スクリーンSを突出位置Bに位置させる。この際、従スクリーン21の上流側端縁24は水路Cの中央側に移動し、従スクリーン21の下流側端縁27に設けられるローラ31がレール32上を移動して、従スクリーン21の下流側端縁27が水路Cの側面11上を移動していく。
この際、回動軸41には軸受け42が設けられ、また、ローラ31及びレール32により従スクリーン21の下流側端縁27が円滑に移動するので、スクリーンSが突出位置Bに移動しやすくなる。
また、この際、主スクリーン20上のゴミは、水路Cの上流から下流に流れる水流に晒され、主スクリーン20上のゴミの一部は、水路Cの下流へ逃されていく。また、主スクリーン20の下流側端縁25と取水口12の下流側他側縁14との間を従スクリーン21が覆っているので、スクリーンSが突出位置Bに位置して、主スクリーン20の下流側端縁25と取水口12の下流側の他側縁14との間に間隔があっても、この間から取水口12に流入するゴミを従スクリーン21により遮ることができる。
次にまた、図4(c)に示すように、スクリーンSを閉位置Aに位置するように、回動軸41を当初の回動とは逆方向に回動させる。
この際、突出位置Bにおいては、主スクリーン20上に残った一部のゴミが、水路Cを上流から下流に流れる水の流れにより、主スクリーン20に押し付けられているが、主スクリーン20が回動して主スクリーン20が閉位置Aに戻る過程で、水路Cの水流に晒され水路Cの下流に逃がされる。
また、この際、相対的にスクリーンSの裏面から表面に向かう水の流れができ、主スクリーン20上のゴミにはスクリーンSから離間するように水の力が作用するので、スクリーンS上のゴミがスクリーンSから離れて水路Cの上流から下流に流れる水の流れに晒され易くなり、水路Cの下流にゴミを逃がしやすくできる。
更にまた、主スクリーン20の上流側端縁33の移動速度Vbが、水路Cの水の流速Vaよりも速くなるように、回動軸41の回動速度を制御したので、ゴミに掛かるスクリーンSから離間する方向の水の力が相対的に大きくなり、水路Cの上流から下流に流れる水の流れにのせ易くでき、このため、水路Cの下流にゴミを逃がしやすくできる。
また、スクリーンSが閉位置Aと突出位置Bの2位置に移動する間、スクリーンSの下端部のパッキン29が取水口12の下側の段差面16から離間しても、スクリーンSと水路Cの底面10との間の隙間に備えられたゴミ避けロッド28により、このスクリーンSの下端縁側から取水口12に入り込むゴミの入り込みを防ぐことができる。
スクリーンSが閉位置Aに位置すると、スクリーンSの下端部に備えられるパッキン29が取水口12の下側の段差面16に当接する。このため、閉じる際にスクリーンSに生じる衝撃が吸収される。
この後、取水路の水位が水路Cの水位よりも所定の差だけ低くなるまでスクリーンSを閉位置Aで待機し、再び所定の差だけ低くなると、駆動機構40を作動させて回動軸41を回動させる。
次にまた、図5乃至図7には、別の本発明を実施するための最良の形態に係る水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D2を示している。
この水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D2は、上記の水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D1と略同様の構成であるが、上記とは異なり、主スクリーン20の下流側端縁25が、閉位置Aにおいて、取水口12の中間に位置するようその幅が小さく形成されている。また、従スクリーン21は、上記と異なり、スクリーンSの閉位置Aにおいて、主スクリーン20の下流側端縁25(取水口12の中間)から取水口12の下流側他側縁14よりも下流側に延設されている。そして、スクリーンSの閉位置Aにおいて、取水口12は、主スクリーン20と、従スクリーン21の上流側の半分とに覆われている。これ以外は、上記と同様の構成である。
この水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D2を用いる際は、図7(a)に示すように、上記と同様に、予め、水路Cの取水口12にこの水路Cの取水口用ゴミ逃がし装置D2を設置する。常時は、スクリーンSを閉位置Aで待機させておき、取水路に流入する水のゴミのみスクリーンSに付着させる。そして、取水路の水位が水路Cの水位よりも所定の差が生じると、これを制御機構の水路水位検知センサ及び取水路水位検知センサが検知し、制御機構は駆動機構40を作動させる。
駆動機構40が作動すると、図7(b)に示すように、駆動部のモータ44を回動して、回動軸41を所定角度(本実施例においては約60°)回動させる。スクリーンSが突出位置Bに達すると回動軸41の回動を止める。
この際、水路Cの上流から下流への水の流れが従スクリーン21の裏面側から従スクリーン21を通過していくので、従スクリーン21上のゴミは、従スクリーン21上から離間して水路Cの下流へ逃がされる。また、主スクリーン20上の一部のゴミは、水路Cを上流から下流に流れる水の流れにより下流側に流され、一部が主スクリーン20に押し付けられる。
次にまた、図7(c)に示すように、スクリーンSを閉位置Aに位置するように、回動軸41を当初の回動とは逆方向に回動させる。
スクリーンSが閉位置Aに戻る際、主スクリーン20に押し付けられていたゴミが水路Cの水流に晒され、水路Cの下流に逃がされていく。
その他の作用,効果は、上記のものと同様である。
本発明の実施の形態に係る水路の取水口用ゴミ逃がし装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る水路の取水口用ゴミ逃がし装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る水路の取水口用ゴミ逃がし装置を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る水路の取水口用ゴミ逃がし装置の作用を示す図であって、(a)はスクリーンの閉位置、(b)はスクリーンの突出位置、(c)はスクリーンが突出位置から閉位置に戻った各状態を夫々示す図である。 本発明の別の実施の形態に係る水路の取水口用ゴミ逃がし装置を示す平面図である。 本発明の別の実施の形態に係る水路の取水口用ゴミ逃がし装置を示す正面図である。 本発明の別の実施の形態に係る水路の取水口用ゴミ逃がし装置の作用を示す図であって、(a)はスクリーンの閉位置、(b)はスクリーンの突出位置、(c)はスクリーンが突出位置から閉位置に戻った各状態を夫々示す図である。 従来の水路の取水口用ゴミ逃がし装置の一例を示す図である。
符号の説明
C 水路
D1,D2 水路の取水口用ゴミ逃がし装置
S スクリーン
Va 水路の水の流速
Vb スクリーンの移動速度
A 閉位置
B 突出位置
10 底面
11 側面
12 取水口
13 取水口の一側縁
14 取水口の他側縁
15 取水口の下縁
16 段差面
20 主スクリーン
21 従スクリーン
22 枠体
22a 受け部材
23 金網
24 従スクリーンの上流側端縁
25 主スクリーンの下流側端縁
26 軸
27 従スクリーンの下流側端縁
28 ゴミ避けロッド
29 パッキン
30 ガイド機構
31 ローラ
32 レール
33 上流側端縁
40 駆動機構
41 回動軸
42 軸受け
43 回動部
44 モータ
45 ギア機構
46 ウオーム
47 ウオームホイール
48 ハンドル
50 制御機構

Claims (8)

  1. 底面及び該底面に立設された一対の側面を有した水路の当該側面に開口した取水口に設けられ、上記水路の上流から流れて上記取水口に流入しようとするゴミを該水路の下流に逃がす水路の取水口用ゴミ逃がし装置において、
    上記取水口の上流側の一側縁に回動可能に設けられ回動により取水口を閉じる閉位置及び回動により水路側に突出する突出位置の2位置に位置させられる網状のスクリーンと、該スクリーンを回動させて上記閉位置及び突出位置に位置させる駆動機構とを備えたことを特徴とする水路の取水口用ゴミ逃がし装置。
  2. 上記スクリーンを、上流側の主スクリーンと、該主スクリーンの下流側端縁に連設され上記突出位置において上記主スクリーンの下流側端縁及び上記取水口の下流側の他側縁の間を覆う従スクリーンとを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の水路の取水口用ゴミ逃がし装置。
  3. 上記従スクリーンの上流側端縁を上記主スクリーンの下流側端縁に回動可能に支持し、上記取水口の他側縁より下流側の水路の側面に、上記従スクリーンの下流側端縁を該水路の側面に沿って移動可能にガイドするガイド機構を設けたことを特徴とする請求項2記載の水路の取水口用ゴミ逃がし装置。
  4. 上記ガイド機構を、上記従スクリーンの下流側端縁に設けられるローラと、上記水路の側面に設けられ上記ローラが転動するレールとを備えて構成したことを特徴とする請求項3記載の水路の取水口用ゴミ逃がし装置。
  5. 上記駆動機構を、上記スクリーンの上流側端縁が固定される回動軸と、上記取水口に設けられ回動軸を回動自在に支持する軸受けと、回動軸を回動させる回動部とを備えて構成したことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の水路の取水口用ゴミ逃がし装置。
  6. 上記回動部を、モータと、該モータの回動を上記回動軸に伝導するギア機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項5記載の水路の取水口用ゴミ逃がし装置。
  7. 上記取水口の下縁が上記水路の底面よりも高く該下縁と底面との間に段差面が形成される場合において、上記スクリーンの下端縁に、該下端縁から下方に延びる上記段差面の高さに略対応したロッドを櫛歯状に多数列設したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の水路の取水口用ゴミ逃がし装置。
  8. 上記取水口の下縁が上記水路の底面よりも高く該下縁と底面との間に段差面が形成される場合において、上記スクリーンの下端部の上記取水口側に、上記閉位置において上記段差面へ当接するパッキンを備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載の水路の取水口用ゴミ逃がし装置。
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