JP3752566B2 - 大型ドアパネル - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は複数枚のパネルを連結して構成する大きなドアパネルに関するものである。ここでドアとは蝶番にて支持される開閉式ドア及び吊戸型式のドアも含める。
【0002】
【従来の技術】
間口に装着されるドアには蝶番を介して開閉する型式のもの、又上レールに吊設して走行することで開閉するもの等がある。蝶番式の開閉ドアでは大きなドアパネルを使用することは少ないが、吊戸の場合には大きな間口に装着する為に1枚のパネルで構成することが出来ないケースがある。例えば、スチール板を表面材として貼着したパネルを用いる場合、幅寸法が1550mmを越えると該表面材がなく、繋ぎ合わせたパネルとしなくてはならない。
【0003】
図5は一般的な吊戸を表しているが、ドアパネル(イ) は上下に配置した2枚のパネル(ロ) 、(ロ) を連結して構成している。そしてドアパネル上端には吊車(ハ) 、(ハ) が取り付けされ、間口上部に設けている上レール(図示なし)に吊設されて移動することで該間口の開閉が出来る。同図の(ニ)は持ち手である。この吊戸は手で押し開いて自動的に閉じる半自動ドアとしたり、モータを使用した完全自動ドアとすることも出来るが、従来の大きなドアパネル(イ) では上下パネルの繋ぎ構造が外観を損なっている。
【0004】
図6(a)、(b)はパネル(ロ) 、(ロ) 間の連結構造を示している従来の具体例であり、前記図5のA−A断面拡大図である。(a)の場合はフレームの中桟(ホ) に上下パネル(ロ) 、(ロ) の止着片(ホ) 、(ホ) をジョイント目地(ト) を嵌入してネジ止めしている。勿論、ジョイント目地(ト) 及びネジ頭をカバーする為に目地空間には目地カバー(チ) を嵌め込んでいる。このように上下パネル(ロ) 、(ロ) 間に目地カバー(チ) が介在することでドアパネル(イ) の外観は悪く、しかもフレームにパネル(ロ) 、(ロ) を取り付けする構造である為に、製造コストも高くなる。
【0005】
(b)は上下パネル(ロ) 、(ロ) を互いに突き合わせて繋ぎ、両パネル(ロ) 、(ロ) 間には連結板(リ) を当がってパネル補強材(ヌ) 、(ヌ) にネジ止めしている。この連結形態は構造的には簡単であるが、ネジ止めされた上記連結板(リ) がパネル繋ぎ部の表面に露出することから外観が大きく損なわれてしまう。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
このようにドアパネルが大きくなる場合にパネルの連結構造には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であって、連結されたパネル間の繋ぎ部に不揃いが発生することなく、また連結構造が簡単で外観を損なうことのない大型ドアパネルを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の大型ドアパネルは2枚又は3枚のパネルを連結して構成されるドアパネルであり、連結手段としてボルトを用いる。パネルの配列方向は上下方向であっても左右方向であってもよく、上記パネル接合部にはボルトが取付けられて両パネルを締め付け・連結して大型のパネルとなる。パネルには補強材が設けられており、互いに突き合わされて補強材同士がボルト締めされることになる。
【0008】
ここで、ボルト又はナットの何れかが補強材に前以て溶接されている。そして他方の枠体にはパイプが固定され、該パイプ穴を通してネジ締めすることが出来るように成っている。ボルト又はナットが溶接されている一方の枠体には上記パイプは設けられておらず、これら各枠体内にはペーパコアが充填されて両面には表面材が貼着されている。
【0009】
又、本発明ではパネル間の繋ぎ部外観が損なわれないようにする為に、繋ぎ部材を介在したり、目地を取り付けする等の工夫がなされている。すなわち、パネルに貼り付けする表面材が表側と裏側とで多少位置ズレしている際には、連結したパネル接合部に隙間が残ってしまうことになるが、この隙間が外観に現れないようにカバーする連結構造としている。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1はドアパネル1の縦断面を表している実施例であり、2枚のパネル2a、2bが上下に配置されて互いに連結している。パネル2は周囲に補強材と成るフレームを有すと共に、該フレーム内にはペーパコア3を収容して表面材4、4を両面に貼り合わせている。そして両パネル2a、2bはボルト5とナット6によって締め付けられて大きなドアパネル1と成り、上端にはレールに吊設するための吊具が、また下端にはガイド溝7が形成され、このガイド溝7には床面から起立している振れ止め具8が嵌っている。
【0011】
両パネル2a、2bは上記ボルトにて締め付けられるが、パネル上下端に設けている補強材9a、9bを互いにボルト締めしている。ところで、両パネル2a、2bをボルト締めする場合、ボルト5を前以て補強材9aに溶接し、一方のナット6を下側パネル2bの下端から挿入してボルトに螺合し、締め付けする。従って、パネル2bには下端から補強材9bにかけて通し穴を設けている。
【0012】
図2は両パネルをボルト締めして連結する場合を示しているが、分かり易くする為に枠体の状態を表している。実際には長方形の枠体10a、10b内にはペーパコア3が充填されて両面には表面材4、4が貼着されてパネル2a、2bとなっている。一方の枠体10aの下補強材9aにはボルト5、5…が溶接されて下方へ延び、他方の枠体10bの上補強材9bには通し穴を設けてボルト5、5…を挿通し、枠体10bの下端からナット6、6…を挿入して螺合することが出来る。
【0013】
下側の枠体10bは同図に示しているように、縦方向にパイプ11、11…が取付けられ、上記ナット6、6…はパイプ11、11…の空間を通ってボルト5、5…の位置まで運ばれ、該ボルト5、5…に螺合する。この際、該ナット6はパネル高さ以上の長さをした治具12の先端ソケットに嵌められて回され、ボルト5に螺合することが出来る。枠体10bにはこのようにパイプ11、11…が設けられている為に、ペーパコア3は残りのスペース空間に充填される。
【0014】
前記図1はこのようにしてパネル2a、2bを連結した大きなドアパネル1であるが、枠体10a、10bの両面に貼着する表面材4、4…が正しく位置決めされない場合には、両パネル2a、2b間の繋ぎ部に隙間が出来る等して、外観が損なわれる。図3は表面材4、4の貼着ズレによって連結したパネル2a、2b間に隙間13が発生している場合であり、繋ぎ部の外観が損なわれるだけでなく、連結状態も安定しない。
【0015】
そこで、この隙間13によって外観が損なわれることなく、しかも安定した連結がなされるように、図4(a)、(b)に示す連結構造とすることが出来る。(a)は繋ぎ部材14を両パネル2a、2b間に介在してボルト締めしているが、繋ぎ部材14はH型断面をしており、パネル2a、2bの上下端は両側片15、15間に嵌っている。隙間が介在することで両補強材9a、9bは強力に締め付けられることはないが、両側片15、15間に嵌っているパネル2a、2bの上下端部は隙間13をカバーし、位置ズレなく連結することになる。
【0016】
(b)は両パネル間に目地材16を介在して連結している場合を示しているが、目地材16の幅はパネル厚さよりも小さくてパネル表面から後退して隙間17を形成している。位置ズレして補強材9aから突出して貼着された表面材4の縁18は、ネジ締めされることで目地材16に当たって曲げられ、両パネル2a、2bの補強材9a、9b同士は強固に締め付けられる。そして、両パネル2a、2b間に目地材16を介在して隙間17を残している為に、繋ぎ部に僅かな位置ズレが生じたとしても目立たなく、外観が損なわれない。
【0017】
この実施例では上下2枚のパネル2a、2bを連結してドアパネル1を構成する場合を説明したが、3枚を連結する場合も同じである。一方、上下に限らず左右に配列して連結することも出来る。この場合も連結部の構造は実施例で説明したようにボルトを用いて締め付けられる。以上述べたように、本発明の大型ドアパネルは複数枚のパネルを連結して構成したもので、この場合のパネル連結手段としてボルトを用いており、次のような効果を得ることが出来る。
【0018】
【発明の効果】
本発明のドアパネルは複数枚のパネルを連結して構成することで、大きなドアパネルとすることが可能である。そしてパネルはボルトを介して連結する構造と成っている為にその構造は簡単であって、しかも強固に連結されたドアパネルと成る。この場合、パネルにはボルト締めがなされるように枠体を備えると共に、片方のパネル枠体にはパネル接合部に通じるパイプを設けている為に、治具を介してボルト締めを行うことが出来る。更に、両パネル間に繋ぎ部材を介在したり、目地材を介在して連結することで、表面材の貼着ズレが生じても連結部の外観が損なわれることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大型ドアパネルの断面を示す実施例。
【図2】両パネルをネジ締めによって連結することが出来る本発明のパネル枠体構造。
【図3】表面材の貼着ズレによって両パネル間に隙間が生じる場合。
【図4】両パネル間の隙間をカバーする為のパネル連結構造。
【図5】2枚のパネルを繋ぎ合わせた大型ドアパネル。
【図6】従来における両パネルの連結構造。
【符号の説明】
1 ドアパネル
2 パネル
3 ペーパコア
4 表面材
5 ボルト
6 ナット
7 ガイド溝
8 振れ止め具
9 補強材
10 枠体
11 パイプ
12 治具
13 隙間
14 繋ぎ部材
15 側片
16 目地材
17 隙間
18 縁
Claims (3)
- 枠体にはペーパコアを充填してその両面には表面材を貼着した複数枚のパネルをボルト締めによって連結して成る大型ドアパネルにおいて、該パネル枠体の補強材同士をボルト締めした構造であり、一方のパネル補強材にはボルト又はナットを溶接し、他方のパネル枠体には他端部から接合部へ連通するパイプを設け、溶接した上記ボルト又はナットに螺合するナット又はボルトをパイプを通して締め付け可能な構造としていることを特徴とする大型ドアパネル。
- 枠体にはペーパコアを充填してその両面には表面材を貼着した複数枚のパネルをボルト締めによって連結して成る大型ドアパネルにおいて、該パネル枠体の補強材同士をボルト締めした構造であり、一方のパネル補強材にはボルト又はナットを溶接し、他方のパネル枠体には他端部から接合部へ連通するパイプを設け、溶接した上記ボルト又はナットに螺合するナット又はボルトをパイプを通して締め付け可能な構造とし、更に両パネルの接合部には概略H型断面の繋ぎ部材を介在して両パネルの端部を側片の間に嵌入していることを特徴とする大型ドアパネル。
- 枠体にはペーパコアを充填してその両面には表面材を貼着した複数枚のパネルをボルト締めによって連結して成る大型ドアパネルにおいて、該パネル枠体の補強材同士をボルト締めした構造であり、一方のパネル補強材にはボルト又はナットを溶接し、他方のパネル枠体には他端部から接合部へ連通するパイプを設け、溶接した上記ボルト又はナットに螺合するナット又はボルトをパイプを通して締め付け可能な構造とし、更に両パネルの接合部にはパネル厚さよりも小さな幅の目地材を介在し、連結したパネル表面には隙間を残したことを特徴とする大型ドアパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22025397A JP3752566B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 大型ドアパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22025397A JP3752566B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 大型ドアパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH1150756A JPH1150756A (ja) | 1999-02-23 |
| JP3752566B2 true JP3752566B2 (ja) | 2006-03-08 |
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ID=16748299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP22025397A Expired - Fee Related JP3752566B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 大型ドアパネル |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3752566B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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-
1997
- 1997-07-30 JP JP22025397A patent/JP3752566B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1150756A (ja) | 1999-02-23 |
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