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JP3752665B2 - 蝶番 - Google Patents
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JP3752665B2 - 蝶番 - Google Patents

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JP3752665B2 JP2001308685A JP2001308685A JP3752665B2 JP 3752665 B2 JP3752665 B2 JP 3752665B2 JP 2001308685 A JP2001308685 A JP 2001308685A JP 2001308685 A JP2001308685 A JP 2001308685A JP 3752665 B2 JP3752665 B2 JP 3752665B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉を本体に対し開閉自在に支持する着脱形(ピン挿入形)の蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばスロットマシンの扉を開閉自在に支持する蝶番として、固定部材と可動部材とからなり、固定部材の取付板部の縁部に軸受部が設けられ、可動部材の巻付部にピンが下方に突出して固定され、そのピンを固定部材側の軸受孔に挿入して組み付ける構造の着脱形の蝶番が知られている。この蝶番は、通常、ゲーム機の形状が大きいこともあって、本体と前扉間の上部と下部の2箇所に取り付けられる。
【0003】
スロットマシンの扉の開閉を円滑にするためには、その本体と前扉間に装着される2個の蝶番の回転軸の軸心位置を正確に合わせて取り付ける必要がある。従って、上記のように2個の蝶番を本体と前扉間に取り付ける場合、本体側に2個の固定部材をその軸受部の軸心位置を合わせて固定すると共に、前扉側の対応位置に2個の可動部材をそのピンの軸心位置を正確に合わせて、固定しなければならず、蝶番の取付け作業が難しく煩雑で、多くの時間や工数を必要とする問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者らは、特開平10−201922号公報において、縦長の固定部材と可動部材とからなる蝶番であって、固定部材の取付板部における上部と下部の縁部に、各々軸受孔を持つ軸受部が軸心位置を1本の軸線上に一致させて設けられ、可動部材の取付板部における上部と下部の縁部に形成した巻付部に、各々ピンが軸心位置を1本の軸線上に一致させ且つ下方に突出して固定され、両ピンを固定部材の各軸受部に挿入して組み付けるようにした蝶番を提案した。
【0005】
しかし、この蝶番は、縦長の固定部材の上部と下部に軸受部となる軸受孔を同一軸線上に設け、同様の縦長の可動部材の上部と下部にピンを同一軸線上に取り付けて構成されるため、固定部材をスロットマシンの本体に固定し、可動部材をその前扉に固定した状態で、前扉を本体に装着する、つまり蝶番を組み付ける際には、前扉を持ち上げながら上下に離れた1対のピンを同時に各々の軸受孔に嵌入させるように作業を行なう。このため、重い前扉を持って、可動部材の上部と下部のピンを、本体側の固定部材の上部と下部の軸受孔に、各々同時に挿入するように、上下のピンそれに対応した軸受孔とを位置決めして組み付ける作業は、難しく手間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、固定側と可動側の上部と下部に位置する軸受部とピンを簡単に嵌め合わせて組み付けることができる蝶番を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の蝶番は、開閉可能な扉と本体間に取り付けられ、縦長の第一部材と第二部材とからなる着脱形の蝶番において、第一部材の基枠体が略コ字状断面を持ったチャンネル材形に形成され、基枠体内の上部と下部に、軸受孔を設けた軸受部とガイド部を有するガイド付き軸受部材が、軸受孔の軸心位置を1本の軸線上に一致させて固定され、第二部材の取付板部における上部と下部の縁部に、各々巻付部にピンを挿入・固定した軸保持部が軸心位置を1本の軸線上に一致させて固定され、ガイド付き軸受部材には、軸保持部の巻付部を、軸受孔の軸線位置にガイドするガイド部が、ガイド部を巻付部に当ててガイドするように設けられ、ガイド部は軸受部材の一部を内側に斜めに切り起して軸受部と一体に形成されていることを特徴とする。
ここで第二部材ピンの端部に円周溝を設け、ピンとガイド付き軸受部材の軸受孔を嵌合した状態で、突出したピンの円周溝に止めリングを嵌め込み、抜けを防止するとよい。
【0008】
ここで、ガイド付き軸受部材は、ガイド部材と一体に形成されると共に、略コ字状断面を持った基枠体内に固定することができる。また、第二部材側のピンの端部に円周溝を設け、ピンと軸受部材の軸受孔を嵌合した状態で、突出したピンの円周溝に止めリングを嵌め込み、抜けを防止するとよい。
【0009】
【作用】
このように構成された蝶番は、第一部材を扉に可動部材として固定し、第二部材を本体に固定部材として固定するか、或はその逆に、第二部材を扉に可動部材として固定し、第一部材を本体に固定部材として固定して使用する。また、例えば、蝶番の第一部材を扉に可動部材として固定し、第二部材を本体に固定部材として固定した場合、第二部材の巻付部に設けたピンは上向きに固定される。逆に、蝶番の第二部材を扉に可動部材として固定し、第一部材を本体に固定部材として固定した場合、第二部材の巻付部に設けたピンは下向きに固定される。
【0010】
例えば、蝶番の第一部材を扉に可動部材として固定し、第二部材を本体に固定部材として固定した場合、扉を持って可動側のガイド付き軸受部材の軸受孔を、固定側の軸保持部のピンに合わせようとする際、ガイド付き軸受部材に設けたガイド部が、軸保持部の巻付部に対し、軸受部材をその軸線位置に合わせるようにガイドし、軸受孔の軸線とピンの軸線を一致させる。その状態で可動側の軸受部材の位置を少し下げるだけで、固定側の軸保持部のピンを可動側のガイド付き軸受部材の軸受孔に容易に嵌入し、蝶番を組み付けることができる。
【0011】
また、軸受部材は、ガイド部と一体に形成し、略コ字状断面を持った基枠体内に固定する構造としているから、充分な強度を確保しながら構造を簡単化することができ、さらにプレス加工のみで蝶番を簡単にかつ低コストで製作することができる。また、第二部材側のピンに円周溝を設け、そのピンと軸受部材を嵌合したとき、その円周溝にE形止め輪などの止めリングを嵌めるだけで、第一部材と第二部材の不用意な外れを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は蝶番の可動部材1の正面図を示し、図2はその平面図と右側面図を示している。可動部材1は、帯状の鋼板を断面略コ字状に曲折してなる縦長の基枠体2を有し、その基枠体2の内側の上部と下部に、軸受孔3b,4bとガイド部3c,4cを有するガイド付き軸受部材3、4を、かしめ加工等により固定して構成される。
【0013】
基枠体2は、左側面側を開口した断面略コ字状の長尺のチャンネル材形に形成され、その上部と下部の内側にガイド付き軸受部材3、4が固定される。このガイド付き軸受部材3、4は、図5〜図8に示すように、金属板の上部を直角に曲げて軸受部3a,4aを形成し、中間部を切り起こすように斜めに曲げてガイド部3c,4cを形成して構成される。この軸受部3a,4aには軸受孔3b,4bが形成され、その軸受孔3b,4bの軸心位置は、ガイド部3c,4cと基枠体2の壁部とによりガイドされた後述の軸保持部13の軸心が、一致するように形成されている。このようなガイド付き軸受部材3,4は、基枠体2内の上部と下部の所定位置に、凹部と凸部のかしめ、リベット止め、溶接などにより固定される。ガイド付き軸受部材3,4は、各々全く同じ形状に形成され、一枚の金属板をプレス加工して少ない加工工数で簡単に形成できるため、製造コストの効果的な低減が可能である。
【0014】
横断面をコ字状に形成された基枠体2の左側壁は、右側壁に比べ幅広に形成され、可動部材1をゲーム機の前扉21に取り付けて使用した場合、軸受部と軸保持部をこの左側壁で覆って、ゲーム機本体との隙間から異物を挿入するなどの行為を不正防止すると共に、長尺の基枠体2の曲げ強度を高めている。基枠体2は、その背面を固定ねじによりゲーム機の前扉21内に固定して取り付けられるが、前扉の縦寸法に対応した縦長に形成され、断面コ字状のチャンネル材に類似した形状に形成することにより、大きな曲げ強度を有し、前扉21を補強することができる。
【0015】
図5〜図8に示すように、ガイド付き軸受部材3、4は、上述のごとく金属板を簡単に曲げ加工して形成され、基枠体2内の上部と下部の所定箇所に固定される。ガイド付き軸受部材3、4には、その上部を直角に曲げて形成した軸受部3a,4aに軸受孔3b,4bが形成されるが、後述の固定部材11側のピン15、16をその軸受孔3b,4bに挿入し易くするために、その中間部にガイド部3c,4cが設けられる。このガイド部3c,4cは、軸受部3a,4aの下方位置に設けられ、且つ、軸受部材3、4の平板基部の一部を内側に斜めに切り起こして形成される。ガイド部3c,4cは基枠体2の右側壁との間で後述の、軸保持部13,14の軸心位置と軸受孔3b,4bの軸線位置を合わせるように形成され、後述のピン15、16の巻付部13a,14aを軸線位置にガイドするように作用する。
【0016】
図3、図4に示すように、固定部材11は、縦長で帯状の鋼板からなる取付板部12と、その取付板部12の側部に延設されたコ字状断面部12aとを基部とし、コ字状断面部12aの側部の上部と下部に、軸保持部13、14を延設して形成される。取付板部12の適所に複数の取付孔が設けられる。軸保持部13、14は、先端に巻付部13a,14aを前方に突出するように設け、その巻付部13a,14aにピン15、16を各々上向きに嵌挿・固定している。
【0017】
巻付部13a,14aは筒状に成形され、内側に頭部付きのピン15、16をそこに圧入し或は締付けすることにより、ピン15、16を巻付部13a,14aにその先端を上方に突出した状態で固定する。上下のピン15、16は、その軸が取付板部12の長手方向に沿った1本の軸線上を通るように、軸心位置を合わせて取り付けられる。固定部材11は取付板部12に設けたコ字状断面部12aによって高い曲げ強度が確保され、上下のピン15,16の軸心位置のずれを防止している。
【0018】
ピン15、16の先端(上端)は尖頭形状に形成され、上側のピン15の上部に円周溝15aが形成され、この円周溝15aには、可動部材1と固定部材11を嵌め合わせた状態で、E形止め輪などの止めリング7が嵌められる。また、上下のピン15、16は、上記可動部材1の軸受部材3、4の軸受孔3b、4bに対応した位置つまり軸心位置を合わせた所定位置に取り付けられる。
【0019】
このように構成された蝶番は、図10〜図13に示すように、その固定部材11がゲーム機の本体(キャビネット)20側に、取付板部12の取付孔に取付ねじを挿入して締め付けることにより固定され、その可動部材1がゲーム機の前扉21側の固定部材11と対応した位置に、その基枠体2を取付ねじにより締め付けて取り付けられる。固定部材11は、本体20の開口部の縦辺の長さと略同じ長さに形成され、本体20の内側縦辺の略全体に渡って取り付けられる。また、可動部材1は前扉21の内側縦辺の長さと略同じ長さに形成され、前扉21の内側縦辺の縁部に取り付けられる。
【0020】
そして、前扉21を開いた状態で、蝶番の可動部材1の上下の軸受部3a、4aを固定部材11の上下のピン15、16に嵌合して、前扉21を本体20に対し装着する。この際、前扉21を持って先ず上下の軸受部材3、4を固定部材11側の軸保持部13、14に合わせ、図9のように、軸受部材3、4内のガイド部3c,4cを、固定部材側の軸保持部13、14の巻付部13a,14aに当てるように、前扉21を動かす。
【0021】
このとき、上下のガイド部3c,4cが上下の巻付部13a,14aに当り、さらに前扉21を押し込むように動かすと、基枠体2の右側壁にガイド部3c,4cが当たり、ガイド部3c,4cと基枠体2の壁によって、巻付部13a,14aつまりピン15、16が軸受孔3b,4bの軸線位置にガイドされ、到達する。従って、この状態で、図9のように、前扉21の位置を少し下げれば、自動的にピン15、16が軸受孔3b,4b内に進入し、嵌め込まれる。この後、軸受部3a,4aの上部に突出したピン15,16の円周溝15a,16aに止めリング7が嵌められ、ピン15、16は、軸受部材3、4の軸受孔3b,4bに脱着を阻止した状態となり、蝶番の可動部材1と固定部材11の組付を完了する。なお、止めリング7は、上下両方のピン15,16に嵌めなくても、何れか一方のピンに嵌めれば、可動部材1の抜けを防止することができる。
【0022】
このように、この蝶番の固定部材11と可動部材1の組み付け作業は、従来のように、上部と下部に別れた2個の蝶番をその軸心を合わせるように、両者の位置を目視しながら、可動部材の位置を動かしてピンと軸受孔の位置を合わせすることなく、ガイド部3c,4cがピン15、16の巻付部13a,14aに作用してピンの軸線位置上に軸受孔の軸線位置を合わせるため、非常に簡単に且つ短時間でピン15、16を軸受孔3b,4bにはめ込むことができ、蝶番の組み付けを迅速に完了することができる。
【0023】
特に、巻付部13a,14aは、ピンと比べて外径が太く、ガイド部3c,4cをそこに当て易いため、ピンを直接ガイドする場合より容易にガイドして軸線を合わせることができる。また、ガイド付き軸受部材13,14はガイド部を含めて構造が簡単で、プレス加工などにより簡単に製作することができ、その軸受部材を基枠体の所定位置にかしめ加工などで簡単に固定し、低コストで蝶番を製造することができる。
【0024】
なお、本発明の蝶番は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様でも実施することができる。
【0025】
▲1▼ 上記では可動部材1側に軸受孔3b,4bを有する軸受部材3、4を設け、固定部材11側にピン15、16を有する軸保持部13、14を設けたが、反対に、固定部材側に軸受孔を有する軸受部材を固定し、可動部材側にピンを有する軸保持部を固定してもよく、その場合、可動部材側のピンは下向きに取り付けられる。
【0026】
▲2▼ 上記では固定部材11のピン15,16を保持する軸保持部13,14の巻付部13a,14aは、取付板部12から延設された部分をそのまま円筒形に巻いて一体に形成したが、巻付部を含む軸保持部を別個に形成し、所定の位置にかしめや溶接で固定することもできる。この場合、軸保持部は必要な強度を持つように板厚の厚い金属板で成形し、取付板部は比較的薄い金属板で成形し、軸保持部を任意の位置に固定すればよいから、全体寸法やピンの位置寸法の異なる蝶番を、共通部品を使用して、より低コストで製造することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明の蝶番によれば、軸受部材に一体的にガイド部を設けてガイド付き軸受部材とし、そのガイド部によって、軸保持部のピンの巻付部の位置を軸受部軸受孔の軸線位置に合わせるようにガイドするから、上部と下部に分かれてピンと軸受孔を設けた蝶番であって、重量の重い扉に可動部材が取り付けられる場合であっても、手間なく簡単な作業で蝶番の可動部材と固定部材を容易に組み付けることができる。また、ガイド付き軸受部材はプレス加工などで一体に形成し、断面コ字状の基枠体内にかしめなどで固定することができるから、蝶番を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蝶番の一実施形態を示し、蝶番の可動部材1の正面図である。
【図2】(a)は可動部材1の平面図、(b)は右側面図である。
【図3】(a)は固定部材の平面図、(b)はその左側面図である。
【図4】固定部材11の正面図である。
【図5】可動部材1の部分正面図である。
【図6】図5のVI-VI 拡大断面図である。
【図7】可動部材1の部分右側面図である。
【図8】図7のVIII-VIII 拡大断面図である。
【図9】可動部材と固定部材の組み付け時の部分拡大正面図である。
【図10】前扉21に取り付けた状態の可動部材の拡大部分斜視図である。
【図11】本体20に取り付けた状態の固定部材の拡大部分斜視図である。
【図12】前扉21を閉じた状態の断面図である。
【図13】前扉21を開いた状態の断面図である。
【符号の説明】
1−可動部材
2−基枠体
3、4−ガイド付き軸受部材
3a,4a−軸受部
3b,4b−軸受孔
3c,4c−ガイド部
11−固定部材
12−取付板部
13、14−軸保持部
13a,14a−巻付部
15,16−ピン

Claims (2)

  1. 開閉可能な扉と本体間に取り付けられ、縦長の第一部材と第二部材とからなる着脱形の蝶番において、
    該第一部材の基枠体が略コ字状断面を持ったチャンネル材形に形成され、該基枠体内の上部と下部に、軸受孔を設けた軸受部とガイド部を有するガイド付き軸受部材が、該軸受孔の軸心位置を1本の軸線上に一致させて固定され、該第二部材の取付板部における上部と下部の縁部に、各々巻付部にピンを挿入・固定した軸保持部が軸心位置を1本の軸線上に一致させて固定され、該ガイド付き軸受部材には、該軸保持部の該巻付部を、該軸受孔の軸線位置にガイドするガイド部が、該ガイド部を該巻付部に当ててガイドするように設けられ、該ガイド部は該軸受部材の一部を内側に斜めに切り起して該軸受部と一体に形成されていることを特徴とする蝶番。
  2. 前記第二部材前記ピンの端部に円周溝が設けられ、該ピンと前記ガイド付き軸受部材の軸受孔を嵌合した状態で、突出した該ピンの該円周溝に止めリングを嵌め込むことを特徴とする請求項1記載の蝶番。
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