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JP3753546B2 - 文書読み上げ装置 - Google Patents
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書読み上げ装置、より詳細には、文書の構成数を読み上げ、或いは、構成文を簡略して読み上げることにより、所望の構成文を効率よく検索し得るようにした文書読み上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、文章は視覚的なレイアウト構造を持った状態で存在している。これを電話等で聞いて検索をする場合、聞いて分かりやすく効率的な読み上げ方法が望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、文書の構造情報を利用して、必要な部分が効果的に検索できるようにする。使用例として、案内文書を既に電子化文書で受け取って一度読んでいたとする。外出先から場所を確認する時に、既に構造が分かっているものなので、文書構造に従って検索することですばやく目的の部分を読むことができる。
【0004】
文書の各部分の包含関係や並列関係を分析して、その構造を含めて音声合成で読み上げて、その構造単位で取捨選択や優先度を付けることで内容に対する検索性の向上を図る。例えば、先の案内状では、宛て先、差出先、案内文と案内項目が箇条書きであるとする。そのような場合、まず、その構成を読み上げて、案内項目を選択することで効率的な読み上げができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項の発明は、入力された構造化文書データのデータ構造を分析し、読み上げデータを記憶装置に記憶しておき、ユーザの指示に従って前記読み上げデータを読み上げる文書読み上げ装置において、ユーザの指示に従って各階層の分類項目を現階層から最上位層へ向けて読み上げて、現階層の位置を確認させる手段を有し、各階層中の構成文を読み上げる前に、当該階層の構成文の内容を簡略して読み上げている途中で、前記現階層の位置を確認させる手段によって読み上げ位置を確認させることを特徴としたものである。
【0009】
請求項の発明は、入力された構造化文書データのデータ構造を分析し、読み上げデータを記憶装置に記憶しておき、ユーザの指示に従って前記読み上げデータを読み上げる文書読み上げ装置において、ユーザの指示に従って各階層の分類項目を現階層から最上位層へ向けて読み上げるときに、途中で読み上げを停止或いは途中の階層分類を読み飛ばすことが可能な、現階層の位置を確認させる手段を有し、各階層中の構成文を読み上げる前に、該当階層中の構成文の内容を簡略して読み上げている途中で、前記現階層の位置を確認させる手段によって読み上げ位置を確認させることを特徴としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による文書読み上げ装置の一実施例を説明するための要部構成図で、図中、1は構造化文書データを入力するためのデータ入力装置、2は入力された構造化文書のデータ構造を解析するデータ構造解析装置、3は読み上げデータ記憶装置、4は読み上げ制御装置、5はガイド用音声データ記憶装置、6は過去の読み上げ順序データ記憶装置、7はユーザによって操作され、読み上げ制御装置4を作動させる読み上げ操作入力装置、8は音声合成装置、9は音響信号発生装置、10はスピーカ等の出力装置で、データ入力装置1に入力された構造化文書データは、データ構造が解析され、読み上げデータ記憶装置3に記憶されている。この読み上げデータは、ユーザによって操作される読み上げ操作入力装置7によって読み上げ制御装置4を操作することにより、順次読み出されるが、その際、ガイド用の音声や音響が出力され、現在の読み上げ位置を知ることができ、また、現在の読み上げ位置を知ることによって、聞きたい位置を効率よく選択することができる。
【0019】
最初に、本発明による文書読み上げ装置によって読み上げられる、読み上げる形態について列挙する。
○文書の構造を読む
・構成数をガイド音声で読む。例えば、段落が何個とか、箇条書き項目が何個などと言う。
・各構成部分の内容を簡単に読み上げる。
最初の部分を読む。
多く使用されている語句を読む。
内容を要約する。
【0020】
○文書構成部の見出しを読み上げて、読み上げ優先度を指定する。
・聞き手側からの数字キー入力などの能動的な操作により、項目毎の読み上げ優先度を相対値または絶対値で指定する。
・項目の読み上げ時に、キー入力によって、読み飛ばしや詳細な内容の読み上げの操作をする。
【0021】
○読み上げ位置をガイド音声で確認する。
・階層化された最上位層から現在地までのルートを読む。
・階層の適当な位置から現階層までの経路を読む。
・現階層から最上位層へ向けて逆順に読む。この場合、聞き手操作で途中で止めてもよい。
・最上位層部と現階層の位置を読んで、真ん中を省略する。
・本文が長い場合は、そのどの辺りかを言う。例えば、何々の最初とか、中ごろなど。
・項目が並記されている部分では、何番目と言う。
【0022】
○階層を移動した時の移動前後の関係性の伝達方法。
・移動先場所をガイド用の音声で読み上げる。
・移動時に、無音部や音響信号を入れて、その長さや回数で移動距離をあらわす。これで読み飛ばした文書の量を想像することができる。
・階層の移動方向によって音響信号の速さや音程を変化させる。例えば、上位の階層に移動する時は、音が低くなり、下位に移動した場合は音を高くしていく。
【0023】
なお、従来、電話で商品情報を案内するサービスがあるが、それらは専用のデータベースを構築して商品分類の案内を行っている。これに対して、本発明では、通常の文書から構造を抽出することで、専用のシステムを構築せずに、検索性能の向上を図っている。
以下、本発明の実施例について説明する。
【0024】
実施例1(案内文の場合):
図2は、本実施例が適用される文書データの構成例を示す図であるが、以下の説明において、
()内はガイド用音声、[]内は聞き手の操作を意味する。
(項目数は4個)
宛先 [0を入力:聞かない](ピー)、
差出先 [2を入力:聞く] (ピー)、
案内文 [0を入力:聞かない](ピー)、
案内項目[2を入力:聞く] (ピー)
(差出先です)
差出先の内容を読む(ピピ)
(案内項目は3個です)
日時[1を入力:後で聞く](ピー)、
場所[3を入力:先に聞く](ピー)、
持参品[2を入力:通常の順番で聞く](ピピ)
場所は横浜市港北区新横浜駅(ピー)
日時は、〇月△日午前8時(ピピピピ)
【0025】
実施例2(新聞記事の場合で読み上げ優先度を、1,2,3のキーで相対的に指定する例):
図3は、本実施例が適用される文書データの構成例を示す図であり、
政治[0を入力:聞かない](ピー)、
経済[1を入力:後で聞く](ピー)、
文化[3を入力:経済より先に聞く](ピー)、
スポーツ[3を入力:文化より先に聞く](ピー)
テレビ番組案内[2を入力:スポーツの後に聞く](ピッピッ)
(スポーツの話題です)
ワールドカップ[3を入力:先に聞く](ピー)、
プロ野球[1を入力:ワールドカップの後で聞く](ピー)、
相撲[3を入力:プロ野球より先に聞く]
(ピピピ)[話題に入る]
(ワールドカップの話です)フランス優勝(ピー)
(相撲の話)横綱連敗
(プロ野球の話)・・・・(ピッピッ)
(話は変わって)テレビ番組案内(ピッピッ)
(話は変わって)文化面の記事(ピッピッ)
(話は変わって)経済の記事(ピッピッ)
【0026】
実施例3(新聞記事の場合で、読み上げ優先度を数字で指定する例):
図3は、本実施例が適用される文書データの構成例を示す図であり、
政治[0を入力:聞かない](ピー)、
経済[1を入力:最後に聞く](ピー)、
スポーツ[9を入力:最初に聞く](ピー)
文化[5を入力:中ごろに聞く](ピー)、
テレビ番組案内[7を入力:スポーツの後に聞く]
(ピッピッ)〈話題に入る〉
(スポーツの話題です)
ワールドカップ[9を入力:最初に聞く](ピー)、
プロ野球[1を入力:最後に聞く](ピー)、
相撲[5を入力:中ごろに聞く]
(ピピピ)[話題に入る]
(ワールドカップの話です)フランス優勝(ピー)
(相撲の話)横綱連敗
(プロ野球の話)・・・・(ピッピッ)
(話は変わって)テレビ番組案内(ピッピッ)
(話は変わって)文化面の記事(ピッピッ)
(話は変わって)経済の記事(ピッピッ)
【0027】
実施例4(新聞記事の場合で、読み上げ位置を確認する例):
図4は、本実施例が適用される文書データの構成例を示す図であり、
政治(ピ)、
各政党の公約(ピ)
自民党の公約(ピピ)
民社党の公約
[途中でキーを押して読んでいる場所を確認](政治の中の各政党の公約の中の民社党の公約です)
共産党の公約(ピピピ)
[途中でキーを入力して位置を確認](共産党の公約で政治の中の記事です)
【0028】
実施例5(カタログの中を移動する場合で、項目の読み上げや読み飛ばしを直接指定する例):
図5は、本実施例が適用される文書データの構成例を示す図であり、
食料品[#キーを入力して選択](ブーピー)〈下位の階層へ移動〉
酒類[#キーを入力して選択](ブーピー)〈下位の階層へ移動〉
日本酒[*キーを入力して読み飛ばし](ピッピッピッピッ)〈読み飛ばし項目数を信号音の長さで表現〉
洋酒[#キーを入力して選択](ブーピー)〈下位の階層へ移動〉
ワイン(ピッ)〈区切りをあらわす〉
ウイスキー(ピーブー)〈上位の階層へ移動〉
お菓子類(ピッ)
【0029】
【発明の効果】
文書の構造情報を利用して、必要な部分が効果的に検索できるようにする。使用例として、案内文書を既に電子化文書で受け取って一度読んでいたとする。外出先から場所を確認する時に、既に構造が分かっているものなので、文書構造に従って検索することですばやく目的の部分を読むことができる。
文書の各部分の包含関係や並列関係を分析して、その構造を含めて音声合成で読み上げて、その構造単位で取捨選択や優先度を付けることで内容に対する検索性の向上を図る。例えば、先の案内状では、宛て先、差出先、案内文と案内項目が箇条書きであるとする。まず、その構成を読み上げて、案内項目を選択することで効率的な読み上げができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による文書読み上げ装置の一実施例を説明するための要部構成図である。
【図2】 本発明が適用される文書データの構成例を示す図である。
【図3】 本発明が適用される文書データの他の構成例を示す図である。
【図4】 本発明が適用される文書データの他の構成例を示す図である。
【図5】 本発明が適用される文書データの更に他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…データ入力装置、2…データ構造解析装置、3…読み上げデータ記憶装置、4…読み上げ制御装置、5…ガイド用音声データ記憶装置、6…過去の読み上げ順序データ記憶装置、7…読み上げ操作入力装置、8…音声合成装置、9…音響信号発生装置、10…出力装置。

Claims (2)

  1. 入力された構造化文書データのデータ構造を分析し、読み上げデータを記憶装置に記憶しておき、ユーザの指示に従って前記読み上げデータを読み上げる文書読み上げ装置において、ユーザの指示に従って各階層の分類項目を現階層から最上位層へ向けて読み上げて、現階層の位置を確認させる手段を有し、各階層中の構成文を読み上げる前に、該当階層中の構成文の内容を簡略して読み上げている途中で、前記現階層の位置を確認させる手段によって読み上げ位置を確認させることを特徴とする文書読み上げ装置。
  2. 入力された構造化文書データのデータ構造を分析し、読み上げデータを記憶装置に記憶しておき、ユーザの指示に従って前記読み上げデータを読み上げる文書読み上げ装置において、ユーザの指示に従って各階層の分類項目を現階層から最上位層へ向けて読み上げるときに、途中で読み上げを停止或いは途中の階層分類を読み飛ばすことが可能な、現階層の位置を確認させる手段を有し、各階層中の構成文を読み上げる前に、該当階層中の構成文の内容を簡略して読み上げている途中で、前記現階層の位置を確認させる手段によって読み上げ位置を確認させることを特徴とする文書読み上げ装置。
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