JP3753750B2 - 反応染料、その製造法およびその用途 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、新規な反応性染料、それらの製造法、及び繊維材料を染色又は捺染するためのそれらの用途に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
反応性染料を用いる染色の実施において、最近、染色物の品質及び染色工程の収益性に基づく要求が増大している。その結果、特に用途に関して、改良された特性を有する新規な反応性染料に対する必要性が依然として存在する。
【0003】
適切な実質性を有し、それと同時に非固着部分の洗い落しが非常に容易である反応性染料が今や染色に必要とされている。更に、それらは良好な着色収率及び高い反応性を有していなければならず、とりわけ高い固着度を有する染色物が調製されなければならない。これらの要求について、公知の染料によってはすべての特性が満たされてはいない。
【0004】
従って、本発明の目的は、繊維材料を染色及び捺染するための、上記に特徴付けられた品質を高度に有する改良された新規な反応性染料を発見することである。この新規な染料は、特に、高い固着収率及び高い繊維−染料結合安定性を保有しなければならず、さらに、繊維に固着されなかった部分は容易に洗い落とされなければならない。更に、それらは、良好な全般的特性、例えば光堅牢度及び湿潤堅牢度を有する染色物を産出しなければならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的は、下記に明示される反応性染料によってほぼ達成されることが発見された。
【0006】
従って、本発明は、式(1):
【0007】
【化20】
【0008】
(式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、相互に独立に、水素、又は置換若しくは非置換C1 −C4 アルキルであり、Bは、脂肪族の架橋構成員であり、Y1 及びY2 は、相互に独立に、ハロゲン又はカルボキシピリジニウムであり、A1 は、アントラキノン、フタロシアニン、ジオキサジン、ホルマザン若しくはジスアゾ染料であるか、又は式(2a)〜(2h):
【0009】
【化21】
【0010】
〔式中、R10は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である〕、
【0011】
【化22】
【0012】
〔式中、R10は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である〕、
【0013】
【化23】
【0014】
〔上記式中、R12は、さらに置換されていてもよい、C1 −C4 アルカノイル、ベンゾイル又はハロトリアジニル基である〕、
【0015】
【化24】
【0016】
〔式中、R12は、さらに置換されていてもよい、C1 −C4 アルカノイル、ベンゾイル又はハロトリアジニル基である〕、
【0017】
【化25】
【0018】
〔式中、R13は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である〕、
【0019】
【化26】
【0020】
〔式中、R17は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜2個の同一又は異なる置換基であり、Z’は、β−スルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−ホスファトエチル、β−アシルオキシエチル、β−ハロエチル又はビニルである〕、又は
【0021】
【化27】
【0022】
〔式中、R18は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜2個の同一又は異なる置換基であり、Z’は、β−スルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−ホスファトエチル、β−アシルオキシエチル、β−ハロエチル又はビニルである〕で示される基のいずれかであり、そしてA2 は、A1 と同義であるか、又は式(2i)〜(2m):
【0023】
【化28】
【0024】
〔式中、R10は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である〕、
【0025】
【化29】
【0026】
〔式中、R11は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイル、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、アミノ、アセチルアミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホメチル及びスルホよりなる群からの、0〜4個の同一又は異なる置換基である〕、
【0027】
【化30】
【0028】
〔上記式中、R13は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である〕、又は
【0029】
【化31】
【0030】
〔式中、R14及びR16は、相互に独立に、水素、C1 −C4 アルキル又はフェニルであり、R15は水素、シアノ、カルバモイル又はスルホメチルである〕で示される基のいずれかあり、ここで、A1 及びA2 は互いに異なる意味を有する)で示される反応性染料を提供する。
【0031】
式(1)の反応性染料のアルキル基R1 、R2 、R3 及びR4 は、直鎖又は分枝鎖のそれであって、例えばハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルコキシカルボニル、カルボキシル、スルファモイル、スルホ又はスルファトで更に置換されていてもよい。基R1 、R2 、R3 及びR4 の例は、下記のとおりである:
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、カルボキシメチル、β−カルボキシエチル、β−カルボキシプロピル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、β−メトキシエチル、β−エトキシエチル、β−メトキシプロピル、β−クロロエチル、γ−ブロモプロピル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシブチル、β−シアノエチル、スルホメチル、β−スルホエチル、アミノスルホニルメチル及びβ−スルファトエチル。好ましくは、R1 、R2 、R3 及びR4 は、相互に独立に、水素、メチル又はエチル、特に水素である。
【0032】
好ましくは、式(1)の反応性染料の脂肪族架橋構成員Bは、−NH−、−N(CH3 )−及び−O−よりなる群からの、1、2若しくは3個の構成員によって中断されていてもよい、非置換又はヒドロキシル、スルホ若しくはスルファト基で置換されたC2 −C12アルキレン基である。
【0033】
好ましくは、式(1)の反応性染料の架橋構成員Bは、1,2若しくは3個の−O−の基によって中断されていてもよいC2 −C12アルキレン基である。
【0034】
特に好ましくは、式(1)の反応性染料の架橋要素Bは、C2 −C6 アルキレン基、特に式−(CH2 )2-6 −で示される基、好ましくはエチレン又はプロピレンである。
【0035】
特に、式(1)の反応性染料の基Y1 及びY2 は、相互に独立に、フッ素又は塩素である。
【0036】
式(1)の反応性染料のアントラキノン、フタロシアニン、ジオキサジン、ホルマザン若しくはジスアゾ染料の基A1 及びA2 は、それらの基本骨格に結合される、有機染料での通常の置換基を有することができる。
【0037】
基A1 及びA2 が有する置換基の例は、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル又はブチル(ここで、アルキル基は、例えばヒドロキシル、スルホ又はスルファトで更に置換されていることができる);1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ又はブトキシ(ここで、アルキル基は、例えばヒドロキシル、スルホ又はスルファトでさらに置換されていることができる);非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル若しくはスルホで置換されたフェニル基;1〜8個の炭素原子を有する、特にアルカノイルアミノ基などのアシルアミノ基、例えばアセチルアミノ又はプロピオニルアミノ;非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン若しくはスルホ置換基をフェニル環に有するベンゾイルアミノ;非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン若しくはスルホ置換基をフェニル環に有するフェニルアミノ;N,N−ジ−β−ヒドロキシルエチルアミノ;N,N−ジ−β−スルファトエチルアミノ;スルホベンジルアミノ;N,N−ジスルホベンジルアミノ;アルコキシ基に1〜4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル又はエトキシカルボニル;1〜4個の炭素原子を有するアルキルスルホニル、例えばメチルスルホニル又はエチルスルホニル;トリフルオロメチル;ニトロ;アミノ;シアノ;ハロゲン、例えばフッ素、塩素又は臭素;カルバモイル;アルキル基に1〜4個の炭素原子を有するN−アルキルカルバモイル、例えばN−メチルカルバモイル又はN−エチルカルバモイル;スルファモイル;それぞれ1〜4個の炭素原子を有するN−モノ−又はN,N−ジ−アルキルスルファモイル、例えばN−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモイル、N−プロピルスルファモイル、N−イソプロピルスルファモイル又はN−ブチルスルファモイル(ここでアルキル基は、例えばヒドロキシル若しくはスルホで更に置換されていることができる);N−(β−ヒドロキシエチル)スルファモイル;N,N−ジ(β−ヒドロキシルエチル)スルファモイル;非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル若しくはスルホで置換されたN−フェニルスルファモイル;ウレイド;ヒドロキシル;カルボキシル;スルホメチル又はスルホ、及び繊維−反応性の基である。
【0038】
基A1 及びA2 は、それぞれ少なくとも1個のスルホ基、特に1〜4個のスルホ基、好ましくは1〜3個のスルホ基を有するのが好ましい。
【0039】
アントラキノン、フタロシアニン、ジオキサジン、ホルマザン若しくはジスアゾ染料の基A1 又はA2 の反応性の基は、例えば、切り離し得る原子や基で置換されたアルカノイル若しくはアルキルスルホニル基;非置換であるか、又は切り離し得る原子や基で置換された、アルケノイル若しくはアルケンスルホニル基;あるいはビニル基を有するアルケノイル又はアルケンスルホニル基である。上記のアルカノイル、アルキルスルホニル及びアルケンスルホニル基は、一般に2〜8個の炭素原子を有し、アルケノイル基は、一般に3〜8個の炭素原子を有する。切り離し得る原子や基で置換された4、5若しくは6員の炭素環又は複素環を有する基は、さらなる例である。複素環基は、例えば、複素環基に結合した切り離し得る少なくとも1個の置換基を有する基であって、とりわけ5若しくは6員の複素環、例えばモノアジン、ジアジン、トリアジン、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、チアジン、オキサジン、又は非対称若しくは対称であるトリアジン環に、或は1個又はそれ以上の融合芳香環を有する環系に、例えばキノリン、フタラジン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、アクリジン、フェナジン及びフェナントリジン環系に結合した少なくとも1個の反応性置換基を有する基である。
【0040】
切り離し得る原子や基は、他のものに加えて、例えば、フッ素、塩素若しくは臭素などのハロゲン、ヒドラジニウムを包含するアンモニウム、スルファト、チオスルファト、ホスファト、アセトキシ、プロピオノキシ、アジド、カルボキシピリジニウム又はチオシアナトである。
【0041】
染料の基と繊維−反応性の基との間の架橋構成員は、直接の結合に加えて、色々な基である。架橋構成員は、例えば脂肪族、芳香族又は複素環式の基であり、さらに、色々なそのような基からなることもできる。架橋構成員は、一般に、少なくとも1個の官能基、例えばカルボニル又はアミノ基を有するが、ここでアミノ基は、非置換又はハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルコキシカルボニル、カルボキシル、スルファモイル、スルホ若しくはスルファトでさらに置換されたC1 −C4 アルキルで置換されていることができる。脂肪族の基は、例えば、1〜7個の炭素原子を有するアルキレン基又はそれらの分枝鎖異性体である。アルキレン基の炭素鎖はヘテロ原子、例えば酸素原子で中断されていることができる。芳香族の基は、例えば、C1 −C4 アルキル、例えばメチル若しくはエチル、C1 −C4 アルコキシ、例えばメトキシ若しくはエトキシ、ハロゲン、例えばフッ素、臭素若しくは特に塩素、カルボキシル、又はスルホで置換されていることができるフェニル基であり、複素環式の基は、例えばピペラジン基である。
【0042】
反応性の基の例は下記のとおりである;
ビニルスルホニル、β−クロロエチルスルホニル、β−スルファトエチルスルホニル、β−アセトキシ−エチルスルホニル、ホスファトエチルスルホニル、β−チオスルファトエチルスルホニル、N−メチル−N−(β−スルホエチルスルホニル)アミノ、アクリロイル、モノ−、ジ−又はトリ−クロロアクリロイル、例えば−CO−CCl=CH2 、−CO−CH=CH−Cl、−CO−CCl=CH−CH3 ;モノ−、ジ−又はトリ−ブロモアクリロイル、例えば−CO−CBr=CH2 、−CO−CH=CH−Br、−CO−CBr=CH−CH3 ;及び−CO−CCl=CH−COOH、−CO−CH=CCl−COOH、−CO−CBr=CH−COOH、−CO−CH=CBr−COOH、−CO−CCl=CCl−COOH、−CO−CBr=CBr−COOH;アクリロイル基やアクリロイル基誘導体の前駆体、例えばβ−クロロ−又はβ−ブロモ−プロピオニル、3−フェニルスルホニルプロピオニル、3−メチルスルホニルプロピオニル、2−クロロ−3−フェニルスルホニルプロピオニル、2,3−ジクロロプロピオニル、2,3−ジブロモプロピオニル;及び2−フルオロ−2−クロロ−3,3−ジフルオロシクロブタン−1−カルボニル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロブタン−1−カルボニル又は−1−スルホニル、β−(2,2,3,3−テトラフルオロ−1−シクロブチル)アクリロイル、α−若しくはβ−アルケニル−又はアリール−スルホニルアクリロイル基、例えばα−若しくはβ−メチルスルホニルアクリロイル、クロロアセチル、ブロモアセチル、4−(β−クロロエチルスルホニル)ブチリル、4−ビニルスルホニルブチリル、5−(β−クロロエチルスルホニル)カプロイル、6−ビニルスルホニルカプロイル;並びに4−フルオロ−3−ニトロベンゾイル、4−フルオロ−3−ニトロフェニルスルホニル、4−フルオロ−3−メチルスルホニルベンゾイル、4−フルオロ−3−シアノベンゾイル、2−フルオロ−5−メチルスルホニルベンゾイル。
【0043】
下記の繊維−反応性の基も、例として更に記載し得る:
モノ−又はジ−ハロ−対称トリアジニル基、例えば、2,4−ジクロロトリアジン−6−イル、2−アミノ−4−クロロトリアジン−6−イル、2−アルキルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル〔例えば2−メチルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル又は2−エチルアミノ−若しくは3−プロピルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル〕、2−β−オキシエチルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル、2−ジ−β−オキシエチルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル及び対応する硫酸半エステル、2−ジエチルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル、2−モルホリノ−又は2−ピペリジノ−4−クロロトリアジン−6−イル、2−シクロヘキシルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル、2−アリールアミノ−及び置換アリールアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル〔例えば2−フェニルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル及び2−(o−、m−若しくはp−カルボキシ−又はスルホ−フェニル)アミノ−4−クロロトリアジン−6−イル〕、2−アルコキシ−4−クロロトリアジン−6−イル〔例えば2−メトキシ−又は−エトキシ−4−クロロトリアジン−6−イル〕、2−(フェニルスルホニルメトキシ)−4−クロロトリアジン−6−イル、2−アリールオキシ−及び置換アリールオキシ−4−クロロトリアジン−6−イル〔例えば2−フェノキシ−4−クロロトリアジン−6−イル、2−(p−スルホフェニル)オキシ−4−クロロトリアジン−6−イル及び2−(o−、m−若しくはp−メチル−又はメトキシ−フェニル)オキシ−4−クロロトリアジン−6−イル〕、2−アルキルメルカプト−、2−アリールメルカプト−又は2−(置換アリール)メルカプト−4−クロロトリアジン−6−イル〔例えば2−β−ヒドロキシエチルメルカプト−4−クロロトリアジン−6−イル、2−フェニルメルカプト−4−クロロトリアジン−6−イル、3−(4’−メチルフェニル)メルカプト−4−クロロトリアジン−6−イル及び2−(2’,4’−ジニトロ)フェニルメルカプト−4−クロロトリアジン−6−イル〕、2−メチル−4−クロロトリアジン−6−イル、2−フェニル−4−クロロトリアジン−6−イル及び2,4−ジフルオロトリアジン−6−イル;アミノ、アルキルアミノ、アラルキルアミノ又はアリールアミノ基で置換されたモノフルオロトリアジニル基(ここで、アルキルは、特に置換又は非置換C1 −C4 アルキルであり、アラルキルは、特に置換又は非置換フェニルC1 −C4 アルキルであり、そしてアリールは、特に、非置換であるか、又はスルホ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、カルボン酸の基、アシルアミノ基及びハロゲン原子、例えばフッ素、塩素若しくは臭素で置換されたフェニル又はナフチルである)、例えば、2−アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−メチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−エチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−イソプロピルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−ジメチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−ジエチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−β−メトキシエチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−β−ヒドロキシエチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−ジ(β−ヒドロキシエチルアミノ)−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−β−スルホエチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−β−スルホエチルメチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−カルボキシメチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−β−シアノエチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−ベンゾールアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−β−フェニルエチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−ベンジルメチルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’−、3’−又は4’−スルホベンジル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−シクロヘキシルアミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(o−、m−又はp−メチルフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(o−、m−又はp−スルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’,5’−ジスルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(o−、m−又はp−クロロフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(o−、m−又はp−メトキシフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’−メチル−4’−スルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’−メチル−5’−スルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’−クロロ−4’−スルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’−クロロ−5’−スルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’−メトキシ−4’−スルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(o−、m−またはp−カルボキシフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’,4’−ジスルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(3’,5’−ジスルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(2’−カルボキシ−4−スルホフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(6’−スルホナフト−2’−イル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(4’,8’−ジスルホナフト−2’−イル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(6’,8’−ジスルホナフト−2’−イル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(N−メチルフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(N−エチルフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(N−β−ヒドロキシエチルフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(N−イソプロピルフェニル)アミノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−モルホリノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−ピペリジノ−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(4’,6’,8’−トリスルホナフト−2’−イル)−4−フルオロトリアジン−6−イル、2−(3’,6’,8’−トリスルホナフト−2’−イル)−4−フルオロトリアジン−6−イル及び2−(3’,6’−ジスルホナフト−1’−イル)−4−フルオロトリアジン−6−イル;モノ−、ジ−又はトリ−ハロピリミジニル基、例えば、2,4−ジクロロピリミジン−6−イル、2,4,5−トリクロロピリミジン−6−イル、2,4−ジクロロ−5−ニトロ−、−5−メチル−、−5−カルボキシメチル−、−5−カルボキシ−、−5−シアノ−、−5−ビニル−、−5−スルホ−又は−5−モノ−、−ジ−もしくは−トリ−クロロメチル−又は−5−カルボアルコキシ−ピリミジン−6−イル、2,6−ジクロロピリミジン−4−カルボニル、2,4−ジクロロピリミジン−5−カルボニル、2−クロロ−4−メチルピリミジン−5−カルボニル、2−メチル−4−クロロピリミジン−5−カルボニル、2−メチルチオ−4−フルオロピリミジン−5−カルボニル、6−メチル−2,4−ジクロロピリミジン−5−カルボニル、2,4,6−トリクロロピリミジン−5−カルボニル、2,4−ジクロロピリミジン−5−スルホニル、2−クロロキノキサリン−3−カルボニル、2−又は3−モノクロロキノキサリン−6−カルボニル、2−又は3−モノクロロキノキサリン−6−スルホニル、2,3−ジクロロキノキサリン−6−カルボニル、2,3−ジクロロキノキサリン−6−スルホニル、1,4−ジクロロフタラジン−6−スルホニル又は−6−カルボニル、2,4−ジクロロキナゾリン−7−又は−6−スルホニルもしくは−カルボニル、2−又は3−又は4−(4’,5’−ジクロロ−6’−ピリダジン−1’−イル)フェニルスルホニル−もしくは−カルボニル、β−(4’,5’−ジクロロ−6’−ピリダゾン−1’−イル)エチルカルボニル、N−メチル−N−(2,4−ジクロロトリアジン−6−イル)カルバミル、N−メチル−N−(2−メチルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル)カルバミル、N−メチル−N−(2−ジメチルアミノ−4−クロロトリアジン−6−イル)カルバミル、N−メチル−又はN−エチル−N−(2,4−ジクロロトリアジン−6−イル)アミノアセチル、N−メチル−N−(2,3−ジクロロキノキサリン−6−スルホニル)アミノアセチル、N−メチル−N−(2,3−ジクロロキノキサリン−6−カルボニル)アミノアセチル、及び上記の塩素置換複素環基の対応する臭素及びフッ素誘導体、とりわけ、例えば、2−フルオロ−4−ピリミジニル、2,6−ジフルオロ−4−ピリミジニル、2,6−ジフルオロ−5−クロロ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5,6−ジクロロ−4−ピリミジニル、2,6−ジフルオロ−5−メチル−4−ピリミジニル、2,5−ジフルオロ−6−メチル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−メチル−6−クロロ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−ニトロ−6−クロロ−4−ピリミジニル、5−ブロモ−2−フルオロ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−シアノ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−メチル−4−ピリミジニル、2,5,6−トリフルオロ−4−ピリミジニル、5−クロロ−6−クロロメチル−2−フルオロ−4−ピリミジニル、2,6−ジフルオロ−5−ブロモ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−ブロモ−6−メチル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−ブロモ−6−クロロメチル−4−ピリミジニル、2,6−ジフルオロ−5−クロロメチル−4−ピリミジニル、2,6−ジフルオロ−5−ニトロ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−6−メチル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−クロロ−6−メチル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−クロロ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−6−クロロ−4−ピリミジニル、6−トリフルオロメチル−5−クロロ−2−フルオロ−4−ピリミジニル、6−トリフルオロメチル−2−フルオロ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−ニトロ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−フェニル−又は−5−メチルスルホニル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−カルボキサミド−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−カルボメトキシ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−ブロモ−6−トリフルオロメチル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−6−カルボキサミド−4−ピリミジニル、2−フルオロ−6−カルボメトキシ−4−ピリミジニル、2−フルオロ−6−フェニル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−6−シアノ−4−ピリミジニル、2,6−ジフルオロ−5−メチルスルホニル−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−スルホンアミド−4−ピリミジニル、2−フルオロ−5−クロロ−6−カルボメトキシ−4−ピリミジニル、2,6−ジフルオロ−5−トリフルオロメチル−4−ピリミジニル、6−フルオロ−5−クロロピリミジン−4−イル、6−フルオロ−5−トリフルオロメチルピリミジン−4−イル、6−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル、6−フルオロ−5−クロロ−2−メチルピリミジン−4−イル、5,6−ジフルオロピリミジン−4−イル、6−フルオロ−5−クロロ−2−トリフルオロメチルピリミジン−4−イル、6−フルオロ−2−フェニルピリミジン−4−イル、6−フルオロ−5−シアノピリミジン−4−イル、6−フルオロ−5−ニトロピリミジン−4−イル、6−フルオロ−5−メチルスルホニルピリミジン−4−イル及び6−フルオロ−5−フェニルスルホニルピリミジン−4−イル;スルホニル基を有するトリアジン基、例えば、2,4−ビス(フェニルスルホニル)トリアジン−6−イル、2−(3’−カルボキシフェニル)スルホニル−4−クロロトリアジン−6−イル、2−(3’−スルホフェニル)スルホニル−4−クロロトリアジン−6−イル及び2,4−ビス(3’−カルボキシフェニルスルホニル)トリアジン−6−イル;スルホニル基を有するピリミジン環、例えば、2−カルボキシメチルスルホニルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−6−メチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−6−エチルピリミジン−4−イル、2−フェニルスルホニル−5−クロロ−6−メチルピリミジニル、2,6−ビス−メチルスルホニルピリミジン−4−イル、2,6−ビス−メチルスルホニル−5−クロロピリミジン−4−イル、2,4−ビス−メチルスルホニルピリミジン−5−スルホニル、2−メチルスルホニルピリミジン−4−イル、2−フェニルスルホニルピリミジン−4−イル、2−トリクロロメチルスルホニル−6−メチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−クロロ−6−メチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−ブロモ−6−メチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−クロロ−6−エチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−クロロ−6−クロロメチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−4−クロロ−6−メチルピリミジン−5−スルホニル、2−メチルスルホニル−5−ニトロ−6−メチルピリミジン−4−イル、2,5,6−トリス−メチルスルホニルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5,6−ジメチルピリミジン−4−イル、2−エチルスルホニル−5−クロロ−6−メチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−6−クロロピリミジン−4−イル、2,6−ビス−メチルスルホニル−5−クロロピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−6−カルボニルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−スルホピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−6−カルボメトキシピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−カルボキシピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−シアノ−6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−クロロピリミジン−4−イル、2−スルホエチルスルホニル−6−メチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−5−ブロモピリミジン−4−イル、2−フェニルスルホニル−5−クロロピリミジン−4−イル、2−カルボキシメチルスルホニル−5−クロロ−6メチルピリミジン−4−イル、2−メチルスルホニル−6−クロロピリミジン−4−及び−5−カルボニル、2,6−ビス(メチルスルホニル)ピリミジン−4−又は−5−カルボニル、2−エチルスルホニル−6−クロロピリミジン−5−カルボニル、2,4−ビス(メチルスルホニル)ピリミジン−5−スルホニル及び2−メチルスルホニル−4−クロロ−6−メチルピリミジン−5−スルホニル又は−カルボニル;アンモニウム基を有するトリアジン環、例えば、トリメチルアンモニウム−4−フェニルアミノ−又は−4−(o−、m−もしくはp−スルホフェニル)アミノ−トリアジン−6−イル、2−(1,1−ジメチルヒドラジニウム)−4−フェニルアミノ−又は−4−(o−、m−若しくはp−スルホフェニル)アミノ−トリアジン−6−イル、2−(2−イソプロピリデン−1,1−ジメチル)ヒドラジニウム−4−フェニルアミノ−又は−4−(o−、m−若しくはp−スルホフェニル)アミノ−トリアジン−6−イル及び2−N−アミノピロリジニウム−若しくは2−N−アミノピペリジニウム−4−フェニルアミノ−又は−4−(o−、m−若しくはp−スルホフェニル)アミノ−トリアジン−6−イル;及び更に、窒素結合を介して第四級的に2位に結合した1,4−ビス−アザビシクロ〔2,2,2〕オクタン又は1,2−ビス−アザビシクロ〔0,3,3〕オクタンを含む4−フェニルアミノ−若しくは4−(スルホフェニルアミノ)−トリアジン−6−イル基、2−ピリジニウム−4−フェニルアミノ−又は−4−(o−、m−若しくはp−スルホフェニル)アミノ−トリアジン−6−イル基、及び4位がアルキルアミノ(例えばメチルアミノ、エチルアミノ若しくはβ−ヒドロキシエチルアミノ)、アルコキシ(例えばメトキシ若しくはアルコキシ)又はアロキシ(例えばフェノキシ若しくはスルホフェノキシ)などの基で置換された対応する2−オニウムトリアジン−6−イル基;2−クロロベンゾチアゾール−5−若しくは−6−カルボニル又は−5−若しくは−6−スルホニル;2−アリールスルホニル−又は−アルキルスルホニル−ベンゾチアゾール−5−若しくは−6−カルボニル又は−5−若しくは−6−スルホニル、例えば、2−メチルスルホニル−又は2−エトキシスルホニル−ベンゾチアゾール−5−若しくは−6−スルホニル又は−カルボニル)、2−フェニルスルホニルベンゾチアゾール−5−若しくは−6−スルホニル又は−カルボニル、及び融合したベンゼン環にスルホ基を有する対応する2−スルホベンゾチアゾール−5−若しくは−6−カルボニル又は−スルホニル誘導体、2−クロロベンゾオキサゾール−5−又は−6−カルボニル若しくは−スルホニル、2−クロロベンゾイミダゾール−5−又は−6−カルボニル若しくは−スルホニル、2−クロロ−1−メチルベンゾイミダゾール−5−若しくは−6−カルボニル又は−スルホニル、2−クロロ−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボニル又は−4−若しくは−5−スルホニル;4−クロロ−若しくは4−ニトロ−キノリン−5−カルボニルのN−オキシド、あるいは5−クロロ−2,6−ジフルオロ−1,3−ジシアノフェニル、2,4−ジフルオロ−1,3,5−トリシアノフェニル、2,4,5−トリフルオロ−1,3−ジシアノフェニル、2,4−ジクロロ−5−メチルスルホニルピリミジン−6−イル、2,4−トリクロロ−5−エチルスルホニルピリミジン−6−イル、2−フルオロ−5−メチルスルホニル−6’−(2’−スルホフェニルアミノ)ピリミジン−4−イル及び2,5−ジクロロ−6−メチルスルホニルピリミジン−4−イルなどの基。
【0044】
適切な反応性の基は式(3a)〜(3f)及び(4):
【0045】
【化32】
【0046】
(式中、Wは、式−SO2 −NR5 −、−CONR5 −又は−NR5 CO−で示される基であり、R5 は、水素、或は非置換又はヒドロキシル、スルホ、スルファト、カルボキシル若しくはシアノで置換されたC1-4 アルキルであるか、又は式−alk (R)−SO2 −Zで示される基であり、Rは、水素、ヒドロキシル、スルホ、スルファト、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、C1 −C4 アルコキシカルボニル、C1 −C4 アルカノイルオキシ、カルバモイル又は基−SO2 −Zであり、Zは、基−CH=CH2 又は−CH2 −CH2 −Yであり、Yは、離脱基であり、Eは、基−O−又は−NR7 であり、R7 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、alk 及びalk'は、相互に独立に、C1 −C6 アルキレンであり、arylene は、非置換又はスルホ、カルボキシル、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲンで置換された、フェニレン又はナフチレン基であり、R6 は、水素、或は非置換又はカルボキシル、シアノ、ヒドロキシル、スルホ若しくはスルファトで置換されたC1 −C4 アルキルであり、Xは、アニオンとして切り離し得る基であり、そしてTは、式(5a)〜(5e):
【0047】
【化33】
【0048】
(式中、R、R5 、R6 、E、W、Z、alk 、alk'及びarylene は、上記と同義である)で示され基のいずれかであり、そしてpは0又は1である)で示される基を含む。
【0049】
適切な離脱基Yは、例えば−Cl、−Br、−F、−OSO3 H、−SSO3 H、−OCO−CH3 、−OPO3 H2 、−OCO−CCl3 、−OCO−CHCl2 、−OCO−CH2 Cl、−OSO2 −C1 −C4 アルキル、−OSO2 N(C1 −C4 アルキル)2 又は−OCO−C6 H5 である。
【0050】
好ましくは、Yは、−Cl、−OSO3 H、−SSO3 H、−OCO−CH3 、−OCO−C6 H5 又は−OPO3 H2 の基、特に−OSO3 Hの基である。
【0051】
alk 及びalk'は、相互に独立に、例えば、メチレン、エチレン、1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレン若しくは1,6−ヘキシレン基、又はそれの分枝鎖異性体である。
【0052】
alk 及びalk'は、好ましくはC1 −C4 アルキレン基、特に好ましくはエチレン基である。
【0053】
Rは、好ましくは水素又は基−SO2 Z(ここで、Zは上記と同義である)である。Rは、特に好ましくは水素である。
【0054】
R5 は、好ましくは水素、C1 −C4 アルキル又は基−alk −SO2 Z(ここで、alk 及びZはそれぞれの場合に上記と同義である)である。R5 は、特に好ましくは水素又はC1 −C4 アルキル、特に水素である。
【0055】
R6 は、好ましくは水素又はC1 −C4 アルキル基、特に好ましくは水素である。
【0056】
arylene は、好ましくは、非置換、又は例えばスルホ、メチル、メトキシ若しくはカルボニルで置換された、1,3−若しくは1,4−フェニレン基である。
【0057】
Eは、好ましくは−NH−、特に好ましくは−O−である。
【0058】
Wは、好ましくは式−CONH−又は−NHCO−の基である。
【0059】
Xは、例えばフッ素、塩素、臭素、スルホ、C1 −C4 アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルであり、好ましくはフッ素又は塩素である。
【0060】
その他の関心が持たれる反応性の基は、Tが、アニオンとして切り離し得る基であるか、又は非−反応性の置換基である式(4)の基である。
【0061】
アニオンとして切り離し得る基Tは、ここでは、例えばフッ素、塩素、臭素、スルホ、C1 −C4 アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルであり、好ましくはフッ素又は塩素である。
【0062】
非−反応性の置換基Tは、例えば、ヒドロキシル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、アミノ、N−C1 −C4 アルキルアミノ又はN,N−ジ−C1 −C4 アルキルアミノ(ここで、アルキルは非置換であるか、又は、例えばスルホ、スルファト、ヒドロキシル、カルボキシル若しくはフェニルで置換されている)、シクロヘキシルアミノ、モルホリノ、又はN−C1 −C4 アルキル−N−フェニルアミノ、フェニルアミノ若しくはナフチルアミノ基(ここで、フェニル又はナフチルは、非置換であるか、又は、例えばC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、カルボキシル、スルホ若しくはハロゲンで置換されている)であることができる。
【0063】
適切な非−反応性の置換基Tの例は、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒドロキシエチルアミノ、β−スルホエチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、モルホリノ、o−、m−又はp−クロロフェニルアミノ、o−、m−又はp−メチルフェニルアミノ、o−、m−又はp−メトキシフェニルアミノ、o−、m−又はp−スルホフェニルアミノ、ジスルホフェニルアミノ、o−カルボキシフェニルアミノ、1−又は2−ナフチルアミノ、1−スルホ−2−ナフチルアミノ、4,8−ジスルホ−2−ナフチルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、メトキシ、エトキシ、n−又はイソ−プロポキシ及びヒドロキシルである。
【0064】
好ましくは、非−反応性の置換基Tは、アミノ、N−C1 −C4 アルキルアミノ(ここで、アルキル部分は、非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホで置換されている)、モルホリノ、フェニルアミノ又はN−C1 −C4 アルキル−N−フェニルアミノ(ここで、フェニルは、それぞれの場合に非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、メチル若しくはメトキシで置換されている)である。フェニルアミノ又はN−C1 −C4 アルキル−N−フェニルアミノ(ここで、フェニルは、それぞれの場合に非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、メチル若しくはメトキシで置換されている)が特に好ましい。
【0065】
関心が持たれるその他の反応性の基は、ピリミジン又はキノキサリン基(それぞれの場合に、これはアニオンとして切り離し得る少なくとも1個の基を有する)である。その例は、2,3−ジクロロキノキサリン−6−カルボニルアミノ基、2,4−ジクロロピリミジン−5−カルボニルアミノ基、及び式(6):
【0066】
【化34】
【0067】
(式中、基X1 のうちの一方は、アニオンとして切り離し得る基であり、他方の基X1 は、好ましい基を含めて非−反応性の置換基Tと同義であるか、又は式(5a)〜(5e)の基、若しくはアニオンとして切り離し得る基であり、X2 は陰性置換基であり、そしてR6 は、独立に、式(4)で示される基である)で示される基である。
【0068】
アニオンとして切り離し得る基X1 は、好ましくはフッ素又は塩素である。適切な基X2 の例は、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキルスルホニル、カルボキシル、塩素、ヒドロキシル、C1 −C4 アルコキシスルホニル、C1 −C4 アルキルスルフィニル、C1 −C4 アルコキシカルボニル又はC2 −C4 アルカノイルであるが、塩素、シアノ及びメチルスルホニルがX2 に好適である。
【0069】
特に好ましい反応性の基は、式(3a)の基(ここで、Zは、好ましい基を含めて上記と同義であり、特にビニル又はβ−スルファトエチル基である)及び式(4)の基(ここで、T、X及びR6 は、好ましい基を含めて上記と同義である)である。ここでTは、特に好ましくは非−反応性の基、特にフェニルアミノ又はN−C1 −C4 アルキル−N−フェニルアミノ(ここで、フェニルは、それぞれの場合に非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、メチル若しくはメトキシで置換されている)である。ここでXは、特に好ましくはフッ素又は塩素である。ここでR6 は、特に好ましくは水素、メチル又はエチル、特に水素である。式(3a)の基が反応性の基として特に好ましい。
【0070】
式(2d)及び(2e)の基において、さらに置換されていてもよいハロトリアジニルアミノ基としての置換基−NHR12は、好ましくはR6 が水素である式(4)の基であり、この式の基R4 は、好ましい基を含めて上記と同義である。
【0071】
式(2g)及び(2h)の基Z’は、好ましくはβ−スルファトエチル、β−ハロエチル又はビニル、特にβ−スルファトエチル又はビニル、好ましくはβ−スルファトエチルである。
【0072】
好ましくは、基A1 及びA2 は反応性の基を有しない。
【0073】
ジアゾ染料の基は、特に下記のものである。
【0074】
式(7)又は(8):
【化35】
【0075】
(上記式中、D1 はベンゼン又はナフタレン系列のジアゾ成分の基であり、Mはベンゼン又はナフタレン系列の中間成分の基であり、Kはベンゼン、ナフタレン、ピラゾロン、6−ヒドロキシ−2−ピリドン又はアセト酢酸アリールアミド系列のカップリング成分の基であり、ここで、D1 、M及びKは、アゾ染料での通常の置換基、例えば上記に定義された基を有することができる)で示されるジスアゾ染料の染料基である。そのような置換基は、特にC1 −C4 アルキル又はC1 −C4 アルコキシ(ここで、これらは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルホ若しくはスルファトで更に置換されている)、ハロゲン、カルボキシル、スルホ、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイル、アミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホメチル、C2 −C4 アルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ(ここで、これは、非置換又はフェニル環にC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン若しくはスルホで置換されている)、フェニル(ここで、これは、非置換又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル若しくはスルホで置換されている)及び繊維−反応性の基(ここで、これは好ましい基を含めて上記と同義の基である)である。
【0076】
特に好ましいジスアゾ染料の基は、下記式(9a)〜(9d):
【0077】
【化36】
【0078】
(式中、R10は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基であり、R10’は、R10と同義の基に加えて、C1 −C4 ヒドロキシアルコキシ又はC1 −C4 スルファトアルコキシであることもできる基であり、R11は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイル、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、アミノ、アセチルアミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホメチル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基であり、そしてZ’は、β−スルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−ホスファトエチル、β−アシルオキシエチル、β−ハロエチル又はビニルである)で示される基のいずれかである。
【0079】
式(9a)〜(9d)の基は、フェニル又はナフチル環のさらなる置換基として、式−SO2 Z’(ここで、Z’は、β−スルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−ホスファトエチル、β−アシルオキシエチル、β−ハロエチル又はビニルである)で示される基を有することもできる。Z’は、好ましくはβ−スルファトエチル又はビニル、特にビニルである。
【0080】
好ましくは、ホルマザン染料の基は、式(9e)〜(9h):
【0081】
【化37】
【0082】
(式中、ベンゼン核は、さらなる置換基を含まないか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルスルホニル、ハロゲン若しくはカルボキシルで更に置換されている)で示される基のいずれかである。
【0083】
好ましくは、フタロシアニン染料の基は、式(10):
【0084】
【化38】
【0085】
(式中、Pcは,金属フタロシアニンの基、特に銅フタロシアニン又はニッケルフタロシアニンの基であり、W’は、−OH及び/又は−NR9 R9 ’であり、R9 及びR9 ’は、相互に独立に、水素、或は非置換又はヒドロキシル若しくはスルホで置換されたC1 −C4 アルキルであり、R8 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、E’は、非置換又はC1 −C4 アルキル、ハロゲン、カルボキシル若しくはスルホで置換されたフェニレン基であるか、又はC2 −C6 アルキレン基であり、そしてkは1〜3である)で示される基である。R9 及びR9 ’は、好ましくは水素である。E’は、好ましくは、非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル、ハロゲン、カルボキシル若しくはスルホで置換されたフェニレン基である。
【0086】
好ましくは、ジオキサジン染料の基は、式(11):
【0087】
【化39】
【0088】
(式中、E’は、非置換又はC1 −C4 アルキル、ハロゲン、カルボキシル若しくはスルホで置換されたフェニレン基であるか、又はC2 −C6 アルキレン基であり、式(11)の外側のベンゼン環は、さらなる置換基を含まないか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、アセチルアミノ、ニトロ、ハロゲン、カルボキシル、スルホ若しくは−SO2 Z’(ここで、Z’は、β−スルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−ホスファトエチル、β−アシルオキシエチル、β−ハロエチル又はビニルである)でさらに置換されている)で示される基である。
【0089】
好ましくは、アントラキノン染料の基は、式(12):
【0090】
【化40】
【0091】
(式中、Gは、フェニレン、シクロヘキシレン、フェニレンメチレン又はC2 −C6 アルキレン基であり、アントラキノン核は、さらなるスルホ基で置換されていることができ、フェニル基Gは、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル又はスルホで置換されていることができ、そしてこの染料は少なくとも2個のスルホ基を有するのが好ましい)で示される基である。好ましくは、Gは、非置換又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル若しくはスルホで置換されたフェニル基である。
【0092】
A1 は、好ましくは式(2a)〜(2h)、(9a)〜(9h)、(10)、(11)又は(12)のいずれかの基、特に式(9a)〜(9h)、(10)、(11)又は(12)のいずれかの基である。
【0093】
A1 及びA2 は、特に非常に好ましくは、アントラキノン、フタロシアニン、ジオキサジン、ホルマザン若しくはジスアゾ染料の基であり、そしてA1 及びA2 が互いに異なる意味を有する式(2a)〜(2h)のいずれかの基である。特に、A1 及びA2 は、式(2a)〜(2h)、(9a)〜(9h)、(10)、(11)又は(12)の異なるいずれかの基である。
【0094】
式(1)の特に非常に重要な反応性染料は、A1 が式(9a)〜(9h)、(10)、(11)又は(12)のいずれかの基であり、そしてA2 が式(2a)〜(2h)、(9a)〜(9h)、(10)、(11)又は(12)のいずれかの基である反応性染料である。
【0095】
式(1)の反応性染料の基Y1 、Y2 、R1 、R2 、R3 、R4 及びBは、ここでは、好ましい基を含めて上記と同義である。
【0096】
式(1)の特に非常に重要な反応性染料は、Y1 及びY2 が、相互に独立に、フッ素又は塩素であり、R1 、R2 、R3 及びR4 が、相互に独立に、水素、メチル又はエチル、特に水素であり、Bが、1、2若しくは3個の−O−の基によって中断されていてもよいC2 −C12アルキレン基であり、そしてA1 及びA2 が、好ましい基を含めて上記と同義である反応性染料である。
【0097】
更に、本発明は、式(1)の反応性染料を製造する方法であって、式(13a)及び(13b):
【0098】
【化41】
【0099】
で示される基又は対応する染料中間体、少なくとも一つのハロトリアジン化合物、及び式(14):
【0100】
【化42】
【0101】
〔上記式中、A1 、A2 、R1 、R2 、R3 、R4 及びBは、式(1)と同義である〕で示される一つのジアミンを、任意の順序で、相互に反応させる工程、又は、染料中間体を用いる場合には、得られる中間体を所望の染料に変換する工程、及び、適切な場合には、更に変換反応を実施する工程を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0102】
中間体からの最終染料の製造は、特に、アゾ染料へと導くカップリング反応である。
【0103】
上記に示した個々の工程は様々な順序で実施できることから、適切な場合にはいくつかの場合に又同時に、様々な変法が可能である。反応は、一般的には、連続して段階的に実施され、個々の反応成分間の単位反応の順序は、その特定の条件によるのが好都合である。
【0104】
一つの変法は、式(13a)及び(13b)の基の一方を、ハロトリアジン化合物との縮合反応に付す工程、得られた生成物を、式(14)のジアミンとの縮合反応に付す工程、そして得られた反応生成物を、初めにハロトリアジン化合物との縮合反応に付した式(13b)及び(13a)の基の他方と反応させる工程を含む。
【0105】
好ましくは、用いるハロトリアジン化合物は、ハロゲン化シアヌル、例えば塩化シアヌル又はフッ化シアヌルである。一般に、カルボキシピリジニウム化合物は、対応するハロゲン化シアヌルでの縮合反応の後に導入する。
【0106】
式(13a)、(13b)及び(14)の化合物並びにハロトリアジン化合物は公知であるか、または公知化合物と類似に得ることができる。
【0107】
個々の縮合反応は、例えばそれ自体は公知である工程を用い、一般に水溶液中で、例えば0〜50℃の温度及び例えば4〜9のpHで実施する。
【0108】
スルホまたはスルファト基を有する本発明による式(1)の染料は、それらの遊離酸の形態、又は、好ましくはそれの塩の形態のいずれかである。塩は、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属若しくはアンモニウムの塩、又は有機アミンの塩である。その例は、ナトリウム、リチウム、カリウム若しくはアンモニウム塩、又はモノ−、ジ−若しくはトリ−エタノールアミンの塩である。
【0109】
本発明による染料は、色々な材料、例えば、ヒドロキシル基若しくは窒素を含む繊維材料を染色又は捺染するのに適している。その例は、絹、皮革、羊毛、ポリアミド繊維及びポリウレタン、並びに、特に、すべての形態のセルロース性繊維材料である。そのようなセルロース性繊維材料は、例えば、綿、亜麻及び大麻などの天然セルロース性繊維、並びにセルロース及び再生セルロースである。本発明による染料は、配合織物、例えば綿とポリエステル繊維又はポリアミド繊維との混合物に含まれるヒドロキシル基を含む繊維を染色又は捺染するのにも適している。本発明による染料は、セルロース性繊維材料を染色又は捺染するのに特に適している。更に、それらは、天然若しくは合成ポリアミド繊維材料を染色又は捺染するのに用いることもできる。
【0110】
本発明による染料は、様々な方法で、特に染料水溶液及び捺染糊料の形態で繊維材料に適用し、そして繊維に固着させることができる。それらは、浸染法とパッド染色法による染色との双方に適していて、これらの方法では、製品を染料水溶液、適切な場合には塩類を含有する水溶液に浸漬し、アルカリ処理の後に、又はアルカリの存在下で、適切な場合には熱作用のもとで、染料を固着させる。それらは、いわゆる冷パッドバッチ工程に特に適していて、この方法では、染料をアルカリとともにパッダーに適用し、次いで室温での数時間の貯蔵によって固着させる。固着後、適切な場合には分散作用を有し、かつ固着されなかった部分の拡散を促進する薬剤を添加して、冷水及び熱水で染色物又は捺染物を充分にすすぐ。
【0111】
本発明による染料は、高い反応性、良好な固着能力、及び非常に良好な付着能力を有する。従って、それらは、低い染色温度での浸染染色法を用いて使用することができ、パッドスチーム工程では短い蒸気処理時間を必要とするにすぎない。固着の程度は高く、固着されなかった部分は容易に洗い落とすことができ、吸尽の程度と固着の程度との間の差が著しく小さい。すなわち洗濯損失が非常に低い。また、本発明による染料は、特に木綿に対する捺染に、そして含窒素繊維、例えば羊毛若しくは絹、又は羊毛若しくは絹を含む配合織物の捺染にも特に適している。
【0112】
本発明による染料を用いて調製した染色物及び捺染物は、高い色強度及び高い繊維−染料結合安定性を酸性範囲とアルカリ性範囲との双方で有し、更に、良好な光堅牢度及び非常に良好な湿潤堅牢度、例えば洗濯、水、海水、交叉染色及び発汗に対する堅牢度とともに、良好な、しわに対する堅牢度、アイロンがけに対する堅牢度及び摩擦に対する堅牢度を有する。
【0113】
【実施例】
下記の実施例は、本発明を説明するためのものである。別途記載のない限り、温度は摂氏度であり、そして部及び百分率は、それぞれ重量で示す。重量による部は、容量による部に対して、リットルに対するキログラムと同じ関係にある。
【0114】
実施例1:
フッ化シアヌル14部を、1−アミノ−4−(3−アミノ−2,4,6−トリメチル−5−スルホフェニル)アントラキノン−2−スルホン酸53部及びリン酸水素二ナトリウム5部を水500部に溶解した中性溶液に2℃より低い温度で滴下により加えた。この操作の間、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを一定に保った。反応終了後、水54部に溶解したエレンジアミン6部を、温度が5℃を超えないように、そしてpHが6の値のままであるように滴下により加えた。そうしてpHを6の値に保った。1−アミノ−4−{3−〔4−(2−アミノエチルアミノ)−6−フルオロ−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ〕−2,4,6−トリメチル−5−スルホフェニル}アントラキノン−2−スルホン酸の溶液を得た(溶液1)。
【0115】
フッ化シアヌル14部を、5−アミノ−3−〔3−フェニル−5−(2−カルボキシ−5−スルホフェニル)−1−ホルマザノ〕−4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸の銅錯体60部及びリン酸水素二ナトリウム5部を水500部に溶解した中性溶液に2℃より低い温度で滴下により加えた。この操作の間、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを一定に保った。5−〔4,6−ジフルオロ−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ〕−3−〔3−フェニル−5−(2−カルボキシ−5−スルホフェニル)−1−ホルマザノ〕−4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸の溶液を得た(溶液2)。
【0116】
溶液2を溶液1に加え、pHを8.5の値に上昇させ、そして保った。混合物を室温に暖まるまで放置し、透析によって塩を溶液から除き、溶媒を蒸発させて、下記式:
【0117】
【化43】
【0118】
〔式中、A1 は、下記式:
【0119】
【化44】
【0120】
で示される基であり、そしてA2 は、下記式:
【0121】
【化45】
【0122】
で示される基である〕で示される化合物に対応する染料を遊離酸の形態で得た。
【0123】
得られた染料は、木綿を鮮やかな青色の色相に染色した。
【0124】
実施例2:
塩化シアヌル19部を、湿潤剤及びリン酸水素二ナトリウム5部を加えた水50部中で、0℃の温度ではげしく攪拌した。1−アミノ−4−(3−アミノ−2,4,6−トリメチル−5−スルホフェニル)アントラキノン−2−スルホン酸53部を水450部に溶解した中性溶液を滴下により加え、この操作の間、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを4.5の値に保った。反応終了後に、水54部に溶解したエレンジアミン6部を、温度が15℃に達しないように、そしてpHが7の値のままであるように滴下により加えた。そうしてpHを8.5の値に上昇させ、保った。変換を完了させるために、混合物を反応終了に向けて40℃の温度に加熱した。1−アミノ−4−{3−〔(2−アミノエチルアミノ)−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ〕−2,4,6−トリメチル−5−スルホフェニル}アントラキノン−2−スルホン酸の溶液を得た(溶液1)。
【0125】
塩化シアヌル19部を、湿潤剤及びリン酸水素二ナトリウム5部を加えた水50部中で、0℃の温度ではげしく攪拌した。2−(2−アセチルアミノ−4−アミノフェニルアゾ)ナフタレン−1,5−ジスルホン酸48部を水450部に溶解した中性溶液を滴下により加え、この間、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを4.5の値に保った。2−〔2−アセチルアミノ−4−(4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェニルアゾ〕ナフタレン−1,5−ジスルホン酸の溶液を得た(溶液2)。
【0126】
溶液2を溶液1に加え、pHを8.5の値に上昇させ、そして保った。転換を完了させるために、混合物を反応終了に向けて40℃の温度に加熱した。混合物を室温に暖まるまで放置し、透析によって塩を溶液から除き、溶媒を蒸発させて、下記式:
【0127】
【化46】
【0128】
〔式中、A1 は、下記式:
【0129】
【化47】
【0130】
で示される基であり、そしてA2 は、下記式:
【0131】
【化48】
【0132】
で示される基である〕で示される化合物に対応する染料を遊離酸の形態で得た。
【0133】
得られた染料は、木綿を鮮やかな緑色の色相に染色した。
【0134】
実施例3〜187:
下記式:
【0135】
【化49】
【0136】
〔式中、A1 及びA2 は第1表の2欄及び3欄に示した〕で示される染料を、実施例1の記載と類似の方法で得ることができた。。
【0137】
これらの染料は、第1表4欄に示した色相に木綿を染色した。基A1 及びA2 は以下のA〜Z5で示した。
【0138】
【化50】
【0139】
【化51】
【0140】
【化52】
【0141】
【化53】
【0142】
【化54】
【0143】
【化55】
【0144】
【表1】
【0145】
【表2】
【0146】
【表3】
【0147】
【表4】
【0148】
【表5】
【0149】
【表6】
【0150】
実施例188〜374:
下記式:
【0151】
【化56】
【0152】
(式中、A1 及びA2 は、実施例1又は第1表の実施例3〜187の2欄及び3欄に示された基と同様な基である)で示される染料を、実施例2の記載と類似の方法で得ることができた。これらの染料は、実施例1及び第1表の4欄に示した色相に木綿を染色した。
【0153】
実施例1〜374に記載した手順に従い、エチレンジアミンに代えて第2表に示したジアミンを用いて、対応するアルキレンの架橋構成員を有する類似の染料を得た。
【0154】
【表7】
【0155】
染色:
実施例1に得た反応性染料2部を水400部に溶解し、1リットルあたり53gの塩化ナトリウムを含有する溶液1,500部を加えた。木綿織物100部をこの染浴中に40℃で導入した。45分後に、1リットルあたり水酸化ナトリウム16g及び焼成炭酸ナトリウム20gを含有する溶液100部を加えた。更に45分間、染浴の温度を40℃に保つた。その後、染色された製品をすすぎ、非イオン洗剤を用いて沸点で15分間洗濯し、再びすすぎ、乾燥した。
【0156】
捺染:
実施例2に得た反応性染料3部を、5%アルギン酸ナトリウム増粘剤50部、水27.8部、尿素20部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム1部及び重炭酸ナトリウム1.2部を含有する市販増粘剤100部中に急速に攪拌しながら散布した。こうして得られた捺染糊料で木綿織物を捺染し、乾燥し、得られた捺染材料を102℃の飽和蒸気中で2分間蒸気処理した。次いで、捺染された織物をすすぎ、適切な場合には沸点で洗濯し、再びすすぎ、次いで乾燥した。
Claims (9)
- 式(1):
{式中、R1、R2、R3及びR4は、相互に独立に、水素、又は、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C 1 〜C 4 アルコキシ、C 1 〜C 4 アルコキシカルボニル、カルボキシル、スルファモイル、スルホもしくはスルファトにより置換されたC1〜C4アルキルであり、
Bは、1、2もしくは3個の−O−基によって中断されていてもよい、C2−C12アルキレン基であり、
Y1及びY2は、相互に独立に、フッ素又は塩素であり、
A1は、式(2a)又は(2c):
[式中、R10は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である]、
で示される基であり、そして、
A2は、A1についての上記と同義であるか、ホルマザン若しくはジスアゾ染料の基であるか、又は式(2b)又は(2d)〜(2m):
[式中、R10は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である]、
[式中、R12は、C1〜C4アルカノイル基、非置換であるか、又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、もしくはスルホ置換基をフェニル環に有するベンゾイル基、あるいは非置換であるか、又はフェニルアミノもしくはN−C1〜C4アルキル−N−フェニルアミノ(ここで、フェニルは、それぞれの場合に、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、メチル、もしくはメトキシにより置換されている)によりさらに置換されているハロトリアジニル基である]、
[式中、R12は、C1〜C4アルカノイル基、非置換であるか、又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、もしくはスルホ置換基をフェニル環に有するベンゾイル基、あるいは非置換であるか、又はフェニルアミノもしくはN−C1〜C4アルキル−N−フェニルアミノ(ここで、フェニルは、それぞれの場合に、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、メチル、もしくはメトキシにより置換されている)によりさらに置換されているハロトリアジニル基である]、
[式中、R13は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である]、
[式中、R17は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜2個の同一又は異なる置換基であり、Z’は、β−スルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−ホスファトエチル、β−アシルオキシエチル、β−ハロエチル又はビニルである]、
[式中、R18は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜2個の同一又は異なる置換基であり、Z’は、β−スルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−ホスファトエチル、β−アシルオキシエチル、β−ハロエチル又はビニルである]、
[式中、R10は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である]、
[式中、R11は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイル、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アセチルアミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホメチル及びスルホよりなる群からの、0〜4個の同一又は異なる置換基である]、
[式中、R13は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基である]、
[式中、R14及びR16は、相互に独立に、水素、C1〜C4アルキル又はフェニルであり、R15は、水素、シアノ、カルバモイル又はスルホメチルである]
で示される基のいずれかであり、ここでA1及びA2は互いに異なる意味を有する}
で示される反応性染料。 - R1、R2、R3及びR4が、相互に独立に、水素、メチル又はエチルである請求項1記載の反応性染料。
- Bが、C2〜C6アルキレン基である請求項1又は2記載の反応性染料。
- A 2 が、ホルマザン若しくはジスアゾ染料の基であるか、又は式(2a)〜(2f)又は(2h)で示される基のいずれかである請求項1〜3のいずれか一項記載の反応性染料。
- A 2 が、式(2a)〜(2f)又は(2h)、又は式(9a)〜(9h):
〔式中、R10は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基であり、R10’は、R10と同義の基に加えて、C1〜C4ヒドロキシアルコキシ又はC1〜C4スルファトアルコキシであることもでき、
R11は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイル、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アセチルアミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホメチル及びスルホよりなる群からの、0〜3個の同一又は異なる置換基であり、そして、
Z’は、β−スルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−ホスファトエチル、β−アシルオキシエチル、β−ハロエチル又はビニルである〕、
[式中、ベンゼン核は、さらなる置換基を含まないか、又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルホニル、ハロゲン若しくはカルボキシルでさらに置換されている]
で示されるいずれかの基である請求項1〜4のいずれか一項記載の反応性染料。 - 基A 2 が、少なくとも1個のスルホ基を有する請求項1〜5のいずれか一項記載の反応性染料。
- 請求項1〜6のいずれか一項記載の反応性染料を用いて繊維材料を染色又は捺染する、ヒドロキシル基を含むか、若しくは窒素を含む繊維材料を染色又は捺染するための方法。
- セルロース性繊維材料又は天然若しくは合成ポリアミド繊維材料を染色又は捺染する、請求項8記載の方法。
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