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JP3754382B2 - 二重送信チェックシステム - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二重送信をチェックする二重送信チェックシステムに関し、特に、電子申請システムにおいて使用される二重送信チェックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、行政機関及び民間企業などを対象に電子的に申請を行なう電子申請システムが開発されている。このような電子申請システムにおいては、申請時の操作誤り等によって、申請書を二重に送信してしまう場合があり、このような二重送信を排除する必要がある。
【0003】
従来、二重送信をチェックする方法としては、第1に端末側にプログラムを組み込み、送信する前に送信フラグをチェックし、送信フラグがオフであれば送信を行ない、送信後、送信フラグをオンにする方法がある。この方法は、送信フラグをオンにすることにより、二重送信を防止する方法である。
【0004】
第2の方法としては、申請を受け付ける側のサーバにおいて、送信された情報を管理しチェックする方法がある。このような方法においては、サーバにおいて不特定多数からの受付を可能にしている場合には、サーバ側処理が多重化されているため、二重送信を受け付けることになり、この受け付けたデータに対して二重送信が行なわれていないかをチェックしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の方法においては、端末側で強制的に送信フラグをリセットすることにより、二重送信が可能になってしまうという問題があった。
【0006】
また、第2の方法においては、一旦、受け付けたデータに対して二重送信チェックを行なうため、処理に時間がかかり、システムの負荷が増大するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、サーバ側のシステム負荷をあげることなく、サーバの受付時に二重送信をチェックすることが可能な二重送信チェックシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
したがって、上記目的を達成するために、本発明の第1の発明は、送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報をクライアントコンピュータから受信する受信手段と、すでに受信したデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報を格納するデータベースと、前記受信手段によって受信された一方向性関数によって定まる値が前記データベースに格納された一方向性関数によって定まる値と一致するか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段によって一致すると判断された場合に、前記受信手段によって受信したセッション開始時間を示す情報が前記データベースに格納されたセッション開始時間を示す情報と一致するか否かを判断し、一致した判断された場合に二重送信であると判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段によって二重送信であると判断された場合に、2重送信であることを前記クライアントコンピュータに通知する通知手段とを具備することを特徴とする二重送信チェックシステムにおけるサーバコンピュータ、である。
【0009】
また、本発明の第2の発明は、送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報をサーバコンピュータに送信する送信手段と、前記送信手段によって送信した送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報に基づいて決定される二重送信の結果を前記サーバコンピュータから受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された二重送信の結果が二重送信であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって二重送信ではないと判断された場合に、前記送信対象となるデータを前記サーバコンピュータに送信する手段とを具備することを特徴とする二重送信チェックシステムにおけるクライアントコンピュータ、である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る二重送信チェックシステムについて説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態に係る電子申請システムにおける二重送信チェックシステムを示す図である。
【0012】
本実施の形態においては、クライアントコンピュータ1から電子申請書をネットワークを介して接続されたサーバコンピュータ2に送信し、サーバコンピュータ2において二重送信をチェックする方法について説明する。
【0013】
同図に示すように、クライアントコンピュータ1は、ストレージデバイス11、ハッシュ値計算部12、セッション開始時間取得部13、データ送信部14、二重送信判定受信部15及びデータ送信部16を具備する。
【0014】
ストレージデバイス11には、送信対象となる申請書のデータが格納される。
【0015】
ハッシュ値計算部12は、ストレージデバイス11に格納された送信対象となる申請書のデータからハッシュ値を算出する。ここで、ハッシュ値とは、送信対象となる申請書のデータの文字列を一方向性関数であるハッシュ関数を使用して変換された一定長の文字列であり、いわば電子文書の指紋のようなものである。
【0016】
例えば、指紋から本の人物を再現できないが、人物を特定することは可能である。同様に、ハッシュ値から元の文書を推定、復元することはできないが、文書の特徴を反映するので、ハッシュ値の元になった電子文書を同定することが可能となる。
【0017】
セッション開始時間取得部13は、サーバコンピュータとの通信を行なう際に確立されるセッションの開始時間を取得する。
【0018】
データ送信部14は、ハッシュ値計算部12において計算された送信対象となる申請書のデータのハッシュ値及びセッション開始時間取得部13によって取得されたセッション開始時間をサーバコンピュータ2に送信する。
【0019】
二重送信判定受信部15は、サーバからの二重送信判定の結果を受信し、二重送信の判定結果が二重送信ではないと判断された場合に、データ送信部16に対して送信対象となるデータの送信を指示する。
【0020】
データ送信部16は、二重送信判定受信部15からの指示に基づいて、送信対象となる申請書のデータをサーバコンピュータ2に送信する。
【0021】
サーバコンピュータ2は、データ受信部21、データ同定部22、申請データベース23、手続き同定部24、データ受信部25及びデータベース26を具備する。
【0022】
データ受信部21は、データ送信部14から送信された送信対象となる申請書のデータのハッシュ値及びセッション開始時間を受信する。
【0023】
申請データベース23は、図2に示すように、すでに受信したハッシュ値及びこのハッシュ値に対応するセッション開始時間が格納されている。
【0024】
データ同定部22は、データ受信部21によって受信された送信対象となる申請書のデータのハッシュ値が申請データベース23に格納されているすでに受信した申請書のデータのハッシュ値と一致しているか否かを判断する。一致していないと判断された場合には、クライアントコンピュータ1の二重送信判定受信部15に二重送信ではないことを通知する。
【0025】
手続き同定部24は、データ同定部22によって一致すると判断された場合に、データ受信部21によって受信したセッション開始時間が申請データベース23に格納されたセッション開始時間と一致するか否かの判断を行なう。手続き同定部24において、一致すると判断された場合には、二重送信判定受信部15に二重送信であることを通知し、一致しないと判断された場合には二重送信ではないことを通知する。セッション開始時間をも含めて判断するのは、同一の申請書につき、後日、変更などの理由により、申請が行なわれる場合があるからである。
【0026】
図3は、セッションの開始を説明するための図である。
【0027】
同図に示すように、セッションが確立した後に、データ通信が行なわれる。本実施の形態においては、同一の申請書のデータが同一のセッション開始時間における通信において発行された場合に、二重送信であると判断されることになる。
【0028】
ここで、「セッション開始時間」とは、サーバにデータを送信するために通信経路を確立した時の時間を表わしている。通常WEBサイトに接続した時の開始時間となり、一連の連続するアクセスに置いては同一のセッション開始時間となる。
【0029】
データ受信部25は、クライアントコンピュータ1のデータ送信部16から送信された送信対象となる申請書のデータを受信し、データベース26に格納する。
【0030】
次に、本発明の実施の形態に係る二重送信チェックシステムの動作について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
まず、送信対象となる申請書のデータのハッシュ値の算出が、ハッシュ値計算部12によって行なわれる(S1)。次に、セッション開始時間取得部13によって、セッション開始時間が取得される(S2)。
【0032】
その後、ハッシュ値及びセッション開始時間がデータ送信部14によってクライアントコンピュータ2に送信される(S3)。サーバコンピュータ21においては、データ受信部21がハッシュ値及びセッション開始時間を受信する(S4)。
【0033】
次に、データ同定部22において、データ受信部21において受信したハッシュ値と申請データベース23に格納されたハッシュ値とが一致しているか否かの判断が行なわれる(S5)。
【0034】
一致していないと判断された場合には、該当するハッシュ値及びセッション開始時間を申請データベース23に格納するとともに、二重送信ではないことをクライアントコンピュータ1の二重送信判定受信15に通知する(S6)。
【0035】
一方、一致していると判断された場合には、次に、受信したセッション開始時間と、申請データベース23に格納されているセッション開始時間とが一致しているか否かの判断が行なわれる(S7)。
【0036】
S7において、一致していないと判断された場合には、該当するハッシュ値及びセッション開始時間を申請データベース23に格納するとともに、二重送信ではないことをクライアントコンピュータ1の二重送信判定受信15に通知する(S6)。
【0037】
一方、S7において、一致していると判断された場合には、二重送信であることをクライアントへ通知する(S8)。
【0038】
クライアントコンピュータの二重送信判定受信部15においては、サーバコンピュータ2からの通知に基づいて、二重送信であるか否かを決定し、二重送信である場合には、データを送信せず、二重送信ではないと判断された場合には、送信対象となる申請書のデータをサーバに送信する(S10)。
【0039】
このクライアントコンピュータから送信された申請書のデータは、サーバコンピュータ2のデータ受信部25によって受信され、データベース26に格納される。
【0040】
したがって、本実施の形態の二重送信チェックシステムによれば、データの受付時に二重送信をチェックするので、サーバ側のシステム負荷をあげることなく、二重送信を防止することができる。
【0041】
また、WEBサーバへのアクセスアタックに対しても、本発明の実施の形態の二重送信チェックシステムによれば、二重送信を受け付けないため、WEBサーバのファイル溢れなどを防御することができる。
【0042】
さらに、データを受け付ける前に二重送信のチェックを行なうため、無駄なデータ送信を排除することができ、受付後の処理が簡易となり、その結果、システムの構築が容易になる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、サーバ側のシステム負荷をあげることなく、サーバの受付時に二重送信をチェックすることが可能な二重送信チェックシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子申請システムにおける二重送信チェックシステムを示す図である。
【図2】申請データベースに格納されるデータを示す図である。
【図3】セッションの開始を説明するための図である。
【図4】二重送信チェックシステムの動作について説明するためのフローチャートである。
【図5】二重送信チェックシステムの動作について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…クライアントコンピュータ、
2…サーバコンピュータ、
11…ストレージデバイス、
12…ハッシュ値計算部、
13…セッション開始時間取得部、
14…データ送信部、
15…二重送信判定受信部、
16…データ送信部、
21…データ受信部、
22…データ同定部、
23…申請データベース、
24…手続き同定部、
25…データ受信部、
26…データベース。

Claims (9)

  1. 送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報をクライアントコンピュータから受信する受信手段と、
    すでに受信したデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報を格納するデータベースと、
    前記受信手段によって受信された一方向性関数によって定まる値が前記データベースに格納された一方向性関数によって定まる値と一致するか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段によって一致すると判断された場合に、前記受信手段によって受信したセッション開始時間を示す情報が前記データベースに格納されたセッション開始時間を示す情報と一致するか否かを判断し、一致した判断された場合に二重送信であると判断する第2の判断手段と
    前記第2の判断手段によって二重送信であると判断された場合に、2重送信であることを前記クライアントコンピュータに通知する通知手段と
    を具備することを特徴とする二重送信チェックシステムにおけるサーバコンピュータ。
  2. 前記一方向性関数は、ハッシュ関数であることを特徴とする請求項1記載のサーバコンピュータ。
  3. 前記送信対象となるデータは、電子申請書に関するデータであることを特徴とする請求項1記載のサーバコンピュータ。
  4. 送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報をサーバコンピュータに送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信した送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報に基づいて決定される二重送信の結果を前記サーバコンピュータから受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された二重送信の結果が二重送信であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって二重送信ではないと判断された場合に、前記送信対象となるデータを前記サーバコンピュータに送信する手段と
    を具備することを特徴とする二重送信チェックシステムにおけるクライアントコンピュータ。
  5. 前記一方向性関数は、ハッシュ関数であることを特徴とする請求項4記載のクライアントコンピュータ。
  6. 前記送信対象となるデータは、電子申請書に関するデータであることを特徴とする請求項4記載のクライアントコンピュータ。
  7. クライアントコンピュータからサーバコンピュータに送信されるデータの二重送信をチェックする二重送信チェックシステムにおいて、
    前記クライアントコンピュータは、
    送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報をサーバに送信する送信手段を具備し、
    前記サーバコンピュータは、
    前記送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報をクライアントコンピュータから受信する受信手段と、
    すでに受信したデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報を格納するデータベースと、
    前記受信手段によって受信された一方向性関数によって定まる値が前記データベースに格納された一方向性関数によって定まる値と一致するか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段によって一致すると判断された場合に、前記受信手段によって受信したセッション開始時間を示す情報が前記データベースに格納されたセッション開始時間を示す情報と一致するか否かを判断し、一致した判断された場合に二重送信であると判断 する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段による判断に基づいて、判断結果を前記クライアントコンピュータに通知する通知手段と
    を具備し、
    前記クライアントコンピュータは、さらに、
    前記通知手段によって通知された判断結果を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された判断結果が二重送信であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって二重送信ではないと判断された場合に、前記送信対象となるデータを前記サーバコンピュータに送信する手段と
    を具備することを特徴とする二重送信チェックシステム。
  8. 送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報をクライアントコンピュータから受信し、
    前記受信された一方向性関数によって定まる値が、すでに受信したデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報を格納するデータベースに格納された一方向性関数によって定まる値と一致するか否かを判断し、
    一致すると判断された場合に、前記受信したセッション開始時間を示す情報が前記データベースに格納されたセッション開始時間を示す情報と一致するか否かを判断し、一致した判断された場合に二重送信であると判断し、
    二重送信であると判断された場合に、2重送信であることを前記クライアントコンピュータに通知することを特徴とする二重送信チェックシステムにおけるサーバコンピュータの二重送信チェック方法。
  9. 送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報をサーバコンピュータに送信し、
    前記送信した送信対象となるデータの一方向性関数によって定まる値及びセッション開始時間を示す情報に基づいて決定される二重送信の結果を前記サーバコンピュータから受信し、
    前記受信された二重送信の結果が二重送信であるか否かを判断し、二重送信ではないと判断された場合に、前記送信対象となるデータを前記サーバコンピュータに送信することを特徴とする二重送信チェックシステムにおけるクライアントコンピュータの二重送信チェック方法。
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