JP3754486B2 - 燃焼機のバーナーユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換器部と該熱交換器部に取り付けるバーナーを収納したバーナーケースとを具備する燃焼機のバーナーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の燃焼機のバーナーユニットとしては、例えば、図5に示すようなものがある。
【0003】
すなわち、熱交換器1とバーナーケース2とは間にガスケット6及び内ケース4を介して固着されており、バーナー3はバーナーケース2の下部に設けた開口7からバーナーケース2の内部に装着し、開口7をカバー8で塞いだバーナーユニットである。
【0004】
熱交換器とバーナーケースとは密閉して連通している必要があるので、通常は上記のように間にガスケットを挟んで固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のバーナーユニットでは熱交換器とバーナーケースが固定されているので、熱交換器やバーナーのメインテナンス、また、それらおよびバーナーケースの清掃等を行うときに手間がかかるという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、バーナーをバーナーケースに収容して一体化したものを良好な気密性を発揮させながら熱交換器の下部に容易に着脱可能とすることによって、燃焼機のメインテナンスや清掃が容易にできる燃焼機のバーナーユニットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための要旨とするところは、次の各項に存する。
【0009】
[1] 熱交換器部(30)と該熱交換器部(30)に取り付けるバーナー(B)を収納したバーナーケース(C)とを具備する燃焼機のバーナーユニット(10)において、
前記バーナー(B)を収納した前記バーナーケース(C)を、前記熱交換器部(30)に着脱可能とする取付け機構(20)を備え、
前記取付け機構(20)は、前記熱交換器部(30)の両側面の下部に設けたガイド部(21)と該ガイド部(21)に導かれる前記バーナーケース(C)の両側面の上部に設けた被ガイド部(41)とを具備し、
前記両側面のガイド部(21)は前記バーナーケース(C)をその間に出し入れするときに前記被ガイド部(41)を導いて前記バーナーケース(C)の受入れ端部(23)から前記バーナーケース(C)が前記熱交換器部(30)の下部に至る他端部(24)までの間、前記バーナーケース(C)を一定の傾斜方向に沿って変位させるように前記受入れ端部(23)側から他端部(24)側に向けて上向きに連続する第1傾斜部(S1)を有し、
前記第1傾斜部(S1)の全長は前記バーナーケース(C)の長さとほぼ同じ長さであり、
前記両側面のガイド部(21)は、ガスケット(G)が設けられる面から第1傾斜部(S1)までの間は覆われており、
前記被ガイド部(41)は前記バーナーケース(C)を前記両側面のガイド部(41)の間に出し入れしたとき、前記バーナーケース(C)の上面が前記熱交換器部(30)の下部に対して常に平行となるように前記バーナーケース(C)の一端側(c1)から他端側(c2)に向けて上向きに連続する第2傾斜部(S2)を有することを特徴とする燃焼機のバーナーユニット(10)。
【0010】
[2] 前記熱交換器部(30)の下部には前記受入れ端部(23)側に起立した支持片(25)を設け、
前記バーナーケース(C)の一端部の上部には前記バーナーケース(C)を前記ガイド部(21)間に収納し、密着固定するときに前記支持片(25)に掛けることの可能な掛止片(42)を設けたことを特徴とする項1に記載の燃焼機のバーナーユニット(10)。
【0011】
燃焼機のバーナーユニット(10)は取付け機構(20)により熱交換器部(30)にバーナー(B)を収納したバーナーケース(C)が着脱可能に取り付けられる。
【0013】
前記バーナーケース(C)を前記両側面の前記ガイド部(21)の間に出し入れしたとき、前記ガイド部(21)の前記バーナーケース(C)を受け入れる前記受入れ端部(23)側から前記他端部(24)側に向けて上向きに連続するように設けた第1傾斜部(S1)に対して、前記被ガイド部(41)の前記バーナーケース(C)の一端側(c1)から他端側(c2)に向けて上向きに連続するように設けた第2傾斜部(S2)が摺動する。それによって、前記バーナーケース(C)が前記受入れ端部(23)から前記他端部(24)の間を移動する間、その上面は前記熱交換器部(30)の下部に対して常に平行状態を保って上下方向に変位する。
【0014】
したがって、前記バーナーケース(C)を前記ガイド部(21)間に押し込んだとき、前記バーナーケース(C)の上面は前記熱交換器部(30)の下部と擦れることなく、前記バーナーケース(C)を完全に押し込んだ位置で前記熱交換器部(30)の下部と当接する。その状態で前記熱交換器部(30)に固定することで、容易に前記バーナーケース(C)を前記熱交換器部(30)に密着させることができる。
【0015】
前記熱交換器部(30)と前記バーナーケース(C)の密閉性をより高めるために前記熱交換器部(30)下部の前記受入れ端部(23)側に支持片(25)を起立させて設け、前記バーナーケース(C)の一端部の上部には前記支持片(25)に掛けることの可能な掛止片(42)を設ければ、前記バーナーケース(C)を前記熱交換器部(30)に密着固定する際、前記支持片(25)に前記掛止片(42)を掛けると前記バーナーケース(C)と前記熱交換器部(30)との接触面の間隔がより小さく維持できるので密閉性がより高められる。
【0016】
一方、前記熱交換器部(30)や前記バーナー(B)のメインテナンス、また、それらおよび前記バーナーケース(C)の清掃等を行うときは、前記バーナーケース(C)を前記熱交換器部(30)から取り外すが、その際、前記被ガイド部(41)が前記ガイド部(21)に支持されているので容易に前記バーナーケース(C)を取り外すことが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一形態を説明する。
【0018】
図1から図4は本発明の一形態を示している。
【0019】
図1に示すように、バーナーユニット10は燃焼機に取り付けられるものであり、熱交換器部30、60とその下部に取り付けるバーナーBを収納したバーナーケースCとを具備している。熱交換器部30、60の上にはカバーが取り付けられている。このようなバーナーユニットを備える燃焼機としては例えば一般家庭における給湯や風呂のために用いるもの等がある。以下、熱交換器部30とそれに取り付けるバーナーBを収納したバーナーケースCに関して説明し、熱交換器部60およびそれに関連する装置に関しては同様の構成とすることができるので詳しい説明は省略する。
【0020】
図1および図2に示したものは給湯用の熱交換器部30と風呂用の熱交換器部60を内部に備える燃焼機の一部を示したものである。図示省略したが、熱交換器部60にもバーナーが取り付けられる。熱交換器部30および熱交換器部60の周囲に回らされた管状体31、61はそれぞれ熱交換器30、60への給水および熱交換器30、60によって加熱された温湯の出湯のための給湯回路の一部である。
【0021】
バーナーユニット10はバーナーBを収納し固定したバーナーケースCを、熱交換器部30の下部に着脱容易に取り付けることのできる取付け機構20を備えている。
【0022】
取付け機構20は、熱交換器部30の両側面の下部に設けたガイド部21、21とそれに導かれるバーナーケースCの両側面の上部に設けた被ガイド部41、41とから成る。
【0023】
図2に示したように、ガイド部21、21は例えばステンレス鋼のような金属で作られ、熱交換器部30の両側面の下部から鉛直に下垂する平面部分と下辺部付近を内側に直角に折り曲げた部分S1から成っている。図3に示したように前記の下辺部付近を内側に直角に折り曲げた部分S1はバーナーケースCを熱交換器部30の下部に着脱するときに、バーナーケースCを一定の傾斜方向に沿って変位させるように受入れ端部23側から他端部24側に向けて一定の勾配で上向きに連続する第1傾斜部S1を形成している。ガイド部21、21の間隔および第1傾斜部S1、S1の幅は後述する被ガイド部41、41を把持できる大きさとしてある。
【0024】
バーナーケースCにはその両側面の上部に被ガイド部41、41が設けられている。
【0025】
被ガイド部41、41もステンレス鋼やその他の金属で作り、図1および図2に示したようにガイド部41内に収まる断面コ字形に形成されたものである。被ガイド部41の底面は図3および図4に示したようにバーナーケースCをガイド部21、21の間に出し入れするときガイド部21の第1傾斜部S1に対して摺動可能で、バーナーケースCの上面が熱交換器部30の下部に対して常に平行となるようにバーナーケースCの一端側c1から他端側c2に向けて第1傾斜部S1と同じ勾配で上向きに連続する第2傾斜部S2を形成している。
【0026】
図2乃至図4に示したように、バーナーケースCの上面の周縁部には熱交換器部30の下部に取り付けたとき気密性を保つためのガスケットGが設けられている。
【0027】
また、熱交換器部30の下部には受入れ端部23側に起立した板状の支持片25を設けてある。一方、バーナーケースCの一端部c1の上部にはバーナーケースCをガイド部21間に収納して密着固定するときに支持片25に掛けることの可能な板状の掛止片42を設けてある。掛止片42はバーナーケースCの一端部c1から起立する平面と、その上部を支持片25に掛けるために他端部c2側へ向けて折り曲げた部分から成るものである。掛止片42の起立部分と支持片25にはバーナーケースCを熱交換器部30の下部に固定させるためのネジ穴(図示せず)が形成されており、バーナーケースCをガイド部21、21間に完全に押し込んだとき掛止片42の起立部分は支持片25と接し、ネジ穴が一致する。
【0028】
次に作用を説明する。
【0029】
図3および図4において、燃焼機のバーナーユニット10の熱交換器部30にバーナーBを収納して固定したバーナーケースCを取り付る過程の状態が示されている。
【0030】
取付け機構20は、熱交換器部30の両側面の下部に設けたガイド部21、21と、バーナーケースCの両側面の上部に設けた被ガイド部41、41とによりバーナーBを収納したバーナーケースCを所定位置に導くことができる。
【0031】
即ち、バーナーケースCを両側面のガイド部21、21の間に出し入れしたとき、ガイド部21、21の第1傾斜部S1、S1に沿って被ガイド部41、41の第2傾斜部S2、S2が摺動し、それによって、バーナーケースCを受入れ端部23から他端部24の間で移動可能とし、所定位置での固定および所定位置からの取り外しを可能としている。
【0032】
図3はバーナーケースCをガイド部21、21間に押し込んでいるときの状態を示している。即ち、バーナーケースCの被ガイド部41、41を熱交換器部30の側面の下部に設けたガイド部21、21に把持させた状態で矢印A1の方向にバーナーケースCを押し込んでいる状態である。
【0033】
被ガイド部41、41の第2傾斜部S2、S2はガイド部21、21の第1傾斜部S1、S1と接している。第1傾斜部S1、S1と第2傾斜部S2、S2の勾配は同一であるので、バーナーケースCをその上面が熱交換器部30の下面と平行な状態を保ったままで上方に変位させることができる。また、バーナーBを収納したバーナーケースCはかなりの重量となるが、ガイド部21、21が被ガイド部41、41を把持することによりその負荷が分散されるので、バーナーケースCの装着が容易となる。
【0034】
図4に示したようにバーナーケースCの上面はバーナーケースCを完全に押し込んだ位置で熱交換器部30の下部と当接するので、変位中に熱交換器部30の下部との摺接によって、ガスケットGが剥がされたり捩られたりすることがなく、気密性が損じられることは無い。したがって、その状態で熱交換器部30に固定することで、容易にバーナーケースCを熱交換器部30に密着させることができる。
【0035】
バーナーケースCを熱交換器部30の下部の受入れ端部23側に起立するように設けた支持片25にバーナーケースCの一端部の上部に設けた掛止片42の起立した部分が接触するまで押し込み、掛止片42の折り曲げた上部を支持片25に掛けるようにすればバーナーケースCの上面がガスケットGを介して熱交換器部30の下面部をより一層強く圧接し、掛止片42の起立した部分と支持片25に形成したネジ穴が重なるので、ネジで支持片25と掛止片42を固定すれば気密性がより高まる。
【0036】
一方、熱交換器部30やバーナーBのメインテナンス、あるいは、それらおよびバーナーケースCの清掃等を行うときは、バーナーケースCの熱交換器部30との固定を解除するが、バーナーケースCの被ガイド部41、41が熱交換器部30のガイド部21、21に把持されている間はバーナーBおよびバーナーケースCの重量の負荷がそれらに分散されるので、バーナーケースCを取り出そうとする者はバーナーケースCの一端部を軽く支えながら手前に引き出すことで容易に取り外すことが可能である。また、重量のあるバーナーBを収納したバーナーケースCの着脱の際の安全性を向上させることもできる。
【0037】
【発明の効果】
本発明にかかる燃焼機のバーナーユニットによれば、バーナーをバーナーケースに収容して一体化したものを良好な気密性を発揮させながら熱交換器の下部に容易に着脱可能としたことによって、燃焼機のメインテナンスや清掃を容易にすることができるとともに、重量のあるバーナーを収納したバーナーケースの取扱い時の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態にかかる燃焼機のバーナーユニットを示す斜視図である。
【図2】本発明の一形態にかかる燃焼機のバーナーユニットを示す分解斜視図である。
【図3】本発明の一形態にかかる燃焼機のバーナーユニットを示す側面図である。
【図4】本発明の一形態にかかる燃焼機のバーナーユニットを示す側面図である。
【図5】従来の燃焼機のバーナーユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
10…バーナーユニット
20…取付け機構
21…ガイド部
23…ガイド部の受入れ端部
24…ガイド部の他端部
25…支持片
30…熱交換器部
41…被ガイド部
42…掛止片
B…バーナー
C…バーナーケース
c1…バーナーケースの一端側
c2…バーナーケースの他端側
S1…第1傾斜部
S2…第2傾斜部
Claims (2)
- 熱交換器部と該熱交換器部に取り付けるバーナーを収納したバーナーケースとを具備する燃焼機のバーナーユニットにおいて、
前記バーナーを収納した前記バーナーケースを、前記熱交換器部に着脱可能とする取付け機構を備え、
前記取付け機構は、前記熱交換器部の両側面の下部に設けたガイド部と該ガイド部に導かれる前記バーナーケースの両側面の上部に設けた被ガイド部とを具備し、
前記両側面のガイド部は前記バーナーケースをその間に出し入れするときに前記被ガイド部を導いて前記バーナーケースの受入れ端部から前記バーナーケースが前記熱交換器部の下部に至る他端部までの間、前記バーナーケースを一定の傾斜方向に沿って変位させるように前記受入れ端部側から他端部側に向けて上向きに連続する第1傾斜部を有し、
前記第1傾斜部の全長は前記バーナーケースの長さとほぼ同じ長さであり、
前記両側面のガイド部は、ガスケットが設けられる面から第1傾斜部までの間は覆われており、
前記被ガイド部は前記バーナーケースを前記両側面のガイド部の間に出し入れしたとき、前記バーナーケースの上面が前記熱交換器部の下部に対して常に平行となるように前記バーナーケースの一端側から他端側に向けて上向きに連続する第2傾斜部を有することを特徴とする燃焼機のバーナーユニット。 - 前記熱交換器部の下部には前記受入れ端部側に起立した支持片を設け、
前記バーナーケースの一端部の上部にはバーナーケースを前記ガイド部間に収納し、密着固定するときに前記支持片に掛けることの可能な掛止片を設けたことを特徴とする請求項1に記載の燃焼機のバーナーユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08266796A JP3754486B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 燃焼機のバーナーユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08266796A JP3754486B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 燃焼機のバーナーユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273815A JPH09273815A (ja) | 1997-10-21 |
| JP3754486B2 true JP3754486B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=13780790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08266796A Expired - Fee Related JP3754486B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 燃焼機のバーナーユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3754486B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102748860B (zh) * | 2012-07-17 | 2015-06-03 | 苏州威博特能源环保科技有限公司 | 一种组合式大功率冷凝锅炉及其控制方法 |
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1996
- 1996-04-04 JP JP08266796A patent/JP3754486B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09273815A (ja) | 1997-10-21 |
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