JP3755154B2 - 遠隔操作装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、多数枚ディスクチェンジャーを備えたオーディオ機器の動作を遠隔操作する遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多数枚ディスクチェンジャーにおいては、リモートコマンダーと称される遠隔操作装置を接続し、この遠隔操作装置によってディスクチェンジャーの各種操作を行なうようにしたものが広く普及している。この遠隔操作装置は、ディスクチェンジャーのパネル面まで手を伸ばさなくとも当該機器を操作できるので、特に車載用ディスクチェンジャーにおいて便利である。
【0003】
従来この種の遠隔操作装置としては、本出願人が先に提案した「特開平5−205578」に開示されるようなものがある。即ちこの遠隔操作装置は、軸回り方向に回動可能な複数段の回転操作子を有し、この各段の回転操作子を左右に回転させることによってディスクチェンジャー内のディスクの選択、音量調整や選曲等の操作が行なわれるようになっている。そしてこの遠隔操作装置では、各段の回転操作子の形状を異ならせて形成し、これによって各段の回転操作子を握ったときの感触で区別できるようにしてある。
【0004】
このような遠隔操作装置によれば、手探り状態で簡単に操作を行えるので、運転をしながらの操作でも危険性は少ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遠隔操作装置においては、各段の回転操作子の形状を変えただけでは手探り操作での判別は難しく、誤操作を生じる可能性が高くなる。多数枚ディスクチェンジャーでは、ディスク選択用の回転操作子を誤って操作した場合、一旦ディスク選択動作が始まると、動作が終了するまでに相当の時間を要するため、ディスクを選択し直すのに非常に手間がかかってしまい、特に車載用のディスクチェンジャーにおいては手探り状態で操作するため、この問題が生じやすかった。
【0006】
本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、ディスクチェンジャーにおけるディスク選択時の誤操作を確実に防止できる遠隔操作装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、
多数枚ディスクチェンジャーを備えたオーディオ機器の動作を遠隔操作する遠隔操作装置において、
各々独立に軸回り方向に回動操作可能で、何れか一方が軸方向に移動操作可能な2段の回転操作子と、
2段の回転操作子の一方の回転操作子を軸方向に移動させて他方の回転操作子に機械的に結合させることにより2段の回転操作子を同時に回転操作可能とする結合手段と、
2段の回転操作子の各々の回転によって操作されるスイッチと、
一方の回転操作子の軸方向の移動によって操作されるスイッチと、
各スイッチの操作に基いてオーディオ機器の動作を制御する制御手段と、
を備え、
制御手段は、2段の回転操作子が上記結合手段によって機械的に結合されて同時に回転操作されたときにディスクチェンジャー内のディスク選択動作が行なわれるようにオーディオ機器を制御することを特徴とするものである。
【0008】
上記の如く構成される本発明の遠隔操作装置では、ディスクチェンジャー内のディスクの選択動作を行なう場合には、2段の回転操作子の一方の回転操作子を軸方向に移動させて他方の回転操作子に機械的に結合させ、2段の回転操作子を同時に回転操作する必要があり、この操作は他の操作に比べて簡単には行なえないので、ディスク選択動作に係る誤操作を確実に防止することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
先ず、図1〜図7において、本発明による遠隔操作装置の機械的構造を示す。
【0010】
図において1はディスクチェンジャーを備えたオーディオ機器の操作に用いる遠隔操作装置を全体として示し、この遠隔操作装置1は、二段の回転操作子10及び11と、多数の押圧操作子(押し釦)13,20,21,22,23,24とを有して構成されている。
【0011】
2はこの遠隔操作装置1の筺体で、この筺体2を運転台の任意の位置に螺子止めや両面接着テープ等によって固定すると共に、この筺体2から導出されるコード3の先端のピンジャック4をオーディオ機器に接続して使用するものである。
【0012】
筺体2の内部においては図5に示す如く基板5上にスイッチボックス6が固定されており、このスイッチボックス6からは、外軸7、中軸8、内軸9の3軸によりなる同軸構成の操作軸が上方に向って垂直に突出されている。
【0013】
これら外軸7、中軸8、内軸9は夫々独立して動作されるもので、先ず外軸7は、その軸回り方向に左右一定の範囲内で回動可能で、かつ、軸回り方向の力が加えられていない状態では左右の回動範囲の中立点に復帰するようにスイッチボックス6内の弾発手段によって回動偏倚力が付与されており、この外軸7に下段の回転操作子10を圧入等によって嵌合固定してある。
【0014】
中軸8は外軸7より長く形成されてこの外軸7の上端から突出し、この中軸8もまた外軸7と同様に、軸回り方向に左右一定の範囲内で回動可能で、かつ、軸回り方向の力が加えられていない状態では左右の回動範囲の中立点に復帰するようにスイッチボックス6内の弾発手段によって回動偏倚力が付与されており、この中軸8に上段の回転操作子11を圧入等によって嵌合固定してある。
【0015】
またこの中軸8はその軸方向にも移動可能となされており、この中軸8をスイッチボックス6に向って押し込んだ状態からこの押し込み力が除かれると元の位置に復帰するように、回転操作子10と11の間には弾発手段としてバネ12が介挿されている。
【0016】
内軸9はさらに中軸8よりも長く形成されてこの中軸8の上端から突出し、この内軸9の上端部に押圧操作子としての押し釦13が固定されている。この内軸9はその軸方向に移動可能で、かつ、スイッチボックス6に向って押し込まれた状態からこの押し込み力が除かれると元の位置に復帰するようにスイッチボックス6内の弾発手段によって偏倚力が付与されている。
【0017】
上記外軸7、中軸8、内軸9の3軸の基部であるスイッチボックス6の中には、外軸7を右方向及び左方向に回動させたときに夫々オンとなる2個のスイッチと、中軸8を右方向及び左方向に回動させたときに夫々オンとなる2個のスイッチと、中軸8を押し込んだときにオンとなるスイッチ、及び内軸9を押し込んだときにオンとなるスイッチの計6個のスイッチが内蔵されており、これらの各種のスイッチによって後に詳述するような各種の機能の操作が行なわれる。
【0018】
外軸7を操作する下段の回転操作子10には、その周面に縦方向に長い複数本の突条部14が左右対称位置に形成され、一方中軸8を操作する上段の回転操作子11には、その周面の一部を平面的に切欠いた形状の切欠面部15が左右対称に形成されており、回転操作子10及び11を回動操作するときには、これら突条部14及び切欠面部15を指先で掴んで操作することにより、滑りを少なくして操作性を良好とすると共に、指先で受ける感触の違いによって二段の回転操作子10と11を判別し易くしてある。
【0019】
そしてこの二段の回転操作子10と11の間には、必要に応じてこの二段の回転操作子10と11とを機械的に結合する結合手段16が設けられている。
この結合手段16は、図5及び図7に明確に示されているように、下段の回転操作子10側に形成される係合凹部17と、これに対応して上段の回転操作子11側に形成される係合凸起18とによりなる。尚この結合手段16は、より確実な結合が行なわれるように、2箇所において対称的に設けられている。
【0020】
この結合手段16は、通常の状態では係合凹部17と係合凸起18が互いに離隔して非係合状態にあり、このため回転操作子10と11とは夫々独立して回動操作されるようになっているも、図6に示す如く上段の回転操作子11をバネ12の偏倚力に抗して押し込んで中軸8と一体に軸方向に移動させると、係合凹部17に係合凸起18が係合して二段の回転操作子10と11が機械的に結合された状態となり、この状態で上段の回転操作子11を軸回り方向に回動させることによって下段の回転操作子10も一体的に軸回り方向に回動されることになる。
【0021】
そしてこのように二段の回転操作子10と11が同時に回動操作されたときには、夫々の回転操作子10と11が持つ本来の機能とは全く別の機能の操作が行なわれるようになっている。この機能については後に詳しく説明する。
【0022】
尚、図8は結合手段16の他の構造例である。
即ちこの例は、上段の回転操作子11側の係合凸起18を鉤形の突出形状とすると共に、下段の回転操作子10側の係合凹部17の奥部に左右の回動方向の延長凹部17a,17bを形成し、結合時にはこの延長凹部17aまたは17bに係合凸起18の先端部が係合される構造としたものである。このような結合構造によれば、回転操作子10と11の結合状態において回動操作中に両者が外れることはなく、より確実な操作が可能となる。
【0023】
さらに本例の遠隔操作装置1においては、筺体2の左右両側面部及び前端部に、押圧操作子としての押し釦20,21,22,23,24が設けられている。
これらの押し釦20,21,22,23,24に夫々対応して筺体2内には、各押し釦が夫々押されたときにオンとなるスイッチが配されており、これらのスイッチによって後に詳述するような各種の機能の操作が行なわれる。
【0024】
次に本例の遠隔操作装置1の内部に構成される回路について説明する。
図10は本例の遠隔操作装置における内部回路を示しており、これによって明らかな如く本例の遠隔操作装置では、GND,AD−OUT,SHIFTの3極の出力端を有している(これに対応してピンジャック4は、図9に示すような3極構造となっている)。
【0025】
この図10の内部回路においてGNDとAD−OUTの間には、10個のスイッチSW1〜10が並列に配されており、さらに各スイッチSW1〜10の間には抵抗R1〜R9が配されている。一方、GNDとSHIFTの間にはSW11がある。
【0026】
ここで、本例の遠隔操作装置1において、押し釦20を押したときにオンとなるスイッチがSW1、押し釦13(内軸9)を押し込んだときにオンとなるスイッチがSW2、押し釦21を押したときにオンとなるスイッチがSW3、押し釦22を押したときにオンとなるスイッチがSW4、下段の回転操作子10(外軸7)を右方向に回動させたときにオンとなるスイッチがSW5、同、左方向に回動させたときにオンとなるスイッチがSW6、上段の回転操作子11(中軸8)を右方向に回動させたときにオンとなるスイッチがSW7、同、左方向に回動させたときにオンとなるスイッチがSW8、押し釦23を押したときにオンとなるスイッチがSW9、押し釦24を押したときにオンとなるスイッチがSW10、上段の回転操作子11(中軸8)を押し込んだときにオンとなるスイッチがSW11である。
【0027】
そしてオーディオ機器側では、SW1〜10の何れかがオンとなると、それに対応してAD−OUTからの出力抵抗値に基いてマイクロコンピューターが各種の機能を解釈し、一方SW11がオンとなると、SHIFTからの出力によってマイクロコンピューターは、SW1〜10の機能を通常とは異なる意味に解釈する。
この処理の流れを図11に示す。
【0028】
上記の各スイッチSW1〜10に割り当てられる機能は、一例として表1のように設定されている。
【0029】
【表1】
【0030】
この表に基いて、本例の遠隔操作装置1によるオーディオ機器の各種機能の操作を詳細に説明する。
本例の遠隔操作装置1において、下段の回転操作子10(外軸7)を右方向に回動操作したときにはSW5がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「AMS/SEEK UP」の機能が解釈されて、順方向のAMS(自動選曲)が行なわれる。
これとは反対に回転操作子10を左方向に回動操作したときにはSW6がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「AMS/SEEK DOWN」の機能が解釈されて、逆方向のAMSが行なわれる。
【0031】
また、上段の回転操作子11(中軸8)を右方向に回動操作したときにはSW7がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「VOL UP」の機能が解釈されて、音量等が増大される。
これとは反対に回転操作子11を左方向に回動操作したときにはSW8がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「VOL DOWN」の機能が解釈されて、音量等が減少する。
【0032】
そして、図6のように上段の回転操作子11を下段の回転操作子10に結合した状態では、中軸8が押し込まれることによってSW11がオンとなり、このためオーディオ機器側ではスイッチの持つ機能がSHIFT+時の意味に解釈される。
【0033】
即ち、二段の回転操作子10と11が結合された状態でこれを右方向に回動操作してSW5がオンとなると、オーディオ機器側では「DISK/PRESETUP」の機能が解釈されて、ディスクチェンジャー内に収納されている複数枚のディスクが順方向に選択される。
これとは反対に二段の回転操作子10と11を左方向に回動操作してSW6がオンとなると、オーディオ機器側では「DISK/PRESET DOWN」の機能が解釈されて、ディスクチェンジャー内に収納されている複数枚のディスクが逆方向に選択される。
【0034】
尚、上記のように二段の回転操作子10と11を結合させた状態で回動操作したときには、SW5,SW6と同時にSW7,SW8もオンとなるが、このSW7とSW8は表1に示される如くSHIFT+時には何らの機能も設定されていないので、オーディオ機器側ではSW7,SW8に関する解釈は行なわれない。
【0035】
以上のように本例の遠隔操作装置1は、二段の回転操作子10と11によって、三段分に相当する機能の操作を行なえるものである。
【0036】
さらに本例の遠隔操作装置1においては、押し釦20を押したときにはSW1がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「OFF」の機能が解釈されて、機器の電源が切れる。
尚、このSW1においてはSHIFT+時にも「OFF」の機能が設定されているので、上段の回転操作子11(中軸8)を押し込んだ状態で押し釦20を押したときにも電源が切れることになる。
【0037】
また、押し釦13(内軸9)を押し込んだときにはSW2がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「SOURCE」の機能が解釈される。この「SOURCE」の機能は、音源を例えばMD(ミニディスク)、CD(コンパクトディスク)、チューナー等の中から選択するもので、押し釦13を押す度に上記の順に切り換えられる。
【0038】
また、押し釦21を押したときにはSW3がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「MUTE」の機能が解釈されて、音が一時的に消されるか、あるいは弱められる。
【0039】
また、押し釦22を押したときにはSW4がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「MODE」の機能が解釈されて、チューナーのFM/AMの切り換えが行なわれる。
【0040】
また、押し釦23を押したときにはSW9がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「SEL」の機能が解釈される。この「SEL」の機能は、SW7とSW8で調整される対象をボリューム(音量)、バス(低音)、トレブル(高音)の中から選択するもので、押し釦23を押す度に上記の順に切り換えられる。
【0041】
尚、このSW9においては、SHIFT+時に「方向反転」の機能が設定されている。この「方向反転」の機能は、SW5とSW6及びSW7とSW8における「UP」と「DOWN」の定義を逆に設定するもので、上段の回転操作子11(中軸8)を押し込んだ状態で押し釦23を押すことにより、この機能の設定が行なわれることになる。
この機能は、遠隔操作装置1の取付位置や向きの関係で、回転操作子10,11の回転操作方向による「UP」と「DOWN」を逆に設定したいときに用いるものである。
【0042】
また、押し釦24を押したときにはSW10がオンとなり、これによってオーディオ機器側では「LIST」の機能が解釈されて、ディスクチェンジャー内に収納されている複数枚のディスク名がディスプレイ部に表示される。
【0043】
以上のように本例の遠隔操作装置によれば、オーディオ機器における各種の機能をワンタッチで遠隔操作することができる。
【0044】
そして特にこの遠隔操作装置1では、回転操作部において、二段の回転操作子10と11の操作方向の特徴付けによって操作の判別をし易い構造としてあるので、良好な操作性を保ちながら、誤操作の可能性を極めて少なく抑えることができる。
【0045】
またこの遠隔操作装置1においては、二段の回転操作子10と11によって三段分の機能の操作を行なうことができ、即ち従来の三段の回転操作子を有する遠隔操作装置と同じ機能を保ちながら回転操作子の段数を一段減らすことができるので、その分だけ従来よりも部品点数が少なく抑えられ、コストダウンにつながる。
【0046】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこの実施例の構成に限定されるものではない。
例えば、実施例では上段の回転操作子11を押し込むことによって下段の回転操作子10と結合させる構造としてあるが、上段の回転操作子11を持ち上げることによって下段の回転操作子10と結合される構造としてもよい。
また実施例においては、上段の回転操作子11を軸方向に移動させることによって下段の回転操作子10と結合させる構造となっているが、これとは反対に下段の回転操作子10を軸方向に移動させて上段の回転操作子11に結合させる構造としてもよい。
さらに回転操作子は実施例に示した如き二段構成に限ることなく、三段以上の構成としてもよいことは勿論である。
また、マイクロコンピューターをこの遠隔操作装置に搭載し、デジタルデーターを使用してオーディオ機器側のマイクロコンピューターにSW1〜SW10の機能を解釈させることも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上の実施例の説明によって明らかなように本発明は、
多数枚ディスクチェンジャーを備えたオーディオ機器の動作を遠隔操作する遠隔操作装置において、
各々独立に軸回り方向に回動操作可能で、何れか一方が軸方向に移動操作可能な2段の回転操作子と、
2段の回転操作子の一方の回転操作子を軸方向に移動させて他方の回転操作子に機械的に結合させることにより2段の回転操作子を同時に回転操作可能とする結合手段と、
2段の回転操作子の各々の回転によって操作されるスイッチと、
一方の回転操作子の軸方向の移動によって操作されるスイッチと、
各スイッチの操作に基いてオーディオ機器の動作を制御する制御手段と、
を備え、
制御手段は、2段の回転操作子が上記結合手段によって機械的に結合されて同時に回転操作されたときにディスクチェンジャー内のディスク選択動作が行なわれるようにオーディオ機器を制御することを特徴とするものである。
【0048】
即ち本発明の遠隔操作装置は、ディスクチェンジャー内のディスク選択動作を行なう場合に、2段の回転操作子の一方の回転操作子を軸方向に移動させて他方の回転操作子に機械的に結合させ、2段の回転操作子を同時に回転操作することで、それに応じたスイッチ操作によってディスクチェンジャー内のディスク選択動作が行なわれるように制御手段がオーディオ機器を制御する。このように本発明の遠隔操作装置では、ディスクチェンジャー内のディスクの選択動作を行なう場合には、2段の回転操作子の一方の回転操作子を軸方向に移動させて他方の回転操作子に機械的に結合させ、2段の回転操作子を同時に回転操作する必要があり、この操作は他の操作に比べて簡単には行なえないので、ディスク選択動作に係る誤操作を確実に防止することができるものである。
【0049】
即ち本発明の遠隔操作装置は、ディスクチェンジャーの遠隔操作において、複数段の回転操作子のうち所定の回転操作子を軸方向に操作して他段の回転操作子と機械的に結合することによって同時に他段の回転操作子も回転可能とし、この状態において回転操作子を回転操作することによってディスクチェンジャー内の所定のディスクを選択するようにしたもので、他の操作に比べディスクの選択は単体のスイッチによって簡単に操作できないようにしたところに特徴がある。即ち本発明の遠隔操作装置においてディスクチェンジャー内のディスクの選択操作を行なう場合は、所定の回転操作子を軸方向に操作して他段の回転操作子と機械的に結合した上でスイッチを操作する必要があるため、ディスク選択時の誤操作を確実に防止することができる。従って、従来のように回転操作子を誤って操作しディスクを選択し直すのに相当の時間と手間がかかるといった問題が生じることはなく、特に車載用のディスクチェンジャーにおいて手探り状態で操作する場合でもディスク選択時の誤操作を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す遠隔操作装置の斜視図である。
【図2】遠隔操作装置の側面図である。
【図3】遠隔操作装置の正面図である。
【図4】遠隔操作装置の平面図である。
【図5】遠隔操作装置の縦断側面図である。
【図6】遠隔操作装置の縦断側面図で、上段の回転操作子を下段の回転操作子に結合させた状態である。
【図7】遠隔操作装置における要部(結合手段)の斜視図である。
【図8】遠隔操作装置における要部(結合手段)の他の構造例である。
【図9】遠隔操作装置におけるピンジャックの平面図である。
【図10】遠隔操作装置の内部の回路図である。
【図11】遠隔操作装置の操作による機能の判断処理の流れ図である。
【符号の説明】
1 遠隔操作装置
10 下段の回転操作子
11 上段の回転操作子
16 結合手段
17 係合凹部
18 係合凸起
SW5、SW6 下段の回転操作子を回動操作したときにオンとなるスイッチSW7、SW8 上段の回転操作子を回動操作したときにオンとなるスイッチSW11 上段の回転操作子と下段の回転操作子が結合された状態でオンとなるスイッチ
Claims (2)
- 多数枚ディスクチェンジャーを備えたオーディオ機器の動作を遠隔操作する遠隔操作装置において、
各々独立に軸回り方向に回動操作可能で、何れか一方が軸方向に移動操作可能な2段の回転操作子と、
上記2段の回転操作子の一方の回転操作子を軸方向に移動させて他方の回転操作子に機械的に結合させることにより2段の回転操作子を同時に回転操作可能とする結合手段と、
上記2段の回転操作子の各々の回転によって操作されるスイッチと、
上記一方の回転操作子の軸方向の移動によって操作されるスイッチと、
上記各スイッチの操作に基いて上記オーディオ機器の動作を制御する制御手段と、
を備え、
上記制御手段は、上記2段の回転操作子が上記結合手段によって機械的に結合されて同時に回転操作されたときに上記ディスクチェンジャー内のディスク選択動作が行なわれるように上記オーディオ機器を制御することを特徴とする遠隔操作装置。 - 上記2段の回転操作子が上記結合手段によって機械的に結合されて同時に回転操作される状態において、上記2段の回転操作子の回転方向によって上記ディスクの選択方向が順方向か逆方向かを選択することを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作装置。
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