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JP3755673B2 - プリンタ - Google Patents
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ホスト機から無線送信されるコマンドを受信してこのコマンドに応じた印字を行うプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
ホスト機から電波あるいは光等の無線通信により送信されるコマンドを受信し、この受信したコマンドに応じてラベル等の用紙に印字するプリンタが知られている。このようなプリンタにおけるホスト機との間の送受信の一般的なシーケンスチャートを図6に基づいて説明する。まず、プリンタが受信可能状態になるとホスト機に対してコマンド要求を送信し、これに応じて、ホスト機はプリンタにコマンドパケットを送信する。そして、プリンタとホスト機との間の送受信は、ホスト機からEOT(End Of Transmission)が送信されるまで繰り返される。
【0003】
ホスト機からEOTが送信されると、プリンタでは受信したコマンドの解析を開始する。そして、このコマンド解析中にコマンド中の文法上のエラー(コマンドエラー)を検出した場合には、プリンタの動作モードがエラーモードに切り替えられると共にエラーモードとなったことを表示するLEDが点灯され、受信したコマンドが捨てられる。
【0004】
動作モードがエラーモードに切り替わった場合に、そのエラーモードを解除して通常モードに回復させる方法としては、エラーモード解除キーを操作する方法もあるが、小型化や軽量化を図るようにした携帯用のプリンタ等においては、ラベル用紙等を覆っているカバーを一旦オープンしてクローズさせる操作を行うことにより、エラーモードを解除するようにしたものがある。
【0005】
エラーモードが解除されて通常モードに回復した後には、プリンタからの新たなコマンド要求に応じた新たなコマンドパケットがホスト機から送信される。
【0006】
ここで、プリンタの動作モードがエラーモードに切り替えられる場合としては、上述したように受信したコマンド中の文法上のエラーを検出した場合のほか、ラベル用紙が終了した場合や、ラベル用紙が紙詰まりした場合である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ラベル用紙が終了したりラベル用紙が紙詰まりした場合には、ラベル用紙の補給や紙詰まり解除のためにプリンタのカバーをオープンさせるため、ラベル用紙の補給や紙詰まりの解除が終了してカバーをクローズさせることによりエラーモードを解除して通常モードに回復させるということは煩雑ではない。
【0008】
しかし、受信したコマンド中に文法上のエラーが存在したことによりエラーモードに切り替わった場合に、そのエラーモードを解除するためにカバーのオープン,クローズ操作を行うことは非常に煩雑である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のプリンタは、無線送信されるコマンドを受信する受信部と、受信したコマンドに応じた印字を行う印字部と、受信したコマンド中の文法上のエラーを検出するエラー検出手段と、このエラー検出手段がエラーを検出した場合に動作モードをエラーモードに切り替えるエラーモード切替手段と、エラーモード時にEOT( End Of Transmission を受信したことを検出する所定コマンド検出手段と、この所定コマンド検出手段の検出結果に基づいてエラーモードを自動的に解除するエラーモード解除手段とを有する。
【0010】
【作用】
受信したコマンド中の文法上のエラーをエラー検出手段が検出すると、プリンタの動作モードがエラーモードに切り替わる。なお、このエラーモード時にはコマンドの受信は可能であり、このエラーモード中に所定のコマンドを受信したことを所定コマンド検出手段が検出すると、その検出結果に基づいてエラーモードが自動的に解除される。
【0011】
【実施例】
本発明の第一の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。図2は感熱ラベル(図示せず)に印字する携帯型のプリンタ全体の回路構造を示すもので、各種のデータ処理を実行するCPU1に対し、制御プログラム等の固定データを記憶したROM2、可変データを記憶するRAM3、ハンディーターミナルからなるホスト機(図示せず)との間で赤外線による送受信を行うと共にホスト機から送信されるコマンドを受信する受信部である光I/F4、印字部であるサーマルヘッド5を駆動するサーマルヘッドドライバ6、ラベル用紙を紙送りするパルスモータ7を駆動するモータドライバ8、ラベル用紙の有無を検出する透過センサ9が接続されたセンサ回路10、カバーオープンスイッチ11が接続されたスイッチ回路12等をバスライン13で接続した構造となっている。
【0012】
つぎに、前記プリンタには、受信したコマンド中の文法上のエラーを検出するエラー検出手段、このエラー検出手段がエラーを検出した場合にプリンタの動作モードを通常モードからエラーモードに切り替えるエラーモード切替手段、エラーモード時に所定のコマンド、具体的にはコマンドの一つであるEOTを受信したことを検出する所定コマンド検出手段、この所定コマンド検出手段の検出結果に基づいてエラーモードを自動的に解除して通常モードへ戻すエラーモード解除手段等が設けられている。なお、これらの各手段は、前記ROM2内に記憶されたプログラムに従って前記CPU1により実行される処理である。
【0013】
ここで、受信したコマンド中の文法上のエラーとは、例えば、コマンド中の値で最大“3”となっている箇所が“4”となっていたり、コマンド中の数字が入る箇所にアルファベットが入っていたりした場合等である。また、プリンタの動作モードがエラーモードに切り替えられた場合においては、印字動作や紙送り動作等は停止されるが、プリンタからホスト機へのコマンド要求の送信、ホスト機から送信されたコマンドの受信等は可能である。
【0014】
このような構成において、プリンタが受信可能状態になると、図6において説明した従来例と同様に、ホスト機に対してコマンド要求を送信し、これに応じて、ホスト機はプリンタにコマンドパケットを送信し、プリンタとホスト機との間の送受信は、ホスト機からコマンドの一つであるEOTが送信されるまで繰り返される。
【0015】
ホスト機からEOTが送信されると、プリンタでは受信したコマンドの解析を開始する。そして、このコマンド解析中にコマンド中の文法上のエラー(コマンドエラー)をエラー検出手段が検出すると、プリンタの動作モードがエラーモード切替手段によってエラーモードに切り替えられると共にエラーモードとなったことを表示するLED(図示せず)が点灯され、受信したコマンドが捨てられる。
【0016】
ここで、プリンタはエラーモード時であってもホスト機に対してコマンド要求を新たに送信することができ、このコマンド要求をすることによりホスト機からはコマンドパケットが送信され、プリンタとホスト機との間の送受信は上述した送受信の場合と同様に、ホスト機からコマンドの一つであるEOTが送信されるまで繰り返される。
【0017】
そして、エラーモード時に所定のコマンドであるEOTを受信したことを所定コマンド検出手段が検出すると、その検出結果に基づき、エラーモード解除手段によりエラーモードが自動的に解除され、プリンタの動作モードは通常モードに回復すると共に受信した新たなコマンドの解析が開始される。
【0018】
従って、コマンドエラーが原因となってエラーモードに切り替わった場合には、携帯型のプリンタでキーを設けることができないものでも、カバーのオープン,クローズ操作を行わずに、新たにコマンド要求を出して所定のコマンドを受信することによりエラーモードを自動的に解除することができる。なお、コマンドエラーが検出されたコマンドに関しては、コマンド補正を行う。
【0019】
ついで、本発明の第二の実施例を図3ないし図5に基づいて説明する。なお、本実施例のプリンタの構造は図2に示した第一の実施例のプリンタと同じである。異なる点は、第一の実施例のプリンタがコマンドの受信を終了した後にコマンド解析を開始するのに対し、本実施例のプリンタは、最初のコマンドパケットを受信した時点でコマンド解析を開始する点である。
【0020】
本実施例のプリンタのホスト機との間の送受信のシーケンスチャートを図3に基づいて説明する。プリンタが受信可能状態になると、ホスト機に対してコマンド要求を送信し、これに応じて、ホスト機はプリンタにコマンドパケットを送信し、プリンタとホスト機との間の送受信は、ホスト機からコマンドの一つであるEOTが送信されるまで繰り返される。
【0021】
ここで、プリンタでは、ホスト機からの1回目のコマンドパケットを受信すると、ホスト機との間の送受信と並行してコマンド解析を開始する。そして、このコマンド解析中にエラー検出手段がコマンドエラーを検出すると、プリンタの動作モードがエラーモード切替手段によってエラーモードに切り替えられると共にエラーモードとなったことを表示するLED(図示せず)が点灯され、受信したコマンドが捨てられる。さらに、コマンド読み捨てフラグがセットされ、このフラグをセットした後に受信したコマンド(コマンドパケット)を読み捨てる。そして、EOTを受信することによりコマンド読み捨てフラグがクリアされる。
【0022】
つぎに、EOTの受信に伴ってコマンド読み捨てフラグをクリアした後に、プリンタからホスト機に対して新たにコマンド要求をすると、そのコマンド要求に応じた1回目のコマンドパケットがホスト機から送信される。そして、コマンドエラーが検出されたコマンドのEOTとその後に受信した1回目のコマンドパケットとを所定コマンド検出手段が連続して検出すると、これらのEOTとコマンドパケットとが所定のコマンドとされ、その検出結果に基づいてエラーモード解除手段によりエラーモードが解除され、再びコマンド解析が開始される。
【0023】
図4は、コマンド解析中にコマンドエラーを検出した場合の制御を説明するフローチャートであり、コマンドエラーを検出しない場合にはコマンド解析が継続され、コマンドエラーを検出した場合にはコマンド読み捨てフラグがセットされる。
【0024】
図5は、受信に対する割込み処理フローチャートである。コマンド読み捨てフラグがセットされた後にコマンド(コマンドパケット)を受信すると、ホスト機からEOTが送信されるまでは受信したコマンドが全て捨てられる。そして、EOTを受信した場合にコマンド読み捨てフラグがクリアされ、このコマンド読み捨てフラグをクリアした後にコマンドを受信した場合に、エラーモードが解除される。
【0025】
ここで、本実施例においては、コマンドの受信が終了する以前にコマンド解析を開始しているため、コマンド受信が終了してからコマンド解析が終了するまでの時間が短縮されると共にコマンド受信を開始してから印字を終了するまでの時間が短縮され、印字作業の作業能率を向上させることができる。
【0026】
また、第一の実施例のプリンタと同様に、コマンドエラーが原因となってエラーモードに切り替わった場合には、カバーのオープン,クローズの操作を行わなくても、新たにコマンド要求を出して所定のコマンドを受信することによりエラーモードを自動的に解除することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のプリンタによれば、受信したコマンド中に存在する文法上のエラーが原因となって動作モードがエラーモードに切り替えられた場合には、このエラーモード中にEOT( End Of Transmission を受信したことを所定コマンド検出手段が検出することによりその検出結果に基づいてエラーモードを自動的に解除することができ、従って、コマンドの文法上のエラーが原因となったエラーモードの解除のためには特別な解除操作を行う必要がなくなり、プリンタの取扱性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例のプリンタにおけるシーケンスチャートである。
【図2】プリンタ全体の回路構造を示すブロック図である。
【図3】本発明の第二の実施例のプリンタにおけるシーケンスチャートである。
【図4】コマンド解析中にコマンドエラーを検出した場合の制御を説明するフローチャートである。
【図5】コマンド読み捨てフラグがセットされた後の制御を説明するフローチャートである。
【図6】従来例のプリンタにおけるシーケンスチャートである。
【符号の説明】
4 受信部
5 印字部

Claims (1)

  1. 無線送信されるコマンドを受信する受信部と、受信したコマンドに応じた印字を行う印字部と、受信したコマンド中の文法上のエラーを検出するエラー検出手段と、このエラー検出手段がエラーを検出した場合に動作モードをエラーモードに切り替えるエラーモード切替手段と、エラーモード時にEOT( End Of Transmission を受信したことを検出する所定コマンド検出手段と、この所定コマンド検出手段の検出結果に基づいてエラーモードを自動的に解除するエラーモード解除手段とを有することを特徴とするプリンタ。
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