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JP3756708B2 - 情報処理端末装置およびそのファイル管理方法 - Google Patents
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JP3756708B2 - 情報処理端末装置およびそのファイル管理方法 - Google Patents

情報処理端末装置およびそのファイル管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばPDA(Personal Digital(Data) Assistants)などの携帯可能な情報処理端末装置およびそのファイル管理方法に関し、特に低消費電力化と記憶装置の大容量化とを両立できるように改善された情報処理端末装置およびそのファイル管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体技術の進歩によりコンピュータの小型・軽量化が進み、PDAや、パームトップ型パーソナルコンピュータなどに代表されるように、手軽に携帯できる情報処理端末装置が種々開発されている。このような小型の携帯情報処理端末においては、その大きさ、重量、バッテリによる連続稼働時間等の制約から、ハードディスクなどの大容量記憶装置は持たず、ファイル記憶のための2次記憶として半導体メモリだけを装備するという構成が通常である。
【0003】
ところが、最近では、ユーザが利用するファイルの数や大きさは増加の一途をたどっており、これらのファイルを記憶するために、ハードディスクなどの大容量の記憶装置を携帯情報処理端末にも搭載したいという要望が高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ハードディスクは記憶容量が非常に大きい反面、モータやヘッドなどの駆動系を持つために、その消費電力は非常に大きい。このため、バッテリ駆動で使用されることが多い携帯情報処理端末では、ハードディスクを搭載すると、バッテリによる連続稼働時間が短縮されてしまうという問題が生じる。また、バッテリによる連続稼働時間を延ばすために大容量バッテリを搭載すると、今度は、大型・重量化を招き、携帯性が損なわれることになる。
【0005】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、低消費電力化と記憶装置の大容量化とを両立できるようにし、携帯性を損なうことなく、十分なデータ記憶サイズを得ることが可能な情報処理端末装置およびそのファイル管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明の情報処理端末装置は、ファイルを記憶するためのメモリと、複数のファイルを記憶するためのディスク装置と、前記メモリに記憶されたファイルを読み出して処理を行うものであって、所望のファイルが前記メモリに存在しない場合には前記ディスク装置にアクセスする処理手段と、外部からの電源供給の可能性の有無を判定する判定手段と、前記判定手段が外部からの電源供給の可能性が無いと判定した場合に、前記ディスク装置の駆動を禁止する禁止手段と、前記禁止手段により前記ディスク装置の駆動が禁止されていない期間に、前記ディスク装置に記憶された複数のファイルからそれらファイルそれぞれに対応する、拡張子、ファイル名、ユーザデータ/システムデータの識別情報、またはプログラムファイル/データファイルの識別情報を含むファイル属性情報に基づいて前記メモリへ読み込むファイルを選択し、当該選択されたファイルを前記ディスク装置から前記メモリへ読み込んでおく制御手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
この情報処理端末装置によれば、外部からの電源供給の可能性の有無の判定が行われ、外部からの電源供給の可能性が無いと判定された場合にはディスク装置の駆動が自動的に禁止される。この場合、ディスク装置内に記憶されているファイルは使用できなくなるものの、メモリには制御手段によって、拡張子、ファイル名、ユーザデータ/システムデータの識別情報、またはプログラムファイル/データファイルの識別情報を含むファイル属性情報に基づいて事前にディスク装置から必要なファイルが読み込まれているので、そのメモリに記憶されているファイルを使用して処理を行うことができる。
【0008】
このように、バッテリ駆動時などの電力消費を抑えたい環境下ではディスク装置の駆動を禁止して、メモリ上のファイルのみを用いて処理を行うという構成を用いることにより、ディスク装置による電力消費を抑制しつつ、記憶装置の大容量化を実現することが可能となる。
【0009】
ここで、メモリはディスク装置のキャッシュとして機能するものでも良いし、ディスク装置上には無い別のファイルを記憶するための独立した2次記憶装置として機能するものでも良い。
【0010】
外部からの電源供給の可能性の有無の判定は、実際に外部電源が接続されているかなどの現実の可能性と必ずしも完全に一致する必要はなく、本情報処理端末装置の使用環境等に基づく所定の基準で判定したものであれば良い。例えば本情報処理端末装置が所定の回線種別のネットワークに接続されている場合には、外部電源を使用し得る環境で使用されている可能性が高いので、外部からの電源供給の可能性が有ると判定することが好ましい。これにより、所定の回線種別のネットワークへの接続時はディスク装置の駆動禁止が自動的に解除されるため、本情報処理端末のディスク装置内のファイルをネットワークを介して他の情報処理装置からアクセスすることも可能となる。電池の残量が低下した場合にはその時点で外部電源に接続すればよいので、外部電源を使用し得る環境下では、外部電源が接続されてない状態でディスク装置の駆動禁止を解除してもほとんど問題はない。
【0012】
また、本発明では、電源供給の可能性が無いと判定された場合には、基本的には、ディスク装置内にのみ存在するファイルに対しては一切アクセスすることができなくなるが、必要に応じてディスク装置内のファイルを一時的にアクセスできるようにするための機能を設けることが好ましい。これは、ディスク装置の駆動が禁止されている期間に処理手段からのディスク装置に対するアクセスが発生した場合には一時的に電源供給の可能性が有ると判定したり、あるいはユーザからの指示によって電源供給の可能性の有無を判定すること等によって実現できる。
【0013】
ディスク装置の駆動が禁止されてない期間においては、ディスク装置に対するリード/ライトアクセスを自由に行うことができる。このため、ディスク装置内には、本情報処理端末装置上で実行可能なアプリケーションのみならず、プラットフォームの異なる他の情報処理装置でのみ実行可能なアプリケーションも記憶されている可能性がある。したがって、ディスク装置からメモリに読み込んでおくべきファイルとしては、本情報処理端末装置上で実行可能なアプリケーションのファイルを選択することが望ましい。これにより、移動中などに本情報処理端末装置を単体で使用する場合であっても、メモリから必要なアプリケーションのファイルを読み出して実行することができる。また、メモリに記憶されているアプリケーションによって処理可能なデータファイルがディスク装置上に存在する場合には、そのデータファイルについてもメモリに読み込まれる。これにより、ディスク装置内のファイルにアクセスすることなく、必要な作業を行うことが可能となる。さらに、本情報処理端末装置と連携して使用される特定の情報機器で処理可能なデータファイルについても、メモリに読み込んでおくことが好ましい。
【0014】
本情報処理端末装置上で実行可能なアプリケーションであるか否か/そのアプリケーションで処理可能なデータファイルであるか否かは、上述したように、各ファイルが持つファイル属性を基に判断される。ファイル属性としては拡張子、ファイル名、ユーザデータ/システムデータの識別情報、さらにはプログラムファイル/データファイルの識別情報などを利用できるが、ファイル種別を明示的に区別するための専用の識別情報や、ユーザによって指定されたファイルの優先順位を示す情報などをファイルに付加して記録しておき、その識別情報をファイル属性として使用して判断しても良い。
【0015】
また、ディスク装置の駆動が禁止されている期間中はメモリ上のファイルに対してのみ更新処理が行われるため、このようなファイルについてはディスク装置の駆動の禁止が解除された後に所定のタイミングでディスク装置へ書き戻すことが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る情報処理端末装置の機能構成が示されている。
【0019】
この情報処理端末装置10はPDAやパームトップ型パーソナルコンピュータなどと呼ばれるバッテリ駆動可能な携帯型の計算機であり、図示のように、データ処理部11、主メモリ12、データ入出力部13、通信制御部14、電源部15、ディスク装置16、および2次記憶用メモリ17などを備えている。さらに、本情報処理端末装置10には、ディスク装置16による電力消費を抑制するための制御機能を持つファイルシステム18が実装されている。
【0020】
このファイルシステム18は携帯情報処理端末装置10で使用されるファイルの管理を行うためのソフトウェアであり、データ処理部11との間でファイルの入出力を行うためのファイル入出力部101と、ディスク装置16および2次記憶用メモリ17に記憶されるファイルの管理を行うファイル管理部102とから構成されている。このファイルシステム18を利用することにより、移動中や外出先などのように電力消費を低減したい状況下ではディスク装置16の駆動を禁止し、2次記憶用メモリ17内のファイルのみを使用して処理を行うという制御が実現される。
【0021】
ディスク装置16および2次記憶用メモリ17は共に本情報処理端末装置10の2次記憶として機能するものであり、これらディスク装置16および2次記憶用メモリ17はファイルシステム18によって管理されるプログラムファイルやデータファイルの記憶に使用される。ディスク装置16はハードディスクドライブなどのように機械的な駆動部を持つ大容量記憶装置であり、数百Mバイトから数十Gバイト程度の記憶容量を有している。このディスク装置16には、本携帯情報処理端末10上で実行されるアプリケーションプログラムや、そのアプリケーションプログラムが扱うデータファイル等が記憶されている。さらに、ディスク装置16は、様々なファイルの記憶に使用することができ、例えば本携帯情報処理端末装置10とは異なるプラットフォームの他の情報処理装置でのみ実行/処理可能なアプリケーションプログラムやデータファイルを記憶しても良い。
【0022】
一方、2次記憶用メモリ17は半導体メモリから構成されており、その記憶容量はディスク装置16よりも少ない。この2次記憶用メモリ17はディスク装置16のキャッシュとして機能するメモリであっても良いし、またディスク装置16上には無い別のファイルを記憶するための独立した2次記憶装置として利用されるものであってもよい。本実施形態では、2次記憶用メモリ17は、基本的には、移動中や外出先などのような状況下においてユーザによって使用される可能性が高いファイルの記憶に利用される。
【0023】
データ処理部11は、ディスク装置16または2次記憶用メモリ17から必要なファイルを主メモリ12上に読み出してその処理を行うものであり、CPUと、そのCPUによって実行されるオペレーティングシステム等のソフトウェアとによって実現されている。このデータ処理部11は処理対象の所望のファイルが2次記憶用メモリ17に無い場合には、ディスク装置16にアクセスする。このデータ処理部11によるディスク装置16および2次記憶用メモリ17へのアクセスはファイルシステム18を介して行われる。
【0024】
オペレーティングシステムおよびファイルシステム18は、携帯情報処理端末装置10の動作中は基本的には主メモリ12に常駐された状態でCPUによって実行される。したがって、これらオペレーティングシステムおよびファイルシステム18はディスク装置16および2次記憶用メモリ17のどらちに記憶しておいても良いが、ディスク装置16の駆動が禁止されている状態でもシステムを起動/再起動でるようにするためには、オペレーティングシステムおよびファイルシステム18は2次記憶用メモリ17、あるいはROMなどの他の専用の記憶装置に記録しておくことが好ましい。また、システム起動/再起動時にはディスク装置16の駆動を常に許可しておくようにしてもよい。この場合、オペレーティングシステムおよびファイルシステム18はディスク装置16上に記録しておいても良い。
【0025】
データ入出力部13は、ユーザとの間でデータの入出力を行うために使用されるキーボード、ディスプレイ等の入出力装置である。通信制御部14は本携帯情報処理端末装置10をネットワーク接続することによって他の各種情報処理装置との間で情報の授受を行うためのものであり、LAN接続のためのインターフェイスと、携帯電話等を介して公衆網等に接続するためのインターフェイスとを有している。
【0026】
電源部15は、バッテリ(電池)や外部AC電源を用いて本携帯情報処理端末10の各ユニットに動作電源を供給する。外部AC電源の接続時には、電源部15は外部AC電源を用いて動作電源を生成すると共に、バッテリ(電池)の充電等を行う。外部AC電源の非接続時には、電源部15はバッテリを用いて動作電源を生成する。
【0027】
(利用形態)
本携帯情報処理端末装置10のユーザ(厳密には所有者またはユーザ)は、携帯情報処理端末装置10を単体で利用する場合と、他の情報機器と連携して利用する場合がある。単体で利用する場合は、ユーザは、携帯情報処理端末装置10のファイルシステム18で管理されているアプリケーションプログラムを使って作業する。アプリケーションプログラムは、さらに、携帯情報処理端末装置10のファイルシステム18で管理されている文書ファイルやデータファイルを参照する。
【0028】
さらにユーザは、携帯情報処理端末装置10を他の情報機器と連携して利用する場合がある。携帯情報処理端末装置10には前述したように通信制御部14が設けられており、これを使用することにより他の情報処理装置とのファイルの授受等の通信を行うことができる。具体的には、ネットワークを介して外部のパーソナルコンピュータ(PC)等と接続して、PCに対してファイルの供給サービスや格納サービスを提供する。この機能によりユーザは、PCから携帯情報処理端末装置10内のファイルにアクセスして処理を行い、更新したデータを再び携帯情報処理端末10に格納することが可能となる。
【0029】
(電源)
前述したように、携帯情報処理端末装置10にはバッテリが搭載されており、移動途中などではバッテリ駆動で利用される。また、オフィスで自分の座席にいて利用する場合などは、バッテリ消費の節約やバッテリの充電のために、電源ケーブルなどを介して外部AC電源に接続して利用される。
【0030】
携帯情報処理端末装置10をバッテリ駆動の状態で利用する場合には、消費電力の大きいディスク装置16の駆動を極力回避することが、バッテリ駆動時間の延長に大きく貢献する。そこで、本実施形態では、バッテリ駆動中に必要とされるファイル群を事前にディスク装置16から2次記憶用メモリ17にコピーしておき、バッテリ駆動中にはディスク装置16を駆動せずに2次記憶用メモリ17だけでファイルの読み書きを行う。そのために、ファイル管理部102には、電源供給判定部103とディスク駆動禁止部104とが設けられている。
【0031】
電源供給判定部103は外部からの電源供給の可能性の有無を判定する機能と、電源部15を通じてバッテリの残量を検出する機能とを提供する。電源供給の可能性の有無の判定は、実際に外部AC電源が接続されているかなどの現実の可能性と必ずしも完全に一致する必要はなく、本情報処理端末装置10の使用環境等に基づき所定の基準で判定したものであれば良い。具体的な判定手順については図3で後述する。
【0032】
ディスク駆動禁止部104は、電源供給判定部103により外部からの電源供給の可能性が無いと判定された場合に、ディスク装置16の駆動を禁止する。ディスク装置16の駆動禁止は、(1)電源部15からのディスク装置16に対する動作電源の供給を停止して、ディスク装置16を電源オフさせる方法、(2)ディスク装置16を電源オンにした状態でそのモータの回転のみを停止させる方法、などによって実現することができる。また、(1)、(2)の方法に比し低消費電力効果はやや劣るが、(3)ディスク装置16に対するアクセス要求の発行を一切禁止して、ディスク装置16をスタンバイ状態に維持し続ける、という方法を利用しても良い。この場合でも、結果的にディスク装置のヘッドなどの機械的な駆動機構の動作を禁止することができる。
【0033】
(キャッシュすべきファイル)
バッテリ駆動中にアクセスされる可能性の高いファイルは、ディスク装置16の駆動が禁止されていない期間中に、ファイルシステム18によって事前に2次記憶用メモリ17に読み込まれる。2次記憶用メモリ17は容量の制約が厳しいため、バッテリ駆動中にアクセスされる可能性の高いファイルを優先して2次記憶用メモリ17に読み込んでおくことが重要である。
【0034】
このため、ファイル毎に優先度付けを行い、2次記憶用メモリ17に読み込んでおくべきファイルには高い優先度を設定することが好ましい。この優先度は、2次記憶用メモリ17に空き領域があったときに、ディスク装置16に記憶されているファイルの中から2次記憶用メモリ17に読み込むべきファイルを選択する時のみならず、2次記憶用メモリ17の空き領域を確保するために2次記憶用メモリ17内のファイルの中から削除するファイルを選択する時にも利用する。
【0035】
本携帯情報処理端末装置10とは異なる他のプラットフォーム上でのみ実行可能なアプリケーションについては、それをディスク装置16から2次記憶用メモリ17に読み込んでおいても、携帯情報処理端末装置10上では実行することができない。したがって、バッテリ駆動中にアクセスされる可能性の高いファイル、つまり優先度を高く設定しておくべきファイルとしては、例えば携帯情報処理端末装置10が実行可能なアプリケーションプログラム、そのアプリケーションプログラムの実行に必要となるライブラリファイル、そのアプリケーションの各種設定ファイル、さらには該アプリケーションが作業対象として処理可能なデータファイル、等である。これらファイルは携帯情報処理端末装置10単体で使用可能な本装置用のファイルであるので、バッテリ駆動中にアクセスされる可能性は非常に高い。
【0036】
また、2次記憶用メモリ17はディスク装置16とは独立した2次記憶としても使用できるので、アプリケーションファイルによっては、2次記憶用メモリ17のみに記憶されており、ディスク装置16には記憶されていないという場合も考えられる。この場合には、2次記憶用メモリ17のみに存在するアプリケーションによって処理可能なファイルを、ディスク装置16内に記憶されているファイル群の中から選択し、それを2次記憶用メモリ17に事前に読み込んでおけばよい。
【0037】
本情報処理端末装置10上で実行可能なアプリケーションファイルであるか否か、およびそのアプリケーションで処理可能なファイルであるか否かは、各ファイルが持つファイル属性を基に判断することができる。ファイル属性としては拡張子、ファイル名、ユーザデータ/システムデータの識別情報、さらにはプログラムファイル/データファイルの識別情報などを利用できるが、ファイル種別を明示的に区別するための専用の識別情報などをファイルに付加して記録しておき、その識別情報をファイル属性として使用して判断しても良い。
【0038】
また、本情報処理端末装置10上で使用可能なファイルであるか否かを、ファイルデータ(特にマジックナンバーと呼ばれる先頭部分)から判断しても良い。
【0040】
本情報処理端末装置10が携帯電話や電子手帳などのユーザが本情報処理端末装置と共に携帯する情報機器とBluetoothやIrDAなどを介して連携する場合、バッテリ駆動中に該情報機器からファイルアクセス要求が発行される可能性が高い。そこで、該情報機器がアクセスするファイルは、本情報処理端末装置10で処理可能でなくてもキャッシュに入れておくことが望ましい。よって、所望の情報機器用のファイルは、本情報処理端末装置上で処理可能か否かにかかわらず、高い優先度を設定しても良い。
【0041】
(ファイル管理部)
ファイル管理部102は、2次記憶用メモリ17に格納されているファイルを管理するため、図2のようなキャッシュ管理テーブルを用いて、ファイル名と2次記憶用メモリ17内の記憶場所、更新情報、最終アクセス時間などの情報を管理する。さらに、ファイル管理部102は、2次記憶用メモリ17内に存在するファイルのみならず、ディスク装置16にのみ存在するファイルについてもその管理情報をキャッシュ管理テーブルに保持しておくことができる。これはディスクアクセス禁止状態においてアクセス要求のあったファイルが2次記憶用メモリ17に無かったときに、ディスク装置16内にあるのか、存在しないファイルへのアクセス要求であるかを区別するためである。
【0042】
また、すべてのファイルのエントリをこのキャッシュ管理テーブルに持つと、テーブルが巨大になるため、ファイルが階層ディレクトリ構造で管理されている場合には、あるディレクトリよりも下層にあるファイルを一括して管理してもよい。ただし、この場合、このディレクトリ下には無いファイルにアクセス要求があった場合には、キャッシュ管理テーブルからは、該ファイルの有無は判断できない。
【0043】
図2では、例として3つのファイルの情報を管理している。/program/progl/は2次記憶用メモリ17内の記憶場所「1」に記憶されており、更新情報、すなわち2次記憶用メモリ17とディスク装置16のファイル内容は「同一」であり、このファイルへの最終アクセス時刻(ファイル作成日時とも言う)は「1999/7/2 13:45」であり、アクセスモードは「読み出し専用」であることを示している。/data/datalは、2次記憶用メモリ17内の記憶場所「2」に記憶されており、更新情報は「変更」、すなわち、2次記憶用メモリ17内のファイルだけが更新されていて、将来ディスクへ書き戻しが必要であるか、または2次記憶用メモリ17のみに存在する(ディスク装置にはオリジナルファイルがまだ無い)状態にあることを意味している。/data/data2は、記憶場所が「_」、すなわち、2次記憶用メモリ17には無くディスク装置16にのみ格納されていることを意味している。/dir1/dir2/* は、このディレクトリよりも下に配置されたファイルはすべて2次記憶用メモリ17には無いということを意味している。
【0044】
(電源供給判定処理)
次に、図3のフローチャートを参照して、外部からの電源供給の可能性の有無を判定する処理について説明する。
【0045】
電源供給判定部103は、まず、電源部15を通じてバッテリ動作中であるか否かを判定する(ステップS1)。この判定動作は定期的に電源部15をポーリングしたり、あるいは電源部15からの割り込み信号などを用いて行うことができる。携帯情報処理端末装置10に外部AC電源が接続されており、その外部AC電源で携帯情報処理端末装置10が動作している場合には(ステップS1のNO)、電源供給判定部103は、実際に外部AC電源が供給されているので、「電源供給の可能性有り」と判定し、ディスク駆動禁止部104を機能させずに、ディスク装置16をディスクアクセス許可状態に設定する(ステップS2)。
【0046】
一方、携帯情報処理端末装置10に外部AC電源が接続されておらず、バッテリ動作中であった場合には(ステップS1のYES)、電源供給判定部103は基本的には「電源供給の可能性無し」と判定する。しかし、本実施形態では、外部AC電源が接続されていない場合であっても、特定の環境下においては、以下の手順により「電源供給の可能性有り」と判定される。
【0047】
すなわち、外部AC電源が接続されていない場合には、電源供給判定部103は、携帯情報処理端末装置10がネットワーク接続されているか否かを判断する(ステップS3)。携帯情報処理端末装置10がネットワーク接続されている場合には(ステップS3のYES)、外部AC電源を使用できる環境であるか否かを推定するために、さらに電源供給判定部103は、ネットワーク接続に使用している現在の通信回線の種別(LAN接続であるか、携帯電話を用いたネットワークへのダイアルアップ接続であるか)を調べる。
【0048】
携帯情報処理端末装置10がLANに接続されている場合には(ステップS4のYES)、外部AC電源を接続可能なオフィス等の環境で使用されている可能性が高いので、電源供給判定部103は「電源供給の可能性有り」と判定し、ディスク駆動禁止部104を機能させずにディスクアクセス許可状態に設定する(ステップS2)。LAN接続ではなく、携帯電話を用いてネットワークにダイアルアップ接続している場合には(ステップS4のNO)、携帯情報処理端末装置10は外部AC電源を使用できないモバイル環境下で使用されいる可能性が高いため、電源供給判定部103は、「電源供給の可能性無し」と判定し、そしてディスク駆動禁止部104を用いてディスク装置16の駆動を禁止してディスクアクセス禁止状態に設定する(ステップS5)。
【0049】
また、回線種別がBluetoothやIrDAである場合、通信相手を識別し、電子手帳や携帯電話自身(電話を介してダイアルアップしているのではなく直接的に通信している)である場合には、「電源供給の可能性無し」と判定しても良い。通信相手がPCやワークステーションなどの場合は、「電源供給の可能性有り」と判定しても良い。もしくは、回線種別にかかわらず、通信相手を識別し、相手により電源供給の可能性の有無が異なるように判定してもよい。
【0050】
なお、携帯電話用のインターフェイスを持たずLAN接続のみの機器については、ネットワーク接続されている事が検出された時点で、「電源供給の可能性有り」と判定しても良い。
【0051】
(ファイルの読み出しと書き込み処理)
以下、ファイルの読み出しと書き込みのそれぞれの場合についての動作を説明する。なお、以下では、便宜上、2次記憶用メモリ17をキャッシュと称することにする。
【0052】
(携帯情報処理端末上での読み出し)
ユーザが携帯情報処理端末装置10上のアプリケーションの起動操作を行った場合、携帯情報処理端末装置10のオペレーティングシステム(OS)は、要求されたアプリケーションの実行ファイルをファイルシステム18を通じて読み出し起動する。この時、ファイル読み出し要求を受け取ったファイル管理部102は、まずキャッシュ管理テーブルを参照してキャッシュ17の中を検索し、キャッシュ17に該ファイルがある場合はキャッシュ17から読み出す(ステップS11,S12)。そして、ファイル管理部102は、ディスクアクセスが許可状態であるか禁止状態であるかを判断する(ステップS13)。ディスク駆動禁止部104によってディスク装置16の駆動が禁止されておらず、ディスクアクセスが許可状態にあれば、ファイル管理部102は、キャッシュ管理テーブルの更新情報を調べ、読み出し要求を受けたキャッシュ17内のファイルが更新されているか否かを判断する(ステップS14)。更新されている場合には(ステップS14のYES)、ファイル管理部102は、そのファイルをディスク装置16に書き戻す(ステップS15)。また、この書き戻し処理は、ディスク装置16内にオリジナルファイルが存在していない場合にも行っても良い。
【0053】
最後に、ファイル管理部102はキャッシュ管理テーブルの該当する欄(記憶場所、更新情報、最終アクセス時刻など)を必要に応じて更新する(ステップS16)。
【0054】
読み出し要求されたファイルがキャッシュ17にない場合は(ステップS11のNO)、ファイル管理部102は、ディスクアクセスが許可状態であるか禁止状態であるかを判断する(ステップS17)。ディスク駆動禁止部104がディスク装置16の駆動を禁止しておらず、ディスクアクセスが許可状態にあれば、ファイル管理部102は、読み出し要求されたファイルがディスク装置16内に存在するか否かを調べる(ステップS18)。ディスク装置16内に該当するファイルが存在しない場合、あるいはディスクアクセスが禁止されている場合には、ファイル管理部102はエラーを返した後(ステップS23)、処理を終了する。
【0055】
ディスクアクセスが許可されており、且つディスク装置16内に該当するファイルが存在する場合には、ファイル管理部102はそのファイルをディスク装置16から主メモリ12に読み出してアプリケーション実行の準備を行う(ステップS19)。この時、キャッシュ17の空き容量が十分ある場合は、キャッシュ17にファイルのコピーを格納しても良い(ステップS20,S22)。この場合、ディスク装置16から読み出されたファイルの属性情報を調べ、該ファイルがバッテリ駆動中等のディスクアクセス禁止状態の期間中にアクセスされる可能性の高いファイルである場合にのみ、キャッシュ17にファイルのコピーを作成すればよい。さらに、空き容量が十分でない場合であっても、最近参照されていないファイルなどを検索してそれを消去することによって空き空間を確保した上で格納しても良い(ステップS20,S21,S22)。
【0056】
そして最後に、ファイル管理部102はキャッシュ管理テーブルの該当する欄(記憶場所、更新情報、最終アクセス時刻など)を必要に応じて更新した後(ステップS16)、処理を終了する。
【0057】
なお、ディスクアクセスが禁止されている場合であっても、ディスク装置16上にのみ存在するファイルが読み出し要求された場合には、外部からの電源供給の可能性有りと一時的に判定し、ディスクアクセスを許可しても良い。この場合の処理手順の例を図5に示す。
【0058】
図5においては、ステップS24〜S26が追加されており、図4のステップS17でディスクアクセス禁止状態であると判断された後にステップS24〜S26の処理が行われる。
【0059】
すなわち、ファイル管理部102は、ステップS17でディスクアクセス禁止状態であると判断された場合には、「現在ディスクアクセス禁止状態にあるが、ディスクアクセスを許可状態に変更してディスク内を検索するか?」とユーザに問い合わせる(ステップS24)。ユーザの応答が「検索しない」の場合には(ステップS25のNO)、そのまま処理を終了する。一方、「検索する」の場合には(ステップS25のYES)、ファイル管理部102は、電源供給判定部103に一時的に「電源供給の可能性有り」と判定させることにより、ディスクアクセスを許可状態にした後(ステップS26)、ディスク内を検索して該当するファイルがディスク装置16に存在するか否かを調べる(ステップS18)。なお、ディスクアクセスの許可は一時的に行えばよく、ファイル読み出し後はディスクアクセス禁止状態に戻しても良い。
【0060】
このようなファイルの読み出し処理は、携帯情報処理端末装置10のアプリケーション起動時のみならず、アプリケーション起動に伴って読み出されるライブラリファイルや、設定ファイル、さらには、アプリケーションから読み出し要求される作業対象のデータファイルに対しても同様にして実行される。
【0061】
(ネットワークからの読み出し)
次に、携帯情報処理端末装置10がLAN等を介して他の情報処理装置と連携し、該情報処理装置に対して所望のファイルを提供する場合の読み出し処理について説明する。
【0062】
携帯情報処理端末10が他の情報処理装置とLANを介して通信状態にある場合には、前述したように電源供給判定部103は外部からの電源供給の可能性があると判定するので、ディスクアクセスは許可状態に設定される。
【0063】
通信状態にある該情報処理装置からファイルの読み出し要求を受け取った携帯情報処理端末装置10のOSは、要求されたファイルをファイルシステム18内から検索して読み出し、該情報処理装置へ転送する。この時、ファイルシステム18によって、図4と同様のファイル読み出し処理が実行される。
【0064】
すなわち、ファイル管理部102は、まずキャッシュ管理テーブルを用いてキャッシュ17の中を検索し、キャッシュ17に該ファイルがある場合はキャッシュ17から読み出す。この時、さらにキャッシュ管理テーブルの更新情報を用いてディスク装置16内のオリジナルファイルと比較を行い、キャッシュ17内のファイルが更新されている場合には、書き戻し処理を行っても良い。キャッシュ17にない場合、さらにディスク装置16内を検索する。ディスク装置16内に該ファイルを見つけた場合は、それを読み出す。この時、該ファイルの属性情報を調べて、キャッシュ17に格納するのが適当である場合、さらにキャッシュ17の空き容量を調べる。該ファイルを格納するのに十分な空き容量がある場合は、キャッシュ17にファイルのコピーを格納する。さらに、空き容量が十分でない場合であっても、最近参照されていないファイルなどを検索し、それを消去することによって空間を確保した上で格納しても良い。最後にキャッシュ管理テーブルの該当する欄(記憶場所、更新情報、最終アクセス時刻など)を更新する。ディスク17内に該ファイルが見つからない場合は、エラーを返す。
【0065】
(携帯情報処理端末上でのファイルの新規作成)
次に図6のフローチャートを参照して、ファイルの新規作成処理の手順について説明する。
【0066】
携帯情報処理端末装置10内で実行されるアプリケーション等からファイルの新規作成が発行された場合、ファイル管理部102は、まず、キャッシュ17の空き容量を調べ、十分な空き空間が有るか否かを判断する(ステップS31)。十分な空き空間があれば、ファイル管理部102は、キャッシュ管理テーブルに新規ファイル用のエントリを追加し、そこに管理情報(たとえばファイル名や記憶場所、更新情報、ファイルの作成時刻、アクセスモード情報など)を作成する(ステップS33)。十分な空き空間が無い場合には、キャッシュ空間確保処理を行った後に(ステップS32)、新規ファイルのための管理情報を作成する(ステップS33)。
【0067】
次に、ファイル管理部102はディスクアクセス許可状態であるか否かを判断し(ステップS34)、ディスクアクセス許可状態であれば、ディスク装置16上に作成されているファイル管理テーブルの更新を行い、そこに新規ファイルのための管理情報を作成する(ステップS35)。ディスク装置16上に作成される管理情報は通常のファイルシステムで扱われるものと同じであり、ファイル名、ディスク装置16上のファイル格納場所やファイルの作成時刻、アクセスモード等の情報から構成される。ディスクアクセス禁止状態であれば、ディスク装置16上には管理情報を作成せずに処理を終了する。
【0068】
(キャッシュ空間確保処理)
ここで、図7のフローチャートを用いて、ステップS32のキャッシュ空間確保処理について説明する。
【0069】
まず、ファイル管理部102は、ディスクアクセス許可状態であるか禁止状態であるかを調べる(ステップS41)。ディスクアクセス禁止状態であれば、ファイル管理部102は、キャッシュ17内にすでに格納されているファイルのうち、更新されておらず、同一のファイルがディスク装置16上に存在するファイル(更新情報=「同一」)を削除対象ファイルとして選択し(ステップS47)、それをキャッシュ17から削除する(ステップS45)。更新情報=「同一」のファイルが多数存在する場合には、それらファイルの中から、最終アクセス時刻がより古いものや、キャッシュ17に格納しておく必要性の低い低優先度のファイル(携帯情報処理端末10上で実行できないファイルなど)が削除対象ファイルとして優先的に選択される。
【0070】
一方、ディスクアクセス許可状態であれば、ファイル管理部102は、キャッシュ17内にすでに格納されているファイルのうち、まず、最終アクセス時刻がより古いものや、キャッシュ17に格納しておく必要性の低い低優先度のファイルを優先して削除対象ファイルとして選択する(ステップS42)。次いで、ファイル管理部102は、選択した削除対象ファイルが更新されているか否かを判断し(ステップS43)、更新されていなければ(ステップS43のNO)、直ちにそのファイルをキャッシュ17から削除し(ステップS45)、更新されていれば(ステップS43のYES)、ディスク装置16への書き戻しを行った後に(ステップS44)、ファイルの削除を行う(ステップS45)。
【0071】
ファイル管理部102は、最後に、キャッシュ管理テーブルを更新して処理を終了する(ステップS46)。
【0072】
なお、以上のキャッシュ空間確保処理はデータ書き込み時にも必要に応じて実行される。つまり、作成されたファイルにデータを書き込む場合、書き込む度にファイルのサイズが増大していくため、書き込み途中でキャッシュ17の空き容量が無くなる場合がある。この時、書き込み処理を一時的に中断して、前述の方法により、キャッシュ17からファイルを削除して空間を確保した上で、書き込み処理を再開する。
【0073】
(携帯情報処理端末上での書き込み)
次に、図8のフローチャートを参照して、携帯情報処理端末10内で発行されるファイル内のデータ修正/追加要求に対するデータ書き込み処理について説明する。
【0074】
携帯情報処理端末10上で実行されるアプリケーション等から既にファイルシステム18中に存在するファイルに対するデータ修正や追加要求が発行された場合(新規ファイル用の管理情報を作成した後にそこにデータを書き込む場合も同じ)、ファイル管理部102は、まず、データ修正や追加要求で指定されたファイルがキャッシュ17の中に存在するか否かを調べる(ステップS51)。
【0075】
キャッシュ17内に存在しない場合には、ファイル管理部102は、ディスクアクセス許可状態であるかどうかを判断し(ステップS52)、ディスクアクセス許可状態であれば、さらにディスク装置16内に該当するファイルが存在するか否かを調べる(ステップS53)。ディスクアクセスが禁止されている場合(ステップS52のNO)、あるいはディスク装置16内に該当するファイルが存在しない場合には(ステップS53のNO)、ファイル管理部102は、要求元のアプリケーションやユーザにエラーを返し(ステップS54)、処理を終了する。もちろん図5と同様の手順でユーザに問い合わせを行い、ディスクアクセスを一時的に許可状態にしてもよい。
【0076】
修正や追加で書き込まれるデータは、キャッシュ17内のファイルに対して処理される。このため、ディスク装置16内に該当するファイルが存在する場合には(ステップS53のYES)、ファイル管理部102は、キャッシュ17に空き容量があるか否かを調べ(ステップS55)、無い場合には、キャッシュ空間確保処理を行った後(ステップS56)、該当するファイルをディスク装置16からキャッシュ17にコピーする(ステップS57)。次いで、書き込み指定されたファイルがキャッシュ17に存在する場合(ステップS51のYES)と同様に、以下の手順でデータ書き込み処理がキャッシュ17上で行われる。
【0077】
データ書き込み処理では、ファイル管理部102は、まず、書き込むデータ量に相当する空き空間がキャッシュ17にあるか否かを判断し(ステップS58)、無い場合にはキャッシュ空間確保処理を行って空き空間を確保した後に(ステップS59)、キャッシュ17へのデータの書き込みを行う(ステップS60)。この後、ファイル管理部102は、ディスクアクセス許可状態であるか否かを判断する(ステップS61)。ディスクアクセス禁止状態であれば(ステップS61のNO)、ファイル管理部102は、キャッシュ17の該当するファイルの更新情報を「変更」とし(ステップS62)、そして最終アクセス時刻等についてのキャッシュ管理テーブルの更新を行って処理を終了する(ステップS63)。ディスクアクセス許可状態であれば(ステップS61のYES)、ファイル管理部102は、ディスク装置16内のオリジナルファイルに対しても同じデータ書き込み処理を行う(ステップS64)。次いで、キャッシュの更新情報を「同一」とし(ステップS65)、そして最終アクセス時刻等についてのキャッシュ管理テーブルの更新を行って処理を終了する(ステップS63)。
【0078】
(ネットワークからのファイル新規作成)
次に、図9のフローチャートを参照して、携帯情報処理端末10が他の情報処理装置と連携し、該情報処理装置からLAN等のネットワークを介してファイルの新規作成要求を受け取った場合の処理について説明する。
【0079】
前述したように、LAN接続時には電源供給判定部103によって外部からの電源供給の可能性があると判定されるので、ディスク装置16の駆動は禁止されず、ディスクアクセスは許可状態となる。また、携帯情報処理端末10内で実行されているアプリケーション等からのファイル作成要求とは異なり、ネットワークからのファイル作成要求の場合には、携帯情報処理端末10上では実行/処理することができないファイルが作成される場合がある。
【0080】
このため、ファイル管理部102は、他の情報処理装置からの要求によって携帯情報処理端末10内に新たにファイルを作成する場合、まず、作成要求に付与される該ファイルの属性情報(拡張子やファイル名、或いはファイル種別を示す他の識別情報等)をチェックし(ステップS71)、キャッシュ17へ格納すべきファイルであるか否かを判断する(ステップS72)。情報処理端末装置10上で実行可能なアプリケーションファイルやそのアプリケーションで処理可能なファイルについては、バッテリ駆動中等のディスクアクセス禁止状態の時にアクセスされる可能性が高いので、キャッシュ17へ格納すべきファイルであると判断される。なお判断が出来ない場合は、キャッシュ17へ格納すべきファイルであるか否かをユーザに問い合わせても良い。
【0081】
キャッシュ17へ格納すべきファイルのファイル作成要求を受けた場合(ステップS72のYES)、ファイル管理部102は、キャッシュ17の空き容量を調べ、十分な空き空間が有るか否かを判断する(ステップS73)。十分な空き空間があれば、ファイル管理部102は、キャッシュ管理テーブルに新規ファイル用のエントリを追加し、そこに管理情報(たとえばファイル名やファイルの作成時刻、アクセス情報など)を作成する(ステップS75)。十分な空き空間が無い場合には、キャッシュ空間確保処理を行った後に(ステップS74)、新規ファイルのための管理情報を作成する(ステップS75)。
【0082】
次に、ファイル管理部102は、ディスク装置16上のファイル管理テーブルの更新を行い、そこにも新規ファイルのための管理情報を作成する(ステップS76)。ディスク装置16上に作成される管理情報は前述したように通常のファイルシステムで扱われるものと同じである。
【0083】
一方、作成要求を受けたファイルがキャッシュ17へ格納すべきファイルではない場合には(ステップS72のNO)、ファイル管理部102は、キャッシュ17には新規ファイル用の管理情報を作成せず、ディスク装置16上にのみ管理情報の作成を行う(ステップS76)。
【0084】
(ネットワークからの書き込み)
次に、図10のフローチャートを参照して、携帯情報処理端末10が他の情報処理装置と連携し、LAN等のネットワークを介して外部の情報処理装置から発行されるファイルのデータ修正/追加要求に対して実行するデータ書き込み処理について説明する。
【0085】
外部の情報処理装置から既にファイルシステム18中に存在するファイル内のデータに対する修正や追加要求が発行された場合(新規ファイル用の管理情報を作成した後にそこにデータを書き込む場合も同じ)、まず、ファイル管理部102は、指定されたファイルがキャッシュ17の中に存在するか否かを調べる(ステップS81)。
【0086】
キャッシュ17内に存在しない場合には、ファイル管理部102は、ディスクアクセス許可状態であるかどうかを判断する(ステップS82)。LANを介してネットワークに接続されている場合には、ディスクアクセス許可状態であると判断される。この場合、ファイル管理部102は、ディスク装置16内に該当するファイルが存在するか否かを調べる(ステップS83)。ネットワーク接続時であっても、例えばバッテリ動作中で且つダイアルアップによってネットワーク接続されている場合等の特別な場合には、ディスクアクセスが禁止されている場合もある。このようにディスクアクセスが禁止状態の場合(ステップS82のNO)や、ディスクアクセスが許可されていてもディスク装置16内に該当するファイルが存在しない場合には(ステップS83のNO)、ファイル管理部102は、要求元の外部の情報処理装置や、携帯情報処理端末装置10のユーザ等に対してエラーを返し(ステップS84)、処理を終了する。もちろん図5と同様の手順でユーザに問い合わせを行い、ディスクアクセスを一時的に許可状態にしてもよい。
【0087】
ディスク装置16内に該当するファイルが存在する場合には(ステップS53のYES)、ファイル管理部102は、そのファイルの属性情報を獲得し、キャッシュ17に格納すべきファイルであるか否かを判断する(ステップS91)。キャッシュ17に格納すべきファイルであれば(ステップS91のYES)、ファイル管理部102は、キャッシュ17に空き容量があるか否かを調べ(ステップS92)、無い場合には、キャッシュ空間確保処理を行い(ステップS94)、そしてその確保処理の内容に応じてキャッシュ管理テーブルの更新を行った後(ステップS95)、該当するファイルをディスク装置16からキャッシュ17にコピーする(ステップS93)。そして、後述のステップS96以下の処理に進み、そこでキャッシュ17上でのデータ書き込み処理が実行される。
【0088】
キャッシュ17に格納すべきファイルではない場合には(ステップS91のNO)、ファイル管理部102は、ディスク装置16上の該当するファイルに対してデータの書き込み処理を実行する(ステップS89)。
【0089】
一方、書き込み指定されたファイルが既にキャッシュ17に存在する場合には(ステップS81のYES)、ファイル管理部102は、そのファイルの属性情報を獲得し、キャッシュ17に格納すべきファイルであるか否かを判断する(ステップS85)。
【0090】
キャッシュ17に格納すべきファイルであれば(ステップS85のYES)、ステップS96以下の処理に進み、そこでキャッシュ17上でのデータ書き込み処理が実行される。
【0091】
キャッシュ17に格納すべきファイルではない場合には(ステップS85のNO)、ファイル管理部102は、キャッシュ管理テーブルを参照して、更新されているデータであるか否かを調べる(ステップS85)。更新されているデータであれば、必要であればディスク装置16への書き戻しを行った後(ステップS89)、キャッシュ17より消去しても良い。この処理の後で、ディスク装置16上のファイルに対してのみデータの修正/追加のためのデータ書き込み処理を行い(ステップS89)、そして必要に応じてキャッシュ管理テーブルの更新を行った後に(ステップS90)、処理を終了する。キャッシュ17内のファイルが更新されていないデータであれば、それをキャッシュ17より消去した後(ステップS88)、ディスク装置16に対するデータ書き込み処理が実行される(ステップS89)。
【0092】
キャッシュ17上におけるデータ書き込み処理は次の手順で行われる。
【0093】
すなわち、ファイル管理部102は、まず、書き込むデータ量に相当する空き空間がキャッシュ17にあるか否かを判断し(ステップS96)、無い場合にはキャッシュ空間確保処理を行って空き空間を確保した後に(ステップS97)、キャッシュ17へのデータの書き込みを行う(ステップS98)。この後、ファイル管理部102は、ディスクアクセス許可状態であるか否かを判断する(ステップS99)。ディスクアクセス禁止状態であれば(ステップS99のNO)、ファイル管理部102は、キャッシュの該当するファイルの更新情報を「変更」とし(ステップS100)、そして最終アクセス時刻等についてキャッシュ管理テーブルの更新を行って処理を終了する(ステップS101)。ディスクアクセス許可状態であれば(ステップS99のYES)、ファイル管理部102は、ディスク装置16内のオリジナルファイルに対しても同じデータ書き込み処理を行う(ステップS102)。次いで、キャッシュの更新情報を「同一」とし(ステップS103)、そして最終アクセス時刻等についてキャッシュ管理テーブルの更新を行って処理を終了する(ステップS101)。
【0094】
(キャッシュの書き戻しのタイミング)
ディスクアクセス禁止状態において更新されたキャッシュ17内のファイルは、バッテリ残量が0になって揮発してしまう事故に備えて、適当な時期にディスク装置16に書き戻すことが重要である。また、キャッシュ17は容量の制約が厳しいため、キャッシュ17として不揮発性半導体メモリを用いた場合であっても適当な時期にディスク装置16への書き戻しを行うことが望ましい。
【0095】
キャッシュ17内の更新されたファイルをディスク装置16に書き戻すタイミングとしては、たとえば、(1)ディスクアクセス禁止状態から許可状態へ移行した時点で書き戻しを行う、(2)外部からの電源供給が開始された時点で、例えばユーザによる指定等によってディスクアクセスが禁止状態のままであった場合にも、一時的にディスクアクセスを許可状態に設定して書き戻しを行い、終了した時点でディスクアクセスを禁止状態に戻す、(3)外部からの電源供給が無い状態でバッテリ残量が所望の量より低下した時点で、自動的に書き戻しを行う、(4)ユーザに書き戻しを行うかどうかの問合わせを行い、ユーザから指示が有った時点で書き戻しを行う、等が考えられる。また、ユーザが任意の時点で書き戻しの指示ができるように、書き戻し指示用の入力装置を設け、指示があった場合に書き戻すようにしても良い。
【0096】
以下、図11のフローチャートを参照して、キャッシュ17からディスク装置16への書き戻し処理の具体的な手順について説明する。
【0097】
外部AC電源の接続やLAN接続などの要因で電源供給判定部103による判定が「電源供給の可能性無し」から「電源供給の可能性有り」に変わると、ディスク駆動禁止部104によるディスク装置16の駆動禁止が解除され、ディスクアクセス禁止状態からディスクアクセス許可状態に切り換えられる。このようなディスクアクセス禁止状態からディスクアクセス許可状態への遷移が発生した場合(ステップS111のYES)、ファイル管理部102は、まず、キャッシュ管理テーブルを参照して、キャッシュ17内のファイルの中からディスクアクセス禁止状態の期間中に更新されたファイルを全て選択し(ステップS116)、それら選択したファイルをまとめてキャッシュ17からディスク装置16に書き戻す処理を実行する(ステップS117)。次いで、ファイル管理部102は、書き戻したファイルそれぞれのファイル属性情報に基づき、それらファイルの中からキャッシュ17に格納しておくべきではないファイルを選択する(ステップS118)。この場合、携帯情報処理端末装置10上では実行/処理できないアプリケーションファイル/データファイル、さらにはユーザによってキャッシュ不要と指定されているファイルなどが、キャッシュ17に格納しておくべきではないファイルとして選択される。この後、ファイル管理部102は、選択したファイルをキャッシュ17から削除し(ステップS119)、処理を終了する。
【0098】
一方、ディスクアクセス禁止状態の期間中において、ファイル管理部102は、電源供給判定部103を通じてバッテリの残存容量を定期的に調べ、バッテリの残存容量が所定値よりも低下している状態(ローバッテリ状態)であるか否かを判別する(ステップS112)。ローバッテリ状態であることが検出されると(ステップS112のYES)、ファイル管理部102は、その旨をユーザに通知して書き戻しを行うか否かをユーザに問い合わせる(ステップS113,S114)。ユーザから書き戻しの実行が指示されると(ステップS114のYES)、ファイル管理部102は、電源供給判定部103に一時的に電源供給の可能性有りと判定させることにより、ディスクアクセスを一時的に許可状態に設定する(ステップS115)。この後、ファイル管理部102は、前述のステップS116〜S119の処理を行い、そしてディスクアクセス禁止状態に戻した後に処理を終了する。
【0099】
(キャッシュへの仕込)
次に、ディスクアクセス禁止状態への移行に備えて、ディスクアクセス許可状態の間に行われるディスク装置16からキャッシュ17へのファイルの仕込み処理について説明する。
【0100】
ディスクアクセス禁止状態においても携帯情報処理端末装置10の可用性を最大限に高めるためには、この間にアクセスされる可能性の高いファイルをなるべく多くキャッシュ17に入れておくことが重要である。そこで、本実施形態では、ファイル読み出し要求に応じてディスク装置16から読み出されたファイルを必要に応じてキャッシュ17に格納するというキャッシュ制御のみならず、キャッシュ17に格納しておくべきファイルをディスク装置16から能動的に選択し、その選択したファイルのコピーを事前にキャッシュ17に読み込んでおくという仕込み処理(hoarding)が実行される。
【0101】
以下、図12のフローチャートを参照して、仕込み処理の手順の一例を説明する。
【0102】
ファイル管理部102は、定期的にディスクアクセス状態であるか禁止状態であるかを調べる(ステップS121)。ディスクアクセス状態であれば、ファイル管理部102は、ディスク装置16に記憶された複数のファイルのそれぞれについて、そのファイル属性情報を調べてキャッシュ17に読み込んでおくべきファイルとして選択すべきか否かを判断することにより、まだキャッシュ17にコピーされていないファイルの中で優先度の高いファイルをディスク装置16のファイル群の中から選択する(ステップS123)。そして、ファイル管理部102は、選択したファイルをまとめてディスク装置16からキャッシュ17へコピーする(ステップS123)。
【0103】
なお、ディスク装置16に記憶された複数のファイル全てについての管理情報をキャッシュ管理テーブルあるいはキャッシュ17内の所定の領域に記憶しておけば、ステップS122のファイル選択処理は、実際にディスク装置16をアクセスせずに行うことができる。したがって、この場合には、ステップS122のファイル選択処理はディスクアクセス禁止状態の時に行っておき、ディスク装置16からキャッシュ17へのコピー処理のみを、ディスクアクセス禁止状態が解除された後に行うようにしても良い。
【0104】
また、仕込み処理を実行する時期としては以下のタイミングが考えられる。
【0105】
たとえば、ファイル管理部102は、一定時間間隔ごとにキャッシュ17の空き容量を調べ、空きがあれば、まだキャッシュ17にコピーされていないファイルの中で優先度の高いものディスク装置16から検索し、それをキャッシュ17にコピーする。ただし、携帯情報処理端末装置10は常に電源が入っているとは限らないため、コピーを開始する時点で電源が入っていなければ、次に電源が入れられるまで遅延しても良い。また、コピーを開始する時点でバッテリ駆動状態であれば、外部からの電源供給がある時点まで遅延しても良い。
【0106】
また、一定時間間隔ではなく、携帯情報処理端末装置10の電源供給状態の遷移や通信状態の遷移をトリガとして、仕込み処理を開始しても良い。たとえば、電源投入時や、バッテリ駆動から外部AC駆動への遷移時、他の情報処理装置との通信開始時などである。
【0107】
また、コピーを試みるにあたって、キャッシュ17の空き容量が十分に無い場合には、既にキャッシュ17に入っているファイルの優先度と、キャッシュ17には無くディスク装置16にのみ格納されているファイルの優先度とを比較し、キャッシュ17に格納されているファイルの優先度が低い場合には、これを削除して、ディスク装置16に格納されている優先度の高いファイルをコピーしても良い。なお、この時、キャッシュ17にある優先度の低いファイルが更新されている場合にはディスク装置16へ書き戻しが行われる。
【0108】
以上のように、本実施形態においてはファイルシステム18の機能により、低消費電力化と記憶装置の大容量化とを両立できるようになり、携帯性を損なうことなく、十分なデータ記憶サイズを得ることが可能となる。
【0109】
また、ファイルシステム18はコンピュータプログラムであるので、ファイルシステム18をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておくことにより、それを記録媒体または通信媒体を介して通常の情報処理装置に導入して使用することができる。したがって、ファイルの記憶に使用可能なメモリとディスク装置を有する情報処理装置であれば、本ファイルシステム18を導入するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に得ることができる。
【0110】
なお、本実施形態では、ディスク装置16内から選択したファイルのコピーをキャッシュ17に作成することにより、キャッシュ17とディスク装置16をそれぞれ2次記憶および3次記憶として使用する場合を主に説明したが、優先度の高い特定のファイルなどをキャッシュ17にのみ記憶しておいても良いので、実際には、キャッシュ17およびディスク装置16は共に2次記憶用ドライブとしても機能していることになる。
【0111】
また、主メモリ12の一部の記憶領域をRAMディスク等として割り当てることによりその領域をキャッシュ17として使用したり、あるいは携帯情報処理装置10に着脱自在に装着可能なメモリカードなどの記憶メディアをキャッシュ17として使用してもよい。
【0112】
また、ディスク装置16については、ハードディスクドライブのみならず、光磁気ディスクドライブ装置や相変化型の光ディスクドライブなどを利用しても良い。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、低消費電力化と記憶装置の大容量化とを両立できるようになり、情報処理端末装置の携帯性を損なうことなく、十分なデータ記憶サイズを得ることが可能となる。特に、ディスク装置の駆動禁止期間中に使用される可能性が高いと予測されるファイルを、事前にディスク装置からメモリに読み込んでおくことにより、情報処理端末装置の可用性を高めることができ、ディスク装置の駆動禁止期間中でもユーザはほとんどの作業を支障無く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯情報処理端末装置の機能構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で使用されるキャッシュ管理テーブルの構成の一例を示す図。
【図3】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムによって実行される電源供給判定処理の手順を示すフローチャート。
【図4】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムによって実行されるファイル読み出し処理の手順を示すフローチャート。
【図5】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムによって実行されるファイル読み出し処理の他の例を示すフローチャート。
【図6】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムによって実行される新規ファイル作成処理の手順を示すフローチャート。
【図7】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムによって実行されるキャッシュ空間確保処理の手順を示すフローチャート。
【図8】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムによって実行されるファイル修正/追加のためのデータ書き込み処理の手順を示すフローチャート。
【図9】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムがネットワークを介してファイル作成要求を受けた場合に実行するファイル作成処理の手順を示すフローチャート。
【図10】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムがネットワークを介してファイル修正/追加要求を受けた場合に実行するデータ書き込み処理の手順を示すフローチャート。
【図11】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムによって実行されるキャッシュの書き戻し処理の手順を示すフローチャート。
【図12】同実施形態の携帯情報処理端末装置のファイルシステムによって実行されるキャッシュへのファイルの仕込み処理の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…携帯情報処理端末装置
11…データ処理部
12…主メモリ
13…データ入出力部
14…通信制御部
15…電源部
16…ディスク装置
17…2次記憶用メモリ(キャッシュ)
18…ファイルシステム
101…ファイル入出力部
102…ファイル管理部
103…電源供給判定部
104…ディスク駆動禁止部

Claims (12)

  1. ファイルを記憶するためのメモリと、
    複数のファイルを記憶するためのディスク装置と、
    前記メモリに記憶されたファイルを読み出して処理を行うものであって、所望のファイルが前記メモリに存在しない場合には前記ディスク装置にアクセスする処理手段と、
    外部からの電源供給の可能性の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段が外部からの電源供給の可能性が無いと判定した場合に、前記ディスク装置の駆動を禁止する禁止手段と、
    前記禁止手段により前記ディスク装置の駆動が禁止されていない期間に、前記ディスク装置に記憶された複数のファイルからそれらファイルそれぞれに対応する、拡張子、ファイル名、ユーザデータ/システムデータの識別情報、またはプログラムファイル/データファイルの識別情報を含むファイル属性情報に基づいて前記メモリへ読み込むファイルを選択し、当該選択されたファイルを前記ディスク装置から前記メモリへ読み込んでおく制御手段とを具備することを特徴とする情報処理端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記情報処理端末装置で実行可能なアプリケーションのプログラムファイルを、前記メモリへ読み込んでおくファイルとして選択することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記メモリに記憶されているアプリケーションで処理可能なデータファイルおよび/または前記情報処理端末装置と連携して使用される特定の情報機器で処理可能なデータファイルを、前記メモリへ読み込んでおくファイルとして選択することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  4. 前記制御手段は、前記禁止手段により前記ディスク装置の駆動が禁止されている期間に前記処理手段により使用される可能性が高いと判断されるファイルを優先的に、前記メモリへ読み込んでおくファイルとして選択することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  5. 前記判定手段は、前記情報処理端末装置が電池により駆動されている場合には、外部からの電源供給の可能性が無いと判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  6. 前記判定手段は、前記情報処理端末装置が所定の回線種別のネットワークに接続されている場合には、外部からの電源供給の可能性が有ると判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  7. 前記判定手段は、前記禁止手段により前記ディスク装置の駆動が禁止されている期間に前記処理手段による前記ディスク装置に対するアクセスが発生した場合には、一時的に外部からの電源供給の可能性があると判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  8. 前記判定手段は、ユーザからの指示に従って、外部からの電源供給の可能性が有ると判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  9. 前記禁止手段により前記ディスク装置の駆動が禁止されている期間に更新された前記メモリ上のファイルを、前記禁止手段による前記ディスク装置の駆動の禁止が解除された後に所定のタイミングで前記ディスク装置へ書き戻す手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  10. 前記制御手段は、前記ディスク装置に記憶された複数のファイルのそれぞれについて前記メモリへ読み込んでおくべきファイルとして選択すべきか否かを判断し、前記禁止手段により前記ディスク装置の駆動が禁止されていない期間に、前記選択すべきと判断されたファイルを前記ディスク装置から前記メモリへ読み込む手段を含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  11. ファイルを記憶するためのメモリと複数のファイルを記憶するためのディスク装置とを有する情報処理端末装置のファイルの管理を行うためのファイル管理方法であって、
    外部からの電源供給の可能性の有無を判定するステップと、
    外部からの電源供給の可能性が無いと判定された場合に、前記ディスク装置の駆動を禁止する禁止ステップと、
    前記禁止ステップにより前記ディスク装置の駆動が禁止されていない期間に、前記ディスク装置に記憶された複数のファイルからそれらファイルそれぞれに対応する、拡張子、ファイル名、ユーザデータ/システムデータの識別情報、またはプログラムファイル/データファイルの識別情報を含むファイル属性情報に基づいて前記メモリへ読み込むファイルを選択し、当該選択されたファイルを前記ディスク装置から前記メモリへ読み込んでおくステップとを具備することを特徴とするファイル管理方法。
  12. ファイルを記憶するためのメモリと複数のファイルを記憶するためのディスク装置とを有する情報処理端末装置のファイルの管理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    外部からの電源供給の可能性の有無を判定するステップと、
    外部からの電源供給の可能性が無いと判定された場合に、前記ディスク装置の駆動を禁止する禁止ステップと、
    前記禁止ステップにより前記ディスク装置の駆動が禁止されていない期間に、前記ディスク装置に記憶された複数のファイルからそれらファイルそれぞれに対応する、拡張子、ファイル名、ユーザデータ/システムデータの識別情報、またはプログラムファイル/データファイルの識別情報を含むファイル属性情報に基づいて前記メモリへ読み込むファイルを選択し、当該選択されたファイルを前記ディスク装置から前記メモリへ読み込んでおくステップとを具備するコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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