JP3757708B2 - Centrifuge and centrifuge rotor cover presence / absence detection method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速回転するロータ上部の空気圧が負圧になる影響によりロータに浮力が発生し、載置されたロータが浮き上がるのを防止する遠心分離機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術について、図9を用いて以下説明する。オペレーターは、遠心用モータ4と直結されたクラウン2と称する連結部材に試料が入ったロータ1を載置し、ドア6を閉め、図示していないスタートキーを押す。次に、遠心機11は遠心用モータ4を駆動してロータ1を高速回転させ、試料の遠心分離を実行する。この遠心分離のための高速回転時における空気との摩擦のよるエネルギー損失、いわゆる風損を防ぐため、種々様々な形状を成したロータ1の大半は、外形が凹凸の少ない形状を成し、更にロータ1上部の凹凸を覆うカバー1aを設けている。このカバー1aを正しく装着すれば、ロータ1特有の最高回転数まで回転させても特に問題は生じないが、もし、オペレーターがこのカバー1aを取り付け忘れて回転させると、ロータ1上部の凹凸部のファン作用による浮力がロータ1に生じ、ロータ1の自重よりも浮力が上回ると、ロータ1が浮き上がってクラウン2から離脱するという事故が発生する。
【0003】
このような事故を回避するため、ネジでロータ1とクラウン2を固定する方法があるが、当然ながらオペレータがネジを締め付け忘れると上記問題は発生してしまう。このため従来から、ロータ1の回転中心上部の内部圧力を圧力案内管91を介して監視する圧力測定器90を制御装置7に設けて、この圧力測定器90の出力値が所定の負圧力値よりも負圧になると、自動的に遠心用モータ4を停止若しくは安全な速度まで減速させる手法が考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の手法では、遠心分離機のロータ室を覆うドアとチャンバ上部の密着が不十分であると、圧力特性が変化して正確にロータ室の負圧を検出できない場合がある。また、ある程度ロータを高速回転させないとロータ室の負圧を検出できないため、ロータがクラウンから離脱するかもしれないという危険を伴いながら検出せざるを得ないという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、ロータのカバーが非装着時に発生する上記問題を解消するため、ロータを高速回転させなくても安全に確実にカバーの有無を検出し、ロータの浮き上がりを未然に防止する遠心分離機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、試料を収容できカバーを有するロータと、該ロータを連結部材を介して回転させる遠心用モータと、前記ロータを収容するロータ室と、該ロータ室の上方で該ロータ室を開閉可能に閉塞するドアと、前記ロータの種類を識別するための識別手段を有する遠心機において、前記ドアに測長装置を前記ロータ側に向けて配置し、該測長装置によって測長された前記ロータまでの距離データと、前記識別手段により得られた識別信号によってロータ種類を特定することで、前記ロータ室に収容される前記ロータに前記カバーが装着されているか否かの判断基準として認識する比較距離データと、を比較することで前記ロータの前記カバーの有無を判断する判断手段を設けることにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は遠心機11の一部断面を示す図である。遠心機11は、エンコーダ4bを有した遠心用モータ4と、ケーブル4aを介して遠心用モータ4へ電流を流して回転を制御する制御装置7を備え、更にロータ1を収容するチャンバー13と、ロータ1を収容するロータ室5を開閉可能に閉塞するドア6と、ロータ室5を冷却する冷凍機10を備えている。ロータ1の着脱を容易にしてしかも回転力を伝達できるようにするため、遠心用モータ4と直結された連結部材であるクラウン2は凸の円錐状を成し、またロータ1の底中心部は凹の円錐状を成して、互いの円錐部が接触するので載置するだけで回転トルクが伝達できるようになっている。ロータ1は、試料を収容する複数のチューブ穴1bと、チューブ穴1bを覆うロータ1のカバー1aと、底部にはロータ1中心から円周上に複数個配置された穴1cがあり、この穴1cの有無をうず電流式の識別センサ8でケーブル8aを介して制御装置7が読み取り、ロータ1の種別を識別できるようになっている。ロータ1のカバー1a上空のドア6には測長装置を配置している。測長装置は、例えば非接触式のレーザー光を用いた高価な測長装置などがあるが、本実施例では送受兼用の超音波センサ3を用いた安価な測長装置を例に挙げて説明する。制御装置7はケーブル3aを介して超音波センサ3を発振駆動して、超音波センサ3から下方に向かって音波を出力させて、ロータ1表面に当たってはね返った音波を超音波センサ3が受信するまでの時間を制御装置7が計り、ロータ室5の空気温度を加味した計算式から、カバー1a表面までの距離X1を測定できるようになっている。超音波センサ3を用いた測長手法については後で説明する。超音波センサ3の取り付け位置は、送波した音波がカバー1aを取り付けるために設けたネジ穴1dに入り込み、音波の反射を妨げないような位置であって、カバー1aが無い時の距離X2を確実に測定できるように、超音波センサ3のセンサ面中心をロータの回転軸中心上から多少ずらして配置してある。なお、ロータ室5の空気温度は、チャンバー13の底部に配置した温度センサ12で測定した温度をケーブル12aを介して制御装置7が読み取る。遠心機11の下部に配置した冷凍機10は冷媒が配管10aを通ってチャンバー13を冷却して、試料を所定の温度に制御するため、制御装置7がケーブル10bを介して冷凍機10をオンオフ制御する。ドア6の開閉を検出するドアスイッチ9は、ケーブル9aを介して制御装置7に接続されている。
【0008】
上記したように構成した遠心機11の制御装置7の回路構成について、図2に示すブロック図を参照しながら説明する。マイクロコンピュータ21(以下CPU21と称す)は、タイマ機能を用いて外部素子を制御できるタイマI/O21aと、外部素子をデジタル信号で入出力制御できる入出力ポートI/O21bと、アナログ電圧をデジタル値に変換できるA/D21cを内蔵している。CPU21はデ−タバス45を介して、読み出し専用メモリ22(以下ROM22と称す)と、読み書き可能メモリ23(以下RAM23と称す)と、電気的消去書き込み可能な読み出し専用メモリ24(以下EEPROM24と称す)、及びエンコーダ4bから出力されるパルス信号をカウントするカウンタ25と接続されている。ROM22は、遠心機11の制御プログラムの他に、複数種のロータ1の識別番号と共にロータ1固有の距離データhを予め記憶している。ここで距離データhは、ロータ1のクラウン2挿入穴の底面からカバー1aを取り付けるためのネジ穴上面までの高さである。EEPROM24は、後述する超音波センサ3を用いた距離測定回路27の感度自動調整で得られた調整値、及び超音波センサ3からロータ1を載置するクラウン2までの距離Hを記憶している。またCPU21は、遠心用モータ4をパルス・ワイド・モジュレーション制御すなわちPWM制御するため、内蔵されたタイマ機能を用いてタイマI/O21aからPWM信号をモータドライブ回路26へ出力する。そこで、モータドライブ回路26から遠心用モータ4へ電流が流れ、遠心用モータ4と直結されたエンコーダ4bも回転してパルス信号が出力され、カウンタ25がパルスの数をカウントする。CPU21は、周期的にカウンタ25のカウント値を読み込み、遠心用モータ4の回転数を計算して、遠心用モータ4の回転数を制御する。また、CPU21のタイマI/O21aには、距離測定回路27が接続され、CPU21の入出力ポートI/O21bには、ドア6の開閉状態を検出するドアスイッチ9と、ロータ1底部に設けた穴1cの有無を検出する識別センサ8と、冷凍機10が接続され、CPU21のA/D21cには、周囲温度の変化に応じて出力電圧が変化する温度センサ12が接続されている。
【0009】
次に、図3乃至図6を用いて、測長装置である超音波センサ3を用いた距離測定回路27と、この回路の感度の調整方法及び距離の測定方法について以下説明する。CPU21は音波を発するため、所定の時間だけ所定の発振周波数を出力し、発振駆動部32はこれを受けて超音波センサ3を駆動し音波を出力させる。本発明者が実験した超音波センサ3は400kHz前後の周波数で共振するものを用い、CPU21はタイマ機能を使って380から420kHzの範囲で10kHz置きに5種類の発振周波数を出力でき、また発振時間も20μsから5μs置きに40μsまで出力できるようになっている。発振駆動部32は超音波センサ3へ約DC100Vの矩形波状の印加電圧で駆動する。この駆動電圧がスイッチ36以降の回路に影響を及ぼさないようにするため、超音波センサ3を発振駆動する時だけ、CPU21はスイッチ36をオフする信号を入出力ポートI/O21bから出力して、スイッチ36の入力部と出力部が非導通となる開状態に制御する。発振周波数を出力する所定の時間が経過すると後述する受信信号を伝達するため、CPU21はスイッチ36をオンしてスイッチ36の入力部と出力部が導通となる閉状態に制御する。超音波センサ3から出力された音波は、ロータ1のカバー1a表面,カバー1aが装着されていないロータ1の表面,クラウン2表面,及びチャンバー13表面などに当たってはね返り、超音波センサ3はこのはね返った音波を受信し電気信号に変換する。この電気信号は数十mVと非常に微小電圧であるため、受信回路34を用いて微小電気信号を受信する。この受信信号は可変増幅器35で増幅されるが、可変増幅器35の増幅開始タイミングはCPU21で制御され、増幅率のカーブは時間が経つにつれて増幅率が大きくなるようなカーブを成している。これは、空気中を伝播する超音波の強度が、回折現象により球面状に拡散する拡散損失と媒質にエネルギーを吸収される吸収損失によって、距離が長くなるほど減衰するのを補うためのものである。そのため、近くのロータ1のカバー1a表面に当たった反射波は、音のエネルギーレベルが高いため受信信号の電圧も高いが、遠くのクラウン2表面に当たった反射波の場合、音のエネルギーレベルが低いため受信信号の電圧も低く、近い場合の反射波に比べ、はね返って来るのに時間がかかる。よって、可変増幅器35は経過時間に応じて増幅率が大きくなるような特性を与えてある。可変抵抗器37の抵抗値で増幅率が変えられるように回路を構成している増幅器38は、更に受信信号を増幅する。尚、本発明者の実験で使用した可変抵抗器37は、デジタルポテンショメータと称し、内部に2チャンネルの可変抵抗器を有するもので、CPU21からデータバス45を介して256段階の抵抗値を選択できるようになっている。その内の1チャンネルを増幅器38の増幅率の制御用に割り当てている。次に、増幅器38で増幅された受信信号は、バンドパスフィルタ回路及び全波整流回路更に積分回路からなる波形整形回路39で波形整形される。受信信号は、ノイズ成分を除去するため400kHz前後のバンドパスフィルタを通り、全波整流で正側電圧に整流され、更に受信信号のリップルを無くすため積分回路で平滑される。平滑された受信信号は、比較器40で入力基準電圧と比較される。入力基準電圧は、可変抵抗器37の他方のチャンネルの抵抗値で決定しCPU21で制御される。受信信号は入力基準電圧と比較器40で比較され、入力基準電圧よりも受信信号の電圧が高い時、比較器40はCPU21へトリガ信号44を出力し、CPU21はこのトリガ信号44をタイマ割り込み端子より受信する。計時手段を有するCPU21は、発振駆動部32へ音波の送波動作を開始してから内部タイマを動作させ、トリガ信号44を受信するまでの時間を計る。上記説明した音波の送信からトリガ信号44受信までの動作を、CPU21は10回繰り返し実行し、その値を順次RAM23に記憶する。それらの記憶した値の平均値とそれぞれの記憶値が所定の許容値以内であれば、CPU21は安定して距離が測定できたと認識し、その平均値の時間を用いて、空気中の音波の伝播速度に温度補正を含んだ距離計算式より、CPU21はロータ1のカバー1a表面,カバー1aが装着されていないロータ1の表面,及びクラウン2表面等までの距離を計算する。
距離L(m)=時間T(s)×(331.5+0.607×温度t)/2
ここで、時間T(s)はCPU21が計時した時間であり、温度t(℃)は超音波センサ3の周囲温度を温度センサ12を用いてCPU21が計ったもので、331.5は空気中の音波の伝播速度(m/s)、0.607は温度補正係数(m/℃)である。
【0010】
続いて、上記説明した距離測定回路27の感度の調整方法について説明する。先ず人手による準備作業は、超音波センサ3が音波を受信し易いように、所望の距離測定範囲内の最長となる位置であるクラウン2の上に、厚さ1mm程度の平らな反射物43を配置する。次に、図示していない操作パネルの調整スイッチを押すことにより、CPU21は感度自動調整のプログラムを実行する。
【0011】
処理段階46において、CPU21は可変抵抗器37を制御して、所定の入力基準電圧を比較器40へ設定する。処理段階46では、比較器40の受信入力信号のピーク値が前記した所定の入力基準電圧と比較され、比較器40から出力されるトリガ信号44が安定して得られるように、発振周波数の選択及び増幅器38の増幅率をCPU21が調整する。その調整手法は、先ずCPU21が、増幅器38の増幅率が最も小さくなるように可変抵抗器37を制御し、また可変増幅器35の増幅開始タイミングは予め定められた初期値を設定する。次にCPU21は、超音波センサ3の共振周波数を含む380から420kHzの範囲で10kHz置きの各発振周波数において、それぞれ所定の時間20μsだけ出力した後、比較器40から出力されるトリガ信号44が安定して得られなければ、増幅器38の増幅率を上げるように可変抵抗器37を制御する。このようにCPU21は、可変抵抗器37の制御と各発振周波数の出力及びトリガ信号44の受信を繰り返し実行し、比較器40から出力されるトリガ信号44が安定して得られるような発振周波数を選択し、その時の増幅器38の増幅率を決定し、その調整値を可変抵抗器37へ設定する。安定したトリガ信号44とは、例えばCPU21が音波の送波動作を開始してトリガ信号44を受信するまでの動作を10回行い、それぞれの計時時間にバラツキが無く、それらの平均値に対し各計時時間が所望の許容値以内に入っていることを意味する。上記した発振周波数の選択と増幅率の調整により、超音波センサ3の共振周波数のバラツキと送受信感度のバラツキ及び本距離測定回路との感度のマッチング調整が行われたことになる。尚、本調整時において、音波を送信した直後、超音波センサ3の残響電圧50により比較器40からトリガ信号44が発せられるが、感度調整時の反射物43までの距離は遠い位置にあるため、CPU21は最長となる距離の前後範囲のトリガ信号44のみを有効とし、残響電圧時に発せられるトリガ信号44は無視するように動作する。もし、増幅器38の増幅率を上限まで上げても安定したトリガ信号44が得られない場合は、超音波センサ3の取り付け不良及び回路の異常を意味するアラームをCPU21が発する。
【0012】
続いて処理段階47について、可変増幅器35の増幅開始タイミングを調整する時の各回路部の波形の一例を示した図5を用いて説明する。処理段階47では、CPU21が可変抵抗器37を制御して所定の入力基準電圧53を比較器40へ設定し、この入力基準電圧53よりも音波送信直後の残響電圧50が小さくなるように、CPU21が可変増幅器35の増幅開始タイミングを遅らせるように制御する。つまり、可変増幅器35の増幅開始タイミングを破線で示す増幅率のカーブ55から実線の増幅率のカーブ51のようにCPU21が動作させる。破線で示す増幅率のカーブ55の場合、超音波センサ3の残響電圧50は可変増幅器35で増幅され、細線56で示すような波形となる。そのため、比較器40の入力電圧波形は細線57で示すように、入力基準電圧53よりも高い電圧となってしまい、比較器40から細線58で示すトリガ信号44が出力される。ところが、破線で示すカーブ55の増幅開始タイミングを遅らせてトリガ信号44が比較器40から出力されないように、つまり、入力基準電圧53よりも入力電圧波形54が低くなるように、CPU21が順次増幅開始タイミングを遅らせて実線51のように制御することで、可変増幅器35の出力波形も太線52に示す如く、超音波センサ3の残響電圧50は低く抑えることができる。また、増幅開始タイミングを遅らせる時間には制限が設けてあり、その制限時間は少なくとも所望の最短測定距離よりも短い距離を時間換算したものである。もし、残響電圧50が入力基準電圧53よりも小さくならない場合には、次のステップとして入力基準電圧53を少し高くして、同様にCPU21が可変増幅器35の増幅開始タイミングを遅らせるように動作する。それでも残響電圧50が入力基準電圧53よりも小さくならない場合には、更に入力基準電圧53を高くして繰り返し実行するが、入力基準電圧53が上限に達しても調整できない場合には、超音波センサ3の交換というアラームを発するようにプログラムは組まれている。この処理段階47をプログラムに組み込む前に本発明者が行った事前実験で、残響電圧50と近距離の受信波電圧を比較したところ、受信波電圧は残響電圧50に対し、概ね3倍以上の電圧を超音波センサ3から発していることを確認している。
【0013】
その後処理段階48において、CPU21は残響電圧の波高値を得る処理を実行する。その手法は、処理段階47で得られた増幅開始タイミングを固定し、CPU21が入力基準電圧を低い電圧から徐々に上げて行くように可変抵抗器37を制御し、比較器40からのトリガ信号44が出力されなくなる電圧を残響電圧の波高値として得る方法である。この時CPU21から出力される発振周波数は、前記した5種類の発振周波数を用い、発振時間は20μsから5μs置きに40μsまでのそれぞれの中で、最も残響電圧が高かったものを選択し波高値とする。この残響電圧の波高値は後述する近距離測定時のに用いるもので、少なくともこの波高値よりも高く且つ波高値の概ね2倍よりも低い電圧を比較器40の比較判定電圧、つまり入力基準電圧とすることで、近距離測定を可能としている。
【0014】
処理段階49では、上記した発振周波数、増幅器38の増幅率の調整値、可変増幅器35の増幅開始タイミング値、及び残響電圧の波高値をそれぞれ設定し、反射物43までの距離、つまり超音波センサ3からロータ1を載置するクラウン2までの距離Hを測定する。測定方法については、後述する遠距離測定モードの測定方法に依る。以上で距離測定回路の感度調整方法は終了するが、それぞれのデータの保存に関しては、言うまでもなく回路の電源が切れてもデータが失われないように、EEPROM24に記憶する。電源再投入後は記憶したそれぞれの値をCPU21が読み出して再設定するように動作する。また超音波センサ3交換時は、超音波センサ3との感度のマッチングをとるため、上記した感度調整を再び行う必要がある。
【0015】
上記した感度の調整後、ロータ1表面までの距離Xを測定する方法について以下説明する。ドア6の開閉を検出するドアスイッチ9を介して、ドア6が閉められた事を認識したCPU21は、有効距離測定範囲を近距離測定モードと遠距離測定モードに分けて、近距離測定モードから測定を開始する。本発明者が実験に使用した超音波センサ3は、推奨測定距離が60mmから300mmの物であるが、近距離測定モードの場合、測定距離は所望の距離45mmからその距離の2倍に満たない85mmの範囲を有効な測定距離範囲としている。2倍に満たない距離を近距離測定モードの上限とした理由は、一度ロータ1表面に当たった反射波が、超音波センサ3の端面ではね返り、再度ロータ1表面に当たってはね返ると、音波が2往復したことになり、この2往復目の受信波をCPU21が誤って読み取らないようにするためである。図6に示すように、CPU21は、前記記憶した残響電圧50の波高値にオフセット値を加算し、その値は少なくとも波高値よりも高く且つ波高値の概ね2倍よりも低い値となる電圧レベルであり、この比較判定電圧60を入力基準電圧として可変抵抗器37に設定する。前記オフセット電圧は、予め比較判定電圧60が残響電圧50の波高値と音波受信時の受信信号の波高値との間であって、確実に検出できる電圧レベルとなるように決定している。次にCPU21は、前記記憶した発振周波数、増幅器38の増幅率の調整値、可変増幅器35の増幅開始タイミング値をそれぞれ設定し、発振周波数を出力すると同時に内部タイマを起動し計時をスタートする。近い距離にロータ1表面がある場合、超音波センサ3の受信波形は太線61のように残響電圧50と重畳する場合があるが、可変増幅器35の出力受信信号は太線62のようになって、比較判定電圧60よりも高い受信信号63となる。例えば、ロータ1にカバー1aが装着されているような近い距離の反射波は、残響による振動子の振動を更に振幅が大きくなるように振動させるので、残響電圧50の入力電圧波形54よりも受信信号63は電圧が高くなる。比較器40は、受信信号63と比較判定電圧60を比較し、番号64で示す近距離時のトリガ信号44を出力する。CPU21は、番号64で示すトリガ信号44を受信して計時中のタイマを停止する。上述したようにCPU21は、音波の送波動作を開始してからトリガ信号44の受信までの10回の平均時間が安定して得られると、上記した距離計算式に従い計算し、ロータ1表面までの距離X1を計算し、RAM23に記憶する。本発明者の実験によれば、ロータ1表面までの距離に応じて、超音波センサ3から受信信号が時々出ない場合があり、これは超音波センサ3が音波を受信する時と内部振動子の残響による振動で、波を打ち消し合うように動作する時に見られる現象であった。これを回避するため、超音波センサ3の残響は発振駆動直後から始まることに注目し、20μsから5μs置きに40μsまでの各発振時間で近距離測定を行うようにCPU21が動作し、いづれか一つが安定して距離を計測できれば距離測定を終了する。もし近距離測定モードにおいて、トリガ信号44が帰って来なかった場合には、CPU21はロータ1表面が近距離内に無いと判断し、遠距離測定モードに切り替わる。
【0016】
遠距離測定モードの場合は、近距離測定モードと5mmほどオーバーラップさせた80mm以上を有効な測定距離範囲とする。上述したようにCPU21は、前記記憶した発振周波数、20μsの発振時間、増幅器38の増幅率の調整値、可変増幅器35の増幅開始タイミング値及び遠距離測定モード用の所定の入力基準電圧67をそれぞれ設定する。例えば、カバー1aがロータ1に装着されていないような場合、超音波センサ3の受信波形は太線65で示すように微小電圧信号であるが、可変増幅器35の増幅率が高い値で増幅されるため、可変増幅器35の出力波形は太線66のように増幅され、入力基準電圧67よりも高い受信信号68となる。比較器40は、受信信号68と所定の入力基準電圧67を比較し、番号69で示す遠距離時のトリガ信号44を出力する。上述した近距離測定モードと同様に、CPU21は番号69で示すトリガ信号44を受信して計時中のタイマを停止し、音波の送波動作を開始してからトリガ信号44の受信までの10回の平均時間が安定して得られると、上記した距離計算式に従い計算し、ロータ1表面までの距離X2を計算し、RAM23に記憶する。
【0017】
次に、遠心機の動作について図7に示すフローチャートを用いて説明する。先ずオペレータが、遠心動作前に試料をロータ1にセットすると、CPU21は、ドアスイッチ9を介してドア6が閉じられたことを認識する(ステップ710)。ドア閉を認識したCPU21は、前述した距離測定方法で、超音波センサ3とロータ上面までの距離Xを測定しRAM23に記憶する(ステップ720)。ロータ1にカバー1aが取り付けてある場合は、測定距離X1がRAM23に記憶され、カバー1aが無いときは測定距離X2がRAM23に記憶される。
もし、ロータ1がセットされていない場合は、超音波センサ3から送波された音波はチャンバー13の底面で反射することもあるが、距離が遠くなればなるほど音波のエネルギーレベルが低くなってしまうため、受信信号68が所定の入力基準電圧67よりも低くなり、CPU21はトリガ信号44を受信できない。反射波を受信できない場合、CPU21は、距離測定エラーとしRAM23にエラーフラグを記憶する。また、反射波を受信できたとしても、所定の有効測定距離の範囲外であるため、上記同様、CPU21は距離測定エラーとしRAM23にエラーフラグを記憶する。この場合の有効測定距離の範囲は、遠心機にセットできるロータ1の上面と超音波センサ3間の最小距離である50mmから超音波センサ3とクラウン2間の距離Hとしている。また、ロータ1がクラウン2にが正しくセットされていないと、測定距離が短くなって有効測定距離の範囲外となる場合があり、このような場合も上記同様、RAM23にエラーフラグを記憶する。
【0018】
オペレータが操作パネルのスタートキーを押すと(ステップ730)、CPU21はRAM23にエラーフラグがあるか否かをチェックし、ロータ1が正しくセットされたか否かを判断する(ステップ740)。エラーフラグがある場合は、ロータが正しくセットされていないと判断し、CPU21は、アラームを表示しオペレータに知らせ、モータの回転駆動は実行しない(ステップ741)。
【0019】
ロータ1が正しくセットされていた場合は、CPU21は遠心用モータ4を回転駆動してロータ1を低い一定の回転数で回転制御する(ステップ750)。ここで、CPU21はロータ1の下部に設けた穴1cの有無を検出して、その複数の穴1cの位置からロータ1を識別する第1の工程を実行する(ステップ760)。CPU21は、種々のロータ1の中から1種のロータ1を確定すると、予めROM22に記憶させておいたロータ1の識別番号を検索し、ロータ1固有の距離データhを選択する第2の工程を実行する(ステップ770)。
【0020】
選択した距離データhとRAM23に記憶してある超音波センサ3で測定した距離Xと予め感度調整後にEEPROM24に記憶した超音波センサ3とクラウン2間の距離Hから、第3の工程であるロータ1のカバー1aが装着されているか否かを次の条件式より判断する(ステップ780)。
(H−X)≦ h+誤差許容値
RAM23に記憶してある距離Xの値が図1に示すX2の時は、
(H−X2)≦ h+誤差許容値
となり、CPU21はロータ1のカバー1aは装着されていないと判断し、アラームを発生してオペレータへ知らせると共に、遠心用モータ4を停止させる(ステップ781)。ここで、誤差許容値は、一例として実験より得られた距離の測定誤差1mm以下を考慮した2mmとした。
また、RAM23に記憶してある距離Xの値が図1に示すX1の時は、
(H−X1)> h+誤差許容値
となり、CPU21はカバー1aが装着されていると判断し、CPU21は所定の加速カーブで遠心用モータ4を駆動してロータ1を回転させ、所望の設定時間分ロータ1を回転させた後、減速して停止させる(ステップ790)。
【0021】
尚、上記したカバー1aの装着の有無を判断するための比較距離データとして、超音波センサ3からクラウン2までの距離Hとロータ1固有の距離データhを用いた理由は、遠心機11の製造・組立て上のバラツキを考慮し、ドア6の組み付け時に於ける高さ方向の誤差を吸収するため距離Hを直接測定・記憶し、更にロータ1固有の誤差が少ない距離データhを用いることで、より信頼性が高く確実なカバー1a装着の有無判別を行うことができるためである。
【0022】
また、ロータ室5に収容されるロータ1にカバー1aが装着されているか否かの判断基準となる比較距離データを距離X2とし、この距離X2をロータ1の識別番号と共にROM22に記憶させ、ロータ1の識別後、上記条件式を展開させた次式
H−h≦ X+誤差許容値
X2≦ X+誤差許容値
より、上記同様、測定距離XがX2になるとカバー1aは装着されていないと判断し、測定距離XがX1の時はカバー1aが装着されていると判断して、比較距離データを距離X2としても、カバー1a装着の有無が判別できるのは明らかである。
【0023】
更に、比較距離データを距離X1とし、上記同様この距離X1をロータ1の識別番号と共にROM22に記憶させ、ロータ1の識別後、測定距離Xと距離X1とを大小比較して、カバー1a装着の有無が判別可能である事は了解されたい。
【0024】
上記説明した遠心機11は、操作パネルからロータ1が有する固有の型式またはロータ1に割り付けられた識別番号を入力することができるようになっている。オペレータが遠心運転前に前記ロータ1の型式または識別番号を入力すると、CPU21は予めROM22に記憶させていたロータ1固有の距離データhを読み出す。オペレータがドア6を閉じてCPU21がロータ1の上面までの距離Xを測定し、オペレータがスタートキーを押した事を認識したCPU21は、遠心用モータ4を回転させなくてもロータ1のカバー1aの装着の有無を判別できるので、安全性を向上させることができる。このような使用方法は、特に、自動判別するための穴1cが無い自動判別不適なタイプのロータ1の場合に有効である。逆に今は現存しないが、将来新規に製作され追加されるロータ1に対しても、カバー1aの装着の有無判別を可能にするため、遠心機11には以下に記述するような機能が設けられている。オペレータが、新規ロータ1固有の識別番号と共に距離データh、最高回転数などの所定のパラメータを操作パネルから入力設定し、CPU21はこれらのデータをEEPROM24に記憶する。オペレータがスタートキーを押すと、上記した手法に依り穴1cの位置からロータ1の識別を実行し、ロータ1の識別番号がROM22に無い時はEEPROM24から検索して、CPU21は距離データhを読み出し、カバー1aの装着の有無判別を実行するようになっている。尚,ロータ1の識別番号と共に記憶する各パラメータは,全てEEPROM24に記憶させても良い。
【0025】
本発明の他の一実施例であるロータ1のカバー1a装着の有無を判別する手法について、表1及び図8に示すフローチャートを用いて以下説明する。
【0026】
表1は、ロータ1の種類毎に、ロータ1の識別番号とカバー1a装着時の距離データX1とカバー1a非装着時の距離データX2をまとめたデータテーブル表の一例である。ロータ1の識別番号と共に、カバー1a装着時の距離データX1及びカバー1a非装着時の距離データX2を、ロータ1の種類毎にデータテーブル上にまとめた表の一例であり、これらの比較距離データX1およびX2は例えばROM22に予め記憶させ登録しておく。
【0027】
【表1】
【0028】
オペレータがロータ1をクラウン2に載置してドア6を閉じると、CPU21はドアスイッチ9を介してドア6が閉まった事を認識し(ステップ810)、超音波センサ3から音波をロータ1に向かって送波してロータ1表面までの距離Xを測定する(ステップ820)。
【0029】
次にCPU21は、ステップ830において、表1に示す登録されたカバー1a装着時の距離データX1の中から、測定した距離Xがほぼ一致するものを検索する。CPU21は、測定距離Xがほぼ一致するものを見つけると、ほぼ一致した数値のデータ検索数をカウントアップして一時RAM23に記憶する。その後、CPU21はカバー1a装着時の距離データX1の全てを検索し、続いて、カバー1aが非装着時の距離データX2も全て検索する。検索した結果、測定距離Xとほぼ一致する数値のデータ検索数が0個か判断し(ステップ840)、0個の場合は、CPU21はデータテーブルに登録されたロータ1の種類が無い、若しくはオペレータがロータ1をセットしていないと判断し、スタートキーON後、アラームを表示してオペレータに知らせると同時に、遠心用モータ4を回転駆動しない(ステップ841)。
【0030】
次に検索数が0個以外の時、検索数が1個であるかどうか判断し(ステップ850)、表1のR1ロータ1のように、他のロータ1の距離データX1及びX2の数値と一致しないような測定距離Xが51mmの場合は検索数が1個となる。この時CPU21は、登録された遠心可能なR1ロータ1がセットされていて、しかもそのR1ロータ1のカバー1aは正しく装着されていると判断し、スタートキーON後、遠心用モータ4を回転駆動し加速させ、予め設定された所定の時間分運転して、設定時間が経過した後、減速して停止する(ステップ851)。
【0031】
もし測定距離Xが135mmの場合、表1のR3ロータ1のように例えカバー1aが正しく装着されていても、R4ロータのカバー1a非装着時の距離データ135mmと区別が付かないような時は、検索数が2個となる。このように検索数が2個以上の場合は、CPU21はロータ1がセットされているもののどの種類のロータ1なのかを確定できないので、ステップ860へ進み、スタートキーON後、上述した手法でロータ1の識別を実行する。ロータ1が確定した後、測定距離Xとカバー1a装着時の距離データX1とを比較して、カバー1aが装着されているか否かを判断する(ステップ861)。装着されていれば、ステップ870へ進み、遠心用モータ4を加速させ、所定時間運転する。装着されていない場合は、アラームを表示して遠心用モータ4を減速して停止する(ステップ880)。
【0032】
尚、検索数が1個の場合でも、ステップ851で、ロータ1の識別を実行するようにすると、カバー1aの有無をより確実に判断でき、信頼性を向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、ロータのカバー上空のドアにロータ側に向けて測長装置を配置し、該測長装置によって測長された前記ロータまでの距離データと、ロータの種類を識別するための識別手段を有し、該識別手段によってロータ種類を特定することで導き出される比較距離データと、を比較することで、前記ロータの前記カバーの装着の有無を判別する判断手段を設けたので、ロータを高速回転させなくても安全に確実にカバーの有無を検出し、ロータの浮き上がりを未然に防止する遠心機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す遠心機11の一部断面図。
【図2】 本発明の一実施例を示す遠心機11の制御装置7の回路を示すブロック図。
【図3】 送受兼用の超音波センサ3を用いた距離測定回路27のブロック図。
【図4】 距離測定回路27の感度調整方法の手順を示すフローチャート。
【図5】 可変増幅器35の増幅開始タイミングを調整する時の各回路部の波形の一例を示した図。
【図6】 近距離測定モード時と遠距離測定モード時における、受信信号の各回路部の波形の一例を示した図。
【図7】 遠心機11のロータ1及びカバー1aの装着の有無を判断する手順を示すフローチャート。
【図8】 カバー1aの装着の有無を判断する他の判断手法の一実施例を示すフローチャート。
【図9】 圧力方式によりロータ1の浮き上がりを防止する遠心機11の断面図。
【符号の説明】
1はロータ、1aはカバー、2はクラウン、3は超音波センサ、4は遠心用モータ、5はロータ室、6はドア、7は制御装置、8は識別センサ、9はドアスイッチ、11は遠心機、12は温度センサ、21はCPU、22はROM、23はRAM、24はEEPROM、27は距離測定回路である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a centrifuge that prevents buoyancy from being generated in the rotor due to the negative pressure of the air pressure at the top of the rotor that rotates at a high speed, thereby preventing the mounted rotor from floating.
[0002]
[Prior art]
The prior art will be described below with reference to FIG. The operator places the
[0003]
In order to avoid such an accident, there is a method of fixing the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional method described above, if the close contact between the door covering the rotor chamber of the centrifuge and the upper portion of the chamber is insufficient, the pressure characteristics may change and the negative pressure in the rotor chamber may not be detected accurately. In addition, since the negative pressure in the rotor chamber cannot be detected unless the rotor is rotated at a high speed to some extent, there is a problem that it must be detected with a risk that the rotor may be detached from the crown.
[0005]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned problem that occurs when the rotor cover is not installed, so that the presence or absence of the cover can be detected safely and reliably without rotating the rotor at high speed, and the rotor is prevented from lifting up. It is to provide a separator.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a rotor that can accommodate a sample and has a cover, a centrifugal motor that rotates the rotor via a connecting member, a rotor chamber that accommodates the rotor, and the rotor chamber above the rotor chamber In a centrifuge having a door that closes the rotor chamber so as to be openable and closable, and an identification means for identifying the type of the rotor, a length measuring device is disposed on the door toward the rotor, Measurement Whether the cover is attached to the rotor accommodated in the rotor chamber by specifying the rotor type based on the distance data to the rotor measured by the length device and the identification signal obtained by the identification means This is achieved by providing a judging means for judging the presence or absence of the cover of the rotor by comparing with comparison distance data recognized as a judgment criterion of no.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a partial cross section of the
[0008]
The circuit configuration of the
[0009]
Next, a
Distance L (m) = Time T (s) × (331.5 + 0.607 × Temperature t) / 2
Here, the time T (s) is the time measured by the
[0010]
Subsequently, a method for adjusting the sensitivity of the
[0011]
In the processing step 46, the
[0012]
Next, the processing stage 47 will be described with reference to FIG. 5 showing an example of the waveform of each circuit unit when the amplification start timing of the
[0013]
Thereafter, in the processing step 48, the
[0014]
In the processing step 49, the oscillation frequency, the adjustment value of the amplification factor of the amplifier 38, the amplification start timing value of the
[0015]
A method for measuring the distance X to the surface of the
[0016]
In the long-distance measurement mode, an effective measurement distance range is 80 mm or more that overlaps the short-distance measurement mode by about 5 mm. As described above, the
[0017]
Next, the operation of the centrifuge will be described with reference to the flowchart shown in FIG. First, when the operator sets the sample on the
If the
[0018]
When the operator presses the start key on the operation panel (step 730), the
[0019]
If the
[0020]
From the selected distance data h and the distance X measured by the
(H−X) ≦ h + error tolerance
When the value of the distance X stored in the
(H-X2) ≤ h + error tolerance
Thus, the
When the value of the distance X stored in the
(H-X1)> h + error tolerance
The
[0021]
The reason why the distance H from the
[0022]
Further, comparison distance data serving as a criterion for determining whether or not the cover 1a is attached to the
Hh ≤ X + error tolerance
X2 ≦ X + error tolerance
As described above, when the measurement distance X becomes X2, it is determined that the cover 1a is not attached. When the measurement distance X is X1, it is determined that the cover 1a is attached, and the comparison distance data is set as the distance X2. It is obvious that the presence or absence of the cover 1a can be determined.
[0023]
Further, the comparison distance data is the distance X1, and the distance X1 is stored in the
[0024]
The
[0025]
A method for determining whether or not the cover 1a is attached to the
[0026]
Table 1 is an example of a data table that summarizes the identification number of the
[0027]
[Table 1]
[0028]
When the operator places the
[0029]
Next, in step 830, the
[0030]
Next, when the number of searches is other than 0, it is determined whether or not the number of searches is 1 (step 850), and the numerical values of the distance data X1 and X2 of the
[0031]
If the measurement distance X is 135 mm, even if the cover 1a is correctly mounted, such as the
[0032]
Even if the number of searches is 1, if the
[0033]
【The invention's effect】
According to the present invention, the length measuring device is arranged toward the rotor side at the door above the rotor cover, Measurement The distance data to the rotor measured by the length device is compared with the comparison distance data derived by specifying the rotor type by the identifying means for identifying the rotor type. Therefore, since the determination means for determining whether or not the cover of the rotor is attached is provided, the centrifugal detection is performed to detect the presence or absence of the cover safely and prevent the rotor from lifting up without rotating the rotor at a high speed. Can provide a machine.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of a
FIG. 2 is a block diagram showing a circuit of a
FIG. 3 is a block diagram of a
FIG. 4 is a flowchart showing a procedure of a sensitivity adjustment method of the
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a waveform of each circuit unit when the amplification start timing of the
FIG. 6 is a diagram showing an example of a waveform of each circuit unit of a received signal in a short distance measurement mode and a long distance measurement mode.
FIG. 7 is a flowchart showing a procedure for determining whether or not the
FIG. 8 is a flowchart showing an embodiment of another determination method for determining whether or not the cover 1a is attached.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a
[Explanation of symbols]
1 is a rotor, 1a is a cover, 2 is a crown, 3 is an ultrasonic sensor, 4 is a centrifugal motor, 5 is a rotor chamber, 6 is a door, 7 is a control device, 8 is an identification sensor, 9 is a door switch, 11 is A centrifuge, 12 is a temperature sensor, 21 is a CPU, 22 is a ROM, 23 is a RAM, 24 is an EEPROM, and 27 is a distance measuring circuit.
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