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JP3757975B2 - 多目的電気調理盤 - Google Patents
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JP3757975B2 - 多目的電気調理盤 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒータで調理盤を加熱して焼き物調理を行う多目的電気調理盤に関するものである。
このような多目的電気調理盤は条件設定が簡単でバラツキなく調理できるし、網焼きなどに比べて器具が取り扱いやすく、後始末も簡単なため広く普及している。しかも、使用する調理盤の種類を平盤、凹凸盤、たこ焼き盤などと切り替えることにより種々な焼き物が楽しめる。
ところで、このようなヒータで加熱する調理盤は、平盤では主として野菜炒め、お好み焼き、焼きそばといった焼き物調理、凹凸盤では主として焼肉といった焼き物調理、たこ焼き盤では専らたこ焼き調理が行われる。いずれの場合も油を用いたり、用いた油や肉などの調理物から出る脂がまわりにはじけ飛ぶ。
そこで、調理盤は焼き物調理を行う調理部のまわりに適当な大きさの保温部を持つ平坦部のまわりに上方に立ち上がって前記油脂がまわりに飛び散るのを防止するガード壁を持った比較的大きな形態をなし、ヒータの加熱を受けることからその全体が無垢な金属材料によって形成されている。多くの場合アルミニウム系であり、表面がフッ素コーティングされたり、耐摩耗性や遠赤外線放射性のある金属物質を溶射した層を設けたりされる。また、調理盤の調理部は勿論、周辺部でもヒータの熱が及んで高温になるので、調理盤の外まわりはヒータ設置部とともに合成樹脂製の保護ケースで覆って使用の安全が図られている。
表面層はともかく、調理盤はアルミニウム系金属の場合でも比較的重く。これを複数組合せ備えて使い分けるにしても、不使用時はそれらを積み重ねて持ち運んだり収納したりするが、取り扱いにくく不便である。また、保護ケースとともに複数重ねた調理盤を1枚選んで、これを保護カバーとともに抜き出して使用し、また残りの調理盤を控え置く作業も容易ではない。しかも、使い分け枚数は3枚、使い分けによる調理の選択は3通りが限度となっている。
本発明の目的は、複数種類の調理面を選択して複数種類の焼き物調理を行うのに、取り扱いやすく使用しやすいものとし、調理盤の使用枚数、調理の選択数をより多くするのに好適な多目的電気調理盤を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の多目的電気調理盤は、ヒータにより加熱される調理盤によって焼き物調理を行う多目的電気調理盤において、調理盤は、複数の調理面を提供する1ないし複数の着脱プレートと、この着脱プレートを、穴部に、着脱プレートの外周下面側を切欠いた下向き段部および穴部内周上面側を切欠いた上向き段部を利用して上方から互いの上面がほぼ同一平面に位置するように嵌め合せて着脱できるように支持し、穴を通じたヒータによる加熱と上向き調理面による調理とに供する枠状基部と、を組合せ備えたことを特徴とするものである。
このような構成では、調理盤を枠状基部とこの枠状基部の穴部に着脱できるように支持される着脱プレートによって構成することで、調理面を持った着脱プレートが調理部をなし、そのまわりに位置することになる枠状基部が調理部のまわりの保温部やガード壁をなして、従来通りの形態の調理盤の機能を発揮できるようにした上、調理部をなす複数枚の着脱プレートを着脱、交換して使い分けることができるし、その着脱し交換する部分は従来の場合と同様な形態の調理盤における底部の保温部などを省いた調理部だけになる。また、それら重ね合わされた中から1枚の着脱プレートを選択し、枠状基部など必要なものと共に抜き出して使用できる。
また、着脱プレートは枠状基部の穴に双方に設けた段部を利用して上方から着脱できるように嵌め合わせるので、この段部を利用した嵌め合わせ部によって着脱プレートを穴部に対し位置決めすることができる。
特に、着脱プレート側の段部によって着脱プレートは枠状基部に支持された状態でヒータに接触させられ、穴部側の段部によって枠状基部に着脱プレートをほぼ同一平面に位置するように落とし込んで支持することができる。
本発明のそれ以上の目的は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限り種々な組合せで複合して用いることができる。
本発明によれば、枠状基部とこれに着脱できる着脱プレートにて従来通りの形態の調理盤機能を得ながら、複数枚の着脱プレートの使い分けで調理の種類数が増加し、しかも着脱し交換する部分は調理部だけで小さく軽量となり、複数組合せ備えても重量が軽減し、取り扱いやすくなる。また、選択しない残りの着脱プレートを控え置くのも容易に行えるし、着脱プレートの使い分け枚数を多くするのに好適である。
また、枠状基部の穴部の内周上面側を切欠いた上向き段部と着脱プレートの外周の下面側を切欠いた下向き段部とを利用した嵌め合わせ部によって着脱プレートを穴部に対し位置決めして、着脱プレートのガタツキ、使用中や持ち運び中の不用意な滑り外れなどを防止することができる。特に、着脱プレートは枠状基部に支持された状態でヒータに接触させ、枠状基部に着脱プレートをほぼ同一平面に位置するように落とし込んで支持することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る多目的電気調理盤につき図を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。
本実施の形態は図1〜図3に示すように1本のシーズヒータである線条のヒータ1を用いて金属製の調理盤100をその下面に接して加熱し焼き物調理を行うもので、ヒータ1および調理盤100を保護ケースとしての合成樹脂製の外装ケース5に収容してまわりを囲って載置面や使用者に対する熱的保護を行うようにした場合の一例である。しかし、本発明はこれに限られることはなく、ヒータ1の本数、線条以外の面ヒータなどヒータの種類、接触加熱と非接触加熱との別、具体的な構造、のいずれも特に問わない。
図1〜図18に示す実施例は、調理盤100を、複数の調理面3a〜3eを提供する1ないし複数の着脱プレート35a〜35dと、この着脱プレート35a〜35dを穴36部に着脱できるように支持して穴36を通じたヒータ1による加熱と上向き調理面による調理とに供する枠状基部2とで構成している。着脱プレート35aは図1〜図5に示してあるように片面に調理面3aを有している。着脱プレート35bは図6〜図9に示すように片面に調理面3bを有している。着脱プレート35cは図10〜図13に示すように片面に調理面3cを有している。着脱プレート35dはその両面に調理面3d、3eを有している。
これにより、以下に説明するような使用ができる。調理盤100を枠状基部2とこの枠状基部2の穴36部に着脱できるように支持される着脱プレート35a〜35dによって構成することで、調理面3a〜3eを持った着脱プレート35a〜35dが調理部をなし、そのまわりに位置することになる枠状基部2が調理部のまわりの保温部18やガード壁20をなして、従来通りの形態の調理盤100の機能を発揮できるようにした上、調理部をなす着脱プレート35a〜35dを枠状基部2に対し着脱できるようにすることによって、表裏を切り換え使用できるようになり、1枚の着脱プレート35dなどのように表裏を異なった調理面3d、3eなどとしてプレート数に対する調理の種類数を倍増することができ、多種類の調理に使い分けるのに好適である。
同時に、調理部をなす複数枚の着脱プレート35a〜35dを着脱、交換して使い分けてさらに調理の種類数をさらに増加することができるし、その着脱し交換する部分が従来の場合と同様な形態の調理盤100における底部の保温部18などを省いた調理部だけになるので小さく軽量であり、これを複数組合せ備えそれら必要部材を重ね合わせて持ち運んだり収納したりするにも重量が軽減し、取り扱いやすくなる。また、それら重ね合わされた着脱プレート35a〜35dの中から1枚を選択し、枠状基部2、外装ケース5など必要なものと共に抜き出して使用し、着脱プレート35a〜35dの残りのものを控え置くのも容易に行えるなど、着脱プレート35a〜35dの使い分け枚数を多くするのに好適である。
なお、図1〜図5に示す着脱プレート35aの調理面3aと、図6〜図8に示す着脱プレート35bの調理面3bとは、それぞれ凹凸面4を持った焼肉用のものであるが、凹凸面4における凸部4aと、凹部4bを切除した切除孔4cとの設け方が異なり、ヒータ1による加熱条件に差がある。図10〜図13に示す着脱プレート35cの調理面3cは、たこ焼き凹部35c1を一面に持ったたこ焼き用のものである。以上の各着脱プレート35a〜35cのそれぞれはアルミニウムなどの金属製であり、アルミニウム製とする場合は表面にフッ素コーティングを施したり、耐磨耗性、遠赤外線放射性を有したチタンなどの金属物質を溶射するなどの表面処理が行われる。図14〜図18に示す着脱プレート35dは凹凸面4を持った焼肉用であり、調理面3eは平板であって野菜炒め、お好み焼き、焼きそばなどの各種鉄板焼きに適するが、着脱プレート35dが陶器であることにより陶板焼きの調理が行える。
もっとも、着脱プレート35a〜35dは、他の調理面を持った他の着脱プレートを含め、使い分ける枚数、調理の種類は自由であり、メーカー側は多種類提供できるようにしておいて、ユーザーが好みに応じて選択できるようにすると好適である。また、後に補充することができるし、傷んだような場合に買い換えられるようにもできる。
また、複数の調理面3a〜3eを提供する複数の着脱プレート35a〜35dなどを枠状基部2の穴36部に着脱できるように支持するのに、図2、図3に示すように、着脱プレート35a〜35d側の段部137またはおよび穴36側の段部37にて上方から嵌め合わせてあり、この段部37またはおよび137を利用した嵌め合わせ部によって着脱プレート35a〜35dなどを穴36部に対し位置決めすることができ、着脱プレート35a〜35dのガタツキ、使用中や持ち運び中の不用意な滑り外れなどを防止することができる。このような位置決めは着脱プレート35a〜35dなどの側に設ける段部137だけによっても達成することができるし、少なくとも穴36部側に段部37があるだけでも、枠状基部2とそれに支持した着脱プレート35a〜35dなどとをほぼ同一平面に位置するように落とし込んで支持することができる。
さらに詳細に説明すると、図1に示すように、調理盤100は調理面3aに凹凸面4が設けられて、上記のようにヒータ1により下方から加熱されるのに併せ、着脱できるように外装ケース5などに備えられる。外装ケース5は合成樹脂製であって、給電用の接続部6を持ったヒータ1とその上に配置する調理盤100とを個別に着脱できるように上方から受け入れる。外装ケース5はヒータ1および調理盤100をまわりの載置面や使用者に対する熱的なガードの役目をするように、ヒータ1を格納し、その上の調理盤100の口縁近くまで断熱空間7を残して覆う大きさおよび深さを持ち、自身の口縁から側方に延びて下方に向かうサブガード部8を持ち、平面より見た矩形形状における短辺部のサブガード部8の側方への張り出し量を図3に示す長辺部よりも図2に示すように大きく設定することにより、手を掛けて全体を持ち運びする取っ手9としてある。
また、外装ケース5の内側には金属製の遮熱板10を外装ケース5の内面から浮かせて支持し、この遮熱板10によって外装ケース5に対してヒータ1からの一重の熱的ガードを行い、外装ケース5の回りに対しては二重の熱的ガードを行うようにしている。遮熱板10は底部に放熱孔付きのスペーサ11を介して合成樹脂製の断熱脚12をねじ13により取付け、この断熱脚12を外装ケース5の底部に一体成形された凹部14に嵌め合わせることにより、外装ケース5の内面に対して全体が浮くように位置決め支持している。従って、遮熱板10は外装ケース5から着脱でき、載置位置ではヒータ1を格納し、その上の調理盤100を外装ケース5よりもさらに上まで覆う大きさおよび深さを有している。外装ケース5の底部には脚15が一体成形され載置面に凹凸があっても安定に載置できるようにするとともに、載置面との間にできる空間16によっても載置面に対する熱的なガードを行う。これによって、外装ケース5の底部に図2、図3に示すような抜き孔17を設けても載置面に対するヒータ1の熱的安全が図られ、材料の削減と軽量化を達成する。
ヒータ1は図1に示すように調理盤100の調理面3aにおける凹凸面4の範囲には調理面3aの短辺方向の4箇所を長辺方向に縦断し、凹凸面4を挟むように長辺方向の両側に設けられた保温部18では前記4箇所のヒータ1が1本に繋がる折れ曲がり部として、保温部18を縦断することなく、言い換えれば行き渡り率が凹凸面4よりも低くなるようにしてある。これにより、ヒータ1の全長で均一な発熱容量を持った1本の単純なヒータ1を用いても、保温部18では凹凸面4におけるような高温加熱とならないようにすることができる。ヒータ1は図1、図2に示すように、遮熱板10の底部を切り起こすか、溶接などして設けた二股支持部21によって下方から受けられ、位置決めされるのに併せ、接続部6が外装ケース5の取っ手9の長手方向の中央部に設けられた凹部22に位置決め係合部23を持って上方から嵌め合わされて位置決め支持されている。これによってヒータ1は接続部6と一体になって着脱できるし、取付け時は所定の位置に位置決めされ安定する。
調理盤100は以上のようにして載置して支持されたヒータ1の上に載せられてヒータ1の上に接して安定し、着脱できるように支持される。調理盤100の短辺部の中央部に側方へ張り出す合成樹脂製の取っ手24が設けられ、この取っ手24が外装ケース5の取っ手9の中央部に前記凹部22よりも幅広く設けられた凹部25内に嵌り合い、外装ケース5の取っ手9と面一になるように位置合わせすることで調理盤100は外装ケース5およびヒータ1に対し所定の位置となる。
接続部6は電源コード26を持った給電・温度調節具27の雌型の給電端子27aに嵌り合うヒータ端子28を持ち、接続部6の孔29に給電・温度調節具27を受け入れてそれらの接続が行われるのと同時に、給電・温度調節具27から突出している感熱棒31が調理盤100の被検知部に下方から対向ないしは接触するようになっている。従って、感熱棒31は調理盤100が単独で着脱されるのを損なわない。なお、ヒータ1の適正な装着がないとピン32がばねにて孔29内に突出して給電・温度調節具27の装着を阻止し、調理盤100の装着がないとシャッタ33がばねによって感熱棒31の進入路を塞ぐので、ヒータ1および調理盤100の双方が装着されていないと給電できない。遮熱板10が装着されないとヒータ1を支持できないので、そのような安全対策は要らないが必要に応じて行ってもよい。
調理盤100の枠状基部2における穴36の段部37は着脱プレート35a〜35dが調理盤100の保温部18を形成する底部と同じ肉厚を持ったものを保温部18よりもやや低くなるように支持してヒータ1に接触させ、保温部18はヒータ1から若干離れることにより、ヒータ1からの加熱が弱まって前記ヒータ1の配置形状および位置と相まって、保温に適した温度を保つようにしてある。このような調理盤100の部分的な着脱できる着脱プレート35a〜35dなどは、汚れやすい凹凸面4の丸洗いを容易にするし、調理盤100の他の部分と別な材料にして保温部18との温度差を与えることもできる。
図1〜図13に示す着脱プレート35a〜35cには着脱のための小さな取っ手38を調理面3a〜3eから突出するように一体成形してあり、これを把持することで容易に着脱できる。また、図14〜図18に示す着脱プレート35dには図17、図18に示すように穴36の口縁から内側に外れる切り欠き部を設けて指掛かり部101を形成している。このように着脱プレート35dの輪郭形状による指掛かり部101は陶板製である着脱プレート35dであっても容易に、かつ耐久性に問題なく形成することができるし、この切り欠き形状によって着脱プレート35dと枠状基部2の穴36の口縁との間に油落とし連絡部102をも形成することができる。この指掛かり部101による油落とし連絡部102によって、調理中の余分な油や不要なものを必要に応じて調理盤100の下に落とし込みそれらが調理や調理物の見栄えを損なったりするようなことを防止することができる。また、油落とし連絡部102は指掛かり部101に掛ける指に対する逃げ部となるので、指掛かり部101に手指を掛けて着脱プレート35dを容易に取り外せる。
なお、このような着脱プレート35dと穴36との関係は、着脱プレート35dが図17、図18に示す矢印の方向に移動する遊びを持つことになる。しかし、遊び分一杯に着脱プレート35dが偏り、この偏った側の油落とし連絡部102が塞がれても、他方の側の油落とし連絡部102は塞がれないし、開口幅が増大するので、油落とし機能に支障はない。もっとも、油落とし連絡部102を着脱プレート35dの両側に残すように着脱プレート35dの遊びを規制することもできる。また、前記偏りによって着脱プレート35dが穴36から脱落しないような嵌り合いや引っ掛かり合いの関係が崩れない関係とすることも必要である。
図1〜図5に示す着脱プレート35aおよび図6〜図8に示す着脱プレート35bの各調理面3a、3bは、本出願人が先に提供した電気調理盤よりも肉などをさらに美味しく焼き上げられるようにしている。先ず、図1〜図5に示す着脱プレート35aの場合について述べる。図4、図5に示すように凹凸面4の凹部4bにこの凹部4bを切除した切除孔4cを設けると共に、調理盤100の下に切除孔4cからの落ち物を受ける受け皿41を設けてある。受け皿41はヒータ1に近いので金属製のものが好適であるが、セラミックなどとすることもできる。もっとも、受け皿41を遮熱板10を共用することもできる。
凹凸面4を持った焼き物調理部分である着脱プレート35aは、前記切除孔4cがある分だけ全体の熱容量が低減し、その分だけヒータ1から伝導される熱は凸部4aに集中しやすくなる。これによって、凸部4aはより速くより高温になり、その熱を凸部4aのボリュームによって蓄熱しながらも、切除孔4cによってまわりから切り離されてスリムになっている分だけ接しているもの、つまり肉などの調理物に熱を奪われやすいので、ヒータ1の熱を調理物に効率よく移行させて肉などの接している部分を十分に加熱し、また、その加熱が隣接部分にも及びやすくなる。
これに併せ、切除孔4cはヒータ1の着脱プレート35aと接触していない部分からまわりに発散している輻射熱が着脱プレート35aを含む調理盤100の下に熱気として篭るのを調理盤100の特に凹凸面4を持った調理面3aの上に上昇させて肉などの凸部4aに接している部分の間、つまり接していない部分に及ぶようにし、前記凸部4aによる加熱が及ぶことと相まって、凸部4a間でも肉などをより高温で加熱することができる。
これらによって、肉などの焼き上がりを網焼きの場合に近づけることができるし、凸部4aの間隔は従来よりも広くとれるのでさらに清掃しやすいものとなる。具体的には図4にカッコ付きの数字で示す従来の寸法14mmよりも2mm広い16mmに設定した。また、凹部4bの切除孔4cは肉からの脂を下に落とすがこれを下の受け皿41で受けて処理でき、逆に、凹部4bに溜まった脂が焼けて油煙を発生させるのを抑えられる上、凸部4aを低くかつピッチを大きくしてもよいことと、切除孔4cがあることとによって全体に材料を削減し軽量化することができる。具体的には高さは図4にカッコ付きの数字で示す5mmであったのを1mm低い4mmに設定した。
以上から、切除孔4cは凸部4aとほぼ同等な分布で設けるのが好適である。従って、凹凸面4が凸条4aと凹条4bが交互に並んで作るものであるとき、切除孔4cは凸条4aにほぼ対応する長さで設けるのが好適である。図1、図5はこのような場合の配列例を示している。凸部4aおよび凹部4bは条をなさない形態でもよいし、条をなしていても円形や角形の環状であったり、中央において角部が調理盤100の長辺および短辺の中央部に対向する角形や菱形をなした凸部4aまたは凹部4bから始まって外方に向けて相似形をなして凹凸面4が連続するようにもでき、その配列パターンは種々に設定できる。
さらに、図1、図3、図5に示すように、凹条4bに設ける切除孔4cはその長手方向に複数に区分して設け、図1、図3に示すようにこの区分した不連続部分4dに対応する調理盤100の特に着脱プレート35aの下にヒータ1が位置するようにしてある。これにより、切除孔4cから落ちた脂がヒータ1に掛かって焼け煙や炎が発生するのを防止することができる。本実施例では、凸条4aおよび凹条4bは調理盤100の短辺に並行になる向きに形成して、途中前記ヒータ1が通る4ヶ所にて区分する不連続部分4dを設けてある。もっとも、ヒータ1が通らないところにも不連続部分を設けることはできる。また、凸条4aも凹条4bと同じように区分して形成してあり、ヒータ1が位置する部分での加熱を行わないので、凸条4aの下にヒータ1があって、ヒータ1がない部分との加熱条件に大きな差が出ないようにすることができる。しかし、凸条4aは特に区分して設けなくてもよい。
また、図4、図5に示すように、切除孔4cと凸部ないしは凸条4aの立ち上がり基部との間に平坦部42を設けてある。このような平坦部42は、凸条4aまわりのボリュームを凸条4aの適正な大きさを変えないで調整し、放熱と蓄熱のバランスを調整することができる。
また、図4に示すように凸部ないしは凸条4aの調理盤100の中央に向く正面4fが背面4g側に傾斜する角度よりも、背面4gが調理盤100の中央に向く正面4f側に傾斜する角度の方を大きくしてある。具体的には、図4に示してあるように正面4fの傾斜が4°であるのに対し、背面4gの傾斜が25°に設定してある。これにより、凸部ないしは凸条4a間に落ちる脂が水分と混ざって飛び散るようなときに、凸部ないしは凸条4a間が調理盤100の中央側に脂を飛散させるように案内するので、脂が調理盤100外に飛散するのを防止することができる。これは上記したどのような配列においても同様に適用される。背面4gの傾斜が大きいとその分だけ凸条4aの基部幅が増大して熱容量が増大し凸条4aでの放熱を抑えやすくなる。
なお、凹凸面4の凹凸の繰り返し方向に見て、凸部ないし凸条4aの配列ピッチ>凹部ないし凹条4bの幅>切除孔4cの大きさ、および凸部ないし凸条4aの上端幅>凸部ないし凸条4aの高さ>調理盤100の肉厚、の寸法関係に設定して、調理盤100の前記蓄熱と放熱のバランスを肉などの加熱調理に好適なように設定することができる。1つの具体例を図4に示してあり、凸部ないし凸条4aの配列ピッチ16mm>凹部ないし凹条4bの幅7mm>切除孔4cの大きさ、および凸部ないし凸条4aの上端幅5mm>凸部ないし凸条4aの高さ4mm>調理盤100の肉厚3mmとなっている。
さらに、図4に示すように着脱プレート35aの裏面には載置脚104が一体成形されており、使用後の着脱プレート35aをどこかに載置するにも着脱プレート35aを載置面から浮かせるので熱影響をほとんど与えないようにすることができるし、使用後の着脱プレート35aが冷めやすくなる。また、このような載置脚104は穴36の開口との位置関係によって着脱プレート35aを位置決めする凸部ともなり、着脱プレート35a側の段部137および穴36側の段部37のいずれもそのような位置決めのためには不要になる。着脱プレート35aが反転して取り扱われ、また使用される場合取っ手38も載置脚104と同様に働く。
次に図6〜図9に示す着脱プレート35bにつき述べる。調理面3bに凹凸面4が設けられた調理盤100をヒータ1により下方から加熱し、また着脱できるように備え、凹凸面4の凹部4bにこの凹部4bを切除した切除孔4cを凸部4aよりも少ない分布で設けると共に、調理盤100の下に切除孔4cからの落ち物を受ける受け皿41を設けた場合の一例を示している。このようにすると、切除孔4cの分布が凸部4aと同等な場合よりも凸部4aの放熱を抑えて、凸部4aによる調理物の直接加熱効果を高められる。
凹部4bを凸部4aの分布よりも少なくするのに本実施例では、切除孔4cを持たない凹部ないしは凹条4bを切除孔4cを持った凹条4bの間に一定の間隔で設けてあり、切除孔4cを持たない凹条4bは、例えば、切除孔4cを持った凹条4bよりも少ない態様、および凸部または凸条4aの連続に対し、凹部または凹条4bが不連続な態様を採用している。また、ヒータ1は調理盤100の切除孔4cを持たない凹部または凹条4bの下に位置していることにより、上記の実施例の場合同様に切除孔4cから落ちる脂がヒータに掛かって焼けるようなことを防止することができる。
さらに、図8に示すように、凸部4aの側面である背面4gを切除孔4cの口縁の下端まで下方外向きに傾斜させてあることにより、凸部4aの背面4gと切除孔4cとの間に正面4f側のような段差面が形成されないため、凹部4bに落ちる脂が凸部4aの正面を途中で溜まることなく伝い落ちて切除孔4cの口縁下端まで達し、スムーズに受け皿に落ちるので、その分だけ脂が調理盤100によって加熱されて油煙を発生させることを防止することができる。
また、このような凸部4aの形態はその熱容量を大きくする作用も営み、その分だけ高さを低くしても熱容量が低下しない。このため、本実施例では調理盤100の板厚を3mm、凸部4aの高さを3mmとしてある。他の寸法関係は図に示すとおりである。
図10〜図13に示す着脱プレート35cは、調理面3cの外周部に調理面3cから立ち上がる環状に連続した周壁106を一体形成している。これによって、調理面に流動性のよい調理材料を投入したり、敷いたりするのに、これら材料が着脱プレート35cの外回りに流れ出すのを阻止し、枠状基部2側や枠状基部2と着脱プレート35cの間から枠状基部2の下側、つまり調理盤100の下側などに及んで汚したり無駄になったりするようなことを防止することができる。従って、着脱プレート35cがたこ焼き用である場合のほか、お好み焼き、卵焼き用のものなども含め好適である。
周壁106は取っ手38を共用することができるが、取っ手38を共用するのに図10、図11に示すように一部で背を高くしたり、全体を高くしたりしてより把持しやすくすることもできる。この実施例では両側の2箇所を高くして2つの取っ手38を形成している。
このような両側に取っ手38を設けた着脱プレート35cの調理面3cに図14〜図18に示すような着脱プレート35dを重ねるような場合、図10に示すように双方の取っ手38と切り欠きによる指掛かり部101とを対向させることにより、両者が嵌り合って干渉せず、着脱プレート35c、35dどうしの重ね合わせの邪魔になるようなことを防止することができる。
この場合の着脱プレート35cにおける取っ手38には図11〜図13に示すように、その基部に段部108を設けることにより、着脱プレート35dにおける指掛かり部101を嵌め合わせるようにして着脱プレート35dを着脱プレートcに重ねることで、この着脱プレート35dを図10に示すように前記段部108で受け止めて、着脱プレート35dの支持高さを規制することができ、この規制によって着脱プレート35c、35dどうしが接触し合って傷付け合うようなことを防止することができる。従って、着脱プレート35dは陶板であるが、着脱プレート35cの調理面3cがフッ素コーティングされるなどした弱い部分となっているような場合に好適である。
さらに、着脱プレート35cの裏面の外周部には、図10、図11、図13に示すような載置脚111を一体形成している。この載置脚111は図10に示すようにたこ焼き凹部35c1の底部よりも少し下方に突出している。これによって、着脱プレート35cを載置脚111によって平坦面に載置してもたこ焼き凹部35c1は平坦面から浮いた状態になり、たこ焼き凹部35c1が配点面に当たったり、接触したりして変形したり傷が付くようなことを防止することができる。
図14〜図18に示す着脱プレート35dは、表裏の調理面3d、3eを使い分けるために、穴36との嵌め合わせのための段部137が表裏の外周に設けられている。調理面3dの凹凸面4は図1〜図9に示す例のような凹部4bの切除孔4cは形成していないし、図14〜図16に示すように凹凸の形状やピッチも異なっている。従って、着脱プレート35dが陶板であることと相まって図1〜図9に示す例の着脱プレート35a、35bの場合と加熱条件が異なる。図14〜図18に示す例では凹凸面4はその凸部4aや凹部4bが前記切り欠きによる左右の指掛かり部101に亘って連続して形成され、指掛かり部101が穴36との間に形成する油落とし連絡部102へ油などを落としやすくしている。また、平板である調理面3eにも外周に周壁106を形成している。
なお、着脱プレート35dなどを枠状基部2の穴36部に載置して支持するのに、図14に示すように穴36の口縁に形成した複数の凸部113によって部分的に支持して浮かせるか、あるいは断熱部材を介して支持することにより、着脱プレート35dなどがヒータ1によって加熱されている熱が枠状基部2側に伝達されるようなことを防止するので、ヒータ1からの輻射熱などにて枠状基部2の保温部18である底部が保温に適した程度には昇温するが、ガード壁20の昇温は底部よりもさらに抑えられて使用者が触れたときの感じる熱さを軽減し安全性が向上する。しかも、着脱プレート35dなどは他へ熱が逃げにくい分調理に有効利用することができ、加熱効率が向上し省エネルギーに貢献する。
図19〜図22に示す着脱プレート35eは陶板で、図14〜図18に示す着脱プレート35dの変形例であるが、片側だけを平板の調理面3fとして使用するもので、その周縁の両側に、具体的には対角位置寄りの部分に、穴36部に支持された状態にて穴36の口縁から上方に浮き上がるように局部的に曲がるだけの、やはり成形しやすく損傷しにくい形態の指掛かり部115を形成してある。これによっても、油落とし連絡部102を形成することができる。また、指掛かり部115は前記穴36の口縁から浮き上がるので、指などを引っ掛けて簡単に持ち上げ、取り外すことができる。従って、丸洗いや交換に便利である。
また、指掛かり部115を設けない向きの両側には図10〜図13に示す着脱プレート35cの取っ手38との干渉をさけ、また支持高さを規制されるための切り欠き部121を形成している。
図23〜図26に示す着脱プレート35fは、図6〜図8に示す着脱プレート35bの変形例で、着脱プレート35bの調理面3bとほぼ同じ調理面3gおよび構造を有している。しかし、取っ手38の上端部に滑り止め凸部38aを形成してある。これにより、取っ手38が小さく立ち上がるだけのものであっても、それを把持する手指が滑り止め凸部38aに引っ掛かって滑らないので、着脱プレート35fを着脱しやすくなる。また、滑り止め凸部38aは取っ手38の外面側に形成するので、着脱プレート35fと一体成形するにも型抜きが楽になる。もっとも、取っ手38の設け方は自由であって後付けするようなものにすると形状の選択が自由になる。滑り止め凸部38aに代えてローレットを施すなどした他の態様の滑り止めを形成することもできる。
さらに、図26に示すように着脱プレート35fを枠状基部2における穴36部で支持するのに、穴36の口縁に形成した上向きの尖端36aで受け止め支持するようにすると、非接触支持の状態に近くなり、断熱材を介した複雑な支持をしなくても、着脱プレート35fから枠状基部2側への熱伝導を十分に抑制することができる。
図27、図28に示す電気調理盤は、たこ焼き用の着脱プレート35cを支持した状態で示しているが、それを支持している枠状基部2の変形例である。穴36のまわりの保温部18に対向する段部37に沿って上向きの凸部131を形成している。これにより、調理盤100における保温部18を持った側からは段部37と着脱プレート35cなどとの嵌り具合に視線が届きやすいが、凸部131によってその視線を遮断することによって、着脱プレート35cと枠状基部2との嵌り合い境界部に汚れが溜まったり、着脱プレート35cが熱変形してあるいは異物が噛んで一部や全体が浮いていたりするのが目立たないようにすることができる。他の構造および奏する作用は図1〜図3に示す電気調理盤の場合と特に変わるところなはく、重複する図示および説明は省略する。
図29〜図33に示す電気調理盤は、たこ焼き用の着脱プレート35cを支持した枠状基部2のいま1つの変形例である。この枠状基部2は底部下面の穴36のまわり4箇所に載置脚141を一体形成している。これによって、使用後の枠状基部2をどこかに載置するにも枠状基部2を載置面から浮かせるので熱影響をほとんど与えないようにすることができるし、使用後の枠状基部2が冷めやすくなる。また、このような載置脚104は支持している着脱プレート35a〜35dなども同様に載置面から浮かせて同様な熱的保護などを発揮することもできる。
もっとも、たこ焼き凹部35c1を持った着脱プレート35cを含めて同様な熱的保護を図る場合は、図31に示すように着脱プレート35cの全体を浮かせるだけの載置脚142を設ける必要がある。
このように枠状基部2を載置したときそれに支持している着脱プレート35cなどを載置面から浮かせると、前記熱的保護のほかに、着脱プレート35cなどが載置面に当たったり、接触したりして傷付けあうようなことを防止することができるし、着脱プレート35cなどが載置面によって持ち上げられて穴36部から浮いてしまい、枠状基部2を持ち上げたときに着脱プレート35cなどが穴36の段部37に嵌らずがたついたり、滑り外れるような不都合を回避することができる。
なお、穴36の段部に沿って設ける凸部131は図32に示すように環状に連続している。これによって、凸部131による視線遮断効果は全周に及ぶし、これの高さによっては、調理面3cなどから材料や油などが流れ出すようなことがあっても、これが枠状基部2の側に及ぶのを阻止するようにもできる。
図34に示す例は、調理盤100におけるたこ焼き用の着脱プレート35cの変形例である。図34に示すように着脱プレート35は周壁106を持っているが、枠状基部2の保温部18を有していない側は特に高さを高くして把持しやすい広く高い取っ手38を形成するとともに、この広く高い把手38によって調理盤100の保温部18がなく外側に近い側方への油脂の飛び散りを防止できるようにしている。これによって、取っ手38に対応する部分では枠状基部2の側のガード壁20を省略することもできる。
本発明は、ヒータからの熱により主として焼き物調理をする電気調理盤に実用でき、複数種類の調理をするのに便利となる。
本発明に係る電気調理盤の1つの実施例を凹凸調理面を有した着脱プレートを支持した状態で示す平面図である。 図1の電気調理盤の長辺方向の断面図である。 図1の調理盤の短辺方向の半部を示す断面図である。 図1の調理盤における着脱プレートの一端側の断面図である。 図4の着脱プレート部分の半部を示す平面図である。 別の凹凸調理面を持った着脱プレートの平面図である。 図6の着脱プレートの長手方向で見た断面図である。 図6の調理盤の長手方向に直角な向きで見た断面図である。 図6の着脱プレートの一部の断面図である。 調理面にたこ焼き凹部を持った着脱プレートの断面図である。 図10の着脱プレートの別の位置での一部の断面図である。 図10の着脱プレートの半部の平面図である。 図10の着脱プレートの半部の下面図である。 凹凸調理面と平板調理面とを表裏両側に持った陶板製の着脱プレートの断面図である。 図14の着脱プレートの凹凸面の一部の拡大断面図である。 図14の着脱プレートの違った向きでの断面図である。 図14の着脱プレートの平面図である。 陶板製の着脱プレートの変形例を示す平面図である。 図18の着脱プレートの下面図である。 陶板製の着脱プレートの今1つの変形例を示す平面図である。 図20の着脱プレートの半部を断面して見た側面図である。 図20の着脱プレートの指掛かり部での断面図である。 凹凸調理面を持った着脱プレートの変形例を示す平面図である。 図23の着脱プレートの半部の下面図である。 図23の着脱プレートの断面図である。 図23の着脱プレートの違った向きでの断面図である。 着脱プレートを支持する枠状基部の変形例を示す電気調理盤の断面図である。 図27の電気調理盤の平面図である。 着脱プレートを支持する今1つの枠状基部の変形例を示す電気調理盤の断面図である。 図29の電気調理盤の違った向きでの半部の断面図である。 図29の枠状基部の断面図である。 図29の枠状基部の半部の平面図である。 図29の枠状基部の半部の下面図である。 調理面にたこ焼き凹部を持った着脱プレートの斜視図である。
符号の説明
1 ヒータ
100 調理盤
2 枠状基部
3a〜3f 調理面
4 凹凸面
35a〜35f 着脱プレート
35c1 たこ焼き凹部
36 穴
37、137 段部

Claims (1)

  1. ヒータにより加熱される調理盤によって焼き物調理を行う多目的電気調理盤において、
    調理盤は、複数の調理面を提供する1ないし複数の着脱プレートと、この着脱プレートを、穴部に、着脱プレートの外周下面側を切欠いた下向き段部および穴部内周上面側を切欠いた上向き段部を利用して上方から互いの上面がほぼ同一平面に位置するように嵌め合せて着脱できるように支持し、穴を通じたヒータによる加熱と上向き調理面による調理とに供する枠状基部と、を組合せ備えたことを特徴とする多目的電気調理盤。
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