JP3758770B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の鉗子チャンネルが設けられた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
一つの内視鏡に処置具類を挿通するための鉗子チャンネルが複数設けられる場合、鉗子チャンネルの太さ(内径)が同じであれば問題ないが、太さが異なる場合には、挿通する処置具を間違えて処置具を破損させるおそれが生じる。
【0003】
そこで従来は、太さが異なる複数の鉗子チャンネルの各入口の近傍に、色が相違する指標を設け、その指標の色によって鉗子チャンネルの大小を判別するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般に内視鏡検査室内は薄暗いので、指標の色の判別を行うのが困難な場合がある。また、その機器に慣れていない場合には、どの色がどの太さの鉗子チャンネルを意味するのか判らなくなってしまう場合もある。そのため、術者がいらいらしたり、鉗子チャンネルに対する処置具の選択を間違えて、処置具を破損させてしまうことがあった。
【0005】
そこで本発明は、複数設けられた鉗子チャンネルの太さを誰でもが容易かつ的確に判別することができる内視鏡を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡は、内径の大きさが異なる複数の鉗子チャンネルが設けられた内視鏡において、上記複数の鉗子チャンネルの入口近傍に、各鉗子チャンネルの内径の大小に対応して大きさの異なる指標を設けたことを特徴とする。なお、上記指標の色があい異なっていてもよい。
【0007】
また、本発明の内視鏡は、内径寸法が異なる複数の鉗子チャンネルが設けられた内視鏡において、上記複数の鉗子チャンネルの入口近傍に、各々の鉗子チャンネルの内径寸法を表示する数字で形成された指標を設けたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の内視鏡は、内径寸法が異なる複数の鉗子チャンネルが設けられた内視鏡において、上記複数の鉗子チャンネルの入口近傍に、各々の鉗子チャンネルの内径寸法の大小を表示する記号で形成された指標を設けたことを特徴とする。
【0009】
なお、上記各鉗子チャンネルを選択的に吸引装置に接続させるための切り換え操作部材が設けられていて、上記指標が、上記切り換え操作部材による切り換え状態を示すための指標を兼ねていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図4において、内視鏡の操作部1のグリップ部2の上方前部には、吸引操作弁3と送気送水操作弁4とが並んで配置され、右側面部には湾曲操作ノブ5が配置されている。
【0011】
8は可撓性のある挿入部であり、内径の大きい鉗子チャンネル11と内径の小さい鉗子チャンネル12の二本の鉗子チャンネルが、図示されていない先端部まで挿通配置されている。
【0012】
挿入部8と操作部1との連結部7には、鉗子等の処置具を挿入するための二つの鉗子挿入口9,10が、接近して並んで少し前傾して突出形成されていて、2本の鉗子チャンネル11,12に連通接続されている。9a及び10aは、鉗子挿入口9,10に取り付けられたゴム製の鉗子栓である。
【0013】
13は、2本の鉗子チャンネル11,12のいずれか一方又は両方を、図示されていない吸引装置に選択的に連通させるための吸引管路切換機構であり、鉗子挿入口9,10部の直下に一体的に設けられている。その前側の表面には、吸引管路切換機構13の切換操作を行うための操作つまみ14が、回転自在に取り付けられている。
【0014】
図5は、吸引管路切換機構13内の構造を示しており、操作つまみ14に連結された切換弁21が、台座22内に回転自在に嵌装されていて、その中心軸部は、吸引操作弁3に連通する吸引連通孔23になっている。
【0015】
台座22には、各鉗子挿入口9,10と鉗子チャンネル11,12とを真っ直ぐに連通接続する鉗子挿通路25,26が形成されており、切換弁21と各鉗子挿通路25,26との間に連通路28,29が形成されている。
【0016】
その結果、操作つまみ14で切換弁21を回転させることによって、吸引連通孔23と鉗子挿通路25,26との間の連通状態(即ち、吸引操作弁3と鉗子チャンネル11,12との間の連通状態)を切り換えることができる。
【0017】
切換弁21は、扇形に対称に2カ所が切り欠かれており、図5に示される状態では、二つの鉗子チャンネル11,12が共に吸引操作弁3に連通している。そして切換弁21を回転させれば、いずれか一方の鉗子チャンネル11,12だけを吸引操作弁3に連通させることができる。
【0018】
図4に戻って、近接して配置された鉗子挿入口9,10と操作つまみ14との間の外装カバーの表面には、二つの鉗子挿入口9,10が連通する鉗子チャンネル11,12の内径の大小を表示する指標30が、外側から見えるように配置されている。
【0019】
図1は、その部分だけを拡大して示しており、内径の大きな鉗子チャンネル11に通じる鉗子挿入口9側には径の大きな円形の指標30aが印され、内径の小さな鉗子チャンネル12に通じる鉗子挿入口12側には径の小さな円形の指標30bが印されている。
【0020】
したがって、鉗子挿入口9,10に処置具を挿入する場合に、指標30を一目見れば、二つの鉗子挿入口9,10のどちらが内径の大きな鉗子チャンネル11に連通し、どちらが内径の小さな鉗子チャンネル12に連通しているのかを、即座に間違いなく判別することができる。
【0021】
この指標30は、両鉗子挿入口9,10の中間の位置に大小の指標30a,30bが一つずつ並んで配置され、そこから両側に離れた位置に、大小の各指標30a,30bが配置されている。
【0022】
その結果、図1に示されるように、操作つまみ14が中央の大小二つの指標30a,30bの方に向いているときは、大小二つの鉗子チャンネル11,12が吸引操作弁3に連通し、両鉗子チャンネル11,12を通じて同時に吸引を行うことができる。
【0023】
そして、図2に示されるように、操作つまみ14が左端の大きな指標30aの方に向いているときは、内径の大きい鉗子チャンネル11が吸引操作弁3に連通し、その鉗子チャンネル11を通じて吸引を行うことができる。
【0024】
また、図3に示されるように、操作つまみ14が右端の小さな指標30bの方に向いているときは、内径の小さな鉗子チャンネル12が吸引操作弁3に連通し、その鉗子チャンネル12を通じて吸引を行うことができる。
【0025】
図6、図7及び図8は、本発明の第2の実施の形態を示しており、第1の実施の形態と同様の指標30を、大きい指標30aと小さい指標30bとで色を異ならせたものである。このようにすると、大きい指標30aと小さい指標30bの相違を、より明確に判別することができる。
【0026】
図9、図10及び図11は、本発明の第3の実施の形態を示しており、指標30として、鉗子チャンネルの内径寸法そのものを示す数字を第1の実施の形態の指標と同じ位置に配置したものである。
【0027】
この実施の形態では、二本の鉗子チャンネル11,12の内径寸法が4mmと3mmなので、それを「4」と「3」の数字で示してある。鉗子チャンネル11,12の内径寸法が例えば3.8mmと2.8mmの場合には、「3.8」と「2.8」の数字で表示すればよい。
【0028】
図12、図13及び図14は、本発明の第4の実施の形態を示しており、指標30として、内径の大きな鉗子チャンネル11側には「Large」の意味としての「L」の記号を、そして内径の小さな鉗子チャンネル11側には「Small」の意味としての「S」の記号を、第1の実施の形態の指標と同じ位置に配置したものである。
【0029】
このように、指標30として、意味が明瞭な数字や記号等を用いても、指標30を一目見れば、鉗子チャンネル11,12の太さを一目で間違いなく判別することができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば鉗子チャンネルが3本以上設けられた内視鏡に適用することもできる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、複数設けられた各鉗子チャンネルの内径の大小に対応して大きさの異なる指標を設け、又は各々の鉗子チャンネルの内径寸法を表示する数字で形成された指標を設け、或いは鉗子チャンネルの内径寸法の大小を表示する記号で形成された指標を設けたことにより、複数設けられた鉗子チャンネルの太さを誰でもが容易かつ的確に判別することができるので、内視鏡検査を行う術者がいらいらすることなく落ちついて検査を行うことができ、また処置具の誤挿入による破損等を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の操作部付近の外観図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の吸引管路切換機構部分の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態の指標部分の外観図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態の指標部分の外観図である。
【符号の説明】
9,10 鉗子挿入口
11,12 鉗子チャンネル
21 切換弁
23 吸引連通孔
30 指標
14 操作つまみ
Claims (1)
- 内径の大きさが異なる二つの鉗子チャンネルが設けられると共に、上記各鉗子チャンネルを選択的に吸引装置に接続させるための切り換え操作部材が設けられた内視鏡において、
上記内径の大きさが異なる二つの鉗子チャンネルに対応して大きさの異なる大小二種類の円形の指標を設け、
上記二つの鉗子チャンネルのうち内径の大きな鉗子チャンネルの入口近傍には上記大小二種類の円形の指標のうち大きな方の指標のみを設けて、内径の小さな鉗子チャンネルの入口近傍には小さな方の指標のみを設けると共に、上記二つの鉗子チャンネルの入口の中間部分には上記大小二種類の円形の指標を並べて設けて、
上記切り換え操作部材が上記内径の大きな鉗子チャンネルの入口近傍に設けられた大きな円形の指標の方に向けられた状態では上記内径の大きな鉗子チャンネルのみが上記吸引装置に接続され、上記切り換え操作部材が上記内径の小さな鉗子チャンネルの入口近傍に設けられた小さな円形の指標の方に向けられた状態では上記内径の小さな鉗子チャンネルのみが上記吸引装置に接続され、上記切り換え操作部材が上記二つの鉗子チャンネルの入口の中間部分の上記大小二つの円形の指標が並んで設けられた方に向けられた状態では上記二つの鉗子チャンネルが共に上記吸引装置に接続された状態になるようにしたことを特徴とする内視鏡。
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Applications Claiming Priority (1)
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1996
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