JP3759982B2 - 複製デバイス及び複製デバイスにおけるドキュメント複製ページ数減少方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタル複製デバイスの分野に関し、詳細には、媒体上の画像を変更する能力を有する複製デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ソース媒体をコピーするための低価格の方法は、光レンズゼログラフィ(静電写真法)である。光レンズゼログラフィは、ソース媒体が光で照射又は走査され、ソース媒体からの反射光がコピーレンズアセンブリを通って帯電された光導電性媒体に到達しソース媒体の画像に従って画像が形成され、次いでその画像が出力媒体に伝えられるというよく知られた方法である。光レンズゼログラフィックプロセスの特性は、ソース媒体上の画像と得られたコピー媒体とが同一であるか又はスケーリングされている(即ち拡大若しくは縮小されている)かのどちらかだということである。このことは大抵のコピーオペレーションにとっては許容できるものであるが、オリジナルと違うコピーを得ることが望ましい場合もある。例えば、校正やコメント用にシングルスペースのドキュメントを受け取った場合、コメント、修正、又は他の注釈を書き入れるために行間にスペースを設けることが役立つことがある。それとは逆に、コピーされるべき複数ページのドキュメントが、使用されないスペースを過度に有する場合には、使用されないスペースを省いてページを結合するのが望ましいこともある。
【0003】
従来の光レンズコピー技術を用いてこのような機能を実行することは困難である。しかしながら、ドキュメントを走査してそれを印刷の前にデジタル形態に変換する複製システムは、このような能力に対する下地がある。このようなシステムの1つは、「入力及び出力走査ステーションの間に中間記憶装置を有する複製走査システム(Reproduction Scanning System Having Intermediate Storage Between Input and Output Scanning Station)」と題された米国特許第4,302,782号(以後 '782特許と呼ぶ)に開示されている。 '782特許は、光走査技術を用いてドキュメント画像を得、印刷のために出力走査ステーションに伝送される前にそれを中間記憶装置に格納する複製システムを開示する。 '782特許のシステムはソース画像を拡大するように使用されることが可能である。しかしながら '782特許は、中間記憶装置に格納された画像データの操作については何も提示していない。
【0004】
「画像中のテキストの編集(Editing Text In An Image)」と題されたバグレイ(Bagley)他のヨーロッパ特許公開第434,930号は、キャラクタをコードに変換する必要なく、テキストをビットマップ表現で編集するシステムを開示する。ヨーロッパ特許公開第434,930号で開示されたシステムは、テキストの編集を前提としているが、シングルスペース又はダブルスペースに関する技術を示してはいない。さらにこの開示されたシステムは、コピー機又は他の複製デバイスにおける機能としてではなく、ビットマップ表現の内容をコンピュータのスクリーン上で見る場合の対話型エディタとして使用される。
【0005】
画像のビットマップ表現に基づくテキストの再編成は、「ワード画像の再配置によるテキスト特性の自動的変更(Automatically Changing Text Characteristics By Repositioning Word Images)」と題されたヨーロッパ特許公開第 0 585 073号で開示される。ヨーロッパ特許公開第 0 585 073号では、テキストに対する望ましい変更を指示する変更データに従って第1の画像データが変更される。ヨーロッパ特許公開第 0 585 073号で開示された技術は、本発明のアプリケーションには有効であり得ないワード(語句)画像に作用し、例えばイラストや写真等の画像、手書きのマーク、又はオリジナルの媒体上にあり得る他の非テキストマーキングを保持しない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
用紙を節約する特徴を有する複製デバイスを開示する。ドキュメントはしばしば、ダブル若しくはトリプルスペースになっている(例えば、注釈が書き込まれる編集バージョン等)。余分なスペースが必要でない時もしばしばある(例えば参照用であって注釈が書き入れられない場合等)。このような場合には、かかるドキュメントがコピーされると、この余分なスペースにより必要のない余計なページが生じることがよくある。本発明は、複数ページのドキュメントをコピーする時にテキストの行同士間のスペースの量を減らす手段により、用紙の節約を可能にする。用紙を節約することにより、ドキュメントのコピーを維持するための物理的記憶量を減少する付加的利益がもたらされる。
【0007】
本発明は、テキストの行同士間の不必要なスペースを削減することにより用紙を節約する。このように不必要なスペースは;複数ページを走査してビットマップ画像を作成し、テキストの行(複数)を表す複数のセグメントを識別するために該ビットマップ画像をセグメント化し、隣接するセグメント同士間の距離Xを識別し、テキストの行同士間のスペーシング(間隔)を減少させるセグメントスペシングファクタを識別し、距離Xとセグメントスペーシングファクタとに基づく距離だけセグメントが離間されるように印刷ページメモリ中にセグメントをレイアウトし、該ページメモリの内容をプリントアウトする;ことにより減少される。
【0008】
本発明の一態様は、複製デバイスであって;セグメントスペーシング減少ファクタをユーザに特定させるための入力手段を含み、前記セグメントスペーシング減少ファクタが、ユーザにより特定された媒体のコピー上での複数のセグメント同士間のスペーシングを示し;媒体の内容をビットマップ表現に変換するためのスキャナエレメントを含み;結合されたビットマップ表現を格納するためのプリントページ格納手段を含み;前記結合されたビットマップ表現を印刷するためのプリンタエレメントを含み;媒体の1つ以上のビットマップ表現を結合して、前記結合されたビットマップ表現を作成するための画像プロセッサを含み;該画像プロセッサが、媒体の第1のビットマップ表現と媒体の第2のビットマップ表現とを受信するための受信手段と、媒体の前記第1のビットマップ表現と媒体の前記第2のビットマップ表現とを複数のセグメントにセグメント化するためのセグメンテーション手段と、1組の隣接するセグメント同士間の距離Xを識別するための測定手段と、媒体の前記第1のビットマップ表現と媒体の前記第2のビットマップ表現の隣接するセグメント同士を、前記セグメントスペーシング減少ファクタと前記プリントページ格納手段における前記距離Xとに基づく距離だけ離間させてレイアウトするためのレイアウト手段と、を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明の別の態様は、複製デバイスにおいて複数ページのドキュメントを複製するのに必要なページ数を減少するための方法であり、前記複数ページのドキュメントが少なくともダブルスペースにされたテキストを有し、前記方法が、a)前記ドキュメントの第1ページと第2ページとを走査して、前記第1ページのビットマップ画像表現と前記第2ページのビットマップ画像表現とを作成するステップを含み、b)前記第1ページのビットマップ画像表現と前記第2ページのビットマップ画像表現とを一時記憶装置に格納するステップを含み、c)前記第1ページの前記ビットマップ画像表現と前記第2ページの前記ビットマップ画像表現とを複数のセグメントにセグメント化するステップを含み、d)各セグメントに対するセグメント識別子を格納するステップを含み、前記セグメント識別子が、前記一時記憶装置における前記セグメントに対する境界矩形の空間的座標を識別し、e)スペーシングファクタを生成するステップを含み、f)前記スペーシングファクタに従って印刷ページメモリにおいて前記複数のセグメントの各々をレイアウトし、結合された画像表現を作成するステップを含み、g)前記印刷ページメモリからの前記結合された画像表現を印刷するステップを含む、ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
複数ページのドキュメントのコピーを、テキストの行同士間のスペシング(間隔)を減少してページを結合するように作成し、ドキュメントのページ数を減少する複製デバイスを開示する。
【0011】
コピー機、ファクシミリ等の複製デバイスや、コンピュータシステムにおいて本発明を実行することができる。この好適な実施の形態の以下の記載は、本発明の主旨及び範囲を限定するものではないと意図される。述べられるアプリケーションは、ダブルスペースのテキストをシングルスペースのテキストに変更するものであるが、トリプルスペースのテキストをシングル半スペースやシングルスペースのテキストに変更することもできるということが、当業者には明らかであろう。さらに本発明は、縦書きのシステム(例えば日本語や中国語)や、主に図形のセグメントからなるドキュメントや図形セグメントと共にテキストを含むドキュメントにも適用されることが可能である。本発明は、別の機能の一部として実行されてもよい。例えば、可能な限り最小のコピーを作成するために、縮小機能に本発明が編入されることが可能である。かかる実行は、本発明の主旨及び範囲を逸脱するものではない。
【0012】
本発明の複製デバイスを図1を参照して説明する。図1を参照すると、処理装置101は、複製デバイスが必要とする種々の処理機能を実行する。処理装置101は、システムコントローラ102と画像プロセッサ103に分けられる。システムコントローラ102は、複製デバイスのオペレーションと種々の他の構成要素同士間のインタラクションとを制御する。画像プロセッサ103は、スキャナエレメント104を介して入力された画像を操作する。以下により詳細に述べるように、画像プロセッサ103はまた、走査される媒体をフォームとして識別する手段を含む。かかるフォームは、所望の機能が実行されることをユーザが特定できるユーザインタフェースを提供する。処理装置101は、例えばマイクロプロセッサのような単一の物理構成要素であってもよいし、システムコントロール機能と画像処理機能を実行する別個の構成要素であってもよい。
【0013】
複製デバイスはさらに、前述のスキャナエレメント104を含む。スキャナエレメント104は、媒体のビットマップ表現を所定の分解能で作成するために使用される。所定の分解能は、固定されていてもよいし、ユーザにより調整可能であることもできる。作成されると、ビットマップ表現は記憶装置106のスキャナ(走査)画像メモリ107に格納される。記憶装置106は、あるタイプのソリッドステートランダムアクセスメモリであることが好ましい。しかしながら、本発明の主旨及び範囲を逸脱することがなければ、例えば磁気メモリや光メモリ等の他のタイプのメモリ技術を使用することが可能である。記憶装置106の第2の部分は、処理画像メモリ108である。処理画像メモリ108は、画像プロセッサ103により処理された後に得られた画像を格納するのに用いられる。図示されてはいないが、記憶装置106は処理中の多様なデータを格納するための作業領域記憶装置も含む。かかる処理中のデータは、ソース媒体中のテキストの行(複数)の位置的ロケーションを指示するデータを含む。
【0014】
画像が印刷される場合には、処理画像メモリ108からの処理画像が、プリンタエレメント105に提供される。プリンタエレメント105は、ゼログラフィやインクジェット等の多くの印刷技術のいずれかを用いることが可能である。
【0015】
この好適な実施の形態は、スキャナエレメント104を介して媒体のビットマップ表現を作成することを示すが、外部ソースから受け取られた媒体のビットマップ表現(例えばファクシミリから入る)が、処理のために記憶装置106に格納されることも可能である。さらに、処理画像を印刷することについて示すが、ファクシミリ等の他の出力デバイスに処理画像を提供できることも当業者には明らかであろう。
【0016】
最後に複製デバイスは、コマンド及び/又はコピー基準をユーザに入力させるためのユーザインタフェース109を含む。例えば、コピーの枚数、コントラスト、出力用紙サイズ、及び拡大/縮小等は全て、特定され得る機能である。本発明の機能性をもたらすユーザインタフェースを、図2及び図3を参照して説明する。
【0017】
図2を参照すると、本発明の機能性を生じるユーザインタフェースは、ラベル付けされた1対のスイッチを含む。図2では、スイッチは「ダブルスペース」201と「シングルスペース」202をラベル付けされている。複製を行う際に「ダブルスペース」201スイッチが押されると、テキストの行同士間のスペーシングがダブルスペースにされる。従って、例えば現在のスペーシングがシングルスペースである場合には、スイッチ201が押されて得られる複製物は、テキストの行同士間がダブルスペースにされたものである。これを実行すると、ページ数も恐らく倍になるであろう。
【0018】
「シングルスペース」202スイッチが押されると、テキストの行同士間及び図形との間のスペーシングは半分にされる。従って例えば現在のテキストがダブルスペースにされている場合には、得られる複製物はシングルスペースになる。これを行うと、必要な印刷ページ数が減少するであろう。
【0019】
使用されるスイッチは、物理的スイッチ、又はタッチスクリーンディスプレイ上に含まれるソフトスイッチであり得る。本発明の任意の実施の形態において、ユーザはスイッチに「タッチ」してその機能を呼び出すことが可能である。
【0020】
スイッチのラベル付けは、図3で示されるように別のネームをとることも可能である。図3を参照すると、図2の「ダブルスペース」201スイッチが「編集用コピー」301とリネームされている。このネームは、即ちコメントや修正が容易に挿入され得る編集可能なコピーを作成する機能に対するユーザ目的を示す。同様に、図2の「シングルスペース」スイッチ202は「用紙節約」302とリネームされた。これは、所望のテキストをプリントアウトするのに使用されるページ数を減少するようにコピーがなされるべきだということを意味する。
【0021】
図2及び図3で示されるように、本発明は、複製デバイスにおける多様な特徴タイプ又はネームによりラベル付けされることが可能である。本発明は前記のようなネーム又はラベルとは異なるネーム又はラベルが使用可能であり、かかる異なるネーム又はラベルは、本発明の主旨及び範囲を逸脱しない。
【0022】
フォーム形態の用紙ベースのユーザインタフェースを用いて本発明を実行することも可能である。かかる用紙ベースのユーザインタフェースは、「フォームフィールド処理用のフォーム使用符号化指示(Form Utilizing Encoded Indications For Form Field Processing)」と題された米国特許第5,060,980号で開示されている。かかるユーザインタフェースでは、物理的スイッチの機能は、フォーム上のチェックボックスに代替される。図1に関して簡単に述べたように、このような実行では、複製デバイスの画像プロセッサはさらに、フォームを解釈するのに用いられるフォーム認識及び処理手段を含む。フォーム上で使用される実際に印刷されたチェックボックスは図4で示すようなものであり得るが、この場合ユーザは、望ましい「ボックス」即ちチェックボックス401又は402のどちらかに書込みマークを入れることになる。
【0023】
図5は、ダブルスペースのコピー又は編集用コピーを作成する場合に実行される好適なステップを示す。図5を参照すると、ステップ501でドキュメント媒体が走査されて、媒体のビットマップ表現が作成される。ドキュメント媒体が複数ページを含む場合には、各媒体が個々に走査され、別々の各表現に残りのステップが実行されるであろう。いずれにせよ、各ドキュメントが一旦走査されると、ステップ502でビットマップ画像に改良(enhancement )が行われる。かかるドキュメントの改良には、スキューの修正、ペッパー(汚れ若しくはノイズ)の除去、又はコントラストの変更等が含まれる。一旦改良が行われると、ステップ503でビットマップ表現がセグメント化され、得られたアドレスが格納される。本発明では、テキストの行と図形ブロックがセグメント化されるようにセグメンテーションが行われる。本発明では、投影プロファイルセグメンテーションが使用される。しかしながら、本発明の主旨及び範囲を逸脱することがなければ任意の適切なセグメンテーション方法が使用されてよい。いずれにせよ、セグメンテーションが一旦実行されると、セグメントの境界ボックスに対するアドレス座標が格納される。一般には境界ボックスは矩形であるので、左上及び右下の座標だけが格納されればよい。
【0024】
次にステップ504で、媒体に対する分割ロケーションが捜し出される。この分割ロケーションは媒体上の空間的アドレスの座標からなる。いずれにせよ、(この実施の形態では)分割ロケーションは1つのみ見い出されるが、それはなぜならこの場合はスペーシングが単にダブルであるからである。しかしながら、ダブルスペースより大きいスペーシングに対応する場合には2つ以上の分割ロケーションが設定され得ることは、当業者には明らかであろう。このような実行は、本発明の主旨及び範囲を逸脱しない。いずれにせよ、この好適な実施の形態の分割ロケーションは、ページの垂直方向の中央である。日本語のテキストで見られるようにテキストがコラム(縦列)でセグメント化される場合には、選択される分割ロケーションはページの水平方向の中央となることに注目されたい。
【0025】
分割ロケーションが識別されると、ステップ505で分割ロケーションの第1サイドにおけるセグメントが、印刷されるべき第1ページを表す第1ページメモリにレイアウト即ち編成される。ページを水平方向に横切るテキストの行を有するページレイアウトの場合には、分割ロケーションより上のセグメントは第1サイドにあると識別される。あるいは、縦書きのテキストを有するページレイアウトの場合には、分割ロケーションの右のセグメントが第1ページメモリに存在することができる。セグメントが分割ロケーションの第1サイドにあるかどうかの決定は、分割ロケーションのアドレスをセグメントのアドレスと比較することにより行われる。ページメモリにおけるセグメントの実際のレイアウトに関しては、図6を参照して以下により詳細に説明する。ステップ506では、分割ロケーションの第2サイドにおけるセグメントに対して同一のプロセスが実行される。ページのレイアウトが完了すると、第1及び第2ページメモリがステップ507でプリントアウトされる。
【0026】
図6は、ページメモリにおいてセグメントをレイアウトするためのステップを概説するフローチャートである。図6を参照すると、セグメント同士間の距離Xがステップ601で識別される。距離Xは、2つのテキスト行セグメントのアドレスを比較するか又は複数のテキスト行セグメント同士間の距離を平均するかのどちらかにより識別されることが可能である。次に、セグメントスペーシングファクタSがステップ602で識別される。セグメントスペーシングファクタSは、スペーシングが増分される所望の距離に関係する。例えば、ダブルスペースに変更される場合には、セグメントスペーシングファクタは2である。スペーシングファクタはユーザにより(即ち図2のダブルスペースボタンを押すことにより)提供される。最後にステップ603で、セグメント(複数)は距離SXだけ離間されてページメモリに配置される。
【0027】
例として、ページの一番上にある第1テキストセグメントがアドレス(1,1)、(10,80)を有し、第2テキストセグメントがアドレス(20,1)、(30,80)を有すると仮定し、(1,1)はページを規定するX−Y平面の左上角にあるとする。さらに、セグメントスペーシングファクタがS=2であると仮定する。第1及び第2セグメント間の距離を決定するために、第1テキストセグメントの右下の座標(10,80)を第2テキストセグメントの左上の座標(20,1)と比較する。距離は、縦座標値を反映する(セグメントの始まる「横列」を反映する)。従って(20,1)と(10,80)を比較すると、10という縦座標値差が得られる。よってこの場合はX=10である。ページメモリにセグメントを配置すると、距離はSX=2(10)=20ということになる。よって第1テキストセグメントはその元々のロケーションである(1,1)、(10,80)に配置され、そのページ内の次からのテキストセグメントアドレスは、ページメモリに配置される時にその最下の縦座標値に20を加算される;例えば第2テキストセグメントは(30,1)、(40,80)に、そしてその次のセグメントは(60,1)、(70,80)に配置されるであろう。第2ページに配置されるセグメントは、新たなページ位置を反映するためにその縦座標アドレスを調整される必要がある(例えば最初はページの中央にあったテキストセグメントが新たなページの一番上にくる等)ことに注意されたい。これは、セグメントがレイアウトされる時に縦座標値を単に変更する、即ち適切な値を減算するだけで達成される。
【0028】
このレイアウトステップは、空白のページがプリントアウトされないことを保証するための他のステップを含むことも可能である、ということにさらに注目されたい。例えば、元々のページが上半分だけにテキストを有しているとする。本発明は、プリントアウトの前に第2ページメモリにいずれかのセグメントが配置されるかどうかをチェックする。セグメントが検出されない場合には、ページはプリントアウトされない。
【0029】
好適な実施の形態は図5及び図6のフローチャートで述べたように実行されるが、本発明は別の実施の形態で実行されることも可能である。このような別の実施の形態は、本発明の主旨及び範囲を逸脱するものではない。例えば、ダブルスペーシングが中間点(分割ロケーション)を参照せずに実行されるように、セグメントレイアウトが実行されることも可能である。セグメント(複数)は、第1ページがセグメントで完全に満たされると次のセグメントからは第2ページにレイアウトされるように、ページメモリにおいてレイアウトされることが可能である。しかしながら、このような実施の形態は、「オリジナル」ページのソースに関して幾分混乱を招く可能性があるので、セグメントにおけるページ表示を設けなくてはならない可能性がある。
【0030】
図7〜図8は、本発明のこの好適な実施の形態において実行され得る、シングルスペースのドキュメントからダブルスペースのドキュメントへの変更を示す。図7を参照すると、ページ701は、複数のセグメント、即ち第1テキスト行702、第2テキスト行703、第3テキスト行704、第4テキスト行705、及び図形706を含む。図7には分割ロケーション707も示される。テキスト行がページを水平方向に横切るので、分割ロケーション707はページ701において垂直方向(の中央)に配置される。最後に、第1テキスト行702及び第2テキスト行703間の距離と、第2テキスト行703及び第3テキスト行704間の距離はいずれも、距離X712であると示される。
【0031】
図8では、ページ701は第1ページ801と第2ページ802に分割された。図7を図8と比較すると、分割ロケーション707より完全に上にある各セグメントは第1ページ801に印刷され、分割ロケーション707上又はそれより下のものは全て、第2ページ802に印刷されていることが容易に見て取れる。最後に、第1ページ801には、第1テキスト行702及び第2テキスト行703間の距離と、第2テキスト行703及び第3テキスト行704間の距離が倍になり、距離2X803と示される。
【0032】
図示されてはいないが、新たな各ページにはそのページの下に新たなページ数に関連するものが付加されることも可能である。最も有効な方法は、単純に新たなページ数が付け加えられること(ファクシミリが行うように)や、ユーザが番号付けスキームに対してスタートポイントを特定することができること等である。あるいはページ数は、元々のページ数に幾分関連するものを自動的に作成されることができる。例えば、元々のページがページ1であった場合には、新たなページは1.1及び1.2と示されることができる。これは元のページに対する簡単な関連であるが、ページ数の認識が必要であろう(これはコンピュータに含まれ得る)。
【0033】
オペレーションの用紙節約モードは、ページ上のテキストの行同士間の空白を削減又は減少するため、及び/又は複数の入力ページを結合して単一の出力ページにするために用いられる。
【0034】
本発明の複製デバイスのオペレーションの第2のモードは、ダブルスペースのコピーをシングルスペースのコピーに変更したり、そうでなければ1ページ上の複数のセグメント同士間の空白スペースの量を減少したりするために使用されることが可能である。ここでは、印刷されるページ数を減少することを所望の効果とする。オペレーションの用紙節約モードの基本的なステップについて、図9を参照しながら説明する。図9は、プリントアウトのために2ページが1ページにマッピングされる一例である。図9を参照すると、ステップ901で第1及び第2ページが走査されて、第1及び第2のビットマップ画像が作成される。ステップ902では、第1及び第2のビットマップ画像にあらゆる所望の画像改良が行われることができる。所望の画像改良とは、ドキュメントページの一部ではない汚れやノイズ等の浮遊マーキングの検出及びその削減である。いずれにせよ任意の画像改良の後、次にステップ903において第1及び第2のビットマップ画像がセグメント化され、格納される。ステップ901〜903は、図5で述べたようにスペーシングを増分するために実行されるものと同じであることに注目されたい。これらのステップは基本的に、画像をデジタル化したりセグメント化したりするために行われるステップである。いずれにせよ、ページがデジタル化されると共にセグメント化されると、セグメント同士間の距離Xがステップ904で識別される。距離Xは任意の距離であることが可能だが、この例ではダブルスペースのドキュメントのダブルスペーシングに関連する。次に、セグメントスペーシングファクタCがステップ905で識別される。セグメントスペーシングファクタCは、テキスト行セグメント同士間のスペーシングを減少するスケーリング値である。この例では、スペーシングファクタCは1/2(即ち0.5)である。ステップ906では、第1及び第2のビットマップ画像から得られた複数のセグメントが距離CXだけ離間されてプリントページメモリにレイアウトされる。これにより、第1及び第2ページが効果的に結合されて単一ページになる。最後に、プリントページメモリの内容がステップ907で印刷される。
【0035】
図9のステップが、例えばトリプルスペースのテキストを有する3ページを結合して1ページにする等、より多くのページを減少することができるということも、勿論当業者には明らかであろう。さらに本発明は、複数のページからなるドキュメントのページを減少して、より少ないページからなるドキュメントを作成するように一般法則化される。例えば、10ページのドキュメントを5ページのドキュメントに変更することができる。
【0036】
以下の記述は、ダブルスペースをシングルスペースにするためのセグメントの処理を示す一例である。これはシングルスペースをダブルスペースにする上記例に類似する。ページの一番上の第1テキストセグメントがアドレス(1,1)、(10,80)を有し、第2テキストセグメントがアドレス(30,1)、(40,80)を有し、(1,1)はページを規定するX−Y平面の左最上角にあると仮定する。さらに、セグメントファクタCが1/2であると仮定する。第1及び第2セグメント間の距離を決定するために、第1テキストセグメントの右下アドレス座標(10,80)が第2テキストセグメントの左上座標(30,1)と比較される。この距離は、縦座標値の距離を反映する(セグメントが始まる「横列」を反映する)。従って(30,1)を(10,80)と比較すると、第1の座標値差20が得られる。よってこの場合にはX=20である。セグメントがページメモリに配置される場合には、距離はCX=(1/2)20=10となる。従って、第1テキストセグメントは元々のロケーション即ち(1,1)、(10,80)に配置され、その次からのテキストセグメントアドレス(の縦座標軸値)は全て、ページメモリ中に配置されるすぐ前の画像セグメントの最下の縦座標軸値に10が加算される;例えば第2テキストセグメントは(20,1)、(30,80)に、そして次のテキストセグメントは(40,1)、(50,80)に配置される。
【0037】
図10及び図11は、2ドキュメントページの結合を示す。図10の第1ページ1001と第2ページ1002が結合されることになる。ページ1001は第1テキスト行1003、第2テキスト行1004、及び第3テキスト行1005を含む。テキスト行1003〜1005の各々は、距離2X1011だけ離間されている。ページ1002は、図形1006と第4テキスト行1007を含む。さらに、ページ1001及び1002はそれぞれ、ページ数表示1008及び1009を有する。
【0038】
シングルスペース処理が実行されると、図11で示されるようなページが得られる。図11を参照すると、ページ1001は第1テキスト行1003、第2テキスト行1004、及び第3テキスト行1005(これらは距離X1102だけ離間されている)を含む。図形1006と第4テキスト行1007も、得られたページに配置されている。最後に、各ページ表示1008及び1009は、テキストの元々あったページを示している。
【0039】
別法として、ページ表示が省略されたり、ドキュメントの実際のページ数を反映するように番号付けられたりすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態の複製デバイスの主な機能的エレメントを示すブロック図である。
【図2】本発明の好適な実施の形態により提供される機能を呼び出すために使用されることのできるユーザインタフェースの第1の実施の形態を示す。
【図3】本発明の好適な実施の形態により提供される機能を呼び出すために使用されることの可能なユーザインタフェースの第2の実施の形態のコピーを示す。
【図4】本発明の好適な実施の形態により提供される機能を呼び出すために使用されることのできる用紙ユーザインタフェースの一部であることの可能なフォームチェックボックスの一例である。
【図5】本発明の好適な実施の形態で実行されることのできる媒体上のセグメント同士間の距離を増分するためのステップを概説するフローチャートであり、単一ページの内容が複数ページに広げられる結果を生じる。
【図6】本発明の好適な実施の形態により実行されることの可能なページメモリ上でセグメントをレイアウトするためのステップを概説するフローチャートである。
【図7】セグメント同士間の距離を増分される前の媒体を示す一例である。
【図8】図7で示された媒体のセグメント同士間の距離を増分した結果を示す。
【図9】本発明の好適な実施の形態において実行されることの可能な媒体上のセグメント同士間の距離を減少するためのステップを概説するフローチャートであり、複数ページの内容が単一ページ上に印刷される結果を生じる。
【図10】単一ページに結合される前の複数ページの一例である。
【図11】図10の複数ページが単一ページに結合された結果を示す。
【符号の説明】
101 処理装置
102 システムコントローラ
103 画像プロセッサ
104 スキャナエレメント
105 プリンタエレメント
106 記憶装置
107 スキャナ画像メモリ
108 処理画像メモリ
Claims (2)
- 複製デバイスであって、
セグメントスペーシングファクタをユーザに特定させるための入力手段を含み、前記セグメントスペーシングファクタが、ユーザにより特定された媒体のコピー上での複数のセグメント同士間のスペーシングを示し、
媒体の内容をビットマップ表現に変換するためのスキャナエレメントを含み、
結合されたビットマップ表現を格納するためのプリントページ格納手段を含み、
前記結合されたビットマップ表現を印刷するためのプリンタエレメントを含み、
媒体の1つ以上のビットマップ表現を結合して、前記結合されたビットマップ表現を作成するための画像プロセッサを含み、該画像プロセッサが、
媒体の第1のビットマップ表現と媒体の第2のビットマップ表現とを受信するための受信手段と、
媒体の前記第1のビットマップ表現と媒体の前記第2のビットマップ表現とを複数のセグメントにセグメント化するためのセグメンテーション手段と、
1組の隣接するセグメント同士間の距離Xを識別するための測定手段と、
媒体の前記第1のビットマップ表現と媒体の前記第2のビットマップ表現の隣接するセグメント同士を、前記セグメントスペーシングファクタと前記プリントページ格納手段における前記距離Xとにもとづく距離だけ離間させてレイアウトするためのレイアウト手段と、
を含むことを特徴とする複製デバイス。 - 複製デバイスにおいて複数ページのドキュメントを複製するのに必要なページ数を減少するための方法であり、前記複数ページのドキュメントが少なくともダブルスペースにされたテキストを有し、前記方法が、
a) 前記ドキュメントの第1ページと第2ページとを走査して、前記第1ページのビットマップ画像表現と前記第2ページのビットマップ画像表現とを作成するステップを含み、
b) 前記第1ページのビットマップ画像表現と前記第2ページのビットマップ画像表現とを一時記憶装置に格納するステップを含み、
c) 前記第1ページの前記ビットマップ画像表現と前記第2ページの前記ビットマップ画像表現とを複数のセグメントにセグメント化するステップを含み、
d) 矩形である複数の前記セグメントの左上および右下の座標を格納するステップを含み、
e) 格納された前記座標にもとづいて1組の隣接するセグメント同士間の距離Xを識別するステップを含み、
f) セグメントスペーシングファクタを識別するステップを含み、
g) 前記セグメントスペーシングファクタと前記距離Xとにもとづいて印刷ページメモリにおいて前記複数のセグメントの各々をレイアウトし、結合された画像表現を作成するステップを含み、
h) 前記印刷ページメモリからの前記結合された画像表現を印刷するステップを含む、
ことを特徴とするドキュメント複製デバイスにおける複製ページ数減少方法。
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