JP3761123B2 - ネットワークユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークユニットに関し、特に、二重化されたプログラマブルコントローラを含む複数のプログラマブルコントローラを、ネットワークで接続したシステムである二重化プログラマブルコントローラネットワークシステムを構築するために用いられるネットワークユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
プログラマブルコントローラ(以下、PCと表記する)を利用したシステムとして、複数のPCによりある種のデバイスを共通して利用するために、各PCにネットワークユニット(以下、NUと表記する)と呼ばれるユニットを装着してPCのネットワークを構成したシステム(以下、PCネットワークシステムと表記する)が知られている。このPCネットワークシステムの中には、システムを構成するPCの幾つかあるいは全てが二重化されたシステム(以下、二重化PCネットワークシステムと表記する)も在る。
【0003】
図5に、従来における二重化PCネットワークシステムの構成を示す。図示したように、従来における二重化PCネットワークシステムは、複数のPC21と、各PCに装着されたNU31と、NU31間を相互に接続するネットワークケーブル35とで構成される。なお、図示したシステムでは、PC211 とPC212 のペア、PC213 とPC214 のペアが、二重化PC、すなわち、一方のPCが制御系コントローラとして機能し、他方のPCが待機系コントローラ(制御系コントローラに障害が発生したときに制御系コントローラとして動作するコントローラ)として機能するものとなっている。
【0004】
NU31は、PC211 〜215 が共通して利用するデバイス(図示せず)に関する情報や、自身が装着されているPC21の状態(制御系であるか否か等)を、ネットワークケーブル35を介して他NU31に通知するユニットである。NU31は、局番、ペアリング情報、制御系/待機系情報、割り付けパラメータといった情報を保持した状態で動作する。
【0005】
これらの情報のうち、局番は、ネットワークケーブル35を介したデータの送受信処理時に使用される情報であり、二重化PCネットワークシステムを構成する各NU31には、互いに異なる局番が割り当てられる。以下では、図においてNUを表すブロック内に示されている数値(あるいは、符号“31”の添え字)が局番であるものとする。
【0006】
ペアリング情報は、各二重化PCに装着されている2つのNU31の局番が認識できる情報となっている。具体的には、図6に示したように、各ビットが局番に対応づけられた情報がペアリング情報41として使用されており、ペアリング情報41内の局番n(n局)に関するビットが“1”であった場合、局番nのNUと局番n−1のNUとがペアとなっていると解釈される。また、ペアリング情報41は、NU31i (i=1〜5)の起動時に、PC21i から取得される情報であり、その元となる情報のPC21i への入力は、システム設定者により行われる。
【0007】
すなわち、二重化PCネットワークシステムの導入時には、システム設定者により、ペアをなす2つのNUに対して連続する局番が設定される。また、それらのNUに関する、値が小さい方の局番に対応するビットが“0”に、値が大きい方の局番に対応するビットが“1”に設定されたペアリング情報が作成されることになる命令が各PCに入力される。
【0008】
そして、電源が投入されたNU31が、自身が装着されたPC21から必要な情報を受け取って、その内部にペアリング情報として記憶する。その結果、たとえば、図5に示してある構成のシステムでは、図7に示したような、局番2、4に関するビットが“1”に設定され、それ以外のビットが“0”に設定されたペアリング情報41が、NU311 〜315 内に格納されることになる。
【0009】
制御系/待機系情報は、ペアとなっているNUのいずれが制御系となっているか否かを示す情報である。図8に模式的に示したように、制御系/待機系情報42も、ペアリング情報41と同じく各ビットが局番に対応づけられた情報となっている。そして、制御系/待機系情報42の、ある局番に関するビットが“1”となっている場合、その局番のNU31(およびそのNU31が装着されたPC21)が制御系となっていると解釈される。
【0010】
すなわち、図7に示したペアリング情報が与えられている、図5に示した構成のシステムにおいて、制御系/待機系情報41が、図9に示したものとなっていた場合、各NU31は、NU311 (PC211 )とNU313 (PC213 )が制御系として動作していると判断する。また、NU312 (PC212 )とNU314 (PC214 )が待機系として動作していると判断する。なお、NU31K 内の制御系/待機系情報は、PC21K からの情報、又は、NU31L (L≠K)からの情報に基づき、設定・更新される。
【0011】
つぎに、割り付けパラメータの説明を行う。PCネットワークシステムでは、システムを構成する各NU31に、各PC21が共通して利用するデバイスの範囲が重複なく割り付けられる(分配される)。このデバイス割り付けを実現するためのパラメータが割り付けパラメータである。そして、割り付けパラメータを用いたデバイス割り付けを実際に行うために、従来におけるNU31には、管理局、通常局のいずれとして動作するかを設定するためのディップスイッチが設けられている。そして、システム構築時には、当該ディップスイッチを用いて、システムを構成するNU31のうちの一台のみが管理局に設定される。
【0012】
具体的には、図10に模式的に示したようなデバイス割り付けを行う場合、図11に示したような、各NUの局番にデバイスの範囲を対応づけた割り付けパラメータがシステム設定者によって用意される。また、システムを構成するNU31の一台が管理局とされ、残りの三台が通常局とされる。そして、管理局としたNU31が装着されたPC21に割り付けパラメータが与えられる。
【0013】
例えば、図10において、NU311 が管理局とされた場合には、PC211 にその割り付けパラメータが与えられる。そして、管理局であるNU311 により、ネットワークケーブル35を介して、通常局であるNU312 〜NU314 にその割り付けパラメータが渡される。その結果、PC211 が、デバイスAの0000-00FF とデバイスBの0000-00FF をアクセスでき、PC21j (j=2〜3)は、その範囲に関するデバイス情報を、NU311 からNU31j に与えられる情報に基づき認識できる状態が達成される。
【0014】
また、他のPC21に関しても同様の状態が達成されるので、結局、デバイスA、Bのデバイス情報を各PC21、NU31が共有した状態で動作するPCネットワークシステムが得られることになる。
【0015】
二重化PCネットワークシステムにおいても同様の手順でデバイス割り付けが行われている。ただし、二重化PCネットワークシステムでは、システムを構成する全てのNUの局番に対してデバイスの範囲が設定された割り付けパラメータではなく、ペアをなしているNUに関しては、それら2つのNUの局番のうち、若い(数値が小さい)局番に対してのみデバイスの範囲が設定された割り付けパラメータが、管理局に与えられている。
【0016】
具体的には、図12に示したような、デバイス割り付けが行われた二重化PCネットワークシステムを実現する場合、管理局とされたNU31(例えばNU311 )に、図13に示したような、局番2、4についてはデバイスの範囲に関する情報が含まれていない割り付けパラメータが与えられる。そして、その管理局により、ネットワークケーブル35を介して、通常局とされている他のNU31に割り付けパラメータが渡され、各通常局は、ペアリング情報等を利用して、自身に割り付けられた範囲を認識する。
【0017】
以上、従来におけるNU31の基本的な動作、使用法を説明したが、複数台のNUが管理局と設定されても動作するようにNU31が構成されていたのでは、デバイスの割り付け範囲が重複してしまうといったことが生じうる。すなわち、図14に模式的に示したように、NU311 (NU1)とNU312 (NU2)とが管理局とされており、それぞれが異なる割り付けパラメータをネットワーク内に配送した場合において、NU1とNU3が、NU1の割り付けパラメータで起動し、NU2とNU4が、NU2の割り付けパラメータで起動したと仮定すると、NU1とNU4に対するデバイスの割り付け範囲、並びに、NU2とNU3に対するデバイスの割り付け範囲が重複することになる。
【0018】
このような状態の発生を防ぐために、従来におけるNU31は、起動時に、図15に示した手順で動作するように構成されている。
【0019】
すなわち、電源が投入された際、NU31は、まず、自局が管理局に設定されているか否かを判断する(ステップS301)。そして、自局が管理局に設定されていない(通常局に設定されている)と判断した場合(ステップS301;いいえ)、NUは、自局を通常局として動作可能な状態にするための処理である通常局起動処理(ステップS307)を実行して、起動動作を終了する。
【0020】
一方、自局が管理局に設定されていた場合(ステップS301;はい)、NU31は、ネットワークケーブル35上を流れている伝文の取得を試みる(ステップS302)。なお、詳細の説明は省略するが、この伝文には、同一ネットワーク上に管理局が既に存在しているか否かを示す情報が含まれている。
【0021】
伝文が取得できなかった場合(ステップS303;はい)には、管理局或いは通常局として起動しているNU31が存在していないことになる。このため、NU31は、自局を管理局として動作可能な状態にするための処理である管理局起動処理(ステップS305)を実行して、起動動作を終了する。
【0022】
一方、伝文が取得できた場合(ステップS303;いいえ)、NU31は、その伝文の内容に基づき、管理局として動作しているNUが存在しているか否かを判断する(ステップS304)。そして、管理局として動作しているNUが存在していなかった場合(ステップS304;いいえ)には、ステップS305に進み、管理局起動処理を実行する。また、管理局として動作しているNU31が既に存在していた場合(ステップS304;はい)には、自身が管理局として起動すると管理局が重複してしまうことになるので、エラー処理(ステップS306)を実行して、起動動作を終了する。なお、エラー処理が行われた場合、システムが正常に機能しないことになるので、初期設定をやり直す必要が生ずる。
【0023】
すなわち、従来におけるNU31を用いたPCネットワークシステムは、導入時に、誤って複数のNU31を管理局に設定してしまっても、デバイスの割り付け範囲が重複した状態で動作を開始することはないシステムとなっているが、そのような場合には、初期設定をやり直さなければならないシステムともなっていた。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
従来におけるNUを用いて二重化PCネットワークシステムを構築する際において、ある二重化PCに装着されたNUを管理局とする場合には、二重化PCを構成する双方のPCに対して同じプログラムを与えるとともに、そのうちの一方に対しては、管理局用のパラメータを与え、他方に対しては、通常局用のパラメータを与えなければならない。また、管理局用のパラメータを与えたPCに装着されたNUを管理局に、他方のNUを通常局に設定しなければならない。
【0025】
そして、このような作業が正確に行われなければ、従来におけるNUを用いた二重化PCネットワークシステムは正常に機能しないが、二重化PCを構成する2つのPC、NUは、並べて配置されることが多いため、初期設定時に設定を誤ってしまい、再設定が必要となることがしばしばあった。
【0026】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、容易に初期設定を行える二重化PCネットワークシステムを構成することができるネットワークユニットを得ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るネットワークユニットは、一方が制御系となり他方が待機系となるように二重化される一対のプログラマブルコントローラと、他の複数のプログラマブルコントローラとを含み、前記制御系となる1つのプログラマブルコントローラを管理局とし、前記待機系となるプログラマブルコントローラと他のプログラムコントローラを通常局とし、全プログラムコントローラが共通に利用するデバイスを割り付けるための割り付けパラメータが前記一対のプログラマブルコントローラにのみ設定され、前記管理局としてのプログラマブルコントローラに設定された割り付けパラメータがネットワークを介して他の通常局としてのプログラマブルコントローラに付与されるネットワークシステムを構築するためのネットワークユニットであって、前記プログラマブルコントローラにそれぞれ接続されて使用されるネットワークユニットにおいて、自局が管理局であるか通常局であるかを示す情報が設定される設定手段と、自局が制御系であるか待機系であるかを示す情報を自局が接続されたプログラマブルコントローラから取得して記憶する記憶手段と、電源投入の際、前記設定手段の設定情報に基づき自局が通常局であると判定した場合は、通常局として動作するための起動処理を行い、前記設定手段の設定情報および前記記憶手段の記憶情報に基づき自局が管理局であってかつ制御系であると判定した場合は、自局が接続されたプログラマブルコントローラから与えられる割り付けパラメータを用いて管理局として動作するための起動処理を行い、自局が管理局であってかつ待機系であると判定した場合は、自局が接続されたプログラマブルコントローラから与えられる割り付けパラメータが管理局用であるか否かを判定し、管理局用の割り付けパラメータであると判定した場合は該管理局用の割り付けパラメータから通常局としての動作に必要な割り付けパラメータを抽出し、抽出した割り付けパラメータを用いて通常局として動作するための起動処理を行い、自局が接続されたプログラマブルコントローラから与えられる割り付けパラメータが管理局用の割り付けパラメータでないと判定した場合は、プログラマブルコントローラから与えられる割り付けパラメータを用いて通常局として動作するための起動処理を行う起動処理手段とを備え、前記二重化される一対のプログラマブルコントローラの双方に管理局用の割り付けパラメータの設定を可能とし、二重化される一対のプログラマブルコントローラに接続される一対のネットワークユニットにおける前記設定手段の双方に管理局としての情報設定を可能にしたことを特徴とする。
【0028】
すなわち、本発明では、例えば、ディップスイッチにより実現される設定手段に、管理局であることを示す情報が設定されている場合であっても、待機系であることが記憶手段に記憶されていた場合には、管理局としてではなく通常局としての動作を開始するようにネットワークユニットを構成する。
【0031】
このような起動処理手段を備えたネットワークユニットは、従来と全く同じ構成のプログラマブルコントローラと組み合わせることができるものとなる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るネットワークユニットの実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0033】
図1に、本発明の一実施の形態によるネットワークユニットを用いて構成される二重化PCシステムの一例を示す。図から明らかなように、実施の形態のネットワークユニット(NU)11は、従来におけるネットワークユニットと全く同じ形態(図12参照)で、従来より使用されているプログラマブルコントローラ(PC)21と組み合わせて使用される。
【0034】
図2に、二重化された2つのPC21とそれらに接続された2つのNU11からなる部分の機能ブロック図を示す。図示したように、実施の形態のNU11は、設定部12と、NU起動処理部13と、パラメータ格納部14と、ペアリング情報格納部15と、制御系/待機系情報格納部16と、を備える。
【0035】
設定部12は、そのNU11に割り当てられている局番と、そのNU11が管理局、通常局のいずれであるかを示す局種別情報とを保持する部であり、ディップスイッチにより構成されている。
【0036】
パラメータ格納部14、ペアリング情報格納部15、制御系/待機系情報格納部16は、半導体メモリにより構成されており、パラメータ格納部14には、割り付けパラメータが記憶される。ペアリング情報格納部15には、PC21内のユーザプログラム処理部24から与えられるペアリング情報が記憶される。そして、制御系/待機系情報格納部16には、制御系/待機系情報が格納され、その制御系/待機系情報は、バス切替部25から与えられる自NU11に接続されたPC21が制御系であるか待機系であるかを示す情報、或いは、ネットワークケーブル(図示せず)を介して他のNU11から与えられる情報によって更新される。なお、NU11内の各格納部に記憶される割り付けパラメータ、ペアリング情報、制御系/待機系情報は、従来におけるNU31内に記憶されるものと同じものであるため、その説明は省略する。
【0037】
NU起動処理部13は、NU11を管理局或いは通常局として動作させるために必要な処理である起動処理を、電源が投入された際に実行する回路であり、CPUを中心として構成されている。
【0038】
以下、図3を用いて、NU起動処理部13の動作を具体的に説明する。電源が投入された際、NU起動処理部13は、まず、設定部12に設定されている局種別情報に基づき、自局が管理局に設定されているか否かを判断する(ステップS101)。そして、自局が管理局に設定されていない(通常局に設定されている)と判断した場合(ステップS101;いいえ)、NU起動処理部13は、自局を通常局として動作可能な状態にするための処理である通常局起動処理(ステップS109)を実行して、起動動作を終了する。
【0039】
一方、自局が管理局に設定されていた場合(ステップS101;はい)、NU起動処理部13は、設定部12に設定されている局番とペアリング情報格納部14に記憶されているペアリング情報に基づき、自局が装着されているPC21が二重化されているか否かを判断する(ステップS102)。二重化されたPC21に装着されていると判断した場合(ステップS102;はい)、NU起動処理部13は、設定部12に設定されている局種別情報と制御系/待機系情報格納部16に記憶されている制御系/待機系情報とに基づき、自局が制御系であるか否かを判断する(ステップS103)。そして、自局が制御系でなかった場合(ステップS103;いいえ)には、ステップS109に進み、通常局起動処理を実行する。
【0040】
二重化されたPC21に装着されていない場合(ステップS102;いいえ)、或いは、自局が二重化されたPC21に装着されており(ステップS102;はい)、かつ、制御系であった場合(ステップS103;はい)、NU起動処理部13は、ネットワークケーブル上を流れている伝文の取得を試みる(ステップS104)。そして、伝文が取得できなかった場合(ステップS105;はい)には、管理局或いは通常局として起動しているNUが存在していないことになるので、自局を管理局として動作可能な状態にするための処理である管理局起動処理(ステップS107)を実行して、起動動作を終了する。
【0041】
一方、伝文が取得できた場合(ステップS105;いいえ)、その伝文の内容に基づき管理局として動作しているNUが存在しているか否かを判断する(ステップS106)。そして、管理局として動作しているNUが存在していなかった場合(ステップS106;いいえ)には、ステップS107に進み、管理局起動処理を実行してから、起動動作を終了する。また、管理局として動作しているNUが存在していた場合(ステップS106;はい)には、エラー処理(ステップS108)を実行して、起動動作を終了する。
【0042】
このように、実施の形態のNU11は、管理局とされていた場合であっても、自局が制御系でなかった場合には、通常局としての動作を開始するように構成されている。従って、NU11を用いた二重化PCネットワークシステムにおいて、二重化PCに装着されている2台のNUのいずれかを管理局とするためには、二重化PCを構成する2つのPCに同一のプログラム並びに管理局用のパラメータをセットし、それらに接続された2台のNUを共に管理局としておけば良いことになる。換言すれば、NU11を用いれば、初期設定時に、二重化PCの左右のユニットに対して異なる設定をしなくとも良い二重化PCネットワークシステムが構築できることになる。
【0043】
ただし、管理局に設定され、かつ、待機系であるNU11は、接続されたPC21から管理局用のパラメータを受け取ることになる。このため、実施の形態のNU11は、図3のステップS109において、図4に示した手順で動作するように構成されている。
【0044】
すなわち、まず、パラメータ格納部14内のパラメータを取得する(ステップS201)。そして、そのパラメータが管理局用のパラメータであるか否かを判断し、管理局用のパラメータでなかった場合(ステップS202;いいえ)には、そのパラメータをそのまま使用して起動処理を行う(ステップS204)。一方、パラメータが管理局用のパラメータであった場合(ステップS202:はい)には、そのパラメータから通常局用のパラメータを抽出して(ステップS203)、抽出したパラメータを使用して起動処理を行う(ステップS204)。
【0045】
なお、図4に示した処理ではなく、通常の通常局起動処理を実行するようにNU11を構成しておき、PC側で、与えられたパラメータが管理局用であるか否かが判断され、与えられたパラメータが管理局用のものであり、かつ、自身が待機系であった場合には、そのパラメータから通常局用のパラメータが抽出されるようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】
以上、説明したとおり、本発明に係るネットワークユニットを用いて、二重化PCネットワークシステムを構築すれば、二重化PCに装着される2つのネットワークユニットに同じ情報を設定しておいても、その一方を管理局として、他方を通常局として動作させることができることになる。従って、このネットワークユニットを用いれば、容易に初期設定を行える二重化プログラマブルコントローラネットワークシステムを構築できるという効果を奏する。
【0047】
また、従来と全く同じ構成のプログラマブルコントローラと組み合わせることによって、容易に初期設定が行える二重化PCネットワークシステムを構築することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるネットワークユニットを用いて構築された二重化PCネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態に係るネットワークユニットが装着された二重化PCの構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 実施の形態に係るネットワークユニットの、電源投入時における動作手順を示したフローチャートである。
【図4】 実施の形態に係るネットワークユニットにおいて実行される通常局起動処理のフローチャートである。
【図5】 従来における二重化PCネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図6】 従来におけるネットワークユニットがその動作時に利用するペアリング情報の説明図である。
【図7】 従来におけるネットワークユニットがその動作時に利用するペアリング情報の説明図である。
【図8】 従来におけるネットワークユニットがその動作時に利用する制御系/待機系情報の説明図である。
【図9】 従来におけるネットワークユニットがその動作時に利用する制御系/待機系情報の説明図である。
【図10】 従来におけるPCネットワークシステムにおけるデバイス割り付けの説明図である。
【図11】 従来におけるPCネットワークシステム内の管理局とされたネットワークユニットに与えられる割り付けパラメータの説明図である。
【図12】 従来における二重化PCネットワークシステムにおけるデバイス割り付けの説明図である。
【図13】 従来における二重化PCネットワークシステム内の管理局とされたネットワークユニットに与えられる割り付けパラメータの説明図である。
【図14】 複数の管理局の存在が許容されているときに生ずる弊害の説明図である。
【図15】 従来におけるネットワークユニットの、電源投入時の動作手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
11、31 ネットワークユニット(NU)、12 設定部、13 NU起動処理部、14 パラメータ格納部、15 ペアリング情報格納部、16 制御系/待機系情報格納部、21 プログラマブルコントローラ(PC)、22 PC起動処理部、23 パラメータ処理部、24 ユーザプログラム処理部、25 バス切替部、35 ネットワークケーブル、41 ペアリング情報、42 制御系/待機系情報。
Claims (1)
- 一方が制御系となり他方が待機系となるように二重化される一対のプログラマブルコントローラと、他の複数のプログラマブルコントローラとを含み、前記制御系となる1つのプログラマブルコントローラを管理局とし、前記待機系となるプログラマブルコントローラと他のプログラムコントローラを通常局とし、全プログラムコントローラが共通に利用するデバイスを割り付けるための割り付けパラメータが前記一対のプログラマブルコントローラにのみ設定され、前記管理局としてのプログラマブルコントローラに設定された割り付けパラメータがネットワークを介して他の通常局としてのプログラマブルコントローラに付与されるネットワークシステムを構築するためのネットワークユニットであって、前記プログラマブルコントローラにそれぞれ接続されて使用されるネットワークユニットにおいて、
自局が管理局であるか通常局であるかを示す情報が設定される設定手段と、
自局が制御系であるか待機系であるかを示す情報を自局が接続されたプログラマブルコントローラから取得して記憶する記憶手段と、
電源投入の際、前記設定手段の設定情報に基づき自局が通常局であると判定した場合は、通常局として動作するための起動処理を行い、前記設定手段の設定情報および前記記憶手段の記憶情報に基づき自局が管理局であってかつ制御系であると判定した場合は、自局が接続されたプログラマブルコントローラから与えられる割り付けパラメータを用いて管理局として動作するための起動処理を行い、自局が管理局であってかつ待機系であると判定した場合は、自局が接続されたプログラマブルコントローラから与えられる割り付けパラメータが管理局用であるか否かを判定し、管理局用の割り付けパラメータであると判定した場合は該管理局用の割り付けパラメータから通常局としての動作に必要な割り付けパラメータを抽出し、抽出した割り付けパラメータを用いて通常局として動作するための起動処理を行い、自局が接続されたプログラマブルコントローラから与えられる割り付けパラメータが管理局用の割り付けパラメータでないと判定した場合は、プログラマブルコントローラから与えられる割り付けパラメータを用いて通常局として動作するための起動処理を行う起動処理手段と、
を備え、
前記二重化される一対のプログラマブルコントローラの双方に管理局用の割り付けパラメータの設定を可能とし、二重化される一対のプログラマブルコントローラに接続される一対のネットワークユニットにおける前記設定手段の双方に管理局としての情報設定を可能にしたことを特徴とするネットワークユニット。
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