Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3769690B2 - 半導体装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3769690B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3769690B2
JP3769690B2 JP2004363817A JP2004363817A JP3769690B2 JP 3769690 B2 JP3769690 B2 JP 3769690B2 JP 2004363817 A JP2004363817 A JP 2004363817A JP 2004363817 A JP2004363817 A JP 2004363817A JP 3769690 B2 JP3769690 B2 JP 3769690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
line pair
misfet
data line
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004363817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3769690B6 (ja
JP2005100640A (ja
Inventor
儀延 中込
清男 伊藤
田中  均
泰 渡辺
英治 久米
正典 礒田
英治 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=34468195&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3769690(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Renesas Technology Corp, Hitachi ULSI Systems Co Ltd filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2004363817A priority Critical patent/JP3769690B6/ja
Priority claimed from JP2004363817A external-priority patent/JP3769690B6/ja
Publication of JP2005100640A publication Critical patent/JP2005100640A/ja
Publication of JP3769690B2 publication Critical patent/JP3769690B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3769690B6 publication Critical patent/JP3769690B6/ja
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

本発明は半導体装置、特に微細素子で構成され、電池動作可能な半導体集積回路に好適な低電圧で動作する高速、高集積の半導体装置に関する。
半導体集積回路(LSI=Large Scale Integration)の集積度向上は、その構成素子であるMOSトランジスタの微細化により進められてきた。素子の寸法が0.5ミクロン以下のいわゆるディープサブミクロンLSIになると、素子の耐圧の低下とともにLSIの消費する電力の増大が問題になってくる。このような問題に対しては、素子の微細化にともなって動作電源電圧を低下させることが有効な手段であると考えられる。現在のLSIの電源電圧としては5Vが主流であるため、微細な素子でLSIを構成する手段として、LSIチップ上に外部電源電圧を降圧する電圧変換回路を搭載する技術が、アイ・イー・イー・イー・ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ、第21巻、第5号、第605〜第611頁(1986)( IEEE Jounal of Solid-State Circuits, vol.21, No5, pp.605-611, October 1986 )において論じられている。この場合の外部電源電圧と内部電源電圧の値は、それぞれ5Vと3.5Vである。このように、LSIの中でも最高集積度のダイナミックRAM(DRAM= Dynamic Random Access Memory )で消費電力の問題が顕在化しつつある。こうした傾向に合わせて、LSIの外部電圧そのものを下げようという動きもある。例えば、0.3ミクロンの加工技術を用いる64メガビットDRAMでは外部電源電圧3.3V程度に低下される予定である。集積度の向上にしたがって、外部電源電圧はさらに低下する可能性がある。
また近年、可搬型電子機器の普及に伴い、電池動作や、電池での情報保持が可能な低電圧・低消費電力のLSIに対する需要が高まってきている。このような用途に対しては、最小1〜1.5Vで動作するLSIが必要とされる。特に、ダイナミックメモリの場合、その集積度は既にメガビット級に達しており、従来では磁気ディスク装置しか使用できなかった大容量記憶装置の分野にもその半導体メモリを利用しようという動きがでてきている。そのためには、電源をきってもデータが消えないよう電池でバックアップする必要がある。このバックアップの期間は、通常数週間から数年間保証する必要がある。このため、メモリの消費電流は極力小さくする必要がある。低電力化のためには、動作電圧を低減することが有効であるが、これを1.5V近辺とすればバックアップ用電源としては乾電池1個で済むためコストも安くまた占有スペースも小さくなる。
インバータや各種デジタル論理回路だけから構成されるCMOS(Complementary MOS)LSI、例えばプロセッサなどにおいては、電源電圧を1.5V程度まで低下させても、MOSトランジスタの定数としきい値電圧さえ適切に選べば、大幅な性能低下を招くことなく、1.5V程度の低い電源電圧で動作させることが可能である。しかしながら、外部電源電圧(VCCまたはVSS)の他に、それらの中間電圧やそれらの範囲を越えた電圧をLSI上で発生させ、それを動作に用いるLSIでは、電源電圧の低下は、決定的な性能低下をもたらしていた。こうしたLSIの代表がDRAMである。したがって、プロセッサやメモリなどの複数種類のLSIで、低電圧で動作する情報機器を構成する場合には、DARMに代表されるように、LSI上で電源電圧以外の電圧を発生して動作に用いるLSIの低電圧動作が必須である。
DRAMを低電圧で動作させた場合、主に従来用いられていた以下の3つで問題が生じる。
(1)メモリから読出された微小な信号を読出す回路。
(2)メモリセルを構成するMOSトランジスタを十分高い導通状態にして、損失無く信号を伝達するために必要なワード線駆動用高電圧を発生する回路。
(3)メモリセル蓄積容量のプレート電極、さらにはメモリセルからの読み出し信号の検出に際する参照電圧となる中間電圧(VCC/2)を発生する回路。
これらの従来例を、以下順に説明する。
(1)については以下のとおりである。LSIの高集積化、大規模化にともなって、信号配線の寄生容量が増大するため、動作速度が低下するという問題が顕現化しつつある。ダイナミック・メモリの場合には、各メモリセルからデータ線上に読み出された微小な信号をセンスアンプにより増幅する速度、および、選択されたデータ線から情報を読み出す入出力制御線(コモンI/O線)の動作速度が、メモリ全体の動作速度の大きな割合を占めており、これらを高速化する技術がメモリの性能向上のために不可欠である。従来の入出力制御回路としては、たとえばアイ・イー・イー・イー,ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ,エス・シー22(1987年)第663頁から第667頁(IEEE,Journal of Solid-State Circuits, Vol.SC−22,No5,October,1987,pp663−667)において述べられているように、2つのMIS(Metal
Insulator Semiconductor)型のFET(Field Effect Transistor)を用い、選択信号をそれらのゲート電極に印加して、データ線対とコモンI/O線対との接続を制御する方式が一般的であった。
(2)についての従来例を図20に示す。これはDRAMのメモリセルアレー(MA)とワードドライバ(WD)関連の回路を示したものである。また、図21は各部の波形を示している。この回路は、例えばIEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS,VOL.sc−21,NO.3,JUNE 1986,pp.381−387に示されている。
(3)についての従来例は以下のとおりである。データ線をVCC/2電圧にプリチャージするDRAM方式は、高速性、低消費電力、耐雑音性といった特徴によって、CMOS回路とともに1メガビット以降のDRAMの主流になっている。このVCC/2電圧を発生させる従来の中間電圧発生回路の例は、アイ・イー・イー・イー・ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ、第21巻、第5号、第643〜第648頁(1986)( IEEE Journal of Solid-State Circuits, vol.21,No.5,pp.643-648, Octorber 1986)に述べられている。
アイ・イー・イー・イー,ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ,エス・シー22(1987年)第663頁から第667頁(IEEE,Journal of Solid-State Circuits, Vol.SC−22,No5,October,1987,pp663−667) IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS,VOL.sc−21,NO.3,JUNE 1986,pp.381−387 アイ・イー・イー・イー・ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ、第21巻、第5号、第643〜第648頁(1986)( IEEE Journal of Solid-State Circuits, vol.21,No.5,pp.643-648, Octorber 1986)
以上の従来例に対して、本願明細書に開示する発明が解決しようとする課題は以下のとおりである。
まず(1)の従来例については以下のとおりである。従来方式の例を図7(a)および図7(c)に示す。この方式では必要最低限の数のトランジスタで構成できるため、メモリ全体の面積低減には有効であるが、一方、以下のような欠点がある。(a)データ線(D0,D0 ̄)の信号電圧が十分に増幅されないうちにI/O制御用のMIS−FET(T50,T51)を導通状態にすると、センスアンプSA0の動作が阻害されて誤動作を起こす。
(b)上記理由により、センスアンプが動作してから選択信号Y01を投入して上記MIS−FETを導通させるまでに時間遅れ(タイミング・マージン)を置く必要が生じ、動作速度の低下をきたす(図7(c))。
(c)このような誤動作を防ぐために、上記MIS−FETのチャネルコンダクタンス(ドレイン・ソース間の導電率)とセンスアンプを構成するMIS−FETのチャネルコンダクタンスの比には、設計上の制約が発生する。一般的には、前者を後者よりも小さくする必要があり、コモンI/O線(IO0,IO0 ̄)の駆動能力を大きくとることが難しい。そのため、(b)に加え、さらに動作速度が低下する。
(d)メモリの集積度向上に伴って、消費電力低減、および素子の耐圧低下に対処するため、内部電源電圧は低下する傾向にある。したがって、上記MIS−FETの駆動能力がさらに低下し、より動作速度が低下する。
(e)主に、上記(c)の理由により、ひとつのコモンI/O線と、それにつながる複数のデータ線との間で、並列に書込み、あるいは読み出しを行うことが難しく、並列度など、テスト機能の面で制約を受ける。
これらのため、従来の入出力回路方式では、低電圧でも高速に動作する高集積メモリに適した回路方式を供することができなかった。
次に、(2)の従来例については以下のとおりである。図20に示すようにワードドライバはトランジスタQD、QTから構成される。ここでXデコーダ出力N1がHighレベル(VL)になるとQTを通してQDのゲートN2が充電されQDがオン状態となる。このとき、N2の電圧はVL−VTとなる。次に周辺回路FXで作られたワード線駆動信号 φX(振幅はVL+VT以上)がHighレベルになるとQDのドレインからソースに電流が流れワード線WをHighレベルにする。このときQTのゲートとN1の間の電位差は0、N2とはVtであるからQTはカットオフ状態となっている。従って、φXが上昇するときN2の電圧はQDのゲート、ソース間容量によるカップリングでφXと共に上昇する。ここで、φXが最大値に達したときQDのゲート、ソース間電圧がVT以上なら、ワード線の電圧はφXと等しくなる。一方、φXが上昇していく途中でそれがVT以下となった場合は、QDのゲート、ソース間容量が0となるのでその時点でN2の上昇はとまり、図21に示すようにVL−VT+α(VL−2VT)/(1−α)となる。またワード線の電圧は(VDL−2VT)/(1−α)となる。ここで、αはQDのゲート容量とノードN2の全容量の比である。
ここで、VLが電池の消耗で1.1Vまで低下した場合を考える。α=0.9
、VT=0.5(V)とすれば上式よりN2の電圧は1.5Vとなる。従って、ワード線の電圧は1.0Vまでしか上昇しない。通常、メモリセルのスイッチトランジスタQSのしきい値電圧は周辺回路のそれよりも高く0.5V以上になるのでメモリセルに蓄えられる電荷量は最大値(CS×1.1)の半分以下の(CS×0.5)となりソフトエラー耐性、センスアンプのS/Nの著しい低下が生ずる。すなわち、保存データの破壊が起こりやすくなる。
以上のように、DRAMを従来の技術で電池動作させようとした場合、電池の起電力がMOSトランジスタのしきい値電圧VTの2倍近くまで低下すると、ワードドライバの動作不良によりメモリセルへの書き込み電圧が低下してデータの破壊が起こりやすくなるという問題があり、その解決を要する課題があった。
また、(3)に関して、低電圧化と高集積化により、従来の中間電圧発生回路
では以下の二つの問題が生じる。(a)電源電圧の低下に伴い、電圧設定精度が
低下し、信号対雑音(S/N)比が悪化する。
(b)素子がソース・フォロワ・モードで動作するので応答速度がトランジスタの駆動能力と負荷容量の値で決まることになり、このため、高集積化による負荷容量の増大と、さらには低電圧化による素子の駆動能力の低下により、応答速度が遅くなる。
図30はDRAM用中間電圧発生回路の従来例を示すものである。以下、図30を用いて上記の問題点を説明する。図30において、TN5、TN6はNチャンネルのMIS型FET、TP5、TP6はPチャンネルのMIS型FET、R1、R2は抵抗、CLは負荷容量である。図30の回路は一種のコンプリメンタリ・プッシュプル回路で、TN6とTP6は電源電圧VCC(VSSは接地電位とする)をHVCの中間電圧に分圧する分圧回路を構成し、これらのゲートにバイアス電圧を与えるためのTN5とTP5がバイアス回路を構成している。VCC/2プリチャージ方式のDRAMにおいては、負荷容量は全データ線容量にほぼ等しく、4メガビットDRAMでは5〜10nF(ナノ・ファラッド)、16メガビットDRAMでは20〜40nF、64メガビットDRAMでは80〜160nF程度の値である。この回路においては、各FETに微小な電流を常時流すことによって、出力が一定の電圧になるように安定化される。電流が微小であれば、端子20と端子22の電圧差すなわちV(20)−V(22)はほぼFET TN5のしきい値電圧VTNに、また端子22と端子21の電圧差すなわちV(22)−V(21)はほぼFETTP5のしきい値電圧の絶対値VTPに等しくなる。また、FET TN6およびTP6のゲート幅対ゲート長比 W/Lは、それぞれTN5およびTP5のW/Lの数倍から数10倍になるように選ばれる。したがって、TN6のバイアス電流はTN5のバイアス電流の数倍から数10倍になる。
はじめに第一の問題点について説明する。今、FET対TN5とTN6、およびTP5とTP6の間の素子特性(例えば、しきい値電圧、単位ゲート幅あたりのチャネル・コンダクタンス等)に差が無いと仮定すると、出力HVCには、端子22の電圧に等しい電圧が得られる。出力電圧は、
V(HVC)=R2/(R1+R2)×VCC−R2/(R1+R2)×VTN+R1/(R1+R2)×VTP
と表される。ここでVSSは接地電位にあるとする。標準条件下ではVTNとVTPの値がほぼ等しく、R1=R2となるように設計すると、
V(HVC)=VCC/2−VTN/2+VTP/2
すなわち、VTNとVTPの値の差がVCCの値に比べて無視できる場合には
V(HVC)≒VCC/2
となる。一般に、素子のしきい値電圧のばらつきは、高集積化によっても小さくならず、一定であると考えられるため、VCCを低くするにしたがって、V(HVC) の設定精度は低下する。例えば、VTNとVTPがそれぞれ標準値に対して±0.1V変動すると仮定すると、電源電圧が5V(HVCが2.5V)のときには、中間電圧の変動は約±4%であるのに対して、電源電圧が1.5V(HVCが0.75V)のときには、中間電圧の変動は約±13%に達し、メモリの安定な動作に支障がでる。
次に、第二の問題点について説明する。負荷の充放電に際し、出力のMISFETは飽和領域で動作するため、そのドレイン電流IDは
ID=β/2×(VGS−VT)2
と表される。ここに、VGSはゲート・ソース間電圧、VTはMISFETのゲートしきい値電圧、βは素子の構造や寸法によって決まる定数である。今、従来回路において負荷(負荷容量=CL)の電圧を0Vから中間電圧VCC/2の90%まで立ち上げるのに要する時間trは
tr=18CL/β×1/(VCC/2)
と表される。一つのデータ線に接続されるメモリセルの数を256、一つのデータ線あたりの容量値を0.5pF、と仮定する。メモリの高集積化に伴ってこれらの値はほぼ一定であるから、負荷容量の値は世代毎に4倍ずつ大きくなる。例えば、4MビットDRAMではCL≒8.2nF、16MビットではCL≒33nF、64MビットではCL≒131nFとなる。これに対して、電源電圧が5V→3.3V→1.5Vと世代毎に低下すると、MISFETのβが10mA/V2で一定の場合、立上り時間trは5.9μs→36μs→314μsと世代毎に約10倍ずつ増えることになる。応答速度を一定に保つためには、MISFETのβを世代毎に10倍にしていく必要があるが、レイアウト面積の増大や、定常電流の増大を招くという副作用があるため、実際には立上り時間trを一定に保つのは不可能である。
本発明の概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
第1データ線対と、第2データ線対と、第1及び第2データ線対に交差する複数の第1ワード線と、第1データ線対に接続される複数の第1メモリセルと、第2データ線対に結合される複数の第2メモリセルと、を含む第1メモリアレイと、第3データ線対と、第3データ線対に交差する複数の第2ワード線と、第3データ線対に結合される複数の第3メモリセルとを含む第2メモリアレイと、第1データ線対に第1MISFET対を介して結合される第1センスアンプと、第2データ線対に第2MISFET対を介して結合され、第3データ線対に第3MISFET対を介して結合される第2センスアンプと、第1信号線対に、第1センスアンプにおいて増幅されたデータを選択的に出力する第4MISFET対と、第2信号線対に、第2センスアンプにおいて増幅されたデータを選択的に出力する第5MISFET対と、第1信号線対と第1スイッチを介して結合される第1共通信号線対と、第2信号線対と第2スイッチを介して結合される第2共通信号線対と、第4MISFET対のゲート電極及び第5MISFET対のゲート電極に結合される第1列選択信号線と、第1列選択信号線に結合されるYデコーダとを具備し、第1センスアンプは、Yデコーダと第1メモリアレイの間に配置され、第2センスアンプは、第1メモリアレイと第2メモリアレイとの間に配置され、Yデコーダと第1メモリアレイの間には、他のメモリアレイは配置されず、複数の第1ワード線のうち一つが選択され、第1列選択信号線が選択された場合において、第1共通信号線対に読み出されるデータは、第1データ線対、第1MISFET対、第4MISFET対、第1信号線対及び第1スイッチを介して読み出され、第2共通信号線対に読み出されるデータは、第2データ線対、第2MISFET対、第5MISFET対、第2信号線対及び第2スイッチを介して読み出される。
更に望ましくは、第2メモリアレイは、複数の第2ワード線と交差する第4データ線対を更に含み、第4データ線対は、第6MISFET対を介して第3センスアンプに結合され、第3センスアンプにおいて増幅されたデータは、第7MISFET対を介して第3信号線対に選択的に出力され、第7MISFE対のゲート電極は、第1列選択信号線に結合され、第1信号線対は、第1スイッチを介して第2共通信号線対に結合され、第2信号線対は、第2スイッチを介して第1共通信号線対に結合され、第3信号線対は、第3スイッチを介して第1及び第2共通信号線対に結合される。
また、第1センスアンプで増幅されたデータをそのゲート電極に受ける第12MISFET対と、第2センスアンプで増幅されたデータをそのゲート電極に受ける第13MISFET対を更に具備し、第4MISFET対は、第12MISFET対により電圧差から電流差に変換されたデータを選択的に第1信号線対に出力し、第5MISFET対は、第13MISFET対により電圧差から電流差に変換されたデータを第2信号線対に出力する
また、半導体装置は、第1センスアンプと書き込みゲートを介して接続される第4信号線対を更に具備し、読み出し動作時において読み出されるべきデータは、第1信号線対を介して伝達され、書き込み動作時において書き込まれるべきデータは、第4信号線対を介して伝達される。
また、別の観点からみると、第1データ線対と、第2データ線対と、第1及び第2データ線対に交差する複数の第1ワード線と、第1データ線対に接続される複数の第1メモリセルと、第2データ線対に接続される複数の第2メモリセルと、を含む第1メモリアレイと、第3データ線対と、第3データ線対に交差する複数の第2ワード線と、第3データ線対に接続される複数の第3メモリセルとを含む第2メモリアレイと、第1データ線対と第1MISFET対を介して結合され、他のデータ線対には結合されない第1センスアンプと、第2データ線対と第2MISFET対を介して結合され、第3データ線対に第3MISFET対を介して結合される第2センスアンプと、読み出しデータを伝達する第1信号線対に、第1センスアンプにおいて増幅されたデータを選択的に出力する第4MISFET対と、読み出しデータを伝達する第2信号線対に、第2センスアンプにおいて増幅されたデータを選択的に出力する第5MISFET対と、第1信号線対と第1スイッチ回路を介して結合される第1共通信号線対と、第2信号線対と第2スイッチ回路を介して結合される第2共通信号線対と、第4及び第5MISFET対のゲート電極に結合される第1列選択信号線と、を具備し、第1メモリアレイは、第1センスアンプと第2センスアンプの間に配置され、複数の第1ワード線のうち一つが選択され、第1列選択信号線が選択された場合において、第1共通信号線対に読み出されるデータは、第1データ線対、第1MISFET対、第4MISFET対、第1信号線対及び第1スイッチを介して読み出され、第2共通信号線対に読み出されるデータは、第2データ線対、第2MISFET対、第5MISFET対、第2信号線対及び第2スイッチを介して読み出される。
上記構成により、従来に比べて、チップ面積を大きく増大させることなく、最適なセンスアンプ構成をとることができる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。なお、以下の説明では、本発明をダイナミックメモリ(DRAM)に適用した例について説明するが、これ以外の、例えば、スタティックメモリ(SRAM)やリード・オンリ・メモリ(ROM)についても同様に適用できる。また、MIS型のFET素子を用いたメモリ以外にも、バイポーラ素子を用いたメモリ、バイポーラ素子とMIS−FETとを組み合わせた、いわゆるBiCMOS型のメモリ、さらには、シリコン以外の半導体材料を用いたメモリについても、同様に適用することができる。
図1から図6は本発明のメモリ回路の一実施例である。図1から図6中、MAは1つのMIS−FETと1つの蓄積容量からなるメモリセルを二次元的に複数個配列したメモリセルアレー、CKT0,CKT1はメモリセル信号を検知したり、読出し線または書込み線を通して、メモリ外部と情報をやりとりするための入出力制御回路、D0とD0 ̄、D1とD1 ̄メモリセルと上記入出力制御回路の間で信号の伝送を行うためのデータ線対、WDはメモリセルアレーのうちの行アドレスを指定して1本のワード線に駆動信号を与えるためのワード線駆動回路、W0〜Wmはワード線、YDはメモリセルアレーのうちの列アドレスを指定するためのY(列)デコーダ、Y01は列選択信号線、をそれぞれ表している。また、入出力制御回路の中で、SA0、SA1はデータ線上の微小な信号電圧を検知するための検知回路(センスアンプ)、CSN0とCSP0、CSN1とCSP1は、それぞれ検知回路SA0、SA1の駆動信号線、CD0あるいはCD1は検知回路の駆動信号発生回路、PR0,PR1は、非動作状態において、データ線対を短絡するとともにセンスアンプの動作に都合の良い電圧に設定するためのプリチャージ回路、RG0あるいはRG1はデータ線対に現れた信号(電圧差)をメモリアレー外部に読みだすための読みだしゲート、T1〜T4は読みだしゲートを構成するNチャネルMIS−FET、WG0あるいはWG1は外部の情報に従ってデータ線を駆動する書き込みゲート、T5〜T8は1つの書き込みゲートを構成するNチャネルMIS−FET,RO0,RO0 ̄,RO1,RO1 ̄は読みだし線、WI0,WI0 ̄,WI1,WI1 ̄は書き込み線、RCS0,RCS0 ̄,RCS1,RCS1 ̄は読みだし制御線、WR0,WR0 ̄,WR1,WR1 ̄は書込み制御線、をそれぞれ示している。また、SWR0,SWR1は読みだし線から共通の読みだし線CRO,CRO ̄へ接続するためのスイッチ回路、SWW0,SWW1は書き込み線と共通の書き込み線CWI,CWI ̄を接続するためのスイッチ回路、SEL0,SEL1は左右いずれかのスイッチを選択する信号。AMPはCRO ̄,CROへ現れた信号を検知増幅するためのセンス増幅器、DOBは出力バッファ、DIBは入力バッファである。本実施例では、入出力制御回路CKT0,CKT1をデータ線対毎にメモリセルアレーの左右に交互に配置しており、かつ入出力制御回路内のI/O線を読みだし線(RO線)と書き込み線(WI線)に分離している。以下これらの具体的な構成と効果を説明する。
図2には読みだしゲートおよび書き込みゲート回路の平面レイアウト図を示す
。一般的には、メモリの高集積化が進むとともに入出力制御回路Ciをデータ線ピッチでレイアウトすることが困難になってくる。しかし本実施例のように入出力制御回路をメモリセルアレーの左右に交互に配置することで入出力制御回路のレイアウトピッチはデータ線対ピッチの2倍、すなわち2dyにできるのでチップ面積を大きく増大させること無しにレイアウトが可能になる。高集積メモリにおいては、たとえばアイ・イー・イー・イー・ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ,23(1988年)第1113頁から1119頁(IEEE, Journal of Solid-State Circuits, vol.23,No.5,October 1988,pp1113−1119)に述べられているように、隣接するデータ線間の容量結合により信号対雑音比が著しく低下するという問題がある。メモリセルアレー部分の容量結合雑音はデータ線をメモリセルアレーの途中で交差する等の方法により低減できることは知られているが、入出力制御回路部においては隣接データ線間の結合容量が場所により不均一であるため雑音を低減することが十分に行えなかった。本実施例では入出力制御回路のデータ線対間にシールド用の配線を配することにより、従来に比べて著しく線間容量結合雑音を低減することができる。以下、これについて説明する。図2に示すような入出力制御回路部のレイアウトにおいて、データ線対間にデータ線と同時に形成される他の信号配線を配置している。ここでは、例えば、読みだしゲートRGi部でデータ線と直行して配線された読みだし線RO,RO ̄及び読みだし制御線RCS,RCS ̄はスルーホールを通してデータ線と同時に形成される配線材に接続され、データ線と平行に配置される。このようにすることで、データ線と隣接データ線間の寄生容量を低減することができ、読みだし動作に伴う雑音を最低限に抑え、安定な動作を期すことができる。
次に、読出しスイッチSWR0、書込みスイッチSWW0、センス増幅回路AMOの具体的な構成を説明する。
図3(a)は読出しスイッチSWRi(i=0,1)の構成例である。この回路は、複数の読出し線ROi、ROi ̄の内の1つを共通読出し線CRO、CRO ̄に選択的に接続するとともに、選択されたメモリブロックの読出し制御線RCSi、RCSi ̄の電圧を制御して、読出し線に信号を取り出すようにしている。同図において、T10〜T17はNチャネルMISFET、INV100はインバータ、NAND1は入力が共に高レベルの組合せのときのみ低レベルを出力する2入力の反転論理積回路、をそれぞれ示している。メモリブロックが選択されて選択信号SELiが高いレベル、かつメモリが読出し状態にあって書込み信号WEが高レベルになると、MISFET T10〜T13が導通、T14〜T17が非導通となる。したがって、読出し線ROi,ROi ̄はそれぞれ共通読出し線CRO、CRO ̄に接続されるとともに、読出し制御線RCSi、RCSiは接地される。これにより、例えば図1において列選択信号Y01が高レベルになると、T3およびT4が導通し、データ線対D0,D0 ̄の電圧差に応じて読出し線RO0、RO0 ̄から読出し制御線RCS0、RCS0 ̄に流れる電流の差として信号が得られる。ここで、読出し制御線RCS0、RCS0 ̄は、読出し動作だけを考えると、必ずしも分離する必要はないが、後述するうに並列テストを行なう場合には、分離が不可欠である。
メモリブロックが非選択となり、選択信号SELiが低レベル、またはメモリが書込み状態にあって書込み信号WE ̄が低レベルになると、MISFET T10〜T13が非導通、T14〜T17が導通となる。したがって、読出し線ROi、ROi ̄および読出し制御線RCSi、RCSi ̄は同一の電圧(ここでは中間電圧HVL)に接続される。これにより、例えば図1において列選択信号Y01が高レベルになってT3およびT4が導通しても、読出し線ROi、ROi ̄から読出し制御線RCSi、RCSi ̄に電流が流れることがないため、例えば図10において述べるように、1本の列選択信号線で複数のメモリブロック(選択ブロックと非選択ブロックを含む)の列アドレスを選択するような場合に都合がよい。
図3(b)は書込みスイッチSWWi(i=0,1)の構成例である。この回路は、複数の書込み線WIi、WIi ̄の内の1つを共通書込み線CWI、CWI ̄に選択的に接続するとともに、選択されたメモリブロックの書込み制御線WRiを高レベルにして、書込みを行なうようにしている。同図において、T20,T23〜T26はNチャネルMISFET、T21、T22はPチャネルMISFET、INV101〜INV103はインバータ、NAND2は2入力の反転論理積回路、をそれぞれ示している。メモリブロックが選択されて選択信号SELiが高レベル、かつメモリが書込み状態にあって書込み信号WEが高レベルになると、MISFET T20〜T23が導通、T24〜T26が非導通となる。したがって、書込み線WIi、WIi ̄はそれぞれ共通書込み線CWI、CWI ̄に接続されるとともに、書込み制御線WRiには高レベルが出力される。これにより、例えば図1において列選択信号Y01が高レベルになると、T5およびT6が導通し、データ線対D0,D0 ̄は書込み線WI0、WI0 ̄に接続され、書込み線上の書込み情報はデータ線に書き込まれる。
メモリブロックが非選択となり、選択信号SELiが低レベル、またはメモリが読出し状態にあって書込み信号WEが低レベルになると、MISFET T20〜T23が非導通、T24〜T26が導通となる。したがって、書込み線WIi、WIi ̄は同一の電圧(ここでは中間電圧HVL)に接続されるとともに、書込み制御線WRiは低レベルになる。これにより、例えば図1において列選択信号Y01が高レベルになってT5およびT6が導通しても、データ線と書込み線とは導通しないため、例えば図10において述べるように、1本の列選択信号線で複数のメモリブロック(選択ブロックと非選択ブロックを含む)の列アドレスを選択するような場合に都合がよい。
次に、図4は共通読出し線CRO,CRO ̄に読みだされた信号を増幅するためのセンス増幅回路の構成を示している。同図において、amp1は共通読出し線CRO,CRO ̄を入力、d1,d1を出力とする第一のセンス増幅回路、amp2はd1,d1 ̄を入力、d2,d2 ̄を出力とする第二のセンス増幅回路、amp3はd2,d2 ̄を入力、d3,d3 ̄を出力とする第三のセンス増幅回路、T42,T43は第三のセンス増幅回路を動作前に初期化するためのMISFETである。第一のセンス増幅回路amp1は同じ構成の2つの電流電圧変換回路で構成される。電流電圧変換回路は差動増幅回路DA1、PチャネルMISFET T30、NチャネルMISFET T31とからなる。また、第二のセンス増幅回路amp2は同じ構成の2つの差動増幅回路DA3,DA4で構成される。第三のセンス増幅回路amp3は2つの反転論理和回路MOR1,NOR2,2つのインバータINV105,INV106で構成される。
次に、本実施例の動作を図5および図6の動作波形を用いて説明する。なお、ここでは、データ線D0,D0 ̄に読出された情報を読出したり、外部からの情報をD0,D0 ̄に書込む場合の例について説明するが、同様の動作はメモリアレー内の全てのメモリセルに対して選択的に行なうことができるのは自明である。また、ここでは動作電圧が1.5Vの場合について説明しているが、これに限らず他の電圧で動作させても、本発明は同様に適用でき、かつ同様の効果を得ることができる。
まずはじめに読出し動作を図5により説明する。プリチャージ回路部PR0の制御信号PCが時間t0で立ち下がり、データ線への予備充電動作が終了する。続いて選択されたワード線W0がt1 で立上り、メモリセルからデータ線D0,D0 ̄に信号が読みだされる。次に、t3にセンスアンプ駆動信号CSPを中間電位からHighレベルへ、CSNを中間電位からLow レベルにし、センスアンプSA0を駆動する。これにより、データ線に読みだされた信号がセンスアンプによりHigh,Low に増幅される。ここで、本実施例では、データ線は読みだしゲートRG0 中のトランジスタT1,T2のゲートに接続され、トランジスタT3,T4を通して、読出し線RO0,RO0 ̄へ接続してある。選択された入出力回路CKT0 の読出し制御線RCS0,RCS0 ̄はt1においてLow に駆動される。この構成によりデータ線と読出し線は分離されるため、データ線がHigh,Low レベルに確定する前の増幅途中において、ここではt3において、列選択信号線Y01を入力してもデータ線の情報を破壊することがない。したがって、データ線の情報を破壊すること無しに読出し線へ伝達することができるので、読みだし動作の高速化が図れる。なお、従来に比べて高速化できる理由、および効果については後で詳しく述べる。ここで、読出し線および共通読出し線の信号電圧、すなわちRO0とRO0 ̄およびCROとCRO ̄の電圧差は約20mV程度、第一のセンス増幅回路の出力信号振幅(d1とd1 ̄の電圧差)は約200mV程度、第二のセンス増幅回路の出力信号振幅(d2とd2 ̄の電圧差)は1〜1.5V程度である。すなわち、第一のセンス増幅回路の電圧増幅率は約10程度、第二のセンス増幅回路の電圧増幅率は約5〜7程度である。第三のセンス増幅回路の電圧増幅率は1〜2程度である。但し、第三のセンス増幅回路には出力情報を記憶する機能、いわゆるラッチ機能がある。すなわち、入力の信号を増幅した後に入力をともにlowにすることにより、次の入力が入るまでは先の入力に応じた出力が保持される。これにより、第一から第三の増幅回路の全てを常に動作状態にする必要がなく、出力された後には、第一あるいは第二あるいはその両方の増幅回路を非動作状態として、消費電力を低減することができる。
この図では、一つの情報の読出しの後、列アドレスを切り換えて他の情報を読出すようにした、いわゆるスタティックカラム動作の例も示している。すなわち、列選択信号Y01の次にY23を立ち上げて情報を読出している。本実施例によれば、後述するようにセンス増幅回路の入力を電流とすることにより、読出し線および共通読出し線の電圧振幅は20mVと従来の1/10に低減している。これにより、読出し線および共通読出し線の寄生容量の充放電に要する時間を約1/10に短縮することができ、アドレスを切り換えてから情報を出力するまでの遅延を極めて小さくすることができる。
つぎに、読出し動作に続いて書き込み動作を行なう場合の例を図6を用いて説明する。同図において、最初の読出し動作は図5と同じである。t4においてWEがhighになると列選択信号線Y01がHighのままで、RG0 の制御信号線RCS0 がHVL(0.75V)、書き込みゲートWG0の制御信号線WR0が゛Highになる。これとともに書き込み用の入出力線WI0,WI0 ̄に書き込みのデータを与えると、書き込みゲートWG0内のトランジスタT5、T7、およびT6、T8を通してデータ線D0,D0 ̄へデータが書き込まれる。
以上の例に示したように、書き込み動作と読みだし動作でI/O線とデータ線間の伝達インピーダンスを変化させる一手段として、読みだし線と書き込み線を分離することで、読みだし動作マージンと書き込み動作マージンをおのおの個別に設定することができるので、低電圧動作においても動作の高速化及び安定化を図ることができる。
次に、本実施例で用いたセンス増幅回路は効果を図7、図8により説明する。図7(a)は従来のセンス増幅回路、図7(b)は本発明によるセンス増幅回路の構成を模式的に示したものである。また図7(c)は従来のセンス増幅回路と、本発明によるセンス増幅回路の動作波形を模式的に示したものである。従来回路では、メモリセルMCから、データ線(D0,D0 ̄)に読出された微小信号は、センスアンプSA0で増幅された後、列選択信号Y01で制御されるMISFET T50,T51 ̄をオンにして、読出し線(IO0,IO0 ̄)に伝えられていた。従来回路には、高速化を妨げる2つの問題がある。1つは、センスアンプで十分に増幅された後、MISFETをオンにする必要があることである。そうしないと、データ線(CD約0.3pF)と読出し線(CR約8pF)に、数10倍の容量差があるため、大きな電荷が読出し線から流れ込んで、せっかく増幅しかけた情報が破壊されてしまうためである。もう1つは、駆動能力の小さなセンスアンプで、大きな寄生容量の読出し線を200mVという大きな電圧まで増幅する必要があることである。これは、次段の第二のセンス増幅回路の信号検出感度のためである。
そこで、本発明では、データ線の信号をゲートで受けたNMOSトランジスタT1,T2を設け、センスアンプと読出し線を分離した。これによって、データ線が十分増幅されるのを待たずに、列選択信号で制御されるMISFET T3,T4をオンにできるため、データ線の電圧情報を、電流情報に変換して、高速に読みだすことができる。さらに、低電圧動作に適するように、PチャネルのMISFETと増幅回路により達成した、電流センス回路を設け、電流入力に比例した電圧出力を得られるようにした。電流入力とすることにより、信号線の電圧振幅は、従来に比べて、約1桁(200mV→20mV)小さく抑えることができ、寄生容量CRの充放電に要する時間が大幅に短縮されて高速化される。
図8は、従来のセンス増幅回路と本発発明によるセンス増幅回路の動作速度を計算機シミュレーション結果をもとに比較したものである。ここでセンス時間とは、センスアンプを起動するための信号CSN,CSPが投入されてから、I/O線に200mVの信号電圧が得られるまで(従来の場合)の遅延時間、あるいは第一のセンス増幅回路の出力に200mVの出力が得られるまで(本発明の場合)の遅延時間で定義している。本発明の回路により、1.5Vで従来に比べて20ns高速化されることから、本発明が低電圧でかつ高速に動作することが示された。
以上述べたように本実施例では、入出力制御回路をメモリセルアレーの左右に交互に配置し、かつ読みだし用と書き込み用の入出力線を分離することで、低電圧動作においても動作の高速化及び安定化を図ることができる。さらには、読出し線の信号を検出する第一のセンス増幅回路を電流電圧変換回路で構成し、かつ読出し線駆動用のMISFETとデータ線の電圧を読出し線の電流に変換するためのMISFETを相補の構成とすることにより、1〜2V程度の低い電源電圧でも高速に動作するセンス増幅回路を提供することができる。
図9はさらに動作の安定化を図るための実施例である。前に述べたように、入出力制御回路部ではデータ線間の寄生容量を低減することができた。ここではメモリセルアレー部においてデータ線間の寄生容量のバランスをとることによりさらに動作の安定化を図っている。すなわちデータ線を一線対ごとにメモリセルアレーの中央部において交差させる。D1,D1 ̄とデータ線D0 ̄間の寄生容量はそれぞれCc01L、Cc01Rであるが、Cc01LとCc01Rは一致するのでD1,D1 ̄とデータ線D0 ̄間の寄生容量は等しくできる。同様にD1,D1 ̄とデータ線D2 間の寄生容量も等しくできるので、対となるデータ線同志で隣接データ線との寄生容量のバランスをとることができる。したがって、メモリセルアレー内においてもさらに読みだし動作の安定化を図ることができる。
図10は複数のメモリセルアレーが存在した場合の実施例であり、ここでは読みだし動作を説明する。入出力制御回路CKTijは左右のメモリセルアレーで共用し、CKTijと各メモリセルアレーの間にはT60〜T63で示すスイッチトランジスタが接続され、それらのゲートにはメモリセルアレーの選択信号であるSHRijが入力される。SWRiは読みだし線ROと複数のRO線で共用する共通読出し線CROへ接続するスイッチであり、このスイッチへもメモリセルアレーの選択信号SHRijが入力される。SHRijはあらかじめHighにセットされており、たとえばメモリセルアレーMA2 が選択されると、SHR1R,SHR3LのみをLow にする。ここで、列選択信号Y01が選択されたとするとデータ線D1,D1 ̄、およびD0,D0 ̄へ読みだされた信号は入出力制御回路CKT12,CKT23を通してRO12,RO12 ̄,RO23,RO23 ̄へ読みだされる。これらは、さらにスイッチSWR1,SWR2を通して、共通のI/P線CRO0,CRO0 ̄,CRO1,CRO1 ̄へ読みだされる。このように、複数のメモリセルアレーが存在した場合にも、入出力制御回路をメモリセルアレーの左右に交互配置し左右のメモリセルアレーで共用することはチップ面積を大きく増加させることなく、これまで述べてきた特性の改善が実現できる。
図11は本発明を用いた並列テストの実施例である。並列テストは列選択信号を同時に複数選択(多重選択)することによって行う。すなわち、並列テスト時にはテスト信号TESTにより、列選択信号を多重に選択する。これにより、読みだし動作では、多重度に応じてデータ線の読だし信号が読みだし線に同時に読みだされる。同時に読みだされたデータ線の情報がすべて一致していれば、読みだし線ROとRO ̄は一方が読みだし情報に応じて“High”の電圧レベル、他方が“Low”の電圧レベルになる。もし1つでも誤情報が読みだされたとするとROとRO ̄共に“Low”の電圧レベルになる。一方、書き込み動作では、書き込み用の入出力線から選択された書き込みゲートに接続されたデータ線に書き込まれる。ここで、本発明では並列テストの場合にも新たにテスト用のI/O線を設けること無しに並列テストが行え、通常のテストと同様にデータ線からAMPへ情報が伝えられる。また、読みだし用の信号線と書き込み用の信号線を分離しているので、前述したように読みだし動作と書き込み動作で各々個別に動作マージンを設定でき、多重度を増やす上での制限は無くなり、高度の並列読出し/書込みが可能になる。同図で、読みだしゲートRGの駆動信号RCSは対線とし、読みだし動作において読出し線RO,RO ̄へ接続されるRCSを分離している。これは多重度を増やしたときにも1つの誤読みだしを判別するために有効な手段である。多重度を増やすとROからRCSへ流れる電流を増やす必要がある。一方RCSからGNDへ流れる電流は読出し線の配線抵抗によりある一定で飽和する。いいかえれば、RCSの電位が上昇する。そのためRCSを分離しないと誤読みだしがあった側のI/O線の信号電流は多重度の上昇と共に低下し検出が困難になる。RCSを分離することにより誤読みだしを行った側のRCSの電位は上昇せずROからRCSへ流れる電流のみを検出すればよいのでより精度の高い検出ができる。以上述べたように、本発明は高度な並列テストを可能にするのでテスト時間の大幅な短縮を実現できる。
図12は多重度を決定する具体的回路の実施例である。列デコーダYDへは通常Y0からYn−1が入力される。Yn−1は列方向を2分割し、Yn−2はさらにそれぞれを2分割し、以下同様である。Y0は列選択信号ごとに“0”(Low)、“1”(High)を繰り返す。ここではテスト信号TESTをHighにし、Yn−1 ̄、Yn−1とTESTとのORゲート出力信号をAYn−1、AYn−1′とし、これをYn−1 ̄、Yn−1のかわりに列デコーダに入力することでYn−1のHigh、LowにかかわらずにAYn−1、AYn−1′ともにHighにでき列選択信号を2本選択できるので多重度を2にできる。
図13は多重度を4にした実施例である。Yn−1とYn−2のNANDゲート出力をTESTとともにNANDゲートに入力し、それらの出力をAYn−20 から3とし、それらを列デコーダに入力すれば多重度を4にできる。以上、図12および図13に示した実施例をもとに並列テスト時は列デコーダを多重に選択でき、通常のテスト時にはテスト信号TESTをLow にすることによって1本の列選択信号を選択できる。図14は並列テストを実現するためのセンス増幅回路の実施例である。並列テスト時のテスト結果を出力する方法について同図により説明する。通常の読出し動作に際しては、amp2Tを構成する2つの差動増幅回路DA4,DA5の反転および非反転入力には、電流電圧変換後の出力をそのまま入力し、それらの出力をamp3に入力する。並列テスト時には2つの差動増幅回路DA4,DA5の非反転入力には基準電圧としてVRTを入力する。並列テストにおいて、多重に選択されたデータ線に1つでも誤情報が含まれている場合は、RO,RO ̄にはともに電流が流れる。したがって、第一のセンス増幅回路amp1の電流電圧変換出力d1,d1 ̄は共に低いレベルになる。一方、基準電圧VRTを電流電圧変換出力の高レベルと低レベルの間の電圧に設定しておく。こうすれば、1つでも誤情報が含まれている場合は、2つの差動増幅回路DA4,DA5の出力には高レベルが出力される。すなわち、d2,d2 ̄共に高レベルの場合には並列に読出した情報が誤情報を含んでいると判定できる訳である。並列テスト時にはTEST ̄をLow にすることによってこれらの出力を判定回路TEJに取り込む。TEJはd2,d2 ̄の出力電圧に応じてERRにHighまたはLow を出力する。すなわち、並列テストの結果がすべて正しければ、ERRはLow を出力し、1つでもまちがっていればHighを出力する。このようにして多重度をあげた並列テスト結果の判別も本発明による入出力回路方式ならびにセンス増幅回路を用いて行うことができる。
図15は並列テストに用いる基準電圧VRT発生回路の実施例である。同図においても前に述べた電流−電圧変換回路を用いており、並列テスト時には並列テスト信号TESTをHighにすることでVRTを発生している。この回路においては、電流電圧変換回路の入力に信号電流の約半分に相当する基準電流を与えている。これにより両方のRO線に信号電流が流れると、変換後の電圧はVRTより小さくなる。また、並列テストの結果が正しければ一方の変換後の電圧はVRTよりも大きくなる。したがって、変換後の電圧をVRTと比較することにより、テスト結果の判別が可能になる。
図16は書き込みスイッチSWWの具体的実施例である。WEは書き込み信号である。本実施例は図10に基づいて複数のメモリセルアレーが存在した場合であり、SWWの右側のメモリセルアレーが動作すると仮定する(SELRがHigh、SELLがLow)。並列テスト時はTESTがLow である。読みだし動作時はWEがLow であり回路WSTによりWI,WI ̄を同電位にしておく。書き込み動作が開始されると、WEがHighになる。GRに入力する信号は読みだし動作においてはすべてHighになるので、WERはLow に、一方のWELはHighになる。したがって、書き込み制御信号WRはHighになるとともに、NチャネルMISFET T77,T78およびPチャネルMISFET T75,T76をとおしてCWI,CWIからWI,WI ̄へデータが書き込まれる。
図17はメモリセルからデータ線へ読みだされた信号を検知増幅するセンスアンプの高電圧側の電源線の電圧レベルを任意に設定できるようにした実施例である。メモリセルへ“1”を書き込むときの書き込み電圧レベルはセンスアンプの高電圧側の電源線の電圧レベルである。したがって、高電圧側の電源線の電圧レベルを任意に設定できればよい。ここでは高電圧側の電源配線を2種類設け、一方の電源配線をVDLとして通常の書き込みに用いる。他方の電源配線VDMはたとえばチップ外部より任意に設定できるようにする。これにより、信号MT0,MT1をLow にすればセンスアンプの駆動信号CSPはVDL、反対に信号MT0,MT1 をHighにすればセンスアンプの駆動信号CSPはVDMにできる。本実施例によれば、情報“1”の電圧レベルのみを任意に設定できる。さらに、情報“1”の電圧レベルを一対おきに変えて設定することもできる。したがって、データ線間の結合雑音をテストする時のように、一対おきに、情報が反転するぎりぎりの電圧を書き込むことができ、マージンテストを行いたい場合に有効である。また、メモリセルの情報保持特性などのテスト時間の短縮も図れるなどの効果もある。
図18および図19に、本発明によるワード駆動回路の1実施例を示す。本実施例の特徴は、従来のダイナミック型のワードドライバに変えてQD1、QD2、QP、QTからなるスタティック型のワードドライバを用いたことである。またその電源として常に、データ線電圧VLよりメモリセルのスイッチトランジスタQSのVT分以上高い電圧を発生する電圧変換回路VCHGを設けたことである。以下、本実施例の動作を説明する。
まず、アドレス信号AiによりXデコーダXDが選択されるとその出力N1がLowレベルになる。そうするとトランジスタQTを通してN2のノードの電荷が引き抜かれN2もLowレベルとなる。そうするとトランジスタQD1がオンしワード線WをVCHのレベルにまで立ち上げる。VCHのレベルはVL+VT(QS)以上であるからメモリセルCSには最大VLの電圧が書き込まれる。
次に、プリチャージサイクルでは、まずφ ̄PがLowレベルとなりこれによりQPがオンしノードN2をVCHにする。そうすると、QD1がオフしQD2がオンするからワード線WはLowレベルとなりメモリセルには電荷が保持される。
以上のように、本実施例ではドライブトランジスタのゲート電圧がLowレベルで動作するので電源電圧が低くなってもワードドライバとして安定に動作する。
図22は、図18のワード線用電圧変換回路VCHGの具体的実施例を示している。また図23はその回路の起動時の内部波形と入力タイミングを示している。本実施例の特徴は、低電源電圧でも速い立上りと高い出力電圧を得るため、チャージポンプ回路において、その出力電圧プリチャージトランジスタ(図22のQB)に帰還していることである。以下動作を説明する。
まず、入力パルスφ、φ ̄がそれぞれHigh、Lowの場合を考える。この時ノードBの電圧はVLからQCを通して充電されるためVL−VTとなる。一方ノードAはコンデンサCA、CDに蓄えられていた電荷とφの振幅で決まる値となる。本実施例では、この電圧をVLと仮定している。次に、φ、φ ̄の電圧が入れ替わるとノードBはCBにより昇圧されVL−VT+αVLとなる。ここで、αはCBとノードBの全容量の比である。このときノードAの電圧はBの電圧からQAのVTだけ下がった電圧VL−2VT+αVLとなる。
次に、再びφ、φ ̄の電圧が入れ替わるとノードAは再び昇圧される。もし、このときそれがVLよりδだけ高いと、ノードBの電圧はQCによりVL−VTにプリチャージされているから、QBがオンしノードBの電圧をさらにδだけ上げる。従って、次のサイクルでノードBはさらに高く昇圧され、ノードAの電圧もさらに高くなる。以上のことを繰返しながらノードAの電圧は上昇し、最終的にはVLと2VDLの間を往復するようになる。
この出力に、2で示す整流回路すなわちダイオード接続したMOSトランジスタQDを接続し、さらにその出力に平滑コンデンサCDをいれると、昇圧された直流電圧VCHとなる。この出力電圧は、無負荷状態で2VL−VTとなる。
ここで、QAとCAを接続した回路を二つに分け、それぞれの回路の出力点、すなわちQAとCAとの接続点の一方を整流回路2に、もう一方をQBのゲートに接続すればQBのゲートは負荷回路と分離されるので、ゲート電圧は負荷回路に電流が流れないぶん高くなりさらに速くノードAの電圧を立ち上げることができる。
本回路の特徴は、先に述べたように出力電圧をプリチャージ回路に帰還することによりプリチャージ電圧を高くし低電源電圧でも高い出力電圧を得ることができることである。例えば、VL=0.8(V)、VT=0.5(V)とすれば、帰還がない場合つまりQBがない場合、ノードBの電圧は最大1.1V(α=1のとき、2VL−VT)までしか上がらずその結果ノードAは1.4V(3VL−2VT)、VCHは0.9V(3VL−3VT)となる。それにたいしてQBがある場合は、それぞれ1.6V(2VL)、1.6V(2VL)、1.1V(2VL−VT)といずれも前者より高くなる。
図28は、帰還用トランジスタQBがある場合(本発明)と、ない場合(従来方式)との昇圧率を計算機シミュレーションにより比較した結果である。ここで、実線はトランジスタのしきい値電圧が標準のもの、破線はそれが低いものを示している。この図から、従来方式ではいずれも電源電圧が1〜1.5Vで急激に低下しているのに対し、本発明では0.8Vまで一定であり、低電源電圧でも安定に動作することがわかる。なお、ここで整流回路ではトランジスタのしきい値電圧による電圧効果はないものとした。
図24および図25に示す実施例は、さらに高い出力電圧を得るための回路である。本実施例の特徴は、整流用トランジスタでの電圧降下を低減させるためそのゲート電圧をチャージポンプ回路の出力電圧と同期させて、出力がHighレベル(2VL)のときはそれよりVT以上高く、Lowレベル(VL)のときはVLとしたことである。
図24においてCPとQDは前述のチャージポンプ回路と整流回路である。また、Q1〜Q19、C1〜C4が追加した素子で、Q1は整流用トランジスタ、Q3〜Q10、C1〜C3がQ1のゲート電圧を制御する回路、Q11〜Q13、Q15〜Q18、C4がゲート昇圧用コンデンサC3の充電回路、Q19がVCHの立上りを早めるためのプリチャージトランジスタである。また、PA、PA ̄はチャージポンプ回路の、PB、PB ̄はゲート電圧制御回路の制御信号である。以下に動作を説明する。
1は、先に述べたチャージポンプでPA、PAが交互にHigh、LowとなることによってノードAの電圧は昇圧されVLとβVL(β≒2)の間を往復するようになる。このとき、PA、PA ̄は図25に示すようにHighの期間がお互いに重複しないようにする。これは、図22で上記PA ̄に相当するφ ̄が0Vに下がりきらずに、ノードBの電圧がまだVL+VT以上になっているときに、上記PAに相当するφが立上りノードAの電圧が上昇するとQAはオン状態であるからQAを通して電源側にCAに貯えられた電荷がもれてしまうからである。
次に、整流回路であるがPA、PBがLow、PA ̄、PB ̄がHighのときQ4のゲートはC1によりVL+VT以上に昇圧されているからQ1のゲートGの電圧はVLに等しくなっている。このときノードAはVLだからVCHからノードAへの逆流はない。また、Q11のゲートは、Q13、Q18によりC4をVCH(2VL)−VTにプリチャージしたのちPA ̄(VL)で昇圧するので、3VL−VTとなる。従って、VL≧2VTならばVCH(2VL)+VT以上に昇圧されノードCはVCHとなる。このとき、Q10のゲート、ソース間電圧はVCH−VLでVTを越えているからオンしQ9のゲート電圧はノードCと等しくなる。したがって、Q9はオフしノードCからノードGへ電流が流れることはない。
次に、PA、PBがHigh、PA ̄、PB ̄がLowとなるとノードAは2VL、ノードCはVL+VCHとなる。一方、Q7のゲートはC3によりVL+VT以上に昇圧されるからそのソースはVLとなる。すなわちQ9のゲートはVLとなるからそのゲート、ソース間電圧はVCHとなりQ9はオンしQ1のゲートはVL+γVCH(γ≒1)となる。従って、図22の実施例のようにVTだけ降下することなく2VLがそのまま出力される。
なお、この実施例ではPBはPAより先にLowレベルとなるようになっているが、これはQ1のゲート電圧がまだVL+VT以上のときにPAがLowになりノードAの電圧がVLとなり出力からノードAに電荷が逆流するのを防ぐためである。また、Q4、Q7のソースのようにゲート制御回路の最低電位をVLとしているのは、トランジスタの電極間の電位差を小さくするためである。これにより電極間の電位差は2VL以下となり他の部分と同じ微細トランジスタが使用可能となる。
以上が図24に示した実施例の特徴であるが、同図において、Q7、Q10を削除し、Q9のゲートをQ4のゲートに接続しても同様な効果が得られる。例えば、PBがVL、PB ̄が0のときはノードCがVCH+VL、Q4、Q9のゲートはVLとなるから、Q4はオフ、Q9はオンし、ノードGはVCH+VLとなる。一方、PBが0、PB ̄がVLのときは、ノードCがVCH(2VL)、Q4、Q9のゲートは2VLとなるから、Q4がオン、Q9がオフし、ノードGはVLとなる。
図26、図27は図25のタイミングを発生するための回路である。図26においてインバータI5〜I8、抵抗R2、コンデンサC2、NANDゲートNA2、NORゲートNO1はPA、PA ̄の重複を防ぐための回路、I2、I3、R1、C1はPAとPBの立ち下がりの遅延時間を決めるための回路、I9〜I13、NA3はPAとPBの立ち下がり時の遅延をつくる回路である。また、I14〜I25はバッファ用のインバータである。これは、段数の奇遇さえ同じなら何段あってもよく、負荷の大きさに応じて調整すれば良い。図27は前記回路の入力パルスOSCを発生するための回路例である。この回路は一般にリングオシレータと呼ばれている。本回路の特徴は発振周波数の電源電圧による変動を抑えるためにR、Cの時定数をインバータの遅延時間よりも充分大きくなるようにしたことである。このため、トランジスタのVTと電源電圧の比が1対3以下でインバータの遅延時間の電源電圧依存性が大きくても発振周波数は安定になる。
以上の対策に加えて、図22、図24の実施例のトランジスタのVTを低くすることによりさらに低電圧での動作が安定になる。これは、低VT化によりトランジスタの駆動能力が増加するためである。低VT化によりサブスレッショルド電流も増加するが、電圧変換回路の素子数は高々数10個程度なのでチップ全体で見るとほとんど無視できる。一方、ワードドライバ、メモリセルも低VT化により駆動能力が増加するが、前者はMビット級のDRAMで103〜104個も使用するためトランジスタのオフ状態で流れる漏れ電流が無視できなくなる。また、後者では電荷の保持時間が短くなりリフレッシュの間隔を短くしなければならないという問題が生ずる。これは、最も消費電力の増加につながる。従って、VTは電圧変換回路は低く、ワードドライバは標準、メモリセルは標準より高く設定するのが最も良いことになる。
以上のように本実施例によれば整流用トランジスタのゲート電圧をそのドレイン電圧よりしきい値電圧VT以上高くでき、さらに電荷の逆流も防ぐことができるのでその出力電圧は倍電圧発生回路の理論値である2VLにまで高めることができる。また、RC遅延を利用した発振回路およびタイミング発生回路を用いることにより発振周波数、タイミング相互の遅延時間が電源電圧変動に対し安定になるので電圧変換効率を常に最良の状態にしておくことができる。また、トランジスタのVTを3種設け、電圧変換回路は低く、ワードドライバは標準、メモリセルは標準より高くすることにより低電圧での安定化と高速化、低消費電力化を図ることができる。従って、電源電圧が電池1個分の起電力でも安定に動作する半導体集積回路を実現できる。
次に、本発明を中間電圧発生回路に適用した実施例を説明する。なお、以下の実施例の説明の中で、高いほうの電源電圧を表す記号としてVCCを用いているが、今まで用いているVLと異なる必要はなく、そのままVLで置き換えてもなんら差し支えない。また、中間電圧を表す記号としてHVCを用いているが、今まで用いているHVLと異なる必要はなく、そのままHVLで置き換えてもなんら差し支えない。図29は本発明による電圧フォロワ回路の構成例である。この回路は、入力に印加された電圧にほぼ等しい電圧を出力し、大きい負荷容量を駆動するようにしたものである。同図(a)で1は第一のコンプリメンタリ・プッシュプル回路であり、NチャネルMOSトランジスタTN2とPチャネルMOSトランジスタTP2、およびバイアス用電圧源VN1、VP1により構成される
。2はカレントミラー型のプッシュプル増幅回路であり、カレントミラー回路を成すNチャネルMOSトランジスタ対TN1とTN3、PチャネルMOSトランジスタ対TP1とTP3、とから構成される。3は第二のコンプリメンタリ・プッシュプル回路であり、NチャネルMOSトランジスタTN4とPチャネルMOSトランジスタTP4、およびバイアス用電源VN2、VP2により構成される。
この回路の各種トランジスタや電圧源の定数設定と定常状態における動作を説明する。電圧源VN1とVP1の値は、それぞれトランジスタTN2とTP2のゲートしきい値電圧にほぼ等しくなるように選んでいる。これにより、どの様な動作条件下においてもトランジスタTN2とTP2の両方が同時にカットオフすることがないようにしている。このため、出力インピーダンスが高くなって、電位が定まらなかったり、負荷条件によって出力電圧がふらついたりするのを防ぐことができる。電圧源の値をトランジスタのゲートしきい値電圧にほぼ等しくすることにより、定常状態において二つのトランジスタを貫通して流れる電流を低い値に抑え、集積回路の待機時の電力を小さくしながら、高い負荷駆動能力を得るようにしている。このようなバイアス条件での動作は一般にAB級動作と称される。さて、TN2とTP2に流れる電流値を、それぞれIC1、ID1とすると、これらの電流は、それぞれPチャネルMOSトランジスタ対TP1とTP3、NチャネルMOSトランジスタ対TN1とTN3とからなるカレントミラー回路により、TP3を流れる電流IC2、TN3を流れる電流ID2に変換される。IC1とIC2の電流比は、トランジスタTP1とTP3のβ比に、ID1とID2の電流比(ミラー比)は、トランジスタTN1とTN3のβ比に、それぞれほぼ等しくなる。すなわち、
p=IC2/IC1=βTP3/βTP1
N=ID2/ID1=βTN3/βTN1
である。この比を1以上の値にすることにより、電流を増幅し、次段の負荷(端子6、7)の駆動能力を高めることができる。本発明では、この比を1〜10程度の値に選んでいる。電圧源VN2とVP2の値は、第一のプッシュプル回路と同様、それぞれトランジスタTN4とTP4のゲートしきい値電圧にほぼ等しくなるようにしている。これにより、第二のプッシュプル回路もAB級動作を行なうようにしている。
さて、第一のプッシュプル回路が定常状態すなわちIC1=ID1が成り立っている状態からずれた場合にどうなるかを説明する。出力電圧を定常状態から強制的に電圧δVだけ換えたときの電流値は、以下のように表される。
IC1−ID1=−(√(2βNI)+√(2βPI))×δV+(βN−βP)
/2×δV2
ここに、βNとβPはそれぞれトランジスタTN2とTP2のβを、Iは定常状態において第一のプッシュプル回路に流れる電流(すなわちI=IC1=ID1)をそれぞれ示している。
今、簡単のために、TN2とTP2の特性がほぼそろっており、βNとβPが等しい(β=βN=βP)と仮定すると、上式は
IC1−ID1≒−2√(2βI)×δV
となる。また、二つのカレントミラー回路のミラー比が等しい(M=MN=MP)とすると、
IC2−ID2≒−2×M×√(2βI)×δV
となる。
例えば、M=5、β=1mA/V2、I=0.2μAとすると、出力電圧が0.1V低下したとき(δV=−0.1V)には、IC2−ID2=20μAとなる。
すなわち、出力電圧の0.1Vの微小な変化に対してもIC2とID2の定常電流1 μA(0.2μA×5)に対して十分大きな20μAの駆動電流が得らる。したがって、出力電圧のわずかな変化に対しても端子6を最小VSSまで、また端子7を最大VCCまで、電源電圧範囲の限界まで駆動することができる。駆動する方向は、出力電圧が低下したときには端子7がVCCに、出力電圧が上昇したときには端子6がVSSに駆動される。これにより、出力電圧に誤差がある場合には、誤差を増幅した信号で第二のプッシュプル回路を駆動し、出力電圧の誤差を無くすように動作する。したがって、従来例のように単にソースフォロワ回路で駆動する場合に比べて、格段に高い駆動能力を持たせることができる。また、定常状態のバイアス電流を十分低い値に抑えても、誤差を増幅することにより高い駆動電流を得ることができる。また、この回路は上式からも容易にわかるように、誤差の方向に対して対称に動作するため、出力の充電と放電に対して同じ駆動能力を得ることができる。
次に、本回路の電圧フォロワとしての精度について説明する。本回路は、出力電圧の誤差を第一のプッシュプル回路で検出し、それを増幅した信号で第二のプッシュプル回路を駆動するようにしている。したがって、出力電圧精度(入出力電圧差)は第一のプッシュプル回路の電圧精度(入出力電圧差)で決定される。第一のプッシュプル回路において、定常状態すなわちIC1=ID1が成り立つ条件を求めると、入力電圧V(IN)と出力電圧V(OUT)の関係が得られ、次式のようになる。
V(OUT)−V(IN)=β×(VN1−VTN)−(VP1−VTP)/(
βR+1)
ここに
βR=√(βTN2/βTP2
であり、またVTNとVTPはそれぞれNチャネルおよびPチャネルMOSトランジスタのゲートしきい値電圧の絶対値である。この式から明らかなように、VN1とVP1にそれぞれVTNとVTPの変化に追従して変化する特性をもたせ、かつトランジスタのβを適正に選ぶことにより、製造プロセスのばらつき等によりNチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタの素子特性が独立に変化しても、出力と入力の電圧差を零にすることができる。上述したような電圧源は、次の実施例で説明するように、各チャネル導電型のMOSトランジスタのゲートとドレインを接続し、それに所定の電流を流す事により容易に構成することができる。一般に、異なる導電形の素子間では特性にばらつきがあっても、同じ導電型のトランジスタは同じ製造工程を経るため、素子間の特性差は十分小さな値に抑えることができる。特に、加工形状のばらつきなどに対しては、ゲート幅やゲート長を加工精度に比べて十分大きな値で設計することにより、さらに、素子対間の特性差を小さなものにすることができる。例えば、ゲートしきい値電圧を例にとると、同じ導電型の素子対間での差は、容易に20〜30mV程度以下にすることができるが、異なる導電型の素子間では、その差のばらつきが最大200mV程度と、約一桁も大きな値になるのが通例である。以上説明したとおり、第一のプッシュプル回路の電圧精度(入出力電圧差)は、トランジスタ対のしきい値電圧差で決まる20〜30mV程度と従来方式の約一桁低い値に抑えられる。
さて、次に過渡的の動作を同図(b)を用いて説明する。今、入力電圧V(IN)が時刻t0からt1にかけて降下し、時刻t4からt5にかけて上昇した場合を考える。入力電圧が降下した直後は出力がすぐに追従しないので、トランジスタTN2は時刻t1からt2にかけてカットオフ状態となり、電流IC1の値はほぼ0となる。これに対してID1が増大し、端子6の電圧V(6)をほぼVSS(0V)まで引き落す。これにより、トランジスタTP4の駆動能力が増加し、出力OUTを高速に放電する。時刻t2を過ぎて、出力電圧と入力電圧の差が小さくなるとトランジスタTN2が導通し始め、最終的に入出力間の電圧差が無くなる時刻t2においてIC1=ID1となり、定常状態になる。入力電圧が上昇する時には、これと対称に端子7の電圧がVCCまで上昇し、出力を高速に充電する。
以上説明したように、本発明によれば、製造工程のばらつきがあっても、入出力電圧間の誤差が少なく、過渡時においては、大容量の負荷を高速に充放電することのできる電圧フォロワを提供することができる。なお、本回路は電圧フォロワとしての応用以外にも、出力端子OUTに信号電流を入力し、端子6か7から出力を取り出すことにより、高性能な電流検出回路として用いることも可能である。
次に図31,図32を用いて、先に示した回路をダイナミックメモリの中間電圧(VCC/2)発生回路に適用した実施例を説明する。図31は本発明による中間電圧発生回路の構成例である。同図において、30は基準電圧発生回路、31は第一のコンプリメンタリ・プッシュプル回路、32はカレントミラー型増幅回路、33は第二のコンプリメンタリ・プッシュプル回路である。基準電圧発生回路は、等しい抵抗値を有する二つの抵抗R3とR4とにより電源電圧を半分に分圧することにより、端子34に中間電圧を発生している。抵抗R3とR4に同種の素子を用いることにより、中間電圧には、かなり精度の高い値を得ることができる。なお、中間電圧を得るための素子は抵抗に限らず、例えばMOSトランジスタ等を用いても同様の回路が構成できることは自明である。第一のプッシュプル回路は、基本的に図29(a)に示したプッシュプル回路1と同じである。ここでは、電圧源VN1の代わりに、抵抗R5とNチャネルMOSトランジスタTN10を、電圧源VP1の代わりに、抵抗R6とPチャネルMOSトランジスタTP10を、それぞれ用いている。こうすることにより、先の実施例でも説明したように、常に端子35の電圧を入力端子34に対して、ほぼNチャネルMOSトランジスタのゲートしきい値電圧分だけ高い値に自動的に設定することができる。なお、R5やR6を流れる電流が、R3やR4を流れる電流の数分の一から十分の一程度の小さな値になるように、抵抗値を選んでいる。これは、NチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタの特性が独立にばらついて、プッシュプル回路から基準電圧発生回路に流入(あるいは流出)する電流値が変動しても、端子34の電圧が影響を受けて変動しないようにするためである。32のカレントミラー型増幅回路は図29(a)に示したカレントミラー型増幅回路2と全く同じ構成である。第二のプッシュプル回路は、基本的に図29(a)に示したプッシュプル回路3と同じである。ここでは、電圧源VN2の代わりに、NチャネルMOSトランジスタTN14を、電圧源VP2の代わりに、PチャネルMOSトランジスタTP14を、それぞれ用いている。こうすることにより、第一のプッシュプル回路の場合と同様、プッシュプル回路に流れるバイアス電流の値が、トランジスタのしきい値電圧の変化に対して変動しないようにしている。以上のような回路構成とすることにより、出力HVCには精度の高い中間電圧を得ることができ、かつ負荷容量CLを高速に充放電することができる。
図31に示した本回路方式と図30に示した従来回路方式の性能比較を計算機解析により求めた結果を図32(a)および図32(b)に示す。図32(a)において、横軸はNチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタのゲートしきい値電圧の絶対値の差、縦軸は中間電圧の値である。この結果より、従来回路においては、しきい値電圧差が±0.2V変動したときには、出力電圧が約±100mV(0.75Vに対して約±13%)変動するのに対して、本発明の回路では出力電圧変動は約±8mV(0.75Vに対して約±1%)と、従来に比べて一桁以上低減することができる。図32(b)は電源投入後の出力電圧の立上り時間を電源電圧に対してプロットしたものである。立上り時間は、出力の電圧が定常値の90%に達する時間で定義している。また、負荷容量の値には、64MビットDRAMのビット線プリチャージ電源およびプレート電極の総容量を想定している。この解析結果からもわかるように、本発明の回路によれば、従来回路に比べて約一桁短い時間で負荷を立ち上げることができる。
図33(a)は本発明の他の一実施例を示す回路構成図である。同図において、40はコンプリメンタリ・プッシュプル型の電圧フォロワ回路、41はトライステート・バッファである。電圧フォロワ回路は、基本的には図29(a)のプッシュプル回路1と同じである。ここでは、プッシュプル回路の駆動能力を補うようにトライステート・バッファが動作する。トライステート・バッファは負荷駆動用のPチャネルトランジスタTP21とNチャネルトランジスタTN21、これらトランジスタを駆動する二つの差動型増幅回路(コンパレータ)AMP1とAMP2、および、オフセット量の設定のための二つの電圧源VOSLとVOSHとから構成される。この回路の動作は次の三つの電圧の条件のいずれにあてはまるかによってきまる。
(1) V(OUT)>V(IN)+VOSH
(2) V(IN)+VOSH>V(OUT)>V(IN)−VOSL
(3) V(IN)−VOSL>V(OUT)
(1)の電圧条件においては、端子43の電圧よりも出力OUTの電圧が高くなり端子45の電圧は高い電圧レベル(VCC)になる。また、端子44の電圧も高い電圧レベル(VCC)になる。したがって、NチャネルトランジスタTN21が導通、PチャネルトランジスタTP21がカットオフとなり、負荷を放電する。(2)の電圧条件においては、端子43の電圧よりも出力OUTの電圧が低くなり端子45の電圧は低い電圧レベル(VSS)になる。また、端子44の電圧は高い電圧レベル(VCC)を保つ。したがって、二つのトランジスタTN21とTP21は共にカットオフとなり、出力は高インピーダンス状態になる。(3)の電圧条件においては、端子42の電圧よりも出力OUTの電圧が低くなり端子44の電圧は低い電圧レベル(VSS)になる。また、端子45の電圧は低い電圧レベル(VSS)を保つ。したがって、NチャネルトランジスタTN21がカットオフ、PチャネルトランジスタTP21が導通となり、負荷を充電する。このように、出力の電圧が入力の電圧を中心としたある一定範囲を越えて大きくなると放電、一定範囲を越えて小さくなると充電、一定範囲内にあれば充電も放電もしないという三つの状態(トライステート)を有する駆動回路を実現できる。この回路の過渡時の動作を同図(b)に示す。今、入力電圧V(IN)が時刻t0で降下し、時刻t2で上昇した場合を考える。立ち下がり時においては、時刻t0から出力の電圧が「(定常状態での電圧)+VOSH」に等しくなる時刻t1まで端子45の電圧がVCCになり、トランジスタTN21を導通させ、負荷を放電する。また、立ち上がり時においては、時刻t2から出力の電圧が「(定常状態での電圧)−VOSL」に等しくなる時刻t3まで端子44の電圧がVSSになり、トランジスタTP21を導通させ、負荷を充電する。
このように、プッシュプル回路にトライステート・バッファを組合せることにより、入出力間の電圧誤差がある程度以上大きくなった時には、駆動能力の高いトランジスタを導通させることにより、過渡時の応答速度を高めることができる。オフセット量の設定のための二つの電圧源VOSLとVOSHの値はなるべく小さな値にしたほうが設定電圧への収束を速めることができるが、誤動作を避けるために、差動型増幅回路(コンパレータ)AMP1とAMP2の入力オフセット電圧よりも十分大きな値にする必要がある。MOSトランジスタで回路を構成する場合には、この値は50mV以上にするのが望ましい。なお、トライステート・バッファの回路構成は、ここに示した例に限らず、同様の機能を実現するものであれば、他の方式であっても差し支えない。
次に図34,図35を用いて、トライステート・バッファを用いた電圧フォロワをダイナミックメモリの中間電圧(VCC/2)発生回路に適用した実施例を説明する。図34は本発明による中間電圧発生回路の構成例である。図34において、50は基準電圧発生回路、51は図29で説明した電圧フォロワ回路、52はトライステート・バッファである。これは、図31に示した中間電圧発生回路にトライステート・バッファを付加することにより、入出力間の電圧の誤差が大きくなったときの復元能力を高めている。以下、トライステート・バッファの構成と動作について説明する。本実施例の特徴は、第一のプッシュプル回路をそのまま利用し、カレントミラー回路のミラー比の差を利用して誤差電圧を検出しトライステートバッファを起動する点にある。図34において、TP36とTP37はPチャネルMOSトランジスタ、TN36とTN37はNチャネルMOSトランジスタINV1とINV2はインバータ、TP38はインバータINV1の出力で負荷を駆動するようにしたPチャネルMOSトランジスタ、TN38はインバータINV2の出力で負荷を駆動するようにしたNチャネルMOSトランジスタを、それぞれ示している。TP32とTP36、TP32とTN37とが、それぞれカレントミラー回路を構成している。今、トランジスタTN31に流れる電流をIC1、トランジスタTP31に流れる電流をID1、トランジスタTN36に流れる電流をID2、トランジスタTP36に流れる電流をIC2、とそれぞれ置く。出力電圧の誤差δVとIC1、ID1の関係は、先に説明したように、
IC1−ID1≒−2√(2βI)×δV
と近似することができる。カレントミラー回路のミラー比を、
P1=IC2/IC1=βTP36/βTP32
N1=ID2/ID1=βTN36/βTP32
とすると、下式のようになる。
IC2/MP1−ID2/MN1≒−2√(2βI)×δV
今出力にオフセット電圧Vosを印加したときに、IC2=ID2となるとし
、その時の電流値をI2と置くと、オフセット電圧Vosは
Vos≒I2/(2×α)×(MP1−MN1)/(MN1×MP1
と表される。ここで、
α=√(2βI1
またβは第一のプッシュプル回路を構成するトランジスタのβ、I1は定常状態において第一のプッシュプル回路に流れる電流である。例えば、I1=0.2μA、I2=1μA、β=1mA/V2、MN1=1、MP1=0.2とすると、オフセット電圧Vosは−100mVとなる。すなわち、出力電圧が定常値から100mV以上低下すると、インバータINV1の入力電圧は低レベルから高レベルに、出力電圧は高レベルから低レベルに遷移して駆動用のPチャネルMOSトランジスタTP38を導通させ、負荷を充電する。これと同様に、トランジスタTP37とTN37の定数を適当に選ぶことにより、所定のプラス側のオフセットがあったときに、NチャネルMOSトランジスタTN38を導通させ、負荷を放電するようにすることができる。
以上、説明したように、本実施例に示したような回路構成をとることにより、図33に示したのと同様な機能を実現することができる。また、この回路方式では、カレントミラー回路のミラー比によってオフセット量を決めているため、トランジスタ対の特性差が小さくなるように配慮すれば、オフセット量を精度良く設定することができる。さらに、高精度の差動型増幅回路を別に設ける必要がないため、消費電力が小さく、かつ簡単な構成で高い性能を実現することができる
本回路方式と図30に示した従来回路方式の性能比較を計算機解析により求めた結果を図35に示す。図35は電源投入後の出力電圧の立上り時間を電源電圧に対してプロットしたものである。立上り時間は、出力の電圧が定常値の90%に達する時間で定義している。また、負荷容量の値には、64MビットDRAMのビット線プリチャージ電源およびプレート電極の総容量を想定している。この解析結果からもわかるように、本発明の回路によれば、先に図31で示した実施例よりも、さらに立上り時間を約半桁短縮することができる。従来回路に比べると約一桁半短い時間で負荷を立ち上げることができる。以上説明したように、プッシュプル回路にトライステート・バッファを組合せることにより、さらに高速に入力に追従することの可能な電圧フォロワ回路を供することができるようになる。なお、電圧の設定精度はプッシュプル回路によって決まるため、先の実施例の場合と同様、入手力間の電圧誤差を極めて小さな値にすることができる。
以上の実施例では、集積回路(LSI)中の大容量負荷を高速で駆動する回路構成について説明した。しかしながら、さらに高速に駆動しようとすると、充放電に際しての過渡電流が大きな問題になる。例えば、64Mビット程度のDRAMの中間電圧発生回路の負荷容量は115nF程度になるが、これを5μsの間に振幅1Vで駆動したときの電流値は23mAに達する。これは、DARMの消費電流値に匹敵する大きさであり、これ以上高速に駆動することは、主たる回路特性への影響、例えば電源線の雑音発生や、駆動信号配線の信頼性低下などを招く危険があるため、好ましくない。一般に、超高集積のLSI、特にメモリにおいてはLSI全体を同種の複数のブロックで構成し、動作時においては、それらブロックの内の一部のみを活性化するような構成をとることが多い。こうしたLSIにおいては、以下に述べる実施例を適用することが有効である。
図36,図37はダイナミック・メモリ(DRAM)の中間電圧供給方式に本発明を適用した実施例を示している。図36において、MB0、MB1〜MBiはi+1個のメモリ・ブロック、60〜62はワード線選択回路、68〜70は各メモリ・ブロックからの中間電圧引出線、76と77は二組の中間電圧発生回路、74と75は二組の中間電圧発生回路から各メモリ・ブロックに中間電圧HVC1とHVC2を供給する信号線、71〜73は二つの信号線の内のいずれかをメモリ・ブロックに供給するように各ブロック毎に設けたスイッチである。また、メモリ・ブロックMB0は、メモリセルを二次元に配列したメモリセルアレーMA0、メモリセルから読出した信号を増幅して外部に出力したり外部からの信号をメモリセルに書き込んだりする入出力制御回路ブロックMC0、入出力回路67等から構成される。DL0、DL0 ̄、DLj ̄はメモリセルに信号を伝送するデータ線、63は蓄積容量の対向電極を成すプレート電極、64は非選択時にデータ線を中間電圧にするために配されたプリチャージ電圧供給線、PCはプリチャージ信号線、SA0〜SAjはメモリセルから読出した信号を検知増幅するセンスアンプ、65と66は入出力回路67と各データ線との間の信号伝送を行なう共通入出力線対、IO0〜IOjはアドレス指定信号によって選択されたデータ線対と共通入出力線対との間の接続を制御するIOゲートである。
今、仮にi+1個のメモリ・ブロックの内、一つブロックMB0のみが選択され、動作状態になる場合を考える。この時、ワード線選択回路60によってMA0の中の一本のワード線が選択され、高レベルに遷移する。と同時に、スイッチ71が制御され、中間電圧引出線68は中間電圧供給用の信号線75に接続される。一方、非選択状態にあるメモリ・ブロックMB1〜MBiからの引出線69や70は、中間電圧供給用の信号線74に接続される。このようにすると、中間電圧発生回路76にはi個のメモリ・ブロックの負荷が接続されるのに対して、中間電圧発生回路77には一つのメモリ・ブロックの負荷しか接続されない。例えば、i=15とすると、中間電圧発生回路77が駆動する負荷容量は、中間電圧発生回路76が駆動する負荷容量の15分の1になる。したがって、仮に76と77に同じ回路を用いても、選択されたブロックMB0の中間電圧は非選択ブロックの中間電圧に比べて15倍高速に動作するようになる。回路の性能の点からに、非選択のメモリ・ブロックの応答速度はメモリの性能には無関係であるから、過渡電流をほとんど増大させることなく、メモリ全体の性能向上を図ることができる。図37はメモリ動作の間に電源電圧が変動した場合の中間電圧の時間変化を示している。すなわち、時刻t0からt2の間に電圧VCCが低下したとする。また、時刻t0からt1の間および時刻t3以後はメモリ・ブロックMB0が、時刻t1からt3の間はメモリ・ブロックMB1が選択されるとする。時刻t0からt1の間は、ブロックMB1は非選択であるため、中間電圧V(69)はゆっくり応答しているのに対して、ブロックMB0は選択されているため、中間電圧V(68)は高速に追従している。時刻t1でブロックMB1が選択、ブロックMB0が非選択に切り替わると、今度はV(69)が設定すべき電圧に向け、速やかに変化する。このように、本実施例によれば、ダイナミックメモリの中間電圧のような大容量の負荷を、過渡電流をほとんど増大させることなく、実質的に高速に駆動することが可能になる。なお、この例では、ダイナミックメモリの中間電圧に本発明を適用した例について説明したが、適用範囲はこれに限るものではなく、同種のブロックで構成され、動作時はその内の一部が活性化されるような集積回路一般に適用することができる。
以上、各実施例によって本発明の詳細を説明したが、本発明の適用範囲はこれらに限定されるものではない。例えば、ここではCMOSトランジスタによりLSIを構成する場合を主に説明したが、バイポーラトランジスタを用いたLSI、接合型FETを用いたLSI、CMOSトランジスタとバイポーラトランジスタを組合せたBiCMOS型のLSI、さらにはシリコン以外の材料、例えばガリウムの砒素などの基板に素子を形成したLSIなどでも、そのまま適用できる。
また本実施例の中では電流増幅回路としてカレントミラー回路を用いたが、他の電流増幅回路を用いることもできる。
本発明の第1の実施例を示す図。 本発明の第1の実施例を示す図。 本発明の第1の実施例を示す図。 本発明の第1の実施例を示す図。 本発明の第1の実施例を示す図。 本発明の第1の実施例を示す図。 本発明の効果を示す図。 本発明の効果を示す図。 図1〜図6を用いたことによる効果を更に高めた実施例を示す図。 複数のメモリセルアレーが存在した場合の実施例を示す図。 並列テストの実施例を示す図。 並列テストの実施例を示す図。 並列テストの実施例を示す図。 並列テストの実施例を示す図。 並列テストの実施例を示す図。 並列テストの実施例を示す図。 メモリセルへ任意の書き込み電圧を書き込むための実施例を示す図。 本発明の実施例。 タイミングチャート。 従来例とそのタイミングチャートである。 従来例とそのタイミングチャートである。 本発明の実施例。 タイミングチャート。 本発明の実施例。 タイミングチャート。 本発明の実施例。 本発明の実施例。 図22の実施例の効果を示す図。 (a)は本発明の基本概念を説明する実施例。 (b)はその過渡時の動作を説明する図。 DRAM用中間電圧発生回路の従来例。 本発明をDRAMの中間電圧発生回路に適用した具体的実施例。 本発明の効果を説明する図。 (a)は本発明の他の基本概念を説明する実施例。(b)はその動作を説明する図。 DRAMの中間電圧発生回路に適用した具体的実施例。 その効果を説明する図。 本発明の他の基本概念をDRAMの中間電圧駆動方式に適用した具体的実施例を説明する図。 メモリ動作の間に電源電圧が変動した場合の同図(a)の実施例の中間電圧変化を説明する図である。
符号の説明
MA…メモリセルアレー、CKT…入出力制御回路、RG0,RG1…読みだしゲート、WG0,WG1…書き込みゲート、SA0,SA1…センスアンプ、SWR0,SWR1…読みだしスイッチ、SWW0,SWW1…書き込みスイッチ、RO,RO ̄…読みだし線、WI,WI ̄…書き込みI/O線、dy…データ線ピッチ、WD…ワードドライバ、XD…Xデコーダ、VLG…メモリアレー用電圧変換回路、VCHG…ワード線用電圧変換回路、W…ワード線、φ ̄P…プリチャージ信号、FX…ワード線駆動パルス発生回路、φX…ワード線駆動パルス、CP…チャージポンプ回路、RECT…整流回路、VL…データ線電圧あるいは内部(アレー用)電源電圧、VCH…ワード線用電圧変換回路出力電圧、φ、φ ̄、PA、PA ̄、PB、PB ̄…ワード線用電圧変換回路用昇圧パルス、OSC…リングオシレータ出力パルス、C、C1、C2、C3、C4、CA、CB、CD…コンデンサ、R、R1、R2…抵抗、QD1、QP、Q9、Q10…PチャネルMOSトランジスタ、QT、QD2、QS、QD、QA、QB、QC、QP、Q1、Q8、Q11、Q19…NチャネルMOSトランジスタ、I1、I25、I30、I33…インバータ、NA1、NA2…NAND回路、NO1…NOR回路、VEXT…外部電源電圧、1、31、40…第一のコンプリメンタリ・プッシュプル回路、2、32…カレントミラー型プッシュプル増幅回路、3、33…第二のコンプリメンタリ・プッシュプル回路、30、50…基準電圧発生回路、41、52…トライステート・バッファ、AMP1、AMP2…差動型増幅回路、MB0〜MBi…メモリ・ブロック、60〜62…ワード線選択回路、71〜73…スイッチ、76、77…中間電圧発生回路(駆動回路)、M
A0…メモリセルアレー、MC0…信号増幅および入出力制御回路群、SA0〜SAj…検知増幅回路(センスアンプ)、IO0〜IOj…入出力ゲート、67…入出力回路。

Claims (23)

  1. 第1データ線対と、第2データ線対と、前記第1及び第2データ線対に交差する複数の第1ワード線と、前記第1データ線対に接続される複数の第1メモリセルと、前記第2データ線対に接続される複数の第2メモリセルと、を含む第1メモリアレイと、
    第3データ線対と、第4データ線対と、前記第3及び第4データ線対に交差する複数の第2ワード線と、前記第3データ線対に接続される複数の第3メモリセルと、前記第4データ線対に接続される複数の第4メモリセルと、を含む第2メモリアレイと、
    前記第1データ線対に接続され、前記複数の第1ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第1データ線対に読み出されたデータを第1センスアンプに出力する第1MISFET対と、
    前記第2データ線対に接続され、前記複数の第1ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第2データ線対に読み出されたデータを第2センスアンプに出力する第2MISFET対と、
    前記第3データ線対に接続され、前記複数の第2ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第3データ線対に読み出されたデータを前記第2センスアンプに出力する第3MISFET対と、
    前記第4データ線対に接続され、前記複数の第2ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第4データ線対に読み出されたデータを第3センスアンプに出力する第4MISFET対と、
    第1列選択信号に応じて、前記第1センスアンプにおいて増幅された信号を第1信号線対に出力する第5MISFET対と、
    前記第1列選択信号に応じて、前記第2センスアンプにおいて増幅された信号を第2信号線対に出力する第6MISFET対と、
    前記第1信号線対と第1共通信号線対との間に設けられ、第1選択信号により制御される第1スイッチと、
    前記第2信号線対と第2共通信号線対との間に設けられ、第2選択信号により制御される第2スイッチと、
    前記第5MISFET対のゲート電極及び第6MISFET対のゲート電極に結合され第1列選択信号を供給する第1列選択信号線と、
    前記第1列選択信号線に結合されるYデコーダとを具備し、
    前記第1センスアンプは、前記第1MISFET対から出力されるデータを増幅し、
    前記第2センスアンプは、前記第2MISFET対及び第3MISFET対のいずれか一方から出力されるデータを増幅し、
    前記第3センスアンプは、前記第1MISFET対から出力されるデータを増幅し、
    前記第1メモリアレイは、前記第1センスアンプと前記第2センスアンプの間に配置され、
    前記第2メモリアレイは、前記第2センスアンプと前記第3センスアンプの間に配置され、
    前記Yデコーダと前記第2メモリアレイの間には、他のメモリアレイは配置されず、
    前記複数の第1ワード線のうち一つが選択され、前記第1列選択信号線が選択されるのに応じて、前記第1選択信号及び前記第2選択信号が入力されることにより、前記第1共通信号線対に読み出されるデータは、前記第1データ線対、前記第1MISFET対、前記第MISFET対、前記第1信号線対及び前記第1スイッチを介して読み出され、前記第2共通信号線対に読み出されるデータは、前記第2データ線対、前記第2MISFET対、前記第MISFET対、前記第2信号線対及び前記第2スイッチを介して読み出されることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1列選択信号に応じて、前記第3センスアンプにおいて増幅された信号を第3信号線対に出力する第7MISFET対と、
    前記第3信号線対と前記第1及び第2共通信号線対との間に設けられ、第3選択信号により制御される第3スイッチと、を更に具備し、
    前記第7MISFET対のゲート電極は、前記第1列選択信号線に接続されことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1信号線対は、前記第1スイッチを介して前記第2共通信号線対に接続され、
    前記第2信号線対は、前記第2スイッチを介して前記第1共通信号線対に接続され、
    前記複数の第2ワード線のうち一つが選択され、前記第1列選択信号線が選択されるのに応じて前記第2選択信号及び第3選択信号が入力されることにより、前記第1共通信号線対に読み出されるデータは、前記第3データ線対、前記第3MISFET対、前記第MISFET対、前記第2信号線対及び前記第2スイッチを介して読み出され、前記第2共通信号線対に読み出されるデータは、前記第4データ線対、前記第MISFET対、前記第7MISFET対、前記第3信号線対及び前記第3スイッチを介して読み出されることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、
    前記第1メモリアレイは、前記複数の第1ワード線と交差する第5データ線対及び第6データ線対と、前記第5データ線対に接続される複数の第5メモリセルと、前記第6データ線対に接続される複数の第6メモリセルと、を更に含み、
    前記第2メモリアレイは、前記複数の第2ワード線と交差する第7データ線対及び第8データ線対と、前記第7データ線対に接続される複数の第7メモリセルと、前記第8データ線対に接続される複数の第8メモリセルと、を更に含み
    前記半導体装置は、
    前記第5データ線対に接続され、前記複数の第1ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第5データ線対に読み出されたデータを第4センスアンプに出力する第8MISFET対と、
    前記第6データ線対に接続され、前記複数の第1ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第6データ線対に読み出されたデータを第5センスアンプに出力する第9MISFET対と、
    前記第7データ線対に接続され、前記複数の第2ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第7データ線対に読み出されたデータを前記第5センスアンプに出力する第10MISFET対と、
    前記第8データ線対に接続され、前記複数の第2ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第8データ線対に読み出されたデータを第3センスアンプに出力する第11MISFET対と、
    第2列選択信号に応じて、前記第4センスアンプにおいて増幅された信号を前記第1信号線対に出力する第12MISFET対と、
    前記第2列選択信号に応じて、前記第5センスアンプにおいて増幅された信号を前記第2信号線対に出力する第13MISFET対と、を更に具備し、
    前記第1MISFET対のゲート電極及び前記第1MISFET対のゲート電極は、前記第2列選択信号が供給される第2列選択信号線に結合され、
    前記複数の第1ワード線が選択され、かつ、前記第2列選択信号線が選択されるのに応じて、前記第1共通信号線対に読み出されるデータは、前記第5データ線対、前記第8MISFET対、前記第1MISFET対、前記第1信号線対及び前記第1スイッチを介して読み出され、前記第2共通信号線対に読み出されるデータは、前記第6データ線対、前記第9MISFET対、前記第1MISFET対、前記第2信号線対及び前記第2スイッチを介して読み出されることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項において、
    前記第1及び第2データ線対は、隣り合って配置されることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1から3のいずれか1項において、
    前記第1及び第2データ線対は、隣り合って配置され、
    前記第3及び第4データ線対は、隣り合って配置されることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項4において、
    前記第1及び第2データ線対は、隣り合って配置され、
    前記第2及び第5データ線対は、隣り合って配置され、
    前記第5及び第6データ線対は、隣り合って配置されることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項において、
    前記第1センスアンプ乃至前記第3センスアンプのそれぞれは、そのゲートとドレインが交差結合された一対のP型MISFETと、そのゲートとドレインが交差結合される一対のN型MISFETを含むことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項において、
    前記第1メモリアレイ内において前記第1データ線対は交差が無く、前記第2データ線は交差を有することを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項において、
    前記第1センスアンプで増幅されたデータをそのゲート電極に受ける第1MISFET対と、前記第2センスアンプで増幅されたデータをそのゲート電極に受ける第1MISFET対を更に具備し、
    前記第MISFET対は、前記第14MISFET対により電圧差から電流差に変換されたデータを前記第1信号線対に出力し、
    前記第MISFET対は、前記第1MISFET対により電圧差から電流差に変換されたデータを前記第2信号線対に出力することを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項において、
    前記半導体装置は、前記第1センスアンプと書き込みゲートを介して接続される第4信号線対を更に具備し、
    読み出し動作時において読み出されるべきデータは、前記第1信号線対を介して伝達され、
    書き込み動作時において書き込まれるべきデータは、前記第4信号線対を介して伝達されることを特徴とする半導体装置。
  12. 第1データ線対と、第2データ線対と、前記第1及び第2データ線対に交差する複数の第1ワード線と、前記第1データ線対に接続される複数の第1メモリセルと、前記第2データ線対に接続される複数の第2メモリセルと、を含む第1メモリアレイと、
    第3データ線対と、第4データ線対と、前記第3及び第4データ線対に交差する複数の第2ワード線と、前記第3データ線対に接続される複数の第3メモリセルと、前記第4データ線対に接続される複数の第4メモリセルと、を含む第2メモリアレイと、
    前記第1データ線対に接続され、前記複数の第1ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第1データ線対に読み出されたデータを第1センスアンプに出力する第1MISFET対と、
    前記第2データ線対に接続され、前記複数の第1ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第2データ線対に読み出されたデータを第2センスアンプに出力する第2MISFET対と、
    前記第3データ線対に接続され、前記複数の第2ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第3データ線対に読み出されたデータを前記第2センスアンプに出力する第3MISFET対と、
    前記第4データ線対に接続され、前記複数の第2ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第4データ線対に読み出されたデータを第3センスアンプに出力する第4MISFET対と、
    第1列選択信号に応じて、前記第1センスアンプにおいて増幅された信号を第1信号線対に出力する第5MISFET対と、
    前記第1列選択信号に応じて、前記第2センスアンプにおいて増幅された信号を第2信号線対に出力する第6MISFET対と、
    前記第1信号線対と第1共通信号線対との間に設けられ、第1選択信号により制御される第1スイッチと、
    前記第2信号線対と第2共通信号線対との間に設けられ、第2選択信号により制御される第2スイッチと、
    前記第5MISFET対のゲート電極及び第6MISFET対のゲート電極に結合され第1列選択信号を供給する第1列選択信号線と、
    前記第1列選択信号線に結合されるYデコーダとを具備し、
    前記第1センスアンプは、前記第1MISFET対から出力されるデータを増幅し、
    前記第2センスアンプは、前記第2MISFET対及び第3MISFET対のいずれか一方から出力されるデータを増幅し、
    前記第3センスアンプは、前記第1MISFET対から出力されるデータを増幅し、
    前記第1メモリアレイは、前記第1センスアンプと前記第2センスアンプの間に配置され、
    前記第2メモリアレイは、前記第2センスアンプと前記第3センスアンプの間に配置され、
    前記第3センスアンプは、他のデータ線対に接続されず、
    前記複数の第1ワード線のうち一つが選択され、前記第1列選択信号線が選択されるのに応じて、前記第1選択信号及び前記第2選択信号が入力されることにより、前記第1共通信号線対に読み出されるデータは、前記第1データ線対、前記第1MISFET対、前記第MISFET対、前記第1信号線対及び前記第1スイッチを介して読み出され、前記第2共通信号線対に読み出されるデータは、前記第2データ線対、前記第2MISFET対、前記第MISFET対、前記第2信号線対及び前記第2スイッチを介して読み出されることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項12において、
    前記第1列選択信号に応じて、前記第3センスアンプにおいて増幅された信号を第3信号線対に出力する第7MISFET対と、
    前記第3信号線対と前記第1及び第2共通信号線対との間に設けられ、第3選択信号により制御される第3スイッチと、を更に具備し、
    前記第7MISFET対のゲート電極は、前記第1列選択信号線に接続されることを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項13において、
    前記第1信号線対は、前記第1スイッチを介して前記第2共通信号線対に接続され、
    前記第2信号線対は、前記第2スイッチを介して前記第1共通信号線対に接続され、
    前記複数の第2ワード線のうち一つが選択され、前記第1列選択信号線が選択されるのに応じて、前記第2選択信号及び第3選択信号が入力されることにより、前記第1共通信号線対に読み出されるデータは、前記第3データ線対、前記第3MISFET対、前記第MISFET対、前記第2信号線対及び前記第2スイッチを介して読み出され、前記第2共通信号線対に読み出されるデータは、前記第4データ線対、前記第MISFET対、前記第7MISFET対、前記第3信号線対及び前記第3スイッチを介して読み出されることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項12から14のいずれか1項において、
    前記第1メモリアレイは、前記複数の第1ワード線と交差する第5データ線対及び第6データ線対と、前記第5データ線対に接続される複数の第5メモリセルと、前記第6データ線対に接続される複数の第6メモリセルと、を更に含み、
    前記第2メモリアレイは、前記複数の第2ワード線と交差する第7データ線対及び第8データ線対と、前記第7データ線対に接続される複数の第7メモリセルと、前記第8データ線対に接続される複数の第8メモリセルと、を更に含み
    前記半導体装置は、
    前記第5データ線対に接続され、前記複数の第1ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第5データ線対に読み出されたデータを第4センスアンプに出力する第8MISFET対と、
    前記第6データ線対に接続され、前記複数の第1ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第6データ線対に読み出されたデータを第5センスアンプに出力する第9MISFET対と、
    前記第7データ線対に接続され、前記複数の第2ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第7データ線対に読み出されたデータを前記第5センスアンプに出力する第10MISFET対と、
    前記第8データ線対に接続され、前記複数の第2ワード線のうち一つが選択されるのに応じて前記第8データ線対に読み出されたデータを第3センスアンプに出力する第11MISFET対と、
    第2列選択信号に応じて、前記第4センスアンプにおいて増幅された信号を前記第1信号線対に出力する第12MISFET対と、
    前記第2列選択信号に応じて、前記第5センスアンプにおいて増幅された信号を前記第2信号線対に出力する第13MISFET対と、を更に具備し、
    前記第12MISFET対のゲート電極及び前記第13MISFET対のゲート電極は、前記第2列選択信号が供給される第2列選択信号線に結合され、
    前記複数の第1ワード線が選択され、かつ、前記第2列選択信号線が選択されるのに応じて、前記第1共通信号線対に読み出されるデータは、前記第5データ線対、前記第8MISFET対、前記第12MISFET対、前記第1信号線対及び前記第1スイッチを介して読み出され、前記第2共通信号線対に読み出されるデータは、前記第6データ線対、前記第9MISFET対、前記第13MISFET対、前記第2信号線対及び前記第2スイッチを介して読み出されることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項12から15のいずれか1項において、
    前記第1及び第2データ線対は、隣り合って置されることを特徴とする半導体装置。
  17. 請求項12から14のいずれか1項において、
    前記第1及び第2データ線対は、隣り合って配置され、
    前記第3及び第4データ線対は、隣り合って配置されることを特徴とする半導体装置。
  18. 請求項15において、
    前記第1及び第2データ線対は、隣り合って配置され、
    前記第2及び第5データ線対は、隣り合って配置され、
    前記第5及び第6データ線対は、隣り合って配置されることを特徴とする半導体装置。
  19. 請求項12から18のいずれか1項において、
    前記第1センスアンプ乃至前記第3センスアンプのそれぞれは、そのゲートとドレインが交差結合された一対のP型MISFETと、そのゲートとドレインが交差結合される一対のN型MISFETを含むことを特徴とする半導体装置。
  20. 請求項12から19のいずれか1項において、
    前記第1メモリアレイ内において前記第1データ線対は交差が無く、前記第2データ線は交差を有することを特徴とする半導体装置。
  21. 請求項12から20のいずれか1項において、
    前記第1センスアンプで増幅されたデータをそのゲート電極に受ける第14MISFET対と、前記第2センスアンプで増幅されたデータをそのゲート電極に受ける第15MISFET対を更に具備し、
    前記第5MISFET対は、前記第14MISFET対により電圧差から電流差に変換されたデータを前記第1信号線対に出力し、
    前記第6MISFET対は、前記第15MISFET対により電圧差から電流差に変換されたデータを前記第2信号線対に出力することを特徴とする半導体装置。
  22. 請求項12から21のいずれか1項において、
    前記半導体装置は、前記第1センスアンプと書き込みゲートを介して接続される第4信号線対を更に具備し、
    読み出し動作時において読み出されるべきデータは、前記第1信号線対を介して伝達され、
    書き込み動作時において書き込まれるべきデータは、前記第4信号線対を介して伝達されることを特徴とする半導体装置。
  23. 請求項1から21のいずれか1項において、
    前記複数の第1メモリセル及び前記複数の第2メモリセルは、一つのトランジスタと一つのキャパシタを有することを特徴とする半導体装置。
JP2004363817A 1989-12-08 2004-12-16 半導体装置 Expired - Lifetime JP3769690B6 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004363817A JP3769690B6 (ja) 1989-12-08 2004-12-16 半導体装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989317518 1989-12-08
JP31751889 1989-12-08
JP1223790 1990-01-22
JP1990012237 1990-01-22
JP2004363817A JP3769690B6 (ja) 1989-12-08 2004-12-16 半導体装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002324687A Division JP3759921B2 (ja) 1989-12-08 2002-11-08 半導体装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005100640A JP2005100640A (ja) 2005-04-14
JP3769690B2 true JP3769690B2 (ja) 2006-04-26
JP3769690B6 JP3769690B6 (ja) 2006-07-19

Family

ID=

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005100640A (ja) 2005-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5264743A (en) Semiconductor memory operating with low supply voltage
US5815446A (en) Potential generation circuit
KR100224960B1 (ko) 반도체 집적 회로 장치(semiconductor integrated circuit device)
JP2001006361A (ja) 半導体集積回路装置
JP3112019B2 (ja) 半導体装置
JPH05198755A (ja) 半導体論理回路
JPH09147557A (ja) 半導体記憶装置および半導体装置
JP2934448B2 (ja) 半導体集積回路
JP3759921B2 (ja) 半導体装置
KR0132006B1 (ko) 반도체 메모리 장치
JP3774755B2 (ja) 半導体装置
JP3107305B2 (ja) 半導体装置
JP3769690B2 (ja) 半導体装置
JP3769690B6 (ja) 半導体装置
JP3774756B2 (ja) 半導体装置
JP4259739B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3542308B2 (ja) 半導体装置
JP2771880B2 (ja) 半導体装置
KR950009232B1 (ko) 반도체 메모리 장치
JP2000082289A (ja) 半導体装置
EP0318094B1 (en) Integrated memory circuit with on-chip supply voltage control
KR100245920B1 (ko) 저전원전압으로 동작하는 반도체장치
KR100262437B1 (ko) 저전원전압으로 동작하는 반도체장치
KR100206352B1 (ko) 저전원전압으로 동작하는 반도체장치
JP2986939B2 (ja) ダイナミックram

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050114

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20050928

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20051115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060125

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5