JP3774579B2 - Avビットストリーム記録再生システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、AVビットストリームを構成するパケットデータにタイムスタンプを付与するタイムスタンプ付与システムを備えた、所定の記録媒体に記録されたAVビットストリームを記録し再生するAVビットストリーム記録再生システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばMPEG2規格にしたがった、映像および/または音のデータがパケット化されたパケットのAVビットストリームを、記録装置を用いて磁気テープ等の記録媒体に記録するさい、記録装置に、27MHz±30ppmを満たす周波数にしたがって振動する固有の振動子をあらかじめ設けておき、その振動子の振動を基準クロックとして、各パケットの再生タイミングを示すタイムスタンプを、全部または一部のパケットに付与して記録するという方法が知られている。
【0003】
また、上述したAVビットストリームを、そのAVビットストリームの伝送路のIEEE1394に対応するインタフェースを用いて記録媒体に記録するさい、インタフェース固有の基準クロックを利用し、各パケットの再生タイミングを示すタイムスタンプを対応するパケットに付与して記録するという方法も知られている。
【0004】
他方、そのようにして記録媒体に記録されたAVビットストリームを再生装置を用いて再生するさい、再生装置に、27MHz±30ppmを満たす周波数にしたがって振動する固有の振動子をあらかじめ設けておき、その振動子の振動を基準クロックとして、パケットに付与されているタイムスタンプを利用し、各パケットを再生するという方法も知られている。
【0005】
ところで、上述したものとは異なり、例えば10時間という長時間のドラマが放送されてそれを録画しようとする場合、録画時間が長いので、1つの磁気テープに全てを記録することは難しい。そこで、長時間番組を録画する必要がある場合、例えば2台の記録装置を用意し、重複して記録されるシーンが生じるように、それぞれの記録装置で別々の記録媒体に番組の前半部と後半部を記録することになる。そのようにして記録された番組を連続して再生するさい、はじめに前半部を再生して出力し、重複して記録されているシーンを利用して前半部と後半部を接続し、そして後半部が出力されるように切り換えて再生する必要がある。また、上述したように長時間番組を録画しようとする場合のみならず、例えば記録媒体の残りの記録可能容量が録画しようとする番組の長さ全部に対応する容量よりも小さい場合等にも、複数の記録装置を用意し、重複して記録されるシーンが生じるように、番組を分割して記録することもある。いずれにしても、ある番組を分割して複数の記録媒体に記録しそれを再生するときは、重複して記録されているシーンを利用して分割されたものを接続し、出力の切り換えを行って再生することになる。
【0006】
さらに、上述した2つの従来例とは異なり、例えば放送局からのMPEG2規格にしたがったAVビットストリームを、記録装置を用いて磁気テープ等の記録媒体に記録する場合、AVビットストリームを直接記録媒体に記録せずに、ディジタルデータを記録することができる半導体RAMに一時蓄積し、その半導体RAMからAVビットストリームを出力させて記録媒体にAVビットストリームを記録するという方法が知られている。また、磁気テープ等の記録媒体に記録されているAVビットストリームを再生して出力する場合も、記録媒体からのAVビットストリームを直接出力せずに、半導体RAMに一時蓄積し、その半導体RAMからAVビットストリームを出力させるという方法も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した第1の従来例、すなわち多数のパケットによって構成されるAVビットストリームを、記録装置またはインタフェース固有の基準クロックを利用して、タイムスタンプをパケットに付与して記録媒体に記録する場合、記録装置毎にまたはインタフェース毎に基準クロックが異なるので、同じAVビットストリームであっても、各パケットの再生タイミングは異なる。いいかえると、同じパケットであっても、再生タイミングの異なるタイムスタンプが付与されるということである。このようにして記録媒体に記録されたAVビットストリームを再生する場合、再生装置固有の基準クロックに基づき、各パケットに付与されているタイムスタンプを利用してAVビットストリームを再生することになるが、再生時の基準クロックと記録時の基準クロックとが実質上同一でない限り、記録時と実質上同じタイミングで、AVビットストリームの各パケットを再生することはできない。例えばMPEG2規格にしたがったAVビットストリームでは、27MHz±30ppmを満たす周波数にしたがって振動する振動子の振動を基準クロックとして、AVビットストリームを記録または再生するように決められており、許容範囲を超えた周波数にしたがって振動する振動子の振動を基準クロックとして記録または再生されたAVビットストリームをモニタに表示するさい、画像が乱れるなど問題が多発する。したがって、再生時の基準クロックと記録時の基準クロックとが実質上同一でないとき、記録時と再生時のいずれの基準クロックとも27MHz±30ppmを満たす周波数にしたがって振動する振動子の振動に基づいた基準クロックであったとしても、再生時には記録時の基準クロックの偏差が累積するので、AVビットストリームの各パケットを、27MHz±30ppmを満たす周波数にしたがって振動する振動子の振動を基準クロックとして再生することができないことがある。また、放送局からのAVビットストリームを一度記録しそれを再生するだけなら、記録時と再生時に実質上同一の基準クロックを用いると、AVビットストリームをモニタに表示するさい画像が乱れるなどの問題は起こらないが、記録したものを再生しさらにまた別の記録装置を用いてAVビットストリームを記録媒体に記録するということを繰り返すと、記録装置毎に、また再生装置毎に基準クロックが異なるので、基準クロックの偏差が累積し、AVビットストリームの各パケットに付与されるタイムスタンプは、例えば27MHz±30ppmという許容範囲を満たす周波数にしたがって振動する振動子の振動を基準クロックとして生成されたものではなくなってしまう。このように、記録装置毎にまたはインタフェース毎に、さらには再生装置毎に、それぞれ固有の基準クロックを用いてAVビットストリームを記録または再生すると、AVビットストリームを繰り返し記録するさいや、繰り返し転送するさいに、基準クロックの偏差が累積し、AVビットストリームの各パケットに付与されるタイムスタンプは、許容範囲を満たす周波数にしたがって振動する振動子の振動を基準クロックとして生成されたものではなくなってしまう。
【0008】
そこで、本発明は、AVビットストリームにあらかじめ記録されている時刻情報に基づいて実質上固定した基準クロックを生成し、その実質上固定した基準クロックにしたがってタイムスタンプを生成して各パケットに付与するタイムスタンプ付与システムを提供することを目的とするものである。また、本発明は、上述した実質上固定された基準クロックにしたがって、タイムスタンプが付与されている各パケットを再生するAVビットストリーム再生システムを提供することを目的とするものである。
【0009】
ところで、上述した第1の従来例とは異なり、ある番組を分割して複数の記録媒体に記録しそれを再生するという第2の従来例の場合、再生するさい重複して記録されているシーンを利用して分割されたものを接続することになるが、そのようにして接続したものをモニタに表示するさい、接続部付近の画像は乱れる。その乱れを解決するために各シーンにそのシーン固有の番号を付加して記録し、再生時にその番号を利用して接続するという方法が考えられるが、分割して複数の記録媒体に記録しようとするAVデータが、例えばMPEG2−TS(Transport Stream)のように各フレーム単位が特定されていないようなAVデータであれば、重複して記録されているシーンを特定することができないので、接続部付近の画像を表示するさいその画像は乱れる。つまり、従来の記録装置では、上述した例えばMPEG2−TSを、シーンではなく、MPEG2−TSを構成するパケット等の所定の単位毎に、その単位を明確に定義して磁気テープ等の記録媒体に記録することができないので、再生するさいに、どの単位とどの単位とを接続すべきかということを特定することができないということである。
【0010】
そこで、本発明に関連する発明は、従来、シーンが特定されていないAVビットストリームを、重複部分が生じるように分割して複数の記録媒体に記録しそれを再生するさい、正確に接続して再生することができないという課題を考慮し、シーンが特定されていないAVビットストリームであっても、再生時に正確に接続することができるようにAVビットストリームを記録するAVビットストリーム記録システムと、AVビットストリームを正確に接続して再生するAVビットストリーム再生システムとを提供することを目的とするものである。
【0011】
さらに、上述した2つの従来例とは異なり、AVビットストリームを記録するさいまたは再生するさいに、AVビットストリームを半導体RAMに一時蓄積する場合、その半導体RAMは、容量および能力が小さいので、多くのデータを蓄積し、蓄積した順に素早く再生して出力することができない。半導体RAMの規模を大きくすることで、多くのデータを蓄積し、蓄積した順に素早く再生するようにすることも可能であるが、その場合、記録装置または再生装置の規模が大きくなる。
【0012】
そこで、本発明に関連する発明は、従来の記録装置および再生装置では、多くのデータを一時蓄積し、その蓄積したデータを蓄積した順に素早く再生して出力することができないという課題を考慮し、多くのデータを一時蓄積し、その蓄積したデータを蓄積した順に素早く再生して出力することができるAVビットストリーム再生システムおよびAVビットストリーム記録システムを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明(請求項1に対応)は、映像および/または音のデータが含まれるパケット化されたパケットのストリームであって、それら所定の複数のパケットにおいて、再生タイミングを示す時刻情報が格納されているAVビットストリームを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力されたAVビットストリームの、前記時刻情報が格納されているパケットの複数個の前記時刻情報に基づいて、発振周期が制御されるタイミング制御信号を発振する発振手段と、
前記発振手段の前記タイミング制御信号を利用して基準クロックを生成し、前記パケット全部の、または少なくとも前記時刻情報が格納されていないパケット全部の、各パケットの再生タイミングを示すタイムスタンプを生成するタイムスタンプ生成手段と、
前記タイムスタンプ生成手段によって生成されたタイムスタンプを、そのタイムスタンプに対応する前記各パケットに付与するタイムスタンプ付与手段と、
を有するタイムスタンプ付与システムを備え、さらに、
前記タイムスタンプ付与システムから出力されたAVビットストリームを、そのAVビットストリームの先頭から順番にパケット単位毎に入力し一時蓄積して出力する一時蓄積手段と、
前記AVビットストリームの、全部または一部のパケットに付与された前記タイムスタンプに基づいて前記一時蓄積手段から出力するパケットの出力タイミングを決定し、前記発振手段によって発振された前記タイミング制御信号を利用して生成した前記基準クロックに同期して前記一時蓄積手段から出力するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするAVビットストリーム記録再生システムである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
(実施の形態1)
先ず、本発明の実施の形態1のタイムスタンプ付与システムおよびAVビットストリーム再生システムの構成を述べる。なお、本発明のAVビットストリーム記録再生システムは、以下に説明する、タイムスタンプ付与システムとAVビットストリーム再生システムにより構成されるものである。
【0020】
図1に、本発明の実施の形態1のタイムスタンプ付与システムおよびAVビットストリーム再生システムのブロック図を示す。
【0021】
本発明の実施の形態1のタイムスタンプ付与システムは、入力手段1と、タイムスタンプ生成手段2と、タイムスタンプ付与手段3から構成される。また、タイムスタンプ生成手段2は、PCR抽出手段4と、カウンタ5と、差分算出手段6と、フィルタ手段7と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)8から構成される。
【0022】
他方、本発明の実施の形態1のAVビットストリーム再生システムは、FIFO9と、FIFO管理手段10と、タイムスタンプ抽出手段11と、第2カウンタ12と、第1スタンプメモリ13と、第2スタンプメモリ14と、スタンプ値差分算出手段15と、カウンタメモリ16と、カウンタ値差分算出手段17と、差分比較手段18から構成される。
【0023】
なお、図1には、蓄積手段19および出力手段20も表示する。
【0024】
さて、入力手段1は、放送局からの、MPEG2規格にしたがったAVビットストリームを入力する手段である。そのAVビットストリームは、映像および/または音のデータがパケット化されたパケット多数個から構成されるものである。それら多数のパケットのうちの所定の複数のパケットには、それら所定の複数のパケットの再生タイミングを示す時刻情報としてのPCR(Program Clock Reference,基準時刻信号)が記録されている。そのPCRは、約100ms間に少なくとも1個が存在するようにAVビットストリームのパケットに記録されるものであって、27MHz±3ppmという高精度の周波数にしたがって振動する振動子の振動を基準クロックとして記録されるものである。ただし、PCRは、日時、分、秒の単位で表現されたものではなく、振動子の振動回数がカウントされた値の情報であって、一般には絶対時間に相当するものとして取り扱うことができるものである。また、PCRの記録は、例えば50ms毎というように周期的に行われていてもよいし、周期的でなくてもよい。要するに、PCRは、約100ms間に少なくとも1個が存在するようにAVビットストリームのパケットに記録されておりさえすればよいものである。なお、通常はMPEG2のAVビットストリームには、映像や音のデータのパケット以外にも各種テーブルや、番組情報がパケット化されたパケットも含まれるが、以下の説明の便宜上、入力手段1が入力するAVビットストリームは、図2(a)に示すように、映像のみのデータがパケット化されたパケット多数個から構成されるものであるとし、PCRは、100ms間隔で周期的にパケットに記録されるものであるとする。また、図2では、PCRが記録されているパケットを斜線で示し、複数のPCRを区別するために、各PCRを、AVビットストリームの先頭から順に、第1PCR、第2PCR、第3PCR、…とし、第1PCR、第2PCR、第3PCR、…が記録されているパケットを、それぞれ第1PCR、第2PCR、第3PCR、…と表記する。
【0025】
タイムスタンプ生成手段2は、入力手段1によって入力されたAVビットストリームのなかのPCRが記録されているパケットを検出してPCRを抽出し、複数のPCRに基づいて、全てのパケットそれぞれの再生タイミングを示すタイムスタンプを生成する手段である。なお、上述したように、タイムスタンプ生成手段2は、PCR抽出手段4と、カウンタ5と、差分算出手段6と、フィルタ手段7と、VCO8から構成されるが、タイムスタンプ生成手段2の各構成要素については、後に本発明の実施の形態1のタイムスタンプ付与システムの動作を述べるさいに説明する。
【0026】
タイムスタンプ付与手段3は、タイムスタンプ生成手段2によって生成されたタイムスタンプを、そのタイムスタンプに対応する各パケットに付与する手段である。
【0027】
次に、蓄積手段19は、タイムスタンプ付与手段3によってタイムスタンプが付与されたAVビットストリームを蓄積するHDD(Hard Disk Drive)である。 FIFO9は、蓄積手段19に蓄積されたAVビットストリームを、パケット毎に入力して一時蓄積し、差分比較手段18の指示にしたがってパケット毎に出力する手段である。
【0028】
FIFO管理手段10は、蓄積手段19を制御して、その蓄積手段19に蓄積されているAVビットストリームを、そのAVビットストリームの先頭から順番に、パケット毎にFIFO9に入力させる手段である。
【0029】
タイムスタンプ抽出手段11は、蓄積手段19からFIFO9に入力される各パケットに付与されているタイムスタンプを抽出する手段である。
【0030】
第2カウンタ12は、タイムスタンプ生成手段2のVCO8からのタイミング制御信号に基づいて所定の値をカウントする手段である。なお、タイミング制御信号については後に説明する。
【0031】
第1スタンプメモリ13および第2スタンプメモリ14は、タイムスタンプ抽出手段11によって抽出されたタイムスタンプを一時記録する手段である。
【0032】
スタンプ値差分算出手段15は、第1スタンプメモリ13および第2スタンプメモリ14に記録されているタイムスタンプの値の差分を算出する手段である。
【0033】
カウンタメモリ16は、差分比較手段18からの指示信号にしたがって、第2カウンタ12の値を一時記録する手段である。
【0034】
カウンタ値差分算出手段17は、カウンタメモリ16に記録されている値と、第2カウンタ12の値との差分を算出する手段である。
【0035】
差分比較手段18は、スタンプ値差分算出手段15によって算出された差分と、カウンタ値差分算出手段17によって算出された差分とを比較し、両者が実質上一致するタイミングに、FIFO9から所定のパケットを出力させるように制御するとともに、上述したタイミングの第2カウンタ12の値をカウンタメモリ16に記録させるように制御する手段である。
【0036】
出力手段20は、FIFO9からのパケットを出力する手段である。
【0037】
なお、請求項1の本発明のAVビットストリーム記録再生システムの、入力手段として入力手段1、タイムスタンプ生成手段としてタイムスタンプ生成手段2、タイムスタンプ付与手段としてタイムスタンプ付与手段3、発振手段としてVCO8、一時蓄積手段としてFIFO9を用いた。また、制御手段として、タイムスタンプ抽出手段11、第2カウンタ12、第1スタンプメモリ13、第2スタンプメモリ14、スタンプ値差分算出手段15、カウンタメモリ16、カウンタ値差分算出手段17、差分比較手段18を用いた。
【0038】
次に、このような本発明の実施の形態1のタイムスタンプ付与システムおよびAVビットストリーム再生システムの動作を述べる。
【0039】
はじめに、タイムスタンプ付与システムの動作を述べる。
【0040】
先ず、入力手段1は、図2(a)に示した放送局からのAVビットストリームを入力する。
【0041】
次に、タイムスタンプ生成手段2は、入力手段1が入力したAVビットストリームのなかのPCRが記録されているパケットを検出してPCRを抽出する。実際は、PCR抽出手段4がPCRを抽出する。なお、上述したように複数のPCRを区別するために、各PCRを、AVビットストリームの先頭から順に、第1PCR、第2PCR、第3PCR、…とする。
【0042】
さて、PCR抽出手段4は、はじめてPCRを抽出すると、その第1PCRの抽出と実質上同じタイミングに、カウンタ5に第1PCRの値と同じ値を設定する。ここでは以下の説明の便宜上、第1PCRの値は「0」であるとし、PCR抽出手段4によって第1PCRが抽出されたタイミングと同じタイミングに、カウンタ5には「0」という値が設定されるとする。そして、カウンタ5は、VCO8からのタイミング制御信号に基づいて、1づつカウントしてゆき、それとともに、そのカウント値(積算値)を差分算出手段6およびタイムスタンプ付与手段3に出力する。なお、VCO8は、27MHz近傍の周波数にしたがって振動する振動子を有しており、その振動子が1回振動する度に、タイミング制御信号を発振するものである。
【0043】
そして、タイムスタンプ付与手段3は、カウンタ5からのカウント値を入力すると、そのカウント値を入力する毎に、その入力タイミングに入力手段1から伝送されてくるAVビットストリームの各パケットのヘッダに、図2(b)に黒く示すように、カウンタ5からのカウント値をタイムスタンプとして付与して出力する。そして、そのタイムスタンプ付与手段3からのパケットは、蓄積手段19に蓄積される。
【0044】
ところで、VCO8は、27MHz近傍、つまり上述した27MHz±3ppmとは異なる周波数に基づいてタイミング制御信号を発振しているので、PCR抽出手段4によって第1PCRが抽出されたタイミングと同じタイミングに、カウンタ5に「0」という値が設定されたとしても、カウンタ5の積算値は、入力手段1が入力したAVビットストリームから得られる27MHz±3ppmという高精度の周波数にしたがった基準クロックに基づいてカウントされた値からずれることになる。
【0045】
そこで、カウンタ5の積算値を、入力手段1が入力したAVビットストリームから得られる27MHz±3ppmという高精度の周波数にしたがった基準クロックに基づいたカウント値と実質上一致させるために以下の動作を行う。
【0046】
先ず、PCR抽出手段4が第1PCRが記録されているパケットの次のPCR、つまり第2PCRが記録されているパケットを検出し、その第2PCRを抽出する。上述したように実施の形態1では説明の便宜上、PCRは、100ms間隔で周期的にパケットに記録されるものであるので、第2PCRの値は「27000」である。そして、PCR抽出手段4は、抽出した第2PCRの値「27000」を差分算出手段6に出力する。次に、差分算出手段6は、PCR抽出手段4からの第2PCRの値「27000」を入力するとともに、カウンタ5からのカウント値(積算値)を入力し、両者の差分を算出する。その後、フィルタ手段7は、その差分が0(ゼロ)になるように、VCO8の電圧を制御する。つまりVCO8が発振するタイミング制御信号の発振周期を制御する。さらにいうと、VCO8が有している振動子の振動周波数を制御するということである。例えば、カウンタ5のカウント値(積算値)が「27010」であれば、カウンタ5のカウント値から、PCR抽出手段4からの第2PCRの値「27000」を差し引いた差分は「+10」であるので、VCO8の振動子の振動周波数を遅らせ、例えばカウンタ5のカウント値(積算値)が「26990」であれば、差分は「−10」であるので、VCO8の振動子の振動周波数を早めるように、フィルタ手段7はVCO8の電圧を制御するということである。
【0047】
このようにフィルタ手段7が、VCO8がタイミング制御信号を発振する周期を制御するので、カウンタ5の積算値は、入力手段1が入力したAVビットストリームから得られる27MHz±3ppmという高精度の周波数にしたがった基準クロックに基づいたカウント値と実質上一致するようになる。つまり、タイムスタンプ付与手段3によって付与されるタイムスタンプは、放送局によって決定されている、各パケットが再生されるべきタイミングと実質上一致するタイミングを示すように生成され付与されるということである。
【0048】
以上説明したように、第2PCRと、その第2PCRが抽出されたときのカウンタ5の値とが実質上等しくなるようにVCO8を制御したように、第3PCR以降の各PCRと、各PCRが抽出されたときのカウンタ5の値とが実質上等しくなるようにVCO8を制御してカウンタ5の値を制御すると、タイムスタンプ付与手段3によって付与される全てのタイムスタンプは、放送局によって決定されている、各パケットが再生されるべきタイミングと実質上一致するタイミングを示すように生成され付与される。つまり、タイムスタンプは、入力手段1が入力した放送局からのAVビットストリームから得られる27MHz±3ppmという高精度の周波数にしたがって振動する振動子の振動を基準クロックとして生成され付与される。
【0049】
次に、AVビットストリーム再生システムの動作を述べる。
先ず、FIFO管理手段10は、蓄積手段19を制御して、その蓄積手段19に蓄積されているAVビットストリームのパケットを、そのAVビットストリームの先頭から順番に、パケット毎に所定の数だけFIFO9に入力させる。そして、FIFO9は、蓄積手段19からのパケットを、パケット毎に入力して一時蓄積する。
【0050】
そのさい、タイムスタンプ抽出手段11は、蓄積手段19からFIFO9に入力される各パケットに付与されているタイムスタンプを抽出する。ここで、以下の説明の便宜上、蓄積手段19からFIFO9に入力される各パケットを、先頭から順に、第1パケット、第2パケット、第3パケット、…とし、かつ第1パケット、第2パケット、第3パケット、…に付与されているタイムスタンプを、それぞれ第1タイムスタンプ、第2タイムスタンプ、第3タイムスタンプ…とする。このとき、先ず、タイムスタンプ抽出手段11は、第1パケットから第1タイムスタンプを抽出し、第2パケットから第2タイムスタンプを抽出する。そして、タイムスタンプ抽出手段11は、第1タイムスタンプを第1スタンプメモリ13に、第2タイムスタンプを第2スタンプメモリ14に、それぞれ一時記録させる。
【0051】
そして、スタンプ値差分算出手段15は、第1スタンプメモリ13に記録されている第1タイムスタンプの値と、第2スタンプメモリ14に記録されている第2タイムスタンプの値との差分を算出する。
【0052】
他方、第2カウンタ12は、タイムスタンプ生成手段2のVCO8からのタイミング制御信号に基づいて1づつカウントする。つまり、タイムスタンプ生成手段2のカウンタ5と同様にカウントする。そして、所定のタイミングにFIFO9から出力手段20に、第1パケットが出力されたとき、第2カウンタ12は、その出力タイミングのカウント値をカウンタメモリ16に一時記録する。
【0053】
その後、カウンタ値差分算出手段17は、カウンタメモリ16に記録されている値と、第2カウンタ12のリアルタイムの値との差分を算出し、差分比較手段18は、カウンタ値差分算出手段17によって算出された差分と、スタンプ値差分算出手段15によって算出された差分とを比較し、前者が後者に実質上一致するタイミングに、FIFO9から出力手段20に、第2パケットを出力させる。それと同時に、その前者と後者の差分が実質上一致するタイミングのカウント値を、第2カウンタ12からカウンタメモリ16に記録させる。さらに、差分比較手段18は、第1スタンプメモリ13に、タイムスタンプ抽出手段11によって抽出された第3パケットからの第3タイムスタンプを入力させる。
【0054】
そして、スタンプ値差分算出手段15は、第1スタンプメモリ13に記録されている第3タイムスタンプの値と、第2スタンプメモリ14に記録されている第2タイムスタンプの値との差分を算出し、カウンタ値差分算出手段17は、カウンタメモリ16に記録されている値と、第2カウンタ12のリアルタイムの値との差分を算出し、差分比較手段18は、カウンタ値差分算出手段17によって算出された差分と、スタンプ値差分算出手段15によって算出された差分とを比較し、前者が後者に実質上一致するタイミングに、FIFO9から出力手段20に、第3パケットを出力させる。それと同時に、その前者と後者の差分が実質上一致するタイミングのカウント値を、第2カウンタ12からカウンタメモリ16に記録させる。さらに、差分比較手段18は、第2スタンプメモリ14に、タイムスタンプ抽出手段11によって抽出された第4パケットからの第4タイムスタンプを入力させる。
【0055】
以降同様にしてFIFO9から出力手段20に、1つづつパケットを出力させる。
【0056】
このように、タイムスタンプ生成手段2のVCO8からのタイミング制御信号に基づいた基準クロック、つまり放送局からのAVビットストリームから得られる27MHz±3ppmという高精度の周波数にしたがって振動する振動子の振動を基準クロックとし、各パケットに付与されているタイムスタンプを利用して各パケットを再生する。
【0057】
ところで、FIFO9は、出力手段20にパケットを1つ出力すると、その旨の情報をFIFO管理手段10に出力し、FIFO管理手段10は、その情報を入力すると、既にFIFO9に入力されたものを除いて、AVビットストリームの先頭から順番に、蓄積手段19からパケットを一つFIFO9に入力させる。
【0058】
なお、上述した実施の形態1では、図1に示すように、第2カウンタ12は、タイムスタンプ生成手段2のVCO8からのタイミング制御信号に基づいてカウントするとしたが、図3に示すように、図1の第2カウンタ12の代替として、固有の振動子を有する第3カウンタ21を設け、その振動子の振動に基づいた基準クロックにしたがって、第3カウンタ21はカウントするとしてもよい。そしてそのカウント値を利用して、FIFO9から出力手段20にパケットを出力させるとしてもよい。
【0059】
また、上述した実施の形態1では、タイムスタンプ付与システムは、放送局からのAVビットストリームの各パケットにタイムスタンプを付与するさい、PCRが記録されているパケットデータを含む全てのパケットにタイムスタンプを付与するとしたが、PCRが記録されているパケットには、タイムスタンプを付与しないとしてもよい。
【0060】
また、上述した実施の形態1では、タイムスタンプ付与システムは、放送局からのAVビットストリームの各パケットにタイムスタンプを付与するさい、PCRを利用して、各パケットに、先頭のパケットデータから順番にカウント値が積算されたタイムスタンプを付与するとしたが、タイムスタンプは、そのタイムスタンプが付与されようとするパケットと、例えば1つ前のパケットとのカウント値の差分の情報であってもよい。または、タイムスタンプは、そのタイムスタンプが付与されようとするパケットと、例えば1つ前のパケットとの再生時の時間間隔に相当する相対的な情報であってもよい。要するに、タイムスタンプは、各パケットを再生するさいに、再生タイミングを示す情報でありさえすればよい。
【0061】
さらに、上述した実施の形態1では、蓄積手段19に記録されたAVビットストリームを再生するさい、タイムスタンプ抽出手段11は、各パケットからタイムスタンプを抽出し、第1スタンプメモリ13または第2スタンプメモリ14にそれぞれ一時記録させるとしたが、第1スタンプメモリ13または第2スタンプメモリ14を用いず、その代替としてタイムスタンプを記録することができるレジスタを用いてもよい。そのさい、第1スタンプメモリ13と第2スタンプメモリ14に対応するように、2段になっているレジスタを用いることになる。
また、上述した実施の形態1では、第2カウンタ12はVCO8からのタイミング制御信号に基づいて動作することとしたが、タイミング制御信号に基づいて動作しなくてもよい。つまり、固有の基準クロックに基づいて動作してもよい。さらに、入力手段1が入力するAVビットストリームが例えば27MHz±30ppm等の許容範囲を超えた周期の基準クロックが用いられたAVビットストリームである場合には、第2カウンタ12は、VCO8からのタイミング制御信号に基づいて動作しないようにする。つまり、固有の基準クロックに基づいて動作させるようにする。
【0062】
(実施の形態2)
次に、本発明に関連する発明の実施の形態2のAVビットストリーム記録システムおよびAVビットストリーム再生システムの構成を述べる。
【0063】
図4に、実施の形態2のAVビットストリーム記録システムおよびAVビットストリーム再生システムのブロック図を示す。
【0064】
実施の形態2のAVビットストリーム記録システムは、入力手段22と、分割保存手段23と、HDD(Hard Disk Drive)24と、テープ記録装置25から構成される。
【0065】
他方、実施の形態2のAVビットストリーム再生システムは、HDD24と、テープ記録装置25と、接続手段26から構成される。また、接続手段26は、第1の半導体バッファ27と、第2の半導体バッファ28と、接続制御手段29から構成される。
【0066】
さて、入力手段22は、MPEG2規格にしたがったAVビットストリームを入力する手段である。そのAVビットストリームは、実施の形態1で説明したとおり、映像のデータがパケット化されたパケット多数個から構成されるものであって、複数のパケットには再生タイミングを示す時刻情報としてのPCRが記録されているとする。なお、説明の便宜上、そのPCRは、図5に示すように、AVビットストリームの先頭のパケットと、そのパケットから10個目毎の各パケットに記録されているものとする。つまり、AVビットストリームの、第1パケット、第11パケット、第21パケット、第31パケット、…に、PCRは記録されているものとする。また、図5では、図2と同様に、PCRが記録されているパケットを斜線で示し、複数のPCRを区別するために、第1パケット、第11パケット、第21パケット、第31パケット、…に記録されているPCRを、それぞれ第1PCR、第2PCR、第3PCR、第4PCR、…とする。
【0067】
分割保存手段23は、入力手段22によって入力されたAVビットストリームのPCRが記録されている所定のパケットを少なくとも1つを含む前半部をHDD24に蓄積するように制御するとともに、入力手段22によって入力されたAVビットストリームの、HDD24に蓄積されるPCRが記録されているパケットのうちの少なくとも最後のパケット以降の後半部をテープ記録装置25に蓄積するように制御する手段である。
【0068】
HDD24は、分割保存手段23の制御にしたがって、AVビットストリームの前半部を蓄積する手段である。
【0069】
テープ記録装置25は、分割保存手段23の制御にしたがって、AVビットストリームの後半部を蓄積する手段である。
【0070】
接続手段26は、HDD24およびテープ記録装置25に蓄積されたAVビットストリームの重複するPCRが記録されているパケットを利用して、HDD24に蓄積されたAVビットストリームと、テープ記録装置25に蓄積されたAVビットストリームとを接続する手段である。なお、上述したように、接続手段26は、第1の半導体バッファ27と、第2の半導体バッファ28と、接続制御手段29から構成されるが、接続手段26の各構成要素については、後に実施の形態2のAVビットストリーム再生システムの動作述べるさいに説明する。
【0071】
なお、後述する本発明に関連する第1の発明のAVビットストリーム記録システムの、蓄積手段としてHDD24およびテープ記録装置25、入力手段として入力手段22、制御手段として分割保存手段23を用いた。
【0072】
次に、このような実施の形態2のAVビットストリーム記録システムおよびAVビットストリーム再生システムの動作を述べる。
【0073】
はじめに、AVビットストリーム記録システムの動作を述べる。
【0074】
先ず、入力手段22は、図5に示したAVビットストリームを入力する。
【0075】
次に、分割保存手段23は、入力手段22によって入力されたAVビットストリームのPCRが記録されている所定のパケットを少なくとも1つを含む前半部をHDD24に蓄積するように制御する。以下の説明の便宜上、図5に示したAVビットストリームのうち、第1PCRが記録されている第1パケットから、第(n+2)PCRが記録されているパケットの5つ後のパケットをAVビットストリームの前半部とすると、分割保存手段23は、その前半部をHDD24に蓄積するように制御する。
【0076】
また、分割保存手段23は、入力手段22によって入力されたAVビットストリームの、HDD24に蓄積されるPCRが記録されているパケットのうちの少なくとも最後のパケット以降の後半部をテープ記録装置25に蓄積するように制御する。以下の説明の便宜上、分割保存手段23は、上述したAVビットストリームの前半部のうち、第nPCRが記録されているパケット以降の、AVビットストリームの後半部をテープ記録装置25に蓄積するように制御するものとする。つまり、第nPCRが記録されているパケットから、第(n+2)PCRが記録されているパケットの5つ後のパケットまでの部分は、HDD24にもテープ記録装置25にも蓄積されることになる。ここで、以下の説明の便宜上、HDD24にもテープ記録装置25にも蓄積されることになるパケット群を重複領域と呼ぶことにする。
【0077】
次に、AVビットストリーム再生システムの動作を述べる。
【0078】
先ず、接続手段26の接続制御手段29は、HDD24に蓄積されたAVビットストリームを、先頭のパケットから順に、第1の半導体バッファ27に入力させて一時蓄積し、蓄積した順にパケット毎に出力させる。ここで以下の説明の便宜上、図6に示すように、第1の半導体バッファ27は、例えば10個のパケットを、パケット毎に一時蓄積することができるように、10個のデータ格納空間を有しているものとする。また、各データ格納空間に第1から第10のアドレスを付しておく。さて、HDD24からのAVビットストリームの各パケットは、接続制御手段29の制御によって、第1の半導体バッファ27上の各データ格納空間に、パケット毎に一時蓄積される。例えば第1パケットは第1のデータ格納空間に蓄積され、第2パケットは第2のデータ格納空間に蓄積されるように、各パケットは各データ格納空間に蓄積される。そして、第1の半導体バッファ27に例えば8個のパケットが一時蓄積されると、接続制御手段29は、パケットを出力させるためのアドレスポインタを第1のデータ格納空間に移動し、その第1のデータ格納空間に一時蓄積されている第1パケットを出力させる。次に、アドレスポインタを第2のデータ格納空間に移動し、第2パケットを出力させる。以降このように、接続制御手段29は、アドレスポインタを、あるデータ格納空間から別のデータ格納空間に移動させることによって、各データ格納空間に蓄積されているパケットを1つづつ出力させる。また、接続制御手段29は、パケットを1つづつ出力させると、HDD24からパケットを1つづつ第1の半導体バッファ27上の各データ格納空間に一時蓄積させる。例えば、第1のデータ格納空間から第1パケットを出力させると、第9のデータ格納空間に第9パケットを一時蓄積させ、第2のデータ格納空間から第2パケットを出力させると、第10のデータ格納空間に第10パケットを一時蓄積させる。さらに、接続制御手段29は、第3のデータ格納空間から第3パケットを出力させると、第1のデータ格納空間にHDD24から第11パケットを入力させ、それまで第1のデータ格納空間に蓄積されていた第1パケットの上に第11パケットを上書きして第11パケットが第1のデータ格納空間に残るように蓄積させる。以上説明したように、接続制御手段29は、HDD24に蓄積されたAVビットストリームを、先頭のパケットから順に、第1の半導体バッファ27に入力させて一時蓄積し、蓄積した順にパケット毎に出力させる。
【0079】
そして、接続制御手段29は、HDD24に蓄積されたAVビットストリームのうちの、最後尾付近の重複領域を、第1の半導体バッファ27に入力して一時蓄積するさい、その重複領域の少なくとも第(n+2)PCRが記録されているパケットを出力するまでに、そのとき第1の半導体バッファ27に一時蓄積されている第nPCR、第(n+1)PCRまたは第(n+2)PCRが記録されているパケットいずれかと、そのパケット以降のパケットがテープ記録装置25から第2の半導体バッファ28に入力されて一時蓄積されるように制御する。なお、第2の半導体バッファ28は、図6に示すように、第1の半導体バッファ27と同様なものであって、10個のパケットを、パケット毎に一時蓄積することができるように、10個のデータ格納空間を有しているものとする。その各データ格納空間に第1から第10のアドレスを付しておく。さて、具体的には、接続制御手段29は、例えば重複領域のうちの第(n+1)PCRが記録されているパケットを、所定のタイミングに第1の半導体バッファ27上の第1のデータ格納空間に一時蓄積させ、その後、その第(n+1)PCRが記録されているパケットを出力させることになるが、その出力の前に、その第(n+1)PCRが記録されているパケットを、テープ記録装置25から入力し第2の半導体バッファ28上のいずれかのデータ格納空間に一時蓄積させる。さらに、接続制御手段29は、第1の半導体バッファ27の各データ格納空間にHDD24からのパケットを一時蓄積させたように、第(n+1)PCRが記録されているパケット以降の、テープ記録装置25からのパケットを、第2の半導体バッファ28の各データ格納空間に一時蓄積させる。ここで、図7に、第(n+1)PCRが記録されているパケットと、そのパケットから2つ後のパケットとが、第1の半導体バッファ27と第2の半導体バッファ28のいずれにも一時蓄積されているときの第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28の構成図を示す。なお、図7では、第(n+1)PCRが記録されているパケットを、斜線を付して表示し、その第(n+1)PCRが記録されているパケットは、第1の半導体バッファ27上では第1のデータ格納空間に蓄積され、第2の半導体バッファ28上では第5のデータ格納空間に蓄積されるものとする。また、図7には、第(n+1)PCRが記録されているパケットの次と、2つ後のパケットをそれぞれパケット(1)、パケット(2)として表示する。
【0080】
さて、図7に示すように、第(n+1)PCRが記録されているパケットと、そのパケットから2つ後のパケットとが、第1の半導体バッファ27と第2の半導体バッファ28のいずれにも一時蓄積された後、接続制御手段29は、第1の半導体バッファ27の第1のデータ格納空間から第(n+1)PCRが記録されているパケットを出力させるともに、アドレスポインタを第2の半導体バッファ28の第6のデータ格納空間に移動する。そして、接続制御手段29は、その第6のデータ格納空間に一時蓄積されている、第(n+1)PCRが記録されているパケットの次のパケット、つまりパケット(1)が第2の半導体バッファ28から出力されるように制御する。さらに、接続制御手段29は、その第6のデータ格納空間に一時蓄積されているパケット(1)以降の全てのパケット、つまりテープ記録装置25に蓄積された、第(n+1)PCRが記録されているパケットより後の全てのパケットを、第2の半導体バッファ28の各データ格納空間に順次一時蓄積させて、順次出力させる。このように、例えば第1の半導体バッファ27と第2の半導体バッファ28のいずれにも、第(n+1)PCRが記録されているパケットが蓄積されたときに、接続制御手段29は、そのパケットに着目し、第1の半導体バッファ27に蓄積されたパケットと、第2の半導体バッファ28に蓄積されたパケットとをシームレスに接続する。つまり、重複または空間が生じないように正確に接続する。それとともに、接続制御手段29は、第1の半導体バッファ27に蓄積されたパケットの出力と、第2の半導体バッファ28に蓄積されたパケットの出力とを切り換える。つまり、接続制御手段29は、第(n+1)PCRが記録されているパケットを利用して、HDD24に蓄積されたAVビットストリームと、テープ記録装置25に蓄積されたAVビットストリームとを接続し、その接続とともに、HDD24に蓄積されたAVビットストリームの出力と、テープ記録装置25に蓄積されたAVビットストリームの出力とを切り換えてHDD24およびテープ記録装置25に蓄積されたAVビットストリームを再生する。
【0081】
なお、上述した実施の形態2では、重複領域には、第nPCR、第(n+1)PCRおよび第(n+2)PCRが記録されているパケットが含まれるとした。このように、重複領域に、PCRが記録されているパケットを複数個含ませると、再生するさいの接続時に、接続しようとするパケットのデータに欠陥が生じていて再生不能となった場合でも、残りの、正常にデータが記録されているパケットを用いて接続することが可能となる。ただし、いずれのパケットのデータも欠陥が生じる可能性が低い場合、重複領域には、PCRが記録されているパケットが1つ含まれておりさえすればよい。
【0082】
また、上述した実施の形態2では、図4に示すように、分割保存手段23は、AVビットストリームの第nPCR、第(n+1)PCRおよび第(n+2)PCRが記録されているパケットを含む前半部をHDD24に蓄積するように制御するとともに、第nPCRが記録されているパケット以降の全てのパケットをテープ記録装置25に蓄積するように制御するとした。しかしながら、図8に示すように、図4の分割保存手段23の代替として、コピー保存手段30を設け、コピー保存手段30に、先ず、入力手段22によって入力されたAVビットストリーム全てをテープ記録装置25に蓄積するように制御させ、その後、テープ記録装置25に蓄積させたAVビットストリームのうち、第1パケットから第(n+2)PCRが記録されているパケットまでの前半部を、HDD24にコピー蓄積するように制御するとしてもよい。このようにして、HDD24およびテープ記録装置25に蓄積させたAVビットストリームを再生するさいのパケットの接続および出力の切り換えは、上述した実施の形態2で説明したようにして行う。つまり、HDD24およびテープ記録装置25に重複して蓄積されている、いずれかのPCRが記録されているパケットに着目して、パケットの接続および出力の切り換えを行う。なお、後述する本発明に関連する第2の発明のAVビットストリーム記録システムの制御手段としてコピー保存手段30を用いた。
【0083】
また、上述した実施の形態2では、第nPCRが記録されているパケットから第(n+2)PCRが記録されているパケットの5つ後のパケットまでを重複領域として、HDD24とテープ記録装置25とに蓄積するとしたが、HDD24とテープ記録装置25とに蓄積される重複領域は、入力手段22によって入力されたAVビットストリームの前半側の、少なくともいずれかの1つのPCRが記録されているパケットが含まれている領域でありさえすればよい。
【0084】
また、上述した実施の形態2では、第(n+1)PCRが記録されているパケットに着目し、第1の半導体バッファ27に一時蓄積されたパケットと、第2の半導体バッファ28に一時蓄積されたパケットとを接続するとしたが、第1の半導体バッファ27と第2の半導体バッファ28のいずれにも蓄積された、第nPCRや第(n+2)PCRなどの同じPCRが記録されているパケットに着目し、第1の半導体バッファ27に一時蓄積されたパケットと、第2の半導体バッファ28に一時蓄積されたパケットとを接続するとしてもよい。要するに、第1の半導体バッファ27と第2の半導体バッファ28のいずれにも蓄積された同一のPCRが記録されているパケットに着目し、第1の半導体バッファ27に一時蓄積されたパケットと、第2の半導体バッファ28に一時蓄積されたパケットとを接続しさえすればよい。
【0085】
また、上述した実施の形態2では、接続制御手段29は、第(n+1)PCRが記録されているパケットに着目し、第1の半導体バッファ27から第(n+1)PCRが記録されているパケットを出力させた後、第2の半導体バッファ28から第(n+1)PCRが記録されているパケットの次のパケットデータ以降を出力させるとした。しかしながら、接続制御手段29は、第(n+1)PCRが記録されているパケットの1つ前のパケットを第1の半導体バッファ27から出力させた後、第2の半導体バッファ28から第(n+1)PCRが記録されているパケット以降のパケットを出力させるとしてもよい。要するに、接続制御手段29は、あるタイミングに、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28に重複して一時蓄積されている、いずれかのPCRが記録されているパケットに着目し、そのパケットを利用して、第1の半導体バッファ27に一時蓄積されているパケットと、第2の半導体バッファ28に一時蓄積されているパケットとを接続し、パケットの出力を切り換えしさえすればよい。
【0086】
また、上述した実施の形態2では、入力手段22は、PCRが記録されている複数のパケットを含むパケット多数個から構成されるAVビットストリームを入力するとしたが、入力手段22は、実施の形態1で説明したタイムスタンプ付与システムによってタイムスタンプが各パケットに付与されたパケット多数個から構成されるAVビットストリームを入力するとしてもよい。その場合、各パケットにはタイムスタンプが付与されているので、分割保存手段23およびコピー保存手段30は、AVビットストリームの前半部をHDD24に、後半部をテープ記録装置25に蓄積させるさい、いずれのパケットであっても重複してHDD24およびテープ記録装置25に蓄積させることができる。また、HDD24およびテープ記録装置25に蓄積されたAVビットストリームを再生するさい、重複領域のいずれかのパケットに着目し、そのパケットを利用して、HDD24から第1の半導体バッファ27に一時蓄積されるパケットと、テープ記録装置25から第2の半導体バッファ28に一時蓄積されるパケットとを接続し、パケットの出力を切り換えしさえすればよい。
【0087】
また、上述した実施の形態2では、図6および7に示すように、HDD24からのパケットを一時蓄積するための第1の半導体バッファ27と、テープ記録装置25からのパケットを一時蓄積するための第2の半導体バッファ28とを設けるとしたが、つまりバッファ空間を2つ設けるとした。しかしながら、第1の半導体バッファ27の機能と、第2の半導体バッファ28の機能を併せ持つリングバッファを、第1の半導体バッファ27と第2の半導体バッファ28の代替として用いてもよい。
【0088】
また、上述した実施の形態2では、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28は、10個のパケットを一時蓄積するための10個のデータ格納空間を有するとしたが、データ格納空間は10個に限定されない。例えば、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28は、100個のパケットを一時蓄積するための100個のデータ格納空間を有するとしてもよい。また、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28は、パケットを蓄積するために相当量の能力を使うことになるので、アドレスポインタの移動等がスムーズに行われないことも考えられる。そこで、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28が蓄積すべきパケットの大部分を、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28に蓄積される前に、さらに一時蓄積することができるHDDを備えて、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28の負担を軽減するとしてもよい。
【0089】
また、上述した実施の形態2では、分割保存手段23は、入力手段22によって入力されたAVビットストリームの前半部をHDD24に蓄積するように制御し、その前半部に含まれる重複領域を含む後半部をテープ記録装置25に蓄積するように制御するとしたが、テープ記録装置25に後半部を蓄積するさい、後半部を直接テープ記録装置25に蓄積させずに、図9に示すように、HDD24を介して蓄積させてもよい。そのさい、HDD24の一部をFIFO機能を有するようにあらかじめ設定しておき、そのFIFO機能を有する部分に先ずAVビットストリームの後半部を順次一時蓄積させ、その後重複領域を含む後半部全てがテープ記録装置25に蓄積されるようにしてもよい。このようにすると、テープ記録装置25のデータ蓄積準備が整っていなくても、HDD24のFIFO機能を有する部分にデータを一時蓄積することができるので、テープ記録装置25のデータ蓄積準備が整った後に、重複領域を含む後半部をテープ記録装置25に蓄積することができるという効果がある。
【0090】
さらに、上述した実施の形態2では、重複領域を生じるように工夫してAVビットストリームの前半部をHDD24に蓄積し、後半部をテープ記録装置25に蓄積するとした。つまり、AVビットストリームを2分割して、それぞれを異なる蓄積手段に蓄積する例について説明した。しかしながら、AVビットストリームを3以上のN(Nは自然数)個のパケット群に分割して、それぞれを異なる蓄積手段に蓄積するとしてもよい。その場合N個の蓄積手段が必要となる。ここで、N個の各蓄積手段には、例えばHDD等の同じ蓄積装置内であっても、蓄積領域が異なるものについての各蓄積領域も含まれるとする。さて、AVビットストリームを3以上のN個のパケット群に分割して、それぞれを異なる蓄積手段に蓄積する場合、分割保存手段23およびコピー保存手段30がその分割を行うが、その分割のさい、N個のパケット群それぞれに、PCRまたはタイムスタンプが記録されているパケットを少なくとも1つ含ませるように、かつ、各パケット群に引き続くパケット群が、直前のパケット群に含まれるPCRまたはタイムスタンプが記録されているパケットのうちの少なくとも最後のパケット以降を重複して有するように分割する必要がある。例えば、図10に示すように、AVビットストリームを3分割する場合、上述した実施の形態2において2分割したさいの重複領域と同様に、各重複領域に、PCRまたはタイムスタンプが記録されているパケットが重複して含まれるように分割しなければならない。また、各パケット群を接続するさいは、重複している、PCRまたはタイムスタンプが記録されているパケットを利用することになる。その接続の仕方は、上述した実施の形態2で説明したように行う。また、N個の蓄積手段に対応して、第1の半導体バッファ27のようなバッファをN個用意してもよいし、第1の半導体バッファ27と第2の半導体バッファ28との2つのバッファのみを用意してもよい。いずれにしても2つ以上のバッファを利用して各パケット群を接続することになる。なお、例えばコピー保存手段30がAVビットストリームをN個のパケット群に分割して蓄積するさい、コピー保存手段30は、先ずAVビットストリーム全部を1つの蓄積手段に蓄積し、その後N個のパケット群のうちの(N−1)個のパケット群全部を異なる蓄積手段にコピー蓄積してもよいし、(N−1)個のパケット群のうちの一部を異なる蓄積手段にコピー蓄積してもよい。例えば、図10を用いて具体的に説明すると、コピー保存手段30は、先ずAVビットストリーム全部を1つの蓄積手段に蓄積し、その後3個のパケット群のうちの第1重複領域とbと第2重複領域とを別の蓄積手段に蓄積し、第2重複領域とcとをさらに別の蓄積手段に蓄積してもよいし、aと第1重複領域、およびcと第2重複領域を最初に蓄積した蓄積手段に蓄積させたまま、第1重複領域とbと第2重複領域とのみを別の蓄積手段に蓄積してもよい。つまり、第2重複領域とcについてはコピー蓄積しなくてもよいということである。
【0091】
(実施の形態3)
次に、本発明に関連する発明の実施の形態3のAVビットストリーム再生システムの構成を述べる。
【0092】
図11に、実施の形態3のAVビットストリーム再生システムのブロック図を示す。
【0093】
実施の形態3のAVビットストリーム再生システムは、入力手段1と、タイムスタンプ生成手段2と、タイムスタンプ付与手段3と、ランダムアクセス型記憶装置31と、タイムスタンプ参照再生手段32から構成される。
【0094】
入力手段1、タイムスタンプ生成手段2およびタイムスタンプ付与手段3は、実施の形態1のタイムスタンプ付与システムの、入力手段1、タイムスタンプ生成手段2およびタイムスタンプ付与手段3それぞれと同等のものである。したがって、タイムスタンプ生成手段2は、PCR抽出手段4と、カウンタ5と、差分算出手段6と、フィルタ手段7と、VCO8から構成される。また、タイムスタンプ参照再生手段32は、実施の形態1のAVビットストリーム再生システムと同等のものであって、FIFO9と、FIFO管理手段10と、タイムスタンプ抽出手段11と、第2カウンタ12と、第1スタンプメモリ13と、第2スタンプメモリ14と、スタンプ値差分算出手段15と、カウンタメモリ16と、カウンタ値差分算出手段17と、差分比較手段18から構成される。
【0095】
なお、図11には、テープ記録装置33も表示する。
【0096】
また、上述したように、入力手段1、タイムスタンプ生成手段2、タイムスタンプ付与手段3およびタイムスタンプ参照再生手段32については、既に実施の形態1において説明したので、説明を省略する。
【0097】
さて、ランダムアクセス型記憶装置31は、例えば実施の形態1で説明したFIFO9と同様に、タイムスタンプ付与手段3からのAVビットストリームのパケットを、AVビットストリームの先頭側から順番に、パケット毎に入力して一時蓄積し、FIFO管理手段10の指示にしたがって、入力し蓄積した順番に、パケット毎に出力する手段である。要するに、ランダムアクセス型記憶装置31は、FIFO機能を有する部分を有し、そのFIFO機能を有する部分に、パケットを一時蓄積することができる手段である。なお、実施の形態3では、ランダムアクセス型記憶装置31はHDDであるとする。
【0098】
テープ記録装置33は、実施の形態1で説明した入力手段1が入力する放送局からのAVビットストリームと同様なAVビットストリームをあらかじめ蓄積している手段である。したがって、テープ記録装置33に蓄積されているAVビットストリームには、PCRが記録されているパケットは含まれているが、いずれのパケットにもタイムスタンプは付与されていない。
【0099】
なお、後述する本発明に関連する第3の発明のAVビットストリーム再生システムの、入力手段として入力手段1、蓄積手段としてランダムアクセス型記憶装置31、制御手段としてタイムスタンプ参照再生手段32のFIFO管理手段10を用いた。
【0100】
次に、このような実施の形態3のAVビットストリーム再生システムの動作を述べる。
【0101】
先ず、入力手段1は、テープ記録装置33に蓄積されているAVビットストリームを入力する。
【0102】
そして、タイムスタンプ生成手段2は、実施の形態1で説明したように、入力手段1が入力したAVビットストリームのなかのPCRが記録されているパケットを検出してPCRを抽出し、そのPCRとカウンタ5からのカウント値との差分を差分算出手段6によって算出し、その差分が「ゼロ」になるようにVCO8の電圧を制御するとともに、カウンタ5からのカウント値をタイムスタンプとしてタイムスタンプ付与手段3に出力する。
【0103】
タイムスタンプ付与手段3は、タイムスタンプ生成手段2からのタイムスタンプを入力すると、そのタイムスタンプを入力する毎に、その入力タイミングに入力手段1から伝送されてくるAVビットストリームの各パケットのヘッダに、タイムスタンプを付与してランダムアクセス型記憶装置31に出力する。
【0104】
次に、ランダムアクセス型記憶装置31は、FIFO機能を有する部分に、タイムスタンプ付与手段3からのパケットを、タイムスタンプ付与手段3から伝送されてくる順番にパケット毎に、入力して一時蓄積する。
【0105】
その後、ランダムアクセス型記憶装置31に、例えば10個等の所定の数のパケットが蓄積されると、タイムスタンプ参照再生手段32のFIFO管理手段10は、ランダムアクセス型記憶装置31を制御して、そのランダムアクセス型記憶装置31に蓄積されているAVビットストリームのパケットを、そのAVビットストリームの先頭から順番に、パケット毎に所定の数だけFIFO9に入力させる。
【0106】
そのFIFO9に所定の数のパケットが入力されて、そのFIFO9からパケット毎に出力されるさいのタイムスタンプ参照再生手段32の動作については、実施の形態1のAVビットストリーム再生システムの動作と実質上同じなので、説明を省略する。
【0107】
ただし、ランダムアクセス型記憶装置31は、タイムスタンプ付与手段3からのタイムスタンプが付与されたパケットを、伝送されてくる順番にパケットを毎に一時蓄積するが、FIFO機能を有する部分の容量が限界に達するかその直前に、既にFIFO9に出力した領域にタイムスタンプ付与手段3からの新たなパケットを上書きして保存する。このように上書きすることによって、ランダムアクセス型記憶装置31のFIFO機能を有する部分を最小限にすることができる。そして、ランダムアクセス型記憶装置31は、そのFIFO機能を有する部分を有効活用し、タイムスタンプ付与手段3から伝送されてくる順番にパケット毎に、入力して一時蓄積し、FIFO管理手段10の制御にしたがって、AVビットストリームの先頭側から順番に、パケット毎にFIFO9に出力する。
【0108】
なお、上述した実施の形態3では、入力手段1は、テープ記録装置33からのAVビットストリームを入力するとしたが、図12に示すように、入力手段1は、テープ記録装置33からのAVビットストリームではなく、テープ記録装置34に蓄積されているAVビットストリームを入力するとしてもよい。そのテープ記録装置34に蓄積されているAVビットストリームとは、テープ記録装置33に蓄積されているMPEG2規格にしたがったAVビットストリームとは異なり、DVフォーマットにしたがったAVビットストリームである。なお、DVフォーマットのAVビットストリームの1フレームは、図13に示すように、ヘッダ部、直流成分部および交流成分部の3つの部分から構成され、また各部分はパケット化されている。したがって、DVフォーマットのAVビットストリームは、つまりテープ記録装置34に蓄積されているAVビットストリームは、図13に示したようなフレーム多数個から構成されるものである。また、1フレームの3つの部分のうちの交流成分部に映像および/または音のデータが記録されており、さらにDVフォーマットのAVビットストリームを構成する全てのパケットデータにはあらかじめタイムスタンプが付与されている。このように、入力手段1がテープ記録装置34からのAVビットストリームを入力する場合、そのAVビットストリームの全てのパケットにはタイムスタンプが付与されているので、図11に示すタイムスタンプ生成手段2およびタイムスタンプ付与手段3は必要がなくなる。その替わりに図12に示すように、パケットデータ抽出手段35を設け、そのパケットデータ抽出手段35に、入力手段1が入力したDVフォーマットのAVビットストリームから、AVデータが記録されている交流成分部のパケットを1つづつ抽出させて、AVビットストリームの先頭側から順番に、かつパケット毎にランダムアクセス型記憶装置31へ出力させる必要がある。また、図12には、図11に示すタイムスタンプ生成手段2、さらにいうとVCO8が設けられていないので、図12では、図11の第2カウンタ12の代替として、例えば27MHz±30ppm等の所定許容範囲が許される周波数で振動する固有の振動子を有し、その振動子の振動にしたがってカウントする第4カウンタ37を設ける必要がある。そして、その第4カウンタ37のカウント値を基準としてランダムアクセス型記憶装置31に一時蓄積されたパケットを、FIFO9を介して出力させることになる。
(実施の形態4)
次に、本発明に関連する発明の実施の形態4のAVビットストリーム記録システムの構成を述べる。
【0109】
図14に、実施の形態4のAVビットストリーム記録システムのブロック図を示す。
【0110】
実施の形態4のAVビットストリーム記録システムは、入力手段1と、タイムスタンプ生成手段2と、タイムスタンプ付与手段3と、ランダムアクセス型記憶装置31と、タイムスタンプ参照再生手段32から構成される。
【0111】
入力手段1、タイムスタンプ生成手段2、タイムスタンプ付与手段3、ランダムアクセス型記憶装置31およびタイムスタンプ参照再生手段32は、実施の形態3等で説明したものとそれぞれ同等のものである。
【0112】
なお、図14には、テープ記録装置38も表示する。
【0113】
また、後述する本発明に関連する第4の発明のAVビットストリーム記録システムの、入力手段として入力手段1、蓄積手段としてランダムアクセス型記憶装置31、制御手段としてタイムスタンプ参照再生手段32のFIFO管理手段10を用いた。
【0114】
次に、このような実施の形態4のAVビットストリーム記録システムの動作を述べる。
【0115】
先ず、入力手段1は、実施の形態1で説明した入力手段1と同様に、放送局からのAVビットストリームを入力する。
【0116】
そして、タイムスタンプ生成手段2は、そのAVビットストリームの各パケットに付与するためのタイムスタンプを生成し、タイムスタンプ付与手段3に出力する。
【0117】
タイムスタンプ付与手段3は、タイムスタンプ生成手段2からのタイムスタンプを入力すると、そのタイムスタンプを入力する毎に、その入力タイミングに入力手段1から伝送されてくるAVビットストリームの各パケットのヘッダに、タイムスタンプを付与してランダムアクセス型記憶装置31に出力する。
【0118】
次に、ランダムアクセス型記憶装置31は、FIFO機能を有する部分に、タイムスタンプ付与手段3からのパケットを、タイムスタンプ付与手段3から伝送されてくる順番にパケット毎に、入力して一時蓄積する。
【0119】
その後、ランダムアクセス型記憶装置31に、例えば10個等の所定の数のパケットが蓄積されると、タイムスタンプ参照再生手段32のFIFO管理手段10は、ランダムアクセス型記憶装置31を制御して、そのランダムアクセス型記憶装置31に蓄積されているAVビットストリームのパケットを、そのAVビットストリームの先頭から順番に、パケット毎に所定の数だけFIFO9に入力させる。
【0120】
そのFIFO9に所定の数のパケットが入力され一時蓄積されると、FIFO9は、差分比較手段18の制御にしたがって、蓄積した順番に、パケット毎に出力する。なお、FIFO9からパケットが出力されるさいのタイムスタンプ参照再生手段32の詳細な動作については、実施の形態3のAVビットストリーム再生システムのタイムスタンプ参照再生手段32の動作、さらにいうと実施の形態1のAVビットストリーム再生システムの動作と実質上同じなので、詳細な説明は省略する。
【0121】
そして、FIFO9から出力されるパケット、つまりAVビットストリームは、テープ記録装置38に記録される。
【0122】
ここで、上述した実施の形態3と同様に、ランダムアクセス型記憶装置31は、FIFO機能を有する部分を有効活用し、タイムスタンプ付与手段3からのタイムスタンプが付与されたパケットを、伝送されてくる順番にパケットを毎に一時蓄積し、FIFO管理手段10の制御にしたがって、AVビットストリームの先頭側から順番に、パケット毎にFIFO9に出力する。
【0123】
なお、上述した実施の形態4では、ランダムアクセス型記憶装置31からのパケットを、タイムスタンプ参照再生手段32を介してテープ記録装置38に記録させるとしたが、図15に示すように、タイムスタンプ参照再生手段32の替わりにDVフォーマット変換手段39を用い、そのDVフォーマット変換手段39に、ランダムアクセス型記憶装置31からのパケットを、DVフォーマットのAVビットストリームの変換させてテープ記録装置38に記録させてもよい。つまり、DVフォーマット変換手段39に、図13に示すように、ランダムアクセス型記憶装置31からのパケットのデータを交流成分部に書き込み、ヘッダ部および直流成分部を付与してテープ記録装置38に記録させてもよい。
【0124】
また、上述した実施の形態3および4では、図11および14を用いて説明したように、タイムスタンプ参照再生手段32の第2カウンタ12は、タイムスタンプ生成手段2のVCO8からのタイミング制御信号に基づいて動作する。このように、タイムスタンプ参照再生手段32の各構成手段は、VCO8からのタイミング制御信号に基づいて動作するので、ランダムアクセス型記憶装置31は、実質上同一の周期で1つのパケットを出力するとともに、新たに1つのパケットを入力することができる。つまり、ランダムアクセス型記憶装置31のFIFO機能のパケットのオーバーフローやアンダーフローを回避することができる。ただし、入力手段1が入力するAVビットストリームの長さが、ランダムアクセス型記憶装置31のFIFO機能のパケットのオーバーフローやアンダーフローを起こさない程度に短い場合は、第2カウンタ12は、VCO8からのタイミング制御信号に基づいて動作しなくてもよい。つまり、固有の基準クロックに基づいて動作してもよい。さらに、入力手段1が入力するAVビットストリームが例えば27MHz±30ppm等の許容範囲を超えた周期の基準クロックが用いられたAVビットストリームである場合には、第2カウンタ12は、VCO8からのタイミング制御信号に基づいて動作しないようにする。つまり、固有の基準クロックに基づいて動作させるようにする。
【0125】
(実施の形態5)
次に、本発明に関連する発明の実施の形態5のAVビットストリーム再生システムの構成を述べる。
【0126】
図16に、実施の形態5のAVビットストリーム再生システムのブロック図を示す。
【0127】
実施の形態5のAVビットストリーム再生システムは、入力手段40と、タイムスタンプ生成手段2と、タイムスタンプ付与手段3と、ゲート手段41と、ランダムアクセス型記憶装置42と、タイムスタンプ参照再生手段32から構成される。また、ランダムアクセス型記憶装置42は、インデックス領域43と、FIFO領域44と、第1の半導体バッファRAM空間45と、第2の半導体バッファRAM空間46と、第3の半導体バッファRAM空間47とを有するものである。
【0128】
なお、図16には、テープ記録装置48も表示する。
【0129】
また、タイムスタンプ生成手段2、タイムスタンプ付与手段3およびタイムスタンプ参照再生手段32は、実施の形態3等で既に説明したので説明を省略する。
【0130】
さて、入力手段40は、テープ記録装置48に蓄積されているAVビットストリームを入力する手段である。
【0131】
ゲート手段41は、入力手段40が入力したAVビットストリームの、各パケットを、ランダムアクセス型記憶装置42の第3の半導体バッファRAM空間47の適切な場所に一時記録させるための手段である。
【0132】
ランダムアクセス型記憶装置42は、上述したように、インデックス領域43と、FIFO領域44と、第1の半導体バッファRAM空間45と、第2の半導体バッファRAM空間46と、第3の半導体バッファRAM空間47とを有するものである。インデックス領域43とFIFO領域44は、それぞれリングバッファで構成される領域であって、インデックス領域43は、所定のAVビットストリームの冒頭のいくつかのパケットを蓄積することができる領域であり、FIFO領域44は、FIFO機能を有する領域であって、入力手段40によって入力されたAVビットストリームの各パケットを、そのAVビットストリームの先頭側から順番に、パケット毎に入力して一時蓄積し、蓄積した順番にパケットを出力する領域である。第1の半導体バッファRAM空間45、第2の半導体バッファRAM空間46および第3の半導体バッファRAM空間47は、半導体が用いられて構成される空間であって、実施の形態2で説明した第1の半導体バッファ27または第2の半導体バッファ28と同様なものである。つまり、第1の半導体バッファRAM空間45、第2の半導体バッファRAM空間46および第3の半導体バッファRAM空間47は、それぞれFIFO機能を有する空間である。ただし、第1の半導体バッファRAM空間45は、インデックス領域43からのパケットを一時蓄積する空間であり、第2の半導体バッファRAM空間46は、FIFO領域44からのパケットを一時蓄積する空間であって、第3の半導体バッファRAM空間46は、入力手段40によって入力されたAVビットストリームの各パケットを一時蓄積する空間である。
【0133】
テープ記録装置48は、実施の形態1等で説明した、PCRが記録されているパケットを含むパケット多数個から構成されるAVビットストリームをあらかじめ記録している記録装置である。
【0134】
次に、このような実施の形態5のAVビットストリーム再生システムの動作を述べる。
【0135】
はじめに、ランダムアクセス型記憶装置42のインデックス領域43には、テープ記録装置48に記録されているAVビットストリームのインデックス(冒頭部分)があらかじめ蓄積されているとする。なお、そのインデックスには、テープ記録装置48に記録されている、PCRが記録されているパケットが少なくとも1つは含まれるとする。ここでは、以下の説明の便宜上、PCRが記録されているパケットデータは3つあるとし、各PCRを、AVビットストリームの先頭側から順番に、第1PCR、第2PCR、第3PCRとする。したがって、実施の形態5では、実施の形態2で説明したように、インデックス領域43にあらかじめ蓄積されているインデックス(冒頭部分)と、テープ記録装置48に記録されているAVビットストリームとを接続し、出力を切り換えてAVビットストリームを再生するさいの、AVビットストリーム再生システムの動作を述べることになる。なお、ここでは説明の便宜上、上述した第2PCRに着目してAVビットストリームを接続する場面を説明する。
【0136】
さて、インデックス領域43とテープ記録装置48に記録されているAVビットストリームを再生するさい、先ず、インデックス領域43のパケットを先頭から順に、第1の半導体バッファRAM空間45に蓄積し、蓄積した順番に出力させる。そして、インデックス領域43とテープ記録装置48に重複して記録されている、第2PCRが記録されているパケットが第1の半導体バッファRAM空間45に蓄積されて出力されるまでに、その第2PCRが記録されているパケットがテープ記録装置48から、第2の半導体バッファRAM空間46に蓄積されるように、ゲート手段41は、入力手段40が入力し、タイムスタンプ付与手段3によってタイムスタンプが付与されたパケットを第3の半導体バッファRAM空間47に蓄積させる。さらに、あるタイミングに第2PCRが記録されているパケットが第1の半導体バッファRAM空間45および第2の半導体バッファRAM空間46のいずれにも一時蓄積されるように、第3の半導体バッファRAM空間47に蓄積されたパケットを、順次ランダムアクセス型記憶装置42のFIFO領域44を介して第2の半導体バッファRAM空間46に一時蓄積させる。
【0137】
そして、あるタイミングに第2PCRが記録されているパケットが第1の半導体バッファRAM空間45および第2の半導体バッファRAM空間46のいずれにも一時蓄積されると、重複して記録されている、第2PCRが記録されているパケットを利用して、実施の形態2で説明したようにアドレスポインタを移動し、第1の半導体バッファRAM空間45に蓄積されているパケットと、第2の半導体バッファRAM空間46に蓄積されているパケットとを接続するとともに、その接続後の出力を、第2の半導体バッファRAM空間46に蓄積されているパケットに切り換える。このようにして、インデックス領域43とテープ記録装置48に記録されているAVビットストリームを接続して再生する。なお、図16では、重複して記録されている、第2PCRが記録されているパケットを斜線で示している。
【0138】
そして、タイムスタンプ参照再生手段32は、実施の形態1等で説明したように、第1の半導体バッファRAM空間45または第2の半導体バッファRAM空間46からのパケットを再生し出力する。
【0139】
なお、上述した実施の形態5では、第1の半導体バッファRAM空間45に蓄積されているパケットと、第2の半導体バッファRAM空間46に蓄積されているパケットとを接続するさい、第2PCRが記録されているパケットを利用するとした。しかしながら、第1の半導体バッファRAM空間45と第2の半導体バッファRAM空間46とに、第2PCR以外の、同じPCRが記録されているパケットが重複して蓄積されるさい、その重複して蓄積されるさいパケットを利用するとしてもよい。または同じタイムスタンプが付与されているパケットを同時に、第1の半導体バッファRAM空間45と第2の半導体バッファRAM空間46とに重複して蓄積されるさい、その重複して蓄積される、同じタイムスタンプが付与されているパケットを利用するとしてもよい。
【0140】
また、上述した実施の形態1から5では、MPEG2のAVビットストリームを用いて説明したが、MPEG2のAVビットストリームと同様に、あらかじめPCR等の時刻情報が記録されているパケットデータ複数個を含むパケットデータ多数個から構成されるAVビットストリームであれば、そのAVビットストリームを、上述した実施の形態1から5のMPEG2のAVビットストリームの代替として用いてもよい。
【0141】
また、上述した実施の形態1から5では、PCRは、特定のパケットの再生タイミングを示す時刻情報であるとしたが、ここでさらに説明を追加すると、PCRは、一般にはディジタル放送受信機内部の基準時計を構成する情報として用いられるものである。
【0142】
また、上述した実施の形態1から5では、各実施の形態におけるタイムスタンプ付与システム、AVビットストリーム再生システムAVビットストリーム記録システムの各構成要素は、ハードウェアであるとして述べてきたが、それら各構成要素の全部または一部を、上述のハードウェアの該当する機能と同じ機能を有するソフトウェアに置き換えることも可能である。
【0143】
さらに、上述した実施の形態1で説明した、タイムスタンプ付与システムの各構成要素の全部または一部の各機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするプログラム記録媒体も本発明に関連する発明である。同様に、実施の形態1、2、3および5で説明した、AVビットストリーム再生システムの各構成要素の全部または一部の各機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするプログラム記録媒体も本発明に関連する発明である。加えて、実施の形態2および4で説明した、AVビットストリーム記録システムの各構成要素の全部または一部の各機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするプログラム記録媒体も本発明に関連する発明である。
本発明に関連する第1の発明は、所定のAVビットストリームを蓄積することができるN(Nは自然数)個の蓄積手段と、
映像および/または音のデータがパケット化されたパケットのストリームであって、それらパケットのうちの所定の複数のパケットに、それら所定の複数のパケットの再生タイミングを示す再生タイミング情報が記録されている、AVビットストリームを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力されたAVビットストリームをN個のパケット群に分割し、それぞれ別々に前記N個の蓄積手段に蓄積するように制御する制御手段とを備え、
前記N個のパケット群それぞれが、前記再生タイミング情報が記録されているパケットを少なくとも1つ有し、
前記制御手段が前記分割を行うさい、前記N個のパケット群のそれぞれのパケット群に引き続くパケット群が、直前のパケット群に含まれる前記再生タイミング情報が記録されているパケットのうちの少なくとも最後のパケット以降を重複して有するように分割する
ことを特徴とするAVビットストリーム記録システムである。
本発明に関連する第2の発明は、所定のAVビットストリームを蓄積することができるN(Nは自然数)個の蓄積手段と、
映像および/または音のデータがパケット化されたパケットのストリームであって、それらパケットのうちの所定の複数のパケットに、それら所定の複数のパケットの再生タイミングを示す再生タイミング情報が記録されている、AVビットストリームを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力されたAVビットストリームを前記N個の蓄積手段のうちの所定の1つの蓄積手段に蓄積するように制御し、その後、前記所定の蓄積手段に蓄積されているAVビットストリームをN個のパケット群に分割し、それらN個のパケット群のうちの(N−1)個のパケット群の全部または一部が前記所定の蓄積手段以外の(N−1)個の蓄積手段の全部または一部にそれぞれ別々にコピー蓄積されるように制御する制御手段とを備え、
前記N個のパケット群それぞれが、前記再生タイミング情報が記録されているパケットを少なくとも1つ有し、
前記制御手段が前記分割を行うさい、前記N個のパケット群のそれぞれのパケット群に引き続くパケット群が、直前のパケット群に含まれる前記再生タイミング情報が記録されているパケットのうちの少なくとも最後のパケット以降を重複して有するように分割する
ことを特徴とするAVビットストリーム記録システムである。
本発明に関連する第3の発明は、映像および/または音のデータがパケット化されたパケットのストリームであって、それらパケットのうちの所定の複数のパケットに、それら所定の複数のパケットの再生タイミングを示す再生タイミング情報が記録されている、AVビットストリームを記録している磁気テープからのAVビットストリームを入力する入力手段と、
所定のAVビットストリームを一時蓄積することができる蓄積手段と、
前記入力手段によって入力されたAVビットストリームの各パケットを、前記入力された順番に前記蓄積手段に一時蓄積させるとともに、前記順番に各パケットを前記蓄積手段 から出力させる制御手段とを
備えたことを特徴とするAVビットストリーム再生システムである。
本発明に関連する第4の発明は、映像および/または音のデータがパケット化されたパケットのストリームであって、それらパケットのうちの所定の複数のパケットに、それら所定の複数のパケットの再生タイミングを示す再生タイミング情報が記録されている、AVビットストリームを入力する入力手段と、
所定のAVビットストリームを一時蓄積することができる蓄積手段と、
前記入力手段によって入力されたAVビットストリームの各パケットを、前記入力された順番に前記蓄積手段に一時蓄積させるとともに、前記順番に各パケットを前記蓄積手段から出力させて所定の磁気テープに記録させる制御手段とを
備えたことを特徴とするAVビットストリーム記録システムである。
本発明に関連する発明は、シーンが特定されていないAVビットストリームであっても、再生時に正確に接続することができるようにAVビットストリームを記録するAVビットストリーム記録システムを提供することができる。また、本発明に関連する発明は、AVビットストリームを正確に接続して再生するAVビットストリーム再生システムを提供することができる。
さらに、本発明に関連する発明は、多くのデータを一時蓄積し、その蓄積したデータを蓄積した順に素早く再生して出力することができるAVビットストリーム再生システムおよびAVビットストリーム記録システムを提供することができる。
【0144】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、AVビットストリームにあらかじめ記録されている時刻情報に基づいて実質上固定した基準クロックを生成し、その実質上固定した基準クロックにしたがってタイムスタンプを生成して各パケットに付与するタイムスタンプ付与システムを提供することができる。また、本発明は、上述した実質上固定された基準クロックにしたがって、タイムスタンプが付与されている各パケットを再生するAVビットストリーム再生システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のタイムスタンプ付与システムおよびAVビットストリーム再生システムのブロック図
【図2】 本発明の実施の形態1の説明に用いるAVビットストリームの構成図
【図3】 図1とは別の、本発明の実施の形態1のタイムスタンプ付与システムおよびAVビットストリーム再生システムのブロック図
【図4】 本発明に関連する発明の実施の形態2のAVビットストリーム記録システムおよびAVビットストリーム再生システムのブロック図
【図5】 本発明に関連する発明の実施の形態2の説明に用いるAVビットストリームの構成図
【図6】 本発明に関連する発明の実施の形態2の説明に用いるHDD24、テープ記録装置25、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28
【図7】 図6とは別の本発明に関連する発明の実施の形態2の説明に用いるHDD24、テープ記録装置25、第1の半導体バッファ27および第2の半導体バッファ28
【図8】 図4とは別の本発明に関連する発明の実施の形態2のAVビットストリーム記録システムおよびAVビットストリーム再生システムのブロック図
【図9】 図4および8とは別の本発明に関連する発明の実施の形態2のAVビットストリーム記録システムおよびAVビットストリーム再生システムのブロック図
【図10】 本発明に関連する発明の実施の形態2の説明に用いる、AVビットストリームを3分割する場合を説明するための図
【図11】 本発明に関連する発明の実施の形態3のAVビットストリーム再生システムのブロック図
【図12】 図11とは別の本発明に関連する発明の実施の形態3のAVビットストリーム再生システムのブロック図
【図13】 本発明に関連する発明の実施の形態3において用いるDVフォーマットのAVビットストリームの、1フレームの構成図
【図14】 本発明に関連する発明の実施の形態4のAVビットストリーム記録システムのブロック図
【図15】 図14とは別の本発明に関連する発明の実施の形態4のAVビットストリーム記録システムのブロック図
【図16】 本発明に関連する発明の実施の形態5のAVビットストリーム再生システムのブロック図
Claims (4)
- 映像および/または音のデータが含まれるパケット化されたパケットのストリームであって、それら所定の複数のパケットにおいて、再生タイミングを示す時刻情報が格納されているAVビットストリームを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力されたAVビットストリームの、前記時刻情報が格納されているパケットの複数個の前記時刻情報に基づいて、発振周期が制御されるタイミング制御信号を発振する発振手段と、
前記発振手段の前記タイミング制御信号を利用して基準クロックを生成し、前記パケット全部の、または少なくとも前記時刻情報が格納されていないパケット全部の、各パケットの再生タイミングを示すタイムスタンプを生成するタイムスタンプ生成手段と、
前記タイムスタンプ生成手段によって生成されたタイムスタンプを、そのタイムスタンプに対応する前記各パケットに付与するタイムスタンプ付与手段と、
を有するタイムスタンプ付与システムを備え、さらに、
前記タイムスタンプ付与システムから出力されたAVビットストリームを、そのAVビットストリームの先頭から順番にパケット単位毎に入力し一時蓄積して出力する一時蓄積手段と、
前記AVビットストリームの、全部または一部のパケットに付与された前記タイムスタンプに基づいて前記一時蓄積手段から出力するパケットの出力タイミングを決定し、前記発振手段によって発振された前記タイミング制御信号を利用して生成した前記基準クロックに同期して前記一時蓄積手段から出力するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするAVビットストリーム記録再生システム。 - 前記制御手段は、前記発振手段によって発振された前記時刻情報に基づく前記タイミング制御信号を利用して生成された前記基準クロックと、固有の基準クロックとを切り替えることを特徴とする請求項1記載のAVビットストリーム記録再生システム。
- 前記制御手段は、前記タイミング制御信号を利用して生成された前記基準クロックの周期が所定の許容範囲を超えた場合、前記固有の基準クロックに切り替えることを特徴とする請求項2記載のAVビットストリーム記録再生システム。
- 映像および/または音のデータが含まれるパケット化されたパケットのストリームであって、それら所定の複数のパケットにおいて、再生タイミングを示す時刻情報が格納されているAVビットストリームを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力されたAVビットストリームの、前記時刻情報が格納されているパケットの複数個の前記時刻情報に基づいて、発振周期が制御されるタイミング制御信号を発振する発振手段と、
前記発振手段の前記タイミング制御信号を利用して基準クロックを生成し、前記パケット全部の、または少なくとも前記時刻情報が格納されていないパケット全部の、各パケットの再生タイミングを示すタイムスタンプを生成するタイムスタンプ生成手段と、
前記タイムスタンプ生成手段によって生成されたタイムスタンプを、そのタイムスタンプに対応する前記各パケットに付与するタイムスタンプ付与手段と、
を有するタイムスタンプ付与システムを備え、さらに、
前記タイムスタンプ付与システムから出力されたAVビットストリームを、そのAVビットストリームの先頭から順番にパケット単位毎に入力し一時蓄積して出力する一時蓄積手段と、
前記AVビットストリームの、全部または一部のパケットに付与された前記タイムスタンプに基づいて前記一時蓄積手段から出力するパケットの出力タイミングを決定し、固有の振動子の振動を利用した基準クロックに同期して前記一時蓄積手段から出力するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするAVビットストリーム記録再生システム。
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