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JP3775002B2 - 挟み込み型蛍光ランプソケット - Google Patents
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JP3775002B2 - 挟み込み型蛍光ランプソケット - Google Patents

挟み込み型蛍光ランプソケット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソケットボディ内に収容された回転子を、前記ボディ内にそのランプピン通し溝を通して導入された直管型蛍光ランプのランプピンを介して90°回動させることにより、前記回転子を挟持している弾性変形可能な接触金具間に前記ランプピンを挟み込んで前記蛍光ランプを支持する挟み込み型蛍光ランプソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来の挟み込み型蛍光ランプソケットの構成を分解して示す斜視図であって、この図中1は合成樹脂製のソケットボディで、これは、前面のランプ取付け孔1aに連通するランプピン通し溝1bを有しているとともに、前面にリード線接続孔1cを有し、かつ、図中下部に図示しないソケット取付け台への取付け溝1dを有している。2はソケットボディ1の後面開口を塞いで設けられる合成樹脂製のソケット蓋であり、爪係合等によってソケットボディ1と連結される。3はソケットボディ1内に収容される一対の弾性変形可能な接触金具であって、その鎖錠部3aには前記接続孔1cを挿通するリード線が自己鎖錠式に差込み接続されるようになっている。4は合成樹脂製の回転子であり、これは両接触金具3間に弾性可能に挟持された状態でソケットボディ1内に収容される。この回転子4は、ランプ取付け孔1aに露出する位置に収容されて、接触金具3の弾性力に抗して回転可能に設けられる。
【0003】
この蛍光ランプソケットは、そのソケット取付け孔1aに図示しない直管型蛍光ランプの口金が対向するように、ランプピン通し溝1bにランプピンを通してから、このピンが引っ掛った回転子4を前記ランプとともに90°回動させることにより、ランプピンを弾性変形可能な接触金具3間に挟み込んで、前記蛍光ランプを支持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の蛍光ランプソケットは、前記のように接触金具3以外の合成樹脂部品、すなわち、ソケットボディ1、ソケット蓋2、及び回転子がはいずれも単独で成形されているから、それらの合成樹脂部品の個別の成形に伴って成形コストが嵩むとともに、これらの合成樹脂部品の在庫管理等を個別に行なう必要があるので部品の管理上のコストも嵩むという問題がある。
【0005】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、ソケットの合成樹脂部品についての成形及び部品管理上のコストを低減でき安価で、かつ、組立ての容易化と回転子の回転性能が損なわれないようにした挟み込み型蛍光ランプソケットを得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、合成樹脂製ソケットボディ内に、弾性変形可能な少なくとも一対の接触金具と、これら接触金具間に回転可能に挟持される合成樹脂製回転子とを夫々収容するとともに、前記ソケットボディの後面開口を合成樹脂製ソケット蓋で塞いでなる挟み込み型蛍光ランプソケットを前提とする。
【0008】
そして、前記課題を解決するために、請求項1の発明は、合成樹脂製ソケットボディと、このボディの後面開口を塞いだ合成樹脂製ソケット蓋と、前記ソケットボディ内に収容された弾性変形可能な少なくとも一対の接触金具と、数箇所の微小な切断予定部を介して前記ソケットボディと一体に成形されたものであって、前記切断予定部の切断により前記ソケットボディから分離されて前記ソケットボディ内の所定収容位置に組み込まれて、前記接触金具間に回転可能に挟持された合成樹脂製回転子と、を具備し、前記回転子の前端部に周方向に連続する凹部を設け、この前端部が、前記ソケットボディの所定収容位置に前記回転子が組み込まれる前の状態では前記ソケットボディの前面より突出して配置されるものであって、前記回転子は前記ソケットボディの前側から押込まれて前記ソケットボディの所定収容位置に組み込まれる前の状態では前記凹部より後側で前記切断予定部を介して前記ソケットボディに一体につながれていて、前記押込みにより切断された前記切断予定部のボディ側切断跡と前記凹部とを、前記回転子が前記所定収容位置に組み込まれた状態で対向させたことを特徴とするものである。
【0009】
この請求項1の発明においては、ソケットボディ内の所定収容位置に回転子が組み込まれるまでは、この回転子はソケットボディに切断予定部を介して一体につながっているから、これらソケットボディと回転子とを一つの成形型で成形できるとともに、組立てにおいて用意する部品数も減って在庫管理等を容易にできる。
【0011】
更に、この請求項1の発明で、回転子をソケットボディの所定収容位置に配置するためには、ソケットボディの前面に突出している回転子の前端部を押込めば良く、それによって、切断予定部の切断を伴って、回転子がソケットボディの所定収容位置に配置される。このように単なる押し込み操作だけで、切断予定部の切断と所定収容位置への配置とを同時に実現できる。しかも、それに伴って回転子の前端がソケットボディの前面と略面一に配置されて、回転子の前端部に設けた凹部が切断予定部のボディ側切断跡に対向するため、ボディ側切断跡が回転子の前端部と干渉して、この回転子の回転動作を妨げることがない。
又、前記課題を解決するために、請求項2の発明は、合成樹脂製ソケットボディと、このボディの後面開口を塞ぐとともに、係止縁を有した円筒形状の回転子ガイドが一体に突設された合成樹脂製ソケット蓋と、前記ソケットボディ内に収容された弾性変形可能な少なくとも一対の接触金具と、数箇所の微小な切断予定部を介して前記ソケットボディと一体に成形されるとともに、前記ソケットボディの所定収容位置に組み込まれる前の状態では前記ソケットボディの前面より前端部を突出して配置され、かつ、前記回転子ガイドに嵌合される回転子であって、前記ソケットボディの前側からの押込みにより前記切断予定部の切断を伴って前記ソケットボディから分離されて前記ソケットボディ内の所定収容位置に組み込まれて、前記接触金具間に回転可能に挟持されるとともに、前記所定収容位置で前記ソケットボディの抜け出しを防止するように前記係止縁に引っ掛かる係止部を有した合成樹脂製回転子と、を具備したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0013】
第1の実施の形態に係る挟み込み型蛍光ランプソケットは1灯用であって、これは図3及び図5(A)等に示されるようにソケットボディ11と、ソケット蓋12と、一対の接触金具13と、回転子14とを備えてなり、接触金具13以外の部品11、12、14はいずれも合成樹脂例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)或いはPP(ポリプロピレン)で成形されている。これら合成樹脂部品のうち少なくともソケットボディ11と回転子14とは、ソケットが組立てられる前の半製品の状態では一体となっていたものである。
【0014】
図1〜図4等に示されるようにソケットボディ11は、前面形状が略U状をなすとともに後面が開口されたものであって、その前壁には円形状のランプ取付け孔21が開けられているとともに、前記前壁から周壁にわたってランプピン通し溝22が設けられており、この溝22はランプ取付け孔21に連通されている。ランプ取付け孔21の孔縁には、図1(C)、(E)、及び図2(C)等に示されるように90°毎に節度用小突起21aが設けられている。ソケットボディ11の底部両側には図示しない器具本体のソケット取付け台に嵌合するソケット取付け溝23が夫々形成されている。更に、ソケットボディ11の底部には先端先細状をなす複数のリード線接続孔24が、ソケットボディ11の内外を連通して夫々設けられている。
【0015】
図2(A)、図4等に示されるようにソケットボディ11の裏面には、リブや突部等からなる金具保持部25〜27が夫々一体に突設されている。真ん中の金具保持部26には連結筒部28が一体に設けられている。底部側の金具保持部27には前記リード線接続孔24が開口されているとともに、ソケットボディ11の底部中央位置には係止孔29が開けられている。又、前記ボディ11の先端部の裏面には連結用のボディ爪30が突設されている。
【0016】
ソケット蓋12はソケットボディ11の後面開口を塞いで取付けられている、ソケット蓋12は、その底部裏面に一体に突設された係止爪31を係止孔29に引っ掛けるとともに、先端部裏面に一体に設けられた係止孔32にボディ爪30を引っ掛け、かつ、裏面に一体に突設された一対の連結突起33を連結筒部28に夫々圧入することにより、ソケットボディ11に連結されている。なお、図2(A)中34は金具押え用の突起である。
【0017】
このソケット蓋12は前記半製品の状態ではソケットボディ11の底面に一体につなげられている。すなわち、図2、図6に示されるようにソケットボディ11の底壁の後端とソケット蓋12の底端とは、薄肉であって、その部分を中心にソケット蓋12を回動可能としたいわゆるセルフヒンジ35を介して一体に接続されている。
【0018】
ソケット蓋12の先端側裏面(内面)には回転子ガイド36が一体に突設されている。このガイド36は、図5及び図6等に示されるように先端からソケット蓋12の裏面に向けて延びる一対の溝37を有した円筒形状をなしており、前記溝37は径方向に対向している。回転子ガイド36は、ソケット蓋12がソケットボディ11に連結された時に、その中心線がランプ取付け孔21の中心線上に位置されるようにランプ取付け孔21と対向してその後方に配置されるようになっている。図5に示されるように回転子ガイド36の先端には径方向外側に僅かに張り出す係止縁36aが形成されている。
【0019】
一対の接触金具13は導電性の板ばねで形成されたもので、図3及び図4に示されるように一端部に鎖錠構造のリード線接続部13aが折り曲げられているとともに、他端部側にくの字状をなす回転子ホルダ部13bが折り曲げられている。これらの接触金具13はソケットボディ11に収容されている。このボディ11への収容状態は、リード線接続部13aを前記金具保持部27に嵌合させるとともに、回転子ホルダ部13bの上下両側を夫々金具保持部25、26に係合させることによって保持されている。金具保持部25、26はそれらの間に位置された回転子ホルダ部13bが弾性変形する際の支点としても用いられる。前記保持状態において図4に示されるように一対の接触金具13の回転子ホルダ部13b側部分は前記ランプ取付け孔21に対向され、又、それらの回転子ホルダ部13bはソケットボディ11の幅方向に相対向されるようになっている。なお、前記リード線接続部13aにはリード線接続孔24に通される図示しないリード線が自己鎖錠式に差込み接続されるものである。
【0020】
図4及び図5に示されるように回転子14は、回転子ホルダ部13bに弾性的に挟持されるとともに、これらホルダ部13b間において回転可能にしてソケットボディ11に収容されている。この回転子14は、その前端から後部側に向けて延びる一対の溝41を有した円筒形状をなし、これらの溝41が開放する前端部は径方向外側に張り出す突縁42で形成されている。この突縁42にはその周方向に連続して延びる凹部43が設けられ、この第1の実施の形態では段差によって凹部43が形成されている。又、図1(E)等に示されるように突縁42には前記小突起21aに嵌合する節度用の凹み42aが形成されている。
【0021】
図5に示されるように回転子14の先端部内面には、周方向に連続して延びる段差からなるとともに前記係止縁36aに引っ掛る係止部44が形成されている。この係止部44をなす段差の一面は僅かに傾斜する斜面44aで形成されている。回転子14は前記回転子ガイド36に回転自在に嵌合してソケットボディ11内に所定収容位置に収容保持されている。この保持は、前記一対の接触金具13の弾性挟持力のみによっても可能であるが、この第1の実施の形態では図5(B)に示されるように係止縁36aへの係止部44の引っ掛りにより、より安定な保持状態を得るようになっている。
【0022】
この回転子14は前記半製品の状態ではソケットボディ11の前壁に一体につなげられている。すなわち、図5(A)に示されるように突縁42における凹部43より後側数箇所例えば2個所は、ソケットボディ11のランプ取付け孔21の孔縁と切断予定部45を介して一体につながれている。これら切断予定部45は微小断面のブリッジ状をなし、ある程度以上の外力を回転子14に与えることによって容易に切断できるものである。そして、前記のように切断予定部45が凹部43の後側にあることによって、回転子14が前記所定収容位置に組み込まれる前の状態では、図2、図3、及び図5等に示されるように突縁42がソケットボディ11の前面から突出されるようになっている。なお、図5(B)中45aはボディ側切断跡、45bは回転子側切断跡を示している。
【0023】
次に、前記構成の蛍光ランプソケットの組立てについて説明する。このソケットが組立てられる前の状態では、ソケットボディ11、ソケット蓋12、及び回転子14の合成樹脂部品は、図2、図3、及び図6に示されるように一体につながった半製品の状態にある。この状態において、まず、ソケットボディ11内にその後面開口から一対の接触金具13を収容して金具保持部25〜27に保持させる。これらが収容された状態は図4及び図5(A)に示されていて、収容された両接触金具13の回転子ホルダ部13b間には、ソケットボディ11と一体の回転子14が弾性的に挟持される。
【0024】
次に、図6に示されるようにセルフヒンジ35を中心にソケット蓋12を180°回動させてソケットボディ11の後面開口を閉じる。それにより、係止爪31が係止孔29に挿入して引っ掛けられるとともにボディ爪30が係止孔32に引っ掛けられ、かつ、連結突起33が連結筒部28に圧入されて、ソケット蓋12がソケットボディ11に連結される。同時に、ソケット蓋12の回転子ガイド36が、ソケットボディ11と一体の回転子14の内側に嵌合される。
【0025】
最後に、ソケットボディ11の前面から突出されている回転子14を、手で押圧し、切断予定部45を切断して押込む。それにより、回転子14はその前端がソケットボディ11の前面と略面一に位置される所定収容位置に収容される。この時、回転子14の係止部44の斜面44aは回転子ガイド36の係止縁36aを乗り越え、その直後に係止部44と係止縁36aとが引っ掛かるので、前記切断に伴いソケットボディ11から独立した回転子14が前方に不用意に抜け出すことが防止される。これと共に、以上の回転子14の押込みに伴って、図5(B)に示されるように切断予定部45のボディ側切断跡45aに対して回転子側切断跡45bは後方にずれ動かされてランプ取付け孔2lから外れ、同時に、回転子14の凹部43がランプ取付け孔21内に配置されて、この孔21の縁に突出するボディ側切断跡45aと前記凹部43とが対向する。しかも、ランプ取付け孔21内に配置された突縁42の節度用凹み42aは夫々、ランプ取付け孔21の節度用小突起21aに嵌合される。
【0026】
以上の手順により蛍光ランプソケットの組立てが完了する。こうした組立てにおいて回転子14をソケットボディ11の所定収容位置に配置するためには、既述のようにソケットボディ11の前面に突出している回転子14の突縁42を単に手で押込めば良く、それによって、切断予定部45の切断を伴って、回転子14をソケットボディ11の所定収容位置に配置できる。すなわち、前記押し込みにより、切断予定部45の切断と回転子14の所定収容位置への配置とを同時に実現できるので、蛍光ランプソケットの組立てを容易に行なうことができる。
【0027】
なお、前記組立てにおける係止部44と係止縁36aとの引っ掛りは、溝37、41により円筒状回転子ガイド36、回転子14の円筒部が径方向に変形可能であることにより実現できるが、こうした引っ掛り構造によって回転子14の抜け止めをする場合、前記構成に代えて、回転子14の円筒部先端(突縁42の反対側の端)の内側に爪等を設けるとともに、この爪等が引っ掛る爪受用の凹みや孔を回転子ガイド36の根元部分に設けて実施することもできる。したがって、回転子ガイド36に縁や凹み又は孔等の抜け止め部を設ける一方で、回転子14の円筒部に前記抜け止め部に引っ掛る引っ掛け部を設けて実施すれば良いものである。
【0028】
組立てられた蛍光ランプソケットに直管型蛍光ランプを支持するには、その一対のランプピンをランプピン通し溝22からランプ取付け孔21に挿入する。この時、前記溝22には互いに重なった前記両溝37、41が連通しているので、一方のランプピンはランプピン通し溝22側の一方の溝37、41を通って、他方の溝37に連通した溝41に引っ掛るように配置されるとともに、他方のランプピンは同様に前記一方の溝37に連通した溝41に引っ掛るように配置される。次に、前記ランプを90°回動させる。それにより同時にランプピンを介して回転子14が回転子ガイド36の周方向に90°回動されるから、一対のランプピンが、一対の接触金具13の回転子ホルダ部13bを弾性変形させながらこれらに接触して、これら接触金具13間に弾性的に挟持される。したがって、蛍光ランプを取付け支持できるものである。なお、前記回転子14の90°の回動において、節度用凹み42aが隣の節度用小突起21aに係合し直されるから、回転子14が90°回る度に節度感を得ることができる。
【0029】
そして、前記構成の蛍光ランプソケットは、回転子14の前端部に設けた凹部43がボディ側切断跡45aに対向して、この切断跡45aを逃げているから、前記のようにランプピンを介して行われる回転子14の回転動作において、ボディ側切断跡45aと回転子14の前端部とが互いに干渉することがない。なお、回転子側切断跡45bはランプ取付け孔21から外れて位置されるので、ソケットボディ11と干渉することはない。そのため、回転子14の回転動作が妨げられることがなくなって、円滑に回転子14を回転させて蛍光ランプの取付け、取外し操作を容易に行なうことができる。
【0030】
又、前記構成の蛍光ランプソケットにおいては、既述のようにソケットボディ11内の所定収容位置に回転子14が組み込まれるまでは、この回転子14はソケットボディ11に切断予定部45を介して一体につながっている。そのため、これらソケットボディ11と回転子14とを一つの成形型で成形できるとともに、蛍光灯ソケットの半製品の状態での部品数も減って在庫管理等を容易にできる。それにより、成形コスト及び在庫等の部品管理上のコストを低減できるので、結果としてソケット全体を低コストで得ることができる。
【0031】
しかも、この第1の実施の形態では、回転子14のみならずソケット蓋12もソケットボディ11に対して一体に成形されている。言い換えれば、必要とする合成樹脂部品のすべてが半製品の状態で一体につなげられているので、成形コスト及び部品管理上のコストがより低減され、ソケット全体をより低コストで得ることができる。
【0032】
図7〜図10は本発明の第2の実施の形態を示している。この実施の形態は基本的には前記第1の実施の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、この蛍光ランプソケットが横長形状をなして回転子14を2個有する2灯用のものであって、かつ、ソケット蓋112にソケットボディ11及び回転子14の一体成形品とは別に成形された合成樹脂成形品を使用した点である。
【0033】
また、各図中151はソケットボディ11の前壁に一対の回転子14間に位置して形成されたグローランプ嵌合凹部であり、この凹部151内にはグローランプの一対のピンが挿通する一対の円弧状の取付け孔152が開けられている。この嵌合凹部151の裏面には接触金具13のうちの2本が図8に示されるように配置され、それによって、取付け孔152に夫々挿入されたグローランプのランプピンが、グローランプとともに取付け孔152内で回動されることにより前記2本の接触金具13に弾性的に挟持されて、グローランプの取付けが実現されるようになっている。なお、この一方の2灯用蛍光ランプソケットと対をなして設定される他方の蛍光灯ソケットには、前記と同様なグローランプの取付け構造を備えたものが使用される。
【0034】
このようなグローランプ取付け構造を備えている点では第1の実施の形態の蛍光ランプとは異なるが、この第2の実施の形態においても、それが備える一対の回転子14は、ソケットの組立て前の半製品の状態ではソケットボディ11と切断予定部45を介して一体につなげられて一体成形されており、その上、両回転子14の前端部に凹部43を設け、かつ、半製品の状態で凹部43より後側に切断予定部45を設けた構成により、第1の実施の形態と同様に本発明の課題を解決できるものである。
【0035】
なお、本発明は前記各実施の形態には制約されない。例えば、本発明において回転子14の前端部に設けた突縁42は省略して実施することができる。又、ソケット蓋12の回転子ガイド36は省略することも可能であるが、この回転子ガイド36を用いる構成においては、ランプピンの挿入角度やのばらつき等に拘らず回転子14の回転並びに取付け位置を安定させて円滑な動作を保証できる他、既述のような回転子14の不用意な抜け止め構造を作ることができる点で優れている。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0037】
請求項1に記載の発明によれば、合成樹脂製のソケットボディ及び回転子を一つの成形型で成形できるとともに、それに伴う合成樹脂部品の在庫管理等が容易になるので、ソケットボディ及び回転子についての成形及び管理コストを低減でき、したがって、安価に得ることができる。
【0038】
更に、ソケット組立て前にソケットボディの前面から突出している回転子を押し込むだけの簡単な操作で、切断予定部の切断と所定収容位置への回転子の配置とを同時に行なえるので、ソケットの組立てを容易にできるとともに、それにより回転子の前端部に設けた凹部をボディ側切断跡に対向させて、前記切断跡と回転子の前端部との干渉をなくしたから、前記切断跡により回転子の回転性能が損なわれることがない。
又、請求項2に記載の発明によれば、合成樹脂製のソケットボディ及び回転子を一つの成形型で成形できるとともに、それに伴う合成樹脂部品の在庫管理等が容易になるので、ソケットボディ及び回転子についての成形及び管理コストを低減でき、したがって、安価に得ることができる。更に、係止部と係止縁との引っ掛かりにより、切断予定部の切断に伴いソケットボディから独立した回転子が前方に不用意に抜け出すことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの構成を示す平面図。
(B)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの構成を示す側面図。
(C)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの構成を示す正面図。
(D)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの構成を示す底面図。
(E)は図1(C)中Z部の拡大正面図。
【図2】(A)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの組立て前における合成樹脂部品の構成を展開して示す裏面図。
(B)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの組立て前における合成樹脂部品の構成を展開して示す側面図。
(C)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの組立て前における合成樹脂部品の構成を展開して示す正面図。
【図3】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットを組立て前の状態で分解して示す斜視図。
【図4】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットのソケットボディの構成をそれに接触金具が組み込まれた状態で一部を断面して示す後面図。
【図5】(A)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットを組立て前の状態で示す横断面図。
(B)は第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットを組立て後の状態で示す横断面図。
【図6】第1の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの組立てを説明するための縦断面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの構成を分解して示す斜視図。
【図8】(A)は第2の実施の形態に係る蛍光ランプソケットをそのソケット蓋を取外して示す斜視図。
(B)は第2の実施の形態に係る蛍光ランプソケットをそのソケット蓋を取外して示す裏面図。
【図9】(A)は第2の実施の形態に係る蛍光ランプソケットのソケットボディの構成を図8(B)中Y−Y線に沿って示す断面図。
(B)は図8(B)中Y−Y線に沿って第2の実施の形態に係る蛍光ランプソケットの組立てを説明するための断面図。
【図10】(A)は第2の実施の形態に係る蛍光ランプソケットを組立て前の状態で示す横断面図。
(B)は第2の実施の形態に係る蛍光ランプソケットを組立て後の状態で示す横断面図。
【図11】従来例に係る蛍光ランプソケットの構成を分解して示す斜視図。
【符号の説明】
11…ソケットボディ、
12…ソケット蓋、
13…接触金具、
14…回転子、
36…回転子ガイド、
36a…係止縁、
42…突縁(回転子の前端部)、
43…凹部、
45…切断予定部、
45a…ボディ側切断跡、
44…係止部、
112…ソケット蓋。

Claims (2)

  1. 合成樹脂製ソケットボディと、
    このボディの後面開口を塞いだ合成樹脂製ソケット蓋と、
    前記ソケットボディ内に収容された弾性変形可能な少なくとも一対の接触金具と、
    数箇所の微小な切断予定部を介して前記ソケットボディと一体に成形されたものであって、前記切断予定部の切断により前記ソケットボディから分離されて前記ソケットボディ内の所定収容位置に組み込まれて、前記接触金具間に回転可能に挟持された合成樹脂製回転子と、
    を具備し、
    前記回転子の前端部に周方向に連続する凹部を設け、この前端部が、前記ソケットボディの所定収容位置に前記回転子が組み込まれる前の状態では前記ソケットボディの前面より突出して配置されるものであって、
    前記回転子は前記ソケットボディの前側から押込まれて前記ソケットボディの所定収容位置に組み込まれる前の状態では前記凹部より後側で前記切断予定部を介して前記ソケットボディに一体につながれていて、前記押込みにより切断された前記切断予定部のボディ側切断跡と前記凹部とを、前記回転子が前記所定収容位置に組み込まれた状態で対向させたことを特徴とする挟み込み型蛍光ランプソケット。
  2. 合成樹脂製ソケットボディと、
    このボディの後面開口を塞ぐとともに、係止縁を有した円筒形状の回転子ガイドが一体に突設された合成樹脂製ソケット蓋と、
    前記ソケットボディ内に収容された弾性変形可能な少なくとも一対の接触金具と、
    数箇所の微小な切断予定部を介して前記ソケットボディと一体に成形されるとともに、前記ソケットボディの所定収容位置に組み込まれる前の状態では前記ソケットボディの前面より前端部を突出して配置され、かつ、前記回転子ガイドに嵌合される回転子であって、前記ソケットボディの前側からの押込みにより前記切断予定部の切断を伴って前記ソケットボディから分離されて前記ソケットボディ内の所定収容位置に組み込まれて、前記接触金具間に回転可能に挟持されるとともに、前記所定収容位置で前記ソケットボディの抜け出しを防止するように前記係止縁に引っ掛かる係止部を有した合成樹脂製回転子と、
    を具備したことを特徴とする挟み込み型蛍光ランプソケット。
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