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JP3776973B2 - 風呂装置 - Google Patents
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JP3776973B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽の湯水を予め設定された設定温度にたきあげる風呂装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような風呂装置は、例えば図6に示すように構成されている。
この風呂装置1は、器具本体と浴槽8との間に配管である循環管路2が設けられており、器具本体内には、この循環管路2に沿って、バーナ3と、熱交換器4と、ポンプ5と、温度サーミスタ6と、水流スイッチ7とが設けられている。
そして、循環管路2は循環金具9によって浴槽8と接続されている。
【0003】
このような風呂装置1においては、浴槽8に溜めた水または湯を、ポンプ5の駆動により循環管路2の戻り管2aを介して器具本体内に引き込む。
この水または湯は、バーナ3による加熱によって熱交換器4により熱交換され、高温となった湯は往き管2b及び循環金具9を介して浴槽8内に戻されるようになっている。
【0004】
図7は、このような往き管2bと戻り管2aとを循環金具9に接続して、湯水を循環させる状態を概略的に示している。
なお、循環金具の実際の構造ならびにこれに設けられる湯水の通路は、図示のものと異なり複雑であって、そのため、この例では循環金具を説明するための概念図を用いている。
図示されているように、この循環金具9内に形成された第1の通路12aと第2の通路12bとが浴槽8内に導かれている。
図において、循環金具9が、浴槽8に対して正しく装着された状態では、第1の通路12aが上に、第2の通路12bが下に位置されるようになっている。
そして、第2の通路12bは下方へ曲げられており、この循環金具9には、循環金具キャップ11が装着されているとともに、このキャップ11内にフィルタ16が収容されている。
また、このフィルタ16のかわりに、例えばキャップ11の孔13,14,15にフィルタを形成しているものもある。
【0005】
この循環金具キャップ11には、これが循環金具9に対して正しく装着された場合には、上記第2の通路12bに対応して、その下方に位置するように開口15が設けられている。
したがって、循環金具9が器具側から延びる配管(往き管2bと戻り管2a)と正しく接続されていれば、図7に示す第2の通路12bと第1の通路12aとが、それぞれ図3に示す往き管2bと戻り管2aとに合うように接続されることになる。
これにより、浴槽内の湯水もしくは水Aは、主として循環金具キャップの孔13,14およびフィルタ16を通って第1の通路12aおよび図3の戻り管2aを通って器具本体内で加熱され、図3の往き管2bおよび循環金具の第1の通路12bを通り、フィルタ16を通って循環金具キャップ11の開口15からBとして注湯される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような風呂装置1では、施工の際に作業者が図3の器具本体から延びる往き管2bと戻り管2aのペアチューブを浴槽に装着される循環金具9に対して、その往き側と戻り側を反対に接続してしまうことがある。
【0007】
具体的には、施工現場においては、浴槽と器具本体とはかなり離れていることもあり、器具本体から延びているペアチューブの各管のどちらが往き側で、戻り側なのかが、わかりにくい場合もあり、このような誤接続はけしてめずらしいことではない。
【0008】
このため、循環金具9の第1の通路12aに、図3の器具本体から延びる往き管2bを接続し、第2の通路12bに戻り管2aを接続してしまうと、図8に示すような流路を形成してしまう。
すなわち、図8によれば、循環金具9の第1の通路12aから、高温の湯水Bが出てくるため、その一部B1はフィルタ16を通り、循環金具キャップ11の内側にあたって孔13,14から浴槽内に出てゆく。
ところが、高温の湯水の他の一部B2は、キャップ11の内側をまわって第2の通路12bに入り込む。このため、浴槽内の湯水Aとともに混じって温度が低下することなくそのまま、図3の戻り管2aを通って循環管路2をまわることになる。
【0009】
このため、図8のように配管を誤って接続してしまうと、ポンプ5を駆動して熱交換器4により加熱させながら、浴槽内の水または湯水を循環させると、浴槽8内の湯温が設定温度まで十分上昇しないうちに、循環管路2内の湯水が図10に示すように急激な温度上昇をまねく。
このため、サーミスタ6が設定温度以上を検出して、バーナ3を消し、ポンプ循環を切ってしまう、いわゆる早切れを生じてしまうという問題があった。
また、極端な場合には、サーミスタ6が極端に高い温度を検出すると、たとえば自動運転を行う器具では、自動的に補水をしてしまい、水位上昇を招くといった問題があった。
【0010】
さらに、図9に示すように、配管を正しく接続した場合でも、たとえば、ユーザが掃除等の際に循環金具キャップ11を外して、これを付けなおすときに、装着ミスをした場合にも同様の問題が生じる。
すなわち、循環金具キャップ11はその開口15(図4,5参照)が第2の通路12bに対応した位置に装着されなければならない。
ところが、図6のように、この開口が循環金具9の第2の通路12bに対応する位置にあっておらず、この第2の通路12bからの高温の湯水Bの一部B1が循環金具キャップ11内でまわって第1の通路12aに入り込む。
したがって、図3の風呂装置1では、上述と同様に、浴槽湯温が、設定温度になる前に焚き上げを中止してしまい、いわゆる早切れするといった問題が生じる。
【0011】
本発明は、以上の点を解決するためになされたもので、循環金具が誤って接続されていたり、循環金具キャップを誤って接続していても、風呂装置が早切れを生じたり、自動器の場合、異常な水位上昇を招くことを防止することができる風呂装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明にあっては、追焚きを開始するにあたってその開始前に浴槽水位を検出するとともに、浴槽内の湯温を検出し、予め備えられている湯張り制御データに基づいて、前記水位検出手段による検出結果から現在の浴槽湯量を求め、この浴槽湯量と、浴槽湯温と、追焚き燃焼熱量とに基づいて設定温度まで追焚きするのに要する沸き上がり予測時間を算出し、タイマのカウントを開始して前記追焚きを行うための追焚き管路に設定したポンプを動かして第1のポンプ駆動を行い、追焚きしながら、浴槽温度を監視し、この浴槽温度が目標温度に達したら、前記タイマを止めて追焚き時間を計測し、この追焚き時間と前記沸き上がり予測時間とを比較して、実際の追焚き時間が沸き上がり予測時間よりも短くて早切れの恐れがある場合には、所定時間、前記ポンプを動かして第2のポンプ駆動を行って湯水を循環させた後、浴槽温度を計測して、実際の沸き上がり温度を確認するように制御する制御手段を備える、風呂装置により、達成される。
【0013】
また、上記目的は、請求項2の発明にあっては、制御手段の指示により、浴槽から引き込んだ湯水を加熱して前記浴槽に戻す追焚き手段と、前記浴槽水位を検出する手段と、浴槽内の湯温を検出する手段とを備えており、前記制御手段が、追焚きを開始するにあたってその開始前に浴槽水位を検出するとともに、浴槽内の湯温を検出し、予め備えられている湯張り制御データに基づいて、前記水位検出手段による検出結果から現在の浴槽湯量を求め、この浴槽湯量と、浴槽湯温と、追焚き燃焼熱量とに基づいて設定温度まで追焚きするのに要する沸き上がり予測時間を算出し、タイマのカウントを開始して前記追焚きを行うための追焚き管路に設定したポンプを動かして第1のポンプ駆動を行い、追焚きしながら、浴槽温度を監視し、この浴槽温度が目標温度に達したら、前記タイマを止めて追焚き時間を計測し、この追焚き時間と前記沸き上がり予測時間とを比較して、実際の追焚き時間が沸き上がり予測時間よりも短くて早切れの恐れがある場合には、所定時間、前記ポンプを動かして第2のポンプ駆動を行って湯水を循環させた後、浴槽温度を計測して、実際の沸き上がり温度を確認し、この実際の沸き上がり温度が、前記設定温度未満の場合に、前記タイマのカウントを再び開始して追焚きを行い、前記設定温度まで加熱する構成とした、風呂装置により、達成される。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれかの構成において、前記制御手段は、前記第1のポンプ駆動よりも、第2のポンプ駆動の時間を長く設定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの構成において、前記制御手段は、前記実際の沸き上がり温度の確認により、この沸き上がり温度が前記目標温度よりも低い場合には、再び、前記第1のポンプ駆動を行って循環管路を介して追焚きを行いながら、追焚き時間をタイマにより計測するとともに、浴槽温度を監視し、この浴槽温度が目標温度に達したら、前記タイマを止めて追焚き時間を計測して、先に計測した前記追焚き時間に加算して新たな追焚き時間をもとめ、この新たな追焚き時間と前記沸き上がり予測時間とを比較して、実際の追焚き時間が沸き上がり予測時間よりも短い場合には、所定時間第2のポンプ駆動を行って湯水を循環させた後、浴槽温度を計測して、実際の沸き上がり温度を確認することを特徴とする。
【0015】
本発明の風呂装置にて追焚きする場合、従来のように、浴槽湯温を検出して、この検出結果が設定温度になったかどうかにより追焚きを停止するのではなく、浴槽の湯量をもとめ、この湯量を設定温度にまで上昇させる時間だけ追焚きするように構成したので、循環金具の誤接続等があっても、設定温度にまで確実に追焚きすることができる。
【0016】
また、追焚き時間が沸き上がり予測時間より短い場合には、浴槽の温水を十分攪拌できる時間だけポンプ駆動し、さらに浴槽温度を計測して沸き上がりを確認するようにし、必要により、追焚きを繰り返すようにしているので、浴槽の温水を一層確実に目標温度で沸き上げることができる。
【0017】
特に、追焚きを繰り返す場合には、沸き上げ温度の確認後、必要により行う追焚きの開始の際に、先ず浴槽水位の検出を行うようにしている。このため、検出温度と浴槽水位の相関がとりやすく、途中で浴槽の設定水位を変更された場合等においては、沸き上がり予測時間に誤差を生じにくい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0019】
図1は、この実施形態に適用される風呂装置の主な構成を示す系統図であり、この場合には、給湯機能を備えた複合器としての自動風呂装置の構成を示している。
図において、自動風呂装置20は、本体内に給湯用熱交換器21と、風呂用熱交換器23とを備えており、給湯管45から分岐して追焚き管路26に接続された分岐管路25を備えている。
【0020】
この追焚き管路26は浴槽27の循環金具28に接続されて追焚き循環管路を形成しており、その戻り管26aには追焚き水流スイッチ31と、湯水循環用ポンプ32とを備えている。追焚き水流スイッチ31は、後述するように循環管路26内の流水の確認に用いられるので、例えばフローセンサ等を用いてもよい。この循環管路26の戻り管26aには、風呂用熱交換器23の入側に風呂サーミスタ33を備えている。
【0021】
また、水が供給される給水管41にはフローセンサ42と、入水サーミスタ43が接続されており、この給水管41から給湯用熱交換器21を経て延びる給湯管45には、給湯サーミスタ46が接続されている。
給湯管45から分岐した分岐管路25には、注湯電磁弁37と、水位検出手段としての圧力センサ38とが接続されている。
【0022】
そして、これらの各動作部、もしくは検出部等は、制御部50に接続されており、さらに、この制御部50にはリモコン58が接続されている。
この制御部50は、本実施形態の風呂装置の制御装置であり、この図2にはこの制御装置50の構成と、これに接続される各検出部,動作部の接続関係が示されている。
【0023】
図2において、この制御部50には、リモコン58が接続されている。リモコン58には、例えば設定温度の変更のための温度変更スイッチ58aが備えられている。この温度変更スイッチ58aはアップキーとダウンキーを備えていて、設定温度を上げる場合と、下げる場合とで使い分けできるようになっている。また、リモコン58には自動運転のスイッチ58b,追焚きスイッチ58cが設けられている。
さらに、制御部50には、前述の湯水循環用ポンプ32、追焚き水流スイッチ31、ガス弁54(風呂用)風呂サーミスタ33、圧力センサ38が接続されている。尚、制御部50には、他の要素,例えば注湯電磁弁37や給湯用のガス弁53等も接続されているが、これらの構成は従来と同じであるから省略する。
【0024】
ここで、制御部50に内蔵された記憶部56(後述)には、自動風呂装置20の自動運転に必要な図3に示すP−Qデータ等が格納されている。
すなわち、自動風呂装置20の運転は、制御部50によって、浴槽水位(P)と注湯水量(Q)によるP−Q特性に基づいて行われる。このP−Q特性とは、図3(b)に概略的に示されているような浴槽水位(Q)と、注湯流量を圧力センサ38で検出した値(P)との関係でなるものである。これは、従来と同様の方式に基づいており、注湯水量と浴槽水位に基づく圧力センサ38の出力電圧を検出することにより作成されるものである。
【0025】
そして、実際に自動運転する際には、このデータに基づいて、圧力センサ38が、設定水位に対応した圧力を検出すると、自動的に湯張りを停止する。
また、このP−Q特性は、自動風呂装置が接続される浴槽の形状等によりそれぞれ異なるものであるから、器具の設置の際に各浴槽に対応して作成し、その自動風呂装置の記憶部55に記憶させるものである。
【0026】
この制御部50は、本実施形態では、図2のような要素を含んでいる。
制御部本体52には、演算部53が接続されている。この演算部53は、風呂サーミスタ33により検出される検出温度と、圧力センサ38による浴槽水位の検出結果から求められる浴槽湯量と、当該風呂装置20の燃焼号数により決まる燃焼熱量によって、設定水位まで焚き上げるための沸き上がり予測時間を算出する。
ここで、浴槽湯量は、図3のP−Qデータが器具の設置の際に得られているので、このデータに基づいてその時の圧力センサ38の検出値から求められる。
【0027】
比較部54は、追焚き開始からカウント始める追焚きタイマ55の計測値と、上記演算部53により与えられる沸き上がり予測時間とを比較する。また、追焚きタイマ55が演算部53により算出された沸き上がり予測時間と等しい追焚き時間をカウントしたところで、制御部本体52に停止信号を送る。
制御部本体52は、風呂装置20の通常の自動運転,追焚き運転等の運転制御を行うと共に、本実施形態では、上記比較部54からの停止信号を受けて、風呂用バーナ54の燃焼を停止し、且つポンプ32の駆動を停止する。
【0028】
尚、追焚きタイマ55は、演算部53から制御部本体52を介して、沸き上がり予測時間を与えられるように構成してもよい。この場合、比較部54は不要となり、追焚きタイマ55が所定の追焚き時間をカウントして、制御部本体52に停止信号を送るようにすることもできる。
【0029】
図4及び図5は、図1の風呂装置20による追焚き運転の動作例を示すフローチャートである。
風呂装置20にて、リモコン58の追焚きスイッチ58cをオンしたり、もしくは自動で湯張りした後の追焚き運転が開始されると(ST10)、追焚きタイマ55をリセットして、計測を開始できるようにし(ST12)、制御部本体52の指令により圧力センサ38が浴槽27の水位を検出する(ST13)。
【0030】
この水位検出の結果は、制御部本体52によって、記憶部56に格納された図3のP−Qデータと照合され、その浴槽水位に対応した現在の浴槽湯量Q1が求められる。
ここで、浴槽水位の検出ST13は、追焚き開始にともない、通常行われる追焚き水流スイッチ31のオン信号の確認や、これに続く注湯動作に先立って行われるので、ポンプ駆動等によって水位が乱れたりすることがない。このため、水位安定の時間を待ってから浴槽水位を検出するといった時間を必要としないので、その分、追焚き運転を早く完了することができる。
尚、このことにより、浴槽水位の検出が正確におこなわれなかった場合には、後述するST27により補正がなされるので、実用上、不都合を来すことはない。
【0031】
次に、制御部本体52は、循環ポンプ32を所定時間,例えば30秒間駆動する(ST14,15)。この場合の所定時間は、循環管路26の戻り管26a内の湯を浴槽27内に戻し、温度検出のため浴槽の湯を戻り管26a内に引き込むのに十分な時間である。
次いで、風呂サーミスタ33により温度検出し(ST16)、制御部本体52は、この検出結果T1が、目標温度としての設定温度未満かどうか判断する(ST17)。設定温度より低い場合には、この設定温度までの追焚きに必要な時間を演算部53が演算により求めるのであるが、これに先立って、この実施形態ではST31,32,33,34の処理を行う。
【0032】
即ち、ポンプ駆動を一度止めて(ST31)、再度浴槽水位を検出する(ST32)。これにより、ST14以降で、浴槽の水量が増やされている場合には、後述する沸き上がり予測時間を計算する前に現在の浴槽の水量を確認できるので、より正確な沸き上がり予測時間を計算することができる。
このため、さらにポンプ駆動を行って(ST33)、浴槽温度を検出し(ST34)、次いで上記沸き上がり予測時間の算出を行う。この演算を行うにあたっては、浴槽湯量Q1、現在湯温T1及び当該風呂装置の燃焼号数に基づく燃焼熱量QTが用いられ、これらにより、各浴槽及び風呂装置に対応して正確な追焚きの沸き上がり予測時間tが算出される。そして、演算部53は、この演算結果としての沸き上がり予測時間を制御部本体52に与える。また、ST17で目標温度,即ち設定温度に達している場合には後述するST28に進む。
【0033】
制御部本体52は、ST19にて追焚き運転を開始し、同時に追焚きタイマ55のカウントを開始する。この追焚きは設定温度(目標温度)となったときに終了し(ST20)、その場合ガス弁54を消火して追焚きタイマ55のカウントも停止する(ST21)。
ここで、追焚きを完全に止めてしまうと、循環金具28の誤接続や循環金具キャップの誤った装着があった場合に、図10で説明した急激な温度上昇があったときは早切れしてしまう。
【0034】
そこで、制御部本体52は、図5のST22に進み、比較部54にて、追焚きタイマ5のカウント時間と、上記沸き上がり予測時間tが略一致するかどうか,即ち演算にて求めた沸き上がり予測時間tだけ追焚きをおこなったかどうか判断する。
そうでない場合には、この追焚きタイマ55のカウント時間(追焚き時間)が沸き上がり予測時間tよりも短いか否か判断する(ST23)、肯定結果を得た場合には先に演算して得た時間だけ追焚きしていないので、早切れの心配があるから、制御部本体52に内蔵したタイマにより、所定時間,例えば1分間ポンプ32を循環状態で待って風呂サーミスタ33により温度検出する(ST26)。この所定時間は、図10にて説明した早切れを検出するのに十分な攪拌時間を予め測定した上で設定すればよい。
【0035】
ST27でこの温度検出の結果が目標温度,即ち設定温度未満かどうか判断する。設定温度未満であれば、早切れであると判断し、ST19に戻って追焚きタイマ55のカウントを再び続け、追焚きを開始して、これを繰り返すことで、追焚き沸き上がり予測時間tだけ追焚きするようにする。つまり、追焚きタイマ55では、前回の追焚き時間の計測時間に加算するようにして、再び開始した追焚き時間を計測する。これによって、追焚きの延べ時間を算出し、再び行われるST22,23における沸き上がり予測時間tとの比較を確実に行うようにし、浴槽湯温を確実に設定温度まで追焚きすることができる。
一方、ST23及びST27でそれぞれ否定結果を得た場合には、循環ポンプ32の駆動を停止し、沸き上がりとして追焚き動作を終了する(ST28,29)。
【0036】
このように、本実施形態の場合には、現在の浴槽湯温から設定温度までに追焚きする時間を追焚き沸き上がり時間tとして求めて、その時間だけ追焚きするようにしたから、循環金具の誤接続や循環金具キャップの誤った装着があった場合でも、従来のように追焚き時間が不足して浴槽湯温が設定温度にならないということがなく、確実に設定温度までの追焚きができる。
しかも、本実施形態では、この追焚き沸き上がり時間分の追焚きをしながら、温度検出により浴槽湯温の温度上昇も見ているので、浴槽湯温が場合によっては危険な温度にまで温度上昇してしまうこともあわせて防止できる。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、循環金具が誤って接続されていたり、循環金具キャップを誤って接続していても、風呂装置が早切れを生じたり、自動器の場合、異常な水位上昇を招くことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施形態にかかる風呂装置の構成を示す系統図である。
【図2】図1の実施形態の風呂装置の制御手段の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の風呂装置における自動湯張りのP−Qデータを示す図である。
【図4】図1の風呂装置の追焚き動作の一部を示すフローチャートである。
【図5】図1の風呂装置の追焚き動作の一部を示すフローチャートである。
【図6】従来の風呂装置の構成例を示す図である。
【図7】正常に接続された循環金具と循環金具キャップ及び浴槽との関係を示す要部断面図である。
【図8】誤接続された循環金具と循環金具キャップ及び浴槽との関係を示す要部断面図である。
【図9】誤装着された循環金具キャップと循環金具及び浴槽との関係を示す要部断面図である。
【図10】循環金具が誤接続されたり、循環金具キャップが誤装着された場合の風呂装置の運転状態を示す図である。
【符号の説明】
20 給湯器付き風呂装置
21 給湯用熱交換器
23 風呂用熱交換器
24 給湯管
25 分岐管
26 循環管路
27 浴槽
28 循環金具
31 追焚き水流スイッチ
32 循環ポンプ
33 風呂サーミスタ
37 電磁弁
38 圧力センサ
41 給水管
42 フローセンサ
43 入水サーミスタ
45 給湯管

Claims (4)

  1. 追焚きを開始するにあたってその開始前に浴槽水位を検出するとともに、浴槽内の湯温を検出し、
    予め備えられている湯張り制御データに基づいて、前記水位検出手段による検出結果から現在の浴槽湯量を求め、
    この浴槽湯量と、浴槽湯温と、追焚き燃焼熱量とに基づいて設定温度まで追焚きするのに要する沸き上がり予測時間を算出し、
    タイマのカウントを開始して前記追焚きを行うための追焚き管路に設定したポンプを動かして第1のポンプ駆動を行い、追焚きしながら、浴槽温度を監視し、
    この浴槽温度が目標温度に達したら、前記タイマを止めて追焚き時間を計測し、
    この追焚き時間と前記沸き上がり予測時間とを比較して、実際の追焚き時間が沸き上がり予測時間よりも短くて早切れの恐れがある場合には、
    所定時間、前記ポンプを動かして第2のポンプ駆動を行って湯水を循環させた後、浴槽温度を計測して、実際の沸き上がり温度を確認する
    ように制御する制御手段を備えることを特徴とする、風呂装置。
  2. 制御手段の指示により、浴槽から引き込んだ湯水を加熱して前記浴槽に戻す追焚き手段と、前記浴槽水位を検出する手段と、浴槽内の湯温を
    検出する手段とを備えており、
    前記制御手段が、
    追焚きを開始するにあたってその開始前に浴槽水位を検出するとともに、浴槽内の湯温を検出し、
    予め備えられている湯張り制御データに基づいて、前記水位検出手段による検出結果から現在の浴槽湯量を求め、
    この浴槽湯量と、浴槽湯温と、追焚き燃焼熱量とに基づいて設定温度まで追焚きするのに要する沸き上がり予測時間を算出し、
    タイマのカウントを開始して前記追焚きを行うための追焚き管路に設定したポンプを動かして第1のポンプ駆動を行い、追焚きしながら、浴槽温度を監視し、
    この浴槽温度が目標温度に達したら、前記タイマを止めて追焚き時間を計測し、
    この追焚き時間と前記沸き上がり予測時間とを比較して、実際の追焚き時間が沸き上がり予測時間よりも短くて早切れの恐れがある場合には、所定時間、前記ポンプを動かして第2のポンプ駆動を行って湯水を循環させた後、浴槽温度を計測して、実際の沸き上がり温度を確認し、
    この実際の沸き上がり温度が、前記設定温度未満の場合に、前記タイマのカウントを再び開始して追焚きを行い、前記設定温度まで加熱する構成とした
    ことを特徴とする、風呂装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1のポンプ駆動よりも、第2のポンプ駆動の時間を長く設定することを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の風呂装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記実際の沸き上がり温度の確認により、この沸き上がり温度が前記目標温度よりも低い場合には、
    再び、前記第1のポンプ駆動を行って循環管路を介して追焚きを行いながら、追焚き時間をタイマにより計測するとともに、浴槽温度を監視し、
    この浴槽温度が目標温度に達したら、前記タイマを止めて追焚き時間を計測して、先に計測した前記追焚き時間に加算して新たな追焚き時間をもとめ、
    この新たな追焚き時間と前記沸き上がり予測時間とを比較して、実際の追焚き時間が沸き上がり予測時間よりも短い場合には、所定時間第2のポンプ駆動を行って湯水を循環させた後、浴槽温度を計測して、実際の沸き上がり温度を確認する
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の風呂装置。
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