JP3780466B2 - 電子スチルカメラのモニタとフラッシュの給電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、モニタ用のバックライトの給電とフラッシュ装置の充電とを一つの電源回路によって行なう構成とした電子スチルカメラの給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体画像を電気変換し静止画像情報として半導体メモリ或いは磁気ディスク等の記憶媒体に記憶させて撮影する電子スチルカメラが広く知られている。
【0003】
そして、この種のカメラは、撮影する被写体を観察するため、電子ビュ−ファィンダを備えたものの他に、被写体画像を画面に映し出すモニタ・ディスプレイ装置を備えたものがある。
【0004】
このモニタ・ディスプレイ装置(以下、単にモニタという)は、例えば、被写体画像信号を供給する液晶表示デバイスと、この液晶表示デバイスの裏側に配設されたバックライト(螢光放電管)とを備え、バックライトの照明によって液晶表示デバイスの画面上に被写体画像を映し出す構成となっている。
【0005】
なお、このようなモニタは、撮影しようとする被写体画像の表示の他に、記憶媒体に一旦記憶させた被写体画像情報を読み出し、その被写体画像を表示させることができる。
【0006】
また、上記した電子スチルカメラは、被写界が暗く被写体の明るさが不足する場合、被写体照明を行なって撮影するフラッシュ装置を備えたカメラがある。
【0007】
このフラッシュ装置(以下、単にフラッシュという)は、シャッタレリ−ズにしたがってトリガ−されるキセノン放電管がメイインコンデンサの充電電荷を受けて発光する構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した電子スチルカメラは、モニタのバックライトを点灯させる電源回路と、フラッシュのメインコンデンサを予め充電する電源回路とを別々に備えている。
具体的には、バックライトの電源回路としてインバ−タが、フラッシュ装置の電源回路としてコンバ−タが設けられている。
【0009】
その結果、このような電源回路のための部品点数と部品組付け作業が増加し、カメラ生産のロ−コスト化に好ましくなく、また、このような回路部品の組付けスペ−スのためにカメラの小形化に困難を伴なうと言う問題があった。
【0010】
そこで本発明では、従来の電子スチルカメラが、モニタのバックライトの電源回路としてインバ−タを、フラッシュの電源回路としてコンバ−タを備えていることにかんがみ、これらを共用できる一つの電源回路として上記した問題点を可能なる限り解決することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明では、撮影する被写体画像をバックライトの照明を利用して映し出すモニタ手段と、被写体照明を行なうフラッシュ手段とを備えた電子スチルカメラにおいて、直流低電圧を発振動作によって昇圧して交番電圧を出力する電圧昇圧手段と、この電圧昇圧手段の出力電圧を上記バックライトの点灯電圧として、また、その出力電圧を整流して上記フラッシュ手段の充電電圧として給電する各回路手段と、フラッシュ手段の充電電圧が所定電圧まで充電されることによる充電停止回路の充電停止動作に応動して上記フラッシュ手段の充電電流を遮断し、フラッシュ手段の充電モ−ドからバックライトの点灯モ−ドに切換えるモ−ド切換手段とを備え、上記モ−ド切換手段の切換えによって上昇する上記電圧昇圧手段の出力電圧により上記バックライトが点灯する構成としたことを特徴とする電子スチルカメラのモニタとフラッシュの給電装置を提案する。
【0012】
【作用】
このように構成した給電装置は、モ−ド切換手段によってバックライトの点灯モ−ドに切換えられれば、バックライトが点灯し被写体画像がモニタ手段により映し出される。
このとき、フラッシュ手段の充電が停止状態となっている。
【0013】
また、モ−ド切換手段によってフラッシュ手段の充電モ−ドに切換えられれば、フラッシュ手段が充電される。
この場合は、バックライトが非点灯状態となる。
【0017】
また、フラッシュ撮影が行なわれ、フラッシュ手段が再度充電されるときは、電圧昇圧手段の出力電圧が降下し、バックライトが自動的に消灯し充電モ−ドとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1は給電装置の第1実施形態を示す回路図である。なお、この図面は電子スチルカメラに備えるモニタとフラッシュの給電回路について示してある。
【0019】
この図において、10は昇圧トランスであり、これは入力コイル10P、出力コイル10S、フィ−ドバックコイル10Fを備えたフライバックトランスとなっている。
この昇圧トランス10が発振用のトランジスタ11、起動抵抗12と共にインバ−タを形成しており、電池電源13の直流電圧を昇圧して高電圧を出力する。
【0020】
昇圧トランス10の出力コイル10Sには液晶表示デバイスのバックライト14を接続した給電回路が設けてある。
昇圧トランス10の出力電圧(インバ−タ出力)によってバックライト14を点灯させるようになっている。
なお、バックライト14は冷陰極の螢光放電管である。
【0021】
また、昇圧トランス10の出力コイル10Sには整流用ダイオ−ド15を介してフラッシュのメインコンデンサ16を接続した給電回路が設けてある。
メインコンデンサ16は、キセノン放電管17、トリガ−回路18と共に公知のフラッシュ回路を形成している。
【0022】
つまり、昇圧トランス10の出力電圧をダイオ−ド15によって整流してフラッシュを充電するコンバ−タ回路として動作する構成となっている。
【0023】
メインコンデンサ16に直列接続したSCR19は、フラッシュの充電と非充電とを切換えるモ−ド切換手段を形成し、SCR19の導通によってフラッシュの充電モ−ドとなり、その非導通でバックライトの点灯モ−ドに切換わる。
【0024】
なお、このSCR19はコントロ−ラ20が出力する切換信号S1をゲ−ト入力して導通し、その切換信号S1の消失によって非導通となる。
なお、コントロ−ラ20は、CPUなどからなる制御回路構成となっている。
【0025】
メインコンデンサ16に接続したツエナ・ダイオ−ド21と、このツエナ・ダイオ−ド21に直列接続した抵抗22、23と、これら抵抗22、23の接続部aにゲ−ト接続したFET24は、メインコンデンサ16の充電停止回路を形成している。
なお、FET24はNチャンネルのMOS型電界効果トランジスタである。
【0026】
すなわち、メインコンデンサ16が予め定めた所定電圧まで充電されたとき、ツエナ・ダイオ−ド21が導通し、この結果、抵抗23に発生する電圧がFET24のゲ−トに加わり、このFET24が導通し、この導通信号が充電停止信号S2としてコントロ−ラ20に入力する。
【0027】
コントロ−ラ20は充電停止信号S2を入力することにより、上記した切換信号S1を消失させてSCR19を非導通制御する。
なお、SCR19にはメインコンデンサ16を充電する半波整流の充電々流が流れるため、切換信号S1が消失した状態でアノ−ド〜カソ−ド間電圧が零電圧となったとき非導通となる。
【0028】
その他、SCR25はシャッタレリ−ズにしたがってコントロ−ラ20より出力されるトリガ−信号S0をゲ−ト入力して導通し、トリガ−回路18を動作させるものである。
なお、トリガ−回路18はSCR25の導通によって動作し、高電圧の励起電圧を出力してキセノン放電管17を発光起動させる。
【0029】
上記した給電装置は、電源スイッチ26を投入すると、コントロ−ラ20が電源スイッチ26の投入に応動してHighレベルの切換信号S1を出力する。
これより、SCR19が導通可能状態に移行する。
【0030】
また、電源スイッチ26の投入により、起動抵抗12を通る電源電流が起動電流として発振用トランジスタ11のベ−スに流れ、このトランジスタ11がONする。
これより、昇圧トランス10の入力コイル10Pに電源電流が流れる。
【0031】
このとき昇圧トランス10の出力コイル10Sに発生する出力電圧は方形状電圧となり、その出力電圧が数十ボルト〜数百ボルトとなるため、バックライト14を点灯させる点灯電圧(数千ボルト)には達しないから、このバックライト14は点灯しない。
また、その出力電圧によって流れる出力電流はダイオ−ド15に対して逆向きとなり、その整流作用によって阻止され、フラッシュには流れない。
したがって、昇圧トランス10に入力コイル電流が流れることによって磁気エネルギ−を蓄える。
【0032】
発振用トランジスタ11は、昇圧トランス10が備えるコアの磁気飽和やトランジスタの飽和によってONからOFFに向かう。
このとき昇圧トランス10の各コイルは図示矢印向きの電圧が発生する。
【0033】
すなわち、フィ−ドバックコイル10Fに発生した帰還電圧をベ−スに受ける発振用トランジスタ11が確実にOFFに反転する。
また、出力コイル10Sには高電圧(数千ボルト)のフライバック電圧が発生し、このフライバック電圧によってダイオ−ド15には順方向の出力電流が流れる。
【0034】
つまり、出力コイル10S、ダイオ−ド15、メインコンデンサ16、SCR19のル−プで充電々流が流れ、メインコンデンサ16が充電される。
出力コイル10Sの出力電圧は、このように流れる充電々流のために降下し、この結果、バックライト14が消灯したままとなる。
【0035】
フライバック電圧は昇圧トランス10の磁気エネルギ−の減少によって消失し、同様にフィ−ドバックコイル10Fの帰還電圧も消失するため、発振用トランジスタ11のベ−スに起動電流が流れ、このトランジスタ11が再度ONする。
【0036】
したがって、昇圧トランス10が入力コイル電流によって磁気エネルギ−を蓄え、発振用トランジスタ11のその後のOFFによってフライバック電圧を出力し、メインコンデンサ16を充電する。
【0037】
昇圧トランス10が上記のように発振動作することにより、メインコンデンサ16がコンバ−タ回路作用によって充電され、この充電々圧が所定値に達することにより、ツエナ・ダイオ−ド21が導通する。
【0038】
これより、FET24が導通し、Lowレベルの充電停止信号S2がコントロ−ラ20に送られる。
コントロ−ラ20はこの充電停止信号S2に応動して切換信号S1をLowレベルに変化させる。つまり、切換信号S1を消失させてSCR19を非導通に移行させる。
【0039】
これによって、フラッシュの充電が停止するため、昇圧トランス10の出力電圧が急上昇し、この出力電圧によってバックライト14が点灯する。この点灯により被写体画像がモニタに映し出される。
つまり、バックライト14がフラッシュの充電停止によって点灯するが、このときはインバ−タ回路動作となる。
【0040】
したがって、フラッシュ撮影を行なう場合は、バックライト14の点灯によりモニタに映し出された被写体画像を確認し、その状態でシャッタレリ−ズすれば、コントロ−ラ20が出力するレリ−ズ信号S0によりSCR25が導通し、キセノン放電管17が発光する。
【0041】
このようにフラッシュ撮影することにより、メインコンデンサ16の充電々荷が放電するから、ツエナ・ダイオ−ド21、FET24が非導通となり、充電停止信号S2が消失する。
これより、コントロ−ラ20がHighレベルの切換信号S1を出力し、SCR19を導通させてフラッシュの充電動作に移る。
【0042】
この結果、フラッシュの充電が停止するまでの間バックライト14が消灯し、その後、上記したようにこのバックライト14が点灯し、モニタに被写体画像が映し出される。
【0043】
上記したように、Highレベルの切換信号S1でフラッシュの充電モ−ド、Lowレベルの切換信号S1でバックライト14の点灯モ−ドとなるから、コントロ−ラ20が操作スイッチ27のスイッチ信号を入力して切換信号S1をLowレベルに変える構成とすれば、フラッシュの充電中であっても操作スイッチ27の操作にしたがってこの切換信号S1をLowレベルに変えるバックライト14を点灯させ、被写体画像をモニタに映し出すことができる。
【0044】
また、Lowレベル充電停止信号S2は、フラッシュの発光準備が整ったことを示すレディ信号となるから、この充電停止信号S2に応動させてカメラをフラッシュ撮影モ−ドに移行させる等の手段構成を備えることができる。
【0045】
図2は第2実施形態として示した給電装置の回路図である。
この実施形態では、昇圧トランス30が入力コイル30P、出力コイル30S、フィ−ドバックコイル30Fを備えたフライバックトランスとなっているが、出力コイル30Sには中間タップQを設け、この中間タップQにフラッシュの整流用ダイオ−ド15を接続した構成としてある。
【0046】
また、この第2実施形態では、Highレベルの切換信号S1を電池電源13より供給し、さらに、充電停止信号S2の発生により、この切換信号S1がLowレベルに変化して消失する構成となっている。
その他の回路構成は図1に示す第1実施形態と同じ構成である。
なお、トリガ−回路18は、トリガ−コンデンサ31、トリガ−トランス32、充電抵抗33などから構成してある。
【0047】
図3はこの第2実施形態の動作を示すタイムチャ−トであるが、同図(A)、(B)に示すように、この実施形態では、電源スイッチ26の投入によって電源電圧が切換信号S1となってSCR19のゲ−トに加わる。
【0048】
したがって、昇圧トランス30が発振動作すると、中間タップQより一方側の出力コイル部分30S1に発生したフライバック電圧によってメインコンデンサ16が充電される。
【0049】
フライバック電圧は中間タップQより一方側の出力コイル部分30S1とその他方側の出力コイル部分30S2とに発生するが、フラッシュを充電しているために、出力コイル部分30S1のフライバック電圧が降下することから、バックライト14が消灯のままとなる。
【0050】
メインコンデンサ16の充電々圧が所定値に達すると、図3(C)、(D)に示すように、Lowレベルの充電停止信号S2が発生し、図3(B)のように切換信号S1がLowレベルに変化し、SCR19が非導通に反転する。
【0051】
これより、フラッシュの充電が停止し、昇圧トランス30の出力コイル部分30S1に発生するフライバック電圧が上昇する。
したがって、図3(E)に示すように、出力コイル部分30S1、30S2に発生した高電圧のフライバック電圧を受けてバックライト14が点灯し、被写体画像がモニタに映し出される。
【0052】
モニタの表示状態でフラッシュ撮影すると、その後に充電モ−ドに移り、バツクライト14が消灯するが、このことは第1実施形態と同様である。
【0053】
図4は第3実施形態として示した給電装置の回路図である。
この第3実施形態では、フォトダイオ−ド42とフォトSCR40からなるフォトカプラ−を使用してモ−ド切換手段を構成した点に特徴がある。
【0054】
すなわち、フラッシュの整流用ダイオ−ド15に換えてフォトSCR40を設け、また、電池電源13には抵抗41、フォトダイオ−ド42、スイッチング動作用のトランジスタ43の直列回路体を並列に接続して構成したモ−ド切換手段となっている。
その他は図2に示した第2実施形態と同じ構成であるが、ただ、この第3実施形態ではモ−ド切換手段を上記のように構成したことからSCR19は必要としない。
【0055】
この第3実施形態は、電源スイッチ26を投入すると、電源電圧が切換信号S1としてトランジスタ43のベ−スに加わり、このトランジスタ43がONする。
これより、フォトダイオ−ド42が発光し、この発光によりフォトSCR40が導通し、フラッシュの充電モ−ドとなり、昇圧トランス30の発振動作によって発生した出力コイル部分30S1のフライバック電圧によってメインコンデンサ16が充電される。
【0056】
メインコンデンサ16が所定電圧まで充電されると、既に述べたように、FET24が導通してLowレベルの充電停止信号S2が発生し、このため、切換信号S1がLowレベルとなり、トランジスタ43がOFFする。
これより、フォトダイオ−ド42が消光し、フォトSCR40が非導通となりバックライト14の点灯モ−ドとなる。
【0057】
すなわち、昇圧トランス30の出力コイル部分30S1の出力電圧が上昇することから、出力コイル部分30S1、30S2に発生するフライバック電圧を受けてバックライト14が点灯し、被写体画像がモニタに映し出される。
その他は図2に示した第2実施形態と同様の動作となる。
【0058】
図5は第4実施形態として示した給電装置の回路図である。
この第4実施形態では、昇圧トランス50が入力にコイル50P、出力コイル50S、フィ−ドバックコイル50Fを備えたフォ−ワ−ドタイプのトランスとなっている。
【0059】
このタイプの昇圧トランス50は、フラッシュの充電動作においても出力コイル部分50S1の出力電圧が降下するが、その降下の程度が少ないので、フラッシュの充電モ−ドとバックライトの点灯モ−ドにしたがって巻線比を変える構成としてある。
【0060】
すなわち、昇圧トランス50の入力コイル50Pに中間タップPを設け、この中間タップPより一方側の入力にコイル部分50P1に電源電流を入力させて点灯モ−ド、入力コイル部分50P1、50P2に電源電流を入力させて充電モ−ドとなるように巻線比が変えられる。
【0061】
この図において、FET51は入力コイル部分50P1、50P2に入力する電源電流を断続させる発振用のスイッチング素子で、FET52は一方側の入力にコイル部分50P1に入力する電源電流を断続させる発振用のスイッチング素子である。
なお、これらFET51、52は共にPチャンネルのMOS型電界効果トランジスタである。
【0062】
FET51、52のゲ−トに接続したトランジスタ53、54は、これらFET51、52を導通、非導通させるための制御用のスイッチング素子で、起動抵抗55、56を通って流れる起動電流をベ−ス入力してONし、また、昇圧トランス50のフィ−ドバックコイル50Fによって帰還作用を受けるようになっている。
【0063】
また、制御用のトランジスタ53、54各々のベ−ス〜エミッタ間に接続したトランジスタ57、58は、巻線比切換信号S3、S4をベ−ス入力して交互にONする巻線比切換用のものである。
【0064】
つまり、コントロ−ラ59が出力する巻線比切換信号S3、S4によってトランジスタ58をON、トランジスタ57をOFFに保てば、制御用のトランジスタ54がOFFのままとなり、制御用トランジスタ53がON、OFFを繰返す。
【0065】
したがって、FET51が導通、非導通を繰返し、FET52が非導通を保持する。
これより、昇圧トランス50が入力コイル50P全体に流れる電源電流によって発振し、巻線比が減少する。
【0066】
上記とは反対に、トランジスタ57をONし、トランジスタ58をOFFに保てば、上記同様にしてFET51が非導通を保持し、FET52が導通、非導通を繰返す。
これより、昇圧トランス50が入力コイル部分50P1に流れる電源電流によって発振し、巻線比が増大する。
【0067】
この第4実施形態は上記のようにフォ−ワ−ドタイプの昇圧トランス50の巻線比をモ−ド切換にしたがって変える構成となってるが、その他の構成は図4に示した第3実施形態と同じ構成となっている。
【0068】
上記した給電装置は、電源スイッチ26を投入すると、図6に示すタイムチャ−ト(A)、(B)、(C)のように、コントロ−ラ59がHighレベルの切換信号S1、S4を出力する。
なお、この時点では図6(F)に示すように、切換信号S3はLowレベルとなっている。
【0069】
これより、トランジスタ43がONしてフォト・ダイオ−ド42が発光し、フォトSCR40が導通するからフラッシュの充電モ−ドとなる。
また、トランジスタ58がON状態となることから、FET52が非導通を保ち、FET51がON、OFFを繰返すようになる。
【0070】
したがって、昇圧トランス50の入力コイル50P全体に電源電流が流れる巻線比の減少動作で発振しメインコンデンサ16を充電する。
なお、このように巻線比を減少させた昇圧トランス50の出力電圧ではバックライト14が点灯しない。
【0071】
メインコンデンサ16が所定電圧まで充電されたとき、図6(E)に示すようにLowレベルの充電停止信号S2がコントロ−ラ59に入力し、コントロ−ラ59がこの充電停止信号S2に応動して、切換信号S1、S4をHighレベルからLowレベルに変え、また、Highレベルの切換信号S3を出力する。(図6(B)、(C)、(F)参照)
【0072】
これより、トランジスタ43がOFF、フォトダイオ−ド42が消光、フォトSCR40が非導通となってバックライト14の点灯モ−ドとなる。
また、トランジスタ57がON状態となることから、FET51が非導通を保ち、FET52が導通、非導通を繰返す。
【0073】
この結果、昇圧トランス50には中間タップPより電源電流が入力し、入力コイル部分50P1に電源電流が流れる巻線比の増大状態となる。
昇圧トランス50がこのように巻線比を増大させた状態で発振動作し、その出力電圧によってバックライト14が点灯する。(図6(G)参照)
この第4実施形態の他の動作は上記した各実施形態と同様となる。
なお、第4実施形態はフォトカプラに変えて図1、図2に示すSCR19のモ−ド切換手段を設けてもよい。
【0074】
【発明の効果】
上記した通り、本発明に係る給電装置は、モニタのバックライトを点灯させるインバ−タ電源回路と、フラッシュを充電するコンバ−タ電源回路とを一つの電圧昇圧手段で構成したので、モニタとフラッシュの電源部の構成が簡単となり、電子スチルカメラの小形化と生産のロ−コスト化に極めて有利な給電装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す給電装置の回路図である。
【図2】第2実施形態を示す給電装置の回路図である。
【図3】第2実施形態の動作を説明するためのタイムチャ−トである。
【図4】第3実施形態を示す給電装置の回路図である。
【図5】第4実施形態を示す給電装置の回路図である。
【図6】第4実施形態の動作を説明するためのタイムチャ−トである。
【符号の説明】
10 フライバックタイプの昇圧トランス
11 発振用トランジスタ
14 モニタのバックライト
16 メインコンデンサ
17 キセノン放電管
19 モ−ド切換手段を構成するSCR
20 コントロ−ラ
24 充電停止信号S2を発生するFET
30 フライバックタイプの昇圧トランス
40 フォトカプラを構成するフォトSCR
42 フォトカプラを構成するフォトダイオ−ド
50 フォ−ワ−ドタイプの昇圧トランス
51、52 発振用のFET
59 コントロ−ラ
Claims (1)
- 撮影する被写体画像をバックライトの照明を利用して映し出すモニタ手段と、被写体照明を行なうフラッシュ手段とを備えた電子スチルカメラにおいて、直流低電圧を発振動作によって昇圧して交番電圧を出力する電圧昇圧手段と、この電圧昇圧手段の出力電圧を上記バックライトの点灯電圧として、また、その出力電圧を整流して上記フラッシュ手段の充電電圧として給電する各回路手段と、フラッシュ手段の充電電圧が所定電圧まで充電されることによる充電停止回路の充電停止動作に応動して上記フラッシュ手段の充電電流を遮断し、フラッシュ手段の充電モ−ドからバックライトの点灯モ−ドに切換えるモ−ド切換手段とを備え、上記モ−ド切換手段の切換えによって上昇する上記電圧昇圧手段の出力電圧により上記バックライトが点灯する構成としたことを特徴とする電子スチルカメラのモニタとフラッシュの給電装置。
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