JP3784775B2 - 燃料電池発電システムの制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料電池発電システムの制御方法に関し、特に、二種類の燃料電池セルスタックを組み合わせて発電を行う燃料電池発電システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【非特許文献】
「竹原善一郎監修:燃料電池の技術とその応用、pp. 141-142、テクノシステム(2000)」
二種類の燃料電池セルスタックを組み合わせて発電を行う燃料電池発電システムは、例えば、特願2002−327233号に開示されている。
【0003】
図1は、そのような、二種類の燃料電池セルスタックを組み合わせて高効率な発電を行う燃料電池発電システムの構成の一例を示している。図1に示した燃料電池発電システムでは、第一の燃料電池セルスタックとして固体酸化物形燃料電池セルスタック38を用い、第二の燃料電池セルスタックとして固体高分子形燃料電池セルスタック9を用いている。図1に示した燃料電池発電システムの主な構成要素は、脱硫器2、改質器3、固体酸化物形燃料電池セルスタック38、COシフトコンバータ4、CO選択酸化器5、凝縮器29、固体高分子形燃料電池セルスタック9、出力調整装置16及び48、流量制御弁(10、11、27等)、空気供給用ブロワ12及び配管類である。
【0004】
図1において、1は燃料である天然ガス、2は脱硫器、3は改質器、4はCOシフトコンバータ、5はCO選択酸化器、6は燃料極、7は固体高分子電解質、8は空気極、9は第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタックであり、この固体高分子形燃料電池セルスタック9は燃料極6、固体高分子電解質7及び空気極8を構成要素とする。10は固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25の流量を制御する流量制御弁、11はCO選択酸化器用空気26の流量を制御する流量制御弁、12は空気供給用ブロワ、13は固体高分子形燃料電池セルスタック9から排出される空気極排ガス、14は空気、15は固体高分子形燃料電池セルスタック9から排出される燃料極排ガス、16は出力調整装置、17は負荷、18は燃料電池直流出力、19は送電端交流出力、20はCO選択酸化器5の排出ガスである、一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させた改質ガス、21はCOシフトコンバータ4の排出ガスである、一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた改質ガス、22は水素リッチな改質ガス、23は水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス、24は脱硫天然ガス、25は固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気、26はCO選択酸化器用空気、27は天然ガス1の流量を制御する流量制御弁、28は未反応水蒸気を凝縮させた改質ガス、29は凝縮器、30は電池反応による生成水、31は凝縮水、32は脱硫器リサイクル用改質ガス、33は脱硫器リサイクル用改質ガス32の流量を制御する流量制御弁、34はCO選択酸化器用改質ガス、35は燃料極、36は固体酸化物電解質、37は空気極、38は第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタックであり、この固体酸化物形燃料電池セルスタック38は燃料極35、固体酸化物電解質36及び空気極37を構成要素とする。39は固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気、40は改質器リサイクル用燃料極排ガス41の流量を制御する流量制御弁、41は燃料極35から排出され改質器リサイクルに用いられる改質器リサイクル用燃料極排ガス、42は燃料極35から排出されるすべての燃料極排ガスであり、この燃料極排ガス42は改質器リサイクル用燃料極排ガス41と排出用燃料極排ガス45とに分かれる。43は固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の流量を制御する流量制御弁、44は固体酸化物形燃料電池セルスタック38から排出される空気極排ガス、45はシステム外に排出される排出用燃料極排ガス、46は水素リッチな改質ガス22のCOシフトコンバータ4への流量を制御する流量制御弁、47は水素リッチな改質ガス22の固体電解質形燃料電池セルスタック38の燃料極35への流量を制御する流量制御弁、48は出力調整装置、49は負荷、50は燃料電池直流出力、51は送電端交流出力である。
【0005】
上記「水素リッチ」は、電池反応によって発電に寄与するに足りる濃度の水素を含有することを意味する。
【0006】
図1において、固体高分子形燃料電池セルスタック9が一組の燃料極6、固体高分子電解質7及び空気極8からなる単セルによって構成されているように示されているが、実際には固体高分子形燃料電池セルスタック9は前記単セルを複数積層することによって構成されている。同様に、固体電解質形燃料電池セルスタック38も一組の燃料極35、固体酸化物電解質36及び空気極37からなる単セルによって構成されているように示されているが、実際には固体酸化物形燃料電池セルスタック38は前記単セルを複数積層することによって構成されている。
【0007】
以下、図1を用いて、二種類の燃料電池セルスタックを組み合わせて高効率な発電を行う燃料電池発電システムの運転形態を説明する。燃料の天然ガス1を脱硫器2に供給する。天然ガス1の供給量は、予め設定された燃料電池直流出力18の電池電流及び燃料電池直流出力50の電池電流と流量制御弁27の開度(すなわち、天然ガス1の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁27の開度を制御することによって、燃料電池直流出力18の電池電流及び燃料電池直流出力50の電池電流に見合った値に設定する。
【0008】
脱硫器2では、充填された脱硫触媒のコバルト−モリブデン系触媒と酸化亜鉛吸着剤の働きにより、改質器3の改質触媒と固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6及び固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35での電極触媒の劣化原因となる天然ガス1中のメルカプタン等の腐臭剤に含まれる硫黄分を水添脱硫により吸着除去する。すなわち、コバルト−モリブデン系触媒により最初に硫黄と水素を反応させて硫化水素を生成させ、次にこの硫化水素と酸化亜鉛を反応させることによって硫化亜鉛を生成させて、硫黄分を除去する。硫化水素の生成に必要な水素を供給するために、COシフトコンバータ4から排出される水素リッチな一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた改質ガス21の一部を、脱硫器リサイクル用改質ガス32として脱硫器2にリサイクルする。脱硫器リサイクル用改質ガス32の供給量は、予め設定された流量制御弁27の開度(すなわち、天然ガス1の供給量)と流量制御弁33の開度(すなわち、脱硫器リサクル用改質ガス32の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁33の開度を制御することによって、天然ガス1の供給量と見合った値に設定する。水添脱硫反応と硫化亜鉛の生成反応は吸熱反応であり、反応に必要な反応熱は、後述する発熱反応であるCOシフトコンバータ4での水性シフト反応によって発生する熱をCOシフトコンバータ4から脱硫器2に供給することによってまかなう。
【0009】
脱硫器2で脱硫された脱硫天然ガス24は、固体酸化物形燃料電池セルスタック38で電池反応により生成した水蒸気を含む改質器リサイクル用燃料極排ガス41と混合した後に、水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス23として改質器3に供給する。改質器リサイクル用燃料極排ガス41の供給量は、予め設定された流量制御弁27の開度(すなわち、天然ガス1の供給量)と流量制御弁40の開度(すなわち、改質器リサイクル用燃料極排ガス41の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁40の開度を制御することによって、天然ガス1の供給量に対して予め設定された所定のスチームカーボン比(水蒸気と天然ガス中の炭素との比)となるように設定する。
【0010】
改質器3では、充填された改質触媒の働きにより天然ガス1に含まれる炭化水素の水蒸気改質反応が行われ、水素リッチな改質ガス22がつくられる。天然ガス1の主成分であるメタンの水蒸気改質反応は下記(1)式で表される。
【0011】
(メタンの水蒸気改質反応)
CH4 + H2O → CO + 3H2 (1)
この(1)式に示したメタンの水蒸気改質反応等の炭化水素の水蒸気改質反応は吸熱反応であり、効率的に水素を生成させるためには、改質器3の外部から必要な反応熱を供給し、改質器3の温度を700〜750℃に維持することが必要である。このため、後述する改質器3の近傍に設置された800〜1000℃で発電を行う固体酸化物形燃料電池セルスタック38の高温排熱を、改質反応に必要な反応熱として改質器3に供給する。
【0012】
改質器3でつくられた水素リッチな改質ガス22の一部は、COシフトコンバータ4に供給し、残りは固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35に供給する。COシフトコンバータ4への水素リッチな改質ガス22の供給量は、予め設定された燃料電池直流出力18の直流電流と流量制御弁46の開度(すなわち、COシフトコンバータ4への水素リッチな改質ガス22の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁46の開度を制御することによって、燃料電池直流出力18の直流電流に見合った値に設定する。一方、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35への水素リッチな改質ガス22の供給量は、予め設定した燃料電池直流出力50の直流電流と流量制御弁47の開度(すなわち、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35への水素リッチな改質ガス22の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁47の開度を制御することによって、燃料電池直流出力50の直流電流に見合った値に設定する。
【0013】
固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37には、空気供給用ブロワ12を用いて取り込んだ空気14の一部を固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39として供給する。固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量は、予め設定した流量制御弁47の開度(すなわち、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35への水素リッチな改質ガス22の供給量)と流量制御弁43の開度(すなわち、固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁43の開度を制御することによって、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35への水素リッチな改質ガス22の供給量に見合った値に設定する。
【0014】
固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37では、金属酸化物系電極触媒の働きで、固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39中の酸素が下記(2)式に示す空気極反応により電子と反応し酸素イオンに変わる。
【0015】
(空気極反応)
1/2O2 + 2e− → O2− (2)
空気極37で生成した酸素イオンは、安定化ジルコニア(YSZ)等の固体酸化物電解質36の内部を移動し、燃料極35に到達する。燃料極35では、ニッケル−YSZサーメット、ルテニウム−YSZサーメット等の金属系電極触媒の働きで、空気極から固体酸化物電解質36の内部を燃料極に移動してきた酸素イオンが、下記(3)式及び(4)式に示す反応により燃料極35に供給された水素リッチ改質ガス22中の水素及び一酸化炭素と反応し、水蒸気または二酸化炭素と電子が生成する。
【0016】
(燃料極反応)
H2 + O2− → H2O + 2e− (3)
CO + O2− → CO2 + 2e− (4)
燃料極35で生成した電子は、外部回路を移動し、空気極37に到達する。空気極37に到達した電子は、前述した(2)式に示した空気極反応により酸素と反応する。この電子が外部回路を移動する過程で、電気エネルギーを燃料電池直流出力50として取り出すことができる。
【0017】
(2)式と(3)式、(2)式と(4)式を、それぞれまとめると、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の電池反応は、下記(5)式に示す水素と酸素から水蒸気ができる水の電気分解の逆反応と、下記(6)式に示す一酸化炭素と酸素から二酸化炭素が生成する反応として表すことができる。
【0018】
(電池反応)
H2 + 1/2O2 → H2O (5)
CO + 1/2O2 → CO2 (6)
固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電によって得られた燃料電池直流出力50は、負荷49に合わせて出力調整装置48で電圧の変換と直流から交流への変換を行った後に、送電端交流出力51として負荷49に供給する。なお、図1では、出力調整装置48で直流から交流への変換を行っているが、出力調整装置48で電圧変換のみを行い、送電端直流出力を負荷49に供給してもよい。固体酸化物燃料電池セルスタック38の発電温度は、一般的に800〜1000℃であり、電池反応による発熱により発電温度が維持されている。このため、固体酸化物燃料電池セルスタック38の高温排熱は、前述したように改質器3での炭化水素の水蒸気改質反応の反応熱として利用することができる。
【0019】
燃料極35で電池反応により生成した水蒸気を含む固体酸化物形燃料電池セルスタック38からの燃料極排ガス42の一部は、前述したように改質器3での炭化水素の水蒸気改質反応に必要な水蒸気を供給するために、改質器リサイクル用燃料極排ガス41として脱硫天然ガス24と混合して改質器3に供給する。固体酸化物形燃料電池セルスタック38からの燃料極排ガス42の残りは、排出用燃料極排ガス45として排出する。この排出用燃料極排ガス45を、給湯、暖房及び吸収式冷凍機による冷房の熱源として利用することにより、システムの電気出力と熱利用を合わせた総合熱効率を向上させることが可能である。また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38からの空気極排ガス44も、給湯、暖房及び吸収式冷凍機の熱源として利用することにより、システムの電気出力と熱利用を合わせた総合熱効率を向上させることが可能である。
【0020】
一方、水素リッチな改質ガス22には、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6の電極触媒の劣化原因となる一酸化炭素が含まれているので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35に供給しない水素リッチな改質ガス22は、銅−亜鉛系触媒等のシフト触媒が充填されたCOシフトコンバータ4に供給し、シフト触媒の働きにより下記(7)式に示す水性シフト反応を行わせることによって、水素リッチな改質ガス22の一酸化炭素濃度を1%以下まで低減させる。
【0021】
(水性シフト反応)
CO + H2O → CO2 + H2 (7)
水性シフト反応は発熱反応であり、発生した熱は脱硫器2に供給し、前述した吸熱反応である脱硫器2の硫化水素と硫化亜鉛の生成反応の反応熱として利用する。
【0022】
COシフトコンバータ4でつくられた一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた改質ガス21の一部は、前述したように脱硫器リサイクル用改質ガス32として脱硫器2に供給し、残りは、改質ガス中の一酸化炭素濃度が100ppm以上であると、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6に供給した場合に電極触媒の劣化原因となるので、一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させるために、CO選択酸化器用改質ガス34として、白金、ルテニウム等の貴金属系触媒がCO選択酸化触媒として充填されたCO選択酸化器5に供給する。また、空気供給用ブロワ12で取り込んだ空気14の一部を、CO選択酸化器用空気26としてCO選択酸化器5に供給する。CO選択酸化器5では、CO選択酸化器用改質ガス34に含まれる一酸化炭素を、発熱反応である下記(8)式に示すCO選択酸化反応によりCO選択酸化用空気26中の酸素と反応させることによって二酸化炭素に変換し、CO選択酸化器用改質ガス34の一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させる。
【0023】
CO + 1/2O2 → CO2 (8)
CO選択酸化器用空気26の供給量は、予め設定された流量制御弁46の開度(すなわち、COシフトコンバータ4への水素リッチな改質ガス22の供給量)と流量制御弁11の開度(すなわち、CO選択酸化器用空気26の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁11の開度を制御することによって、COシフトコンバータ4への水素リッチな改質ガス22の供給量に見合った値に設定する。
【0024】
CO選択酸化器5でつくられた一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させた改質ガス20に含まれる未反応水蒸気は、凝縮器29で100℃以下に冷却することによって、凝縮水31として回収する。凝縮器29で未反応水蒸気を凝縮させた改質ガス28は、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6に供給する。一方、空気供給用ブロワ12で取り込んだ空気14の一部を、固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25として、固体高分子形燃料電池セルスタック9の空気極8に供給する。固体高分子形燃料電池セルスタック9の空気極8への固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25の供給量は、予め設定された燃料電池直流出力18の電池電流と流量制御弁10の開度(すなわち、固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁10の開度を制御することによって、燃料電池直流出力18の電池電流に見合った値に設定する。固体高分子形燃料電池セルスタック9の発電温度は、60〜80℃が一般的であり、電池反応による発熱により発電温度が維持される。固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6では、白金系電極触媒の働きで、未反応水蒸気を凝縮させた改質ガス28に含まれる水素の約80%が、下記(9)式に示す燃料極反応により水素イオンと電子に変わる。
【0025】
(燃料極反応)
H2 → 2H+ + 2e− (9)
燃料極6で生成した水素イオンは、ナフィオン等のスルフォン酸基を有するフッ素系高分子から構成される固体高分子電解質7の内部を移動し、空気極8に到達する。一方、燃料極6で生成した電子は、外部回路を移動し、空気極8に到達する。この電子が外部回路を移動する過程で、電気エネルギーを燃料電池直流出力18として取り出すことができる。固体高分子形燃料電池セルスタック9の空気極8では、白金系電極触媒の働きで、燃料極6から固体高分子電解質7の内部を空気極8に移動してきた水素イオン、燃料極6から外部回路を空気極8に移動してきた電子及び空気極8に供給された固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25中の酸素が、下記(10)式に示す空気極反応により反応し、水が生成する。
【0026】
(空気極反応)
2H+ + 1/2O2 + 2e− → H2O (10)
(9)式と(10)式をまとめると、固体高分子形燃料電池セルスタック9の電池反応は、下記(11)式に示す水素と酸素から水ができる水の電気分解の逆反応として表すことができる。
【0027】
(電池反応)
H2 + 1/2O2 → H2O (11)
固体高分子形燃料電池セルスタック9の発電によって得られた燃料電池直流出力18は、負荷17に合わせて出力調整装置16で電圧の変換と直流から交流への変換を行った後に、送電端交流出力19として負荷17に供給する。なお、図1では、出力調整装置16で直流から交流への変換を行っているが、出力調整装置16で電圧変換のみを行い、送電端直流出力を負荷17に供給してもよい。
【0028】
固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25は、固体高分子形燃料電池セルスタック9の空気極8で酸素の一部を(10)式に示した空気極反応により消費した後に、固体高分子形燃料電池セルスタックの空気極排ガス13として排出する。一方、未反応水蒸気を凝縮させた改質ガス28は、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6で水素の約80%を(9)式に示した燃料極反応により消費した後に、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極排ガス15として排出する。
【0029】
図12及び図13は、従来の燃料発電システムの制御方法を表すフロー図である。このフロー図は、例えば上記非特許文献に記載されている従来の燃料電池発電システムの制御方法を図1に例示した燃料発電システムに適用した場合のフロー図である。
【0030】
従来の燃料電池発電システムの制御方法では、図12に示したように、第一の燃料電池セルスタックすなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が負荷49の増加に伴い増加した場合には、流量制御弁27を開けて(すなわち、弁の開度を大きくして)燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を増加させるとともに、流量制御弁43を開けて第一の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量を増加させ、第一の燃料電池セルスタックすなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が負荷49の減少に伴い減少した場合には、流量制御弁27を閉めて(すなわち、弁の開度を小さくして)燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を減少させるとともに、流量制御弁43を閉めて第一の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量を減少させていた。
【0031】
また、従来の燃料電池発電システムの制御方法では、図13に示したように、第二の燃料電池セルスタックすなわち固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が負荷17の増加に伴い増加した場合には、流量制御弁27を開けて燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を増加させるとともに、流量制御弁10を開けて第二の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25の供給量を増加させ、第二の燃料電池セルスタックすなわち固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が負荷17の減少に伴い減少した場合には、流量制御弁27を閉めて燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を減少させるとともに、流量制御弁10を閉めて第二の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25の供給量を減少させていた。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
次に、上記の、燃料電池発電システムの従来の制御方法に関する問題点について説明する。
【0033】
図12に示した、燃料電池発電システムの従来の制御方法においては、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合には、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電による発熱量は増加するが、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱もさらに増加するので、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度が低下し、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができず、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が不可能となり、システムの出力と発電効率が低下するという問題があった。また、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合には、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電による発熱量は減少するが、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱もさらに減少するので、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度が上昇し、改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が加速され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命が低下するとともに、システムの信頼性も低下するという問題があった。
【0034】
また、図13に示した、燃料電池発電システムの従来の制御方法においては、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が増加した場合には、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加するので、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度が低下し、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができず、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9における所定の送電端交流出力での高効率発電が不可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下が起こるという問題があった。また、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が減少した場合には、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少するので、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度が上昇し、改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が加速され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下が起こるという問題があった。
【0035】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、出力が変化した場合でも燃料電池セルスタックや改質器の温度を所定の温度範囲に維持することが可能な燃料電池発電システムの制御方法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、請求項1に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0037】
また、本発明においては、請求項2に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0038】
また、本発明においては、請求項3に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0039】
また、本発明においては、請求項4に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0040】
また、本発明においては、請求項5に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0041】
また、本発明においては、請求項6に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0042】
また、本発明においては、請求項7に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0043】
また、本発明においては、請求項8に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0044】
また、本発明においては、請求項9に記載のように、
燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0045】
また、本発明においては、請求項10に記載のように、
燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0046】
また、本発明においては、請求項11に記載のように、
燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0047】
また、本発明においては、請求項12に記載のように、
燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0048】
また、本発明においては、請求項13に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0049】
また、本発明においては、請求項14に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0050】
また、本発明においては、請求項15に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0051】
また、本発明においては、請求項16に記載のように、
燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0052】
また、本発明においては、請求項17に記載のように、
燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0053】
また、本発明においては、請求項18に記載のように、
燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法を構成する。
【0054】
【発明の実施の形態】
図2及び図3は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法の一例を表すシステムフロー図である。図1に示した燃料電池発電システムを例に、図2及び図3に示した本発明の燃料電池発電システムの制御方法の作用について説明する。図1に示した燃料電池発電システムの構成とその運転形態については、すでに説明してある。本発明の燃料電池発電システムの制御方法では、図2に示したように、第一の燃料電池セルスタックすなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が負荷49の増加に伴い増加した場合には、流量制御弁27を開けて燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を増加させるとともに、流量制御弁43を閉めて第一の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量を減少させることによって空気極37での酸素利用率を上昇させ、第一の燃料電池セルスタックすなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が負荷49の減少に伴い減少した場合には、流量制御弁27を閉めて燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を減少させるとともに、流量制御弁43を開けて第一の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量を増加させる。
【0055】
このため、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0056】
また、本発明の燃料電池発電システムの制御方法では、図3に示したように、第二の燃料電池セルスタック、すなわち固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が負荷17の増加に伴い増加した場合には、流量制御弁27を開けて燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を増加させるとともに、流量制御弁43を閉めて第一の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量を減少させることによって空気極37での酸素利用率を上昇させ、第二の燃料電池セルスタック、すなわち固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が負荷17の減少に伴い減少した場合には、流量制御弁27を閉めて燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を減少させるとともに、流量制御弁43を開けて第一の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量を増加させることによって空気極37での酸素利用率を低下させる。なお、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9に供給する固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25の供給量は任意に制御することができる。すなわち、固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19の増減にあわせて固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25の供給量を増減させることにより空気極8での酸素利用率が一定になるように制御しても良いし、固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気25の供給量を一定にすることにより空気極8での酸素利用率が変化するように制御しても良い。
【0057】
このため、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0058】
本発明の燃料電池発電システムの制御方法は、図1にその構成を示した燃料電池発電システム以外でも、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10及び図11にその構成を示す燃料電池発電システムにおいて有効である。以下に、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10及び図11にその構成を示した燃料電池発電システムと本発明の燃料電池発電システムの制御方法の有効性について簡単に説明する。
【0059】
図4は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効な他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。図4において図1と同一のものは同一符号で表し、これらのものについてはその説明を省略する。図4において、52はCOシフトコンバータ4の排出ガスである、一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた改質ガス21から分流された水素分離器用改質ガス、53は水素分離器、54は水素分離器排ガス、55は凝縮器、56は水素分離器乾燥排ガス、57は凝縮水、58は水素分離器53で分離した水素、59は燃料極水素排ガス、60はパージ弁、61はパージガスである。この場合には、水素58が、燃料ガスとして、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9に供給される。
【0060】
以下、図4を用いて、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効な他の燃料電池発電システムの一例を説明する。本燃料電池発電システムは、図1に示した燃料電池発電システムとは、図4に示したように、CO選択酸化器5と凝縮器29の代わりに水素分離器53と凝縮器55を設けた点が大きく異なる。
【0061】
次に、本燃料電池発電システムの運転形態について、図4を参照して説明する。水素分離器用改質ガス52は、パラジウム膜等の水素分離膜を有する水素分離器53に供給し、水素58を分離する。その際、効率的な水素分離を行うために、必要に応じて水素分離器用改質ガス52の加圧を行う。水素58は、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6に供給する。未反応水素からなる燃料極水素排ガス59は、固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端効率を向上させるために、すべて燃料極9にリサイクルして発電に利用する。しかし、燃料極水素排ガス59中には、水素以外の不純物が若干含まれるので、パージ弁60を間欠的に開け、パージガス61を放出する。水素分離器排ガス54は、凝縮器55で凝縮水57を凝縮させた後に、水素分離器乾燥排ガス56として排出する。
【0062】
本燃料電池発電システムにおいても、本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0063】
また、本燃料電池発電システムに本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0064】
図5は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。図5において図1及び図4と同一のものは同一符号で表し、これらのものについてはその説明を省略する。図5において、62はリサイクル用燃料極排ガス63の流量を制御する流量制御弁、63はリサイクル用燃料極排ガス、64はCOシフトコンバータ用燃料極排ガス、65は脱硫器リサイクル用燃料極排ガス66の流量を制御する流量制御弁、66は脱硫器リサイクル用燃料極排ガス、67はCOシフトコンバータ4の排出ガスである、一酸化炭素の濃度を1%以下に低減させた燃料極排ガス、68はCO選択酸化器用燃料極排ガス、69はCO選択酸化器5の排出ガスである、一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させた燃料極排ガス、70は未反応水蒸気を凝縮させた燃料極排ガスを表す。
【0065】
以下、図5を用いて、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を説明する。本燃料電池発電システムは、図1に示した燃料電池発電システムとは、水素リッチな改質ガス22の代わりにCOシフトコンバータ用燃料極排ガス64をCOシフトコンバータに供給する点が大きく異なる。
【0066】
次に、本燃料電池発電システムの運転形態について、図5を参照して説明する。脱硫器2での硫化水素の生成に必要な水素を供給するために、未反応水素を含む一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた燃料極排ガス67の一部を、脱硫器リサイクル用固体酸化物形燃料電池セルスタックの燃料極排ガス66として脱硫器2にリサイクルする。脱硫器リサイクル用燃料極排ガス66の供給量は、予め設定された流量制御弁27の開度(すなわち、天然ガス1の供給量)と流量制御弁65の開度(すなわち、脱硫器リサクル用燃料極排ガス66の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁65の開度を制御することによって、天然ガス1の供給量に見合った値に設定する。
【0067】
脱硫器2で脱硫された脱硫天然ガス24は、固体酸化物形燃料電池セルスタック38で電池反応により生成した水蒸気を含むリサイクル用燃料極排ガス63と混合した後に、水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス23として改質器3に供給する。リサイクル用燃料極排ガス63の供給量は、予め設定された流量制御弁27の開度(すなわち、天然ガス1の供給量)と流量制御弁62の開度(すなわち、リサイクル用燃料極排ガス63の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁62の開度を制御することによって、天然ガス1の供給量に見合った値に設定する。改質器3でつくられた水素リッチな改質ガス22は、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35に供給する。
【0068】
固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で電池反応により生成した水蒸気を含む固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極排ガス42の一部は、前述したように改質器3での炭化水素の水蒸気改質反応に必要な水蒸気を供給するために、リサイクル用燃料極排ガス63としてリサイクルし、脱硫天然ガス24と混合した水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス23を改質器3に供給する。残りは、COシフトコンバータ用燃料極排ガス64としてCOシフトコンバータ4に供給する。
【0069】
COシフトコンバータ用燃料極排ガス64中には、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6の電極触媒の劣化原因となる一酸化炭素が含まれているので、COシフトコンバータ4で(7)式に示した水性シフト反応を行わせることによって、COシフトコンバータ用燃料極排ガス64中に含まれる一酸化炭素濃度を1%以下まで低減させる。
【0070】
COシフトコンバータ4でつくられた一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた燃料極排ガス67の一部は、前述したように脱硫器リサイクル用燃料極排ガス66として脱硫器2に供給し、残りは、一酸化炭素濃度が100ppm以上であると、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6に供給した場合に電極触媒の劣化原因となるので、一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させるために、CO選択酸化器用燃料極排ガス68として、白金、ルテニウム等の貴金属系触媒がCO選択酸化触媒として充填されたCO選択酸化器5に供給する。CO選択酸化器5では、CO選択酸化器用燃料極排ガス68中に含まれる一酸化炭素を、発熱反応である(8)式に示したCO選択酸化反応によりCO選択酸化用空気26中の酸素と反応させることによって二酸化炭素に変換し、CO選択酸化器用燃料極排ガス68中の一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させる。
【0071】
CO選択酸化器5でつくられた一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させた燃料極排ガス69に含まれる未反応水蒸気は、凝縮器29で100℃以下に冷却することによって、凝縮水31として回収する。凝縮器29で未反応水蒸気を凝縮させた燃料極排ガス70は、固体高分子形燃料電池セルスタック9の燃料極6に供給する。
【0072】
本燃料電池発電システムにおいても、本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0073】
また、本燃料電池発電システムに本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0074】
図6は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。図6において図1、図4及び図5と同一のものは同一符号で表し、これらのものについてはその説明を省略する。図6において、71は水素分離器用燃料極排ガスである。
【0075】
以下、図6を用いて、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を説明する。本燃料電池発電システムは、図5に示した燃料電池発電システムとは、図6に示したように、CO選択酸化器5と凝縮器29の代わりに水素分離器53と凝縮器55を設けた点が大きく異なる。
【0076】
次に、本燃料電池発電システムの運転形態について、図6を参照して説明する。水素分離器用燃料極排ガス71は、パラジウム膜等の水素分離膜を有する水素分離器53に供給し、水素58を分離する。その際、効率的な水素分離を行うために、必要に応じて水素分離器用燃料極排ガス71の加圧を行う。
【0077】
本燃料電池発電システムにおいても、本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触煤や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0078】
また、本燃料電池発電システムに本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0079】
図7は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。図7において図1、図4、図5及び図6と同一のものは同一符号で表し、これらのものについてはその説明を省略する。
【0080】
以下、図7を用いて、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を説明する。本燃料電池発電システムは、図5に示した燃料電池発電システムとは、図7に示したように、改質器3が不要で、水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス23をそのまま固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35に供給し、燃料極35で天然ガス1に含まれる炭化水素の水蒸気改質反応を行わせる点が大きく異なる。
【0081】
次に、本燃料電池発電システムの運転形態について、図7を参照して説明する。水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス23を固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35に供給する。固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35では、燃料極触媒の働きにより天然ガス1に含まれる炭化水素(主にメタン)の水蒸気改質反応が行われ、水素と一酸化炭素が生成する。燃料極35で生成した水素と一酸化炭素がその場で(3)式及び(4)式に示した燃料極反応により消費され、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電が行われる。炭化水素の水蒸気改質反応は吸熱反応であるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱を、炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱として利用する。固体酸化物燃料電池セルスタック38の発電温度は、一般的に800〜1000℃であり、電池反応による発熱により発電温度が維持されている。このため、固体酸化物燃料電池セルスタック38の発熱が、前述したように燃料極35での炭化水素の水蒸気改質反応の反応熱として利用することができる。
【0082】
本燃料電池発電システムにおいても、本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0083】
また、本燃料電池発電システムに本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が増加した場合に、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が減少した場合に、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持し、燃料極35で所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0084】
図8は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。図8において図1、図4、図5、図6及び図7と同一のものは同一符号で表し、これらのものについてはその説明を省略する。
【0085】
以下、図8を用いて、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を説明する。本燃料電池発電システムは、図7に示した燃料電池発電システムとは、図8に示したように、CO選択酸化器5と凝縮器29の代わりに水素分離器53と凝縮器55を設けた点が大きく異なる。
【0086】
次に、本燃料電池発電システムの運転形態について、図8を参照して説明する。水素分離器用燃料極排ガス71は、パラジウム膜等の水素分離膜を有する水素分離器53に供給し、水素58を分離する。その際、効率的な水素分離を行うために、必要に応じて水素分離器用燃料極排ガス71の加圧を行う。
【0087】
本燃料電池発電システムにおいても、本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0088】
また、本燃料電池発電システムに本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が増加した場合に、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38と固体高分子形燃料電池セルスタック9において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックである固体高分子形燃料電池セルスタック9の送電端交流出力19が減少した場合に、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持し、燃料極35で所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0089】
図9は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。図9において図1、図4、図5、図6、図7及び図8と同一のものは同一符号で表し、これらのものについてはその説明を省略する。72はりん酸形燃料電池セルスタック用改質ガス、74はりん酸形燃料電池セルスタックであり、このりん酸形燃料電池セルスタック74は燃料極75、りん酸電解質76及び空気極77を構成要素とする。75は燃料極、76はりん酸電解質、77は空気極、78はりん酸形燃料電池セルスタック発電用空気、79はりん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78の流量を制御する流量制御弁、80は燃料電池直流出力、81は送電端交流出力、82は負荷、83はりん酸形燃料電池セルスタック74からの排出ガスである燃料極排ガス、84はりん酸形燃料電池セルスタック74からの排出ガスである空気極排ガス、85は出力調整装置を表す。図9において、りん酸形燃料電池セルスタック74が一組の燃料極75、りん酸形電解質76及び空気極77からなる単セルによって構成されているように示されているが、実際にはりん酸形燃料電池セルスタック74は前記単セルを複数積層することによって構成されている。
【0090】
以下、図9を用いて、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を説明する。本燃料電池発電システムは、図1に示した燃料電池発電システムとは、図9に示したように、CO選択酸化器5と凝縮器29が不要で、第二の燃料電池セルスタックとして固体高分子形燃料電池セルスタック9の代りにりん酸形燃料電池セルスタック74を用いる点が大きく異なる。
【0091】
次に、本燃料電池発電システムの運転形態について、図9を参照して説明する。COシフトコンバータ4でつくられた一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた改質ガス21の一部を、りん酸形燃料電池セルスタック用改質ガス72として第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74の燃料極75に供給する。一方、空気供給用ブロワ12で取り込んだ空気14の一部を、りん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78として、りん酸形燃料電池セルスタック74の空気極77に供給する。りん酸形燃料電池セルスタック74の空気極77へのりん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78の供給量は、予め設定された燃料電池直流出力80の電池電流と流量制御弁79の開度(すなわち、りん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78の供給量)の関係に基づいて、流量制御弁79の開度を制御することによって、燃料電池直流出力80の電池電流に見合った値に設定する。りん酸形燃料電池セルスタック74の発電温度は、190℃が一般的であり、電池反応による発熱により発電温度が維持される。
【0092】
りん酸形燃料電池セルスタック74の燃料極75では、白金系電極触媒の働きで、りん酸形燃料電池セルスタック用改質ガス72に含まれる水素の約80%が、固体高分子形燃料電池セルスタック9の場合と同様に(9)式に示した燃料極反応により水素イオンと電子に変わる。
【0093】
燃料極75で生成した水素イオンは、りん酸形電解質76の内部を移動し、空気極77に到達する。一方、燃料極75で生成した電子は、外部回路を移動し、空気極77に到達する。この電子が外部回路を移動する過程で、電気エネルギーを燃料電池直流出力80として取り出すことができる。
【0094】
りん酸形燃料電池セルスタック74の空気極77では、白金系電極触媒の働きで、燃料極75からりん酸電解質76の内部を空気極77に移動してきた水素イオン、燃料極75から外部回路を空気極77に移動してきた電子及び空気極77に供給されたりん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78中の酸素が、固体高分子形燃料電池セルスタック9の場合と同様に(10)式に示した空気極反応により反応し、水が生成する。
【0095】
(9)式と(10)式をまとめると、りん酸形燃料電池セルスタック74の電池反応は、固体高分子形燃料電池セルスタック9の場合と同様に(11)式に示した水素と酸素から水ができる水の電気分解の逆反応として表すことができる。
【0096】
りん酸形燃料電池セルスタック74の発電によって得られた燃料電池直流出力80は、負荷82に合わせて出力調整装置85で電圧の変換と直流から交流への変換を行った後に、送電端交流出力81として負荷82に供給する。なお、図9では、出力調整装置85で直流から交流への変換を行っているが、出力調整装置85で電圧変換のみを行い、送電端直流出力を負荷82に供給してもよい。
【0097】
りん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78は、りん酸形燃料電池セルスタック74の空気極77で酸素の一部を(10)式に示した空気極反応により消費した後に、りん酸形燃料電池セルスタック74の空気極排ガス84として排出する。一方、りん酸形燃料電池セルスタック用改質ガス72は、りん酸形燃料電池セルスタック74の燃料極75で水素の約80%を(9)式に示した燃料極反応により消費した後に、りん酸形燃料電池セルスタック74の燃料極排ガス83として排出する。
【0098】
本燃料電池発電システムにおいても、本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38とりん酸形燃料電池セルスタック74において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0099】
また、本燃料電池発電システムに本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第二の燃料電池セルスタック、すなわちりん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81が負荷82の増加に伴い増加した場合には、流量制御弁27を開けて燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を増加させるとともに、流量制御弁43を閉めて第一の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量を減少させることによって空気極37での酸素利用率を上昇させ、第二の燃料電池セルスタック、すなわちりん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81が負荷82の減少に伴い減少した場合には、流量制御弁27を閉めて燃料供給量、すなわち天然ガス1の供給量を減少させるとともに、流量制御弁43を開けて第一の燃料電池セルスタック発電用空気の供給量、すなわち固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量を増加させることによって空気極37での酸素利用率を低下させる。なお、第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74に供給するりん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78の供給量は任意に制御することができる。すなわち、りん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81の増減にあわせてりん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78の供給量を増減させることにより空気極77での酸素利用率が一定になるように制御しても良いし、りん酸形燃料電池セルスタック発電用空気78の供給量を一定にすることにより空気極77での酸素利用率が変化するように制御しても良い。
【0100】
このため、第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38とりん酸形燃料電池セルスタック74において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0101】
図10は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。図10において図1、図4、図5、図6、図7、図8及び図9と同一のものは同一符号で表し、これらのものについてはその説明を省略する。73はりん酸形燃料電池セルスタック用燃料極排ガスを表す。
【0102】
以下、図10を用いて、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を説明する。本燃料電池発電システムは、図5に示した燃料電池発電システムとは、図10に示したように、CO選択酸化器5と凝縮器29が不要で、第二の燃料電池セルスタックとして固体高分子形燃料電池セルスタック9の代りにりん酸形燃料電池セルスタック74を用いる点が大きく異なる。
【0103】
次に、本燃料電池発電システムの運転形態について、図10を参照して説明する。COシフトコンバータ4でつくられた一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極排ガス67の一部を、りん酸形燃料電池セルスタック用燃料極排ガス73として第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74の燃料極75に供給する。
【0104】
本燃料電池発電システムにおいても、本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38とりん酸形燃料電池セルスタック74において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0105】
また、本燃料電池発電システムに本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81が増加した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を増やすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38とりん酸形燃料電池セルスタック74において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81が減少した場合に、改質器3で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38から改質器3に供給する排熱量を減らすことが可能となり、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、改質器3で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による改質器3の改質触媒や固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、改質器3と固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0106】
図11は、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。図11において図1、図4、図5、図6、図7、図8、図9及び図10と同一のものは同一符号で表し、これらのものについてはその説明を省略する。
【0107】
以下、図11を用いて、本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なその他の燃料電池発電システムの一例を説明する。本燃料電池発電システムは、図7に示した燃料電池発電システムとは、図11に示したように、CO選択酸化器5と凝縮器29が不要で、第二の燃料電池セルスタックとして固体高分子形燃料電池セルスタック9の代りにりん酸形燃料電池セルスタック74を用いる点が大きく異なる。本燃料電池発電システムの運転形態は、図10に示した燃料電池発電システムと同様である。
【0108】
本燃料電池発電システムにおいても、本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が増加した場合に、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も増加するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38とりん酸形燃料電池セルスタック74において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の送電端交流出力51が減少した場合に、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進され、また、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発電量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック38の発熱量も減少するので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0109】
また、本燃料電池発電システムに本発明の燃料電池発電システムの制御方法を適用すると、第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81が増加した場合に、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が増加しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の減少により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が抑制されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38とりん酸形燃料電池セルスタック74において所定の送電端交流出力での高効率発電が可能となり、システム出力の減少や発電効率の低下を抑制することができる。一方、第二の燃料電池セルスタックであるりん酸形燃料電池セルスタック74の送電端交流出力81が減少した場合に、第一の燃料電池セルスタックである固体酸化物形燃料電池セルスタック38の燃料極35で吸熱反応である天然ガス1の成分である炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱が減少しても、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の空気極37に供給される固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39の供給量の増加により固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気39による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の冷却が促進されるので、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度を所定の温度範囲に維持しながら、燃料極35で安定に所定量の水素と一酸化炭素を生成させることができる。その結果、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の温度上昇による固体酸化物形燃料電池セルスタック38の劣化が抑制され、固体酸化物形燃料電池セルスタック38の寿命低下やシステムの信頼性低下を避けることができる。
【0110】
以上説明したように、本発明によれば、燃料電池セルスタックや改質器の温度を所定の温度範囲に維持しながら燃料電池発電システムの出力を変化させることが可能で、燃料電池セルスタックや改質器の寿命やシステムの信頼性に悪影響を及ぼすことなく、高効率発電を行いながら燃料電池発電システムの出力を負荷変動に追従させることができるという利点がある。
【0111】
【発明の効果】
本発明の実施により、出力が変化した場合でも燃料電池セルスタックや改質器の温度を所定の温度範囲に維持することが可能な燃料電池発電システムの制御方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効な燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図2】本発明の燃料電池発電システムの制御方法の一例を表すシステムフロー図である。
【図3】本発明の燃料電池発電システムの制御方法の一例を表すシステムフロー図である。
【図4】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効な他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図5】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なさらに他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図6】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なさらに他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図7】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なさらに他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図8】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なさらに他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図9】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なさらに他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図10】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なさらに他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図11】本発明の燃料電池発電システムの制御方法が有効なさらに他の燃料電池発電システムの一例を表すシステム構成図である。
【図12】従来の燃料電池発電システムの制御方法を表すシステムフロー図である。
【図13】従来の燃料電池発電システムの制御方法を表すシステムフロー図である。
【符号の説明】
1…天然ガス、2…脱硫器、3…改質器、4…COシフトコンバータ、5…CO選択酸化器、6…燃料極、7…固体高分子電解質、8…空気極、9…固体高分子形燃料電池セルスタック、10、11…流量制御弁、12…空気供給用ブロワ、13…空気極排ガス、14…空気、15…燃料極排ガス、16…出力調整装置、17…負荷、18…燃料電池直流出力、19…送電端交流出力、20…一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させた改質ガス、21…一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた改質ガス、22…水素リッチな改質ガス、23…水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス、24…脱硫天然ガス、25…固体高分子形燃料電池セルスタック発電用空気、26…CO選択酸化器用空気、27…流量制御弁、28…未反応水蒸気を凝縮させた改質ガス、29…凝縮器、30…電池反応による生成水、31…凝縮水、32…脱硫器リサイクル用改質ガス、33…流量制御弁、34…CO選択酸化器用改質ガス、35…燃料極、36…固体酸化物電解質、37…空気極、38…固体酸化物形燃料電池セルスタック、39…固体酸化物形燃料電池セルスタック発電用空気、40…流量制御弁、41…改質器リサイクル用燃料極排ガス、42…燃料極排ガス、43…流量制御弁、44…空気極排ガス、45…排出用燃料極排ガス、46、47…流量制御弁、48…出力調整装置、49…負荷、50…燃料電池直流出力、51…送電端交流出力、52…水素分離器用改質ガス、53…水素分離器、54…水素分離器排ガス、55…凝縮器、56…水素分離器乾燥排ガス、57…凝縮水、58…水素、59…燃料極水素排ガス、60…パージ弁、61…パージガス、62…流量制御弁、63…リサイクル用燃料極排ガス、64…COシフトコンバータ用燃料極排ガス、65…流量制御弁、66…脱硫器リサイクル用燃料極排ガス、67…一酸化炭素濃度を1%以下に低減させた燃料極排ガス、68…CO選択酸化器用燃料極排ガス、69…一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させた燃料極排ガス、70…未反応水蒸気を凝縮させた燃料極排ガス、71…水素分離器用燃料極排ガス、72…りん酸形燃料電池セルスタック用改質ガス、73…りん酸形燃料電池セルスタック用燃料極排ガス、74…りん酸形燃料電池セルスタック、75…燃料極、76…りん酸電解質、77…空気極、78…りん酸形燃料電池セルスタック発電用空気、79…流量制御弁、80…燃料電池直流出力、81…送電端交流出力、82…負荷、83…燃料極排ガス、84…空気極排ガス、85…出力調整装置。
Claims (18)
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中に残存する一酸化炭素を酸素で酸化し二酸化炭素に変換するCO選択酸化器と、前記CO選択酸化器の排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を選択的に分離する水素分離器と、前記水素分離器で分離した前記水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記改質ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料の水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスをつくる改質器と、前記改質ガス中の水素、もしくは水素及び一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した排熱を前記改質器に供給するとともに、前記電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記改質器にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第一の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
- 燃料極における燃料の水蒸気改質反応によって水素と一酸化炭素とを生成させるとともに、前記水素、もしくは前記水素及び前記一酸化炭素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行い、該発電に伴って発生した熱を前記水蒸気改質反応に必要な反応熱として消費し、また、前記水素と前記酸素との電気化学反応によって生成した水蒸気を前記水蒸気改質反応に必要な水蒸気として前記燃料極にリサイクルする第一の燃料電池セルスタックと、前記第一の燃料電池セルスタックの燃料極排ガス中の一酸化炭素を水蒸気と反応させることによって二酸化炭素と水素とに変換するCOシフトコンバータと、前記COシフトコンバータの排出ガス中の水素を酸素と電気化学反応させることによって発電を行う第二の燃料電池セルスタックとを有する燃料電池発電システムの制御方法において、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が増加した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を減少させ、前記第二の燃料電池セルスタックの出力が減少した場合に前記第一の燃料電池セルスタックへの発電用空気の供給量を増加させることを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
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