JP3786751B2 - データ通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、センターから定期的に情報の通信を行うデータ通信システムに関し、特に、通信可能な時間帯毎に端末をグループ化するデータ通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、例えば通信カラオケシステムにおいては、1カ所のデータ通信センター当り約2万台の端末、すなわちカラオケボックス等の営業店舗を有している。通信カラオケシステムでは、その特徴として、新曲情報の入手が早いという利点があり、各カラオケボックス間で、新曲情報の入手できる時期に格差が生じることは好ましくない。つまり、あるカラオケボックスでは入っている新曲が他のカラオケボックスでは歌えないという状況は好ましい状況ではない。そのため、同日中に全ての端末に新曲情報を送信する必要があり、少しでも効率よく全ての端末に情報通信を終えるようにしたいという要求がある。
【0003】
従来のデータ通信システムでは、データを保持するデータ通信センターからのデータ送信が必要な場合、データ送信要求は端末側からそれぞれ必要時に行なわれていた。このシステムでは端末からのデータ送信要求が行われたとき、データ通信センターは要求されたデータを要求された数だけ全て送信する。そのため、端末から要求されたデータをすべて送信し終わるまで、その端末とデータ通信センターとの間の回線は接続されたままになっていた。このようなシステムにおいては、端末利用者の使用状況に合わせたネットワーク・システム設計が必要である。すなわち、同時に複数の端末から送信要求が行われた場合のために、端末の数に合わせて通信回線の数を増やしておく必要がある。そのため、数多くの通信設備が必要になると言う問題点があった。
【0004】
その問題点を解決するため、定期的にデータを配信するデータ通信システムが用いられるようになった。すなわち、端末の都合で任意の時刻にデータ送信要求するのでなく、例えば毎日xx時、あるいは毎週x曜日のxx時のように、データ通信開始時刻を端末毎に予め決めておき、センター側からその時刻に設定された端末を呼び出す方法である。この方法では、予め決められた時刻には、端末はセンターとの通信回線を使用することが出来る。端末毎にその時刻をずらしておくことにより、同時に多数の端末と通信する必要がなくなる。このようにすることにより、同時に使用する回線の数をある程度制限し、通信設備が少なくてすむようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、設定された時刻に端末に異常が発生して通信がうまく行かない、あるいは、何等かの不手際により端末の電源が入っていない等の事態により、端末が着呼可能になっていない場合があると、その端末に対して無駄に通信呼び出しを続けることになる。そういった着呼可能になっていない端末に対し通信呼び出しを続けることは、センターの通信設備を無駄に占有し、他の端末への通信に差し支える場合があった。
【0006】
また、端末の地域の事情などにより、通信回線が非常に混雑する時間帯があるなど、設定された時刻に通信がうまくいかないことが多いという場合もある。すると、センターはその端末への無駄な通信呼び出しを繰り返し、さらには時間切れでその端末への通信は後回しになってしまうという事態が発生していた。こういった事態が何度も続くことは、その端末にとって不都合なだけでなく、システム全体にとって無駄な時間を費やすこととなる。センターとしても、無駄な呼び出しを繰り返すことはできるだけ避けたいことである。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、できるだけ無駄な通信呼び出しの回数を減らし、効率よくセンターの通信設備を使用することのできるデータ通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係るデータ通信システムは、データ通信センターから定期的に複数の各端末にデータの通信を行なうデータ通信システムにおいて、前記各端末に対して通信を行う通信時間帯に基づき、各端末をグループ化するグループ制御手段と、通信時間帯毎にグループ制御手段を介してグループ化された各端末に対してデータの通信を行う通信制御手段と、前記端末に対する通信が不調であったとき、端末の所属グループを変更するグループ変更手段を有することを特徴とする。
【0009】
請求項1のデータ通信システムでは、データ通信センターからデータ通信すべき複数の端末を、通信をすべき時間帯毎にグループ化することにより、各時間帯の通信処理をより効率化することができる。これにより、短時間で多数の端末に対しデータを送信する必要のある場合等に、通信設備を無駄に占有することなく、効率よく送信処理ができる。
【0010】
また、請求項1に係るデータ通信システムは、前記端末に対する通信が不調であったとき、端末の所属グループを変更するグループ変更手段を有することを特徴とする。請求項1のデータ通信システムでは、通信が不調であったとき、その端末に対する通信時間帯を変更する。これにより、同一端末に対し、無駄な通信呼び出しを繰り返し行うことを避け、通信設備を効率的に使用することができる。
【0011】
また、請求項2に係るデータ通信システムは、請求項1のデータ通信システムにおいて、前記端末が通信カラオケ端末であり、前記データが、最新カラオケ曲データであることを特徴とする。請求項2のデータ通信システムでは、通信カラオケシステムにおけるデータ通信である。通信カラオケシステムでは、各データ通信センター毎に多数の通信カラオケ端末を有し、全端末に同日中に最新カラオケ曲データを送信する必要があるが、前記構成を有するデータ通信システムによれば、効率的にデータ通信ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るデータ通信システムについて、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、本実施形態に係るデータ通信システムの概略構成について図1に基づき説明する。図1は、データ通信システムの概略構成を示すブロック図である。図1において、データ通信システムは、主に、1台のデータ通信センター20と多数の端末23からなり、データ通信センター20は、ISDN通信網あるいは加入電話網等の通信網21により各端末23に接続されている。
【0013】
次に、データ通信センター20の一部である通信処理装置について図2に基づき説明する。図2は、データ通信センター20の通信処理装置の内部構成を示すブロック図である。本実施の形態の通信処理装置は、全体の制御を行う制御部1を中心に構成され、現在の時刻や日付を得るための計時部2、端末23との通信を行う通信制御部3、端末23の状態や通信状況等を表示するコンソール4、データを記憶するための記憶部5から構成されている。計時部2、通信制御部3、コンソール4、記憶部5はそれぞれ制御部1に接続し、制御部1がその全体の制御を行っている。
【0014】
次に、上記1から5のそれぞれの動作を説明する。制御部1は内部にCPUやプログラムROMをもち、全体の動作制御を行っている。また、計時部2が現在の時刻を得ることにより、制御部1は各端末23との通信を開始する時刻かどうかを判断する。各端末への通信は、決められた時刻にセンター側から行なわれる。また、計時部2は各端末23との通信を開始してからの時間を計測する。通信開始からの総通信時間に制限を設けることにより1台の端末23に対し必要以上に長く通信を行うことを防止する。
【0015】
通信制御部3は、端末23との通信を行い、制御部1を通して記憶部5のデータを端末23へ送信する。また、端末23から送信された端末状態等のデータを制御部1へ送る。コンソール4は、通信処理装置の管理者が、通信処理装置の状態や端末23との通信状況などを知るのに用いられる。記憶部5は、大容量のハードディスクからなり、各端末23へ送信するディジタル化された曲データや、各端末23の通信状態等の情報を記憶する。また、後で説明する端末テーブル10(図4参照)もここに記憶されている。
【0016】
続いて、本実施の形態のデータ通信システムの全体の動作について図3に基づき説明する。図3はデータ通信システムの動作を示すフローチャートである。データ通信センター20が通信処理を開始すると、まず、ステップ(以下、Sと略記する)01において、計時部2より現在時刻を読み取る。現在時刻が正時でなければ正時になるまで待ってから、該当時間帯に通信すべき端末23の端末番号グループを端末テーブル10から読み込む(S02)。
【0017】
ここで、各通信時間帯とその時間帯に通信する端末グループの端末番号との関係を示す端末テーブル10を図4に基づき説明する。図4は、端末テーブル10の内容を模式的に示す説明図である。時間帯101は各時間帯をその開始時刻によって示し、端末数102はその時間帯に送信すべき端末の総数を示す。端末情報103は各時間帯内に送信すべき各端末23に関する情報を送信順序にしたがって列記したものである。ここには示されていないが、端末情報103としては、各端末23のIDナンバーのみでなく、端末23の設置位置や通信回線の電話番号、あるいは前回の通信状態などの各端末23に関する情報が記憶されている。
【0018】
ここで、端末数102は次のように利用される。1台の端末23に対するデータ送信には、一般に5分から10分の時間がかかる。従って、各時間帯である1時間以内にデータ送信できる端末23の台数には上限がある。端末テーブル10の内容を変更した際に、その制限を越えることの無いようにチェックする場合に端末数102を考慮するのである。
【0019】
図3において、例えば、S01において現在1:00であったとする。すると、S02において、1:00の欄に記憶されている各端末23の端末番号を順に読み込むことになる。図4に示す例では、端末数102が<m1>であり、端末情報103が順に<x00110、x00120、x00210、・・・、x00870>となる。続いて、読み込んだ端末情報103から、順に情報を1件取り出す(S03)。そして、次に送信すべき端末情報103があるかどうか、すなわち、まだ送信していない端末23があるかどうかを判断する(S04)。上記の例では、<x00110>から始めて、<x00870>まで送信し終わったかどうかを判断する。グループ内全端末23に送信を終了し、残りの端末23が無いと判断された場合は(S04:NO)、処理を終了し、次の正時になるまで待つ。
【0020】
一方、まだ送信し終わっていない端末23があると判断された場合は(S04:YES)、読みだした端末情報103から、その端末23の通信回線の電話番号を取り出し、ダイヤリングする(S05)。続いて、接続が完了したかを判断する(S06)。通信回線や端末23の状態が良好で接続がうまくいった場合は(S06:YES)、データの送信を開始する。すなわち、まず、端末23から以前のデータ送信状態などのログ情報を受信する(S10)。次に、今回端末23に送信すべき情報を一括して送信する(S11)。送信が完了したら通信回線を切断する(S12)。最後に、通信完了した端末23について、最終通信日時などの端末情報103を更新する。
【0021】
あるいはS06において、接続が不成功であった場合は(S06:NO)、その端末23の端末情報からリトライ回数を読み出す。数回リトライしても不調の場合は少し時間をおいてから処理する方がよいと思われる。例えばリトライは3回までなどと設定しておき、それ以上はリトライオーバーとする。そこで、読み出したリトライ回数から、この端末23がリトライオーバーであるかを判断する(S07)。リトライオーバーでなければ(S07:NO)、この時間帯の最後にもう一度通信するために、この端末23の端末情報103を現在の端末グループの最後に移し(S08)、次の端末情報103を読み出す(S03)。
【0022】
一方、リトライオーバーであると判断された場合は(S07:YES)、少し時間をおいてから、また通信した方がよいと思われる。そのために、この端末23の端末情報103を次の端末グループの先頭に移す(S09)。このとき、端末数102を変更し、端末テーブル10を更新する。そして、現在の端末グループから次の端末情報103を読み出し(S03)、通信すべき端末がなくなるまで同様にデータ送信を続ける。
【0023】
以上詳細に説明した通り本実施形態のデータ通信システムでは、通信すべき全ての端末23を端末テーブル10のように通信時間帯毎にグループ化しておき、さらに、ある端末23に関してリトライオーバーになった場合には、その端末23の所属グループを変更することにより、通信設備を無駄な呼び出しにより占有することなく、効率的な通信処理ができる。
【0024】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、ここでは、データ送信は24時間いつでも可能であるとしたが、通信カラオケの性格上、昼間に通信することは具合いが悪い場合もある。その場合は、通信可能時間帯を深夜に限定することもできる。また、送信するデータは一括送信するとしたが、送信すべきデータが大量にあり、また、それらのデータに優先順位がある場合などでは、優先順位にしたがって何回かに分けて送信処理することもできる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1のデータ通信システムでは、データ通信センターからデータ通信すべき複数の端末を、通信をすべき時間帯毎にグループ化することにより、各時間帯の通信処理をより効率化することができる。これにより、短時間で多数の端末に対しデータを送信する必要のある場合等に、通信設備を無駄に占有することなく、効率よく送信処理ができる。
【0026】
また、通信が不調であったとき、その端末に対する通信時間帯を変更する。これにより、同一端末に対し、無駄な通信呼び出しを繰り返し行うことを避け、通信設備を効率的に使用することができる。
【0027】
また、請求項2のデータ通信システムでは、通信カラオケシステムにおけるデータ通信である。通信カラオケシステムでは、各データ通信センター毎に多数の通信カラオケ端末を有し、全端末に同日中に最新カラオケ曲データを送信する必要があるが、前記構成を有するデータ通信システムによれば、効率的にデータ通信ができる。
【0028】
以上の通り本発明は、できるだけ無駄な通信呼び出しの回数を減らし、効率よくセンターの通信設備を使用することのできるデータ通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデータ通信システムの概略構成図である。
【図2】 本発明の通信処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明のデータ通信システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】 端末テーブルの内容を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御部
2 計時部
3 通信制御部
4 コンソール
5 記憶部
10 端末テーブル
20 データ通信センター
23 端末
Claims (2)
- データ通信センターから定期的に複数の各端末にデータの通信を行なうデータ通信システムにおいて、
前記各端末に対して通信を行う通信時間帯に基づき、各端末をグループ化するグループ制御手段と、
通信時間帯毎にグループ制御手段を介してグループ化された各端末に対してデータの通信を行う通信制御手段と、
前記端末に対する通信が不調であったとき、端末の所属グループを変更するグループ変更手段を有することを特徴とするデータ通信システム。 - 請求項1に記載するデータ通信システムにおいて、
前記端末が通信カラオケ端末であり、
前記データが、最新カラオケ曲データであることを特徴とするデータ通信システム。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP32272096A Expired - Fee Related JP3786751B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | データ通信システム |
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| JP (1) | JP3786751B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP32272096A patent/JP3786751B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH10164277A (ja) | 1998-06-19 |
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