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JP3786882B2 - クリップ - Google Patents
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JP3786882B2 - クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話のストラップやサスペンダ等に取り付けて使用するクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許公報第2704697号(以下単に公報という)には、下部挟持板と上部挟持板の先端部が操作板の回動操作により開閉するプラスチック製のクリップが開示されている(図8参照)。このクリップは、上記公報の段落番号0015〜0016に記載されるように、
「ヒンジ(14),(14)の中間部は前記下部挟持板(1)の後部中央の庇部(8)が対応して嵌まる窪み(15)になっており、この窪み(15)の上面は後方部が高い山状を呈しており、この山状の頂面とヒンジ(14)の内方下端間の垂直寸法Lは、前記下部挟持板後部の庇部(8)の下面と支持棚(6)の上面間の垂直寸法Mより少し大きく形成されている。従って、上部挟持板(10)の後部を下部挟持板(1)の架橋板(4)の前方下方からくぐらせて(図8参照)のようにヒンジ(14),(14)の下面を支持棚(6),(6)の上面に載せるように組み込むと、上記寸法(L)と(M)の差により上部挟持板(10)後方上端部の窪み(15)の山状の頂面が、下部挟持板(1)後部の庇部(8)の下面により押圧されることになるので、ヒンジ下面の前下がりの斜面(13)の後方と支持棚(6)との間隙が逃げとなってヒンジが後向きに傾き、上部挟持板(10)の先端が開いた状態に維持される。」
という構成及び作用を有し、これによりクリップ先端部を常時開口させるのに必要な金属製のばねを省略できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、公報の段落番号0019に
「上部挟持板(10)後部の補助板(12)の後端部を下部挟持板(1)の架橋板(4)の下に前方から差し込み、操作板(20)のアーム(21)を垂直にして作動カム(24)を下部挟持板(1)の後方から、補助板(12)と架橋板(4)の間に挟み込むように差し入れた状態で上部挟持板(10)後端の両ヒンジ(14),(14)の下面を支持棚(6),(6)の上部に乗せるように嵌め込む。このときアーム(21),(21)の上端広幅部も同時に側壁(3),(3)内面のヌスミ(9),(9)に嵌まる。上記の嵌め込み時には大きな抵抗があるが、ヒンジ(14)の内側上部が、支持棚(6)の後方下部の斜面(16)を滑りながらプラスチックの弾力が作用して支持棚(6)の上面にヒンジ(14)が嵌まり込む。」
と記載されるように、上記した寸法差(L),(M)を有する下部挟持板(1)と上部挟持板(10)の組み立ては、嵌め込み時の大きな抵抗に抗する大きな力で行わなければならないという問題点がある。
尚、上記括弧内の符号は、上記特許公報記載のものである。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、組み立て作業が簡単に行えるとともに、使い勝手のよいクリップを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載のクリップは、後端部をそれぞれ略U字形のバネにより把持することにより先端部に形成した挟持部が互いに離間する一対の合成樹脂製クリップ片と、前記後端部と先端部を接続している前記両クリップ片の中間部の対向間隔内に挿通したカム軸を有する合成樹脂製操作レバーとから成るクリップであって、前記操作レバーは略0゜と180゜間を回動するものであり、前記操作レバーの略90゜の位置で前記カム軸が前記両中間部の対向間隔を拡開して両挟持部を接合し、前記操作レバーの略90゜の位置より略0゜または180゜の方向に該レバーを回動することにより、前記両挟持部が互いに離間するとともに、該操作レバーは、前記カム軸と、該カム軸の両端部に取り付けられた軸承板と、該軸承板の先端面と対向する端部に形成された取っ手部とで構成されており、前記両挟持部の接合時に、前記軸承板の先端面が前記クリップ片の一方と面同士で当接可能に、かつ、前記取っ手部の一部が前記バネと当接可能に構成され、前記バネは、前記両クリップ片の両後端部を収納する収納凹部と、該両後端部を把持してバネ力を付与する係止爪と、該両後端部の両側部を覆うサイド固定カバー部で構成され、該バネを前記両後端部に嵌め込むことで組み立てられるようになっていることを特徴とする。
【0006】
また、請求項に記載のクリップは、請求項1に記載の構成において、前記両クリップ片の後端部は互いに回動自在に支承されていることを特徴とする。
【0010】
また、請求項に記載のクリップは、請求項1または2に記載の構成において、前記バネが合成樹脂製で構成されていることを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するための請求項に記載のクリップは、先端部に挟持面を形成した挟持部と、該挟持部に連成した略L字形部と、該略L字形部の後方延長部の後部に回動部を形成するとともに、該回動部よりも先端で前記後方延長部の外面にバネ掛止溝を形成した合成樹脂製の一方のクリップ片と、
前記一方のクリップ片の挟持面に対向する挟持面を先端部に形成した挟持部と、該挟持部に連成した略逆L字形部と、該略逆L字形部の後方延長部の後端に形成した前記回動部を回動可能に支承する支承部と、該支承部よりも先端で前記後方延長部の外面にバネ掛止溝を形成するとともに、前記略逆L字形部に開口を形成し、該開口に前記一方のクリップ片の略L字形部の後方延長部を挿通して、前記支承部に前記回動部を支承することにより、挟持部どうしを接離可能に組み合わせる合成樹脂製の他方のクリップ片と、
前記略L字形部の後方延長部と略逆L字形部の後方延長部の対向間隔内に挿通したカム軸と、該カム軸の両端部に取り付けられた軸承板と、該軸承板の先端面と対向する端部に形成された取っ手部とで構成される合成樹脂製の操作レバーと、
前記略L字形部の後方延長部と略逆L字形部の後方延長部の後端を収納する収納凹部と、該両後端を把持してバネ力を付与する係止爪と、該両後端の両側部を覆うサイド固定カバー部とで構成され、該両後端から嵌め込んで、先端の前記係止爪を前記各バネ掛止溝に掛止する略U字形の合成樹脂製バネとからなり、
前記操作レバーを後方に倒したとき、前記カム軸が回動して対向する各後方延長部間を前記合成樹脂製バネのバネ力に抗して拡開するとともに、該カム軸を少なくとも各後方延長部の何れか一方の内面に形成した係合保持部に係合させ、前記各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持するとともに、前記軸承板の先端面が前記他方のクリップ片の略逆L字形部と面同士で当接可能に、かつ、前記取っ手部の一部が前記合成樹脂製バネと当接可能に構成されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項に記載のクリップは、請求項に記載の構成において、前記各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持したとき、前記各クリップ片の挟持部の後端面と、前記略L字形部及び略逆L字形部の前端面とを対向させ、各挟持部を拡開する力が作用したとき、前記後端面と前端面が当接して、該挟持部の拡開を阻止することを特徴とする。
【0013】
請求項に記載のクリップは、請求項又は請求項に記載の構成において、前記操作レバーは、前記略L字形部の後方延長部側若しくは前記略逆L字形部の後方延長側に回動した何れの状態からでも、後方へ倒して前記各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持できるようにすることを特徴とする。
【0014】
【発明の作用及び効果】
【0015】
請求項1に記載のクリップによれば、クリップの両後端部をバネで把持させるだけで両挟持部の解放力が与えられるので組立が容易に行え、しかも両挟持部の離間が操作レバーの2方向で可能であるので使い勝手がよいばかりか、一対のクリップ片に対し、両挟持部の解放力の付与と位置決め作用を一つのバネで与えることができる。また、軸承板とクリップ片との面同士の当接により、両挟持部の接合状態を確実に保持できるとともに、取っ手により操作性が向上し、且つ、合成樹脂の可撓性を利用して、両挟持部の接合状態を更に確実に保持できる。
【0017】
請求項に記載のクリップによれば、両挟持部の接合を解放するときは、クリップ片がその後端部で円滑に回動できる。
【0021】
請求項に記載のクリップによれば、バネ、両クリップ片及び操作レバーが合成樹脂製であるから、体の一部に触れても傷つく心配がなく、安全であり、且つ透明感をもたせたり着色したものも容易に製作できる。
【0022】
請求項に記載のクリップによれば、先端の係止爪を回動部及び支承部よりも前方に設けた各バネ掛止溝に掛止する略U字形の合成樹脂製バネのバネ力により、略L字形部の後方延長部と略逆L字形部の後方延長部の対向間隔を狭めて、先端部の挟持部どうしの対向間隔を拡開している。この状態で操作レバーを後方に倒すと、カム軸が回動して、略L字形部と略逆L字形部の各後方延長部間を合成樹脂製バネのバネ力に抗して拡開するとともに、該カム軸を少なくとも各後方延長の何れか一方の内面に形成した係合保持部に係合して、各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持する。このクリップは、他方のクリップ片の略逆L字形部に開口を形成し、該開口に一方のクリップ片の略L字形部の後方延長部を挿通し、対向する後方延長部間に操作レバーのカム軸を差し渡すとともに、支承部で回動部を支承した状態で、略U字形の合成樹脂製バネを各後方延長部の後端から嵌め込んで組み立てるものであるから、組み立て作業が簡単に行える。また、軸承板とクリップ片との面同士の当接により、両挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態を確実に保持できるとともに、取っ手により操作性が向上し、且つ、合成樹脂の可撓性を利用して、両挟持部の接合状態を更に確実に保持できる。
【0023】
また、請求項に記載のクリップによれば、各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持したときに、各挟持部を拡開する力が作用すると、対向する各クリップ片の挟持部の後端面と略L字形部及び略逆L字形部の前端面とが当接して、該挟持部の拡開を阻止する。従って、被挟持部が急激に引っ張られて各挟持部を拡開する力が作用しても、被挟持物が外れてしまうことがない。
【0024】
請求項に記載のクリップによれば、操作レバーは、略L字形部の後方延長部側若しくは略逆L字形部の後方延長側に回動した何れの状態からでも、後方へ倒して各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持できる。従って、操作レバーの操作方向に制限がないから使い勝手が向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は一方のクリップ片1の断面図、図2は他方のクリップ片21の断面図、図3(a)は合成樹脂製バネ18の斜視図で、(b)は同、変形例、(c)はその他の変形例であり、図4は組み立て状態の平面図、図5は同、断面図、図6は操作レバーを倒した状態の平面図、図7は同、断面図である。
【0026】
図1に示すように一方のクリップ片(以下単にクリップ片という)1は合成樹脂製であって、挟持部2の先端下面に挟持面3が形成され、後述する他方のクリップ片21の挟持歯24を受ける溝4と一対の挟持歯5が形成されている。挟持部2の後端面2aが形成された中央部には、該挟持部2よりも狭い幅寸法の略L字形部6が連続して形成されている。該略L字形部6には後方延長部7(クリップ片の中間部)が形成され、その後端部の幅方向の中央部にバネ掛け用凹部8が形成されている。
【0027】
また、該バネ掛け用凹部8に連続して、円弧状に突出する回動部9が幅方向に形成されている。バネ掛け用凹部8内には、回動部9よりも先端方にバネ掛止溝10が幅方向に形成されている。そして、バネ掛け用凹部8の幅方向両側に、後述する略U字形のバネ18のサイド固定カバー部18aが嵌まる嵌装部8aが形成されている。さらに、後方延長部7の内面には、谷状の係合保持部11を有する滑動面12が形成されている。
【0028】
バネ18は金属製のものであってもよいし合成樹脂製のものでもよいが、合成樹脂製のものであれば、たとえ体の一部に触れることがあっても、傷つく心配がなく、安全であり、且つ透明感をもたせたり着色したものも容易に製作できる。
【0029】
図2に示すように他方のクリップ片(以下単にクリップ片という)21は合成樹脂製であって、挟持部22の先端上面に挟持面23が形成されて、一個の挟持歯24と、上記クリップ片1の挟持歯5を受ける一対の溝25が形成されている。挟持部22の後端面22aが形成された中央部には、略逆L字形部26が連続して形成されている。該略逆L字形部26には、上記クリップ片1の略L字形部6の後方延長部7を緩やかに挿通する開口27が形成されている。
【0030】
そして、略逆L字形部26にも、前記後方延長部7の幅寸法に合わせた後方延長部28(クリップ片の中間部)が形成され、その後端部の幅方向の中央部にバネ掛け用凹部29が形成されている。また、該バネ掛け用凹部29に連続して、上記回動部9を支承する支承部30が幅方向に形成されている。後方延長端28のバネ掛け用凹部29内には、支承部30よりも先端方にバネ掛止溝31が幅方向に形成されている。
【0031】
さらに、バネ掛け用凹部29の幅方向両側に、バネ18のサイド固定カバー部18aが嵌まる嵌装部29aが形成されている。このサイド固定カバー部18aは両クリップ片1,21の位置ズレを防止する位置決め作用を有している。後方延長部28の内面には、谷状の係合保持部32を有する滑動面33が形成されている。
【0032】
図3(a)に示すように、略U字形のバネ18は、先端のバネ力作用部に掛止爪19が形成されるとともに、幅方向両側にクリップ片1及び21の後端部の嵌装部8a,29aに嵌まって、該後端及び側面を覆うサイド固定カバー部18aが形成されている。そして係止爪19、サイド固定カバー部18aは共に両クリップ片1及び21の後端部を収容できるような収容凹部18bが形成されている。
【0033】
また、このバネの変形例が図3(b)に示してある。バネ18’は、係止爪19’が上下全面に広がっており、サイドを固定する部分18’aが板バネで構成されており、両クリップ片1及び21の後端部を外側から付勢してその移動を拘束するようになっている。
【0034】
更に、このバネの変形例が図3(c)に示してある。バネ18”は、上下の係止爪19”が複数形成されていて所要の押圧力を得るようにしている。
【0035】
また、図4〜図7に示すように操作レバー13は合成樹脂製であって、操作用の取っ手14に、上記クリップ片1,21の後方延長部7及び後方延長部28の両側で後方へ回動する軸承板15,15が形成されている。該軸承板15,15間には、断面略五角形のカム軸16が差し渡されている。また、取っ手14には、一側面に切り込み14aを設けた係止孔17が形成されている。係止孔17には、切り込み14aから扁平なストラップ等を挿し込んで係止する。
【0036】
上記クリップ片1は、略L字形部6の後方延長部7を、クリップ片21の略逆L字形部26に設けた開口27に挿通する。そして、後方延長部7と28の対向間隔内に、操作レバー13のカム軸16を挿通して、後端の回動部9をクリップ片21の支承部30で支承し、該クリップ片1の挟持部2をクリップ片21の挟持部22に対して接離可能に組み合わせる。
【0037】
そして、略L字形部6の後方延長部7と略逆L字形部26の後方延長部28の後端から、バネ掛け用凹部8及び29に略U字形のバネ18を嵌め込んで、先端の掛止爪19をそれぞれバネ掛止溝10及び31に掛止する。このとき、サイド固定カバー部18aがクリップ片1及び21の後端部の嵌装部8a及び29aに嵌まって該後端及び側面を覆う。これにより、クリップCが組み立てられる。
【0038】
上記構成のクリップCは、取っ手14の係止孔17に携帯電話のストラップ(図示せず)等を係止して使用するもので、図4及び図5に示すように操作レバー13が起立した状態では、略U字形のバネ18のバネ力が回動部9及び支承部30よりも先端方に作用するから、略L字形部6の後方延長部7と略逆L字形部26の後方延長部28の対向間隔が狭まる。従って、クリップ片1及び21の先端部の挟持面3及び23間が拡開する。操作レバー13の位置が図5で示す位置から180゜反転した位置においても同様にクリップ片1及び21の先端部の挟持面3及び23間が拡開する。
【0039】
また、図6及び図7に示すように操作レバー13を後方へ倒すと(図5の操作レバー13位置から略90゜回転させると)、カム軸16が回動して後方延長部7及び28の内面の滑動面12及び33を滑動し、後方延長部7及び28間をバネ18のバネ力に抗して拡開する。そして、略五角形断面のカム軸16の角部が、後方延長部6の谷状の係合保持部11と、後方延長部28の谷状の係合保持部32に係合して、挟持押圧面3及び23どうしを合着させ、挟持歯5及び24が溝4及び25に嵌まり込んだ挟持状態に保持される。
【0040】
このとき図6に示すように、軸承板15の先端面15aが他方のクリップ片21の略逆字L字形部26の後背面26bと面接合するので、操作レバー13に多少の外力が作用しても、その回動は拘束されることになる。更にこの場合、取っ手14の一部14bがカム軸16と平行に延びていて、略U字形のバネ18の背面と弾性変形しながら当接しているため、操作レバー13の移動拘束はより確実なものとなる。
【0041】
操作レバー13は、図4及び図5に示した略L字形部6の後方延長部7側に倒立した状態のみならず、略逆L字形部26の後方延長部28側に起立した状態からでも、後方へ倒してクリップCを上記挟持状態に保持できる。また、クリップCの挟持状態を解除する場合には、後方に倒れた操作レバー13を後方延長部7側のみならず後方延長部28側の何れにも回動させることができる。従って、操作レバー13の操作方向に制限がないから使い勝手が向上する。
【0042】
上記したように、クリップCは、クリップ片21の略逆L字形部26に開口27を形成し、該開口27にクリップ片1の略L字形部6の後方延長部7を挿通し、対向する後方延長部7及び28間に操作レバー13のカム軸16を挿通するとともに、支承部30で回動部9を支承した状態で、略U字形のバネ18を各後方延長部7及び28の後端から嵌め込んで組み立てるものであるから、組み立て作業が簡単に行える。
【0043】
また、各クリップ片1,21は、挟持押圧面3及び23どうしを合着させるとともに、挟持歯5及び24が溝4及び25に嵌まり込んだ状態に保持されたとき、挟持部2の後端面2aと、略逆L字形部26の前端面26aとが対向し、挟持部22の後端面22aと、略L字形部6の前端面6aとが対向するように形成されている。従って、被挟持物(図示せず)が急激に引っ張られて、クリップ片1,21の先端部の挟持部2若しくは22を拡開する力が作用しても、対向する後端面2aと前端面26aとが、若しくは対向する後端面22aと前端面6aとが当接して挟持部2若しくは22の拡開が阻止され、被挟持物の脱落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方のクリップ片の断面図である。
【図2】他方のクリップ片の断面図である。
【図3】(a)はバネの斜視図で、(b)は同じく、バネの変形例を示した斜視図であり、(c)は更に別のバネの変形例を示した斜視図である。
【図4】組み立て状態の平面図である。
【図5】同、断面図である。
【図6】操作レバーを倒した状態の平面図である。
【図7】同、断面図である。
【図8】従来例を示した断面図である。
【符号の説明】
C クリップ
1,21 クリップ片
2,22 挟持部
2a,22a 後端面
3,23 挟持面
6 略L字形部
6a,26a 前端面
7,28 後方延長部(クリップ片の中間部)
9 回動部
10,31 バネ掛止溝
11,32 係合保持部
13 操作レバー
14 取っ手
14a 切り込み
14b 取っ手の一部
15 軸承板
15a 先端面
16 カム軸
18 略U字形のバネ
18a サイド固定カバー部
18b 収容凹部
19 掛止爪
26 略逆L字形部
26a 後背面
27 開口
30 支承部

Claims (6)

  1. 後端部をそれぞれ略U字形のバネにより把持することにより先端部に形成した挟持部が互いに離間する一対の合成樹脂製クリップ片と、前記後端部と先端部を接続している前記両クリップ片の中間部の対向間隔内に挿通したカム軸を有する合成樹脂製操作レバーとから成るクリップであって、前記操作レバーは略0゜と180゜間を回動するものであり、前記操作レバーの略90゜の位置で前記カム軸が前記両中間部の対向間隔を拡開して両挟持部を接合し、前記操作レバーの略90゜の位置より略0゜または180゜の方向に該レバーを回動することにより、前記両挟持部が互いに離間するとともに、該操作レバーは、前記カム軸と、該カム軸の両端部に取り付けられた軸承板と、該軸承板の先端面と対向する端部に形成された取っ手部とで構成されており、前記両挟持部の接合時に、前記軸承板の先端面が前記クリップ片の一方と面同士で当接可能に、かつ、前記取っ手部の一部が前記バネと当接可能に構成され、前記バネは、前記両クリップ片の両後端部を収納する収納凹部と、該両後端部を把持してバネ力を付与する係止爪と、該両後端部の両側部を覆うサイド固定カバー部で構成され、該バネを前記両後端部に嵌め込むことで組み立てられるようになっていることを特徴とするクリップ。
  2. 前記両クリップ片の後端部は互いに回動自在に支承されている請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記バネが合成樹脂製である請求項1または2に記載のクリップ。
  4. 先端部に挟持面を形成した挟持部と、該挟持部に連成した略L字形部と、該略L字形部の後方延長部の後部に回動部を形成するとともに、該回動部よりも先端で前記後方延長部の外面にバネ掛止溝を形成した合成樹脂製の一方のクリップ片と、
    前記一方のクリップ片の挟持面に対向する挟持面を先端部に形成した挟持部と、該挟持部に連成した略逆L字形部と、該略逆L字形部の後方延長部の後端に形成した前記回動部を回動可能に支承する支承部と、該支承部よりも先端で前記後方延長部の外面にバネ掛止溝を形成するとともに、前記略逆L字形部に開口を形成し、該開口に前記一方のクリップ片の略L字形部の後方延長部を挿通して、前記支承部に前記回動部を支承することにより、挟持部どうしを接離可能に組み合わせる合成樹脂製の他方のクリップ片と、
    前記略L字形部の後方延長部と略逆L字形部の後方延長部の対向間隔内に挿通したカム軸と、該カム軸の両端部に取り付けられた軸承板と、該軸承板の先端面と対向する端部に形成された取っ手部とで構成される合成樹脂製の操作レバーと、
    前記略L字形部の後方延長部と略逆L字形部の後方延長部の後端を収納する収納凹部と、該両後端を把持してバネ力を付与する係止爪と、該両後端の両側部を覆うサイド固定カバー部とで構成され、該両後端から嵌め込んで、先端の前記係止爪を前記各バネ掛止溝に掛止する略U字形の合成樹脂製バネとからなり、
    前記操作レバーを後方に倒したとき、前記カム軸が回動して対向する各後方延長部間を前記合成樹脂製バネのバネ力に抗して拡開するとともに、該カム軸を少なくとも各後方延長部の何れか一方の内面に形成した係合保持部に係合させ、前記各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持するとともに、前記軸承板の先端面が前記他方のクリップ片の略逆L字形部と面同士で当接可能に、かつ、前記取っ手部の一部が前記合成樹脂製バネと当接可能に構成されていることを特徴とするクリップ。
  5. 前記各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持したとき、前記各クリップ片の挟持部の後端面と、前記略L字形部及び略逆L字形部の前端面とを対向させ、各挟持部を拡開する力が作用したとき、前記後端面と前端面が当接して、該挟持部の拡開を阻止するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のクリップ。
  6. 前記操作レバーは、前記略L字形部の後方延長部側若しくは前記略逆L字形部の後方延長側に回動した何れの状態からでも、後方へ倒して前記各挟持部の挟持面どうしを合着させた挟持状態に保持できるようにしたことを特徴とする請求項4または5に記載のクリップ。
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