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JP3788075B2 - 画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法および記録媒体 - Google Patents
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JP3788075B2 - 画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法および記録媒体 - Google Patents

画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法、および、この表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法を実行させるための表示オブジェクトの表示区域を移動させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。例えば、コンピュータプログラムによる波形編集装置において、波形データ再生時のループ範囲指定をする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータを用いて楽音信号や音声信号等の波形を編集処理する際には、画像表示装置の表示画面上に、編集対象の波形を表示しながら編集処理を行い、波形ファイルの再生を行う。このとき、ループモードを実行する場合がある。このループモードでは、特定の期間(サンプル期間)の波形を繰り返し再生する。そのため、このループの先頭(始点)および終端(終点)の位置を示す、時間またはサンプル番号を指定する必要がある。この始点および終点は、文字ボックスに数値を入力することによっても指定できるが、マウスコントローラにより表示画面上でカーソルを移動させて指定できるようにもなっている。
【0003】
図8は、従来の画面上における始端線、終端線を移動させる方法を説明するための波形表示画面図である。図中、1は波形表示領域、2はルーラ、3は時間方向スクロールバー、4は振幅方向スクロールバー、5〜8は矢印ボタン、9はつまみ、10は波形、11は始端線、12は終端線、13は編集線、14はポインタである。
図示の波形表示画面は、ドキュメントウインドウ内の一部に表示される。波形表示領域1の上端縁にはルーラ2、下端縁には時間方向スクロールバー3、右端縁には振幅レベル方向スクロールバー4が表示され、各スクロールバーには、矢印ボタン5〜8が表示される。図示の状態では、時間方向に全波形が表示されていないので、時間方向スクロールバー3には、つまみ9も表示されている。
【0004】
ルーラは、時間またはサンプル番号を表示する目盛およびその目盛の数値が表示される領域である。波形表示領域1には波形10が表示される。始端線11および終端線12は、ルーラ2の領域から波形表示領域1にかけて表示され、ループモードのループの始端および終点を表し、両者の間の区間、すなわち、始端線11の右隣のサンプル始点から終端線の左隣のサンプル終点までがループ範囲となる。ポインタ14は、マウスコントローラ等のポインティングデバイスにより、その表示位置が移動制御され、図示の波形表示画面およびこの範囲を越えて表示位置が移動可能である。
【0005】
なお、編集線13は、これにポインタ14を合わせてマウスボタンを押し、左または右にドラッグしてマウスボタンを離すことによって、現在の編集線13の位置から左または右方向に波形10の編集作業領域を設けるもので、編集作業領域がハイライト表示される。波形表示領域1の時間軸方向および振幅レベル方向のスケールは、図示しないボタンによって伸縮可能であり、時間方向に最も拡大したときには、波形はサンプル点ごとに振幅レベルを読み取ることができる。
【0006】
波形編集装置において波形のループ範囲を、マウスコントローラで指定する場合には、ルーラ2の領域で始端線11または終端線12にポインタ14を合わせた後、以下に示す第1または第2の方法に基づく操作を行うことにより、始端線11または終端線12を左右方向に移動させる。
第1の方法として、ルーラ2の領域で、始端線11にポインタ14を合わせてマウスボタン(左ボタン)を押し、この状態でマウスコントローラをドラッグさせ、所望の位置でマウスボタンを離せば、始端線11が、終端線12を超えない範囲で左右に移動可能となる。同様に、終端線12もマウスコントローラにより移動可能となる。
しかし、このような方法であると、表示画面上で、始端線11と終端線12との間のループ範囲が狭い場合、マウスコントローラでポインタ14を始端線11または終端線12上に重ねる操作が難しいため、所望の始端線11または終端線12とは反対のものを誤選択することがある。また、ユーザが大ざっぱに始端線11、終端線12の位置指定をしてしまうと、始端線11と終端線12が重なってしまうことがある。そうすると、ポインタ14だけで両線を離すことができなくなり、数値入力で始端線11または終端線12を移動させなければならない。
【0007】
第2の方法として、ルーラ2の領域で、始端線11の左側または右側の任意の区域にポインタ14を置き、マウスコントローラの左ボタンを押すことにより、始端線11をポインタ14の位置までワンタッチで移動させる方法もある。終端線12については、ルーラ2の領域で、終端線12の左側または右側の任意の区域にポインタ14を置き、マウスコントローラの右ボタンを押すことにより、終端線12をポインタ14の位置までワンタッチで移動させる。しかし、2つのボタンが必要であるとともに、マウスのボタン操作に慣れる必要もある。
【0008】
また、第1,第2の方法とも、このままでは、ループの範囲を、ループ期間の時間あるいはサンプル数を固定したまま、時間軸方向にシフトさせることができない。例えば、第2の方法において、図示しないドキュメントウインドウ上に「ループ長ロックボタン」を表示させ、これをクリックする操作を行った後に、ルーラ2の領域にポインタ14をおき、上述したマウスコントローラの左ボタンまたは右ボタンを押す必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、画面上の第1表示オブジェクトの表示区域または第2表示オブジェクトの表示区域を選択して移動させることが容易となる、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法、および、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載の発明においては、表示区域および選択範囲を有する、第1表示オブジェクトおよび第2表示オブジェクトが画面上に表示され、ポインティングデバイスの操作により前記画面上を移動するポインタが記第表示オブジェクトの前記選択範囲内または前記第2表示オブジェクトの前記選択範囲内に位置するときに、それぞれ、前記第1表示オブジェクトまたは前記第2表示オブジェクトを選択する操作が行われ、その後、前記ポインタの位置を確定する操作が行われることにより、それぞれ、前記第1表示オブジェクトの表示区域または前記第2表示オブジェクトの表示区域前記ポインタの確定位置に対応した位置に移動させる、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法であって、前記画面には、前記第1表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部および前記第2表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部を含む選択可能領域が設定されており、前記第1表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、前記第2表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定されるものである。
したがって、選択範囲が拡張されているので、表示されている画像を見ながら、第1表示オブジェクトまたは第2表示オブジェクトを選択して第1表示オブジェクトの表示区域または第2表示オブジェクトの表示区域を移動させる際に、ポインタを第1表示オブジェクトまたは第2表示オブジェクトの各選択範囲内に位置させることが容易となる。
しかも、この拡張範囲が、選択可能領域内にある第1表示オブジェクトの表示区域の片側から選択可能領域内にある第2表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって選択可能領域内の区域選択可能領域内にある第2表示オブジェクトの表示区域の片側から選択可能領域内にある第1表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって選択可能領域内の区域に設定されているため、第1表示オブジェクトの表示区域および第2表示オブジェクトの表示区域が近接あるいは重なって存在しているときでも、所望の第1または第2表示オブジェクトを選択する操作が容易となる。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法において、前記第1表示オブジェクトの表示区域および前記第2表示オブジェクトの表示区域が、近接しているか離間しているかを判定し、判定の結果、近接しているときは、前記第1表示オブジェクトの選択範囲が、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、かつ、前記第2表示オブジェクトの選択範囲が、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、前記判定の結果、離間しているときは、前記第1表示オブジェクトの選択範囲が、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の両側拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定されるとともに、前記第2表示オブジェクトの選択範囲が、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の両側拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定されるものである。
請求項3に記載の発明においては、請求項2に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法において、前記判定の結果、近接しているときは、さらに、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域または前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域に対し、前記ポインタが前記選択可能領域 内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域方向から接近して前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域を越えるときは、前記第1表示オブジェクトの選択範囲を、前記選択可能領域内であって、前記第2表示オブジェクトの表示区域側に拡張し、前記ポインタが前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域方向から接近して前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域を越えるときは、前記第2表示オブジェクトの選択範囲を前記選択可能領域内であって、前記第1表示オブジェクトの表示区域側に拡張するものである。
請求項4に記載の発明においては、請求項1に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法において、前記ポインタは、該ポインタの位置が、前記第1表示オブジェクトの選択範囲内または前記第2表示オブジェクトの選択範囲内になったときに形状を変えるようにされるものである。
【0011】
請求項5に記載の発明においては、表示区域および選択範囲を有する、第1表示オブジェクトおよび第2表示オブジェクトが画面上に表示され、ポインティングデバイスの操作により前記画面上を移動するポインタが記第表示オブジェクトの前記選択範囲内、前記第2表示オブジェクトの前記選択範囲内、または、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトの共通の選択範囲内に位置するときに、それぞれ、前記第1表示オブジェクト、前記第2表示オブジェクト、または、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトを選択する操作が行われ、その後、前記ポインタの位置を確定する操作が行われることにより、それぞれ、前記第1表示オブジェクトの表示区域、前記第2表示オブジェクトの表示区域、または、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトの表示区域を前記ポインタの確定位置に対応して移動させる、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法であって、前記画面には、前記第1表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部および前記第2表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部を含む選択可能領域が設定されており、前記第1表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、前記第2表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、前記共通の選択範囲は、前記第1表示オブジェクトの選択範囲および前記第2表示オブジェクトの選択範囲の間の区域であって前記選択可能領域内の区域に設定されるものである。
したがって、表示されている画像を見ながら、第1表示オブジェクトまたは第2表示オブジェクトを選択して第1表示オブジェクトの表示区域または第2表示オブジェクトの表示区域を移動させる際に、第1表示オブジェクト,第2表示オブジェクトの一方のみでなく、両者を同時に選択することができる。その結果、第1表示オブジェクトの表示区域,第2表示オブジェクトの表示区域の移動を、相対関係を保持しながら1度の操作で行うことができる。また、選択範囲が拡張されているので、ポインタを第1表示オブジェクト,第2表示オブジェクトの各選択範囲内に位置させることが容易である。
請求項6に記載の発明においては、請求項5に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法において、前記第1表示オブジェクトの表示区域および前記第2表示オブジェクトの表示区域が、近接しているか離間しているかを判定し、判定の結果、近接しているときと離間しているときとで、前記第1表示オブジェクトの選択範囲および前記第2表示オブジェクトの選択範囲を変化させることにより、前記第1表示オブジェクトの表示区域および前記第2表示オブジェクトの表示区域の間隔に適した選択範囲が設定されるものである。
請求項7に記載の発明においては、請求項6に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法において、前記判定の結果、近接しているときは、さらに、前記第1表示オブジェクトの前記選択可能領域内にある表示区域または前記第2表示オブジェクトの前記選択可能領域内にある表示区域に対し、前記ポインタが前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域方向から接近して前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域を越えるときは、前記第1表示オブジェクトの選択範囲を、前記選択可能領域内であって、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域側に拡張し、前記ポインタが前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域方向から接近して前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域を越えるときは、前記第2表示オブジェクトの選択範囲を、前記選択可能領域内であって、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域側に拡張するものである。
請求項8に記載の発明においては、請求項5に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法において、前記ポインタは、該ポインタの位置が、前記第1表示オブジェクトの選択範囲内または前記第2表示オブジェクトの選択範囲内になったとき、および、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトの共通の選択範囲内になったときに、形状を変えるようにされるものである。
【0012】
請求項に記載発明においては、請求項1から8までのいずれか1項に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法において、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトは、それぞれ、前記画面に表示される画像中における部分的範囲の始端,終端を指定するものである。
したがって、表示されている画像を見ながら、この画像の部分的範囲の始端または終端の移動を容易に行うことができる。
【0013】
請求項10に記載の発明においては、表示区域および選択範囲を有する、第1表示オブジェクトおよび第2表示オブジェクトが画面上に表示され、ポインティングデバイスの操作により前記画面上を移動するポインタが記第表示オブジェクトの前記選択範囲内または前記第2表示オブジェクトの前記選択範囲内に位置するときに、それぞれ、前記第1表示オブジェクトまたは前記第2表示オブジェクトを選択する操作が行なわれたことを判定する第1のステップ、前記ポインタの位置を確定する操作が行われたことを判定する第2のステップ、選択する操作が行われた前記第1表示オブジェクトの表示区域または前記第2表示オブジェクトの表示区域前記ポインタの確定位置に対応した位置に移動するように指示する第3のステップ、をコンピュータに実行させるための、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記画面には、前記第1表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部および前記第2表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部を含む選択可能領域が設定されており、前記第1表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、前記第2表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定されるものである。
したがって、請求項1に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供でき、このプログラムを実行することにより請求項1に記載の発明と同様の作用を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態を説明するための波形表示画面図である。始端線または終端線が十分離れた位置にある場合の波形表示画面を示す。図中、図8と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0015】
この実施の形態は、マウスコントローラ等のポインティングデバイスにより画面上を移動するポインタ14が、画面上の始端線11または終端線12の各選択範囲内に位置するときに、マウスボタンが押されて始端線11または終端線12が選択されることにより、始端線11または終端線12をポインタ14の移動に応じて移動させるものである。始端線11,終端線12は、それぞれ、画面に表示される波形画像中におけるループ範囲等の部分的範囲の始端,終端を指定するものである。上述した選択範囲は、始端線11および終端線12が、近接しているときと、離間したときとで変化させることにより、両者の間隔に適した選択範囲を設定するようにしている。
【0016】
始端線11,終端線12の各選択範囲bは、それぞれ、始端線11,終端線12の表示区域であって、ルーラ2の領域内に存在する表示区域に設定されるとともに、始端線11と終端線12とが離間しているときには、内側,外側の両方向に拡張された区域にも設定される。また、始端線11と終端線12とが近接しているときには、互いに外側、すなわち、始端線11または終端線12の片側であって、他方の終端線12,始端線11の同様なルーラ2の領域内に存在する表示領域とは反対方向に拡張された区域に設定される。そして、これら始端線11,終端線12の選択範囲の間の区域に、始端線11,終端線12が同時に選択される共通選択範囲cが設定される。
共通選択範囲cが選択されたときには、ポインタの移動に応じて、始端線11および終端線12を、間隔を変えずに同時に移動させるようにしている。その結果、ループ範囲を、その長さを一定値に保ったままで移動させることができる。
【0017】
図2は、本発明の第1の実施の形態を説明するための始端線,終端線の選択範囲およびポインタの表示形態の説明図である。
図2(a)は始端線および終端線が十分離れた位置にある場合の始端線または終端線の拡大図である。図2(b)は始端線および終端線が近接した位置にある場合の拡大図である。図中、図8と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。14a,14b,14cはポインタ14の形状を示す。
【0018】
ポインタの形状は、どの選択範囲にポインタ14が位置していることを明示するために、各選択範囲に応じて形状を変えるようにしている。
図2(a)において、始端線11および終端線12が十分離れた位置にある場合、始端線11または終端線12である境界線は、黒色のオブジェクトとして表示され、その幅はyである。そして、このオブジェクトの左右両側には、幅xの拡大された選択範囲が設けられる。ポインタ14が、上述した幅yの境界線、または、境界線の左右に存在する、幅xの拡張された選択範囲内に位置した状態で、マウスコントローラの左ボタンが押されたときには、この境界線が選択されたと判断する。すなわち、境界線の外側でも、左右に一定の距離x以内であれば、境界線自体が選択指定されたものとみなす。
【0019】
このようにして、始端線11または終端線12である境界線の幅yが狭い場合でも、容易に境界線を選択できる。そして、左ボタンを押したまま、マウスコントローラを移動させるドラッグ操作を行うことにより、境界線を左右に移動させて、ループ範囲の始点または終点の変更を行うことができる。
【0020】
ポインタ14の形状は、図1のルーラ2の領域において、ポインタ14が境界線上または左右の拡大された選択範囲内にあるときには、14bに示される形状となる。この形状は、選択範囲において、始端線11または終端線12のどちらかを動かすことができることを表している。ルーラ2の領域において、その他の位置にあるときには、14aに示される形状となる。このようにして、ポインタ14の現在位置を、マウスカーソルの形状の変化によって示している。
【0021】
始端線11および終端線12の各近傍の区域においては、図1,図2(a)に示した拡大された選択範囲が設定される。そして始端線11から終端線12までの間の区域であって、各境界線の拡大された選択範囲(幅x)を除く帯状の区域c(図1)を、共通選択範囲とする。
そして、この共通選択範囲内にポインタ14が位置しているときに、マウスコントローラの左ボタンを押すことにより、始端線11および終端線12が同時に選択される。そして、左ボタンを押したまま、マウスコントローラを移動させるドラッグ操作を行うことにより、始端線11および終端線12を同時に動かし、ループ範囲を左右に移動させることができる。すなわち、始端線11から終端線12までの長さ(ループ長さ)を一定に保ったまま、始端線11および終端線12の両者を選択することになり、両者を同じ方向にそのまま平行移動させる。ポインタ14の形状は、ルーラ2の領域において、上述したループ範囲の区域にあるときには、後述する図2(b)に示す14cのような形状となる。この形状は、始端線11と終端線12の両方を同時に動かすことができることを表している。
【0022】
図2(b)に示すように、始端線11および終端線12が近接した位置にある場合、始端線11から終端線12までの幅zの期間は、全て共通選択範囲とする。近接していると見なす条件としては、例えば、z<2xとする。始端線11が選択されるのは、始端線11の幅yの表示区域および始端線11の左側に隣接する幅xの拡大された選択範囲にポインタ14が位置する場合に限られるようになる。同様にして、終端線12が選択されるのは、終端線12の幅yの表示区域および終端線12の右側に隣接する幅xの拡大された選択範囲にポインタ14が位置する場合に限られるようになる。
【0023】
したがって、図1および図2(a),図2(b)のいずれの場合にも、始端線11と終端線12とにより囲まれた区域の外側の区域にポインタ14が位置していても、一定の距離x以内であれば、始端線11または終端線12が選択されたものと見なしている。そして、図1および図2(a)の場合、すなわち、始端線11と終端線12とにより囲まれた区域が長い場合には、始端線11と終端線12とにより囲まれた内側の区域であっても、始端線11または終端線12から一定の距離xの範囲であれば、始端線11または終端線12が選択されたものと見なしている。
【0024】
図2(b)に示すようにループ範囲が狭くなった場合、表示画面上でループの始端線と終端線の識別がつきにくく、一方をポインタ14で選択することが難しいが、上述した方法によれば、ループ範囲外にマージン部として、一定の拡大された選択範囲を設け、ここにポインタ14が置かれて、左ボタンが押されたときには、ループ範囲の始端線11または終端線12の表示区域そのものが指定された場合と同等の操作として扱うことにより、容易にループ範囲の始点および終点の指定ができる。
【0025】
図3は、本発明の境界表示オブジェクトを移動させる方法の第2の実施の形態を説明するための始端線,終端線の選択範囲およびポインタの表示形態の説明図である。始端線11および終端線12が近接した位置にある場合の拡大図である。近傍と見なす条件は、図2(b)と同様に、h<2xである。図中、図8,図2と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。14b(始),14b(終)はポインタ14の形状を示し、21,22はポインタの移動方向を示し、×印はマウスコントローラの左ボタンが押されたタイミングを示す。
始端線11および終端線12が十分離れた位置にある場合の選択は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
この実施の形態は、始端線11および終端線12が近接しているときの選択操作を容易にしたものである。すなわち、第1の実施の形態と同様な操作によって、始端線11または終端線12を選択できるとともに、始端線11または終端線12に対して、ポインタを接近させる方向によって、拡張された選択範囲を変えるというものである。
【0026】
ルーラ2の領域において、図中、移動方向21で示すように、ポインタ14を左方向から移動させ、始端線11の表示区域を過ぎてしまい、終端線12を越えない区域において、図中、×印のタイミングでマウスコントローラの左ボタンを押した場合に、始端線11が選択されたものと見なす。
同様にして、ポインタ14を、図中、移動方向22で示すように右方向から移動させ、終端線12の表示区域を過ぎてしまい、始端線11を越えない区域において、図中、×印のタイミングでマウスコントローラの左ボタンを押した場合に、終端線12が選択されたものと見なす。このようにして、越えた始端線11あるいは終端線12を選択するようにしてもよい。その結果、共通選択範囲はなくなる。
ただし、ループ範囲の外側から始端線11または終端線12を越えて移動させたときに、一定長以上越えた場合、あるいは、ループ範囲の外側から始端線11または終端線12を越えないで、ルーラ2の領域の上または下からループ範囲の区域に移動させた場合には、共通選択範囲を選択したことにしてもよい。
【0027】
ポインタ形状は、ポインタ14が、始端線11または終端線12のいずれを選択できる位置にあるかによって、ポインタの形状を変えるようにしている。一例として、始端線11を選択できる位置にあるときには、左矢印と始端線が目立つような表示とし、終端線12を選択できる位置にあるときには、右矢印と終端線が目立つような表示とする。なお、このポインタ形状は、図2を参照して説明した第1の実施の形態においても適用できる。
【0028】
上述した始端線11,終端線12の表示の具体例について触れておく。始端線11,終端線12の各幅yは、最小表示サイズである1ドットとし、拡張された選択範囲xは、左右両側にそれぞれ4ドットとする。そして、始端線11と終端線12とが2x=8ドット以上離間しているときには、図1,図2(a)に示したような選択範囲の設定を行う。
始端線11と終端線12との間隔が2x=8ドット未満であるときには、図2(b)に示したような選択範囲の設定を行う。
【0029】
図4ないし図6は、本発明の第1の実施の形態を実行するためのフローチャートである。
図4は、入力操作を処理するフローチャートである。
図5は、図4中に示された「ポインタ形状の決定」ステップのフローチャートである。
図6は、図4中に示された「境界線の選択範囲の決定」ステップのフローチャートである。
上述したフローチャートは、汎用のコンピュータを用いてアプリケーションプログラムを実行することにより行われる。波形編集用ソフトウエアをパーソナルコンピュータのハードディスクにインストールし、オペレーティングシステムプログラムの下で実行される。
【0030】
図4は、波形編集ソフトウエア全体の処理の一部における入力操作のフローを示すものであるが、本発明と無関係な入力操作については省略している。図4の入力操作に関するプログラムを含め、波形編集ソフトウエアのプログラムは、CD−ROMに記録されて頒布される。あるいは、通信回線を介して、サーバからユーザのコンピュータのハードディスクにインストールされる。
【0031】
図4においては、常に、マウスポインタの動きとマウスボタンの押さえ,離しの情報を判定するとともに、始端線11,終端線12の位置確定による、「境界線の選択範囲の決定」を行い、ポインタの位置に応じた「ポインタ形状の決定」を行う。
図4において、S31においては、マウスボタン(左ボタン)が押されたか否かを判定し、押されたときにはS32に処理を進め、押されないときにはS33に処理を進める。S33においては、マウスコントローラの動きがあるか否かを判定し、動きがあるときにはS34に処理を進め、動きがないときには、波形編集ソフトの図示しないメインのフローチャートに戻る。S34においては、後述する図5に示す「ポインタ形状の決定」を行い、S35においては、マウスコントローラの動きに応じてポインタ14を動かして、メインルーチンに戻る。
【0032】
図5を参照して、ポインタ形状の決定について説明する。S51においては、ポインタ14の位置が始端線11あるいは終端線12の選択範囲外か否かを判定し、選択範囲外であるときにはS52に処理を進め、ポインタ形状を図2に14aとして示した「aタイプ」にして図4のフローに戻る。
ここで、境界線すなわち、始端線11あるいは終端線12の選択範囲は、図6,図7を参照して後述する「境界線の選択範囲の決定」のフローにおいて得られる。例えば、所定タイミングごとに割込処理を行うことにより、そのときの境界線の位置情報に基づいて境界線の選択範囲の決定をする。S51においては、このフローによって得られている境界線の選択範囲を参照して処理を行う。
S51において、ポインタ14の位置が境界線の選択範囲外でなければ、S53に処理を進める。S53においては、ポインタ14の位置が始端線11の選択範囲内であるか否かを判定する。すなわち、始端線11の表示区域あるいは拡張された選択範囲のいずれかに位置するか否かを判定する。拡張された選択範囲は、図2(a),図2(b)に示されたとおりである。
【0033】
S53において、ポインタ14の位置が始端線11の選択範囲内であると判定されたときには、S54に処理を進め、ポインタを図2に14bとして示したbタイプにして図4のフローに戻る。なお、図3を参照して説明したポインタ形状を使用するときには、図3に14b(始)と示したポインタ形状を使用する。S53において、始端線の11の範囲外であると判定されたときはS55に処理を進める。S55においては、ポインタ14の位置が終端線12の選択範囲内であるか否かを判定し、選択範囲内であるときにはS56に処理を進め、選択範囲外であるときにはS57に処理を進める。
【0034】
S56においては、ポインタ形状をbタイプにして図4のフローに戻る。なお、図3を参照して説明したポインタ形状を使用するときには、図3に14b(終)と示したポインタ形状を使用する。S57においては、ポインタ14の位置が、共通選択範囲にあるか否かを判定する。共通選択範囲にあるときには、S58に処理を進め、ポインタ形状を図2に14cとして示したcタイプにして図4のフローに戻る。共通選択範囲になければ、図4のフローに戻る。
【0035】
実際には、ポインタ14は、図1に示したルーラ2の領域以外にも位置する。そのため、ルーラ2の領域以外においてはポインタ形状を変えたり、また、ポインタ14の位置するところによって、異なる形状になるが、このフローチャートでは省略した。
【0036】
再び、図4に戻って説明する。S31において、マウスボタンが押されたことを検出してS32に処理が進められる。S32においては、ポインタの位置が、ルーラ2の領域であって、かつ、境界線の選択範囲内にあるときにはS36に処理を進める。なお、境界線の選択範囲は、図5のS51において説明したように、図6,図7を参照して後述する「境界線の選択範囲の決定」において得られている。
ボタン等の他の選択領域に位置するときは、S40において、この選択領域における所定のマウス操作に応じてあらかじめ設定された機能を実行させるための指示を出力するとともに、必要に応じてボタン形状やポインタ形状を変化させる。ボタンは、本発明に関係するものとして、始点,終点,ループ長を数値入力するためのセットボタン、表示されたwaveファイルの再生ボタン、ループモードの指定ボタンなどがある。これらは、波形表示画面外に表示されている。選択領域でないその他の領域に位置するときには、S33に処理を進め、マウスボタンが押されていないときと同様の処理を行う。
【0037】
S36においては、マウスコントローラの動きがあるか否かを判定し、動きがあるときにはS37に処理を進め、動きがないときにはS38に処理を進める。S37においては、画面上のポインタ14と、S32において判定されたポインタ14の位置する選択領域に応じた境界線とを連動させて動かす。始端線11の選択領域であるときには始端線11とポインタ14とを連動させて動かし、終端線12の選択領域であるときには終端線12とポインタ14とを連動させて動かす。そして、共通の選択範囲にあるときには、ポインタ14に連動させて始端線11および終端線12の両者を同時に動かす。
【0038】
S38においては、マウスコントローラのマウスボタン(左ボタン)が離されたか否かを判定する。離されたときには、境界線の移動が停止し、S39において境界線の位置を確定する。波形編集ソフトウエアの場合には、このときの境界線の位置に基づいて、ループの始点および終点の位置が決定される。
マウスボタン(左ボタン)が離されなかったときにはS36に処理を戻す。
【0039】
図6を参照して、「境界線の選択範囲の決定」のフローを説明する。所定タイミングごとに起動される割込処理などの方法で、図4に示したフローとは独立に実行させる。
S61において、始端線11と終端線12とが、8ドット以上離間されているか否かを判定し、8ドット以上離間しているときには、S62に処理を進め、8ドット未満であるときには、S63に処理を進める。
S62においては、始端線11の表示区域,始端線11の右側および左側の4ドット区域を、始端線11の選択範囲とする。
終端線12の表示区域,終端線12の右側および左側の4ドット区域を、終端線12の選択範囲とする。
始端線11と終端線12の間であって、始端線11の右側4ドット区域および終端線12の左側4ドット区域を除く区域を、始端線11および終端線12の共通選択範囲とする。
なお、いずれも、ルーラ2内に選択領域が設けられている。
【0040】
一方、S63においては、始端線11の区域および始端線11の左側の4ドット区域を、始端線11の選択範囲とする。
終端線12の区域および終端線11の右側の4ドット区域を、終端線12の選択範囲とする。
始端線11と終端線12の間の区域を、始端線11,終端線12の共通選択範囲とする。
【0041】
なお、波形が波形表示部1の表示された時間幅に収まりきらない場合に、時間方向スクロールバー3の矢印ボタン5,6あるいはつまみ9をポインタ14で操作することにより、波形をスライドさせることができる。図4に示したフローチャートでは省略しているが、始端線11または終端線12をマウスコントローラで選択してドラッグする際に、ルーラ2の画面の左右縁部を越えて外側にポインタを移動させると、波形10もスクロールされるようにしてもよい。
【0042】
上述した図4〜図6のフローチャートは、図1,図2を参照して説明した第1の実施の形態を実施するためのフローチャートであった。これに対し、図3に示した本発明の第2の実施の形態を実施するためには、図6に示した「境界線の選択範囲の決定」のフローの一部を変更するだけでよく、図7を参照して説明する。
【0043】
図7は、本発明の第2の実施の形態を実施するためのフローチャートである。S71において、始端線11と終端線12とが、8ドット以上離間されているか否かを判定し、8ドット以上離間されているときには、S72に処理を進め、8ドット未満であるときには、S73に処理を進める。
S72においては、図6のS62のステップと全く同じである。
一方、S73においては、始端線11の表示区域および始端線11の左側の4ドット区域を、始端線11の選択範囲とする。
終端線12の表示区域および終端線12の右側の4ドット区域を、終端線12の選択範囲とする。
画面上のポインタ14が、始端線11または終端線12を越えて始端線11と終端線12の間の区域に入ったとき、その間の区域を、越えた始端線11または終端線12の選択範囲とする。
【0044】
上述した説明では、図4のS37において、ポインタを移動させている期間中において、ポインタの移動に連動させて境界線を移動させながら、S38において、マウスボタンを離したときに、ポインタの確定位置に対応した位置に移動させるようにした。これに代えて、ポインタを移動させている期間中は、境界線を動かさず、S38において、マウスボタンを離したときに、直ちにポインタの確定位置に対応した位置に移動させるようにしてもよい。ポインタの位置と境界線の位置とは必ずしも一致させる必要はない。一旦、境界線が選択されれば、例えば、図1において、ポインタ14の左右方向の座標に合わせて境界線の移動中の位置および最終的な確定位置を決めればよい。そのため、ポインタ14の位置は、境界線が選択された後は、図1に示したルーラ2の領域からはずれてもよい。上述した説明では、マウスボタンを用いて操作したが、これに代えて、コンピュータのキーボード上の所定のキーを操作するようにしてもよい。
上述した説明では、図6,図7に示した「境界線の選択範囲の決定」を図4のフローとは独立して行った。これに代えて、図4のS39において実行することもできる。境界線はS39において確定するからである。ただし、最初に境界線の選択範囲を、図6,図7と同様の方法で1度初期設定しておく必要がある。また、ドキュメントウインドウ内にテキストボックスを表示して、ここにループの始端および終端を数値入力することによっても、始端線11および終端線12を移動可能にする場合には、この数値入力があったときにも「境界線の選択範囲の決定」を行う必要がある。
【0045】
上述した第1および第2の実施の形態では、始端線11および終端線12の両者が離れているときには、始点線11および終端線12の拡大された選択範囲を、図1,図2(a)に示すように、始端線11および終端線12の左右の隣接部に設けたが、始端線11および終端線12の間隔に関わらず、常に、図2(b)に示したように、ループ範囲の外側にのみ選択範囲を拡大するようにしてもよい。すなわち、始端線11および終端線12の間の区域は、常にループ範囲の選択を意味して、始端線11および終端線12の両者の共通選択範囲としてもよい。
【0046】
上述した説明では、ループ範囲の始端と終端を指示する表示オブジェクトとして、細線状の始端線11,終端線12を採用し、かつ、これらのルーラ2領域にある部分のみを選択範囲とした。これに代えて、ルーラ2の領域に限らず始端線11,終端線12の表示区域を全て選択範囲に含めるようにしてもよい。また、始端および終端が表示できるものであれは、細線状に限らず、帯状、点状であってもよい。ルーラ2の領域のみ線の幅を太くしてもよい。
【0047】
上述した説明では、波形のループ範囲の始端および終端を指示する始端線11および終端線12を例として説明したが、波形の編集範囲を決める編集線13についても、これに代えて、編集範囲の始端および終端を指示する始端線および終端線を設け、これらに本発明を適用してもよい。
また、波形表示装置や波形編集装置に限らず、コンピュータの表示画面上で、作図をする際のオブジェクトを移動させたり、作表をする際の行または列の境界を移動させる際においても、本発明の画面上におけるオブジェクトを移動させる方法を適用することができる。この場合、例えば、作表の場合、隣接する行(または列)のボタン境界によって表形式の画像の部分的範囲が決められるため、この部分的範囲の始端,終端を指定する境界線に直接対応したオブジェクトが存在しない。しかし、隣接する2個のボタンにより実質的に境界線のオブジェクトが形成されているといえる。したがって、隣接する2個のボタンを移動させることにより、表形式の画像の部分的範囲を指定することができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、上述した説明から明らかなように、表示画面上で、所望の第1表示オブジェクトまたは第2表示オブジェクトを選択することが容易にできるという効果がある。例えば、第1表示オブジェクトの表示区域,第2表示オブジェクトの表示区域が近接あるいは重なって存在しているときでも、第1表示オブジェクトまたは第2表示オブジェクトを任意に選択する操作を容易することができる。また、第1表示オブジェクトおよび第2表示オブジェクトを1度の選択操作で同時に選択することができる。
例えば、コンピュータプログラムによる波形編集装置において、波形データ再生時のループ範囲指定が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための波形表示画面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するための始端線,終端線の選択範囲およびポインタの表示形態の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を説明するための始端線,終端線の選択範囲およびポインタの表示形態の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を実行するためのフローチャートであり、入力操作を処理するフローチャートである。
【図5】図4中に示された「ポインタ形状の決定」ステップのフローチャートである。
【図6】図4中に示された「境界線の選択範囲の決定」ステップのフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態を実施するためのフローチャートである。
【図8】従来の画面上における始端線、終端線を移動させる方法を説明するための波形表示画面図である。
【符号の説明】
1 波形表示領域、2 ルーラ、10 波形、11 始端線、12 終端線、13 編集線、14 ポインタ、14a,14b,14c,4b(始),14b(終) ポインタ14の形状、21,22 ポインタの移動方向

Claims (10)

  1. 表示区域および選択範囲を有する、第1表示オブジェクトおよび第2表示オブジェクトが画面上に表示され、ポインティングデバイスの操作により前記画面上を移動するポインタが記第表示オブジェクトの前記選択範囲内または前記第2表示オブジェクトの前記選択範囲内に位置するときに、それぞれ、前記第1表示オブジェクトまたは前記第2表示オブジェクトを選択する操作が行われ、その後、前記ポインタの位置を確定する操作が行われることにより、それぞれ、前記第1表示オブジェクトの表示区域または前記第2表示オブジェクトの表示区域前記ポインタの確定位置に対応した位置に移動させる、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法であって、
    前記画面には、前記第1表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部および前記第2表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部を含む選択可能領域が設定されており、
    前記第1表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、
    前記第2表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定される、
    ことを特徴とする画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  2. 前記第1表示オブジェクトの表示区域および前記第2表示オブジェクトの表示区域が、近接しているか離間しているかを判定し、
    判定の結果、近接しているときは、前記第1表示オブジェクトの選択範囲が、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、かつ、前記第2表示オブジェクトの選択範囲が、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、
    前記判定の結果、離間しているときは、前記第1表示オブジェクトの選択範囲が、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の両側拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定されるとともに、前記第2表示オブジェクトの選択範囲が、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の両側拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  3. 前記判定の結果、近接しているときは、さらに、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域または前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域に対し、前記ポインタが前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域方向から接近して前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域を越えるときは、前記第1表示オブジェクトの選択範囲を、前記選択可能領域内であって、前記第2表示オブジェクトの表示区域側に拡張し、前記ポインタが前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域方向から接近して前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域を越えるときは、前記第2表示オブジェクトの選択範囲を前記選択可能領域内であって、前記第1表示オブジェクトの表示区域側に拡張する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  4. 前記ポインタは、該ポインタの位置が、前記第1表示オブジェクトの選択範囲内または前記第2表示オブジェクトの選択範囲内になったときに形状を変えるようにされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  5. 表示区域および選択範囲を有する、第1表示オブジェクトおよび第2表示オブジェクトが画面上に表示され、ポインティングデバイスの操作により前記画面上を移動するポインタが記第表示オブジェクトの前記選択範囲内、前記第2表示オブジェクトの前記選択範囲内、または、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトの共通の選択範囲内に位置するときに、それぞれ、前記第1表示オブジェクト、前記第2表示オブジェクト、または、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトを選択する操作が行われ、その後、前記ポインタの位置を確定する操作が行われることにより、それぞれ、前記第1表示オブジェクトの表示区域、前記第2表示オブジェクトの表示区域、または、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトの表示区域を前記ポインタの確定位置に対応して移動させる、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法であって、
    前記画面には、前記第1表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部および前記第2表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部を含む選択可能領域が設定されており、
    前記第1表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、
    前記第2表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、
    前記共通の選択範囲は、前記第1表示オブジェクトの選択範囲および前記第2表示オブジェクトの選択範囲の間の区域であって前記選択可能領域内の区域に設定される、
    ことを特徴とする画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  6. 前記第1表示オブジェクトの表示区域および前記第2表示オブジェクトの表示区域が、近接しているか離間しているかを判定し、
    判定の結果、近接しているときと離間しているときとで、前記第1表示オブジェクトの選択範囲および前記第2表示オブジェクトの選択範囲を変化させることにより、前記第1表示オブジェクトの表示区域および前記第2表示オブジェクトの表示区域の間隔に適した選択範囲が設定される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  7. 前記判定の結果、近接しているときは、さらに、前記第1表示オブジェクトの前記選択可能領域内にある表示区域または前記第2表示オブジェクトの前記選択可能領域内にある表示区域に対し、前記ポインタが前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域方向から接近して前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域を越えるときは、前記第1表示オブジェクトの選択範囲を、前記選択可能領域内であって、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域側に拡張し、前記ポインタが前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域方向から接近して前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域を越えるときは、前記第2表示オブジェクトの選択範囲を、前記選択可能領域内であって、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域側に拡張する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  8. 前記ポインタは、該ポインタの位置が、前記第1表示オブジェクトの選択範囲内または前記第2表示オブジェクトの選択範囲内になったとき、および、前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトの共通の選択範囲内になったときに、形状を変えるようにされる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  9. 前記第1表示オブジェクトおよび前記第2表示オブジェクトは、それぞれ、前記画面に表示される画像中における部分的範囲の始端,終端を指定するものであることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させる方法。
  10. 表示区域および選択範囲を有する、第1表示オブジェクトおよび第2表示オブジェクトが画面上に表示され、ポインティングデバイスの操作により前記画面上を移動するポインタが記第表示オブジェクトの前記選択範囲内または前記第2表示オブジェクトの前記選択範囲内に位置するときに、それぞれ、前記第1表示オブジェクトまたは前記第2表示オブジェクトを選択する操作が行なわれたことを判定する第1のステップ、前記ポインタの位置を確定する操作が行われたことを判定する第2のステップ、選択する操作が行われた前記第1表示オブジェクトの表示区域または前記第2表示オブジェクトの表示区域前記ポインタの確定位置に対応した位置に移動するように指示する第3のステップ、をコンピュータに実行させるための、画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記画面には、前記第1表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部および前記第2表示オブジェクトの表示区域の少なくとも一部を含む選択可能領域が設定されており、
    前記第1表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定され、
    前記第2表示オブジェクトの選択範囲は、前記選択可能領域内にある前記第2表示オブジェクトの表示区域、および、当該表示区域の片側から前記選択可能領域内にある前記第1表示オブジェクトの表示区域とは反対方向に拡張された区域であって前記選択可能領域内の区域に設定される、
    ことを特徴とする画面上における表示オブジェクトの表示区域を移動させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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