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JP3804955B2 - ジョイナおよび更生管 - Google Patents
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JP3804955B2 - ジョイナおよび更生管 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ジョイナに関し、特にたとえば老朽化した下水管等の内面に沿って螺旋状に巻回されるストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナに関する。
【0002】
【従来技術】
この種のジョイナの一例として、図15に示すものがある(たとえば特許文献1参照。)。このジョイナ1は、下水管5の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ3の幅方向側縁どうしを接合するためのものであり、各側縁に第1および第2の突条2,2が形成されている。この第1および第2の突条2,2がストリップ3の各側縁に形成されている第1および第2の条溝4,4に嵌合して、このストリップ3の側縁どうしを接合する。
【0003】
ただし、ストリップ3の第1の突条2が形成されている第1部材6と、第2の突条2が形成されている第2部材7とが互いに屈伸変形部8によって連結されている。この屈伸変形部8は、たとえば下水管5の内面に段差5aがある場合に、段差5aに沿って引き伸ばされ、これによってストリップ3の側縁どうしをこのジョイナ1によって接合できるようにするものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−242931号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図15に示すジョイナ1では、屈伸変形部8が下水管5の内面に向って突出する湾曲形状であるため、屈伸変形部8の内側の窪みに下水が溜まる恐れがある。したがって、屈伸変形部8の窪みに下水が溜まらないようにするために、その窪みに充填材9を充填してジョイナ1の内面を平滑にする必要がある。そのために、施工に手間と時間が掛かる。
【0006】
そして、下水管5の内面に螺旋状に巻回されたストリップ3のピッチがたとえば地振動によって大きく広がったときに、ジョイナ1の第1および第2の各突条2,2と、ストリップ3の第1および第2の各条溝4,4との嵌合が外れてジョイナ1がストリップ3から外れることがある。
【0007】
なお、ストリップ3のピッチが地振動等によって大きく広がる時は、ジョイナ1の第1部材6と第2部材7とを互いに引き離す方向の大きな外力がジョイナ1に掛かる。この時、屈伸変形部8が開く方向に変形しようとするが、湾曲するこの屈伸変形部8の内側に充填材9が充填されているので、図15に示す状態よりも開く方向に変形することができない。つまり、充填材9は、屈伸変形部8の内側から外れないように充填されているものであり、屈伸変形部8および充填材9が一体となっている。これによって、第1部材6と第2部材7とが互いに離れる方向に広がらないので、第1および第2の突条2,2等の嵌合部が外れてジョイナ1がストリップ3から外れることになる。
【0008】
それゆえに、この発明の主たる目的は、ジョイナの内面を平坦にするための内面加工が不要であり、ストリップのピッチがたとえば地振動によって大きく広がった場合でも、ジョイナがストリップから外れることがない、ジョイナを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、管、管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップ、ストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナ、および管の内面と、ストリップおよびジョイナとの間に充填された裏込材を備えた更生管において、ジョイナが、ストリップの幅方向一方側縁と嵌まり合う第1突条、および案内部を有する第1部材、ストリップの幅方向他方側縁と嵌まり合う第2突条、およびスライド部を有する第2部材、ならびに案内部とスライド部との隙間を水密封止する水密手段を有し、第1部材および第2部材の内面が平坦であり、スライド部が案内部に案内されることによって、第2部材がストリップの幅方向に移動自在であることを特徴とする、更生管である。
【0010】
第2の発明は、管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップの幅方向側縁どうしを接合するためのジョイナであって、ストリップの幅方向一方側縁と嵌まり合い、この嵌合部の水密性を保持する弾性シール材で形成した第1突条を有する第1部材、ストリップの幅方向他方側縁と嵌まり合い、この嵌合部の水密性を保持する弾性シール材で形成した第2突条を有する第2部材、および第1部材と第2部材とを互いに連結する伸縮変形部を備え、第1部材,伸縮変形部および第2部材の内面が平坦であり、第1突条および第2突条がともに変形可能である、ジョイナである。
【0011】
第3の発明は、管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップの幅方向側縁どうしを接合するためのジョイナであって、幅方向側縁間に配置される帯状部、帯状部に設けられ、ストリップの幅方向側縁のそれぞれと嵌まり合う第1および第2の突条、帯状部を屈曲して形成された屈曲部、ならびに幅方向の各側縁が帯状部に固着され、かつ屈曲部を覆うように形成されたフレキシブル部を備える、ジョイナである。
【0012】
第4の発明は、管、管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップ、ストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナ、および管の内面と、ストリップおよびジョイナとの間に充填された裏込材を備えた更生管において、ジョイナが、幅方向側縁間に配置される帯状部、帯状部に設けられ、ストリップの幅方向側縁のそれぞれと嵌まり合う第1および第2の突条、帯状部を屈曲して形成された屈曲部、ならびに幅方向の各側縁が帯状部に固着され、かつ屈曲部を覆うように形成されたフレキシブル部を備えることを特徴とする、更生管である。
【0013】
【作用】
1の発明によると、管の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップのピッチが、たとえば地振動によって少し変化する場合は、ストリップの各側縁とジョイナの第1および第2の突条との嵌まり合いがそのまま維持された状態でそれぞれが弾性変形する。したがって、ジョイナがストリップから外れることがない。
【0015】
の発明によると、ストリップのピッチが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、第1および第2の突条と、ストリップの各側縁との嵌まり合いが外れる前に、スライド部が案内部に案内されることによって第2部材が第1部材から離れる方向に相対的に移動する。これによって、ストリップのピッチの大きな広がりを許容することができる。そして、第2部材が第1部材から離れる方向に相対的に移動した状態でも、案内部とスライド部との隙間が水密手段によって水密封止されている。
【0016】
2−の各発明によると、ストリップのピッチが、たとえば地振動によって少し変化する場合は、ストリップの各側縁とジョイナの第1および第2の突条との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、第1および第2の突条、ならびに伸縮変形部または屈曲部が弾性変形する。したがって、ジョイナがストリップから外れることがない。
【0017】
の発明によると、ストリップのピッチが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、第1および第2の突条と、ストリップの各側縁との嵌まり合いが外れる前に、伸縮変形部がさらに伸張する。これによって、ストリップのピッチの広がりを許容することができる。そして、第1および第2の突条が変形した状態でも、第1および第2の突条の弾性的性質によって、この第1および第2の突条とストリップの各側縁との密着性が維持されて水密性が保持される。
【0018】
3および第4の発明によると、ストリップのピッチが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナの第1および第2の突条と、ストリップの各側縁との嵌まり合いが外れる前に、帯状部を幅方向に広げる外力によってこの帯状部が屈曲部の箇所で破断する。これによって、ストリップのピッチの広がりを許容することができる。帯状部が屈曲部の箇所で破断して帯状部の各側部が互いに引き離された状態となっても、この両方の側部がフレキシブル部によって互いに連結されており、しかもこのフレキシブル部が帯状部の長手方向に沿って形成されているので、ジョイナの互いに引き離された側部と側部との間の隙間をこのフレキシブル部によって水密封止することができる。
【0019】
【発明の効果】
この発明によれば、管の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップのピッチが、地振動によって少し変化した場合および大きく広がった場合のいずれの場合でも、ジョイナがストリップから外れないようにすることができるし、互いに隣合うストリップの側縁間の水密性を保持することができる。このように、比較的大きい地震動があった場合でも、ストリップとジョイナとによって形成された内管を補修するための手間を削減することができる。
【0020】
そして、第1および2の各発明では、ジョイナの内面を平坦に形成してあるので、また、第3および第4の発明では、屈曲部の隙間を比較的小さくすることによって、施工の際に従来のような内面加工が不要となり、管を更生するための労力を軽減することができる。
【0021】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0022】
【実施例】
図1〜図3に示す第1実施例のジョイナ10は、老朽化した下水管12を更生するために、あるいは新設の下水管12の内面を保護するために、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回された帯状ストリップ14の幅方向側縁どうしを接合して内管16を形成するためのものである。この実施例では下水管12はヒューム管である。もちろん、この発明は、ヒューム管以外のたとえば合成樹脂製管や金属製管の下水管12にも適用することができる。
【0023】
ストリップ14は、たとえば硬質塩化ビニル等のような合成樹脂の押出成形によって連続的に形成されるものであり、帯状の本体18を含む。本体18の一方主面には、下水管12の内面に当接する断面略T状の脚部20が形成され、また、本体18の幅方向両側縁には、条溝22,22が形成されている。各条溝22は、本体18に近い第1壁24と本体18から遠い第2壁26とによって形成され、第2壁26の内面には、図1に示すように、断面略鋸歯状の突起28,28が条溝22に沿って連続して形成されている。また、各条溝22の底部には、下水管12の内面に当接する断面略コ状の脚部30が形成されている。これら脚部20,条溝22,第1壁24,第2壁26,突起28および脚部30は、本体18の長手方向に沿ってその全体に亘って形成されている。
【0024】
ジョイナ10は、たとえば硬質塩化ビニル等のような硬質合成樹脂の押出成形によって連続的に形成された帯状の本体(帯状部)32を含む。この本体32は、平坦な内面32aを有する。本体32の幅方向両端部のそれぞれには、ストリップ14の条溝22に嵌合される突条34、および挟持部36が外面から突出して形成されている。これら突条34および挟持部36は、互いに協働してストリップ14の第2壁26を挟持する。挟持部36は、断面形状が略く字状であり、屈曲部が第2壁26と当接している。そして、突条34には、第2壁26に形成された突起28と係合される断面略鋸歯状の突起38が形成されている。この突条34,挟持部36および突起38は、本体32の長手方向に沿ってその全体に亘って連続して形成されている。さらに、本体32の外面には、この本体32の長手方向に沿ってフレキシブル部40が形成されている。
【0025】
フレキシブル部40は、材質がたとえば合成ゴム,軟質合成樹脂またはエラストマ等であって、帯状に形成されたものである。このフレキシブル部40は、図1に示すように、幅方向の各側縁40a,40aが互いに間隔を隔てた状態で、ジョイナ10の本体32の長手方向に沿って本体32の外面に固着されている。また、本体32に固着するフレキシブル部40の側縁40aと側縁40aとの間の位置あって、本体32の外面に切欠部42が形成されている。
【0026】
切欠部42は、条溝であって、フレキシブル部40と同様に本体32の長手方向の全体に亘って連続して形成されている。なお、フレキシブル部40の各側縁40a,40aおよび切欠部42は、本体32の幅方向の略中央に配置されている。
【0027】
下水管12の内面に内管16を形成する際には、図1および図2に示すように、ストリップ14を下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回し、ジョイナ10の一対の各突条34をストリップ14の一対の各条溝22に嵌め込む。これによって、ストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ10によって接合することができる。これで、内管16を形成することができる。
【0028】
内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ10との間にセメントミルク等のような裏込材78を充填する。すると、ジョイナ10に形成された挟持部36が裏込材78内に埋め込まれ、裏込材78の硬化後は、挟持部36が裏込材78に強固に固定される。なお、ジョイナ10における本体32の内面(内管16の内側空間に向う面)32aは平坦に形成されているので、この内面32aを従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。なお、フレキシブル部40も裏込材78内に埋め込まれるが、フレキシブル部40と本体32とによって形成されたフレキシブル部40の内側空間40bは閉じた状態にあるので、この内側空間40bには裏込材78が充填されていない。
【0029】
図1に示す第1実施例のジョイナ10によると、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ14のピッチPが、たとえば地振動によって狭まる方向または広がる方向に少し変化した場合は、ジョイナ10の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、各突条34、ならびにストリップ14の各条溝22を構成する第1および第2壁24および26が弾性変形する。したがって、ジョイナ10がストリップ14から外れることがない。この状態では、突条34と条溝22との一対の各嵌合部の水密性が保持されており、下水がこの内管16から漏れて出ることがないし、下水管12の外から雨水等が内管16内に流入することもない。
【0030】
次に、図3に示すように、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナ10の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがずれたり外れる前に、本体32を幅方向に広げる外力によってこの本体32が切欠部42の箇所で破断することになる。これによって、ストリップ14のピッチPの広がりを許容することができる。そして、本体32が切欠部42の箇所で破断して本体32の各側部44,46が互いに引き離された状態となっても、この両方の側部44,46がフレキシブル部40によって互いに連結されており、しかもこのフレキシブル部40が本体32の長手方向に沿ってその全体に亘って設けられているので、ジョイナ10の互いに引き離された側部44と側部46との間の隙間48をこのフレキシブル部40によって水密封止することができる。
【0031】
なお、図3に示すように、ジョイナ10の各側部44,46が互いに引き離されていくときは、フレキシブル部40の内側空間40bに充填材9が充填されていないので、同図に示すように幅方向に広がる方向に変形することができる。そして、ジョイナ10の各側部44,46が引き離された状態では、ジョイナ10の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部には、嵌合を引き離す外力が掛かっていない状態となっているので、各嵌合部の水密性が保持されている。
【0032】
そして、図3に示すジョイナ10の互いに引き離された各側部44,46が、地震動によって互いに接近する方向に移動する場合は、フレキシブル部40が折り畳まれる方向に変形していき、各側部44,46の移動を許容することができる。
【0033】
このように、比較的大きい地震動があった場合でも、ジョイナ10がストリップ14から外れることがないし、内管16の水密性が保持されるので、内管16を補修するための手間を削減することができる。ただし、この実施例のフレキシブル部40は、ジョイナ10の各側部44,46が約50mm引き離されるまで広がる大きさとなっている。もちろん、フレキシブル部40の幅を広くして、ジョイナ10の各側部44,46が約50mm以上の所定の長さまで引き離された場合でも広がる大きさとすることができる。
【0034】
次に、図4および図5を参照して、この発明の第2実施例のジョイナ50を説明する。図1に示す第1実施例と図4に示す第2実施例とが相違するところは、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がる場合のその広がりを許容するための手段として、第1実施例では、図1に示すフレキシブル部40および切欠部42を設けたのに対して、第2実施例では、図4に示す伸縮機構部52を設けたところである。これ以外は、第1実施例と同等であるので同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
【0035】
ジョイナ50は、図4に示すように、左側に現れているストリップ14の条溝22に嵌合する第1部材54と、右側に現れているストリップ14の条溝22に嵌合する第2部材56とを含んでいる。この第1部材54および第2部材56は、それぞれが別々にたとえば硬質塩化ビニル等のような硬質合成樹脂の押出成形によって連続的に形成されたものである。第1部材54と第2部材56とは、伸縮機構部52を介して互いに連結している。伸縮機構部52は、案内部52aおよびスライド部52bを含んでいる。
【0036】
この案内部52aおよびスライド部52bは、ジョイナ50の帯状の本体50aの中央部分を構成している。そして、図4に示すように、伸縮機構部52およびこの伸縮機構部52の各側縁から幅方向の外側に延びている縁部54a,56aは、帯状の本体50aを形成している。この本体50a(第1部材54および第2部材56)の内面58は、案内部52aの内側にスライド部52bを収容している状態で、平坦な面となっている。
【0037】
案内部52aは、第1部材54に形成され、所定の間隔を隔てて互いに平行する第1案内壁60および第2案内壁62を含む。第1案内壁60は本体50aの外面を形成し、第2案内壁62は本体50aの内面58を形成する。この第1案内壁60と第2案内壁62との間に案内溝が形成されており、この案内溝は、第2部材56に向って開口している。この第1案内壁60には、案内溝内に突出する断面略鋸歯状の第1〜第4突起64a〜64dが互いに間隔を隔てて形成されている。これら第1〜第4突起64a〜64dは、ジョイナ50の長手方向に沿って本体50aの全体に亘って延びている。
【0038】
スライド部52bは、第2部材56に形成され、第1部材54に向って延びており、案内溝内に収容される厚みの帯状体である。そして、ジョイナ50の長手方向に沿って本体50aの全体に亘って形成されている。このスライド部52bの第1部材54に向う側縁には、シール部66が固着している。このシール部66は、材質がたとえば合成ゴム,軟質合成樹脂(たとえばシリコーン系樹脂)またはエラストマ等であって、スライド部52bの側縁の全体に亘って固着されている。このシール部66は、案内部52aとスライド部52bとの隙間を水密封止するものである。そして、シール部66は、第1案内壁60に形成されている第1〜第4突起64a〜64dに係合する大きさであるが、或る一定以上の力がスライド方向に掛かると、各突起64a〜64cを乗り越えて移動するようになっている。
【0039】
このスライド部52bが形成されている第2部材56は、スライド部52bが案内部52aに案内されることによって、第1部材54から引き離される方向、およびこの引き離された位置から第1部材54に接近する方向に相対的に移動自在である。また、スライド部52bに形成されたシール部66が第1案内壁60に形成された第1〜第4の各突起64a〜64dに係合することによって、第1部材54と第2部材56とが互いに広がる方向、または互いに接近する方向に移動しないように所定の力で留めておくことができる。
【0040】
下水管12の内面に内管16を形成する際には、図4および図2に示すように、第1実施例と同様にして螺旋状に巻回されたストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ50によって接合すればよいので、その詳細な説明を省略する。
【0041】
そして、第1実施例と同様に、内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ50との間にセメントミルク等のような裏込材78を充填する。なお、ジョイナ50における本体50aの内面58は平坦に形成されているので、この内面58を従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。
【0042】
図4に示す第2実施例のジョイナ50によると、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ14のピッチPが、地振動等によって狭まる方向または広がる方向に少し変化する場合は、第1実施例と同様に、ジョイナ50の突条34,34と、ストリップ14の各条溝22との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、各突条34、ならびにストリップ14の各条溝22を構成する第1および第2壁24,26が弾性変形する。したがって、ジョイナ50がストリップ14から外れることがない。このとき、シール部66が第1突起64aに係合した状態のままである。この状態では、スライド部52bと案内部52aとの隙間がシール部66によって水密保持されており、しかも突条34と条溝22との一対の各嵌合部の水密性が保持されているので、下水がこの内管16から漏れて出ることがないし、下水管12の外から地下水等が内管16内に流入することもない。
【0043】
次に、図5に示すように、ストリップ14のピッチPが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナ50の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがずれたり外れる前に、第1部材54と第2部材56とを幅方向に広げる外力によって案内部52a内に収容されているスライド部52bが案内部52aに案内されて外側に引き出されていく。つまり、第2部材56が第1部材54から離れる方向に相対的に移動して、ストリップ14のピッチPの大きな広がりを許容することができる。そして、第2部材56が第1部材54から離れる方向に相対的に移動した状態でも、案内部52aとスライド部52bとの隙間がシール部66によって水密封止されている。
【0044】
そして、図5に示すように、ジョイナ50の第1部材54と第2部材56とが互いに引き離された状態では、ジョイナ50の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部には、嵌合を引き離す方向の外力が掛かっていない状態となっているので、各嵌合部の水密性が保持されている。
【0045】
次に、図5に示すジョイナ50の互いに引き離された第1および第2部材54,56が、地震動によって接近する方向に移動する場合は、スライド部52bが案内部52a内に挿入される方向に移動していき、第1および第2部材54,56の互いに接近する方向の移動を許容することができる。そして、第1および第2部材54,56が互いに接近するときの各移動位置においても、案内部52aとスライド部52bとの隙間がシール部66によって水密封止されているし、ジョイナ50の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部の水密性が保持されている。
【0046】
このように、比較的大きい地震動があった場合でも、第1実施例と同様に、ジョイナ50がストリップ14から外れることがないし、内管16の水密性が保持されるので、内管16を補修するための手間を削減することができる。ただし、この実施例の伸縮機構部52は、ジョイナ50の第1および第2部材54,56が互いに約50mm引き離されるまで広がる大きさとなっている。もちろん、伸縮機構部52の伸縮のストロークを長くすることによって、ジョイナ50の第1および第2部材54,56が約50mm以上の所定の長さまで引き離された場合でも伸張させることができる。また、内管16の施工の際において、ジョイナ50における本体50aの内面58は平坦に形成されているので、本体50aの内面58を従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。
【0047】
次に、図6および図7を参照して、この発明の第3実施例のジョイナ68を説明する。図1に示す第1実施例と図6に示す第3実施例とが相違するところは、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がる場合のその広がりを許容するための手段として、第1実施例では、図1に示すフレキシブル部40および切欠部42を設けたのに対して、第3実施例では、図6に示す伸縮変形部70を設けるとともに、突条34,34の材質を変更したところである。これ以外は、第1実施例と同等であるので同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
【0048】
ジョイナ68は、図6に示すように、左側に現れているストリップ14の条溝22に嵌合する突条34を有する第1部材72,右側に現れているストリップ14の条溝22に嵌合する突条34を有する第2部材74,および第1部材72と第2部材74とを互いに連結する伸縮変形部70を含んでいる。一対の突条34の材質は、弾性シール材であり、合成ゴム,軟質合成樹脂またはエラストマ等である。伸縮変形部70の材質は、合成ゴム,軟質合成樹脂またはエラストマ等の軟質材料である。そして、ジョイナ68のこれら以外の部分の材質は硬質塩化ビニル等のような硬質合成樹脂である。このジョイナ68は、一体ものとして押出成形によって連続的に形成されたものである。
【0049】
この伸縮変形部70は、ジョイナ68の本体68aの中央部分を構成している。そして、図6に示すように、伸縮変形部70およびこの伸縮変形部70の各側縁から幅方向の外側に延びている縁部72a,74aは、一定の厚みおよび幅の帯状の本体68aを形成している。この本体68aを構成する第1部材72,伸縮変形部70および第2部材74の内面76は、平坦な面となっている。
【0050】
また、伸縮変形部70および突条34,34の弾力性は、図7に示すように、第1部材72と第2部材74とが互いに引き離されていくときに、一対の各突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いが外れる前に、本体68aを幅方向に広げる外力によって伸縮変形部70の伸張、および弾性シール材で形成した各突条34,34の変形によってストリップ14のピッチPの大きな広がりを許容することができるように定められている。そして、各突条34,34が変形した状態でも、突条34,34の弾性的性質によって各突条34,34とストリップ14の各条溝22,22との密着性が維持されて水密性が保持される。
【0051】
下水管12の内面に内管16を形成する際には、図6および図2に示すように、第1実施例と同様にして螺旋状に巻回されたストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ68によって接合すればよいので、その詳細な説明を省略する。
【0052】
そして、第1実施例と同様に、内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ68との間にセメントミルク等のような裏込材78を充填する。なお、ジョイナ68における本体68aの内面76は平坦に形成されているので、この内面76を従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。
【0053】
図6に示す第3実施例のジョイナ68によると、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ14のピッチPが、地振動等によって狭まる方向または広がる方向に少し変化する場合は、ジョイナ68の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、突条34,34および伸縮変形部70が弾性変形する。したがって、ジョイナ68がストリップ14から外れることがない。
【0054】
そして、ストリップ14のピッチPが、たとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナ68の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いが外れる前に、伸縮変形部70がさらに弾性変形して伸張し、これによってストリップ14のピッチPの広がりを許容することができる。そして、図7に示すように、ジョイナ68の第1部材72と第2部材74とが互いに引き離された状態では、ジョイナ68の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部には、嵌合を引き離す方向の外力が掛かっているので、各突条34,34が変形した状態となっている。ただし、各突条34,34は弾性的性質を有しているので、これら各突条34,34とストリップ14の各条溝22,22の内面との密着性が維持され、各嵌合部の水密性が保持される。
【0055】
次に、図7に示すジョイナ68の互いに引き離された第1および第2部材72,74が、地震動によって接近する方向に移動する場合は、弾性変形している伸縮変形部70、ストリップ14の各条溝22を構成する第1および第2壁24,26、各条溝22に嵌まり合う各突条34、ならびに挟持部36が、図6に示す状態に戻る方向に変形することになり、第1および第2部材72,74の互いに接近する方向の移動を許容することができる。そして、第1および第2部材72,74が互いに接近するときの各移動位置においても、ジョイナ68の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部の水密性が保持されている。
【0056】
このように、比較的大きい地震動があった場合でも、第1実施例と同様に、ジョイナ68が外れることがないし、内管16の水密性が保持されるので、内管16を補修するための手間を削減することができる。ただし、この実施例の伸縮変形部70および突条34,34等は、ジョイナ68の第1および第2部材72,74が互いに約50mm引き離されるまで広がるように材質および大きさが定められている。もちろん、伸縮変形部70の伸縮変形が可能な寸法を長くするとともに、突条34,34等の変形許容量を大きくすることによって、ジョイナ68の第1および第2部材72,74が約50mm以上の所定の長さまで引き離された場合でも、これらが伸張および変形できるようにすることができる。また、内管16の施工の際において、ジョイナ68における本体68aの内面76は平坦に形成されているので、本体68aの内面76を従来のように充填材9を充填する等の後処理をする必要はない。
【0057】
次に、図8および図9を参照して、この発明の第4実施例のジョイナ80を説明する。図1に示す第1実施例と図8に示す第4実施例とが相違するところは、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がった場合にジョイナを破断させるための手段として、第1実施例では、図1に示す切欠部42を設けたのに対して、第4実施例では、図8に示す屈曲部82を設けたところである。これ以外は、第1実施例と同等であるので同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
【0058】
屈曲部82は、図8に示すように、断面形状がほぼ逆U字状であり、ジョイナ本体32の幅方向の略中央部を屈曲して形成されたものである。屈曲部82は、本体32の長手方向の全体に亘って連続して形成されており、本体32の外面側(下水管12の側)に突出している。
【0059】
下水管12の内面に内管16を形成する際には、図8および図2に示すように、第1実施例と同様にして、螺旋状に巻回されたストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ80によって接合すればよいので、その詳細な説明を省略する。
【0060】
そして、第1実施例と同様に、内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ80との間にセメントミルク等のような裏込材78を充填する。なお、ジョイナ80における本体32の内面32aには、逆U字状の屈曲部82による隙間84が形成されているが、この隙間84は内管16における下水の流下性能に支障をきたさないように小さい寸法(たとえば約1mm以下)に形成されている。したがって、この隙間84には、パテ等の充填材を充填する等の後処理をする必要はない。そして、第1実施例と同様に、フレキシブル部40の内側空間40bには裏込材78が充填されていない。
【0061】
図8に示す第4実施例のジョイナ80によると、下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回されたストリップ14のピッチPが、たとえば地振動によって狭まる方向または広がる方向に少し変化した場合は、ジョイナ80の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがそのまま維持された状態で、屈曲部82が閉じる方向または開く方向に弾性変形するとともに、各突条34、ならびにストリップ14の各条溝22を構成する第1および第2壁24および26が弾性変形する。したがって、ジョイナ80がストリップ14から外れることがない。この状態では、突条34と条溝22との一対の各嵌合部の水密性が保持されている。
【0062】
次に、図9に示すように、ストリップ14のピッチPがたとえば地振動によって大きく広がる場合は、ジョイナ80の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌まり合いがずれたり外れる前に、本体32を幅方向に広げる外力によってこの本体32が屈曲部82の底部82aで破断することになる。これによって、ストリップ14のピッチPの広がりを許容することができる。
【0063】
屈曲部82が破断するときのメカニズムは、本体32を幅方向に広げる外力(変位)によって、屈曲部82の隙間84が広がり、このときに屈曲部82の底部82aに大きなモーメントが働き、このモーメントによってこの底部82aに応力が集中して破断することとなる。このように、屈曲部82に働くモーメントを利用して屈曲部82の底部82aが破断するようにしているので、本体32を幅方向に広げる予め定めた外力(変位)が掛かったときに、屈曲部82を確実に破断させるための設定を簡単に行うことができる。その結果、ジョイナ80の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部の損傷を確実に防止して、ストリップ14のピッチPの広がりを許容することができる。
【0064】
そして、本体32が屈曲部82の底部82aで破断して本体32の各側部44,46が互いに引き離された状態となっても、第1実施例と同様に、ジョイナ80の互いに引き離された側部44と側部46との間の隙間48をフレキシブル部40によって水密封止することができる。
【0065】
また、第1実施例と同様に、図9に示すように、ジョイナ80の各側部44,46が互いに引き離されていくときは、フレキシブル部40が広げられることによって、各側部44,46の移動を許容することができる。さらに、ジョイナ80の互いに引き離された各側部44,46が、地震動によって互いに接近する方向に移動するときは、フレキシブル部40が折り畳まれる方向に変形することによって、各側部44,46の移動を許容することができる。そして、ジョイナ80の各側部44,46が図8および図9に示す各状態、およびこの2つの状態の間にある状態では、ジョイナ80の突条34,34と、ストリップ14の条溝22,22との嵌合部には、大きな外力が掛からないので、各嵌合部の水密性が保持されている。
【0066】
このように、比較的大きい地震動があった場合でも、ジョイナ80がストリップ14から外れることがないし、内管16の水密性が保持されるので、内管16を補修するための手間を削減することができる。
【0067】
次に、図10を参照して、この発明の第5,第6および第7実施例を説明する。この第5,第6および第7実施例のジョイナ86,88,90は、第4実施例のジョイナ80を変形したものであり、第5〜第7の各実施例のジョイナ86,88,90と、第4実施例のジョイナ80とが相違するところは、特に、屈曲部82,92,94,96が相違するところである。これ以外の構成,作用およびその使用方法は、第4実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。
【0068】
第5実施例のジョイナ86は、図10(A)に示すように、屈曲部92の断面形状が第4実施例と同様の逆U字状であるが、この屈曲部92の脚部92a,92aの間隔が第4実施例よりも広く形成されている。この場合、屈曲部92の隙間84が広くなるので、この隙間84において、本体32の内面32a側に開口する開口部92bを狭くするために、この開口部92bを形成する各側部44,46の各縁部に凸部98を形成してある。
【0069】
このように、凸部98を形成することによって、本体32の内面32a側に形成される開口部92bを狭くすることができるので、この開口部92bが、内管16における下水の流下性能に支障をきたさないようにすることができる。そして、凸部98を形成して開口部92bを狭くすることができるので、屈曲部92を所望の形状に形成することができる。このジョイナ86の各側部44,46が互いに引き離されていくときに、屈曲部92の破断する箇所は、第4実施例と同様に底部92cである。
【0070】
そして、図10(B)に示す第6実施例のジョイナ88は、図10(A)に示す第5実施例のジョイナ86において、その屈曲部92の断面形状を逆V字状に変更したものである。このジョイナ88の屈曲部94の破断する箇所は、その底部94aである。
【0071】
図10(C)に示す第7実施例のジョイナ90は、図8に示す第4実施例のジョイナ80において、その屈曲部82の断面形状を逆三角形に変更したものである。この第7実施例のジョイナ90は、本体32の各側部44,46の互いに向かい合う各端部100,100が当接しており、これによって屈曲部96の隙間84が閉じられている。このジョイナ90の屈曲部96の破断する箇所は、屈曲部96に形成されている底部の両端部(角部)96a,96aのうちのいずれか一方、または両方である。
【0072】
次に、図11〜図14を参照して、この発明の第8実施例のジョイナ102を説明する。この図11に示す第8実施例のジョイナ102は、図8に示す第4実施例のジョイナ80に切欠部104を設けたものである。切欠部104は、条溝であって、本体32の長手方向に沿って本体32の外面に形成されている。そして、各切欠部104は、フレキシブル部40のそれぞれの側縁40a,40aと屈曲部82との間の各位置に形成されている。
【0073】
このジョイナ102によると、図11に示すように、屈曲部82が形成されている中央部106を備えている状態で使用して、ストリップ14とともに内管16を形成することができるし、図12に示すように、中央部106を除去した状態で使用して、ストリップ14とともに内管16のたとえば一部を形成することができる。
【0074】
このジョイナ102によると、内管16を形成する際に、ストリップ14のピッチPが一定である箇所では、図11に示すように、中央部106を備えている状態で使用する。そして、たとえば図13および図14に示すように、ストリップ14のピッチPが狭くなっている箇所や広くなっている箇所等に対しては、中央部106を除去して使用することができる。このように、このジョイナ102は、中央部106を除去することによって、下水管12の内面形状に応じた形状に変形させて、ストリップ14の幅方向側縁どうしをこのジョイナ102によって接合することができる。
【0075】
なお、このジョイナ102を、図12に示すように、中央部106を除去した状態で使用するときは、たとえば、図11に示すジョイナ102の中央部106をフレキシブル部40から引き離す方向に引っ張ることによって、2条の各切欠部104に沿って本体32を切断すればよい。これによって、屈曲部82を含む中央部106をジョイナ102から取り外すことができる。
【0076】
次に、このジョイナ(中央部106を備えている状態のもの、および中央部106を除去した状態のものを含む。)102を使用して、ストリップ14とともに内管16を形成するときは、上記各実施例と同様に、ストリップ14を下水管12の内面に沿って螺旋状に巻回するとともに、ジョイナ102の一対の各突条34をストリップ14の一対の各条溝22に嵌め込む。このようにして、ストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ102によって接合する。これで、内管16を形成することができる。そして、内管16を形成した後、下水管12の内面とストリップ14およびジョイナ102との間に裏込材78を充填する。これ以外の構成および作用は、第4実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。
【0077】
図13(A)に示すジョイナ102の施工例は、ストリップ14のピッチPが狭くなっている箇所に図12に示すジョイナ102を適用した場合であり、ジョイナ本体32の各側部44,46の互いに向かい合う端部108と端部108との隙間110が極めて小さい状態で取り付けられている。そして、フレキシブル部40の内側空間40bには、充填材が充填されていない。
【0078】
図13(B)に示すジョイナ102の施工例は、ストリップ14のピッチPが広くなっている箇所に図12に示すジョイナ102を適用した場合であり、ジョイナ本体32の各側部44,46の互いに向かい合う端部108と端部108とが間隔を隔てた状態で取り付けられている。フレキシブル部40の内側空間40bには、充填材112が充填されている。
【0079】
図14(A)に示すジョイナ102の施工例は、下水管12の内面に段差114がある箇所に図12に示すジョイナ102を適用した場合であり、フレキシブル部40の内側空間40bには、充填材112が充填されている。
【0080】
図14(B)に示すジョイナ102の施工例は、下水管12の曲がり部116の箇所に図12に示すジョイナ102を適用した場合であり、フレキシブル部40の内側空間40bには、充填材112が充填されている。
【0081】
ただし、第1〜第8の各実施例では、図1に示す形状のストリップ14の幅方向側縁どうしをジョイナ10,50,68等によって接合する例を示したが、これ以外の形状のストリップの幅方向側縁どうしをジョイナ10等によって接合することができる。要は、ジョイナ10等の各突条34,34が嵌まり合って接合可能な条溝または突条等を有するストリップであればよい。
【0082】
そして、図1に示す第1実施例において、図11〜図14に示す第8実施例と同様に、フレキシブル部40の側縁40a,40a間にたとえば2条の切欠部104を設けてもよい。このように、2条の切欠部104を設けることによって、この2条の切欠部104の間に形成される中央部を備えている状態で使用することができるし、この中央部を除去した状態で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図2】図1第1実施例を使用して下水管の内面に内管を形成した状態を示す縦断面図である。
【図3】図1実施例のジョイナのフレキシブル部が地振動によって広がった状態を示す縦断面図である。
【図4】この発明の第2実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図5】図4第2実施例のジョイナの伸縮機構部が地振動によって伸張した状態を示す縦断面図である。
【図6】この発明の第3実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図7】図6第3実施例のジョイナの伸縮変形部が地振動によって伸張した状態を示す縦断面図である。
【図8】この発明の第4実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図9】図8第4実施例のジョイナの屈曲部が破断してフレキシブル部が広がった状態を示す縦断面図である。
【図10】(A)はこの発明の第5実施例に係るジョイナの縦断面図、(B)はこの発明の第6実施例に係るジョイナの縦断面図、(C)はこの発明の第7実施例に係るジョイナの縦断面図である。
【図11】この発明の第8実施例に係るジョイナの縦断面図である。
【図12】図11第8実施例に係るジョイナの中央部を除去した縦断面図である。
【図13】(A)は図12第8実施例の中央部を除去したジョイナの使用状態を示す縦断面図、(B)は図12第8実施例の中央部を除去したジョイナの他の使用状態を示す縦断面図である。
【図14】(A)は図12第8実施例の中央部を除去したジョイナのさらに他の使用状態を示す縦断面図、(B)は図12第8実施例の中央部を除去したジョイナのさらに他の使用状態を示す縦断面図である。
【図15】従来のジョイナの使用状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10、50、68、80、86、88、90、102 …ジョイナ
12 …下水管
14 …ストリップ
16 …内管
18 …ストリップの本体
22 …条溝
24 …第1壁
26 …第2壁
32、50a、68a …ジョイナの本体
32a、58、76 …本体の内面
34 …突条
40 …フレキシブル部
42 …切欠部
52 …伸縮機構部
52a …案内部
52b …スライド部
54 …第1部材
56 …第2部材
66 …シール部
70 …伸縮変形部
72 …第1部材
74 …第2部材
78 …裏込材
82、92、94、96 …屈曲部
82a、92c、94a …底部
96a …底部の端部
104 …切欠部
106 …中央部

Claims (4)

  1. 管、前記管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップ、前記ストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナ、および前記管の内面と、前記ストリップおよび前記ジョイナとの間に充填された裏込材を備えた更生管において、
    前記ジョイナが、前記ストリップの幅方向一方側縁と嵌まり合う第1突条、および案内部を有する第1部材、前記ストリップの幅方向他方側縁と嵌まり合う第2突条、およびスライド部を有する第2部材、ならびに前記案内部と前記スライド部との隙間を水密封止する水密手段を有し、
    前記第1部材および前記第2部材の内面が平坦であり、前記スライド部が前記案内部に案内されることによって、第2部材が前記ストリップの幅方向に移動自在であることを特徴とする、更生管。
  2. 管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップの幅方向側縁どうしを接合するためのジョイナであって、
    前記ストリップの幅方向一方側縁と嵌まり合い、この嵌合部の水密性を保持する弾性シール材で形成した第1突条を有する第1部材、
    前記ストリップの幅方向他方側縁と嵌まり合い、この嵌合部の水密性を保持する弾性シール材で形成した第2突条を有する第2部材、および
    前記第1部材と前記第2部材とを互いに連結する伸縮変形部を備え、
    前記第1部材,前記伸縮変形部および前記第2部材の内面が平坦であり、
    前記第1突条および前記第2突条がともに変形可能である、ジョイナ。
  3. 管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップの幅方向側縁どうしを接合するためのジョイナであって、
    前記幅方向側縁間に配置される帯状部、
    前記帯状部に設けられ、前記ストリップの前記幅方向側縁のそれぞれと嵌まり合う第1および第2の突条、
    前記帯状部を屈曲して形成された屈曲部、ならびに
    幅方向の各側縁が前記帯状部に固着され、かつ前記屈曲部を覆うように形成されたフレキシブル部を備える、ジョイナ。
  4. 管、前記管の内面に沿って螺旋状に巻回される帯状ストリップ、前記ストリップの幅方向側縁どうしを接合するジョイナ、および前記管の内面と、前記ストリップおよび前記ジョイナとの間に充填された裏込材を備えた更生管において、
    前記ジョイナが、前記幅方向側縁間に配置される帯状部、前記帯状部に設けられ、前記ストリップの前記幅方向側縁のそれぞれと嵌まり合う第1および第2の突条、前記帯状部を屈曲して形成された屈曲部、ならびに幅方向の各側縁が前記帯状部に固着され、かつ前記屈曲部を覆うように形成されたフレキシブル部を備えることを特徴とする、更生管。
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