JP3806597B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、特に、ペーパーレス受信可能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像データをペーパーレスで電子文書として保管および管理可能なファクシミリ装置が存在する。
【0003】
画像データをペーパーレスで保管および管理可能なファクシミリ装置として、例えば、特開平6−334794号公報に開示されたファクシミリ装置があり、画像蓄積手段として、光ディスクおよび光ディスクドライブを備えることにより、大容量の画像データを管理することが可能である。
【0004】
上記ファクシミリ装置では、文書を受信する場合、通常の受信印刷をすることもできるし、出力はせずに、画像蓄積手段に転送し電子文書として保管することもできる。また、文書を送信する場合、読み取った画像データをそのまま送信することもできるし、一旦、画像蓄積手段に保管することもできる。
【0005】
また、記憶メディア(この場合、光ディスク)が交換可能で、持ち運びできることにより、同様の構成を備えた他のファクシミリ装置でもデータを扱うことができる。また、予約送信(保管した文書を指定した日時に送信)、自動代行受信(受信側ファクシミリが用紙切れなどの不都合の場合に、自動的に画像蓄積手段の方に受信・保管)などの様々な機能が使用可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のファクシミリ装置では、送信側の処理において、画像データに、発信日時や発信者番号などの付加、相互通信のための画面サイズ変換などの処理を施しており、加工された画像データしか受信することができなかった。
【0007】
このため、受信した画像データを、通常の受信印刷処理をせずに、画像蓄積手段に転送して電子文書(ファイル)として保管したい場合、加工された画像データをファイルとして保存することになるという問題が生じる。
【0008】
また、同一宛先に複数の画像データを列信すると、一つの画像データとして処理されることがあり、G3通信の場合、受信側ではひとまとまりに受信した画像データを区分することができないので、電子文書として扱いたい場合にも不便である。
【0009】
また、画像蓄積手段が、符号化手段などを備えていて、ファクシミリ装置本体の受信能力以上の能力を有している場合でも、ファクシミリ装置本体の受信能力で受信していたので、画像蓄積手段の受信能力を活かすことができなかった。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、受信した画像データを電子文書として保管可能な画像蓄積手段と接続されたファクシミリ装置において、受信した画像データを電子文書として保管するモードを選択している場合は、通信プロトコルにより、送信側ファクシミリ装置に対して、画像データを加工せずに送信することを宣言(命令)し、受信側で電子文書として扱いやすいようにするファクシミリ装置を提供することを第1の目的としている。
【0011】
また、画像蓄積手段に保管するモードを選択している場合、送信側ファクシミリ装置における列信処理を禁止し、複数の文書が一つの文書としてまとめて処理されることのないようにするファクシミリ装置を提供することを第2の目的としている。
【0012】
また、画像蓄積手段に保管するモードを選択している場合、画像蓄積システムの有している能力を送信側ファクシミリにプロトコル上通知することにより、受信側ファクシミリ本体の能力ではなく、画像蓄積システムの能力で受信することが可能なファクシミリ装置を提供することを第3の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像データをファイル化して保管する画像蓄積手段と接続され、受信モードとして、受信した画像データを画像蓄積手段に転送し保管する蓄積モードを有し、画像データを受信する際、蓄積モードが選択されている場合、送信側ファクシミリ装置に、画像データに加工を行わないで送信するように通知し、また、受信した画像データを画像蓄積手段へ転送することを特徴としている。
【0014】
請求項2記載の発明は、画像蓄積手段と接続され、蓄積モードを有し、画像データを送信する際、受信側ファクシミリ装置から、画像データに加工を行わないで送信するように通知された場合、画像データに加工を行わないで送信し、また、画像データを受信する際、蓄積モードが選択されている場合、送信側ファクシミリ装置に、画像データに加工を行わないで送信するように通知し、また、受信した画像データを画像蓄積手段へ転送することを特徴としている。
【0015】
請求項3記載の発明は、加工は、文字列の付加および挿入処理であることを特徴としている。
【0016】
請求項4記載の発明は、加工は、縮小および変倍処理であることを特徴としている。
【0017】
請求項5記載の発明は、同一宛先に画像データを送信する際、受信側ファクシミリ装置が蓄積モードを選択されている場合、列信を行わないようにすることを特徴としている。
【0018】
請求項6記載の発明は、画像蓄積手段の受信能力を記憶し、画像データを受信する際、蓄積モードを選択している場合、受信能力を標準能力として送信側ファクシミリ装置に通知することを特徴としている。
【0019】
請求項7記載の発明は、画像蓄積手段の受信能力は、符号化能力を含むことを特徴としている。
【0020】
請求項8記載の発明は、画像蓄積手段の受信能力は、解像度能力を含むことを特徴としている。
【0021】
請求項9記載の発明は、画像蓄積手段の受信能力は、記録幅能力を含むことを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、通信プロトコルは、G3規格を例に説明するが、G4規格も想定するものとする。
【0023】
図1は本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
図1において、システム制御部1は、本発明のファクシミリ装置全体を監視制御する。システムメモリ2は、装置にあらかじめ登録される情報を格納する。また、通信に必要なデータを一時的に格納する。画像メモリ3は、原稿読取部4において読み取られた画像データや受信した画像データを一時的に格納する。原稿読取部4は原稿をスキャンし、画像データとして読み取る。印刷部5は、画像データを用紙に印刷する。操作部6は、ユーザによる各種操作を受け付ける。DCR7は、符号化方式により、画像データを圧縮および展開する処理を行う。G3モデム8は、G3通信のためにデータを変調復調する。NCU9は、回線へのダイヤル発信やリンギングの検出を行う。I/Oインターフェイス10は、画像蓄積システム11を接続する。
【0024】
画像蓄積システム11は、本体で通常の受信印刷処理(以下、「通常印刷」と表記する)をする以外に、受信した画像データを電子文書(ファイル)として保管し扱うことを可能にするためのシステムである。画像蓄積システム11は、ファクシミリ装置本体より転送された画像データをファイル(中身は画像データ)として保管する。ユーザは、操作部6あるいは画像蓄積システム11の有する操作手段により、保管してあるファイルを選択し、印刷や送信などの処理を行うことができる。
【0025】
図2は、本発明の実施の形態におけるシステム概略図である。
本発明では、ユーザは、受信モードとして、受信した画像データを通常のように印刷するモード(「通常印刷モード」とする)、受信した画像データを画像蓄積システム11へ転送し保管するモード(「蓄積モード」とする)などを随時選択および設定可能である。
【0026】
図2において、受信ファクシミリ23は、蓄積モードの場合、送信ファクシミリ21からの画像データを印刷することなく画像蓄積システム24へ転送し、ファイルとして保管し、文書のペーパーレス管理を実現する。また、受信ファクシミリ23と画像蓄積システム24との接続は、電話回線による接続、シリアルケーブルによる接続、ネットワークによる接続、PCIバスによる接続などが考えられる。
【0027】
図3は、本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置間の通信プロトコルのやりとりを示す図である。
【0028】
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるファクシミリ装置の動作を説明するフローチャートである。以下、図に沿って説明する。
【0029】
原稿受信側ファクシミリは、電源投入後、画像蓄積システム11が接続されているかどうかをチェックし(ステップS401、ステップS402)、接続されていない場合は、通常のファクシミリとして動作する(ステップS403)。接続されている場合は、本発明の動作を行う(ステップS402/YES)。
【0030】
なお、図4では、受信側ファクシミリは、前述した蓄積モードが選択されているものとして説明する。
【0031】
送信側ファクシミリは、待機時、オペレータより送信する原稿あるいはファイルを指定されると(ステップS413、ステップS414)、回線より呼び出しの発呼を行い(ステップS415)、送信を開始する(ステップS416)。
【0032】
受信側ファクシミリは、待機時、回線からの呼出音に対して、NCU9を制御して着信し、受信を開始する(ステップS404からステップS406)。
【0033】
受信側ファクシミリは、G3モデム8からCED/DIS/NSFなどの信号を送信側ファクシミリへ送出する(ステップS407、ステップS408)。このときDIS/NSF信号では受信側ファクシミリの受信能力が宣言されている。また、通常印刷しないことをプロトコル上宣言し、送信側ファクシミリに対し、送信する画像データに加工を施さないように命令する。
【0034】
送信側ファクシミリでは、受信側ファクシミリからのDIS/NSF信号をG3モデム8より受信して、受信側ファクシミリの受信能力および受信モードなどを認識する(ステップS417、ステップS418)。
【0035】
送信側ファクシミリは、DCS/NSS/TCFなどの信号を送信し(ステップS419)、受信側ファクシミリからのCFR信号を受信して、双方の最大能力で画像データを送信するが、このとき、発信日時・発信者番号などの情報の付加、あるいは、相互通信のための画面サイズ変換などの処理を行わないで送信するように制御を行う(ステップS420)。画像データ送信終了後(ステップS421)、待機状態へ戻る。
【0036】
受信側ファクシミリは、DCS/NSS/TCFなどの信号を受信後(ステップS409)、CFR信号を送信し、画像データの受信を開始する(ステップS410)。画像データの受信を終了後(ステップS411)、受信した画像データを画像蓄積システム11へ転送し(ステップS412)、待機状態へ戻る。画像蓄積システム11は、転送された画像データをファイルとして保管する。
【0037】
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるファクシミリ装置の動作を説明するフローチャートである。図5は、図4の第1の実施例において、送信側ファクシミリにおける画像データ送信終了後、さらに同一宛先の画像データを送信する場合の例であり、第1の画像データの送信終了後の動作を説明する。
【0038】
送信側ファクシミリにおいて、第1の画像データの送信終了後、同一宛先の送信文書があるかどうかを判断する(ステップS501)。ない場合は(ステップS501/NO)、終了して待機状態に戻る(ステップS504)。ある場合は(ステップS501/YES)、受信側ファクシミリの受信モードを確認し(ステップS502)、通常印刷モードの場合(ステップS502/NO)、列信する(ステップS505)。蓄積モードの場合(ステップS502/YES)、列信せずに待機状態へ戻る(ステップS503)。
【0039】
図6は、本発明の第3の実施の形態におけるファクシミリ装置の動作を説明するフローチャートである。図6においても、受信側ファクシミリ装置の受信モードは蓄積モードとする。
【0040】
ステップS601からステップS603までは第1の実施例と同様である。
【0041】
受信側ファクシミリは、画像蓄積システム11から、画像蓄積システム11の有する、受信画像データについての処理能力(符号化能力、解像度能力、記録幅能力などを含む)の通知を受けた場合は、この能力をシステムメモリ2に記憶する(ステップS604、ステップS605)。
【0042】
以下、ステップS606以降、第1の実施例の場合とほぼ同様であるが、ステップS610では、受信側ファクシミリ本体の受信能力ではなく、システムメモリ2に記憶した、画像蓄積システム11の受信能力が宣言されており、受信側ファクシミリは、画像蓄積システム11の受信能力で画像データを受信する。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、送信側に、送信する画像データを加工しないように通知するため、送信側が画像データに加工を行わないで送信した場合、受信側で電子文書として扱いやすくなる。
【0044】
請求項2記載の発明によれば、送信側で、送信する画像データを加工しないので、受信側で電子文書として扱いやすくなる。
【0045】
請求項3記載の発明によれば、送信側で発信日時などの情報を送信画像データに付加あるいは挿入しないので、受信側で電子文書として扱いやすくなる。
【0046】
請求項4記載の発明によれば、送信側で送信する画像データに縮小あるいは変倍処理を行わないので、受信側で画像劣化していない電子文書を得ることができる。
【0047】
請求項5記載の発明によれば、受信側が、受信した画像データを画像蓄積システムに保管するモードを選択している場合、送信側は列信を行わないので、複数の文書が一つの文書としてまとめられて処理されることがなくなり、受信側で電子文書として扱いやすくなる。
【0048】
請求項6記載の発明によれば、画像蓄積手段が受信側ファクシミリ本体以上の受信能力を有している場合、画像蓄積手段の受信能力で画像データを受信するので、画像蓄積手段の受信能力を活かした電子文書を得ることができる。
【0049】
請求項7記載の発明によれば、例えば、画像蓄積手段にJBIG符号化処理機能がある場合、JBIG画像を受信することができるので、通信時間を短縮することができる。
【0050】
請求項8記載の発明によれば、例えば、画像蓄積手段に微細字能力(400dpi以上)がある場合、微細字能力で受信することができるので、解像度を下げることによる画像劣化を防ぐことができる。
【0051】
請求項9記載の発明によれば、例えば、画像蓄積手段にA3記録幅の能力がある場合、A3記録幅で受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置のシステム概略図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置の通信プロトコルのやりとりを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 システムメモリ
3 画像メモリ
4 原稿読取部
5 印刷部
6 操作部
7 DCR
8 G3モデム
9 NCU
10 I/Oインターフェイス
11 画像蓄積システム
21 送信ファクシミリ
22 交換機
23 受信ファクシミリ
24 画像蓄積システム
Claims (9)
- 画像データをファイル化して保管する画像蓄積手段と接続され、
受信モードとして、受信した画像データを前記画像蓄積手段に転送し保管する蓄積モードを有し、
画像データを受信する際、前記蓄積モードが選択されている場合、送信側ファクシミリ装置に、画像データに加工を行わないで送信するように通知し、また、受信した前記画像データを前記画像蓄積手段へ転送することを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記画像蓄積手段と接続され、
前記蓄積モードを有し、
画像データを送信する際、受信側ファクシミリ装置から、前記画像データに加工を行わないで送信するように通知された場合、前記画像データに加工を行わないで送信し、また、画像データを受信する際、前記蓄積モードが選択されている場合、送信側ファクシミリ装置に、前記画像データに加工を行わないで送信するように通知し、また、受信した前記画像データを前記画像蓄積手段へ転送することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。 - 前記加工は、文字列の付加および挿入処理であることを特徴とする請求項1または2記載のファクシミリ装置。
- 前記加工は、縮小および変倍処理であることを特徴とする請求項1または2記載のファクシミリ装置。
- 同一宛先に画像データを送信する際、受信側ファクシミリ装置が前記蓄積モードを選択されている場合、列信を行わないようにすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
- 前記画像蓄積手段の受信能力を記憶し、画像データを受信する際、前記蓄積モードを選択している場合、前記受信能力を標準能力として送信側ファクシミリ装置に通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
- 前記画像蓄積手段の受信能力は、符号化能力を含むことを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置。
- 前記画像蓄積手段の受信能力は、解像度能力を含むことを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置。
- 前記画像蓄積手段の受信能力は、記録幅能力を含むことを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置。
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