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JP3813312B2 - 監視制御装置 - Google Patents
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JP3813312B2 - 監視制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波長多重方式が適用された光伝送系において、保守および運用にかかわる情報をN段保護方式に基づいて得る監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広い波長域に亘って直線的な入出力特性を有する光増幅器が安価に得られ、かつ波長が異なる複数の光信号の分波と合波とに供される光分波器の実現にかかわる技術が確立したために、光ファイバ当たりの伝送容量が大きく、かつ双方向の光伝送が可能であると共に、形式が異なる光信号の並行伝送が可能であって増設に対する柔軟性が高い波長多重(WDM)方式が光伝送系に多く適用されつつある。
【0003】
図7は、波長多重化された光信号の中継に供される機器の構成例を示す図である。
図において、光分波器91の入射口には先行する光伝送路が接続され、その光分波器91の一方の分岐口は光増幅器92を介して光合波器93の一方の入射口とに接続される。光分波器91の他方の分岐口は光−電気変換部(O/E)94を介して監視制御装置95の入力に接続され、その監視制御装置95の一方の出力は光増幅器92の制御入力に接続される。監視制御装置95の他方の出力は電気−光変換部(E/O)96を介して光合波器93の他方の入射口に接続され、その光合波器93の出射口は後続する光伝送路に接続される。
【0004】
監視制御装置95では、同期制御部97の入力と、N段保護部98およびセレクタ99の一方の入力とには上述した光−電気変換部94の出力が接続され、その同期制御部97が有する2つの出力はそれぞれN段保護部98の他方の入力とセレクタ99の選択入力とに接続される。N段保護部98の出力は相関処理部100を介してセレクタ99の他方の入力に接続され、そのセレクタ99の出力は電気−光変換部96の入力に接続される。
【0005】
このような構成の従来例では、先行する光伝送路から与えられる光信号には、オーバヘッダ部に後述するモニタ情報が配置され、かつ異なる伝送情報を示すフレーム(ここでは、簡単のため、新同期伝送方式に適応すると仮定する。)に応じて個別に変調された(N+1)個の異なる波長(以下、これらの波長を有する個々の光信号を「主信号」という。)の光信号が波長多重化される。なお、以下では、簡単のため、モニタ情報は、上述したように波長多重化された波長の数(以下、単に「波長数」という。)Nを示す。
【0006】
光分波器91は、波長の相違に基づいて上述した(N+1)個の主信号の内、後続する光伝送路に中継されるべき伝送情報が含まれない特定の主信号(以下、「モニタ信号」という。)を抽出して光−電気変換器94に与え、残りのN個の主信号を光増幅器92に与える。
光−電気変換器94はそのモニタ信号を電気信号(以下、「モニタ電気信号」という。)に変換して監視制御装置95に与え、かつ光増幅器92は上述したN個の主信号を並行して増幅する。
【0007】
監視制御装置95では、同期制御部97は、モニタ電気信号の形式(上述したフレームの構成として与えられる。)に基づいてそのモニタ電気信号に対するフレーム同期およびビット同期をとる。N段保護部98は、そのフレーム同期およびビット同期の下でモニタ電気信号で示される波長数としてN個のフレームに亘って同じ値が与えられるか否かを判別し、その判別の結果が真である場合には、その波長数を真の値として識別する。
【0008】
相関処理部100は、光増幅器92に与えられるN個の主信号のレベルの総和を図示されない回路を介して計測する。さらに、相関処理部100は、このレベルをN段保護部98によって識別された波長数で除することによって波長当たりのレベルを求め、そのレベルの変動分が補償される方向に光増幅器92の利得を可変する。
【0009】
また、相関処理部100は、自局に設置された機器(図示されない。)の各部の状態を監視し、その監視の結果と上述したようにN段保護部98によって識別された波長数とを多重化することによってモニタ中継信号を生成する。電気−光変換部96はそのモニタ中継信号をセレクタ99を介して取り込んで上述したモニタ信号の波長に等しい波長の光信号に変換し、光合波器93はその光信号と光増幅器92を介して与えられるN個の主信号とを光学的に合成しつつ後続する光伝送路に向けて送出する。
【0010】
すなわち、先行する光伝送路の伝送特性が何らかの原因によって変動した場合であってもその光伝送路を介して得られた光信号の波長当たりのレベルが確度高く求められ、かつそのレベルの変動分の圧縮がはかられるので、偏波に対する利得の依存性と、光伝送路との結合に伴う損失とが低い光増幅器92を介して波長多重方式に適応した光信号の中継が安定に行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来例では、N段保護部98は、時系列の順に与えられるN個の波長数を順次蓄積し、かつこれらの波長数の全てが一致しているか否かを判別するために、同期制御部97が行うフレーム同期およびビット同期の下で作動するN段のラッチ回路、これらのラッチ回路の出力に並列に接続された比較回路等から構成される。したがって、ハードウエアの規模は、段数Nが大きいほど大きなものとなっていた。
【0012】
また、段数Nについては、一般に、先行する光伝送路における伝送品質が高いほど小さな値に設定されてもよい。しかし、先行する光伝送路の伝送特性はその光伝送路の保守や運用の過程において必ずしも一定に保たれるとは限らないために、段数Nが無用に大きな値に設定されることなく波長数の更新に対する応答性が高い技術が要望されていた。
【0013】
本発明は、ハードウエアの規模が大幅に増加することなく、多様な保守や運用の形態に柔軟に適応できる監視制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1〜11に記載の発明の原理ブロック図である。
【0015】
請求項1に記載の発明は、波長多重化され、かつ保守あるいは運用にかかわる監視制御情報で変調された単一の光信号を含む複数の光信号の内、その単一の光信号と残りの光信号とを分離する分波手段11と、分波手段11によって分離された単一の光信号を取り込み、監視制御情報の形式に基づいて同期をとる同期制御手段12と、同期制御手段12によってとられた同期の下で監視制御情報を識別し、その監視制御情報に含まれる制御情報を抽出する情報抽出手段13と、情報抽出手段13によって抽出された制御情報を蓄積する先行情報蓄積手段14と、先行情報蓄積手段14によって先行して蓄積された制御情報と情報抽出手段13によって抽出された制御情報とが同じであるか否かを判別し、その判別の結果の履歴をとる履歴手段15と、履歴手段15によってとられた履歴に含まれる結果が遡及して所定の回数に亘って真であるか否かを判別し、その判別の結果が真であるときに情報抽出手段13によって抽出された制御情報を真の制御情報として保守あるいは運用に適用する冗長判別手段16とを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の監視制御装置において、情報抽出手段13によって識別された監視制御情報と予め設定された第一の基準情報との相関をとり、その第一の基準情報に対する相関性が高い監視制御情報を識別する監視制御情報識別手段21と、監視制御情報識別手段21によって識別された監視制御情報に応じて変調され、かつ波長が単一の光信号の波長と同じである中継光信号を生成する中継光信号生成手段22と、分波手段11によって分離された残りの光信号と中継光信号生成手段22によって生成された中継光信号とを合波し、後続する光伝送路に中継する光中継手段23とを備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の監視制御装置において、先行情報蓄積手段14は、第一の基準情報が予め格納された記憶領域を有し、監視制御情報識別手段21は、記憶領域に格納された第一の基準情報を監視制御情報との相関をとる演算に適用することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の監視制御装置において、記憶領域には、監視制御情報を構成するビット列の内、第一の基準情報との相関がとられるべきビットの集合を示すマスクパターンがその第一の基準情報と共に格納され、識別手段21は、相関の結果と記憶領域に格納されたマスクパターンとの論理積に基づいて相関性が高い監視制御情報を識別することを特徴とする。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の監視制御装置において、情報抽出手段13によって識別された監視制御情報と予め設定された第二の基準情報との相関をとり、両者の相関性が高いときに、その第二の基準情報に対応した値に回数を更新する保護段数可変手段31を備え、冗長判別手段16は、保護段数可変手段31によって更新された回数に亘って、履歴手段15によってとられた履歴に含まれる結果が遡及して真であるか否かを判別することを特徴とする。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の監視制御装置において、先行情報蓄積手段14は、第二の基準情報が予め格納された記憶領域を有し、保護段数可変手段31は、記憶領域に格納された第二の基準情報を監視制御情報との相関をとる演算に適用することを特徴とする。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の監視制御装置において、記憶領域には、監視制御情報を構成するビット列の内、第二の基準情報との相関がとられるべきビットの集合を示すマスクパターンがその第二の基準情報と共に格納され、保護段数可変手段31は、相関の結果と記憶領域に格納されたマスクパターンとの論理積に基づいて相関性が高い監視制御情報を識別することを特徴とする。
【0021】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の監視制御装置において、先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域には、回数が予め格納され、冗長判別手段16は、先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に格納された回数に亘って、履歴手段15によってとられた履歴に含まれる結果が遡及して真であるか否かを判別することを特徴とする。
【0022】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の監視制御装置において、保護段数可変手段31は、先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に格納された回数を更新することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の監視制御装置において、先行情報蓄積手段14は、履歴が格納されるべき余剰の記憶領域を有し、履歴手段15は、余剰の記憶領域に格納された履歴を参照し、かつ更新することを特徴とする。
【0023】
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし請求項10の何れか1項に記載の監視制御装置において、制御情報は、波長多重化された残りの光信号の波長の数であり、波長の数に対する残りの光信号のレベルの商の偏差が圧縮される方向に、その残りの光信号の光増幅を行う光増幅器の利得を可変する自動利得可変手段41を備えたことを特徴とする。
【0024】
請求項1に記載の発明にかかわる監視制御装置では、分波手段11は、波長多重化され、かつ保守あるいは運用にかかわる監視制御情報で変調された単一の光信号を含む複数の光信号の内、その単一の光信号と残りの光信号とを分離する。同期制御手段12は、このようにして分離された単一の光信号を取り込み、上述した監視制御情報の形式に基づいて同期をとる。
【0025】
また、情報抽出手段13はその同期の下で監視制御情報を識別すると共に、この監視制御情報に含まれる制御情報を抽出し、先行情報蓄積手段14はこれらの抽出された制御情報を蓄積する。さらに、履歴手段15は、先行情報蓄積手段14によって先行して蓄積された制御情報と上述したように情報抽出手段13によって抽出された制御情報とが同じであるか否かを判別し、その判別の結果の履歴をとる。冗長判別手段16は、この履歴に含まれる判別の結果が遡及して所定の回数に亘って真であるか否かを判別し、その判別の結果が真であるときに情報手段13によって抽出された制御情報を真の制御情報として保守あるいは運用に適用する。
【0026】
すなわち、保守あるいは運用にかかわる情報が所定の回数に亘って連続して受信されたか否かの判別がこれらの情報の全てを蓄積することなく確実に行われるので、その回数が大きい場合であってもハードウエアの規模が小さく抑えられ、かつ保守あるいは運用にかかわる情報のN段保護が確度高く行われる。
請求項2に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項1に記載の監視制御装置において、監視制御情報識別手段21は、情報抽出手段13によって識別された監視制御情報と予め設定された第一の基準情報との相関をとり、これらの監視制御情報の内、その第一の基準情報に対する相関性が高い監視制御情報を識別する。中継光信号生成手段22は、このようにして識別された監視制御情報に応じて変調され、かつ波長が単一の光信号の波長と同じである中継光信号を生成する。光中継手段23は、その中継光信号と分波手段11によって分離された残りの光信号とを合波して後続する光伝送路に中継する。
【0027】
すなわち、先行する光伝送路を介して与えられ、かつ上述した第一の基準情報に対して高い相関性を有する情報が自動的に後続する光伝送路に向けて中継されるので、単一または複数の中継局を介して後続する中継局に対して、保守や運用にかかわる所望の情報がその情報を示す符号系列との互換性が保たれつつ確実に伝送される。
【0028】
請求項3に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項2に記載の監視制御装置において、先行情報蓄積手段14は第一の基準情報が予め格納された記憶領域を有し、監視制御情報識別手段21はその記憶領域に格納された第一の基準情報と監視制御情報との相関をとる。
すなわち、後続する光伝送路に中継されるべき情報の識別の基準となる第一の基準情報が先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に格納され、かつ適宜参照されるので、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
【0029】
請求項4に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項3に記載の監視制御装置において、記憶領域には、監視制御情報を構成するビット列の内、第一の基準情報との相関がとられるべきビットの集合を示すマスクパターンがその第一の基準情報と共に格納される。また、識別手段21は、相関の結果と上述した記憶領域に格納されたマスクパターンとの論理積に基づいて相関性が高い監視制御情報を識別する。
【0030】
すなわち、後続する光伝送路に中継されるべき監視情報の識別の基準となる第一の基準情報と、上述したマスクパターンとが先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に格納され、かつ適宜参照されるので、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、請求項3に記載の発明に比べて保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
【0031】
請求項5に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の監視制御装置において、保護段数可変手段31は、情報抽出手段13によって識別された監視制御情報と予め設定された第二の基準情報との相関をとり、両者の相関性が高いときに、その第二の基準情報に対応した値に回数を更新する。冗長判別手段16は、履歴手段15によってとられた履歴に含まれる結果がこのようにして更新された回数に亘って遡及して真であるか否かを判別する。
【0032】
すなわち、先行する光伝送路を介して与えられた監視情報に応じて回数が適宜更新されるので、保守や運用の担当者が光伝送路に介装された個々の中継局に赴くことなく、その保守や運用の形態に適応した回数が所望の中継局に対して確実に設定される。
請求項6に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項5に記載の監視制御装置において、先行情報蓄積手段14は第二の基準情報が予め格納された記憶領域を有し、かつ保護段数可変手段31はその記憶領域に格納された第二の基準情報と監視制御情報との相関をとる。
【0033】
すなわち、回数が更新されるべきことを示す監視情報の識別の基準となる第二の基準情報が先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に格納され、かつ適宜参照されるので、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
請求項7に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項6に記載の監視制御装置において、記憶領域には、監視制御情報を構成するビット列の内、第二の基準情報との相関がとられるべきビットの集合を示すマスクパターンがその第二の基準情報と共に格納される。保護段数可変手段31は、その記憶領域に格納されたマスクパターンと相関の結果との論理積に基づいて相関性が高い監視制御情報を識別する。
【0034】
すなわち、回数が更新されるべきことを示す監視情報の識別の基準となる第二の基準情報と、上述したマスクパターンとが先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に格納され、かつ適宜参照されるので、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、請求項6に記載の監視制御装置に比べて保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
【0035】
請求項8に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の監視制御装置において、先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域には、回数が予め格納される。また、冗長判別手段16は、履歴手段15によってとられた履歴に含まれる結果がこの余剰の記憶領域に格納された回数に亘って遡及して真であるか否かを判別する。
【0036】
すなわち、回数の更新値が先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に格納され、かつ適宜参照されるので、請求項1〜7に記載の監視制御装置に比べて、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
請求項9に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項8に記載の監視制御装置において、保護段数可変手段31は、先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に格納された回数を更新するので、ハードウエアの規模の縮小がはかられつつ保守や運用の形態に対する柔軟性がさらに高められる。
【0037】
請求項10に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の監視制御装置において、先行情報蓄積手段14は履歴が格納されるべき余剰の記憶領域を有し、かつ履歴手段15はその余剰の記憶領域に格納された履歴を参照し、かつ更新する。
すなわち、先行情報蓄積手段14の余剰の記憶領域に、回数の最大値に適応したサイズの履歴が格納されるべき記憶領域が配置され、これらの履歴が適宜更新されるので、その回数の可変幅が大きく、あるいはチャネル毎に設定されるべき回数の値が異なる場合においても、ハードウエアの規模が増加することなく保守や運用の形態に対する柔軟性が確保される。
【0038】
請求項11に記載の発明にかかわる監視制御装置では、請求項1ないし請求項10の何れか1項に記載の監視制御装置において、制御情報は波長多重化された残りの光信号の波長の数であり、自動利得可変手段41は、この波長の数に対する残りの光信号のレベルの商の偏差が圧縮される方向に、その残りの光信号の光増幅を行う光増幅器の利得を可変する。
【0039】
すなわち、N段保護の下で得られた波長の数に基づいて光増幅器の利得が可変されるので、波長多重化された個々の波長の光信号は、その波長の数が増減した場合であっても確度高く一定のレベルでその光増幅器の出力に得られる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0041】
図2は、請求項1〜11に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。
図において、図7に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
本実施形態と図7に示す従来例との構成の相違点は、N段保護部98に代えてN段保護部60が備えられ、かつ相関処理部100に代わる相関処理部61がそのN段保護部60に接続された点にある。
【0042】
また、N段保護回路60では、内部バス62の一端と光−電気変換部94の出力との間に直−並列変換部(S/P)63が配置され、その内部バス62の他端と電気−光変換部96との間に並−直列変換部(P/S)64が配置される。内部バス62には、ラッチ回路65、比較部66および制御部67のバス端子と、デュアルポートRAM(DPRAM)68の一方のポートとが接続される。ラッチ回路65の出力は比較部66の対応する入力に接続され、その比較部66の出力は計数部69を介して制御部67の判定入力に接続される。デュールポートRAM68の他方のポートには相関処理部61が接続される。
【0043】
なお、本実施形態と図1に示すブロック図との対応関係については、光分波器91は分波手段11に対応し、同期制御部97は同期制御手段12に対応し、光分波器91および光−電気変換部95は情報抽出手段13に対応し、制御部67およびデュアルポートRAM68は先行情報蓄積手段14に対応し、制御部67、ラッチ回路65、比較部66および計数部69は履歴手段15に対応し、計数部69および制御部67は冗長判別手段16に対応し、制御部67、デュアルポートRAM68および相関処理部61は監視制御情報識別手段21に対応し、制御部67および並−直列変換部64は中継光信号生成手段22に対応し、電気−光変換部96および光合波器93は光中継手段23に対応し、制御部67は保護段数可変手段31および自動利得可変手段41に対応する。
【0044】
図3は、請求項1、11に記載の発明に対応した本実施形態の動作タイミングチャートである。
以下、図2および図3を参照して請求項1、11に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
先行する光伝送路から受信されるモニタ信号は、フレーム毎に多重化されるべき複数(ここでは、簡単のため「4」であると仮定する。)のチャネル(タイムスロット)について、波長多重化された波長の数を個別に示す波長数d1〜d4をそれぞれ含んだ監視情報S1〜S4で変調される。
【0045】
また、デュールポートRAM68の記憶領域は、図4に示すように、上述した監視情報S1〜S4が格納されるべき領域(アドレスA1〜A4で示される。)と、これらの監視情報S1〜S4に含まれる波長数d1〜d4にそれぞれN段保護の処理が施された結果として与えられる識別波長数D1〜D4が格納されるべき領域(アドレスB1〜B4で示される。)と、個々のチャネルについて後続する光伝送路に向けて送出されるべき監視情報(以下、「送出監視情報」という。)T1〜T4が格納されるべき領域(アドレスC1〜C4で示される。)とが予め割り付けられる。なお、以下では、これらの領域については、それぞれ対応するアドレスを付記して示すこととする。
【0046】
直−並列変換部63は、同期制御部97が行うフレーム同期およびビット同期の下で従来例と同様にして光−電気変換部94によって与えられたモニタ電気信号を取り込み、そのモニタ電気信号に多重化された波長数d1〜d4を含む監視情報S1〜S4を順次取得する。
一方、制御部67は、上述したフレーム同期の下でこれらの監視情報S1〜S4(以下では、簡単のため「k」(1≦k≦4)を添え文字として適用する。)をデュアルポートRAM68の対応する領域Ak に格納する(図3(1))。
【0047】
さらに、制御部67は、後続するフレームについて個々のチャネルの監視情報Sk(波長数dk-n)が与えられる時点に先行して上述した波長数dk をデュアルポートRAM68から読み出し(図3(2))、その波長数dk をラッチ回路65に保持する。
比較部66は、このようにしてラッチ回路65に保持された波長数dk と後続するフレームについて与えられた同様のチャネルの波長数dk-nとを比較し、両者が一致したか否かを示すパルス(ここでは、簡単のためNRZ信号で与えられ、一致した場合には「1」、反対に一致しない場合には「0」の論理値を示すと仮定する。)を出力する。
【0048】
計数部69は、同期制御部97が行うフレーム同期の下で、個々のチャネルについて、上述したように与えられるパルスを蓄積し、かつこれらのパルスの論理値が連続して所望の回数(以下、「保護段数」という。)N(ここでは、簡単のため「3」であると仮定する。)に亘って「1」であるか否かを判別する。
制御部67は、同様のフレーム同期の下で、個々のチャネルについて、上述した判別の結果が真である場合には、その時点で直−並列変換部63によって与えられている波長数dk-nをデュアルポートRAM68の領域Dk に書き込む(図3(3))。
【0049】
また、相関処理部61は、上述した各部の動作に並行して、
(1) 従来例における相関処理部100と同様にして局内に設置された各部の状態を収集して所定の形式の監視情報を生成し、
(2) デュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk を参照すると共に、その監視情報Sk の形式に基づいて先行する光伝送路(伝送区間)に何らかの障害が発生したか否かを判別し、
(3) その判別の結果が真である場合には、デュアルポートRAM68の領域Ak に格納された監視情報をそのデュアルポートRAM68の領域Ck に格納し、(4) 反対に偽である場合には、上述したように生成された監視情報に、その監視情報の所定のフィールドに識別波長数Dk を付加することによって送信監視情報Tk を生成し、かつその送信監視情報Tk をデュアルポートRAM68の領域Ck に格納する、
処理を行う。
【0050】
さらに、制御部67はこのようにしてデュアルポートRAM68の領域Ck に格納された送信監視情報Tk を読み出し(図3(4))、並−直列変換部64はその送信監視情報Tk を直列信号に変換して電気−光変換部96および光合波器93を介して後続する光伝送路に送出する(図3(5))。
このように本実施形態によれば、個々のチャネルについて先行する光伝送路から受信された波長数は、先行するフレームを介して受信された波長数と比較され、かつその比較の結果を示す2値情報の列として蓄積されることによって所望の回数に亘って同じ波長数が与えられたか否かの判別が行われる。
【0051】
したがって、これらの波長数の全てが所望の回数に亘って蓄積されていた従来例に比べて、ハードウエアの規模が確実に縮小され、かつ多重化されたチャネルの数が大きい高次群の光伝送路についても、N段保護に基づく波長数の取得とその波長数に基づく光増幅器92の利得の制御が確度高く行われる。
以下、図2および図4を参照して請求項2に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
【0052】
本実施形態と請求項1、11に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、制御部67が行う以下の処理の手順にある。
制御部67は、デュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk が予め決められた第一の特定の値であるか否かを判別し、その判別の結果が偽である場合には、請求項1、11に記載の発明に対応した実施形態と同様の処理手順に基づいて送信監視情報Tk を読み出すと共に、並−直列変換部64に与える。
【0053】
しかし、このような判別の結果が真である場合には、制御部67は、デュアルポートRAM68の領域Ak に先行して格納された監視情報(先行する光伝送路を介して与えられた監視情報)を並−直列変換部64に与える。
すなわち、本実施形態によれば、先行する光伝送路を介して与えられた監視情報が予め決められた値である場合には、その監視情報は自動的に後続する光伝送路に向けて中継される。
【0054】
したがって、単一または複数の中継局を介して後続する中継局に対して、保守や運用にかかわる新規な所望の情報が監視情報について従来例や既存の符号系列の互換性が保たれつつ確実に伝送される。
以下、図2および図4を参照して請求項3に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
【0055】
本実施形態と請求項2に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、制御部67が行う以下の処理の手順にある。
本実施形態では、既述の第一の特定の値が個々のチャネル毎にe1〜e4として設定され、かつ図4に破線で示すように、デュアルポートRAM68に割り付けられた領域(アドレスE1〜E4で示される。)にそれぞれ予め格納される。
【0056】
制御部67は、請求項2に記載の発明に対応した実施形態と同様にしてデュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk が予め決められた値であるか否かを判別する際には、上述した領域の内、チャネルkに対応した領域に格納された第一の特定の値ek を適宜読み出して取得する。
【0057】
このように本実施形態によれば、後続する光伝送路に中継されるべき監視情報の識別の基準である第一の特定の値がデュアルポートRAMの余剰の記憶領域にチャネル毎に対応付けられて格納され、かつ適宜参照される。
したがって、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
【0058】
以下、図2および図4を参照して請求項4に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
本実施形態と請求項3に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、制御部67が行う以下の処理の手順にある。
本実施形態では、デュアルポートRAM68にチャネル毎に割り付けられた領域(アドレスF1〜F4で示される。)には、第一の特定の値e1〜e4をそれぞれ示すビット列の内、デュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk と比較されるべきビットの論理値が「1」であり、その他のビットの論理値が「0」であるマスクパターンf1〜f4が図4に点線で示すように予め格納される。
【0059】
制御部67は、請求項3に記載の発明に対応した実施形態と同様にしてデュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk が予め決められた値であるか否かを判別する際には、上述した領域の内、チャネルkに対応した領域に格納された第一の特定の値ek とマスクパターンfk とを適宜読み出す。
さらに、制御部67は、監視情報Sk と第一の特定の値ek との排他的論理和をとり、その結果とマスクパターンfk との論理積をとることによって得られるビット列の全てのビットについて、論理値が「0」であるか否かについて上述した判別を行う。
【0060】
このように本実施形態によれば、後続する光伝送路に中継されるべき監視情報の識別の基準である第一の特定の値と、マスクパターンとがデュアルポートRAMの余剰の記憶領域にチャネル毎に対応付けられて格納され、かつ適宜参照される。
【0061】
したがって、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、請求項3に記載の発明に対応した実施形態に比べて保守や運用の形態に対する柔軟性が高めれる。
以下、図2および図4を参照して請求項5に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
本実施形態と請求項1〜4、11に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、制御部67が行う以下の処理の手順にある。
【0062】
制御部67は、デュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk が予め決められた第二の特定の値であるか否かを判別し、その判別の結果が偽である場合には、請求項1〜4、11に記載の発明に対応した実施形態と同様の処理手順に基づいて一連の処理を行う。
しかし、このような判別の結果が真である場合には、制御部67は、上述した第二の特定の値に対応付けられた保護段数Nの更新値を計数部69に与える。
【0063】
計数部69は、個々のチャネルについて比較部66から与えられるパルスを蓄積すると共に、その保護段数Nの更新値に等しい回数に亘って連続して論理値が「1」であるか否かを判別することができる。
このように本実施形態によれば、先行する光伝送路を介して与えられた監視情報に応じて保護段数Nが適宜更新されるので、保守や運用の担当者が光伝送路に介装された個々の中継局の局舎(サイト)に赴くことなく、その保守や運用の形態に適応した保護段数が所望の中継局に対して確実に設定される。
【0064】
以下、図2および図4を参照して請求項6に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
本実施形態と請求項5に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、制御部67が行う以下の処理の手順にある。
本実施形態では、既述の第二の特定の値が個々のチャネル毎にg1〜g4として設定され、かつ図4に破線で示すように、デュアルポートRAM68に割り付けられた領域(アドレスG1〜G4で示される。)にそれぞれ予め格納される。
【0065】
制御部67は、請求項5に記載の発明に対応した実施形態と同様にしてデュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk が予め決められた値であるか否かを判別する際には、上述した領域の内、チャネルkに対応した領域に格納された第一の特定の値gk を適宜読み出して取得する。
このように本実施形態によれば、保護段数Nが更新されるべきことを示す監視情報の識別の基準である第二の特定の値がデュアルポートRAMの余剰の記憶領域にチャネル毎に対応付けられて格納され、かつ適宜参照される。
【0066】
したがって、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
以下、図2および図4を参照して請求項7に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
本実施形態と請求項6に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、制御部67が行う以下の処理の手順にある。
【0067】
本実施形態では、デュアルポートRAM68にチャネル毎に割り付けられた領域(アドレスH1〜H4で示される。)には、第二の特定の値g1〜g4をそれぞれ示すビット列の内、デュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk と比較されるべきビットの論理値が「1」であり、その他のビットの論理値が「0」であるマスクパターンh1〜h4が図4に点線で示すように予め格納される。
【0068】
制御部67は、請求項6に記載の発明に対応した実施形態と同様にしてデュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk が予め決められた値であるか否かを判別する際には、上述した領域の内、チャネルkに対応した領域に格納された第二の特定の値gk とマスクパターンhk とを適宜読み出す。
さらに、制御部67は、監視情報Sk と第二の特定の値gk との排他的論理和をとり、その結果とマスクパターンhk との論理積をとることによって得られるビット列の全てのビットについて、論理値が「0」であるか否かについて上述した判別を行う。
【0069】
このように本実施形態によれば、保護段数Nが更新されるべきことを示す監視情報の識別の基準である第二の特定の値と、マスクパターンとがデュアルポートRAMの余剰の記憶領域にチャネル毎に対応付けられて格納され、かつ適宜参照される。
したがって、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、請求項6に記載の発明に対応した実施形態に比べて保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
【0070】
以下、図2および図4を参照して請求項8、9に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
本実施形態と請求項4〜7に記載の発明に対応した実施形態との相違点は、制御部67が行う以下の処理の手順にある。
本実施形態では、既述の保護段数Nの更新値がチャネル毎にi1〜i4として設定され、かつ図4に破線で示すように、デュアルポートRAM68に割り付けられた領域(アドレスI1〜I4で示される。)にそれぞれ予め格納される。
【0071】
制御部67は、請求項4〜7に記載の発明に対応した実施形態と同様にして保護段数のNの更新値を計数部69に与える際には、上述した領域の内、チャネルkに対応した領域に格納された保護段数Nの更新値ik を適宜読み出して適用する。
このように本実施形態によれば、保護段数Nの更新値がデュアルポートRAM68の余剰の記憶領域にチャネル毎に対応付けられて格納され、かつ適宜参照されるので、請求項4〜7に記載の発明に対応した実施形態に比べて、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
【0072】
以下、図2および図4を参照して請求項10に記載の発明に対応した実施形態について説明する。
本実施形態と請求項1〜9に記載の発明に対応した各実施形態との構成の相違点は、計数部69に代えて計数部69aが備えられ、かつ図2に点線で示すように、計数部69が内部バス62に接続された点にある。
【0073】
以下、本実施形態の動作を説明する。
本実施形態では、図4に点線で示すように、デュアルポートRAM68の余剰の記憶領域には、計数部69aが先行するフレームについてチャネル毎に出力したパルスの論理値の列(以下、「履歴情報」という。)j1〜j4が格納されるべき領域(アドレスJ1〜J4で示され、かつ語長は単数と複数との何れであってもよい。)が予め配置される。
【0074】
また、計数部69aは、請求項1〜9に記載の発明に対応した実施形態と同様にしてパルスを出力するが、そのパルスを出力する過程では、
(1) 制御部67と同様にして同期制御部97が行うフレーム同期およびビット 同期の下で、個々のチャネルk(=1〜4)を識別すると共に、
(2) その識別されたチャネルに対応した履歴情報jk をデュアルポートRAM68の対応する領域から読み出し、更新した後に再びその領域に格納する、
処理をリサイクリックに反復する。
【0075】
なお、このようにしてデュアルポートRAM68に対する履歴情報jk の読み出しと書き込みとに際しては、計数部69aは、制御部67と同様にして内部バス62に対するバスマスタとして作動し、かつ図示されないバス調停回路が行うバス調停の下でそのデュアルポートRAM68の一方のポートにアクセスする。
このように本実施形態によれば、デュアルポートRAM68の余剰の記憶領域に、最大の保護段数Nに適応した履歴情報j1〜j4が格納されるべき領域が予め配置され、これらの履歴情報j1〜j4が計数部69aによって適宜更新される。
【0076】
したがって、チャネル毎に設定されるべき保護段数の値が異なり、あるいはこれらの保護段数の可変幅が大きい場合においても、ハードウエアの規模が大幅に増加することなく保守や運用の形態に対する柔軟性が確保される。
なお、上述した各実施形態では、監視情報がチャネル毎に個別に与えられ、かつ波長数、第一の特定の値、マスクパターン、第二の特定の値、履歴情報その他が同様にチャネル毎に設定され、あるいは更新されているが、本発明は、チャネルの数が「1」であったり、複数のチャネルに共通にN段保護が施されるべき場合にも適用可能である。
【0077】
また、上述した各実施形態では、先行する光伝送路を介して与えられる波長数についてN段保護が施されているが、このようなN段保護の対象については、その光伝送路の伝送特性の変動等に対して確度高く得られるべき監視情報の項目であれば、如何なるものであってもよい。
さらに、上述した各実施形態では、光伝送路を介して中継されるべき光信号が波長毎に新同期伝送方式に適応したフレーム構成に基づいて変調されているが、本発明は、形式や次群の如何にかかわらず適用可能である。
【0078】
また、上述した各実施形態では、N段保護が施され、あるいは後続する光伝送路に中継されるべき監視情報がチャネル毎に対応したタイムスロットを介してワード(あるいはバイト)単位に与えられているが、これらの監視情報については、個々のチャネルに対応して、あるいは全てのチャネルに共通に確実に伝送されるならば、マルチフレーム構成に基づいて伝送されてもよい。
【0079】
さらに、上述した各実施形態では、N段保護の段数が切り替えられるべきタイミングを与える監視情報が光伝送路を介して伝送されているが、例えば、このようなタイミングに併せて所望の段数を示す情報がその監視情報に含まれてもよい。
また、上述した各実施形態では、光伝送路を介して伝送されるべき監視情報、その監視情報に含まれる波長数その他の情報が何れも固定語長で与えられているが、これらの情報については、語長やデリミッタを含むことによって確実な識別が可能であるならば、可変語長で与えられてもよい。
【0080】
さらに、上述した各実施形態では、デュアルポートRAM68に格納された監視情報Sk と、第一の特定の値、第二の特定の値との比較が制御部67によって行われているが、例えば、これらの特定の値に(必要であればチャネル毎に対応して)対応し、かつラッチ回路65および比較回路66にそれぞれ相当するラッチ回路および比較回路と制御部67との連係によって同様の比較が行われてもよい。
【0081】
また、上述した各実施形態では、デュアルポートRAM68とその余剰の記憶領域が活用されることによってハードウエアのサイズが小さく抑えられ、かつ保守や運用の形態に対する柔軟な適応性が確保されているが、所望の応答性が達成されると共に、情報が確実に保持され、あるいは参照されるならば、例えば、デュアルポートRAM68に代えてシングルポートRAM、シフトレジスタ、FIFOの何れが適用されてもよい。
【0082】
さらに、上述した各実施形態を構成する比較部66の主要部については、例えば、図5に示すように、並列に排他的論理和をとる排他的論理和ゲート71-1〜71-wと、これらの排他的論理和の結果の論理和をとるオアゲート72と構成される。
しかし、所望の応答性が得られるならば、比較部66の主要部は、入力される波長数に応じて予め求められた同様の論理演算の結果を与えるROMその他の如何なる回路で構成されてもよい。
【0083】
また、上述した各実施形態を構成する計数部69、69aの主要部は、例えば、図6に示すように、同期制御部97の配下でフレーム構成に基づいて個々のチャネルを識別するデコーダ/ドライバ81に併せて、比較部66から与えられるパルスをこれらのチャネル毎にファーストイン・ファーストアウト方式に基づいて順次蓄積し、かつ制御部67から与えられる保護段数の可変指示に応じて適宜リセットされる複数のフリップフロップ(FF)81-11〜81-14、…、81-X1〜81-X4 と、これらの複数のフリップフロップ81-11〜81-14、…、81-X1〜81-X4 の出力の論理積をチャネル毎にとるアンドゲート82-1〜82-Xからなる複数のチャネル対応部83-1〜83-Xと、デュアルポートRAM68の対応する領域に、内部バス62を介してこれらのチャネル対応部83-1〜83-Xの出力をバスマスタとして格納するバス制御部84とから構成される。
【0084】
しかし、このような主要部については、所望の応答性が確保され、かつ図6に示す回路に等価であるならば、如何なる回路で構成されてもよい。
【0085】
【発明の効果】
上述したように請求項1に記載の発明では、N段保護の回数が大きい場合であってもハードウエアの規模が小さく抑えられ、かつ保守あるいは運用にかかわる情報の識別がN段保護に基づいて確度高く行われる。
【0086】
また、請求項2に記載の発明では、単一または複数の中継局を介して後続する中継局に対して、保守や運用にかかわる所望の情報がその情報を示す符号系列との互換性が保たれつつ確実に伝送される。
さらに、請求項3、6、9に記載の発明では、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
【0087】
また、請求項4に記載の発明では、ハードウエアの規模の縮小がはかられ、かつ請求項3に記載の発明に比べて保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
さらに、請求項5に記載の発明では、保守や運用の担当者が光伝送路に介装された個々の中継局に赴くことなく、その保守や運用の形態に適応した回数が所望の中継局に対して確実に設定される。
【0088】
さらに、請求項7に記載の発明では、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、請求項6に記載の発明に比べて保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
また、請求項8に記載の発明では、請求項1〜7に記載の発明に比べて、ハードウエアの規模の縮小がはかられると共に、保守や運用の形態に対する柔軟性が高められる。
【0089】
さらに、請求項10に記載の発明では、回数の可変幅が大きく、あるいはチャネル毎に設定されるべき回数の値が異なる場合においても、ハードウエアの規模が増加することなく保守や運用の形態に対する柔軟性が確保される。
また、請求項11に記載の発明では、波長多重化された個々の波長の光信号は、その波長の数が増減した場合であっても確度高く一定のレベルで光増幅器の出力に得られる。
【0090】
したがって、これらの発明が適用された光伝送系では、多様な形態による保守あるいは運用がコストの大幅な増加を伴うことなく効率的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜11に記載の発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項1〜11に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。
【図3】請求項1、11に記載の発明に対応した本実施形態の動作タイミングチャートである。
【図4】デュアルポートRAMの記憶領域の割り付けを示す図である。
【図5】比較部の構成の一例を示す図である。
【図6】計数部の構成の一例を示す図である。
【図7】波長多重化された光信号の中継に供される機器の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11 分波手段、
12 同期制御手段
13 情報抽出手段
14 先行情報蓄積手段
15 履歴手段
16 冗長判別手段
21 監視制御情報識別手段
22 中継光信号生成手段
23 光中継手段
31 保護段数可変手段
41 自動利得可変手段
60,98 N段保護部
61,100 相関処理部
62 内部バス
63 直−並列変換部(S/P)
64 並−直列変換部(P/S)
65 ラッチ回路
66 比較部
67 制御部
68 デュアルポートRAM(DPRAM)
69,69a 計数部
71 排他的論理和ゲート
72 オアゲート
80 カウンタ/デコーダ
81 フリップフロップ
82 アンドゲート
83 チャネル対応部
84 バス制御部
91 光分波器
92 光増幅器
93 光合波器
94 光−電気変換部(O/E)
95 監視制御装置
96 電気−光変換部(E/O)
97 同期制御部
99 セレクタ

Claims (11)

  1. 波長多重化され、かつ保守あるいは運用にかかわる監視制御情報で変調された単一の光信号を含む複数の光信号の内、その単一の光信号と残りの光信号とを分離する分波手段と、
    前記分波手段によって分離された単一の光信号を取り込み、前記監視制御情報の形式に基づいて同期をとる同期制御手段と、
    前記同期制御手段によってとられた同期の下で前記監視制御情報を識別し、その監視制御情報に含まれる制御情報を抽出する情報抽出手段と、
    前記情報抽出手段によって抽出された制御情報を蓄積する先行情報蓄積手段と、
    前記先行情報蓄積手段によって先行して蓄積された制御情報と前記情報抽出手段によって抽出された制御情報とが同じであるか否かを判別し、その判別の結果の履歴をとる履歴手段と、
    前記履歴手段によってとられた履歴に含まれる結果が遡及して所定の回数に亘って真であるか否かを判別し、その判別の結果が真であるときに前記情報抽出手段によって抽出された制御情報を真の制御情報として前記保守あるいは運用に適用する冗長判別手段と
    を備えたことを特徴とする監視制御装置。
  2. 請求項1に記載の監視制御装置において、
    情報抽出手段によって識別された監視制御情報と予め設定された第一の基準情報との相関をとり、その第一の基準情報に対する相関性が高い監視制御情報を識別する監視制御情報識別手段と、
    前記監視制御情報識別手段によって識別された監視制御情報に応じて変調され、かつ波長が単一の光信号の波長と同じである中継光信号を生成する中継光信号生成手段と、
    分波手段によって分離された残りの光信号と前記中継光信号生成手段によって生成された中継光信号とを合波し、後続する光伝送路に中継する光中継手段と
    を備えたことを特徴とする監視制御装置。
  3. 請求項2に記載の監視制御装置において、
    先行情報蓄積手段は、
    第一の基準情報が予め格納された記憶領域を有し、
    監視制御情報識別手段は、
    前記記憶領域に格納された第一の基準情報を監視制御情報との相関をとる演算に適用する
    ことを特徴とする監視制御装置。
  4. 請求項3に記載の監視制御装置において、
    記憶領域には、
    監視制御情報を構成するビット列の内、第一の基準情報との相関がとられるべきビットの集合を示すマスクパターンがその第一の基準情報と共に格納され、
    識別手段は、
    相関の結果と前記記憶領域に格納されたマスクパターンとの論理積に基づいて相関性が高い監視制御情報を識別する
    ことを特徴とする監視制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の監視制御装置において、
    情報抽出手段によって識別された監視制御情報と予め設定された第二の基準情報との相関をとり、両者の相関性が高いときに、その第二の基準情報に対応した値に回数を更新する保護段数可変手段を備え、
    冗長判別手段は、
    前記保護段数可変手段によって更新された回数に亘って、前記履歴手段によってとられた履歴に含まれる結果が遡及して真であるか否かを判別する
    ことを特徴とする監視制御装置。
  6. 請求項5に記載の監視制御装置において、
    先行情報蓄積手段は、
    第二の基準情報が予め格納された記憶領域を有し、
    保護段数可変手段は、
    前記記憶領域に格納された第二の基準情報を監視制御情報との相関をとる演算に適用する
    ことを特徴とする監視制御装置。
  7. 請求項6に記載の監視制御装置において、
    記憶領域には、
    監視制御情報を構成するビット列の内、第二の基準情報との相関がとられるべきビットの集合を示すマスクパターンがその第二の基準情報と共に格納され、
    保護段数可変手段は、
    相関の結果と前記記憶領域に格納されたマスクパターンとの論理積に基づいて相関性が高い監視制御情報を識別する
    ことを特徴とする監視制御装置。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の監視制御装置において、
    先行情報蓄積手段の余剰の記憶領域には、
    回数が予め格納され、
    冗長判別手段は、
    前記先行情報蓄積手段の余剰の記憶領域に格納された回数に亘って、履歴手段によってとられた履歴に含まれる結果が遡及して真であるか否かを判別する
    ことを特徴とする監視制御装置。
  9. 請求項8に記載の監視制御装置において、
    保護段数可変手段は、
    先行情報蓄積手段の余剰の記憶領域に格納された回数を更新する
    ことを特徴とする監視制御装置。
  10. 請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の監視制御装置において、
    先行情報蓄積手段は、
    履歴が格納されるべき余剰の記憶領域を有し、
    履歴手段は、
    前記余剰の記憶領域に格納された履歴を参照し、かつ更新する
    ことを特徴とする監視制御装置。
  11. 請求項1ないし請求項10の何れか1項に記載の監視制御装置において、
    制御情報は、
    波長多重化された残りの光信号の波長の数であり、
    前記波長の数に対する前記残りの光信号のレベルの商の偏差が圧縮される方向に、その残りの光信号の光増幅を行う光増幅器の利得を可変する自動利得可変手段を備えた
    ことを特徴とする監視制御装置。
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