JP3820108B2 - メッセージサービスシステム、及びメッセージサービス方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッセージの送信指示の効率化が図られたメッセージサービスシステム、及びメッセージサービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のメッセージサービスでは、移動機の契約者(加入者)は、自己を収容するサービスセンタを介して、他の移動機にメッセージ、例えば、GSM(Global System for Mobile communications)規格のショートメッセージを送信することが可能である。
【0003】
図13は、従来のメッセージサービスシステムにおけるメッセージの流れを示す図である。移動機31の契約者は、自己を収容するサービスセンタ11を介して移動機32にメッセージを送信することが可能である。すなわち、図13に示すメッセージサービスシステムにおいて、サービスセンタ11は、メッセージの発信者毎に割り当てられている。ただし、サービスセンタ11がメッセージをその送信先の移動機32に送信しても、その移動機32がそのメッセージを受信できない場合がある。例えば、送信先の移動機(着信者側)の電源がオフである場合は、送信先の移動機がサービスエリアの圏外にいるような場合である。
【0004】
図14は、従来のメッセージサービスシステムにおいて送信先の移動機がメッセージを受信することができない場合の処理を示す図である。まず、移動機31が自己を収容するサービスセンタ13(SC A)に移動機32宛のメッセージを送信したとする((a))。この時、例えば移動機32が圏外にいてそのメッセージを受信することができない場合((b))、サービスセンタ13は、そのメッセージを保管(蓄積)する。そして、契約者情報をもつホームロケーションレジスタ(HLR)21のMWD(Message Waiting Data)に、そのメッセージを受け付けた(保管した)サービスセンタ13のアドレスを記憶する((c))。このホームロケーションレジスタ21のMWDは、送信先の移動機(着信者)ごとに設けられている。
【0005】
次に、移動機33が自己を収容するサービスセンタ14(SC B)に移動機32宛のメッセージを送信したとする((d))。この時も、移動機32は圏外にいて、そのメッセージを受信できないとする((e))。サービスセンタ14は、そのメッセージを保管し、ホームロケーションレジスタ21のMWDに、そのメッセージを受け付けた(保管した)サービスセンタ14のアドレスを記憶する((f))。
【0006】
その後、移動機32がサービスエリア圏内に入って、ホームロケーションレジスタ21に位置登録をしたとする((g))。これを契機にホームロケーションレジスタ21は、移動機32がメッセージを受信できる状態になったことを認識する。ホームロケーションレジスタ21は、MWDを参照し、移動機32宛のメッセージがサービスセンタに保管されていることを認識する。ホームロケーションレジスタ21は、まず、MWDの先頭に記憶されているサービスセンタ13(SC A)のアドレスに基づき、サービスセンタ13に送信要求信号(図14中、「Alert−SC」と記す。)を送信する((h))。サービスセンタ13は、送信要求信号を受信すると、保管してある移動機32宛のメッセージを移動機32に送信する((i))。
【0007】
移動機32は、メッセージを受信すると、サービスセンタ13にメッセージを受信したことを通知する送信レポート(例えば、Ack信号)を送信する((j))。ホームロケーションレジスタ21は、サービスセンタ13に送信要求信号を送信した時点で、MWDの先頭に記憶されているアドレスを削除し、次に記憶されているサービスセンタ14(SC B)のアドレスに基づいてサービスセンタ14に送信要求信号を送信する((k))。サービスセンタ14は、送信要求信号を受信すると、保管してある移動機32宛のメッセージを移動機32に送信する((l))。移動機32は、メッセージを受信すると、サービスセンタ14に受信したことを通知する送信レポート(例えば、Ack信号)を送信する((m))。
【0008】
なお、同一の移動機宛のメッセージを2件以上保管している場合、サービスセンタ13、14は、その移動機から送信レポートを受信するまで、保管しているその移動機宛の次のメッセージを送信しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のメッセージサービスシステムにおいては、特定の移動機宛のメッセージが複数のサービスセンタに保管されている場合、ホームロケーションレジスタは同時に複数のサービスセンタに送信要求信号を送信してしまうため、移動機に複数のサービスセンタから同時にメッセージが送信されることがある。その結果、メッセージが不達となってしまうことがあった。
【0010】
例えば、図14において、移動機32宛のメッセージM1、M2がサービスセンタ13に保管され、メッセージM3がサービスセンタ14に保管されたとする。送信先の移動機32がメッセージを受信できる状態になると、ホームロケーションレジスタ21はサービスセンタ13とサービスセンタ14に送信要求信号を送信する。サービスセンタ13は送信要求信号を受信するとメッセージM1及びM2を移動機32に送信する。また、サービスセンタ14は送信要求信号を受信するとメッセージM3を移動機32に送信する。この時、サービスセンタ13とサービスセンタ14とから送信されるメッセージが移動機32に同時に到着し、移動機32がどちらかのメッセージを受信できなくなることが起り得る。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、メッセージサービスにおいて複数のサービスセンタにメッセージが保管されている場合、メッセージの不達を防止し、各メッセージを確実に宛先に送信することができるメッセージサービスシステム、及びメッセージサービス方法を提供すること目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係るメッセージサービスシステムは、通信端末装置とメッセージを送受信すると共に、受信したメッセージを保管するサービスセンタと、少なくとも保管されるメッセージの宛先である通信端末装置を示す情報及びメッセージを保管するサービスセンタを示す情報を管理するメッセージ管理手段と、サービスセンタに対し、所定のタイミングでメッセージを通信端末装置に送信する旨の送信指示を行う送受信制御手段とを備え、サービスセンタは、送受信制御手段から送信指示を受信したときにメッセージを通信端末装置に送信し、メッセージの送信の後、サービスセンタが通信端末装置からメッセージを受信した旨の通知を受信した場合には、サービスセンタは、送受信制御手段に対してメッセージの送信が成功した旨の通知を行い、送受信制御手段は、サービスセンタからメッセージの送信が成功した旨の通知を受信した後、次の送信指示を行い、メッセージの送信の後、通信端末装置がメッセージを受信することができない場合には、サービスセンタは、メッセージを保管し、メッセージ管理手段は、通信端末装置からメッセージの受信が可能となった旨の通知を受信したときに送受信制御手段に対して送信指示を行うことを要求する送信要求を行い、送受信制御手段は、メッセージ管理手段から送信要求を受信したときにサービスセンタに対して送信指示を行う構成を採る。
【0014】
また、前記メッセージ管理手段は、宛先が同一であって、異なるサービスセンタに複数のメッセージが保管されている場合、各サービスセンタに所定の順位を付与し、前記送受信制御手段は、前記メッセージ管理手段から宛先が同一であって異なるサービスセンタに保管されている複数のメッセージの送信要求を受信したときは、前記順位が最初のサービスセンタに対して送信指示を行い、前記順位が最初のサービスセンタから前記メッセージの送信が成功した旨の通知を受信したことを確認した後、次の順位のサービスセンタに対して送信指示を行う構成を採ってもよい。
【0017】
また、本発明に係るメッセージサービス方法は、通信端末装置から受信したメッセージをサービスセンタに保管するメッセージ保管ステップと、少なくとも保管されるメッセージの宛先である通信端末装置を示す情報及びメッセージを保管するサービスセンタを示す情報を管理する管理ステップと、メッセージを通信端末装置に送信する旨の送信指示を行う送信指示ステップとを含み、メッセージ保管ステップでは、送信指示を受信したときにメッセージを通信端末装置に送信し、メッセージの送信の後、サービスセンタが通信端末装置からメッセージを受信した旨の通知を受信した場合には、メッセージ保管ステップでは、メッセージの送信が成功した旨の通知を行い、送信指示ステップでは、メッセージの送信が成功した旨の通知を受信した後、次の送信指示を行い、メッセージの送信の後、通信端末装置がメッセージを受信することができない場合には、メッセージ保管ステップでは、メッセージを保管し、管理ステップでは、通信端末装置からメッセージの受信が可能となった旨の通知を受信したときに送信指示を行うことを要求する送信要求を行い、送信指示ステップでは、送信要求を受信したときに送信指示を行う構成を採る。
【0019】
また、前記管理ステップでは、宛先が同一であって、異なるサービスセンタに複数のメッセージが保管されている場合、各サービスセンタに所定の順位を付与し、前記送信指示ステップでは、宛先が同一であって異なるサービスセンタに保管されている複数のメッセージの送信要求を受信したときは、前記順位が最初のサービスセンタに対して送信指示を行い、前記順位が最初のサービスセンタから前記メッセージの送信が成功した旨の通知を受信したことを確認した後、次の順位のサービスセンタに対して送信指示を行う構成を採ってもよい。
【0020】
本発明によれば、メッセージの送信が成功した旨の通知の受信を確認した後で、次の送信指示を行うので、メッセージの到達順序の適正化が図られ、複数のサービスセンタから同時に宛先の通信端末装置へ送信されることがなくなり、メッセージの不達を防止することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るメッセージサービスシステムの概略構成を示す図である。このメッセージサービスシステムは、サービスセンタ111(SC#1)、及びサービスセンタ112(SC#2)と、ホームロケーションレジスタ(HLR)121と、交換機141、142と、送受信管理サーバ151とから構成されている。ホームロケーションレジスタ121は、MWD(Message Waiting Data)を備えており、MWDには、メッセージに関する情報を記録することができる。なお、送受信管理サーバ151とホームロケーションレジスタ121とは一体であってもよい。また、ホームロケーションレジスタ121と交換機141、142とが一体であってもよい。また、ホームロケーションレジスタ121とサービスセンタ111、112とを直接接続してもよい。移動機131、132は、交換機141、142を介して(さらに基地局を介してもよい。)メッセージサービスシステムと通信することが可能である。
【0022】
実施の形態1に係るメッセージサービスシステムで送受信されるメッセージは、ショートメッセージである。ショートメッセージは、最大140[octet]のテキストからなるメッセージであり、GSM(Global Systemfor Mobile communications)標準で規定されている。ただし、本発明は、ショートメッセージ以外のメッセージをサービスとするシステムに対しても適用することが可能である。
【0023】
図2は、実施の形態1に係るメッセージサービスシステムにおいて、移動機131宛のメッセージがサービスセンタ111及び112に保管されている場合の処理を示す図である。まず、移動機131がメッセージを受信できる状態になったことをホームロケーションレジスタ121に通知する((a))。これを契機としてホームロケーションレジスタ121は、移動機131がメッセージを受信できる状態になったことを認識する。ホームロケーションレジスタ121は、MWDを参照して移動機131宛のメッセージがサービスセンタ111及び112に保管されていることを認識する。この場合、各サービスセンタには順位が付与されており、サービスセンタ111(SC#1)が第1位、サービスセンタ112(SC#2)が第2位となっている。この順位に従って送受信管理サーバ151は各サービスセンタに対して送信指示を行う。
【0024】
ホームロケーションレジスタ121は、各メッセージを保管しているサービスセンタに、それらのメッセージをその送信先である移動機131に送信するように指示する信号を送受信管理サーバ151に送信する((b))。この送信指示は、送信要求信号(例えば、Alert−SC信号)の送信により行う。
【0025】
MWDの先頭に記憶されたメッセージ情報に基づいてこのような送信指示を行う契機としては、MWDに記憶されているメッセージ情報に変動(増減)があった場合が考えられる。さらに、移動機が位置登録を行った場合に指示を行うようにしてもよい。また、サービスセンタが移動機にメッセージを送信しても移動機が受信できない場合があるため、移動機からの応答がない場合には、サービスセンタはメッセージを再度移動機に送信する。サービスセンタが自主的に再度メッセージを送信するようにしてもよいし、ホームロケーションレジスタがサービスセンタに再度送信指示を行うようにしてもよい。また、移動機が位置登録を行った場合にホームロケーションレジスタが再度送信指示を行うようにしてもよい。
【0026】
送受信管理サーバ151は、送信指示を受信すると、メッセージを保管するサービスセンタ111に、その送信先の移動機131に保管しているメッセージを送信するように指示する((c))。この送信指示は、送信要求信号(例えば、Alert−SC信号)の送信により行う。
【0027】
サービスセンタ111は、送信指示を受けると、そのメッセージを送信先の移動機131に送信する((d))。移動機131は、メッセージを受信すると、サービスセンタ111に対し、受信したことを通知する送信レポートを送信する((e))。サービスセンタ111は、移動機131から送信レポートを受信すると、送受信管理サーバ151に送信が成功した旨の成功通知を行う((f))。
【0028】
送受信管理サーバ151がサービスセンタ111から成功通知を受信すると、次にメッセージを保管しているサービスセンタ112に対して送信指示を行う((g))。サービスセンタ112は、送信指示を受信すると、そのメッセージを送信先の移動機131に送信し((h))、移動機131は、メッセージを受信するとサービスセンタ112に対して送信レポートを送信する((i))。サービスセンタ112は、送信レポートを受信すると、送受信管理サーバ151に送信が成功した旨の成功通知を行う((j))。
【0029】
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係るメッセージサービスシステムの概略構成を示す図である。SMSC(MPS)301は、ショートメッセージの送受信機能と不達メッセージの保存機能とを有するノードである。GMSC(MMS)302は、MPSとの接続機能と、MS追跡接続機能と、ショートメッセージの中継機能と、制御信号(NMSCPからの送信要求信号)の中継機能とを有するノードである。LMSC(MMS)303は、無線装置305との接続機能と、ショートメッセージの中継機能と、一斉呼出(MS306の呼出)機能とを有するノードである。HLR(NMSCP)304は、ホームロケーションレジスタであり加入者サービス情報管理機能と、加入者在圏位置管理機能と、ショートメッセージ蓄積先MPS管理機能と、ショートメッセージの送信要求を行う機能とを有するノードである。無線装置305は、ショートメッセージを中継する機能と、無線信号を制御する機能とを有するノードである。MS306は、ショートメッセージの送受信機能と、位置登録機能と、ショートメッセージを要求する機能と、液晶画面を有し、データを表示する機能とを有するノードである。
【0030】
図4(a)は、標準化によるメッセージの送信プロセスを示す図であり、同(b)は、標準化によるメッセージの受信プロセスを示す図である。図4(a)において、発信MS401は、図示しない無線装置を介してメッセージをLMSC303へ送信する。LMSC303は受信したメッセージをGMSC302へ転送する。最後に、メッセージは、発信者用のSMSC301に保管される。ここで、発信MS401は、自SMSCのアドレスを保持しておき、メッセージ送信時にはそのアドレスを持ってSMSCまでメッセージがルーティングされる。従って、発信者によってSMSCは特定される。
【0031】
また、図4(b)において、着信MS402が受信できる状態になるとHLR304は、GMSC302に対してメッセージの送信要求を行う。GMSC302は、メッセージの送信要求を受信すると、発信者用SMSC301に対してメッセージを送信する指示を行う。発信者用SMSC301は、メッセージの送信指示を受けると、保管している着信MS402宛のメッセージを送信する。発信者用SMSC301から送信されたメッセージは、GMSC302、LMSC303を介して着信MS402に送信される。
【0032】
図5は、特定通信事業者と契約している加入者がメッセージを送信する例を示す図である。アドレスが001の移動機であるMSは、アドレスが099のサービスセンタであるSCへメッセージを発信すると、アドレスが092であるMPSと接続するIW−MMSにルーティングされる。次に、アドレスが092のMPS#2と接続するMMSへルーティングされ、最後にアドレスが092であるMPS#2へルーティングされる。ここでは、000〜099を当該特定通信事業者の番号帯としている。
【0033】
図6は、特定通信事業者と契約している加入者へメッセージを送信する例を示す図である。HLRは、加入者プロファイルに基づいて、アドレスが001であるMSが在圏エリアであることを認識すると、MMSに対してアドレスが092のサービスセンタMPS#2にメッセージの送信指示を行うように指示する。MMSは、この指示を受けると、アドレスが092のサービスセンタMPS#2にアドレスが001である移動機へメッセージを送信するように指示する。サービスセンタMPS#2は、この指示を受けると、アドレスが001のMSに対して保管しているメッセージを送信する。
【0034】
図7は、特定通信事業者と契約していない加入者がメッセージを送信する例を示す図である。アドレスが001の移動機であるMSは、アドレスが099のサービスセンタであるSCへメッセージを発信すると、099というアドレスに基づいて、特定通信事業者の番号帯であると認識され、特定通信事業者のGMMSまでルーティングされる。特定通信事業者のGMMSでは、MSのアドレス(001)に基づいて、アドレスが092であるMPS#2と接続するIW−MMSにルーティングされる。最後にアドレスが092であるMPS#2へルーティングされる。ここでは、000〜099を当該特定通信事業者の番号帯としている。
【0035】
図8は、特定通信事業者と契約していない加入者がメッセージを受信する例を示す図である。HLRは、他網の加入者プロファイルに基づいて、アドレスが001であるMSが在圏エリアであることを認識すると、MMSに対してアドレスが092のサービスセンタMPS#2にメッセージの送信指示を行うように指示する。MMSは、この指示を受けると、アドレスが092のサービスセンタMPS#2にアドレスが001である移動機へメッセージを送信するように指示する。サービスセンタMPS#2は、この指示を受けると、アドレスが001のMSに対して保管しているメッセージを送信する。この後、他網のG−MSCまでルーティングされ、メッセージが他網のMSに受信される。
【0036】
図9は、実施の形態2に係るメッセージサービスシステムにおいて、メッセージが送信先に到達しなかった場合の動作を示す図である。移動機900が圏外にいる場合、又は電源を切断している場合等によりショートメッセージを受信できないときは、次のような方法によりメッセージを保管する。また、保管先SMSCはホームロケーションレジスタ(HLR)に登録される。ここでは、移動機900が圏外にいてメッセージが受信できない場合のシーケンスを示す。まず、SMSC901がGMSC902に対してメッセージ送信要求を行う(1)。GMSC902は、LMSC903に対してメッセージ送信要求を行う(2)。LMSC903は、MSの一斉呼出を行う(3)。しかし、メッセージの送信先であるMS900が圏外にいるため、メッセージが受信されない。このため、LMSC903は、GMSC902に対してエラー応答を行う(4)。GMSC902は、メッセージ蓄積先SMSCをHLR904に登録する(5)。この登録は、図9に示すように、例えば、着信番号がMS−a、メッセージ蓄積先SMSC番号がSMSC−aのように、送信先毎に管理される。HLR904は、GMSC902に対して登録応答を行う(6)。GMSC902は、SMSC901に対してエラー応答を行う(7)。
【0037】
図10は、実施の形態2に係るメッセージサービスシステムにおいて、メッセージが送信先に到達しなかった場合のメッセージ取り出し方法を示す図である。移動機900が圏外にいる場合、又は電源を切断している場合等によりショートメッセージを受信できずにSMSC901にメッセージが保管されている場合、そのメッセージの取り出し方法としては、SMSC901からの自動再送信をする方法と、移動機900から送信要求を行う方法等が考えられる。ここでは、移動機900から送信要求を行う方法を説明する。移動機MS900がLMSC903に対してメッセージの取り出し要求を行う(1)。LMSC903は、HLR904に対してメッセージの取り出し要求を行う(2)。HLR904は、LMSC903に対して取り出し受付けの応答を行うと共に(3)、GMSC902に対してメッセージの取り出し要求を行う(4)。GMSC902は、HLR904に対して取り出し要求の受付け応答を行うと共に(5)、SMSC901に対してメッセージの取り出し要求を行う(6)。SMSC901は、GMSC902に対してメッセージの送信要求を行う(7)。これ以降は、サービスセンタから移動機へメッセージが送信される通常のシーケンスと同様である。
【0038】
(実施の形態3)
図11は、複数の発信者からのショートメッセージが着信者の状況により複数のサービスセンタに保管されている場合の状態を示す図である。MS501〜503は、発信者側の移動機であり、SMSC504〜506は、各移動機に対応したサービスセンタである。LMSC507は、移動機MS509に対するメッセージを中継する機能を有し、HLR508は、ホームロケーションレジスタである。図11に示すように、着信MS−d(MS509)のメッセージ送信要求によりHLR508は、メッセージ保管先SMSC番号として登録してあるすべてのSMSCに対し、メッセージ送信を要求する。しかし、HLR508からのメッセージ取り出し要求に対するSMSCからの応答信号は定義されていないため、複数のSMSCからの同時受信の場合は、次のような対応が必要となる。
【0039】
すなわち、▲1▼HLR508でタイミングをとって、順番に各SMSCに取り出し要求を送信する、▲2▼LMSC507において、複数のSMSCからの同時メッセージ送信を一括受信し、メッセージを一つずつ着信MS509に送信する、▲3▼LMSC507と着信MS509との間に複数コネクションを設定し、着信MS509で同時に複数メッセージを受信する、という対応方法である。ただし、上記▲1▼〜▲3▼までは標準化されておらず、▲1▼については最初に要求したSMSCからのメッセージ送信が終了したかどうか不明の状態でHLRは起動をかけなければならず、信頼性を欠く。また、▲2▼、▲3▼については、LMSCやMSのスペックにより、特にローミングによりMSが他網に在圏している場合に、必ず在圏側オペレータが対応しているとは限らないため、契約者を管理しているオペレータ(SMSC)が蓄積しているメッセージを早く確実に着信者に対して送信するというサービスを提供することが困難である。
【0040】
そこで、実施の形態3では、HLRからSMSCに対するメッセージ取り出し要求に対し、SMSCからの応答信号をやり取りする手法を取る。SMSCは、自局からのメッセージ送信が終了した時点で、HLRに応答信号を送信する。HLRは、応答信号受領後、自局に登録してある着信者対応の次のSMSCに対し、メッセージ取り出し要求を送信する。
【0041】
図12は、実施の形態3に係るメッセージの取り出し方法を示す図である。MS604が、LMSC602に対してメッセージの送信要求を行う(1)。LSMC602は、HLR603に対してメッセージの取り出し要求を行う(2)。HLR603は、LMSC602に対して取り出し受付け応答を行う(3)。HLR603は、GMSC601に対してメッセージの取り出し要求を行う(4)。GMSC601は、HLR603に対して取り出し受付け応答を行う(5)。GMSC601は、SMSC600に対してメッセージの取り出し要求を行う(6)。SMSC600は、GMSC601に対してメッセージの送信要求を行う(7)。以下、シーケンス7からシーケンス12までは、サービスセンタから移動機へメッセージが送信される通常のシーケンスと同様である。次に、SMSC600は、GMSC601に対して送信完了通知を行う(13)。GMSC601は、HLR603に対して送信完了通知を行う(14)。HLR603は、GMSC601に対して送信完了応答を行う(13)。GMSC601は、SMSC600に対して送信完了応答を行う(16)。
【0042】
このように、実施の形態3によれば、LMSCやMSなどの在圏オペレータのショートメッセージの送信方法によらず、契約オペレータから確実にメッセージを送信することが可能となる。また、途中のSMSCでMSへのメッセージ送信ができなくなった場合、HLRは次のSMSCへメッセージ取り出し要求を起動しないことにより、無効な信号の送信を抑止することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係るメッセージサービスシステムは、通信端末装置とメッセージを送受信すると共に、受信したメッセージを保管するサービスセンタと、少なくとも前記保管されるメッセージの宛先である通信端末装置を示す情報及び前記メッセージを保管するサービスセンタを示す情報を管理するメッセージ管理手段と、前記サービスセンタに対し、所定のタイミングで前記メッセージを前記通信端末装置に送信する旨の送信指示を行う送受信制御手段とを備え、前記サービスセンタは、前記送受信制御手段から前記送信指示を受信したときに前記メッセージを前記通信端末装置に送信し、前記メッセージの送信の後、前記サービスセンタが前記通信端末装置から前記メッセージを受信した旨の通知を受信した場合には、前記サービスセンタは、前記送受信制御手段に対して前記メッセージの送信が成功した旨の通知を行い、前記送受信制御手段は、前記サービスセンタから前記メッセージの送信が成功した旨の通知を受信した後、次の送信指示を行い、前記メッセージの送信の後、前記通信端末装置がメッセージを受信することができない場合には、前記サービスセンタは、前記メッセージを保管し、前記メッセージ管理手段は、前記通信端末装置からメッセージの受信が可能となった旨の通知を受信したときに前記送受信制御手段に対して前記送信指示を行うことを要求する送信要求を行い、前記送受信制御手段は、前記メッセージ管理手段から前記送信要求を受信したときに前記サービスセンタに対して前記送信指示を行う構成を採る。
【0044】
本発明によれば、メッセージの送信が成功した旨の通知の受信を確認した後で、次の送信指示を行うので、メッセージの到達順序の適正化が図られ、複数のサービスセンタから同時に宛先の通信端末装置へ送信されることがなくなり、メッセージの不達を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るメッセージサービスシステムの概略構成を示す図である。
【図2】実施の形態1に係るメッセージサービスシステムにおいて、移動機宛のメッセージがサービスセンタに保管されている場合の処理を示す図である。
【図3】実施の形態2に係るメッセージサービスシステムの概略構成を示す図である。
【図4】(a) 標準化によるメッセージの送信プロセスを示す図である。
(b) 標準化によるメッセージの受信プロセスを示す図である。
【図5】特定通信事業者と契約している加入者がメッセージを送信する例を示す図である。
【図6】特定通信事業者と契約している加入者へメッセージを送信する例を示す図である。
【図7】特定通信事業者と契約していない加入者がメッセージを送信する例を示す図である。
【図8】特定通信事業者と契約していない加入者がメッセージを受信する例を示す図である。
【図9】実施の形態2に係るメッセージサービスシステムにおいて、メッセージが送信先に到達しなかった場合の動作を示す図である。
【図10】実施の形態2に係るメッセージサービスシステムにおいて、メッセージが送信先に到達しなかった場合のメッセージ取り出し方法を示す図である。
【図11】複数の発信者からのショートメッセージが着信者の状況により複数のサービスセンタに保管されている場合の状態を示す図である。
【図12】実施の形態3に係るメッセージの取り出し方法を示す図である。
【図13】従来のメッセージサービスシステムにおけるメッセージの流れを示す図である。
【図14】従来のメッセージサービスシステムにおいて送信先の移動機がメッセージを受信することができない場合の処理を示す図である。
【符号の説明】
111…サービスセンタ、112…サービスセンタ、121…ホームロケーションレジスタ、121…メッセージ管理手段、131…移動機、141…交換機、142…交換機、151…送受信管理サーバ。
Claims (4)
- 通信端末装置とメッセージを送受信すると共に、受信したメッセージを保管するサービスセンタと、
少なくとも前記保管されるメッセージの宛先である通信端末装置を示す情報及び前記メッセージを保管するサービスセンタを示す情報を管理するメッセージ管理手段と、
前記サービスセンタに対し、所定のタイミングで前記メッセージを前記通信端末装置に送信する旨の送信指示を行う送受信制御手段とを備え、
前記サービスセンタは、前記送受信制御手段から前記送信指示を受信したときに前記メッセージを前記通信端末装置に送信し、
前記メッセージの送信の後、前記サービスセンタが前記通信端末装置から前記メッセージを受信した旨の通知を受信した場合には、
前記サービスセンタは、前記送受信制御手段に対して前記メッセージの送信が成功した旨の通知を行い、
前記送受信制御手段は、前記サービスセンタから前記メッセージの送信が成功した旨の通知を受信した後、次の送信指示を行い、
前記メッセージの送信の後、前記通信端末装置がメッセージを受信することができない場合には、
前記サービスセンタは、前記メッセージを保管し、
前記メッセージ管理手段は、前記通信端末装置からメッセージの受信が可能となった旨の通知を受信したときに前記送受信制御手段に対して前記送信指示を行うことを要求する送信要求を行い、
前記送受信制御手段は、前記メッセージ管理手段から前記送信要求を受信したときに前記サービスセンタに対して前記送信指示を行うことを特徴とするメッセージサービスシステム。 - 前記メッセージ管理手段は、宛先が同一であって、異なるサービスセンタに複数のメッセージが保管されている場合、各サービスセンタに所定の順位を付与し、
前記送受信制御手段は、前記メッセージ管理手段から宛先が同一であって異なるサービスセンタに保管されている複数のメッセージの送信要求を受信したときは、前記順位が最初のサービスセンタに対して送信指示を行い、前記順位が最初のサービスセンタから前記メッセージの送信が成功した旨の通知を受信したことを確認した後、次の順位のサービスセンタに対して送信指示を行うことを特徴とする請求項1記載のメッセージサービスシステム。 - 通信端末装置から受信したメッセージをサービスセンタに保管するメッセージ保管ステップと、
少なくとも前記保管されるメッセージの宛先である通信端末装置を示す情報及び前記メッセージを保管するサービスセンタを示す情報を管理する管理ステップと、
前記メッセージを前記通信端末装置に送信する旨の送信指示を行う送信指示ステップとを含み、
前記メッセージ保管ステップでは、前記送信指示を受信したときに前記メッセージを前記通信端末装置に送信し、
前記メッセージの送信の後、前記サービスセンタが前記通信端末装置から前記メッセージを受信した旨の通知を受信した場合には、
前記メッセージ保管ステップでは、前記メッセージの送信が成功した旨の通知を行い、
前記送信指示ステップでは、前記メッセージの送信が成功した旨の通知を受信した後、次の送信指示を行い、
前記メッセージの送信の後、前記通信端末装置がメッセージを受信することができない場合には、
前記メッセージ保管ステップでは、前記メッセージを保管し、
前記管理ステップでは、前記通信端末装置からメッセージの受信が可能となった旨の通 知を受信したときに前記送信指示を行うことを要求する送信要求を行い、
前記送信指示ステップでは、前記送信要求を受信したときに前記送信指示を行うことを特徴とするメッセージサービス方法。 - 前記管理ステップでは、宛先が同一であって、異なるサービスセンタに複数のメッセージが保管されている場合、各サービスセンタに所定の順位を付与し、
前記送信指示ステップでは、宛先が同一であって異なるサービスセンタに保管されている複数のメッセージの送信要求を受信したときは、前記順位が最初のサービスセンタに対して送信指示を行い、前記順位が最初のサービスセンタから前記メッセージの送信が成功した旨の通知を受信したことを確認した後、次の順位のサービスセンタに対して送信指示を行うことを特徴とする請求項3記載のメッセージサービス方法。
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