JP3824252B2 - 車両運行情報収集装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両運行情報収集装置に関し、より詳細には、車両の運行状況に応じて発生する運行状況データを運行情報として収集し、有料道路上の出入口に設置された無線式の質問器との送受信を行う応答器が接続される車両運行情報収集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、貨物輸送用トラック、タクシー等の営業用車両の効率的な運行管理をするために用いられる車両運行情報記憶解析システムは、車両に搭載されて、その車両の走行距離、走行時間等の車両の走行に関する累積情報を生成させるとともに、荷積や荷卸に要した時間や休憩時間など各種の運行状況データを計測或いは手入力されて、その運行状況データに累積情報を付加させ、この1又は複数の運行状況データを運行情報としてICカードのような着脱可能な記憶媒体に収集し記憶させる車両運行情報収集装置と、前記ICカードが装着されると、それに記憶されている運行情報を読み出して、その運行情報を構成する各種の運用状況データに基づいて各種運行記憶の解析を行う車両運行情報収集装置とは別体として配置される車両運行情報記憶解析装置とから、その主要部が構成されるものである。
【0003】
このような従来の車両運行情報記憶解析システムにおいて、一般に車両運行情報収集装置の手入力部であるハンディーターミナルは、その機能の主に、手動操作(いわゆる手入力)によって入力されるデータを記憶することと、装置外部から入力される走行距離データなどを記憶することの、2通りの記憶機能に大別することができる。
【0004】
このハンディーターミナルには、乗務員が入力操作等を行うための各種キーが設けられている。各キーには、それぞれの作業モードに対応した機能が割り当てられており、キーを操作することで作業内容を入力することができる。作業モードとしては、荷積、荷卸、待機、休憩、給油などがある。このような構成において、運行状況が変化する、必要なデータを入力するなどの場合、乗務員は作業モードに応じたキーを操作していた。
【0005】
上記構成において、トラックの乗務員は、例えば、荷積み作業を開始する際には、荷積モードに対応して予め割り振られているキーを操作する。すると、表示部に品名コードを入力するための入力画面が表示され、この入力画面に基づいてテンキーによって品名コードを入力させる。そして、この入力の確定時点から荷積み時間として記憶が継続される。また、荷積み作業が終了して、出発の準備が揃うと、乗務員は今度走行モードに対応したキーを操作する。すると、荷積みモードが解除され、この時点から走行時間として記憶が継続される。
【0006】
また、走行途中に例えば食事の時間になった場合は、休憩モードとして予め割り振られているキーを操作すると、運行情報はその時点から走行モードを終了して休憩モードに切り替わって、休憩時間として記憶が継続される。また、例えば、得意先への到着指定時刻が変更になったような場合には、その時刻をテンキーで入力し、訂正キーを操作することによって、その変更を記憶する。そして、そのような各種運行状況の変化を手入力で切り替えてその時間を記憶させると共に、車両運行情報収集装置の外部で計測された値を逐次モニタリングするなどして読み込むことで、走行距離、走行時間等の累積情報を自動的に積算し記憶している。
【0007】
このようにして、車両運行上で運行状況が種々変更となる際には、乗務員がそのモードに対応したキーを複数のキーの中から選択して操作するという、いわゆる手入力でそのモードを切り替えることで運行状況を記憶している。また、その一方で、走行距離、走行時間、速度オーバー回数等の累積情報については自動的に逐次(或いは例えば1分間毎に)モニタリングして、運行状況データを運行情報としてICカードに記憶する際に運行状況データに付加している。その車両の営業が終了すると書込キーが操作されて、ICカードに対する全てのデータが書き込まれる。こうして記憶された運行情報は、例えば営業所に帰庫した際などに、ICカードが車両運行情報解析装置にかけられてそのICカードから読み出され、乗務日報等として印字出力或いは表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように従来の車両用運行情報収集装置では、運行状況の変更を乗務員のキー操作に依存していたので、乗務員の作業負担が増加してしまい、その作業が煩雑となるために、乗務員がキー操作を面倒がって入力しなかったり、キー操作自体を忘れてしまう可能性が非常に高く、この可能性を排除することが困難であった。そのため、乗務員がキー操作を正確に行っていないと、収集した運行情報の精度を低下させてしまい、運行情報を解析することができない可能性があった。そのため、乗務員の作業負担を軽減して、より正確な運行情報を収集することが可能な車両用運行情報収集装置が望まれていた。
【0009】
特に、車両が有料道路を通行する場合、乗務員は走行している道路が一般道路なのか有料道路なのかを指示する高速/一般キーを有料道路の入口にて操作されることで、車両用運行情報収集装置は、走行道路が一般道路から有料道路に変化することを認識し、車両が有料道路を走行中の走行距離、走行時間などの各種データや運行状況データなどの収集処理を開始していた。そして、その出口にて高速/一般キーが再度操作されることで、走行道路が一般道路から有料道路に変化することを認識すると、有料道路を走行中の収集処理を終了していた。そのため、高速/一般キーが正確に操作されないと、有料道路の走行開始や走行終了を正確に認識することができないため、有料道路の走行中に収集された運行情報の信頼性を低下させる可能性があった。
【0010】
さらに、乗務員は、有料道路の走行に伴って通行料金が生じると、ハンディーターミナルのテンキーなどで入口コード、出口コード、通行料金、日時などの各種データを手入力しなければならなかったため、乗務員の負担となっていた。また、誤入力が発生すると、有料道路の通行料金などが正確に収集されないという不具合もあった。
【0011】
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、乗務員の作業負担を軽減し、かつ、より正確な運行情報を収集することができる車両用運行情報収集装置を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の車両運行情報収集装置は、図1の基本構成図に示すように、車両の運行状況に応じて発生する運行状況データを運行情報として収集し、有料道路上の出入口に設置された無線式の質問器との間で通行料金の収受に関する送受信を行う応答器が接続される車両運行情報収集装置において、前記応答器2が前記質問器から受信した前記出入口に関する受信情報を出入口情報として取り込む出入口情報取込手段12aと、前記車両が走行している道路が前記有料道路なのか一般道路なのかを示す走行道路情報を記憶する走行道路情報記憶手段14aと、前記出入口情報取込手段12aが前記出入口情報を取り込むと、前記走行道路情報記憶手段14aに記憶されている前記走行道路情報に基づいて、少なくとも前記一般道路から前記有料道路への走行道路変化を検出する走行道路変化検出手段12bと、前記走行道路変化検出手段12bが前記走行道路変化を検出すると、当該走行道路変化に対応する前記走行道路情報に、前記走行道路情報記憶手段14aが記憶している前記走行道路情報を変更する走行道路情報変更手段12cと、を備えることを特徴とする。
【0013】
上記請求項1に記載した本発明の車両運行情報収集装置によれば、車両運行情報収集装置に接続されている応答器2が質問器から受信情報が受信すると、出入口情報取込手段12aによって受信情報が出入口情報として取り込まれる。そして、走行道路変化検出手段12bによって、走行道路情報記憶手段14aに記憶されている走行道路情報に基づいて、少なくとも一般道路から有料道路への走行道路変化が検出される。そして、走行道路変化検出手段12bが走行道路変化の変化を検出すると、走行道路情報変更手段12cによって、検出された走行道路変化に対応する前記走行道路情報に、走行道路情報記憶手段14aが記憶している走行道路情報が変更される。よって、車両に搭載された応答器2が質問器から受信情報を受信すると、車両の走行道路情報に基づいて、少なくとも車両が走行している道路の一般道路から有料道路への変化を自動的に検出することができる。従って、従来の装置のように、車両の走行道路の変化を、乗務員のキー操作などに依存する必要がなくなるので、車両の有料道路を走行中に収集される各種情報の信頼性を向上することができるので、正確な運行情報の収集が可能となり、かつ、キー操作回数も低減されるので、乗務員の作業負担を軽減することができる。
【0014】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の車両運行情報収集装置において、前記出入口情報は、前記質問器からの前記受信情報が有する通行料金の収受に関する料金データを有して構成されており、前記走行道路変化検出手段12bの前記走行道路変化の検出に応じて、前記出入口情報取込手段12aが取り込んだ前記出入口情報から前記料金データを検出すると、当該料金データを有して構成する通行料金情報を生成する通行料金情報生成手段12dをさらに備えることを特徴とする。
【0015】
上記請求項2に記載した本発明の車両運行情報収集装置によれば、走行道路変化検出手段12bが走行道路の変化をしたときに、通行料金情報生成手段12dによって出入口情報取込手段12aが取り込んだ出入口情報から料金データが検出されると、当該料金データを有して構成する通行料金情報が生成される。よって、車両に搭載された応答器2が質問器から受信した受信情報に通行料金の収受に関する料金データが含まれていると、通行料金情報生成手段12dは通行料金情報を自動的に生成するので、正確な通行料金情報を運行情報として収集することができる。さらに、乗務員は通行料金に関するデータを手入力する必要がなくなるため、乗務員の作業負担を軽減することができる。
【0016】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項2に記載の車両運行情報収集装置において、前記出入口情報取込手段12aが取り込んだ前記料金データを有していない前記出入口情報を記憶する出入口情報記憶手段14bをさらに備え、前記通行料金情報生成手段12dは、前記通行料金情報を生成するときに、前記出入口情報記憶手段14bが前記出入口情報を記憶していると、前記出入口情報取込手段12aが取り込んだ前記出入口情報と前記出入口情報記憶手段14bが記憶している前記出入口情報とに基づいて前記通行料金情報を生成することを特徴とする。
【0017】
上記請求項3に記載した本発明の車両運行情報収集装置によれば、出口にて通行料金の収受を行う有料道路では、入口にて取り込まれた出入口情報には料金データは含まれていないため、入口からの出入口情報は出入口情報記憶手段14bに記憶される。そして、出口にて料金データが含まれた出入口情報が取り込まれたときに、出入口情報記憶手段14bに前記出入口情報が記憶されていると、通行料金情報生成手段12dによって、出入口情報取込手段12aが取り込んだ出入口情報と出入口情報記憶手段14bが記憶している出入口情報とに基づいて前記通行料金情報が生成される。よって、高速道路などの出口にて通行料金の収受を行う有料道路を通行する場合は、入口及び出口からの出入口情報に基づいて通行料金情報が生成されるので、例えば、各料金所コード、通過時刻、走行距離などのより詳細なデータを有する通行料金情報を運行情報として収集することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、貨物輸送用トラックなどの営業用車両に用いた場合の本発明に係る車両運行情報収集装置の一実施の形態を、図2〜図6の図面を参照して説明する。
【0019】
図2は本発明に係る車両用料金収受装置の概略の一実施の形態を示す構成図であり、図3は図2のRAMのメモリマップの一実施の形態を示す図であり、図4は図3の入口情報及び出口情報のデータ構造の一例を示す図であり、図5は図3の通行料金情報のデータ構造の一例を示す図であり、図6は図2のCPUが行う本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートである。
【0020】
図2において、1は車両運行情報収集装置を示し、この車両運行情報収集装置1は、例えば、貨物輸送用トラック(図示せず)に搭載されるもので、コントロールボックス10とハンディーターミナル20とリーダライタ30とを有して構成されている。
【0021】
そして、この車両運行情報収集装置1には、周知のように、有料道路自動料金収受システム(Electronic Toll Collection system)において、有料道路の料金所などに設置される無線設備(以下、質問器という)とのデータの送受信を可能とし、車両に搭載される応答器2が接続されている。そして、この応答器2は質問器から受信した受信情報を車両運行情報収集装置1に送信するようになっているので、車両運行情報収集装置1は、応答器2が受信した受信情報を取り込むことができる。
【0022】
コントロールボックス10は、プログラムや固定データ等が格納されている読み出し専用のメモリ(ROM)11と、このROM11に予め格納された制御プログラムに従って動作中央演算処理装置(CPU)12と、各種設定データを格納する電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)13と、各種のデータを格納するとともにCPU12の処理作業に必要なエリアを有して構成する読み出し書き込み自在のメモリ(RAM)14と、各種機器との接続を可能とするインタフェース部15とを有して構成されている。
【0023】
インタフェース部15は、ハンディーターミナル20が接続されるハンディーターミナルI/F15aと、リーダライタ30が接続されるリーダライタI/F15bと、応答器2が接続される応答器I/F15cとを有して構成されている。
【0024】
ハンディーターミナル20は、運転者が入力操作等を行うためのキー操作部と、運転者が入力操作、入力情報の確認等を行うための表示部とを有して構成されている。そして、キー操作部は、従来の装置と同様に、車両が走行している道路が有料道路から一般道路などへ切り替わったことを指示する高速/一般キーを有して構成されている。なお、この高速/一般キーは、有料道路の入口には質問器が設置されているが、その出口には質問器が設置されていない、例えば、入口にて料金の収受が行われる首都高速などの対応に用いられる。
【0025】
また、リーダライタ30は、スロットから挿入されたICカードやメモリカード等のカード状記憶媒体(以下、カードと称する)に、ハンディーターミナル20から入力される各種情報等を書き込むもので、カードのスロットに対する挿入は手動で行い、スロットからのカードの排出は、ハンディーターミナル20のキー操作部に設けられている書込キーが操作されて、カードに対する書込処理が終了した後に、リーダライタ30内の排出機構が自動で行う。
【0026】
また、コントロールボックス10には、走行センサ、エンジン回転センサ等の各種車両センサ(図示せず)が接続されており、CPU11はこれらの車両センサからの入力信号に基づいて、一般道路及び有料道路の走行距離や、エンジン回転数時間などの収集を行っている。
【0027】
次に、図2に示すコントロールボックス10のRAM14の本発明に係るメモリマップの一例を、図3を参照して以下に説明する。
【0028】
RAM14は、図3に示すように、走行道路情報格納エリア14aと、入口情報格納エリア14bと、出口情報格納エリア14cと、通行料金情報格納エリア14dとを有して構成されている。そして、走行道路情報格納エリア14aには、車両が走行している道路が有料道路なのか一般道路なのかを示す走行道路情報Rが格納される。入口情報格納エリア14bには、応答器2から取り込んだ質問器からの入口に関する出入口情報に基づいて作成される入口情報Sが格納される。出入口情報格納エリア14cには、応答器2から取り込んだ質問器からの出口に関する受信情報に基づいて作成される出口情報Eが格納される。通行料金情報格納エリア14dには、通行料金を示す通行料金情報Pが格納される。
【0029】
よって、RAM14が、走行道路情報Rと出入口情報に相当する入口情報Sとを記憶していることから、RAM14が請求項の範囲に記載されている走行道路情報記憶手段及び出入口情報記憶手段として機能している。
【0030】
また、入口情報S及び出口情報Eは特許請求の範囲に記載されている出入口情報に相当し、そのデータ構想は、図4に示すように、料金所を認識することが可能な料金所コードデータf1と、料金所を通過した時刻を示す通過時刻データf2と、通行料金の収受に関する料金データf3とを有して構成されている。なお、本実施の形態では、f1〜f3の各データを応答器2から取り込んだ受信情報から抽出している。また、料金の収受処理が発生しない質問器からの受信情報にに基づいて生成された場合は、料金データf3は存在しない。
【0031】
さらに、通行料金情報Pは、図5に示すように、通行料金情報Pであることを識別するための通行料コードデータp1と、入口の料金所を認識することが可能な入口料金所コードデータp2と、出口の料金所を認識することが可能な出口料金所コードデータp3と、通行料金の収受に関する通行料金データp4と、有料道路を走行した距離を示す累積走行距離データp5と、入口の通過時間を示す入口通過時刻データp6と、出口の通過時間を示す出口通過時刻データp7とを有して構成されている。
【0032】
次に、上述した構成の車両運行情報収集装置1における本発明に係る動作概要の一例を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0033】
図6において、コントロールボックス10の電源部(不図示)からの電力の供給によって処理が開始され、ステップS1において、ハンディーターミナル20の高速/一般キーが操作されたか否かが判定される。高速/一般キーが操作されたと判定された場合は(ステップS1でY)、ステップS2に進む。
【0034】
ステップS2において、RAM14の走行道路情報格納エリア14aに格納されている走行道情報Rが有料道路となっているか否かが判定される。走行道情報Rが有料道路となっていないと判定された場合は(ステップS2でN)、乗務員の高速/一般キーの誤操作と見なし、ステップS1に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。一方、走行道情報Rが有料道路となっていると判定された場合は(ステップS2でY)、ステップS3に進む。
【0035】
ステップS3において、RAM14の走行道路情報格納エリア14aに格納されている走行道情報Rが、有料道路から一般道路に変更され、その後ステップS1に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。
【0036】
また、ステップS1で高速/一般キーは操作されていないと判定された場合は(ステップS1でN)、ステップS4に進む。そして、ステップS4において、応答器2から受信情報を受信しているか否かが判定される。受信情報を受信していないと判定された場合は(ステップS4でN)、ステップS1に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。一方、受信情報を受信していると判定された場合は(ステップS4でY)、その受信情報が出入口情報としてRAM14に格納され、その後ステップS5に進む。
【0037】
ステップS5において、取り込んだ出入口情報に基づいて、この出入口情報が入口に設けられた質問器から受信したものなのか否かが判定される。この判定処理は、例えば、出入口情報が有する料金所コードに基づく判定、出入口情報が料金データを有しているかの判定など出入口情報に応じて種々異なる実施の形態で実現することができる。
【0038】
そして、ステップ5で出入口情報が入口の質問器から受信したものであると判定された場合は(ステップS5でY)、ステップS6に進む。そして、ステップS6において、RAM14の走行道路情報格納エリア14aに格納されている走行道情報Rが一般道路となっているか否かが判定される。走行道情報Rが一般道路となっていないと判定された場合は(ステップS6でN)、ステップS8に進む。一方、走行道情報Rが一般道路となっている判定された場合は(ステップS6でY)、車両が走行している道路が一般道路から有料道路に変化したものと見なし、ステップS7に進む。
【0039】
ステップS7において、RAM14の走行道路情報格納エリア14aに格納されている走行道情報Rが、一般道路から有料道路に変更され、その後ステップS8に進む。そして、ステップS8において、RAM14の出入口情報に基づいて生成される図4に示す入口情報Sが、RAM14の入口情報格納エリア14bに格納され、その後ステップS9に進む。
【0040】
ステップS9において、RAM14の入口情報格納エリア14bに格納されている入口情報Sに料金データf3が存在するか否かが判定される。料金データf3が存在しないと判定された場合は(ステップS9でN)、ステップS1に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。一方、料金データf3が存在すると判定された場合は(ステップS9でY)、ステップS10に進む。
【0041】
ステップS10において、RAM14の入口情報情報格納エリア14bに格納されている入口情報Sのみに基づいて図5に示す通行料金情報Pが生成され、この通行料金情報PがRAM14の通行料金情報格納エリア14dに格納され、その後ステップS16に進む。
【0042】
ここで、通行料金情報Pの生成を詳細に説明すると、通行料コードデータp1には、予めROM11に定められている通行料金情報Pであることを識別するためのデータが設定される。入口料金所コードデータp2には、入口情報Sの料金所コードデータf1が設定される。通行料金データp4には、入口情報Sの料金データf3が設定される。入口通過時刻データp6には、入口情報Sの通過時刻データf3が設定される。
【0043】
また、ステップ5で出入口情報が入口の質問器から受信したものではない、つまり、出口の質問器から受信したものであると判定された場合は(ステップS5でN)、ステップS11に進む。そして、RAM14の出入口情報に基づいて生成される図4に示す出口情報Eが、RAM14の出口情報格納エリア14cに格納され、その後ステップS12に進む。
【0044】
ステップS12において、RAM14の走行道路情報格納エリア14aに格納されている走行道情報Rが、有料道路から一般道路に変更され、その後ステップS13に進む。
【0045】
ステップS13において、RAM14の入口情報格納エリア14bに入口情報Sが格納されているか否かが判定される。入口情報が格納されていると判定された場合は(ステップS13でY)、ステップS14に進む。
【0046】
ステップS14において、RAM14の入口情報格納エリア14b及び出口情報格納エリア14cにそれぞれ格納されている入口情報Sと出口情報格納エリア14cとに基づいて、図5に示す通行料金情報Pが生成され、この通行料金情報PがRAM14の通行料金情報格納エリア14dに格納され、その後ステップS16に進む。
【0047】
ここで、通行料金情報Pの生成は、ステップS10で説明した設定処理に、以下の設定処理が追加される。出口料金所コードデータp3には、出口情報Eの料金所コードデータf1が設定される。出口料金所コードデータp3には、出口情報Eの料金所コードデータf1が設定される。累積走行距離データp5には、RAM14に別モジュールによって有料道路を走行中に累積した走行距離データが設定される。出口通過時刻データp7には、出口情報Eの通過時刻データf3が設定される。
【0048】
また、ステップS13でRAM14の入口情報格納エリア14bに入口情報が格納されていないと判定された場合は(ステップS13でN)、ステップS15に進む。
【0049】
ステップS15において、RAM14の出口情報情報格納エリア14cに格納されている出口情報Eのみに基づいて図5に示す通行料金情報Pが生成され、この通行料金情報PがRAM14の通行料金情報格納エリア14dに格納され、その後ステップS16に進む。
【0050】
ここで、通行料金情報Pの生成を詳細に説明すると、通行料コードデータp1には、予めROM11に定められている通行料金情報Pであることを識別するためのデータが設定される。出口料金所コードデータp3には、出口情報Eの料金所コードデータf1が設定される。通行料金データp4には、出口情報Eの料金データf3が設定される。出口通過時刻データp7には、出口情報Eの通過時刻データf3が設定される。
【0051】
ステップS16において、RAM14の入口情報格納エリア14b及び出口情報格納エリア14cの双方のエリアがクリアされ、その後、ステップS1に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。
【0052】
以上の説明からも明らかなように、ステップS4の判定処理によって、応答器2から受信情報を出入口情報として取り込んでいることから、このステップS4の判定処理が特許請求の範囲に記載の出入口情報取込手段に相当する。そして、ステップS5及びS6の判定処理によって、走行道路の変化を判定していることから、このステップS5及びS6の判定処理が特許請求の範囲に記載の走行道路変化検出手段に相当する。
【0053】
また、ステップS3、S7、S12の各処理によって、走行道路情報Rを変更していることから、このステップS3、S7、S12の各処理が特許請求の範囲に記載の走行道路情報変更手段に相当する。さらに、ステップS10、S14、S15の各処理によって、通行料金情報Pを生成していることから、ステップS10、S14、S15の各処理が特許請求の範囲に記載の通行料金情報生成手段に相当する。
【0054】
従って、CPU12が特許請求の範囲に記載の出入口情報取込手段、走行道路変化検出手段、走行道路情報変更手段、並びに通行料金情報生成手段として機能している。
【0055】
次に、上述した構成による本実施の形態の動作(作用)の一例を以下に説明する。
【0056】
車両が高速道路を走行する場合、入口の料金所に設けられた質問器から受信した応答器2の受信情報が出入口情報として取り込まれる(ステップS4でY)。そして、この出入口情報が入口からの受信したものであると認識され(ステップS5でY)、RAM14の走行道路情報Rは一般道路となっているので(ステップS6でY)、走行道路が一般道路から有料道路に変化したと見なされる。そして、走行道路情報Rが一般道路から高速道路に変更され(ステップS7)、出入口情報がRAM14に入口情報Sとして記憶される。
【0057】
その後、出口の料金所に設けられた質問器から受信した応答器2の受信情報が出入口情報として取り込まれる(ステップS4でY)。そして、この出入口情報が出口からの受信したものであると認識され(ステップS5でN)、出口情報EとしてRAM14に記憶される(ステップS11)。そして、走行道路情報Rが有料道路から一般道路に変更され(ステップS12)、RAM14には入口情報が格納されているので(ステップS13でY)、入口情報と出口情報とに基づいて通行料金情報PがRAM14に生成される(ステップS14)。
【0058】
また、入口にて通行料金を支払う首都高速など車両が通行する場合、入口の料金所に設けられた質問器から受信した応答器2の受信情報が出入口情報として取り込まれる(ステップS4でY)。そして、この出入口情報が入口からの受信したものであると認識され(ステップS5でY)、RAM14の走行道路情報Rは一般道路となっているので(ステップS6でY)、走行道路が一般道路から有料道路に変化したと見なされる。そして、走行道路情報Rが一般道路から高速道路に変更され(ステップS7)、出入口情報がRAM14に入口情報Sとして記憶される。
【0059】
入口情報Sは料金データを有しているので(ステップS9でY)、この入口情報Sに基づいて通行料金情報PがRAM14に生成される(ステップS10)。そして、首都高速の場合、出口では応答器2は質問器との無線通信処理が行われないため、従来の装置と同様に、乗務員の出口におけるハンディーターミナル20の高速/一般キーの操作が検出され(ステップS1でY)、RAM14の走行道路情報Rは有料道路となっているので(ステップS2でY)、走行道路情報Rが有料道路から一般道路に変更される(ステップS3)。
【0060】
以上説明したように、本発明に係る車両運行情報収集装置1は、接続されている応答器2が質問器から受信情報が受信すると、その受信情報を出入口情報として取り込む。そして、RAM14の走行道路情報格納エリア(走行道路情報記憶手段)14aに記憶されている走行道路情報Rに基づいて、少なくとも一般道路から有料道路への走行道路変化を検出する。そして、走行道路変化の変化を検出すると、その検出した走行道路変化に対応する走行道路情報に、RAM14の走行道路情報格納エリア(走行道路情報記憶手段)14aが記憶している走行道路情報Rが変更される。
【0061】
よって、車両に搭載された応答器2が質問器から受信情報を受信すると、車両の走行道路情報Rに基づいて、少なくとも車両が走行している道路の一般道路から有料道路への変化を自動的に検出することができる。従って、従来の装置のように、車両の走行道路の変化を乗務員のキー操作などに依存する必要がなくなるので、車両の有料道路を走行中に収集される各種情報の信頼性を向上することができるので、正確な運行情報の収集が可能となり、かつ、キー操作回数も低減されるので、乗務員の作業負担を軽減することができる。
【0062】
また、車両の走行道路の変化をしたときに、応答器2から取り込んだ出入口情報から料金データが検出されると、その料金データを有して構成する通行料金情報Pが生成される。よって、車両に搭載された応答器2が質問器から受信した受信情報に通行料金の収受に関する料金データが含まれていると、通行料金情報生成手段12dは通行料金情報Pを自動的に生成するので、正確な通行料金情報Pを運行情報として収集することができる。さらに、乗務員は通行料金に関するデータを手入力する必要がなくなるため、乗務員の作業負担を軽減することができる。
【0063】
さらに、出口にて通行料金の収受を行う有料道路では、入口にて取り込まれた出入口情報には料金データは含まれていないため、入口からの出入口情報は入口情報SとしてRAM14の入口情報格納エリア(出入口情報記憶手段)14bに記憶される。そして、出口にて料金データが含まれた出入口情報が取り込まれたときに、入口情報格納エリア(出入口情報記憶手段)14bに入口情報Sが記憶されていると、この入口情報Sと応答器2から取り込んだ出入口情報とに基づいて通行料金情報Pが生成される。よって、高速道路などの出口にて通行料金の収受を行う有料道路を通行する場合は、入口及び出口からの出入口情報に基づいて通行料金情報Pが生成されるので、例えば、各料金所コード、通過時刻、走行距離などのより詳細なデータを有する通行料金情報Pを運行情報として収集することができる。
【0064】
なお、上述した本実施の形態では、従来の装置と同様、高速/一般キーを用いているが、本発明はこれに限定するものではなく、車両運行情報収集装置1に接続された応答器2が、入口及び出口で必ず質問器と送受信が行われる場合は、図6に示すステップS1からS3の一連の処理、及び高速/一般キーを削除しても差し支えない。
【0065】
また、上述した本実施の形態では、走行道路情報記憶手段及び出入口情報記憶手段をRAM14で実現しているが、本発明はこれに限定するものでなく、EEPROM13などの他の記憶媒体で実現させることもできる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した本発明の車両運行情報収集装置によれば、車両に搭載された応答器が質問器から受信情報を受信すると、車両の走行道路情報に基づいて、少なくとも車両が走行している道路の一般道路から有料道路への変化を自動的に検出することができる。従って、従来の装置のように、車両の走行道路の変化を、乗務員のキー操作などに依存する必要がなくなるので、車両の有料道路を走行中に収集される各種情報の信頼性を向上することができるので、正確な運行情報の収集が可能となり、かつ、キー操作回数も低減されるので、乗務員の作業負担を軽減することができるという効果を奏する。
【0067】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、車両に搭載された応答器が質問器から受信した受信情報に通行料金の収受に関する料金データが含まれていると、通行料金情報生成手段は通行料金情報を自動的に生成するので、正確な通行料金情報を運行情報として収集することができる。さらに、乗務員は通行料金に関するデータを手入力する必要がなくなるため、乗務員の作業負担を軽減することができるという効果を奏する。
【0068】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、高速道路などの出口にて通行料金の収受を行う有料道路を通行する場合は、入口及び出口からの出入口情報に基づいて通行料金情報が生成されるので、例えば、各料金所コード、通過時刻、走行距離などのより詳細なデータを有する通行料金情報を運行情報として収集することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両運行情報収集装置の基本構成を示す図である。
【図2】本発明に係る車両用料金収受装置の概略の一実施の形態を示す構成図である。
【図3】図2のRAMのメモリマップの一実施の形態を示す図である。
【図4】図3の入口情報及び出口情報のデータ構造の一例を示す図である。
【図5】図3の通行料金情報のデータ構造の一例を示す図である。
【図6】図2のCPUが行う本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車両運行情報収集装置
2 応答器
12a 出入口情報取込手段(CPU)
12b 走行道路変化検出手段(CPU)
12c 走行道路情報変更手段(CPU)
12d 通行料金情報生成手段(CPU)
14a 走行道路情報記憶手段(RAM)
14b 出入口情報記憶手段(RAM)
Claims (3)
- 車両の運行状況に応じて発生する運行状況データを運行情報として収集し、有料道路上の出入口に設置された無線式の質問器との間で通行料金の収受に関する送受信を行う応答器が接続される車両運行情報収集装置において、
前記応答器が前記質問器から受信した前記出入口に関する受信情報を出入口情報として取り込む出入口情報取込手段と、
前記車両が走行している道路が前記有料道路なのか一般道路なのかを示す走行道路情報を記憶する走行道路情報記憶手段と、
前記出入口情報取込手段が前記出入口情報を取り込むと、前記走行道路情報記憶手段に記憶されている前記走行道路情報に基づいて、少なくとも前記一般道路から前記有料道路への走行道路変化を検出する走行道路変化検出手段と、
前記走行道路変化検出手段が前記走行道路変化を検出すると、当該走行道路変化に対応する前記走行道路情報に、前記走行道路情報記憶手段が記憶している前記走行道路情報を変更する走行道路情報変更手段と、
を備えることを特徴とする車両運行情報収集装置。 - 前記出入口情報は、前記質問器からの前記受信情報が有する通行料金の収受に関する料金データを有して構成されており、
前記走行道路変化検出手段の前記走行道路変化の検出に応じて、前記出入口情報取込手段が取り込んだ前記出入口情報から前記料金データを検出すると、当該料金データを有して構成する通行料金情報を生成する通行料金情報生成手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の車両運行情報収集装置。 - 前記出入口情報取込手段が取り込んだ前記料金データを有していない前記出入口情報を記憶する出入口情報記憶手段をさらに備え、
前記通行料金情報生成手段は、前記通行料金情報を生成するときに、前記出入口情報記憶手段が前記出入口情報を記憶していると、前記出入口情報取込手段が取り込んだ前記出入口情報と前記出入口情報記憶手段が記憶している前記出入口情報とに基づいて前記通行料金情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の車両運行情報収集装置。
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|---|---|---|---|
| JP2000108940A JP3824252B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 車両運行情報収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2000108940A JP3824252B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 車両運行情報収集装置 |
Publications (2)
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|---|---|
| JP2001291130A JP2001291130A (ja) | 2001-10-19 |
| JP3824252B2 true JP3824252B2 (ja) | 2006-09-20 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000108940A Expired - Lifetime JP3824252B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 車両運行情報収集装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3824252B2 (ja) |
-
2000
- 2000-04-11 JP JP2000108940A patent/JP3824252B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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| JP2001291130A (ja) | 2001-10-19 |
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