JP3824926B2 - 回転センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
2つの回転体(ロータ)と、励磁コイルを有する固定体とを備え、相対回転する2本の軸間における回転トルクを検出する回転センサとして、例えば、トーションバーを介して相対回転する2本の回転軸が連結された自動車のハンドルシャフトにおける回転トルクを検出し、ステアリング装置の円滑な電子制御に利用する回転センサが知られている(例えば、特公平7−21433号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の回転センサは、各回転体(ロータ)が予めそれぞれの回転軸と一体に固定され、固定体と各回転軸との間にベアリング等の回転ガイドを配置することで、2つの回転体(ロータ)の回転軸と前記した固定体の励磁コイルの中心軸とを一致させている。
【0004】
しかし、前記のような構成とすると、回転センサは、相対回転する2本の回転軸と一体化させて製造・組立を行う必要があり、使用対象、例えば、ステアリング装置の設計上の制約となる。また、回転センサは、通常、感度や出力レンジの調整が必要であるが、回転軸と一体化する場合には、前記調整は組立て完了後に行われる。このため、製造された回転センサは、回転軸との一体化による大型化のために、調整機構も大きく、かつ、複雑なるという問題があった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、回転軸と一体化して製造する必要がなく、後付けが可能で使用対象の設計上の制約がないうえ、小型化が可能な回転センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記目的を達成するため、絶縁磁性材から筒状に成形され、周方向に配置される導体層を有し、回転する第1のシャフトの軸線方向所定位置に取り付けられる第1のロータ、励磁コイルを有し、前記第1のシャフトの軸線方向に間隔を置いて固定部材に固定される固定コア、前記導体層と対応して周方向に配置される非磁性金属体を有し、前記第1のロータに隣接し、前記第1のシャフトに対して相対回転する第2のシャフトに取り付けられ、前記第1のロータと前記固定コアとの間に配置される第2のロータ及び前記励磁コイルと接続され、特定周波数の発振信号を発振する発振手段を備えた回転センサにおいて、
( I )前記第1のロータは、前記固定コアに対する前記第1のロータの回転を案内する第1のガイドリングを有し、
( II )前記第2のロータは、前記固定コアに対する前記第2のロータの回転を案内する第2のガイドリングを有し、
( III )前記第1のガイドリング及び前記第2のガイドリングは、それぞれ前記固定コアと係合することを特徴とする構成としたのである。
【0007】
好ましくは、前記回転ガイドを、金属或いは合成樹脂から成形される第1及び第2のガイドリングとする。
好ましくは、前記第1及び第2のガイドリングを、前記第1及び第2のロータに形成され、前記固定コアと係合する構成とする。
好ましくは、前記第1及び第2のガイドリングは、外周及び上下の面に複数の突起が周方向に多数形成されている構成とする。
【0008】
好ましくは、前記回転ガイドを、前記第1のロータと前記固定コアとの間及び前記第2のロータと前記固定コアとの間にそれぞれ配置されるベアリングとする。
好ましくは、前記固定コアは、コア本体内に1つの励磁コイルを有する構成とする。
【0009】
好ましくは、前記固定コアは、コア本体内に2つの励磁コイルを有する構成とする。
好ましくは、前記固定コアは、交流磁界を遮蔽するケースを有している構成とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の回転センサに係る一実施形態として、例えば、自動車において変換ジョイント(トーションバー)を介して主動シャフトから従動シャフトへ伝達されるステアリングシャフトの回転トルクを検出する回転センサを図1乃至図5に基づいて説明する。
【0011】
先ず、本発明の回転センサの第1の実施形態について説明すると、回転センサ10は、図1及び図2に示すように、第1ロータ11、固定コア12、第2ロータ13及び相対回転角度測定装置14を備え、ステアリングシャフト5に取り付けられる。ここで、ステアリングシャフト5は、主動シャフト5aがトーションバー5bを介して従動シャフト5cと連結され、主動シャフト5aは、従動シャフト5cに対して、例えば±8°の範囲内で相対回転するように設けられている。
【0012】
第1ロータ11は、電気絶縁性を有する熱可塑性合成樹脂に軟磁性材粉を10〜70体積%混合した絶縁磁性材によって円筒状に成形され、回転する主動シャフト5aの軸線方向所定位置に後付けによって取り付けられる。このような熱可塑性合成樹脂としては、ナイロン,ポリプロピレン(PP),ポリフェニレンスルフィド(PPS),ABS樹脂等を使用することができる。また、軟磁性材粉としては、Ni−ZnやMn−Zn系のフェライト粉を使用することができる。第1ロータ11は、図1において、外周に所定間隔、例えば、中心角30°間隔で6枚の銅箔11aが周方向に設けられている。第1ロータ11は、上部に半径方向へ向けてフランジ部11bが形成され、フランジ部11bの外周には第1ガイドリング11cが設けられている。
【0013】
第1ガイドリング11cは、リング状に形成され、固定コア12の後述する段部12fに係合し、第1ロータ11の固定コア12に対する回転を案内する。このため、第1ガイドリング11cは、後述する第2ガイドリング13cと同じ素材、例えば、銅合金やアルミニウム等の金属や合成樹脂が用いられ、外周及び上下の面に複数の突起11dが周方向に多数形成され、固定コア12との摩擦の低減が図られている。尚、上記目的に合致していれば、第1ガイドリング11cは、突起11dに代えて、図3に示すように、周方向に延びる突条11eを形成しても良い。
【0014】
また、銅箔11aは、導体層であれば、例えば、アルミニウム,銀等の素材を使用することができ、銅箔11aを含むこれら導体層は絶縁磁性材の内部に埋め込んでもよい。
固定コア12は、第1ロータ11と半径方向に数mm程度の僅かなギャップをおいて最外側に配置され、ステアリングシャフト5の近傍に位置する固定部材(図示せず)に後付けによって固定される。固定コア12は、図1に示すように、コア本体12aと、コア本体12a内に収容される励磁コイル12bと、コア本体12aを収容する金属製の遮蔽ケース(以下、単に「ケース」という)12cとを有している。コア本体12aは、第1ロータ11と同一の絶縁磁性材によってリング状に形成され、励磁コイル12bを収容する凹部12hを有している。励磁コイル12bは、ケース12cから外部へ延出させた電線12d(図1参照)によって図示しない信号処理回路と接続され、この信号処理回路から交流電流が流されている。ケース12cは、交流磁界の遮蔽性を有するアルミニウム,銅等の金属によって、コア本体12aを収容する凹部12eを有するリング状に形成されている。ここで、ケース12cは、上下内周に第1及び第2のガイドリング11c,13cが係合する段部12f,12gが形成されている。
【0015】
第2ロータ13は、図1に示すように、第1ロータ11と固定コア12との間に配置され、主動シャフト5aに対して相対回転する従動シャフト5cに後付けによって取り付けられる。第2ロータ13は、交流磁界の遮蔽性を有するアルミニウム,銅等の金属によって製造され、下部に従動シャフト5cに取り付ける取付フランジ13aが設けられている。取付フランジ13aには、外周から回転軸Artと並行する6枚の羽板13bが複数の銅箔11aに対応して中心角60°の間隔で周方向に均等に配置して上方に向かって形成されている。
【0016】
このとき、第2ロータ13は、取付フランジ13aの外周に、第1ロータ11と同様に、第2ガイドリング13cが一体に設けられている。第2ガイドリング13cは、リング状に形成され、外周及び上下の面に複数の突起13dが周方向に多数形成され、固定コア12の後述する段部12gに低摩擦の下に係合し、第2ロータ13の固定コア12に対する回転を案内する。第2ガイドリング13cは、第1ガイドリング11cと同様に、突起13dに代えて、周方向に延びる突条を形成しても良い。
【0017】
以上のように構成される回転センサ10は、第1ロータ11を主動シャフト5aに、第2ロータ13を従動シャフト5cに、それぞれ取り付けると共に、固定コア12を前記固定部材に固定してステアリング装置に後付けによって組み付けられる。
組み立てられた回転センサ10においては、励磁コイル12bを流れる交流電流による磁束がコア本体12aと第1ロータ11の絶縁磁性材からなる磁気回路に沿って流れる。これにより、第1ロータ11の複数の銅箔11aを交流磁界が横切るため、銅箔11a内に渦電流が誘起される。
【0018】
このとき、渦電流によって励起される交流磁界の方向は、励磁コイル12bを流れる交流電流による交流磁界の方向と逆になる。結果として、銅箔11aが存在するコア本体12aと第1ロータ11との間のギャップ部分に生ずる励磁コイル12bの交流励磁電流による磁束と上記渦電流による磁束の方向とが逆になるため、トータルの磁束密度が小さくなる。この反対に、銅箔11aが存在しなかった上記ギャップ部分では、励磁コイル12bの交流励磁電流による磁束と上記渦電流による磁束の方向とが同じになるため、トータルの磁束密度が大きくなる。即ち、コア本体12aと第1ロータ11との間のギャップ部分に不均一磁界が形成される。
【0019】
従って、回転センサ10においては、第2ロータ13が第1ロータ11に対して相対回転すると、第2ロータ13に中心角60°間隔で周方向に形成された羽板13bが上記不均一磁界を横切る。その際、第1ロータ11と第2ロータ13との相対回転によって、羽板13bが横切るトータルの磁束の量が変化するので、羽板13bに生ずる渦電流の大きさが変化する。このため、回転センサ10においては、励磁コイル12bのインピーダンスは第1ロータ11と第2ロータ13との相対回転角度によって変動する。
【0020】
本実施形態の回転センサ10では、励磁コイル12bのインピーダンス変動はパルス信号の位相シフト量の検出によって測定する。
次に、図2を用いて回転センサ10による相対回転角度測定を説明する。図2は、回転センサ10で用いられる相対回転角度測定装置14の一例を示す回路ブロック図である。
【0021】
図2において、測定装置14は、回転センサ10の発振手段を構成し、発振信号を発振する発振回路14aと、発振信号を分周して特定周波数のパルス信号を出力する分周回路14bと、後述する位相シフト量を検出するシフト量回路14dと、検出された前記位相シフト量を対応する電圧値に変換するコンバータ14fと、前記電圧値のシフトレベルを調整するシフトレベル調整部14hと、コンバータ14fから出力される位相シフト量に対応する電圧を増幅する増幅回路14jと、増幅された電圧から相対回転角度を測定する相対回転角度測定部14mとを有している。
【0022】
発振回路14aは、分周回路14bを介して特定周波数のパルス信号を、図2に示す抵抗R、励磁コイル12b及びコンデンサCからなる共振回路に出力する。励磁コイル12bのインピーダンスの変動によって、コンデンサC両端における電圧信号の位相が変化する。コンデンサC両端の電圧信号をシフト量回路14dへ出力する。
【0023】
シフト量回路14dは、コンデンサC両端の電圧信号の位相シフト量を検出する。
コンバータ14fは、検出された前記位相シフト量を対応する電圧値に変換し、シフトレベル調整部14hは、コンバータ14fから出力された信号電圧レベルを調整し、増幅回路14jに出力する。増幅回路14jは、コンバータ14fから出力された信号電圧レベルを増幅し、相対回転角度測定部14mに出力する。
【0024】
相対回転角度測定部14mは、増幅回路14jから入力される信号(電圧値)に基づき、2つのロータ11,13の相対回転角度を−8°〜+8°の範囲で高精度に測定する。
従って、回転センサ10は、この相対回転角度に基づき、予め求めてある主動シャフト5aと従動シャフト5cとの間に作用する回転トルクと、そのときの両シャフト間の相対回転角度との関係に基づき、作用している回転トルクを求めることができる。
【0025】
このとき、回転センサ10は、各構成部材、即ち、第1ロータ11,固定コア12及び第2ロータ13が使用対象、例えば、ステアリング装置に後付けによって組み付けられる。このため、回転センサ10は、回転軸と一体化して製造する必要がなく、使用対象の設計上の制約がないうえ、小型化も容易である。また、回転センサ10は、感度や出力レンジを調整してからステアリング装置に組み付けることもできる。
【0026】
更に、回転センサ10は、第1ロータ11に固定コア12の段部12fに係合する第1ガイドリング11cが、第2ロータ13に固定コア12の段部12gに係合する第2ガイドリング13cが、それぞれ設けられている。このため、回転センサ10は、ロータ11,13の回転が円滑で、作動上の信頼性も向上する。
ここで、本発明の回転センサは、例えば、図4に示す回転センサ20のように、複数の回転センサを一体化して用いる場合にも適用可能である。回転センサ20は、2つの回転センサを1つの固定ケース内に収容して一体化したものである。回転センサ20は、回転する第1のシャフトと前記第1のシャフトに対して相対回転する第2のシャフト間の相対回転角度を検出する第1の回転センサと、回転する第1のシャフトと固定ケース間の相対回転角度を検出する第2の回転センサを有する。
【0027】
回転センサ20は、図4に示すように、第1ロータ21、第2ロータ22及び固定ケース23を備え、使用対象に取り付けられる。そして、回転センサ20は、図4のA部に示すように、第2ロータ22の内筒22a外周に固定ケース23の内筒部23aから延出したフランジ23b内周が、また、図4のB部に示すように、第1ロータ21の内筒21a下部外周に固定ケース23の下カバー23c内周が、それぞれ当接し、第1ロータ21及び第2ロータ22の固定ケース23に対する回転を案内している。
【0028】
第1ロータ21は、熱可塑性合成樹脂からなり、円筒状に形成された内筒21aを有し、内筒21aから延出するフランジには周壁21fが形成されている。前記合成樹脂としては、ナイロン,ポリプロピレン(PP),ポリブチレンテレフタレート(PBT)等を使用することができる。図4に示すように、第1ロータ21は、内筒21aに第1リング部材21dが、周壁21fに第2リング部材21eが、それぞれ設けられている。第1及び第2リング部材21d,21eは、電気絶縁性を有する熱可塑性合成樹脂に軟磁性材粉を10〜70体積%混合した絶縁磁性材によってリング状に形成されている。前記熱可塑性合成樹脂としては、ナイロン,ポリプロピレン(PP),ポリフェニレンスルフィド(PPS),ABS樹脂等を使用することができる。また、前記軟磁性材粉としては、Ni−ZnやMn−Zn系のフェライト粉を使用することができる。第1リング部材21dは、外周面に後述する複数の銅片22bと対応するピッチで銅箔21bを有している。第2リング部材21eは、外周面に周方向へ中心角180°の範囲で設けられる銅箔21cを有している。更に、第1ロータ21は、前記フランジ外周に円筒状に形成されたスクリュー部材25aが取り付けられている。そして、第1ロータ21は、前記フランジの上面に中心角180°の範囲に亘って半リング形状の銅製の薄板29が設けられている。
【0029】
第2ロータ22は、熱可塑性合成樹脂からなり、円筒状に形成された内筒22aを有し、内筒22aには6枚の銅片22bが中心角60°の間隔で周方向に均等に配置して取り付けられている。熱可塑性合成樹脂としては、第1ロータ21と同じものを使用することができる。
固定ケース23は、図4に示すように、第1固定コア27と第2固定コア28を有している。両コア27,28は、リング部材21d,21eと同一の絶縁磁性材を用いてリング状に形成されたコア本体に励磁コイルを収容してそれぞれ組み立てられる。更に、固定ケース23は、回路基板24、変位センサ25及びピッチセンサ26を有している。
【0030】
回路基板24は、第1固定コア27の励磁コイルと第2固定コア28の励磁コイルに接続され、特定周波数の信号を発信する発信回路を有し、前記第1の回転センサと第2の回転センサのそれぞれから検出された信号を相対回転角度に変換する回路を有する。このように、回路基板24は、前記第1の回転センサと第2の回転センサのそれぞれから検出された信号を処理する。
【0031】
変位センサ25は、後述するスライドコア25eの回転軸方向の移動に基づくコイルインダクタンスの変化を検出し、第1ロータ21と固定ケース23間の回転数を検出する。変位センサ25は、スクリュー部材25a、ねじ部25b、スライダ25c、ねじ部25d、スライドコア25e、コイル25f及びコア25gを有している。ピッチセンサ26は、第1及び第2ロータ21,22が基準位置から左方向180°内あるいは右方向180°内のいずれの回転位置にあるかを検出する。
【0032】
回転センサ20は、第1リング部材21dを第1固定コア27に、第2リング部材21eを第2固定コア28に、それぞれ対向させて、第1ロータ21が第2ロータ22に回転可能に取り付けられている。回転センサ20は、6枚の銅片22bを第1リング部材21dと固定コア27との間に配置して、第2ロータ22が固定ケース23に回転可能に取り付けられている。
【0033】
ここで、前記第1の回転センサは、第1リング部材21d、第1固定コア27及び銅片22bを有し、回路基板24によって特定周波数の信号を励磁コイルに発信し、第1ロータ21と第2ロータ22との間の相対回転角度を検出する。
一方、前記第2の回転センサは、第2リング部材21e、変位センサ25、ピッチセンサ26及び第2固定コア28を有し、回路基板24によって特定周波数の信号を励磁コイルに発信し、第1ロータ21と固定ケース23との間の相対回転角度を検出する。
【0034】
以上のように構成される回転センサ20は、第1ロータ21を第1のシャフトに、第2ロータ22を第2のシャフトに、それぞれ取り付けて、使用対象、例えば、ステアリング装置に後付けによって組み付けられる。このとき、回転センサ20においては、第1ロータ21の内筒21aと第2ロータ22の内筒22aが、それぞれ回転センサ10の第1ガイドリング11cや第2ガイドリング13cに対応するガイドリングとして機能する。
【0035】
従って、回転センサ20は、回転センサ10と同様に、回転軸と一体化して製造する必要がなく、使用対象の設計上の制約がないうえ、小型化も容易である。
次に、本発明の回転センサの第2の実施形態について説明するが、第1の実施形態の回転センサ10と構成が同一の部分については同一の符号を使用することで重複した説明を省略する。
【0036】
回転センサ30は、図5に示すように、第1ロータ11、固定コア12、第2ロータ13及び相対回転角度測定装置14(図2参照)を備えている。回転センサ30は、第1ロータ11のフランジ部11bと固定コア12の段部12fとの間にベアリング16が、第2ロータ13の取付フランジ13aと固定コア12の段部12gとの間にベアリング17が、それぞれ設けられている。
【0037】
従って、回転センサ30は、回転センサ10と同様に、第1ロータ11,固定コア12及び第2ロータ13がステアリング装置等の使用対象に後付けによって組み付けられるので、回転軸と一体化して製造する必要がなく、使用対象の設計上の制約がないうえ、小型化も容易である。
尚、上記実施形態は回転トルクを検出する回転センサの場合について説明したが、絶対回転角度を検出することもできる。
【0038】
また、本発明の回転センサは、上記実施形態で説明した自動車のステアリングシャフトの他、例えば、ロボットアームのように、互いに回転する回転軸間の相対回転角度,回転角度,回転トルクを求めるものであれば、どのようなものにも使用できる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1乃至8の発明によれば、回転軸と一体化して製造する必要がなく、後付けが可能で使用対象の設計上の制約がないうえ、小型化が可能な回転センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転センサの第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の回転センサの相対回転角度測定装置の一例を示す回路ブロック図である。
【図3】第1のロータで使用するガイドリングの斜視図である。
【図4】図1の回転センサの変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の回転センサの第2の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 回転センサ
11 第1ロータ
11a 銅箔(第1の複数の導体層)
11c 第1ガイドリング(回転ガイド)
11d 突起
11e 突条
12 固定コア
12a コア本体
12b 励磁コイル
12c ケース
12e,12f 段部
13 第2ロータ
13a 取付フランジ
13b 羽板
13c 第2ガイドリング(回転ガイド)
14 相対回転角度の測定装置
16,17 ベアリング(回転ガイド)
20 回転センサ
21 第1ロータ
22 第2ロータ
23 固定ケース
25 変位センサ
26 ピッチセンサ
30 回転センサ
Claims (7)
- 絶縁磁性材から筒状に成形され、周方向に配置される導体層を有し、回転する第1のシャフトの軸線方向所定位置に取り付けられる第1のロータ、励磁コイルを有し、前記第1のシャフトの軸線方向に間隔を置いて固定部材に固定される固定コア、前記導体層と対応して周方向に配置される非磁性金属体を有し、前記第1のロータに隣接し、前記第1のシャフトに対して相対回転する第2のシャフトに取り付けられ、前記第1のロータと前記固定コアとの間に配置される第2のロータ及び前記励磁コイルと接続され、特定周波数の発振信号を発振する発振手段を備えた回転センサにおいて、
( I )前記第1のロータは、前記固定コアに対する前記第1のロータの回転を案内する第1のガイドリングを有し、
( II )前記第2のロータは、前記固定コアに対する前記第2のロータの回転を案内する第2のガイドリングを有し、
( III )前記第1のガイドリング及び前記第2のガイドリングは、それぞれ前記固定コアと係合することを特徴とする回転センサ。 - 前記ガイドリングが、金属或いは合成樹脂から成形される、請求項1の回転センサ。
- 前記第1及び第2のガイドリングは、外周及び上下の面に複数の突起が周方向に多数形成されている、請求項1の回転センサ。
- 前記ガイドリングは、前記第1のロータと前記固定コアとの間及び前記第2のロータと前記固定コアとの間にそれぞれ配置されるベアリングである、請求項1の回転センサ。
- 前記固定コアは、コア本体内に1つの励磁コイルを有する、請求項1の回転センサ。
- 前記固定コアは、コア本体内に2つの励磁コイルを有する、請求項1の回転センサ。
- 前記固定コアは、交流磁界を遮蔽するケースを有している、請求項1の回転センサ。
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