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JP3829263B2 - 電子機器 - Google Patents
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JP3829263B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
ロータリエンコーダ等の電子機器において機器内部に水や埃等が侵入すると、電子部品の故障を誘発することがある。特に、光電式ロータリエンコーダにおいては、侵入した水分や埃で光検出器の受光量が変動して検出感度が低下するようなことが発生する。
一方、ロータリエンコーダは取付基盤に形成された取付面を利用して固定部材に取付けられ、キャップ状のカバーの上方や側方から入出力用のケーブルが導出されるように構成されている。一般に、ケーブルがカバーの側方から導出されると、ケーブルを取付面に沿う方向にそのまま延長できるので外見上の曲折がなくなり配線がコンパクトで整然化される特長がある。
【0002】
本発明は、例えばロータリエンコーダのような電子機器に係り、さらに詳しくはカバー内部を密封した封鎖構造に構成すると共に、ケーブルをカバーの上方及び側方から選択的に導出可能な電子機器に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
図13は従来の電子機器の構成説明図である。
図13において、3は本体、4は取付基盤、5はカバー、61はシール筒、7はケーブル、8はプリント基板、40はOリングである。44は取付基盤4の外周に形成された環状溝である。環状溝44にはOリング40が介装されて、取付基盤4の外周に開口部を嵌め合せたカバー5の内周面が圧接されている。また、ケーブル7はシール筒61を介してカバー5の導出口5fから引出され、カバー5の内部を気密にシールして封鎖構造が構成されている。
【0004】
図14は従来の電子機器の別の構成を示す断面図である。
図14において、1はロータリエンコーダ、2は回転シャフト、4は取付基盤である。4aは取付基盤4の取付面、5fはカバー5に設けた導出口である。取付基盤4とカバー5には共に金属材が用いられ、導出口5fは円形でカバー5の側面の途中に設けられている。7はケーブル、8はプリント基板、9はスリット円板、62はブッシングである。ブッシング62は、導出口5fの隙間を埋めてケーブル7を固定する。Fは取付板等の固定面である。
【0005】
図14のような構成のロータリエンコーダ1は、取付基盤4の取付面4aを利用して固定面Fに取付けられる。また、ケーブル7は取付基盤4の軸方向に配置されて接続端のケーブル被覆が剥がされ、露出した複数の導線がプリント基板8上の所定の位置に接続されている。そして、ケーブル7はカバー5の内部で一旦直角方向に折り曲げられて、導出口5fに介装されたブッシング62に挿通されてカバー5の途中から側方に引き出されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカバー5の封鎖構造は図13のように、環状溝44に介装されたOリング40をカバー5の内周で圧接して内部をシールするようになっていた。したがって、カバー5の開口部の内面を圧接させることにより、Oリング40を全周に亘って押し潰すことが必要になる。このため、カバー5に一定以上の製作精度と堅牢性が要求され、図示のように板厚が厚く歪み等が発生しない堅い材質の金属材を用いて開口部5bの内径を或る誤差範囲内に作らなければならない。カバー5に厚い板厚の金属板を用いると、重量が重くなるばかりか材料費や加工費が嵩むという不都合があった。
【0007】
特に、ロータリエンコーダのような電子機器の場合は、機械的な摩擦や電子部品の発熱に基づいて使用時と不使用時に内部空気が膨脹と収縮を繰返すことになる。空気の膨脹と収縮でカバー5の内外に空気を吸・排気する呼吸作用が働き、Oリング40とシール筒61の回りの気密性の弱い部分から塵や水或いは油をカバー5の内部に吸込むことがある。光電式ロータリエンコーダにおいて水等がカバー5の内部に吸い込まれると、受光量が変動して検出感度が低下したり故障原因になることもあった。
【0008】
一方、図14に示された従来の電子機器は、ブッシング62を介してカバー5の側面の途中に設けられた導出口5fから側方に導出されるようになっていた。この為、ケーブル7の固定機能を有するブッシング62が必要になるばかりか、その取付構造に伴ってカバー5の高さが高くなり製品の小形化を妨げる一要因になっていた。また、ケーブル7を折曲げながらブッシング62から側方に引出す導出作業が面倒で、組み立てにくい等の問題点があった。
【0009】
本発明は、上記した2つの従来の電子機器の問題点を解消するためになされたもので、カバーの精度や堅牢性が不要で樹脂材等の利用を可能としてコストを下げると共に、呼吸作用で塵や水の侵入に伴う影響を構造的に無関係にしたものである。また、ケーブルの導出方向を任意に選択できて組立てが容易で作業性が良く、しかも製作費が安価でコンパクトな電子機器を実現することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、取付基盤に開口部側を嵌装して電子部品の収容室を覆うキャップ状のカバーを備え、該カバーの壁面に貫設された導出口から前記電子部品に接続されたケーブルを導出する電子機器において、カバーと、カバーとほぼ同形でやや小型なシール機能を有する弾性材で形成したインナーカバーとからなる2重構造のカバーを形成し、インナーカバーとカバーとの隙間に気室を形成し、インナーカバーは、カバーの内周面に接触する包囲部と、該包囲部に伸縮部を介して連設されてカバーの導出口内でケーブルを包持して挿通される導出部とを形成し、伸縮部は、弛緩状態になって断面半円形に形成した電子機器を構成したものである。
【0011】
また、本発明は、カバーの天面にケーブルを側方に誘導して導出する分割型の導出筒を形成した電子機器を構成したものである。
また、導出筒の内周面にケーブルを押圧する突起を設けた電子機器を構成したものである。
また、導出口を半長円孔に形成した電子機器を構成したものである。
また、導出筒を固定と可動の2つの導出片で構成し、可動の導出片の一端を前記天面にヒンジで起伏可能に連結すると共に、該可動の導出片の伏臥状態をロックするロック手段を設けた電子機器を構成したものである。
また、カバーの天面に可動の導出片の伏臥状態を対向する係止爪で両側から保持するロック機構を設けた電子機器を構成したものである。
また、ロック手段に2分割型の導出筒の先端に螺合するナットを用いた電子機器を構成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
以下、この発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
図1はこの発明の実施形態1の構成説明図で、従来装置と同様に電子機器としてロータリエンコーダに適用した場合が例示されている。この実施形態1の従来装置と対応する部材には同じ符号が付されていて、やや詳しい図面を示して次に詳述する。
【0014】
図1において、1はロータリエンコーダ、2は回転シャフトである。回転シャフト2には被検回転体が接続され、この被検回転体の回転角や回転数がロータリエンコーダ1に入力される。3は本体、4は取付基盤、5は有蓋円筒形でキャップ状のカバーである。取付基盤4とカバー5は固定ネジ5eにより嵌合部が結合されて、内部に電子部品類を収容する本体3が構成されている。7は入出力導線を纏めたケーブル、8はプリント基板である。
【0015】
取付基盤4にはアルミニウムのようなやや肉厚の金属円板が用いられ、軸心に回転シャフト2が液密に軸受けされている。取付基盤4の外径は大径41,中径42,小径43の3段階構造に形成され、中径42と小径43の間の外周に図13と類似した環状溝44が穿設されている。また、取付基盤4の内部側の側面には、複数のスタッド81を介してプリント基板8が取り付けられている。図示されていないが、プリント基板8には、投・受光素子等の電子部品が実装されている。この外、回転シャフト2の先端には、投光素子の投射した光が透過するスリット円板も取付けられている。
【0016】
10はインナーカバーである。インナーカバー10の材質には、樹脂のように耐油性と成型性に富み、弾性を備えて溝や壁面等に密着し易い軟質ゴム材が適する。インナーカバー10は図示のように、カバー5より幾分小さいほぼ類似構造に成型されている。11はインナーカバー10の包囲部、12と13は前記シール筒61とOリング40に対応して気密機能を果す導出部と挟着部で、これらは包囲部11と一体に成型されている。15は気室で、包囲部11の外周面に沿う僅かな隙間で構成されている。
【0017】
このような構成の本発明のロータリエンコーダ1は、次のようにして組立てられる。図2に示されたように、予め、取付基盤4にプリント基板8が取付けられて、プリント基板8に実装された電子部品にはケーブル7の入出力導線が接続される。そして、ケーブル7が、インナカバー10の導出部12に挿通される。次に、インナカバー10をケーブル7に沿って取付基盤4に接近させてから、開口部を幾分広げて挟着部13を環状溝44に嵌め合わせる。挟着部13が環状溝44に嵌合すると挟着面が溝底に圧着すると共に、包囲部11の開口端側の内周面も小径43の外周に密着する。
【0018】
ほぼ同じ要領で、カバー5の導出口5fにケーブル7を通して、インナカバー10の上に被せて開口端を取付基盤4の中径42に嵌め込む。そして、開口端付近に設けられた複数の孔に固定ネジ5eを螺入して、ロータリエンコーダ1の組付けが終了する。組付け状態では、軟質ゴムのインナカバー10の挟着部13が環状溝44に嵌合し、一体構造の導出部12がケーブル7の外周と導出口5fとの隙間に介装されている。この結果、間に気室15を設けたカバー5とインナカバー10からなる2重構成のカバーにより、プリント基板8を配置したロータリエンコーダ1の内部空間が密封状態に包囲される。
【0019】
このような構成のロータリエンコーダ1は、例えばコンベアシステムの現場内に設置されて前記のように回転シャフト2が被検回転体に連結される。
そして、コンベアシステムの運転が開始されると、ロータリエンコーダ1の回転シャフト2が被検回転体の回転に対応して回転して回転角等の検出動作が開始する。このロータリエンコーダ1の検出動作の開始で、軸受けや電子部品が発熱してカバー5の内部の空気の体積が膨脹する。カバー5内の空気が体積膨脹すると、弾性体から成るインナーカバー10も膨脹して気室15内の空気がカバー5の固定部の隙間等を通して外部空間に排出される。
【0020】
また、コンベアシステムの稼動が停止されると、逆にカバー5内の空気が冷却されて体積が減少する。そして、インナーカバー10がこれに追随して収縮し、今度は外部の空気が前記の隙間を介して気室15内に吸い込まれる。このように電子部品の発熱と冷却に伴うカバー5内の温度変化に基づいて、インナーカバー10の同期的な排気と吸気による呼吸作用が働く。この場合の呼吸作用は全てインナーカバー10の柔軟性による膨脹と収縮で吸収され、その動作はカバー5とインナーカバー10との間に形成された気室15内で行われる。したがって、呼吸作用の吸気時にたとえ塵や水或いは油等が吸い込まれても、吸い込まれた塵や水等はインナーカバー10で遮断される。
【0021】
この結果、内部に収容されたプリント基板8上の電子部品類に、悪影響を与えるようなことが防止される。また、シール機能は全てインナーカバー10が司どるので、その外側に設けられたカバー5には堅牢性や製作精度は原理的に不要になる。よって、本発明によればカバー5に軽くて製作が容易な合成樹脂材を用いることが可能になり、軽量で製作コストが安価で、しかも故障率が低い電子機器を提供できる利点がある。
【0022】
実施形態2.
図3はこの発明の実施形態2の構成を示す断面図、図4はインナカバーの断面図、図5は斜視図である。
図3〜図5において、ロータリエンコーダ1や回転シャフト2等には前記と同じ符号が付されたいる。特に、ここではやや軟質のインナカバー10に、構造的な改良が加えられて所定の形状に成型されている。
【0023】
実施形態2のインナーカバー10には、薄肉に作られた伸縮部14が形成されている。この伸縮部14は導出部12の周りに設けられて、導出部12を包囲部11に対して曲折自在に連設する。また、15は伸縮部14と包囲部11との間の狭い隙間に連通した気室で、導出部12が図4と図5に示されたように上方に突出しているときは、伸縮部14が弛緩状態になって図示のように半円形に形成される。この実施形態2の場合も前述とほぼ同じ動作で組立てられて、ケーブル7が屈曲することなく回転シャフト2の軸方向に沿ってカバー5の上方に導出される。
【0024】
実施形態3.
図6はこの発明の実施形態3の構成を示す断面図、図7は図6のカバーの構成を示す斜視図、図8は図6の要部の構成を示す断面説明図である。
図6乃至図8において、インナカバー10には実施形態2のときと同じ構造のものが用いられている。5aはカバー5の円筒部、5bは開口部、5cは天面、5dは固定ネジ5eを挿入する複数の孔である(図10も参照)。50はカバー5の導出筒で、天面5cの一部に一体成型されている。導出筒50は上下2分割型に作られ、固定と可動の導出片51と52とよりなる。可動側の導出片52はヒンジ53を介して天面5cに連結され、このヒンジ53を支点に起伏可能に構成されている。
【0025】
54と55は導出片51と52に形成された半円形の円弧溝、56は可動の導出片52をロックするためのロック機構、57は円弧溝54内に形成された突起である。また、56aはロック機構56を構成する一対の係止脈、56bは係止脈56aの各係止爪である。一対の係止脈56aは円弧溝54を挟んで両側に設けられて、係止爪56bは導出片52の両側の係合端52aに対向している。特に、導出口5fは、円弧溝54に沿う方向がやや長い長円形に穿設されている。4aは取付基盤4の取付面、4bは取付面4aに穿設された複数のネジ孔、Fは取付板等の固定面で図14と同じ符号が付されている。
【0026】
このような構成の実施形態3のロータリエンコーダ1は、前述と同様動作でインナカバー10の挟着部13を取付基盤4の環状溝44に嵌合させてからカバー5がその上に嵌め込まれる。そして、嵌め込まれたカバー5を固定ネジ5eで取付基盤4に固定して、ロータリエンコーダ1が組付けられる。その後、導出口5fから引き出されたケーブル7の根元の近くを、ほぼ直角に折曲げて固定側の導出片51の円弧溝54に添わせる。
【0027】
ケーブル7を折曲げたままの状態を保持して、図7と図9のように上向きに起こされた導出片52をヒンジ53を支点に反時計方向に起しながら反対側に押し倒す。倒された導出片52が幾分変形しながら両側の係止脈56aを押し拡げて係止爪56bの位置を越えると、左右の係合端52aと係止爪56bが係合して可動の導出片52がロックされる。そして、図8と図10に示されたように、可動と固定の導出片51と52同志が円筒形に結合される。
【0028】
2分割型の導出筒50を備えたカバー5を利用する実施形態3によれば、導出されるケーブル7の方向付けが内部的に行われて屈曲部がカバーされて見栄えが良い。また、ケーブル7が導出筒50によって固定と同時に、自動的に本体3の側方に導出される。しかも、導出されたケーブル7は固定面Fに沿う方向にそのまま延長でき、配線が整然となってコンパクトに処理される。図14の従来装置のようなブッシング62が省略されるので、構成も簡単でカバー5の高さが低く押さえられてコンパクトに構成できる。
【0029】
実施形態4.
図11は、この発明の実施形態4の構成を示す斜視図である。
実施形態4の導出筒50は円筒部の先端が2分割されて、可動の導出片52が側面に設けられたヒンジ53で開閉可能に連結されている。56cは係止爪、56dは係合孔で、これらの係止爪56cと係合孔56dによりロック機構56が構成されている。導出口5fから引き出されインナカバー10に挿通されたケーブル7が、可動の導出片52でバンド状に押圧されてロック機構56によりロックされて導出される。実施形態4の構成によれば、導出されるケーブル7のロックが確実にできる特徴がある。
【0030】
実施形態5.
図12はこの発明の実施形態5の構成を示す側面図である。
図12において、58は導出筒50の先端に設けられた雄ネジ、59はナットである。ナット59の外周には、滑り止め用の粗面が形成されている。実施形態4では、ケーブル7の配線前にナット59が嵌められる。そして、前述に倣って導出片52をヒンジ53を支点に引き倒してから、雄ネジ58にナット59を螺合すればケーブル7が側方に導出される。実施形態4ではネジを利用するので、結合が確実になる。雌雄のネジにテーパーを付したテーパーネジを採用すれば、ナット59の螺入の深さに対応してケーブル7の導出部における結合度が増してロックと防塵の両機能が強化される。
【0031】
なお、上述の本発明の実施形態2以降ではインナーカバーの伸縮部が半円形になって大きく弛緩した場合を図示して説明したが、伸縮率の大きい材質を用いることによりインナーカバーの平常状態における弛緩形状を小さくするように構成することもできる。また、本発明はロータリエンコーダ以外の他の電子機器にも適用することもでき、カバーやインナーカバーの材質や形状も必ずしも実施形態に限定するものではない。
【0032】
また、円筒形のカバーを示して導出筒を一体構造にした場合で説明したが、角筒形のカバーでもよく、可動の導出片を分離形にして結合させる構造にしてもよい。さらに、ケーブルを押圧する突起が角柱のものを図示したが、楔型や円弧状或いは鋸歯状等に構成することもでき、ロック機構や導出筒の形状等も必ずしも実施形態に限定するものではない。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、取付基盤に開口部側を嵌装して電子部品の収容室を覆うキャップ状のカバーを備え、該カバーの壁面に貫設された導出口から前記電子部品に接続されたケーブルを導出する電子機器において、カバーと、カバーとほぼ同形でやや小型なシール機能を有する弾性材で形成したインナーカバーとからなる2重構造のカバーを形成し、インナーカバーとカバーとの隙間に気室を形成し、インナーカバーは、カバーの内周面に接触する包囲部と、該包囲部に伸縮部を介して連設されてカバーの導出口内でケーブルを包持して挿通される導出部とを形成し、伸縮部は、弛緩状態になって断面半円形に形成した電子機器を構成した。
【0034】
この結果、従来のようにカバーの開口部の内面を圧接させて、Oリングを全周に亘って押し潰すようなことが不要になる。また、カバーの製作精度や堅牢性も不必要で、軽い材質を用いて寸法をややラフに作ることも可能になる。また、ロータリエンコーダのような電子機器で呼吸作用が働いて塵や水或いは油を内部に吸い込んでも、受光量が変動して検出感度が低下したり故障原因になるようなことが発生しない。よって、本発明によれば、カバーの精度や堅牢性が不要で樹脂材等の利用を可能としてコストを下げると共に、吸気作用で塵や水の浸入に伴う影響を構造的に無関係にした電子機器を提供することができる。
また、ケーブルの導出方向を任意に選択できて、電子機器の設置現場に適した配線を容易に行うことができる。
【0035】
また、本発明は、取付基盤に開口部側を嵌装して電子部品の収容室を覆うキャップ状のカバーを備え、カバーの壁面に貫設された導出口から電子部品に接続されたケーブルを導出する電子機器において、カバーの天面にケーブルを側方に誘導して導出する分割型の導出筒を形成した電子機器を構成した。
また、導出筒の内周面にケーブルを押圧する突起を設けた電子機器を構成した。
また、導出口を半長円孔に形成した電子機器を構成した。
また、導出筒を固定と可動の2つの導出片で構成し、可動の導出片の一端を天面にヒンジで起伏可能に連結すると共に、可動の導出片の伏臥状態をロックするロック手段を設けた電子機器を構成した。
また、カバーの天面に可動の導出片の伏臥状態を対向する係止爪で両側から保持するロック機構を設けた電子機器を構成した。
また、ロック手段に2分割型の導出筒の先端に螺合するナットを用いた電子機器を構成した。
【0036】
この結果、従来のようなブッシングが不必要で、部品点数を少なくすることができる。また、折曲げたケーブルを円弧溝に添わせて導出筒を封鎖すれば、自動的にケーブルを側方に固定して導出することができる。このように、本発明によれば、ケーブルをブッシングを介してカバーの途中の導出口から導出した従来装置のような構造を改良して、カバーの天面に設けた導出筒から直接ケーブルを導出して固定するようにしたので、カバーの高さが低くなり製品の小形化を実現することもできる。さらに、合成樹脂製のカバーを用いることができるので、装置が軽く且つ小型でしかも多量生産向きになって製作費が一層廉価になる。よって、本発明によれば、組立てが容易で作業性が高く、しかも製作費が安価なケーブルの導出構造を提供することができる。
【0038】
よって、本発明によれば、製作費が安価で故障の発生率が低く、しかも配線処理が容易で小形化される電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の構成を示す断面図である。
【図2】この発明の実施形態1の動作を示す分解斜視図である。
【図3】この発明の実施形態2の構成を示す断面図である。
【図4】この発明の実施形態2のインナカバーの構成を示す断面図である。
【図5】この発明の実施形態2のインナカバーの構成を示す斜視図である。
【図6】この発明の実施形態3の構成を示す断面図である。
【図7】図6のカバーの構成を示す斜視図である。
【図8】図6の要部の構成を示す断面説明図である。
【図9】この発明の実施形態3の動作を示す断面図である。
【図10】この発明の実施形態3の動作を示す斜視図である。
【図11】この発明の実施形態4の構成を示す側面図である。
【図12】この発明の実施形態5の構成を示す斜視図である。
【図13】従来の電子機器の構成を示す断面図である。
【図14】従来の電子機器の別の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリエンコーダ、
2 回転シャフト、
3 本体、
4 取付基盤、
4a 取付面、
4b ネジ孔、
4c 軸受け、
5 カバー、
5a 円筒部、
5b 開口部、
5c 天面、
5d 孔、
5e 固定ネジ、
5f 導出口、
7 ケーブル、
8 プリント基板、
9 スリット円板、
10 インナーカバー、
11 包囲部、
12 導出部、
13 挟着部、
14 伸縮部、
15 気室、
40 Oリング、
41 大径、
42 中径、
43 小径、
44 環状溝、
50 導出筒、
51,52 固定と可動の導出片、
52a 係合端、
53 ヒンジ、
54,55 円弧溝、
56 ロック機構、
56a 係止脈、
56b 係止爪、
56c 係止爪、
56d 係合孔、
57 突起、
58 雄ネジ、
59 ナット、
61 シール筒、
62 ブッシング、
81 スタッド、
F 固定面。

Claims (7)

  1. 取付基盤に開口部側を嵌装して電子部品の収容室を覆うキャップ状のカバーを備え、該カバーの壁面に貫設された導出口から前記電子部品に接続されたケーブルを導出する電子機器において、
    前記カバーと、前記カバーとほぼ同形でやや小型なシール機能を有する弾性材で形成したインナーカバーとからなる2重構造のカバーを形成し、
    前記インナーカバーと前記カバーとの隙間に気室を形成し
    前記インナーカバーは、前記カバーの内周面に接触する包囲部と、該包囲部に伸縮部を介して連設されて前記カバーの導出口内でケーブルを包持して挿通される導出部とを形成し、
    前記伸縮部は、弛緩状態になって断面半円形に形成したことを特徴とする電子機器。
  2. 前記カバーの天面にケーブルを側方に誘導して導出する分割型の導出筒を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記導出筒の内周面にケーブルを押圧する突起を設けたことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 前記導出口を半長円孔に形成したことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  5. 前記導出筒を固定と可動の2つの導出片で構成し、可動の導出片の一端を前記天面にヒンジで起伏可能に連結すると共に、該可動の導出片の伏臥状態をロックするロック手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  6. 前記カバーの天面に可動の導出片の伏臥状態を対向する係止爪で両側から保持するロック機構を設けたことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  7. 前記ロック手段に2分割型の導出筒の先端に螺合するナットを用いたことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
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