JP3834809B2 - 後処理装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステープル等の後処理を行う後処理装置及びこの後処理装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
この種の後処理装置は、画像形成装置本体から送られたシートを一度中間トレイに溜めてシートのセットを作成し、このシートセットにステープル等を施して排出トレイに排出するようになっている。このような後処理装置においては、例えばセット間のように後処理の準備等のために待ち時間が必要な場合がある。このような待ち時間を確保するために、従来は画像形成装置本体側で画像形成動作を待ち時間に合わせてスキップさせていたが、スキップに費やす時間だけ画像形成の生産性が低下してしまう。
【0003】
そのため、従来においてもこのような場合の生産性を向上するための提案がいくつかなされている。その一つとして、後処理の待ち時間に対応してシートを重ね合わせることによりシートを待機させる重合方式がある。例えば特開平9−48545号公報においては、最初に送られる第1のシートを回転体に巻き付けて待機させ、次に送られる第2のシートとのタイミングをとって重ね合わせるようにして重合部を構成している。また、特開平10−25094号公報においては、主搬送路と平行してバイパス搬送路を設け、主搬送路に入った第1のシートをストッパに停止させ、第2の用シートはバイパス搬送路に受け入れ、第1のシートと第2のシートとのタイミングをとって重ね合わせる重合部を構成している。さらに特開2000−327208号公報においては、第1のシートを逆転させて待機させる搬送ローラを設け、第2のシートが搬送された時にタイミングを合わせて搬送ローラを正転させて第1のシートと第2のシートとを重合させる重合部が開示されている。
【0004】
しかしながら、上記従来例はいずれもシートを重ね合わせる点についてのみ着目し、他の要因についてのの配慮を欠いている。例えば上記従来例においては、シート先端でシートを重ね、中間トレイではシートの他の部分、例えばシート後端で再度シートを揃え、スタープル等の後処理を施すようにしてあるので、第1のシートとこれに続く第2のシートとのシート搬送方向長さが異なる場合、中間トレイにおいてはシートを揃えることができない。また、前述した重合部の上流側に2つ折り、Z折り等を行う折り部を設けた場合、折ったシートにより重合部上流側のシート搬送路が塞がれたり、折ったシートを重ねることによりシート搬送路又は重合部でジャムが発生するという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点を解消し、後処理の生産性をそれ程低下させることなく、シート不揃いやジャムの発生を事前に防止することができる後処理装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の特徴とするところは、通過するシートを重ね合わせて搬送することができる重合部と、この重合部から送られたシートに後処理を施す後処理本体部とを有し、前記重合部は、前記後処理本体部に待ち時間が必要な場合、前記重合部に送られる先行シートとこの先行シートに続く後続シートとのシート搬送方向長さが同じときは少なくとも先行シートと後続シートとの2枚のシートを重ね合わせ、先行シートと後続シートのシート搬送方向長さが異なるときは先行シートと後続シートとは重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるよう制御される後処理装置にある。したがって、先行シートと後続シートとのシート搬送方向長さが同じときはシートを重ねるので、後処理本体部に待ち時間があっても生産性を低下させることが少ない一方、先行シートと後続シートとの用シート搬送方向長さが異なるときは、先行シートと後続シートとを重合させることなく、1枚づつ通過させるので、後処理本体部でのシート揃えに対する問題を発生することを防止することができる。後処理本体部の待ち時間が長い場合は、先行シートと後続シートとのシート搬送方向長さが同じときは、重合部での重ね合わせるシートを3枚以上にすることができ、また、先行シートと後続シートとのシート搬送方向長さが異なるときは、先行シートと後続シートとが重ね合わされなければよく、例えば先行シートがさらに前のシートとシート搬送方向長さが同じときは、先行シートとさらに前のシートとを重ね合わせることができる。
【0007】
本発明の第2の特徴とするところは、シートを折って搬送することができる折り部と、この折り部から送られたシートを重ね合わせて搬送することができる重合部と、この重合部から送られたシートに後処理を施す後処理本体部とを有し、前記重合部は、前記後処理本体部に待ち時間が必要な場合、前記重合部に送られる先行シートとこの先行シートに続く後続シートとの双方が前記折り部により折り処理が施されないときは少なくとも先行シートと後続シートとの2枚の用紙を重ね合わせ、先行シートと後続シートの少なくとも一方が前記折り部により折り処理が施されたときは先行シートと後続シートとは重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるよう制御される後処理装置にある。したがって、折り部により折り処理が施されないときは先行シートと後続シートとを重ねるので、後処理本体部に待ち時間があっても生産性を低下させることが少ない。一方、折り部により折り処理が施されたときは先行シートと後続シートとを重合させることなく、1枚づつ通過させるので、シート搬送路又は重合部でのジャム発生を防止することができる。
【0008】
本発明の第3の特徴とするところは、画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に接続された後処理装置とを具備し、前記後処理装置は、前記画像形成装置本体から送られたシートを重ね合わせて搬送することができる重合部と、この重合部から送られたシートに後処理を施す後処理本体部とを有してなる画像形成装置において、前記後処理本体部に待ち時間が必要な場合、先行シートとこの先行シートに続く後続シートとのシート搬送方向長さが同じときは、前記画像形成装置本体で先行シート形成前の画像形成間隔を所定間隔で行い、かつ前記重合部で少なくとも先行シートと後続シートとの2枚のシートを重ね合わせ、先行シートと後続シートのシート搬送方向長さが異なるときは、前記画像形成装置本体で先行シート形成前の画像形成間隔を前記所定間隔よりも広げ、かつ前記重合部で先行シートと後続シートとを重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるよう制御する画像形成装置にある。したがって、先行シートと後続シートとのシート搬送方向長さが同じときは、画像形成装置本体側では先行シート形成前の画像形成は所定間隔で行い、後処理装置側では先行シートと後続シートとを重合部で重ね合わせるようにしたので、画像形成装置本体側の画像形成動作と後処理装置側の後処理動作との間に時間的な無駄が少なく、生産性を低下させることが少ない。一方、先行シートと後続シートとのシート搬送方向長さが異なるときは、画像形成装置本体側の先行シート形成前の画像形成間隔を広げ、後処理装置の重合部では先行シートと後続シートとの重合部での重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるようにしたので、シート搬送路又は重合部でのジャム発生を防止することができる。
【0009】
本発明の第4の特徴とすることろは、画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に接続された後処理装置とを具備し、前記処理装置は、前記画像形成装置本体から送られたシートを折って搬送することができる折り部と、この折り部から送られたシートを重ねて合わせて搬送することができる重合部と、この重合部から送られたシートに後処理を施す後処理本体部とを有してなる画像形成装置において、前記後処理本体部に待ち時間が必要な場合、先行シートとこの先行シートに続く後続用紙との双方が前記折り部により折り処理が施されないときは、前記画像形成装置本体で先行シート形成前の画像形成間隔を所定間隔で行い、かつ前記重合部で少なくとも先行シートと後続シートとの2枚のシートを重ね合わせ、先行シートと後続シートの少なくとも一方が前記折り部により折り処理が施されたときは、前記画像形成装置本体で先行シート形成前の間隔を広げ、かつ前記重合部で先行シートと後続シートとを重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるよう制御する画像形成装置にある。したがって、折り部により折り処理が施されないときは、画像形成装置本体側では先行シート形成前の画像形成は所定間隔で行い、後処理装置側では先行シートと後続シートとを重合部で重ね合わせるようにしたので、画像形成装置本体側の画像形成動作と後処理装置側の後処理動作との間に時間的な無駄が少なく、生産性を低下させることが少ない。一方、折り部により折り処理が施されたときは、画像形成装置本体側の先行シート形成前の画像形成間隔を広げ、後処理装置の重合部では先行シートと後続シートとの重合部での重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるようにしたので、シート搬送路又は重合部でのジャム発生を防止することができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、画像形成装置10は、画像形成装置本体12と後処理装置14とから構成されている。後処置装置12は、この実施形態においては、折り部16を有する折りユニット18と、重合部20及び後処理本体部22を有する後処理本体ユニット24とから構成されており、画像形成装置本体12から排出されたシートは、折り部16、重合部20及び後処理装置本体部22を通り、ノンソートトレイ26又は積載トレイ28に排出される。
【0011】
画像形成装置本体12は、その上部にADF等からなる画像読取装置30が配置されていると共に、その下部に例えば3段の給紙トレイ32が配置されている。この給紙トレイ32には用紙、OHP等のシートが多数枚積載されており、このシートは、給紙ロール34により給紙路36に排出され、レジストロール38により一次停止され、タイミングをとって作像ユニット40に供給される。
【0012】
作像ユニット40は、例えばゼログラフィエンジンからなり、図示しない感光体に画像データに対応した潜像が形成され、この潜像がトナーにより現像され、このトナーがシートに転写され、定着装置42により定着されるようにしてある。この作像ユニット40は、白黒であってもよいし、カラーであってもよい。カラーの場合は、例えば4つの感光体を有し、4色で現像するようになっている。定着装置42でトナーが定着された記録済シートは記録済シート排出ロール44により後処理装置14へ排出される。
【0013】
ただし、両面印刷が設定された場合は、定着装置42により一面が定着されたシートは、両面切り替えゲート46により反転装置48に送られ、この反転装置48で反転され、再び給紙路36に戻され、作像ユニット40に送られて他面の印刷がなされる。
【0014】
折り部16は、図2及び図3にも示すように、折り部受け入れロール50と折り部排出ロール52との間に設けられた折り部主搬送路54と、この折り部主搬送路54からバイパスする2折り搬送路56と、この2折り搬送路56から分岐し、かつ折り部主搬送路54に戻るZ折り搬送路58とを有する。折り部主搬送路54は、2折りストッパ60と、この2折りストッパ60の手前に設けれた第1のZ折りストッパ62とを有し、2折りストッパ60と第1のZ折りストッパ62とは、折り部主搬送路54を開閉するように図示しないソレノイド等からなるアクチュエータにより制御される。また、2折り搬送路56は、第2のZ折りストッパ64と、2折りシート搬送ロール66とを有する。第2のZ折りストッパ64は、2折り搬送路56を開閉するように図示しないソレノイド等からなるアクチュエータにより制御される。折り処理がなされない場合は、2折りストッパ60と第1のZ折りストッパ62とが開かれ、シートは折り部主搬送路54を通り、折り部排出ロール52により後処理本体ユニット24に排出される。
【0015】
第1乃至第3の折りロール68,70,72は、折り部主搬送路54、2折り搬送路56及びZ折り搬送路58の入り口分岐部分に設けられている。第1の折りロール68と第2の折りロール70とは、折り部主搬送路54と平行に互いに当接して第1のニップ部74を形成し、この第1のニップ部72の下流側が2折り搬送路56に接続されている。前述した2折りストッパ60と第1のニップ部74との間の距離は、送られてくるシートの長さの2分の1に設定されている。送られたシートを2折りする場合は、Z折りストッパ62を開き、2折りストッパ60を閉じるようにされ、送られたシートは、シートの先端が2折りストッパ60に当たって停止され、さらに押し込まれて第1のニップ部74の手前でニップを形成し、このシートのニップが第1のニップ部74に引き込まれて2折りされる。このように2折りされたシートは、2折りシート搬送ロール66により2折り搬送路56を通り、折り部主搬送路54に合流し、折り部排出ロール52により後処理本体ユニット24に排出される。また、第2の折りロール70と第3の折りロール72とは、2折り搬送路56と平行に互いに当接して第2のニップ部76を形成し、この第2のニップ部76の下流側がZ折り搬送路58に接続されている。前述した第1のZ折りストッパ62と第1のニップ部72との間の距離は、送られてくるシートの長さの4分の1に設定され、また、第2のZ折りストッパ64と第2のニップ部76との距離は、送られてくるシートの長さの4分の1に設定されている。図2及び図3に示すように、送られたシートをZ折りする場合は、第1のZ折りストッパ62と第2のZ折りストッパ64を閉じるようにされ、送られたシートは、シートの先端が第1のZ折りストッパ62に当たって停止され、さらに押し込まれて第1のニップ部74の手前でニップを形成し、第1のニップ部74に引き込まれて下面方向に先端4分の1の部分が折られ、この4分の1の部分が第2のZ折りストッパ64に当たって停止され、さらに押し込まれて第2のニップ部76の手前でニップを形成し、第2のニップ部76に引き込まれて上面方向に2分の1の部分が折られてZ折りされる。このようにZ折りされたシートは、Z折り搬送路56を通り、折り部主搬送路54に合流し、折り部排出ロール52により後処理本体ユニット24に排出される。なお、2折りストッパ60、第1のZ折りストッパ62及び第2のZ折りストッパ64は、モータにより移動可能であり、各シートの長さ方向の変化に対応できるようになっている。また、他の実施形態として、2折りストッパ60と第1のZ折りストッパ62とを1つのストッパで兼用し、シートサイズや折り方に応じて移動させるようにしてもよい。また、各シートの長さ毎にそれぞれのストッパを設けることもできる。
【0016】
重合部20は、後述する後処理本体部22において待ち時間が必要な場合にシートを重ね合わせてその待ち時間を確保するためのもので、図4乃至図7にも示すように、ストレートにシートを搬送する重合部主搬送路78と、この重合部主搬送路78から分かれたスイッチバック搬送路80とを有する。重合部主搬送路78には、スイッチバック搬送路80の分岐部分を挟んで第1の搬送ロール82と第2の搬送ロール84とが設けられ、スイッチバック搬送路80には第3の搬送ロール86が設けられている。第2の搬送ロール84と第3の搬送ロール86とは正逆回転できるようになっている。また、第1の搬送ロール82の上流側には、送られるシートの先端又は後端を検出するシート検出センサ88が設けられている。重合部切り替えゲート90は、重合部主搬送路78とスイッチバック搬送路80との分岐部分に設けれ、図4又は図6に示す第1の位置と、図5又は図7に示す第2の位置とに切り替えれる。この重合部切り替えゲート90は、第1の位置においては、重合部主搬送路78又はスイッチバック搬送路80の正方向へのシート搬送を許容し、第2の位置においては、重合部主搬送路78の逆方向へのシート搬送を禁止し、スイッチバック搬送路80の逆方向へのシート搬送のみを許容するようになっている。
【0017】
このように構成された重合部20においては、シートの重ね合わせが必要でない場合は、図4に示すように、重合部切り替えゲート90は第1の位置にあり、第1の搬送ロール82と第2の搬送ロール84とが正回転し、シートは重合部主搬送路78を通って後処理本体部22へ送られる。一方、シートの重ね合わせが必要な場合は、まず重合部切り替えゲート90は第1の位置にあり、第1の搬送ロール82と第2の搬送ロール84とが正回転して先行シートを送る(図4)。その送られた先行シートの後端をシート検出センサ88によりシートの後端を検出してから一定時間経過後、即ち、先行シートの後端が重合部切り替えゲート90を通り過ぎた後、第2の搬送ロール84が停止し、重合部切り替えゲート90が第2の位置に切り替えられ、第2の搬送ロール84と第3の搬送ロール86とが逆回転し、先行シートをスイッチバック搬送路80に導き、一定時間経過後、即ち、先行シートの先端が第2の搬送ロール84から離れた後、第2の搬送ロール84と第3の搬送ロール86の逆回転を停止する(図5)。その後、重合部切り替えゲート90は第1の位置に切り替えられ、先行シートに続く後続シートが第1の搬送ロール82により送れ、この後続シートの先端をシート検出センサ88により検出し、後続シートの先端検出から所定時間経過後には、後続シートの先端が先行シートの先端に重ね合わせられる(図6)。その後、第2の搬送ロール84及び第3の搬送ロール86が正回転し、重ね合わされた先行シートと後続シートとが後処理本体部22へ送られる。3枚以上重ねる場合は、一度重ね合わせたシートを重ね合わせたままの状態で再びスイッチバック搬送路80に戻し、次のシートを重ね合わせるようにすればよい。
【0018】
しかしながら、図7に示すように、2折り又はZ折りされたシートは、重合部主搬送路78を塞ぐことになる。このため、2折り又はZ折りされたシートは1枚のみ通過させるようにし、他のシートとの重ね合わせは禁止される。即ち、先行シート及び後続シートの双方が折り処理をされていない場合に重ね合わせ処理がなされ、先行シート又は後続シートの少なくとも一方が折り処理をされた場合には重ね合わせが禁止されることになる。
【0019】
後処理本体部22は、重合部主搬送路78から例えば2つに分かれた第1の後処理搬送路92と第2の後処理搬送路94とを有し、この第1の後処理搬送路92と第2の後処理搬送路94とは後処理切り替えゲート96により選択されるようになっている。第1の後処理搬送路92は、ノンソートトレイ26に接続されており、この第1の後処理搬送路92からはノンソート排出ロール98によりシートが排出される。ノンソートトレイ26は、左右に移動できるようになっており、セットの区切りで移動し、1セットづつ区分けする区分け装置を構成している。
【0020】
一方、第2の後処理搬送路94は中間トレイ100に接続されている。この中間トレイ100の周囲には、図8にも示すように、この中間トレイ100に第2の後処理搬送路94からのシートを受け入れるよう回転する受け入れロール102、中間トレイ100に受け入れたシートの下面に接して回転する後処理シート排出ロール104及びシートの上面に接して回転するパドル106が設けれている。中間トレイ100の後側には、フェンス108が形成され、中間トレイ100に入ったシートは、後処理シート排出ロール104を逆回転させると共に、パドル106を回転させることにより、シートの後端がフェンス108に突き当たり、シートの後端が揃えられる。また、シートの側端はタンパ110が突き当たり、シートの側端が揃えれるようになっている。このようにして揃えられたシートのセットは、中間トレイ100の後端に設けられた例えばステープラ112によりステープル処理がなされる。このステープラ112においては、1ヶ所綴じか2ヶ所綴じかを選択することができる。ステープル処理がなされたシート束は後処理シート排出ロール104に挟まれ、積載トレイ28に排出される。
【0021】
しかしながら、図8に示すように、前述した重合部20においては、先行シートと後続シートとが先端で重ね合わされ、中間トレイ100においてはシートの後端で揃えられるので、先行シートと後続シートとのシート搬送方向長さが異なる場合に重ねた合わせると、先行シート又は後続シートの一方がパドル106に接しないためにシート揃えができず、この場合は重合部20での重ね合わせ処理が禁止される。即ち、先行シートと後続シートとのシート搬送方向長さが同じ場合は重ね合わせ処理を可能とし、先行シートと後続シートとのシート搬送方向長さが異なる場合には重ね合わせ処理を禁止するものである。
【0022】
上記実施形態の説明にあっては、後処理本体部22は、区分け装置26及びステープラ112を備えているようにしたが、他の後処理装置として、シートにパンチ穴を開けるパンチャ、シート束の側端に糊を付けて製本する糊付け製本装置、及びシートの中心で製本する中綴じ製本装置を備えているものである。
【0023】
図9において、この実施形態における画像形成装置の制御回路例が示されている。画像形成装置本体の制御回路114は、画像形成装置本体駆動回路116、CPU118、ROM120、RAM122、設定情報入力回路124及び通信インターフェイス126がバス接続されて構成されている。画像形成装置本体は、ROM120に書き込まれたプログラムに従ってCPU118により制御される。設定情報入力回路124には、外部コンピュータ又は画像形成装置本体に設けれた指示パネルから、画像形成すべきシートのセット部数、セット毎の枚数、セット毎の後処理内容等の指示内容が入力される。一方、後処理装置の制御回路128は、後処理装置駆動回路130、CPU132、ROM134、RAM136及び通信インターフェース138がバス接続されて構成されている。後処理装置は、ROM134に書き込まれたプログラムに従ってCPU132により制御される。そして、画像形成装置本体の通信インターフェイス126と後処理装置の通信インターフェイス138とは通信ケーブル140を介して接続され、画像形成装置本体からの情報を後処理装置へ伝達するようになっている。
【0024】
画像形成装置本体の制御回路114のRAMには、図10に示す重ね合わせ枚数テーブル142が設けられている。この重ね合わせ枚数は、後処理本体部の後処理内容によって設定されており、セット間で後処理の準備に必要な時間に対応している。例えばステープル処理において1ヵ所綴じの場合は重ね合わせ枚数は2、2ヶ所綴じの場合は3、パンチ処理の場合は3、区分け処理の場合は2、糊付け製本処理の場合は5、中綴じ製本処理の場合は4である。
【0025】
次にこの実施形態の作用について説明する。
設定情報入力回路124に設定情報が入力され、例えば画像形成装置本体12に設けられたスタートボタンが押されると、画像形成装置本体12の画像形成形成動作が開始される。即ち、給紙トレイ32からシートが次々と給紙通路36に供給され、作像ユニット40により画像データに対応したトナー像がシートに転写され、定着装置42により定着される。画像形成装置本体12に入力された情報は通信ケーブル140を介して後処理装置14の制御回路128に伝達される。後処理装置14においては、伝達された情報に基づいて送られたシートに対して後処理を施す。即ち、折り指示があれば、折り部16において、2折り又はZ折りされ、後処理の指示があれば後処理本体部22において、ステープル等の後処理が行われ、ノンソートトレイ26又は積載トレイ28に出力され、後処理はシートの束であるセット毎に行われる。
【0026】
図11乃至図14に基づいてセット間の処理について説明する。
まず画像形成装置本体においては、ステップS10において1セット目を構成するシート情報を入力する。プリントであれば外部からの設定情報に基づいて認識でき、複写であれば1セット目の画像形成動作を実施すれば全てのシートのサイズ及び方向、後処理内容、並びにシート順序(何枚目にシート搬送方向長さが変わったか、あるいは何枚目に折り処理を実行したか)を認識することができる。次にステップS12において、図10に示した重ね合わせ枚数テーブル142の内容を読込む。次にステップS14において、滞留枚数を演算する。滞留枚数とは、重合部20に滞留させる枚数である。重ね合わせ枚数内に先行シートと後続シートのシート搬送長さが異なる組が含まれていない場合、又は先行シートと後続シートのいずれか一方が折り処理される組が含まれていない場合は、滞留枚数は重ね合わせ枚数から1を引いた数であり、重ね合わせ枚数内に先行シートと後続シートのシート搬送長さが異なる組が含まれる場合、又は先行シートと後続シートとのいずれか一方が折り処理される組が含まれる場合は、シート搬送長さが異なる前までのシート枚数、又は折り処理がなされる前までのシート枚数となる。次にステップS16において、滞留枚数を後処理装置側に通知し、次のステップS18において、スキップ処理を実行し、処理を終了する。スキップ処理は、重ね合わせ枚数から滞留枚数+1を引いたシートの枚数分だけ、画像形成動作をスキップするものである。
【0027】
一方、後処理装置においては、S20において、画像形成装置本体から送られた滞留枚数を入力し、ステップS22において、滞留枚数分だけ重合部で滞留させて重ね合わせ処理を実行し、処理を終了する。滞留枚数が1以上の場合は、滞留させたシートと後続シートとを重ねあわせ、後処理本体部に搬送するものである。
【0028】
図13は、1ヶ所綴じの場合の例を示している。この場合は、重ね合わせ枚数は2である。ここで、A4Lとは、A4サイズでシート搬送方向前後の辺が長手方向に設定されたシートを示し、A3Sとは、A3サイズでシート搬送方向前後の辺が短手方向に設定されたシートを示す。図13(a)に示すように、2セット目の1番と2番のシートがA4Lの場合は、重ね合わせ枚数2枚分の間にはシート搬送方向長さが異なる組や折り処理を施した組が無いので、滞留枚数は1となり、1番のシートが重合部で滞留し、2番のシートと重ね合わせられることになり、またスキップ処理はされず、そのままの間隔で1番と2番のシートに画像処理が行われる。図13(b)に示すように、2セット目の1番がA4Lで、2番がA3Sである場合は、シート搬送方向長さが異なる組が存在することになるので、滞留枚数は0となり、重ね合わせ処理は行わない。一方、画像形成装置本体では1枚分のスキップ処理が行われる。図13(c)に示すように、2セット目の1番がA3SのZ折りで、2番がA4Lの場合は、同様に滞留枚数は0であり、重ね合わせ処理は行わない一方、1枚分のスキップ処理を行う。
【0029】
図14は、中綴じ製本の場合の例を示している。この場合は、重ね合わせ枚数は4である。図14(a)に示すように、2セット目の1番から5番までA4Lの場合は、滞留枚数は4となり、1番から3番までのシートを滞留させ、4番のシートを重ねる一方、スキップ処理は行わない。図14(b)に示すように、1番から3番までのシートはA4Lであるが、4番のシートがA3Sの場合は、滞留枚数が2となり、1番と2番のシートを滞留させ、3番のシートを重ね合わせる。この場合、必要な重ね合わせ枚数には1枚分不足するため、画像処理装置本体側では1枚分スキップさせる。このスキップさせる位置は、重ね合わせ枚数分の間であればどこでもよい。図14(c)に示すように、1番のシートがA3Sで2番のシートがA4Lの場合は、滞留枚数は0となり、重ね合わせ処理は行わない一方、3枚分のスキップさせる。図14(d)に示すように、1番から3番までのシートはA4Lであるが、4番のシートがA3Sの2折りである場合は、滞留枚数が2となり、1番と2番のシートを滞留させ、3番のシートを重ね合わせると共に、1枚分スキップさせる。図14(e)に示すように、1番のシートがA3Sの2折りで2番のシートがA4Lの場合は、滞留枚数は0となり、重ね合わせ処理は行わない一方、3枚分のスキップさせるものである。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、シート搬送方向の長さが異なる場合又は折り処理がなされた場合は、重ね合わせを禁止するようにしたので、シート揃えの悪化やジャムの発生を事前に防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す側面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る後処理装置に用いた折り部を示す側面図であり、Z折りする場合の最初のシート4分の1を折る状態を示している。
【図3】本発明の実施形態に係る後処理装置に用いた折り部を示す側面図であり、Z折りする場合の次のシート2分の1を折る状態を示している。
【図4】本発明の実施形態に係る後処理装置に用いた重合部を示す側面図であり、先行シートが搬送された状態を示している。
【図5】本発明の実施形態に係る後処理装置に用いた重合部を示す側面図であり、先行シートがスイッチバック搬送路に搬送された状態を示している。
【図6】本発明の実施形態に係る後処理装置に用いた重合部を示す側面図であり、先行シートと後続シートとが重合される状態を示している。
【図7】本発明の実施形態に係る後処理装置に用いた重合部を示す側面図であり、Z折りされたシートが搬送された状態を示している。
【図8】本発明の実施形態に係る後処理装置に用いた後処理本体部の中間トレイ付近を示す側面図であり、もしも先行シートと後続シートとが搬送された場合の不具合状態を示している。
【図9】本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いた制御回路を示す回路図である。
【図10】本発明の実施形態に係る画像形成装置本体の制御回路に記憶される重ね合わせテーブルを示す図表である。
【図11】本発明の実施形態に係る画像形成装置本体のセット間処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態に係る後処理装置のセット間処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態に係る画像形成装置により1ヶ所綴じを実施した場合のシートの流れを説明した説明図である。
【図14】本発明の実施形態に係る画像形成装置により中綴じ製本を実施した場合のシートの流れを説明した説明図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
14 後処理装置
16 折り部
20 重合部
22 後処理本体部
26 ノンソートトレイ
28 積載トレイ
40 作像ユニット
54 折り部主搬送路
56 2折り搬送路
58 Z折り搬送路
60 2折りストッパ
62 第1のZ折りストッパ
64 第2のZ折りストッパ
68 第1の折りロール
70 第2の折りロール
72 第3の折りロール
78 重合部主搬送路
80 スイッチバック搬送路
90 重合部切り替えゲート
100 中間トレイ
108 フェンス
106 パドル
112 ステープラ
Claims (6)
- 通過するシートを重ね合わせて搬送することができる重合部と、この重合部から送られたシートに後処理を施す後処理本体部とを有し、前記重合部は、前記後処理本体部に待ち時間が必要な場合、前記重合部に送られる先行シートとこの先行シートに続く後続シートとのシート搬送方向長さが同じときは少なくとも先行シートと後続シートとの2枚のシートを重ね合わせ、先行シートと後続シートのシート搬送方向長さが異なるときは先行シートと後続シートとの重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるよう制御されることを特徴とする後処理装置。
- シートを折って搬送することができる折り部と、この折り部から送られたシートを重ね合わせて搬送することができる重合部と、この重合部から送られたシートに後処理を施す後処理本体部とを有し、前記重合部は、前記後処理本体部に待ち時間が必要な場合、前記重合部に送られる先行シートとこの先行シートに続く後続シートとの双方が前記折り部により折り処理が施されないときは少なくとも先行シートと後続シートとの2枚の用紙を重ね合わせ、先行シートと後続シートの少なくとも一方が前記折り部により折り処理が施されたときは先行シートと後続シートとは重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるよう制御されることを特徴とする後処理装置。
- 前記後処理本体部は、ステープラ、パンチャ、区分け装置、糊付け製本装置及び中綴じ装置から選ばれた少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1又は2記載の後処理装置。
- 画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に接続された後処理装置とを具備し、前記後処理装置は、前記画像形成装置本体から送られたシートを重ね合わせて搬送することができる重合部と、この重合部から送られたシートに後処理を施す後処理本体部とを有してなる画像形成装置において、前記後処理本体部に待ち時間が必要な場合、先行シートとこの先行シートに続く後続シートとのシート搬送方向長さが同じときは、前記画像形成装置本体で先行シート形成前の画像形成間隔を所定間隔で行い、かつ前記重合部で少なくとも先行シートと後続シートとの2枚のシートを重ね合わせ、先行シートと後続シートのシート搬送方向長さが異なるときは、前記画像形成装置本体で先行シート形成前の画像形成間隔を前記所定間隔よりも広げ、かつ前記重合部で先行シートと後続シートとを重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるよう制御することを特徴とする画像形成装置。
- 画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に接続された後処理装置とを具備し、前記処理装置は、前記画像形成装置本体から送られたシートを折って搬送することができる折り部と、この折り部から送られたシートを重ねて合わせて搬送することができる重合部と、この重合部から送られたシートに後処理を施す後処理本体部とを有してなる画像形成装置において、前記後処理本体部に待ち時間が必要な場合、先行シートとこの先行シートに続く後続用紙との双方が前記折り部により折り処理が施されないときは、前記画像形成装置本体で先行シート形成前の画像形成間隔を所定間隔で行い、かつ前記重合部で少なくとも先行シートと後続シートとの2枚のシートを重ね合わせ、先行シートと後続シートの少なくとも一方が前記折り部により折り処理が施されたときは、前記画像形成装置本体で先行シート形成前の間隔を広げ、かつ前記重合部で先行シートと後続シートとを重ね合わせを禁止して1枚づつ通過させるよう制御することを特徴とする画像形成装置。
- 前記後処理本体部は、ステープラ、パンチャ、区分け装置、糊付け製本装置及び中綴じ装置から選ばれた少なくとも1つを有することを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
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