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JP3835533B2 - レンズ交換式カメラ - Google Patents
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JP3835533B2 - レンズ交換式カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズ交換式カメラに係り、特に撮影レンズユニットに撮像手段が内蔵されたレンズ交換式カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
銀塩カメラの分野では、従来より撮影レンズをカメラボディから取り外して交換できるようにしたレンズ交換式のカメラが知られている。近年、デジタルカメラの分野においても、銀塩カメラと同様に撮影レンズを交換できるようにしたレンズ交換式のカメラが提案されている。一般に、このようなレンズ交換式のカメラでは、特開平11−142935号公報等に開示されているように、バヨネット方式のマウントを用いて撮影レンズをカメラボディに取り付けるようにしている。
【0003】
ところで、デジタルカメラはCCD等の撮像素子を用いて光学像を電子画像信号に変換し、撮影画像データを記録媒体に記録するものであり、撮像素子は必ずしもカメラボディ内に配置する必要はない。このため、レンズ交換式のデジタルカメラでは、撮影レンズに撮像素子を組み込み、撮像素子ごと撮影レンズを交換するようにしているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、撮影レンズに撮像素子が組み込まれたレンズ交換式のデジタルカメラでは、撮影レンズとカメラボディ間でレンズ制御信号等の送受に加えて映像信号の送受も行わなければならないため、マウント部に多数の電気的接点が必要となるが、従来のバヨネット方式のマウントでは構造上確保できる接点の数に限度があった。一方、接点の面積を小さくして接点数を増やす方法も考えられるが、接触不良を起こしやすいという欠点がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、撮影レンズユニットとカメラボディとの電気的接続を確実に行うことができるレンズ交換式カメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、撮像手段を備えた撮影レンズユニットがカメラボディに設けられたレンズマウントに対して着脱自在に取り付けられるレンズ交換式カメラであって、前記レンズマウントに形成された被係合部と、前記レンズマウントに形成された被固定部と、前記撮影レンズユニットの光軸を挟んで一方側に形成され、前記被係合部に回動可能に係合される係合部と、前記撮影レンズユニットの光軸を挟んで他方側に形成され、前記被固定部に固定される固定部と、前記撮影レンズユニットに設けられたレンズ側コネクタと、前記レンズマウントに設けられたボディ側コネクタと、を備え、前記撮影レンズユニットの前記係合部を前記レンズマウントの前記被係合部に係合させて前記撮影レンズユニットを前記レンズマウント側に回動させると、前記レンズ側コネクタが前記ボディ側コネクタに接続されるとともに、前記固定部が前記被固定部に固定されて、前記撮影レンズユニットが前記レンズマウントにロックされ、前記撮像手段からの画像信号が、前記レンズ側コネクタと前記ボディ側コネクタとを介して前記レンズユニットから前記カメラボディに伝送されることを特徴とするレンズ交換式カメラを提供する。
【0007】
本発明によれば、撮影レンズユニットに形成された係合部をカメラボディに形成された被係合部に係合させて、撮影レンズユニットをカメラボディ側に回動させると、互いのコネクタが接続される。これにより、簡単かつ確実に撮影レンズユニットとカメラボディとを電気的に接続できるとともに、接点数の多い大型のコネクタを用いることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るレンズ交換式カメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0009】
図1は本発明に係るレンズ交換式カメラの第1の実施の形態の外観構成を示す斜視図である。
【0010】
同図に示すように、このレンズ交換式カメラ10は、カメラボディ12と撮影レンズユニット14とで構成されている。撮影レンズユニット14は、カメラボディ12に対して着脱自在に設けられており、カメラボディ12の正面に設けられたレンズマウント16に装着されてカメラボディ12と一体化される。
【0011】
まず、この撮影レンズユニット14とレンズマウント16との接続部の構造について説明する。
【0012】
図1〜図3に示すように、撮影レンズユニット14は円筒状に形成されており、その基端部外周に一対の突片18、20を有している。この一対の突片18、20は、所定の幅をもった板状に形成されており、撮影光軸Lに対して上下対称に配置されている。
【0013】
一方、レンズマウント16は撮影レンズユニット14の端面の形状に合致した円盤状に形成されている。このレンズマウント16の下部には、前記撮影レンズユニット14の下側突片18が嵌合する嵌合部22が形成されており、また、上部には上側突片20を固定するロック機構24が設けられている。
【0014】
嵌合部22はブロック状に形成されており、先端部がレンズマウント16の前面から突出して形成されている。そして、その突出した部分の上面に前記撮影レンズユニット14の下側突片18が嵌入する穴26が形成されている。
【0015】
一方、ロック機構24は、先端部が鉤状に形成されたロック爪28を前記上側突片20に係合させて上側突片20を固定する。このロック爪28は、レンズマウント16の上部に設けられた支持片32に回転軸30を介して回動自在に支持されており、その先端部に形成されたテーパ状の鉤部34を上側突片20に係合させて上側突片20を係止する。ここで、この鉤部34の内側には溝36が形成されており、上側突片20はこの溝36に嵌合して係止される。また、このロック爪28は、レンズマウント16との間に取り付けられた引張バネ38によって常に下方に付勢されている。
【0016】
撮影レンズユニット14をレンズマウント16に装着する場合は、まず、撮影レンズユニット14の基端部に形成された下側突片18をレンズマウント16の下側に形成された嵌合部22の穴26に嵌入させる。この際、撮影レンズユニット14は、カメラボディ12に対して先端部を下側に傾け、ゆっくりと回動させながら下側突片18を嵌合部22の穴26に嵌入させる。
【0017】
ここで、撮影レンズユニット14を回動させてゆくと、撮影レンズユニット14の上側突片18が、レンズマウント16の上部に設けられたロック爪28の鉤部34に当接するので、更に撮影レンズユニット14を回動させてゆくと、突片20が鉤部34のテーパを利用してロック爪28を押し上げ、鉤部34を通過する。これにより、撮影レンズユニット14の基端部端面がレンズマウント16に密着する。一方、突片20が通過した鉤部38は、ロック爪28に取り付けられた引張バネ38の作用で下側に回動し、その内側面に形成された溝36に突片20が嵌合する。これにより、撮影レンズユニット14がレンズマウント16にロックされる。
【0018】
図3は、図1に示したレンズ交換式カメラ10の内部構造を示すブロック図である。
【0019】
同図に示すように、撮影レンズユニット14は、撮影レンズ40、レンズ駆動部41、絞り42、シャッター44、固体撮像素子(CCD)46、アナログ処理回路48、CCD駆動用のタイミングジェネレータ50、D/A変換部を有する電子ボリューム回路52、EEPROM54、ROM56及びレンズ側コネクタ(オス)58から構成されている。
【0020】
一方、カメラボディ12は、主として信号処理回路60、中央処理装置(MPU)62、メモリカード64が装着されるカードコネクタ66及びボディ側コネクタ(メス)68から構成されている。また、図示されていないが、カメラボディ12には液晶モニタ、電源部、操作部(電源スイッチ、レリーズスイッチ、モード選択スイッチ、上/下キー、左/右キー、実行キーなどの各種キー及びスイッチ等)が設けられている。
【0021】
この撮影レンズユニット14とカメラボディ12は、撮影レンズユニット14に設けられたレンズ側コネクタ58をカメラボディ12のレンズマウント16に設けられたボディ側コネクタ68に接続することにより電気的に接続され、互いに信号の送受信が可能になる。
【0022】
ここで、撮影レンズユニット14に設けられたレンズ側コネクタ58は、撮影レンズユニット14の基端部端面に設けられており、上下一対の突片18、20を結ぶ線分S上の中心よりやや上側の位置(上側突片18寄りの位置)に配置されている。
【0023】
一方、カメラボディ12に設けられたボディ側コネクタ68は、レンズマウント16の端面に設けられており、嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分S上の中心よりやや上側の位置(ロック機構24寄りの位置)に配置されている。
【0024】
このレンズ側コネクタ58とボディ側コネクタ68は、撮影レンズユニット14をカメラボディ12のレンズマウント16に装着することにより自動的に接続される。すなわち、撮影レンズユニット14の下側突片18をレンズマウント16の嵌合部22の穴26に嵌入させ、撮影レンズユニット14を回動させると、その回動操作に伴って自動的にレンズ側コネクタ58がボディ側コネクタ68に嵌入される。そして、このレンズ側コネクタ58がボディ側コネクタ68に嵌入されることにより、撮影レンズユニット14とカメラボディ12とが互いに電気的に接続され、両者間で信号の送受信が可能になる。
【0025】
ところで、本実施の形態のレンズ交換式カメラ10のように撮影レンズユニット14を交換できるカメラの場合、撮影レンズユニット14の制御方法を規定するプログラムやデータを撮影レンズユニット側に搭載しておく必要がある。
【0026】
このため、撮影レンズユニット14に内蔵されたEEPROM54には、撮影レンズユニット固有の調整値など、撮像部の制御や画像信号の処理に必要な各種データが保存されている。具体的には、CCD46の欠陥情報、画素数、カラーフィルタ配列、色バランス、及び感度などのCCD特性データ、撮影レンズ40のレンズ特性(シェーディング、歪み等)などの情報がEEPROM54に格納されている。また、ROM56には、CCD46、CCD駆動用のタイミングジェネレータ50などの制御方法や信号処理回路60での処理方法を示した制御プログラムが格納されている。
【0027】
以上のように構成された本実施の形態のレンズ交換式カメラ10は、撮影レンズユニット14をカメラボディ12のマウント16に装着し、互いのコネクタ同士が接続されると、次のように作動する。
【0028】
まず、カメラボディ12に設けられた電源スイッチが入れられると、MPU62は撮影レンズユニット14のROM56から制御プログラムをロードし、これを内蔵のDRAM70に格納する。これと同時にEEPROM54から撮影レンズユニット14の調整に必要な各種データを読み出し、これをDRAM70に格納する。
【0029】
MPU62は、DRAM70に記憶した前記制御プログラム及びデータに基づいてレンズ交換式電子カメラ10の各回路を統括・制御するもので、撮影レンズユニット14の撮影レンズ40、絞り42、シャッター44、タイミングジェネレータ50及び電子ボリューム回路52などの撮影レンズユニット14の制御を行うとともに、信号処理回路60において撮影レンズユニット固有の情報に対応した適切な信号処理が施されるように制御する。また、カメラボディ12に設けられたレリーズスイッチからの入力信号により撮影を行うための制御、メモリカード64の読み書き制御等を行う。
【0030】
すなわち、レリーズスイッチが半押しされると、MPU62はコネクタ58、68を介してレンズ駆動部41に制御信号を出力し、撮影レンズ40を合焦位置に移動させる。そして、レリーズスイッチが全押しされると、所定の露出値になるように絞り42及びシャッター44に制御信号を出力し、CCD46の受光面に被写体像を結像させる。
【0031】
CCD46の受光面に結像した被写体像は、ここで光電変換されて画像信号として順次読み出される。この画像信号はゲインコントロール(GC)回路、色バランス調整回路及びA/D変換器等を含むアナログ処理回路48に加えられ、ここで所定の処理を経た後にデジタル信号に変換され、コネクタ58、68を介してカメラボディ12の信号処理回路60に転送される。
【0032】
信号処理回路60は、輝度信号生成回路、色差信号生成回路、ガンマ補正回路、圧縮/伸張回路、メモリコントローラ等を含み、これらの回路によって処理された画像データはカードコネクタ66に装着されているメモリカード64に記録される。
【0033】
メモリカード64に保存された画像データはMPU62の制御によって読み出しが可能であり、メモリカード64から読み出された画像データは信号処理回路60において伸張処理された後、図示しない液晶モニタに出力される。
【0034】
以上説明したように、本実施の形態のレンズ交換式カメラ10によれば、撮影レンズユニット14の下側突片18をレンズマウント16の嵌合部22の穴26に嵌入させ、撮影レンズユニット14を回動させると、その回動操作に伴って自動的にレンズ側コネクタ58がボディ側コネクタ68に嵌入され、撮影レンズユニット14とカメラボディ12とが互いに電気的に接続される。これにより、正確かつ確実に互いのコネクタ同士を接続することができる。また、接点数の多い大きなコネクタを用いた場合であっても無理なく確実に接続することができる。
【0035】
なお、本実施の形態では、レンズ側コネクタ58を上下一対の突片18、20を結ぶ線分S上の中心よりやや上側の位置(上側突片18寄りの位置)に配置し、カメラボディ12に設けられたボディ側コネクタ68を嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分S上の中心よりやや上側の位置(ロック機構24寄りの位置)に配置しているが、コネクタの設置位置は、これに限定されるものではなく、撮影レンズユニット14の装着に伴う回動動作によって確実に接続できる位置であればどこに配置してもよい。
【0036】
ただし、無理なく確実に接続させることを考えると、レンズ側コネクタ58にあっては上下一対の突片18、20を結ぶ線分S上に配置し、ボディ側コネクタ68にあっては嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分S上に配置することが好ましく、より好ましくは、それぞれ当該線分S上の中心からずらした位置に配置することが好ましい。
【0037】
たとえば、本実施の形態のように、レンズ側コネクタ58にあっては上下一対の突片18、20を結ぶ線分S上の中心よりやや上側の位置(上側突片18寄りの位置)に配置し、ボディ側コネクタ68にあっては嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分S上の中心よりやや上側の位置(ロック機構24寄りの位置)に配置する。あるいは、その逆にレンズ側コネクタ58を上下一対の突片18、20を結ぶ線分S上の中心よりやや下側の位置(下側突片20寄りの位置)に配置し、ボディ側コネクタ68を嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分S上の中心よりやや下側の位置(嵌合部24寄りの位置)に配置する。このように、コネクタを中心からずらして設置することにより、撮影レンズユニット14の回動操作に伴うコネクタの接続が容易になり、より無理なく確実にコネクタ同士を接続することができる。
【0038】
また、本実施の形態では、レンズ側コネクタ58をオスコネクタとし、ボディ側コネクタ68をメスコネクタとしているが、この構成は逆であってもよい。
【0039】
図4は、本発明に係るレンズ交換式カメラの第2の実施の形態の要部の構成を示す概略図である。なお、上述した第1の実施の形態と共通する部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0040】
同図に示すように、このレンズ交換式カメラは、撮影レンズユニット14とカメラボディ12とを電気的に接続するコネクタが2つ設けられている。すなわち、同図(a)に示すように、撮影レンズユニット14の基端部端面には、第1レンズ側コネクタ58aと第2レンズ側コネクタ58bが設けられており、また、同図(b)に示すように、レンズマウント16には、第1ボディ側コネクタ68aと第2ボディ側コネクタ68bとが設けられている。
【0041】
ここで、撮影レンズユニット14に設けられた第1レンズ側コネクタ58aと第2レンズ側コネクタ58bは、上下一対の突片18、20を結ぶ線分Sに対して左右対称に配置され、また、当該線分Sの中心よりやや上側の位置(上側突片18寄りの位置)に配置されている。
【0042】
一方、カメラボディ12に設けられた第1ボディ側コネクタ68aと第2ボディ側コネクタ68bも嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分Sに対して左右対称に配置され、また、当該線分Sの中心よりやや上側の位置(ロック機構24寄りの位置)に配置されている。
【0043】
以上のように構成された本実施の形態のレンズ交換式カメラによれば、撮影レンズユニット14の下側突片18をレンズマウント16の嵌合部22の穴26に嵌入させ、撮影レンズユニット14を回動させると、その回動操作に伴って自動的に第1レンズ側コネクタ58aと第2レンズ側コネクタ58bが、第1ボディ側コネクタ68aと第2ボディ側コネクタ68bに嵌入され、撮影レンズユニット14とカメラボディ12とが互いに電気的に接続される。これにより、両者間で信号の送受信が可能になる。
【0044】
ここで、2つ設けられているコネクタは、第1レンズ側コネクタ58aと第1ボディ側コネクタ68aとの接続で撮影レンズユニット14の制御信号の伝送が行われ、第2レンズ側コネクタ58bと第2ボディ側コネクタ68bとの接続で映像信号の伝送が行われる。
【0045】
このように、本実施の形態のレンズ交換式カメラでは、撮影レンズユニット14の制御信号の伝送と映像信号の伝送とをそれぞれ個別のコネクタで行う。この際、無理なく確実にコネクタ同士を接続するためには、本実施の形態のレンズ交換式カメラのように、各コネクタを2箇所ある結合部を結ぶ線分Sに対して左右対称に配置することが好ましい。すなわち、撮影レンズユニット14にあっては、上下一対の突片18、20を結ぶ線分Sに対して左右対称に配置し、レンズマウント16にあっては、嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分Sに対して左右対称に配置することが好ましい。
【0046】
また、前記第1の実施の形態のレンズ交換式カメラと同様に各コネクタを2箇所ある結合部を結ぶ線分Sの中心からずらして配置することが好ましい。すなわち、撮影レンズユニット14にあっては、上下一対の突片18、20を結ぶ線分Sの中心から上側又は下側にずらして配置し、レンズマウント16にあっては、嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分Sの中心から上側又は下側にずらして配置することが好ましい。
【0047】
また、このようにコネクタが2つある場合は、図5に示すように、各コネクタを2箇所ある結合部を結ぶ線分S上に上下均等に配置してもよい。すなわち、撮影レンズユニット14にあっては、上下一対の突片18、20を結ぶ線分S上に第1レンズ側コネクタ58aと第2レンズ側コネクタ58bを上下均等に配置し、レンズマウント16にあっては、嵌合部22とロック機構24とを結ぶ線分S上に第1ボディ側コネクタ68aと第2ボディ側コネクタ68bを上下均等に配置する。この場合においても、撮影レンズユニット14を回動させた際、無理なく確実にコネクタ同士を接続することができる。
【0048】
なお、本実施の形態では、コネクタが2つ設けられた例で説明したが、更に複数個のコネクタを設けてもよい。この場合も上記同様に各コネクタを2箇所ある結合部を結ぶ線分Sに対して左右対称に配置することが好ましい。たとえば、図6に示すように、撮影レンズユニット14に3つのコネクタ(第1〜第3レンズ側コネクタ58a〜58c)が設置され、レンズマウント16に3つのコネクタ(第1〜第3ボディ側コネクタ68a〜68c)が設置されている場合は、各コネクタの配置が線分Sに対して左右対称になるよう設置する。これにより、撮影レンズユニット14を回動させた際、無理なく確実にコネクタ同士を接続することができる。
【0049】
図7は、本発明に係るレンズ交換式カメラの第3の実施の形態の構成を示すブロック図であり、図8は、その要部の構成を示す概略図である。なお、上述した第1の実施の形態と共通する部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0050】
本実施の形態のレンズ交換式カメラ80は、撮影レンズユニット14とレンズマウント16との機械的な接続構造が、上述した第1の実施の形態のレンズ交換式カメラ10と相違している。
【0051】
図7及び図8に示すように、撮影レンズユニット14の基端部外周には、ピン82と板状の係止片84が、撮影光軸Lに対して上下対称に配置されている。
【0052】
一方、レンズマウント16には、下部位置に前記撮影レンズユニット14のピン82が嵌合する嵌合部86が形成されており、また、上部には前記係止片84を固定するロック機構88が設けられている。
【0053】
嵌合部86はブロック状に形成されており、先端部がレンズマウント16の前面から突出して形成されている。そして、その突出した部分の上面に前記ピン82が嵌入する穴90が形成されている。
【0054】
一方、ロック機構88は、上下方向にスライド自在に設けられたストッパープレート92を前記係止片84に係合させて、係止片84を固定する。このストッパープレート92は、レンズマウント16の上部に設けられたガイドブロック94のガイド溝96内をスライド自在に設けられており、その上端部に連結された押圧バネ98によって下方に付勢されている。ガイド溝96内には、前記係止片84が嵌合する凹部100が形成されており、凹部100はストッパープレート92を上下動させることにより開閉される。
【0055】
以上のように構成された接続構造において、撮影レンズユニット14をレンズマウント16に装着する場合は、まず、撮影レンズユニット14の基端部下部に形成されたピン82をレンズマウント16の下側に形成された嵌合部86の穴90に嵌入させる。この際、撮影レンズユニット14は、カメラボディ12に対して先端部を下側に傾け、ゆっくりと回動させながらピン82を嵌合部86の穴90に嵌入させる。この撮影レンズユニット14を回動させる過程で撮影レンズユニット14に設けられたレンズ側コネクタ58が、レンズマウント16に形成されたボディ側コネクタ68に嵌入される。
【0056】
ここで、撮影レンズユニット14を回動させてゆくと、撮影レンズユニット14の基端部上部に設けられた係止片84が、レンズマウント16の上部に設けられたロック機構88の位置までくるので、この係止片84がロック機構88の位置まできたところで、ストッパープレート92を上方にスライドさせ、凹部100に係止片84を嵌合させる。これにより、撮影レンズユニット14の基端部端面がレンズマウント16に密着するので、この状態でストッパープレート92を下げ凹部100の開口を閉じて、係止片84をストッパープレート92でロックする。これにより、撮影レンズユニット14がレンズマウント16にロックされる。
【0057】
このような接続構造を用いて撮影レンズユニット14とレンズマウント16とを機械的に接続した場合であっても、上述した第1の実施の形態のレンズ交換式カメラと同様に撮影レンズユニット14をレンズマウント16に取り付ける回動動作で互いのコネクタを無理なく確実に接続することができる。
【0058】
なお、本実施の形態の接続構造を用いた場合においても、コネクタは結合部を結ぶ線分S上に配置することが好ましく、また、より好ましくは線分Sの中心からずらして設置することが好ましい。
【0059】
また、本実施の形態の接続構造においても、コネクタは複数設置することができる。この場合において各コネクタは結合部を結ぶ線分Sに対して左右対称又は上下均等に配置することが好ましい。
【0060】
図9は、本発明に係るレンズ交換式カメラの第4の実施の形態の要部の構成を示す概略図である。なお、上述した第1の実施の形態と共通する部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0061】
本実施の形態のレンズ交換式カメラは、撮影レンズユニット14とレンズマウント16とを3箇所で結合している。
【0062】
図9に示すように、撮影レンズユニット14の基端部外周には、その下部位置に一枚の突片18が突出して形成されるとともに、その上部位置に一対の座金部材102、102が突出して形成されている。一対の座金部材102、102は突片から等距離の位置に配設されており、それぞれビス104、104が回動自在に取り付けられている。
【0063】
一方、レンズマウント16には、下部位置に前記撮影レンズユニット14の突片18が嵌合する嵌合部22が形成されており、また、上部には前記一対のビス104、104が嵌合するナット部材106、106が形成されている。
【0064】
ここで、図9に示すように、本実施の形態のレンズ交換式カメラでは、撮影レンズユニット14とレンズマウント16に3つのコネクタ(第1〜第3レンズ側コネクタ58a〜58cと第1〜第3ボディ側コネクタ68a〜68c)が設置されている。各コネクタは、3つある結合部を結ぶ線分Uで形成される三角形Tの重心Oに対して均等になるように配設されている。
【0065】
以上のように構成されたレンズ交換式カメラにおいて、撮影レンズユニット14をレンズマウント16に装着する場合は、まず、撮影レンズユニット14の基端部下部に形成された突片18をレンズマウント16の下側に形成された嵌合部22の穴26に嵌入させる。この際、撮影レンズユニット14は、カメラボディ12に対して先端部を下側に傾け、ゆっくりと回動させながら突片18を嵌合部22の穴26に嵌入させる。この撮影レンズユニット14を回動させる過程で撮影レンズユニット14に設けられたレンズ側コネクタ58が、レンズマウント16に形成されたボディ側コネクタ68に嵌入される。そして、撮影レンズユニット14の基端部端面がレンズマウント16に密着したところで、撮影レンズユニット14のビス104、104をレンズマウント16に形成されたナット部材106、106に螺合させる。これにより、撮影レンズユニット14がレンズマウント16にロックされる。
【0066】
このように複数箇所で固定する構造であっても、上述した第1の実施の形態のレンズ交換式カメラと同様に撮影レンズユニット14をレンズマウント16に取り付ける回動動作で互いのコネクタを無理なく確実に接続することができる。
【0067】
なお、本実施の形態では、2箇所で固定するようにしているが、さらに複数箇所で固定するようにしてもよい。この場合、コネクタは、複数ある結合部を結ぶ線分で形成される多角形の重心に対して均等になるように配設することが好ましく、これにより、撮影レンズユニット14の回動操作によって無理なく確実にコネクタ同士を接続することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮影レンズユニットに形成された係合部をカメラボディに形成された被係合部に係合させて、撮影レンズユニットをカメラボディ側に回動させることにより、無理なく確実に互いのコネクタを接続することができる。また、これにより、接点数の多い大型のコネクタを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ交換式カメラの第1の実施の形態の外観構成を示す斜視図
【図2】レンズ交換式カメラの第1の実施の形態の要部の構成を示す概略図
【図3】レンズ交換式カメラの第1の実施の形態の内部構造を示すブロック図
【図4】レンズ交換式カメラの第2の実施の形態の要部の構成を示す概略図
【図5】レンズ交換式カメラの他の実施の形態の要部の構成を示す概略図
【図6】レンズ交換式カメラの他の実施の形態の要部の構成を示す概略図
【図7】レンズ交換式カメラの第3の実施の形態の内部構造を示すブロック図
【図8】レンズ交換式カメラの第3の実施の形態の要部の構成を示す概略図
【図9】レンズ交換式カメラの第4の実施の形態の要部の構成を示す概略図
【符号の説明】
10…レンズ交換式カメラ、12…カメラボディ、14…撮影レンズユニット、16…レンズマウント、18、20…突片、22…嵌合部、24…ロック機構、26…穴、28…ロック爪、30…回転軸、32…支持片、34…鉤部、36…溝、38…引張バネ、40…撮影レンズ、41…レンズ駆動部、42…絞り、44…シャッター、46…固体撮像素子(CCD)、48…アナログ処理回路、50…タイミングジェネレータ、52…電子ボリューム回路、54…EEPROM、56…ROM、58、58a、58b、58c…レンズ側コネクタ、60…信号処理回路、62…中央処理装置(MPU)、64…メモリカード、66…カードコネクタ、68、68a、68b、68c…ボディ側コネクタ、80…レンズ交換式カメラ、82…ピン、84…係止片、86…嵌合部、88…ロック機構、90…穴、92…ストッパープレート、94…ガイドブロック、96…ガイド溝、98…押圧バネ、100…凹部、102…座金部材、104…ビス、106…ナット部材

Claims (7)

  1. 撮像手段を備えた撮影レンズユニットがカメラボディに設けられたレンズマウントに対して着脱自在に取り付けられるレンズ交換式カメラであって、
    前記レンズマウントに形成された被係合部と、
    前記レンズマウントに形成された被固定部と、
    前記撮影レンズユニットの光軸を挟んで一方側に形成され、前記被係合部に回動可能に係合される係合部と、
    前記撮影レンズユニットの光軸を挟んで他方側に形成され、前記被固定部に固定される固定部と、
    前記撮影レンズユニットに設けられたレンズ側コネクタと、
    前記レンズマウントに設けられたボディ側コネクタと、
    を備え、前記撮影レンズユニットの前記係合部を前記レンズマウントの前記被係合部に係合させて前記撮影レンズユニットを前記レンズマウント側に回動させると、前記レンズ側コネクタが前記ボディ側コネクタに接続されるとともに、前記固定部が前記被固定部に固定されて、前記撮影レンズユニットが前記レンズマウントにロックされ、前記撮像手段からの画像信号が、前記レンズ側コネクタと前記ボディ側コネクタとを介して前記レンズユニットから前記カメラボディに伝送されることを特徴とするレンズ交換式カメラ。
  2. 前記レンズ側コネクタが、前記係合部と前記固定部との間に配置されるとともに、該レンズ側コネクタに対応して前記ボディ側コネクタが前記レンズマウントに配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  3. 前記レンズ側コネクタが、前記係合部と前記固定部との間であって、前記係合部又は前記固定部寄りの位置に配置されるとともに、該レンズ側コネクタに対応して前記ボディ側コネクタが前記レンズマウントに配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  4. 前記レンズ側コネクタと前記ボディ側コネクタは、前記撮像手段からの画像信号を前記撮影レンズユニットから前記カメラボディに伝送するとともに、レンズ制御信号を前記カメラボディから前記撮影レンズユニットに伝送することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のレンズ交換式カメラ。
  5. 前記撮像手段からの画像信号を前記撮影レンズユニットから前記カメラボディに伝送するためのレンズ側コネクタとボディ側コネクタとは別に、レンズ制御信号を前記カメラボディから前記撮影レンズユニットに伝送するためのレンズ側コネクタとボディ側コネクタとを備えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のレンズ交換式カメラ。
  6. 前記レンズ側コネクタと前記ボディ側コネクタを複数備え、前記固定部と前記係合部とを結ぶ線分に対して左右均等に又は前記線分上に上下均等に前記複数のレンズ側コネクタが配置されるとともに、該複数のレンズ側コネクタに対応する位置に前記複数のボディ側コネクタが配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  7. 前記レンズ側コネクタと前記ボディ側コネクタを複数備えるとともに、前記固定部を複数備え、該複数の固定部と前記係合部とを結ぶ線分で形成される多角形の重心に対して均等に前記複数のレンズ側コネクタが配置されるとともに、該レンズ側コネクタに対応する位置に前記複数のボディ側コネクタが配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
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