JP3836268B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真プロセスを用いてなる複写機,プリンタ,ファクシミリ装置、およびそれらの複合機器などに適用される画像形成装置に係り、特に画像の定着装置に搬送される記録紙を搬送ガイドする搬送構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスを備えた電子写真装置では、感光体からトナー像が定着されて、画像面に未定着のトナー像が形成されている記録紙を、定着装置において定着ローラ(加熱用ローラ)と加圧ローラにより加熱加圧して画像の定着を行うようにしている。
【0003】
図5は従来の定着装置近傍における記録紙の搬送状態を示す説明図であり、1は内部に加熱手段(図示せず)が内蔵されている定着ローラ、2は定着ローラ1に圧接している加圧ローラ、3は記録紙Pの搬送ガイドを行う定着入り口ガイド板、4は転写手段(図示せず)側から搬送されてくる記録紙Pを定着入り口ガイド板3方向へガイドする転写後ガイド板であって、転写後ガイド板4は、具体的には図示しないが、この部分における搬送路において発生したジャム紙を外部から取り除くことを可能にするため、装置本体に開閉可能に設けられたカバー体の一部に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の定着装置の入り口部分における記録紙搬送機構では、図5に示すように、定着入り口ガイド板3と転写後ガイド板4とは分離され、その継ぎ目部分に隙間Aが設けられている。この隙間Aは、転写後ガイド板4が前記の理由により開閉移動することに支障を与えないようにするために設けられているものである。
【0005】
このため、特に図6に示すように、前記隙間A側に先端側が向くようにカールが付いた記録紙Pが搬送されてきた場合には、記録紙Pの先端が隙間Aに入り込み、記録紙Pがジャムを引き起こすおそれがある。同様に先端部分にバリあるいは傷などが付いた記録紙においても、隙間Aの存在が搬送上のトラブルを発生させるおそれがある。
【0006】
本発明は、前記従来の問題を解決し、カールが付いた記録紙、あるいは先端部分にバリ,傷がある記録紙であっても良好に定着装置へ搬送することができるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、記録紙をガイドする第1のガイド部と、前記第1のガイド部の記録紙搬送方向下流に設けられる第2のガイド部と、前記第2のガイド部と一体的に設けられ、かつ記録紙搬送路内のジャム紙などを取り除くことを可能にするため装置本体に開閉可能に設置されたカバー体とを備えた画像形成装置において、前記第1のガイド部の下流側と前記第2のガイド部の上流側とを互いに交差するように配置し、前記第1のガイド部と前記第2のガイド部との前記交差部分において、前記第1のガイド部における前記記録紙搬送路面側でかつ下流側の端部を、前記第2のガイド部よりも前記記録紙搬送路に突出させたものであり、この構成によって、第1のガイド部と、この第1のガイド部に連続する第2のガイド部との側端部がオーバーラップする構成になるため、両ガイド部分の継ぎ目部分に隙間をなくすことができ、従来のような隙間による記録紙の搬送上のトラブルを未然に回避することができる。
【0008】
また本発明は、前記第1のガイド部もしくは前記第2のガイド部の側端が櫛歯形状であり、この構成によって、簡単な構造により容易に、しかもカバー体の開閉に支障を与えることなく、前記のようなオーバーラップ状態にすることができる。
【0009】
また本発明は、前記第1のガイド部と、前記第2のガイド部とのいずれか一方をフィルム体により形成したものであり、この構成によって、前記櫛歯形状を形成することが容易になると共に、記録紙の摺動抵抗を低減させることができ、継ぎ目における搬送移動が円滑になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1は本発明の実施形態を説明するための電子写真プロセスを用いたプリンタの概略構成を示す断面図であり、10はプリンタ本体、11はドラム状の感光体、12はトナー現像部、13は転写ローラ、14は所定のサイズにカットされた記録紙PNが収納された給紙カセット、15は給紙ローラ、16はレジストローラ、17は、内部に加熱手段(図示せず)が内蔵されている定着ローラ1と、定着ローラ1に圧接している加圧ローラ2を備えた定着装置、18は定着入り口ガイド板部、19は排紙ローラであって、P1は記録紙の搬送経路である。
【0012】
21は、プリンタ本体10の下部に設置され、ロール紙PRを任意のサイズにカットしてプリンタ本体10の搬送路P1へ送るロール紙給紙装置であり、22は給紙ローラ、23はカッタ部、24は適所に設置された搬送ローラ、25はガイド板であって、P2は記録紙の搬送経路である。
【0013】
27は、本例ではレジストローラ16設置部分から定着装置17付近までの搬送経路P1部分を覆い、かつプリンタ本体10に支持軸28を中心に回動可能に設けられたカバー体、29は、カバー体27の一部に一体的に設けられ、搬送経路P1の一部を構成する転写後ガイド板部である。
【0014】
図2は定着装置17近傍の記録紙の搬送ガイドを示す構成図であり、定着装置17近傍の定着入り口ガイド板部(第2のガイド部)18の搬送方向上流側は、転写後ガイド板部(第1のガイド部)29の搬送方向下流側に重なり合うようにして設置されている。このように構成したため、定着入り口ガイド板部18と転写後ガイド板部29との継ぎ目部分に隙間がなく、両ガイド板部18,29にわたって記録紙の搬送ガイドが円滑に行われる。
【0015】
図1において、給紙カセット14からは定形サイズの記録紙PNが給紙ローラ15から1枚ずつレジストローラ16へ送られ、感光体11表面に形成されたトナー像が記録紙PNに対して転写ローラ13により転写される。転写後、未定着のトナー像を有する記録紙PNは、定着装置17へ送られ、加熱加圧を受けることにより像定着され、その後、排紙ローラ19によりプリンタ本体10外部へ排出される。
【0016】
またロール紙給紙装置21においては、ロール紙PRを給紙ローラ22などにより引き出し、ロール紙PRをカッタ部23によって指定されたサイズにカットし、そのカットしたロール紙PRを、搬送経路P2を通してプリンタ本体10の搬送路P1へ送る。
【0017】
プリンタ本体10内部において、ロール紙PRは、前記と同様に、レジストローラ16へ送られて、感光体11表面に形成されたトナー像が転写ローラ13により転写される。転写後、未定着のトナー像を有するロール紙PRは、定着装置17へ送られ、加熱加圧を受けることにより像定着され、その後、排紙ローラ19によりプリンタ本体10外部へ排出される。
【0018】
定着装置17に対する記録紙の搬送に際して、定着入り口ガイド板部18と転写後ガイド板部29との継ぎ目部分がオーバーラップされて隙間がないため、両ガイド板部18,29にわたって連続的に記録紙の搬送ガイドが行われることになり、特にロール巻癖が付いているロール紙PR、あるいは先端部分にバリあるいは傷などが付いている記録紙PNが搬送されてきても、転写後ガイド板部29から定着入り口ガイド板部18へ円滑に移動することになって、記録紙搬送上のトラブルをなくすことができる。
【0019】
前記のように定着入り口ガイド板部18と転写後ガイド板部29とが重なり合うようにし、さらに転写後ガイド板部29を備えたカバー体27の開閉動作が支障なく行われるようにするため、本実施形態では、図3に示すように、定着入り口ガイド板部18における搬送方向上流側の側部に凹凸形状となる櫛歯状部18aを形成し、一方、図4に示すように、カバー体27の内壁に転写後ガイド板部29をリブ構造30にして一体に形成し、カバー体27の閉鎖状態時において、図3に示すように、定着入り口ガイド板部18の櫛歯状部18aの凹凸と、転写後ガイド板部29であるリブ構造30の凹凸とが交互に入り込むように構成されている。
【0020】
図3,図4に示すように、定着入り口ガイド板部18と転写後ガイド板部29とを構成することにより、定着入り口ガイド板部18と転写後ガイド板部29との継ぎ目部分において隙間がなく、かつカバー体27の開閉動作に際して、カバー体27に一体的に設けられている転写後ガイド板部29を、定着入り口ガイド板部18から支障なく移動させることができる。
【0021】
なお、本例では定着入り口ガイド板部18をプラスチック製の薄肉フィルム体(例えばポリエチレンテレフタレート樹脂のフィルム)により形成しており、このことにより、定着入り口ガイド板部18における櫛歯状部18aの形成が容易になると共に、搬送されてくる記録紙の先端にバリあるいは傷があっても、ガイド部材と記録紙との摺動抵抗が低減するため、記録紙の搬送ガイドが円滑に行われる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1のガイド部と、この第1のガイド部に連らなる第2のガイド部との側端部が重なり合い、かつ第1のガイド部における記録紙搬送路面側でかつ下流側の端部が第2のガイド部よりも記録紙搬送路に突出した状態になるため、両ガイド部分の継ぎ目部分に隙間をなくすことができ、従来のような隙間による記録紙の搬送上のトラブルを未然に回避することができる。
【0023】
また、前記第1のガイド部もしくは前記第2のガイド部が櫛歯形状、あるいはフィルム体であることにより、簡単な構造によってカバー体の開閉動作に支障を与えることなく、前記のような重なり合う状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための電子写真プロセスを用いたプリンタの概略構成を示す断面図
【図2】本実施形態における定着装置近傍の記録紙の搬送ガイドを示す構成図
【図3】本実施形態における定着入り口ガイド板部を示す斜視図
【図4】本実施形態におけるカバー体および転写後ガイド板部を示す斜視図
【図5】従来の定着装置近傍における記録紙の搬送状態を示す説明図
【図6】従来の定着装置近傍における記録紙の搬送状態の問題点を説明するための説明図
【符号の説明】
17 定着装置
18 定着入り口ガイド板部
18a 櫛歯状部
27 カバー体
29 転写後ガイド板部
30 リブ構造
Claims (3)
- 記録紙をガイドする第1のガイド部と、前記第1のガイド部の記録紙搬送方向下流に設けられる第2のガイド部と、前記第2のガイド部と一体的に設けられ、かつ記録紙搬送路内のジャム紙などを取り除くことを可能にするため装置本体に開閉可能に設置されたカバー体とを備えた画像形成装置において、
前記第1のガイド部の下流側と前記第2のガイド部の上流側とを互いに交差するように配置し、前記第1のガイド部と前記第2のガイド部との前記交差部分において、前記第1のガイド部における前記記録紙搬送路面側でかつ下流側の端部を、前記第2のガイド部よりも前記記録紙搬送路に突出させたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のガイド部もしくは前記第2のガイド部の側端が櫛歯形状であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第1のガイド部と、前記第2のガイド部とのいずれか一方をフィルム体により形成したことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06499999A JP3836268B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 画像形成装置 |
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Family Applications (1)
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