JP3839214B2 - 画像読取装置、自動原稿搬送装置および画像形成システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、スキャナー装置等のような画像読取装置、この画像読取装置に装着可能な自動原稿搬送装置および画像読取装置と自動原稿搬送装置を組合せてなる画像形成システムに関し、特に、原稿の表面および裏面を同時に読取可能な読取手段を有する画像読取装置、自動原稿搬送装置および画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数の原稿から原稿を1枚ずつ分離してスリットガラス(読取位置)に自動的に搬送する自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置にあっては、両面原稿の画情報を読取る際に、読取位置においてスキャナーで原稿の表面を読取った後、原稿を反転して再び読取位置に搬送して原稿の裏面を読取るようになっている。
【0003】
ところが、このような画像読取装置にあっては、自動原稿搬送装置が原稿を反転させるための複雑な反転経路が必要になってしまうことから、自動原稿搬送装置が大型化、かつ複雑化してしまい、画像読取装置の製造コストが増大してしまうという不具合があった。
【0004】
このような不具合を解消するものとしては、原稿の搬送路に原稿の一方の面の画情報を読取る第1イメージセンサと、この第1読取手段に対して原稿の搬送方向下流(または上流)で、かつ、原稿の搬送路を挟んで第1読取手段に対向する位置に原稿の他方の面の画情報を読取る第2のイメージセンサを設け、原稿の両面の画情報を同時に読取るようにして、原稿の反転経路を不要にして自動原稿搬送装置の小型化および簡素化を図ることにより、画像読取装置の製造コストを低減するようにしたものがある(このような従来例としては、例えば、特開平11−69044号公報参照)。
【0005】
このような形態の画像読取装置にあっては、特に、第1および第2のイメージセンサを原稿の搬送方向に対して近接して設けると、原稿の搬送路がより一層短くなり、結果的に自動原稿搬送装置のより一層の小型化を図ることができる。
【0006】
一方、第1のイメージセンサと第2のイメージセンサには原稿の搬送路を挟んで対向する位置には、原稿の読取基準となる第1の白色板と第2の白色板が設置されており、原稿は、第1のイメージセンサおよび第1の白色板の間の搬送路と、第2のイメージセンサおよび第2の白色板の間の搬送路とを通して搬送されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような第1、2のイメージセンサを備えた画像読取装置にあっては、原稿の画情報を読取る際に原稿面に光を照射して反射された光を画情報として光電変化するようになっているため、原稿面に照射される光が第1および第2のイメージセンサ相互で干渉してしまい、原稿の端部が裏写りを起こして裏すじが発生する等して両面原稿の画情報を良好に読取ることができないという問題が発生してしまった。
【0008】
このような不具合が発生するのを防止するためには、第1および第2のイメージセンサを原稿の搬送路に分かって光が干渉しないように離隔させることが考えられるが、このようにした場合には、第1および第2のイメージセンサを離隔させるための長い搬送路を確保しなければならず、結果的に自動原稿搬送装置が大型化してその分だけ画像読取装置の製造コストが増大してしまうという問題が発生してしまった。
【0012】
さらに、原稿を反転して原稿両面の画情報を読取る読取装置にあっては、反転の他に原稿の頁順を合わせて排紙する反転排紙機構も必要となってしまうため、その頁順合わせの反転時間がシステム全体にとっては待ち時間となってしまい、システム効率を低下させてしまう要因となってしまう。
【0013】
そこで本発明は、自動原稿搬送装置の小型化を図るために第1読取手段および第2読取手段を近接して配設した場合であっても、第1読取手段および第2読取手段相互の光干渉を防止することができるようにして、両面原稿の画情報を高精度に読取ることができる画像読取装置および自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
【0014】
また、本発明は、両面原稿の読取りおよび頁順を揃えるための反転時間を不要にするとともに、裏写りを防止した画情報によって複写を行なうことができるようにして、画像品質が良好にすることができるとともにシステムの待ち時間を少なくして生産性の高い画像形成システムを提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、読取位置に設けられたスリットガラスに向かって原稿を搬送する原稿搬送手段を備えた画像読取装置であって、前記読取位置に設けられ、前記原稿の一方の面および他方の面を露光して画情報をそれぞれ読取るように原稿の搬送路を挟んで設けられた第1読取手段および第2読取手段とを備え、前記第1読取手段および第2読取手段を前記搬送路に沿って相互に光が干渉可能な位置に近接して配置した画像読取装置において、前記第1読取装置および第2読取装置の間の原稿の搬送路上に、該第1読取手段および第2読取手段の相互の光の干渉を防止する光干渉防止部材を設置し、前記光干渉防止部材をローラから構成し、前記スリットガラスの幅方向長さを前記第1読取手段および第2読取手段の主走査方向に設定したとき、前記ローラの回転軸方向長さを、前記スリットガラスの幅方向よりも長く設定したことを特徴としている。
【0017】
その場合、第1読取装置および第2読取装置の間の原稿の搬送路上に、第1読取手段および第2読取手段の相互の光の干渉を防止する光干渉防止部材を設置したため、第1読取手段および第2読取手段を近接して配置した場合であっても、第1読取手段および第2読取手段相互の光の干渉を防止することができる。この結果、自動原稿搬送装置の小型化を図りつつ、原稿の端部が裏写りを起こして裏すじが発生する等の不具合が発生するのを防止して両面原稿の画情報を良好に読取ることができる。
また、ローラの回転軸方向長さをスリットガラスの幅方向よりも長く設定したため、第1読取手段および第2読取手段の一方から照射される光がスリットガラスから第1読取手段および第2読取手段の他方で受光されるのを確実に防止することができ、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を確実に防止することができる。
【0018】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記光干渉防止部材を前記スリットガラスに接触するローラから構成したことを特徴としている。
【0019】
その場合、光干渉防止部材をスリットガラスに接触するローラから構成しているため、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0020】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記ローラは原稿を読取方向に搬送する搬送力を有することを特徴としている。
【0021】
その場合、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を防止することがきる上に、原稿の搬送用のローラと光干渉防止部材を兼用することができ、原稿の搬送を行なう部品を少なくすることができる。
【0022】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記光干渉防止部材を、回転軸方向に亘って接触し、前記原稿を挟持して搬送可能なローラ対から構成したことを特徴としている。
【0023】
その場合、光干渉防止部材をローラ対から構成しているため、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0026】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記第1読取手段が前記スリットガラスの下方に配設されるとともに、前記第2読取手段が前記スリットガラスに対して原稿の搬送方向下流側に配設され、前記ローラが前記スリットガラスの原稿の搬送方向下流側上端面に接触していること特徴としている。
【0027】
その場合、第1読取手段をスリットガラスの下方に配設するとともに、第2読取手段をスリットガラスに対して原稿の搬送方向下流側に配設することによって第1読取手段と第2読取手段をスリットガラスを挟んで斜め方向に配設した際に、ローラを光の最も漏れやすいスリットガラスの原稿の搬送方向下流側上端面に接触させるようにすれば、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を確実に防止することができる。
【0028】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記ローラが接触した位置からスリットガラスの搬送方向下流側の露出面に光漏れ防止処理が施されていることを特徴としている。
【0029】
このようにした理由を説明する。スリットガラスは、原稿の搬送路に対して上面が突出するように配設されている。何故なら、スリットガラスの上面が原稿の搬送路に対して下面に位置していると、スリットガラスの上面から抜け出た原稿の先端が搬送路を構成するフレーム等に衝突してジャムが発生したり、折れ曲りが発生するのに対して、スリットガラスを原稿の搬送路に対して上面に突出させると、スリットガラスの上面から抜け出た原稿の先端が搬送路を構成するフレーム等に衝突するのを防止することができ、ジャムや折れ曲りが発生するのを防止することができるからである。
【0030】
ところが、このようにスリットガラスを原稿の搬送路から上面に突出させると、スリットガラスの角部が搬送路から露出して光が漏れやすい部分が増えてしまう。そこで請求項7記載の発明は、ローラが接触した位置からスリットガラスの搬送方向下流側の露出面に光漏れ防止処理を施すことにより、スリットガラスの角部から光が漏れるのを確実に防止することができるようにしたのである。
【0031】
また、本発明は、上記課題を解決するために、スリットガラスを有し、移動する原稿の一方の面を、前記スリットガラスを通して露光することにより、画情報を読取る第1読取手段を備えた画像読取装置に取付け可能であって、前記原稿を前記第1読取手段に向かって搬送する搬送路を備えた自動原稿搬送装置において、前記自動原稿搬送装置は前記搬送路中に前記原稿の一方の面と対向する他方の面を露光して該原稿の画情報を読取る第2読取手段を備え、前記第2読取手段と前記画像読取装置の第1読取手段とを前記搬送路に沿って前記露光による光が干渉可能な位置に近接して設け、前記第1読取手段および第2読取手段の間の搬送路上に前記第1読取手段および第2読取手段の相互の光の干渉を防止する光干渉防止部材を設置し、前記光干渉防止部材をローラから構成し、前記スリットガラスの幅方向長さを前記第1読取手段および第2読取手段の主走査方向に設定したとき、前記ローラの回転軸方向長さを、前記スリットガラスの幅方向よりも長く設定したことを特徴としている。
【0032】
その場合、第1読取装置および第2読取装置の間の原稿の搬送路上に、第1読取手段および第2読取手段の相互の光の干渉を防止する光干渉防止部材を設置したため、第1読取手段および第2読取手段を近接して配置した場合であっても、第1読取手段および第2読取手段相互の光の干渉を防止することができる。この結果、自動原稿搬送装置の小型化を図りつつ、原稿の端部が裏写りを起こして裏すじが発生する等の不具合が発生するのを防止して両面原稿の画情報を良好に読取ることができる。
【0033】
請求項9記載の発明は、上記課題を解決するために、前記自動原稿搬送装置は、前記画像読取装置に対して搬送路を開放するように開閉可能に設けられていることを特徴としている。
【0034】
その場合、光干渉防止部材をスリットガラスに接触するローラから構成しているため、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0035】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記自動原稿搬送装置は、前記画像読取装置に対して搬送路を開放するように開閉可能に設けられていることを特徴としている。
【0036】
その場合、読取位置で原稿のジャムが発生した場合に、搬送路を開放するように自動原稿搬送装置を開放することにより、ジャム原稿を簡単に除去することができる。
【0037】
また、ローラ対とスリットガラスを位置決めする場合にはスリットガラスとローラ対との位置決めが比較的難しく、原稿がローラに衝突してスキューが発生し易いが、スリットガラスにローラを接触させたものにあって、自動原稿搬送装置を閉塞した際にスリットガラスに対するローラの位置決めが簡単となり、原稿のスキューが発生するのを簡単に防止することができる。
【0038】
また、本発明は、上記課題を解決するために、上述した画像読取装置に、前記画像読取装置によって読取られた原稿両面の画情報を転写紙の両面に画像形成する画像形成装置を組合せてなることを特徴としている。
【0039】
その場合、両面原稿の読取りおよび頁順を揃えるための反転時間を不要にして、裏写りを防止した画情報によって複写を行なうことができるため、画像品質が良好にすることができるとともにシステムの待ち時間を少なくして生産性の高い画像形成システムを得ることができる。
【0040】
また、本発明は、上記課題を解決するために、上述した自動原稿搬送装置と画像読取装置の第1読取手段とに、前記第1読取手段および第2読取手段によって読取られた原稿両面の画情報を転写紙の両面に画像形成する画像形成装置を組合せてなることを特徴としている。
【0041】
その場合、両面原稿の読取りおよび頁順を揃えるための反転時間を不要にして、裏写りを防止した画情報によって複写を行なうことができるため、画像品質が良好にすることができるとともにシステムの待ち時間を少なくして生産性の高い画像形成システムを得ることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0049】
図1〜13は本発明に係る画像読取装置、自動原稿搬送装置および画像形成システムの一実施形態を示す図である。画像読取装置および画像形成システムとしては、複写機、ファクシミリ装置、スキャナー装置等に適用することができるが、本実施形態では、複写機を例に説明する。
【0050】
まず、構成を説明する。図1〜3において、1は複写機からなる画像形成装置であり、この画像形成装置1の本体1a上面にはコンタクトガラス2およびコンタクトガラス2よりも小面積のスリットガラス3が設けられている。また、本体1aの上面には自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)4が設けられており、このADF4は図示しないヒンジ機構を介して本体1aの上面に開閉自在に設けられている。
【0051】
ADF4は上面に原稿テーブル5が設けられており、この原稿テーブル5には奥側基準(原稿の搬送方向下流側基準)で複数の原稿からなる図示しない原稿束がセット可能になっている。
【0052】
この原稿テーブル5の奥側には原稿セットフィラー6が揺動自在に設けられており、このフィラー6は原稿テーブル5に原稿束がセットされたときに原稿束の先端部によって押圧されて揺動するようになっている。
【0053】
このフィラー6はフォトインタラプタ型の原稿セットセンサ100に検知されるようになっており、原稿セットセンサ100はフィラー6の揺動位置に応じて原稿の有無を検知してコントローラ106に検知情報を出力するようになっている。具体的には、フィラー6は原稿束の未セット時に原稿セットセンサ100に検知されるようになっており、原稿束がセットされると、原稿セットセンサ100から退避する位置に揺動するため、原稿セットセンサ100はこのフィラー6の揺動位置に応じて原稿束の有無を検知する。
【0054】
また、コントローラ106は原稿セットセンサ100からの検知情報に基づいて原稿束が検知されたものと判断したときに、画像形成装置1側に設けられた本体制御部112にインターフェース装置113を介して信号を出力するようになっている。
【0055】
本体制御部112はこの検知情報が入力された後、本体1aの上面に設けられた図示しない操作パネルから複写モードや複写枚数等の入力モードが入力され、さらに、コピースタートキーが押下されたときにコントローラ106に給紙スタート信号を出力するようになっている。
【0056】
また、原稿テーブル5の奥側には底板7が設けられており、この底板7は揺動支点7aを中心に底板上昇モータ108によって矢印a−b方向に上下動するようになっている。また、この底板7は底板ホームポジションセンサ101に検知されるようになっており、原稿束の未セット時に底板上昇モータ108によってセンサ101に検知されるホームポジションに位置するようになっている。
【0057】
また、底板7の上方にはピックアップコロ8が設けられており、このピックアップコロ8は支持部材9に回転自在に支持されている。この支持部材9はピックアップ下降モータ109によって底板7に対して近接、離隔するように矢印c−d方向に揺動可能になっており、ピックアップコロ8が底板7から離隔した位置にあるときに底板適正位置センサ102に検知されるようになっている。
【0058】
本実施形態では、給紙スタート信号が本体制御部112からインターフェース113を介してコントローラ106に入力されると、コントローラ106はピックアップ下降モータ109を駆動して支持部材9が矢印d方向に移動させることにより、ピックアップコロ8を原稿束に当接させる。
【0059】
このとき、底板7が矢印b方向に下降した状態では、ピックアップコロ8が底板適正位置センサ102から外れているため、ピックアップコロ8が原稿束の最上位の原稿に当接しておらず最上位の原稿を給紙するのに適した位置でないため、底板上昇モータ108を駆動して底板7を上昇させる。
【0060】
このとき、ピックアップコロ8が原稿束を介して底板7に押圧されて上昇するため、支持部材9を底板適正位置センサ102が検知してこのセンサ102がONすると、ピックアップコロ8が給紙適正位置に位置することになる。また、底板適正位置センサ102がONしたときにコントローラ106は底板上昇モータ108の駆動を停止して底板7の駆動を停止させる。
【0061】
一方、ピックアップコロ8に対して原稿の搬送方向下流側には給紙ベルト10が設けられており、この給紙ベルト10にはトルクリミッタが内蔵されたリバースコロ12が当接している。給紙ベルト10は駆動ローラ11aおよび従動ローラ11bに橋架されており、駆動ローラ11aによって周回移動するようになっている。
【0062】
この給紙ベルト10は給紙方向であるCW(時計方向)方向に駆動されるとともに、リバースコロ12は給紙阻止方向であるCW方向に駆動されるようになっており、この作用によって原稿束から最上位に位置する原稿が分離される。
【0063】
この分離原稿はプルアウト駆動ローラ13aおよびプルアウト従動ローラ13bを介してレジスト駆動ローラ14aおよびレジスト従動ローラ14bに搬送されるようになっており、プルアウト駆動ローラ13aおよびプルアウト従動ローラ13bの下流側に位置するプルアウトセンサ103によって原稿の先端が検知されると、コントローラ106はピックアップコロ8、駆動ローラ11aおよびプルアウト駆動ローラ13aを駆動する給紙モータ110が逆転駆動されるようになっている。
【0064】
また、コントローラ106はこのプルアウトセンサ103からの検知情報に基づいてピックアップ下降モータ109を駆動してピックアップコロ8を矢印a方向に上昇させる。
【0065】
なお、本実施形態では、ピックアップコロ8、給紙ベルト10、プルアウト駆動ローラ13a、プルアウト従動ローラ13b、レジスト駆動ローラ14a、レジスト従動ローラ14bが原稿搬送手段を構成している。
【0066】
また、コントローラ106はプルアウトセンサ103が原稿の先端および後端を検知する間のパルスをカウントすることにより、原稿の搬送方向長さを演算するようになっている。また、プルアウトセンサ103の近傍には原稿の幅方向に亘って複数の原稿幅センサ105が設けられており、コントローラ106はこの原稿幅センサ105からの検知情報に基づいて原稿の幅方向長さを演算する。したがって、コントローラ106はプルアウトセンサ103および原稿幅センサ105からの検知情報に基づいて原稿の大きさを演算することができる。
【0067】
ここで、図4に基づいて給紙駆動系について説明する。
【0068】
図4において、給紙モータ110の出力軸には給紙モータプーリ15が設けられており、このプーリ15はタイミングベルト16を介して給紙減速プーリ17に連結されている。この給紙減速プーリ17はタイミングベルト18を介してワンウェイクラッチが内蔵された給紙ベルト10に連結された給紙ベルト駆動プーリ19に連結されている。このプーリ19はアイドラギヤ20、21を介してアイドラギヤ/プーリ22のギヤ部分に連結されており、このアイドラギヤ/プーリ22のプーリ部分はタイミングベルト23を介してピックアップコロ8を駆動するピックアップ駆動プーリ24に連結されている。
【0069】
一方、給紙ベルト駆動プーリ19は同軸上に給紙駆動伝達ギヤ25が設けられており、このギヤ25はアイドラギヤ26、27を介してワンウェイクラッチが内蔵され、プルアウト駆動ローラ13aを駆動するプルアウトローラ駆動ギヤ28に連結されている。このプルアウトローラ駆動ギヤ28はプルアウトローラ駆動プーリ29が同軸上に設けられており、このプーリ29はタイミングベルト18に連結されている。
【0070】
また、給紙駆動伝達ギヤ25はアイドラギヤ30を介してリバースコロ駆動ギヤ31に連結されており、このリバースコロ駆動ギヤ31はリバースコロ12を駆動するようになっている。
【0071】
一方、図1〜3において、レジスト駆動ローラ14aの下流側にはレジストセンサ104が設けられており、このレジストセンサ104は原稿の先端を検知してこの検知情報をコントローラ106に出力するようになっている。コントローラ106はこの検知情報に基づいて原稿を先出し制御したり、先行する原稿の読取中に待機させるようになっている。
【0072】
一方、スリットガラス3の下方の画像形成装置1には第1読取手段としてのイメージセンサからなるスキャナー32が設けられており、このスキャナー32は図示しない駆動装置によって図2中、矢印e−f方向に移動するようになっている。この駆動装置は本体制御部81によって制御されるようになっており、コンタクトガラス2にセットされた原稿の画情報を読取る際には、コンタクトガラス2の下方にスキャナー32を走査させるとともに、スリットガラス3上に搬送される原稿の一方の面(表面)画情報を読取る際にはスキャナー32をスリットガラス3の下方に停止させるようになっている。
【0073】
また、スリットガラス3を挟んで図2中、斜め右上には第2読取手段としてのイメージセンサ107が設けられており、このイメージセンサ107は原稿の他方の面(裏面)の画情報を読取るようになっている。
【0074】
図5はイメージセンサ107の構成図である。なお、スキャナー32も同様の構成であるため、イメージセンサ107の構成のみを説明する。イメージセンサ107は主走査方向に複数のセンサチップ35が設けられており、光源部34から原稿面に照射された光の反射光がセンサチップ34に入力されると、増幅器36にて増幅した後、A/D変換部37でA/D変換するようになっている。A/D変換されたデータは画像処理部38で画像処理された後、一旦フレームメモリ39に蓄積され、この蓄積された画像データは所定のタイミングで制御される出力制御回路40からI/F回路部41を介して本体制御部11に出力されるようになっている。
【0075】
一方、図1において、スキャナー32およびイメージセンサ107によって読取られた原稿両面の画情報は画像データとして本体制御部112に出力されるようになっており、本体制御部112はこの画像データを書き込み系200によって画像形成手段201を構成する感光体ドラム202上に静電潜像を形成し、画像読取手段202を構成する帯電部203、露光部204、現像部205の協働によって感光体ドラム202上にトナーの可視像が形成されるようになっている。
【0076】
一方、給紙系206から給紙された転写紙は、画像形成手段201まで運ばれ、画像形成手段201を構成する転写部207によって転写紙の一方の面にトナーの転写が行なわれ、定着系208による定着の終了した転写紙は反転排紙部209に搬送される。
【0077】
ここで、反転排紙部209におけるI経路は画像形成装置1外への転写紙のストレート排紙経路であり、II経路は反転紙部209内で転写紙が反転されて排出される経路であり、III経路は反転排出部209内で転写紙が反転されて両面トレイに両面トレイにおいて転写紙の再給紙後、上述した画像形成プロセスを経て転写紙の他方の面の転写が行なわれた後、I経路にて画像形成装置1外に排出される。
【0078】
一方、スキャナー32およびイメージセンサ107の間にはローラ(光干渉防止部材)42が設けられており、このローラ42はスキャナー32およびイメージセンサ107相互の光の干渉を防止するようになっている。また、このローラ42はスリットガラス3の幅方向長さをスキャナー32およびイメージセンサ107の主走査方向としたときに、その回転軸方向長さがスリットガラス3の幅方向よりも長く設定されている。さらに、このローラ42はスリットガラス3の搬送方向下流側の上端面に接触しており、スプリング43によってスリットガラス3に押圧されている。
【0079】
このローラ42は回転軸とその外周部に設けられた円筒状の軟質ゴムから構成されており、軟質ゴムの外周部にポリウレタンゴムがコーティングされることによってスリットガラス3に軽く滑るような状態で回転接触するようになっている。
【0080】
ここで、図2中、符号44aは排紙駆動ローラ、44bは排紙従動ローラであり、このローラ44a、44bはスキャナー32およびイメージセンサ107で読取り終了した原稿を排紙トレイ45に排紙するようになっている。
【0081】
また、排紙駆動ローラ44aはレジスト駆動ローラ14aおよびローラ42と共に搬送モータ111によって駆動されるようになっており、この搬送駆動系を図6に基づいて説明する。
【0082】
図6において、搬送モータ111の出力軸には搬送モータプーリ46が設けられており、このプーリ46はタイミングベルト47を介してレジスト駆動ローラ14aを駆動するレジストローラ駆動プーリ48に連結されている。このプーリ48はタイミングベルト49を介してローラ42を駆動するローラ駆動プーリ50に連結されている。また、タイミングベルト48にはテンションローラ51が設けられており、このテンションローラ51はタイミングベルト48のテンションを一定に保つようになっている。また、搬送モータプーリ46にはタイミングベルト48を介して排紙駆動ローラ44を連結された排紙ローラ駆動プーリ53が連結されている。
【0083】
一方、図7〜9に示すように、ローラ42の両端部はADF4に設けられた一対のサイドフレーム53の支持部53aに回転自在に支持されており、この支持部材53aに取付けられたスプリング43によってスリットガラス3に押圧されている。また、フレーム53の下端部にはリブ53bが設けられており、このリブ53bは画像読取形成1の本体1aの上面の搬送ガイド56に当接するようになっている。
【0084】
このフレーム53の間には反射板54が設けられており、この反射板54は本体1a上面の搬送ガイド56と共に原稿の搬送路を構成している。
【0085】
また、スリットガラス3の下流側の本体上面には白色板(第2白色板)55が設けられており、この白色板55はイメージセンサ107に対して原稿の搬送路を挟んで対向して配設され、スリットガラス3の表面と同一面上に配設されている。
【0086】
また、反射板54はスリット54aが形成されており、ローラ42はスリット54aを通してスリットガラス3に接触している。また、反射板54にはスリット54bが形成されており、このスリット54bにはガラス58が嵌合され、このガラス58の上面にはイメージセンサ107が載置され、イメージセンサ107はガラス58を通して白色板55に対向している。また、反射板54はスキャナー32の白色板を兼用しており、第1白色板を構成している。すなわち、本実施形態では、イメージセンサ107および第1白色板が反射板54と一体的に保持されている。
【0087】
また、反射板54の上面にはスプリング(押圧部材)56の一端部が取付けられており、このスプリング56は他端部がADF4のフレームに支持され、反射板54をスキャナー32および白色板55側に押圧するようになっている。
【0088】
また、反射板54の下端部にはリブ(突起部)59が設けられており、このリブ59は搬送ガイド56に当接している。したがって、反射板54がスプリング57によってスキャナー32および白色板55側に押圧されたときに、反射板54は白色板55およびスリットガラス3と一定の間隔で離隔させることができる。
【0089】
なお、図2中、符号60はADF4の下面に設けられ、原稿をコンタクトガラス2に押圧する圧板である。
【0090】
次に、図10、11のフローチャートに基づいて給紙動作および原稿の読取動作を説明する。
【0091】
図10は給紙動作を示すフローチャートであり、このフローはコントローラ80によって実行されるものである。まず、原稿セットセンサ100からの検知情報に基づいて原稿がセットされたか否かを判別する(ステップS1)。原稿がセットされていない場合には、底板ホームポジションセンサ6がONしたか否かを判別し(ステップS2)、ONした場合には、底板7が図2中、矢印bで示す位置に移動してホームポジション位置にあるものと判断して底板上昇モータ108をOFFにする(ステップS3)。
【0092】
また、底板ホームポジションセンサ6がONしていない場合には、底板7がホームポジション位置にないものと判断して底板上昇モータ108をONして、底板7を図2中、矢印bで示す位置に移動させてホームポジション位置に移動させる(ステップS4)。
【0093】
一方、原稿セットセンサ100からの検知情報に基づいて原稿テーブル5に原稿束がセットされたものと判断されたときには、本体制御部112から給紙信号または先出し信号が入力されたか否かを判別し(ステップS5)、入力された場合には、ピックアップ下降モータ109を反時計方向にONして支持部材9を介してピックアップコロ8を下降させる。次いで、底板適正位置センサ102がONしたか否かを判別し(ステップS7)、ONしていない場合には、原稿束が最適な給紙位置に位置していないものと判断して底板上昇モータ108をONして底板7を上昇させる(ステップS8)。
【0094】
また、底板適正位置センサ102がONした場合には、原稿束が最適な給紙位置に位置したものと判断して底板上昇モータ108をOFFにする(ステップS9)。次いで、給紙モータ111を駆動して原稿の給紙を開始する(ステップS10)。
【0095】
次いで、プルアウトセンサ103がONしたか否かを判別し(ステップS10)、ONした場合には原稿の先端が検知されたものと判断して、原稿の長さを図るために給紙モータ110の回転パルスのカウントを開始する(ステップS12)。
【0096】
次いで、給紙モータ110を半時計方向に駆動した後(ステップS13)、ピックアップ下降モータ109をONしてピックアップコロ8の上昇を開始する(ステップS14)。
【0097】
次いで、給紙モータ110が所定パルスカウントになったか否かを判別し(ステップS15)、所定パルスカウントになった場合には原稿幅センサ105の検出情報に基づいて原稿の幅方向長さを判断する(ステップS16)。
【0098】
ここで、ステップS10、13での原稿の給紙動作を詳しく説明する。
【0099】
まず、給紙モータ42が実線で示す時計方向に回転すると、給紙ベルト駆動プーリ19に内蔵されたワンウェイクラッチがロック方向となり、駆動ローラ10aが回転して給紙ベルト10が給紙方向である時計方向に周回移動する。また、給紙駆動伝達ギヤ25からアイドラギヤ20、21を介してアイドラギヤ/プーリ22に駆動力が伝達されるため、ピックアップ駆動プーリ24によってピックアップコロ8が給紙方向に回転駆動される。
【0100】
また、給紙駆動伝達ギヤ25からアイドラギヤ30を介してリバースコロ駆動ギヤ31に駆動力が伝達されるため、リバースコロ12が分離阻止方向である時計方向に回転する。また、アイドラギヤ26、27を介してワンウェイクラッチが内蔵されたプルアウト駆動ギヤ28がプルアウト駆動ローラ13aの回転軸をロックすることにより、駆動力が伝達されて給紙方向に回転する。
【0101】
このとき、ワンウェイクラッチが内蔵されたプルアウト駆動プーリ29が滑り方向となり、プルアウト駆動ローラ13aの回転軸に介してタイミングベルト18からの駆動が伝達されないようになっている。
【0102】
次いで、給紙モータ110が反時計方向に回転すると、給紙駆動プーリ19のワンウェイクラッチが給紙ベルト10の駆動ローラ11aの軸に対して滑り方向となるため、給紙ベルト10およびピックアップコロ8の駆動が停止される。
【0103】
このとき、プルアウト駆動ローラ11aはプルアウト駆動プーリ29がロック方向となることからタイミングベルト18から駆動が伝達されて給紙方向に回転し続ける。この結果、プルアウトセンサ103に到達した原稿はプルアウト駆動ローラ13aおよびプルアウト従動ローラ13bによって分離部から引き抜かれる。
【0104】
このとき、給紙ベルト10が橋架される駆動ローラ11aにはワンウェイクラッチが内蔵されているため、連れ回りするようになっている。また、リバースコロ12にもトルクリミッタが内蔵されているため、次原稿の状態に応じて給紙ベルト10と同様に連れ回りするか、停止するようになっている。この結果、次原稿が分離されてしまうのを防止することができる。
【0105】
一方、ステップS17で搬送モータ111が駆動されたか否かを判別し(ステップS17)、駆動された場合には、給紙モータ110を停止して上述した先出し処理を完了した後(ステップS18)、次原稿の読取り可能であるか否かを判別する(ステップS19)。読取りが可能である場合には給紙モータ110を時計駆動方向に駆動して上述した原稿の給紙処理を実行する。
【0106】
また、ステップS17で搬送モータ111が駆動されていないものと判断された場合には、搬送モータ21をONした後、レジストセンサ104によって原稿の先端が検知されたか否かを判別し(ステップS22)、レジストセンサ104がONして原稿の先端が検知された場合には、搬送モータ111をOFFにして原稿を読取位置に待機させる。
【0107】
次に、図11のフローチャートに基づいて原稿の読取動作を説明する。図11は読取動作を示すフローチャートであり、このフローはコントローラ106によって実行されるものである。
【0108】
まず、本体制御部112から読取スタート信号が入力したか否かを判別し(ステップS31)、入力した場合には、予め本体制御部112から送られてきた情報に基づいて画像縮尺にあった速度で搬送モータ111を駆動する(ステップS32)。
【0109】
次いで、搬送モータ111の駆動開始時点から搬送モータ111の駆動パルスをカウントし、この駆動パルスが所定パルスになったか否かを判別する(ステップS33)。駆動パルスが所定パルスになった場合には原稿の先端がスキャナー32の上面に到達したものと判断して、本体制御部112に画像の有効範囲であることを示す表面DFゲート信号を送信して原稿の表面の読取り開始する(ステップS34)。
【0110】
次いで、搬送モータ111の駆動パルスをカウントしてこの駆動パルスが所定パルスになったか否かを判別する(ステップS35)。この駆動パルスが所定パルスになった場合には原稿の先端がイメージセンサ107の下面に到達したものと判断して、イメージセンサ107によって原稿の裏面の画情報の読取を開始する(ステップS36)。この際、原稿はローラ42に案内されて反射板54と搬送ガイド56によって画成される搬送路に沿って搬送される。
【0111】
次いで、レジストセンサ104がOFFになったか否かを判別し(ステップS37)、レジストセンサ104がOFFになった場合には、原稿の後端がレジストセンサ104の後端を通り抜けたものと判断し、搬送モータ111の駆動パルスをカウントしてこの駆動パルスが所定パルスになったか否かを判別する(ステップS38)。この駆動パルスが所定パルスになった場合には原稿の後端がスキャナー32の上面に来たものと判断して本体制御部112に送信に送信していた表面DFゲート信号をOFFにする(ステップS39)。
【0112】
次いで、搬送モータ111の駆動パルスをカウントしてこの駆動パルスが所定パルスになったか否かを判別する(ステップS40)。この駆動パルスが所定パルスになった場合には原稿の後端がイメージセンサ107の下面に来たものと判断して原稿の裏面の読取り終了する(ステップS41)。
【0113】
次いで、次原稿が先出し位置にあるか否かを判別し、先出し位置にない場合には、搬送モータ111の駆動パルスをカウントしてこの駆動パルスが所定パルスになったか否かを判別する(ステップS43)。この駆動パルスが所定パルスになった場合には原稿の後端が排紙駆動ローラ44aおよび排紙従動ローラ44bを通り抜けたものと判断して搬送モータ111のOFFにして原稿の読取処理を終了する。
【0114】
このスキャナー32およびイメージセンサ107によって読取られた両面原稿の画情報は本体制御部112に出力され、本体制御部112が書き込み系200、画像形成手段201および反転排紙部209を作動することにより、転写紙の両面に転写される。
【0115】
このように本実施形態では、スキャナー32およびイメージセンサ107の間の原稿の搬送路上に、スキャナー32およびイメージセンサ107の相互の光の干渉を防止するローラ42を設置したため、スキャナー32およびイメージセンサ107を近接して配置した場合であっても、スキャナー32およびイメージセンサ107相互の光の干渉を防止することができる。この結果、ADF4の小型化を図りつつ、原稿の端部が裏写りを起こして裏すじが発生する等の不具合が発生するのを防止して両面原稿の画情報を良好に読取ることができる。
【0116】
また、ローラ42をスリットガラス3に接触させているため、スキャナー32およびイメージセンサ107相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0117】
また、ローラ42の回転軸方向長さをスリットガラス3の幅方向よりも長く設定したため、スキャナー32およびイメージセンサ107の一方から照射される光がスリットガラス3からスキャナー32およびイメージセンサ107の他方で受光されるのを確実に防止することができ、スキャナー32およびイメージセンサ107相互の光の干渉を確実に防止することができる。
【0118】
また、ローラ42が原稿を読取方向に搬送する搬送力を有しているため、原稿の搬送用のローラと光干渉防止用の部材を兼用することができ、原稿の搬送を行なう部品を少なくすることができる。
【0119】
また、スキャナー32をスリットガラス3の下方に配設するとともに、イメージセンサ107をスリットガラス3に対して原稿の搬送方向下流側に配設したため、スキャナー32およびイメージセンサ107をスリットガラス3を挟んで斜め方向に配設した際に、ローラ42を光の最も漏れやすいスリットガラス3の原稿の搬送方向下流側上端面に接触させることができ、スキャナー32およびイメージセンサ107相互の光の干渉を確実に防止することができる。
【0120】
また、スキャナー32に対向する白色板を兼用するとともに反射板54をイメージセンサ107と一体化し、この反射板54を白色板55およびスリットガラス3と一定の間隔で離隔させるように反射板54を支持するリブ59およびスプリング57を設けたため、スリットガラス3および白色板を兼用する反射板54の間のクリアランスと反射板55と反射板54の間のクリアランスとが一定に設定することができる。
【0121】
すなわち、原稿の搬送路に対する反射板(白色板)および白色板55のクリアランスを簡単な構成で一定にすることができ、両面原稿を高精度に読取ることができる。また、一体化されたイメージセンサ107と白色板55をADF4に組付けるだけで原稿の搬送路に対する反射板(白色板)54および白色板55のクリアランスを簡単な構成で一定にすることができるため、白色板55とイメージセンサ107の組付け性を向上させることができる。
【0122】
また、ADF4を画像形成装置1の本体1aの上面に開閉自在に設けたため、ADF4を本体1aに対して閉塞したときに、反射板54をスプリング57によってスキャナー32および白色板55側に押圧することができるとともに、リブ59によってスリットガラス3および第1白色板を兼用する反射板54の間のクリアランスと白色板55と反射板54の間のクリアランスとを一定にすることができる。
【0123】
これに加えて、ADF4を画像形成装置1の本体1aの上面に開閉自在に設けることによって読取位置で原稿のジャムが発生した場合に、搬送路を開放するようにADF4を開放することにより、ジャム原稿を簡単に除去することができる。また、ADF4を閉塞した際にスリットガラス3に対するローラ42の位置決めを簡単にでき、原稿のスキューが発生するのを簡単に防止することができる。
【0124】
また、スキャナー32およびイメージセンサ107を画像形成装置1に組込んで画像形成システムを構成したため、両面原稿の読取りおよび頁順を揃えるための反転時間を不要にして、裏写りを防止した画情報によって複写を行なうことができるため、画像品質が良好にすることができるとともにシステムの待ち時間を少なくして生産性の高い画像形成システムを得ることができる。
【0125】
なお、本実施形態では、光干渉防止部材をスリットガラス3に接触するローラ42から構成しているが、これに限らず、図12に示すように、回転軸方向に亘って接触し原稿を挟持して搬送可能なローラ61a、61bから構成しても良い。このようにしても、スキャナー32とイメージセンサ107相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0126】
また、図13に示すようにローラ42が接触した位置からスリットガラス3の搬送方向下流側の露出面に例えば、黒い色を塗布する漏れ防止処理を施した光漏れ防止部61を形成しても良い。
【0127】
このようにした場合には、以下のような効果を得ることができる。
【0128】
図13に示すようにスリットガラス3は、原稿の搬送路に対して上面が突出するように配設されている。何故なら、スリットガラス3の上面が原稿の搬送路に対して下面に位置していると、スリットガラス3の上面から抜け出た原稿の先端が搬送路を構成するフレーム等に衝突してジャムが発生したり、折れ曲りが発生するのに対して、スリットガラス3を原稿の搬送路に対して上面に突出させると、スリットガラス3の上面から抜け出た原稿の先端が搬送路を構成するフレーム等に衝突するのを防止することができ、ジャムや折れ曲りが発生するのを防止することができるからである。
【0129】
ところが、このようにスリットガラス3を原稿の搬送路から上面に突出させると、スリットガラス3の角部が搬送路から露出して光が漏れやすい部分が増えてしまう。そこでローラ42が接触した位置からスリットガラス3の搬送方向下流側の露出面に光漏れ防止処理を施すことにより、スリットガラス3の角部から光が漏れるのを確実に防止することができる。
【0130】
【発明の効果】
本発明によれば、第1読取手段および第2読取手段を近接して配置した場合であっても、第1読取手段および第2読取手段相互の光の干渉を防止することができる。この結果、自動原稿搬送装置の小型化を図りつつ、原稿の端部が裏写りを起こして裏すじが発生する等の不具合が発生するのを防止して両面原稿の画情報を良好に読取ることができる。
また、ローラの回転軸方向長さをスリットガラスの幅方向よりも長く設定したため、第1読取手段および第2読取手段の一方から照射される光がスリットガラスから第1読取手段および第2読取手段の他方で受光されるのを確実に防止することができ、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を確実に防止することができる。
【0131】
また、本発明によれば、光干渉防止部材をスリットガラスに接触するローラから構成しているため、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0132】
また、本発明によれば、光干渉防止部材をローラから構成しているため、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0133】
また、本発明によれば、光干渉防止部材をローラ対から構成しているため、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0135】
また、本発明によれば、第1読取手段をスリットガラスの下方に配設するとともに、第2読取手段をスリットガラスに対して原稿の搬送方向下流側に配設することによって第1読取手段と第2読取手段をスリットガラスを挟んで斜め方向に配設した際に、ローラを光の最も漏れやすいスリットガラスの原稿の搬送方向下流側上端面に接触させるようにすれば、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を確実に防止することができる。
【0136】
また、本発明によれば、ローラが接触した位置からスリットガラスの搬送方向下流側の露出面に光漏れ防止処理を施すことにより、スリットガラスの角部から光が漏れるのを確実に防止することができる。
【0137】
また、本発明によれば、第1読取装置および第2読取装置の間の原稿の搬送路上に、第1読取手段および第2読取手段の相互の光の干渉を防止する光干渉防止部材を設置したため、第1読取手段および第2読取手段を近接して配置した場合であっても、第1読取手段および第2読取手段相互の光の干渉を防止することができる。この結果、自動原稿搬送装置の小型化を図りつつ、原稿の端部が裏写りを起こして裏すじが発生する等の不具合が発生するのを防止して両面原稿の画情報を良好に読取ることができる。
【0138】
また、本発明によれば、光干渉防止部材をスリットガラスに接触するローラから構成しているため、第1読取手段と第2読取手段相互の光の干渉を防止しつつ、原稿をスムーズに搬送させることができる。
【0139】
また、本発明によれば、読取位置で原稿のジャムが発生した場合に、搬送路を開放するように自動原稿搬送装置を開放することにより、ジャム原稿を簡単に除去することができる。また、自動原稿搬送装置を閉塞した際にスリットガラスに対するローラの位置決めが簡単となり、原稿のスキューが発生するのを簡単に防止することができる。
【0140】
また、本発明によれば、両面原稿の読取りおよび頁順を揃えるための反転時間を不要にして、裏写りを防止した画情報によって複写を行なうことができるため、画像品質が良好にすることができるとともにシステムの待ち時間を少なくして生産性の高い画像形成システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置、自動原稿搬送装置および画像形成システムの一実施形態を示す図であり、画像読取装置およびADFを含んだその画像形成装置の概略構成図である。
【図2】一実施形態の画像形成装置に設けられたADFの概略構成図である。
【図3】一実施形態のADFの回路構成を示すブロック部である。
【図4】一実施形態の給紙駆動系の構成図である。
【図5】一実施形態のイメージセンサの構成図である。
【図6】一実施形態の搬送駆動系の構成図である。
【図7】一実施形態のADFのスリットガラス周辺の構成を示すその側面図である。
【図8】一実施形態の反射板を下方から見た図である。
【図9】一実施形態の反射板、ローラおよびイメージセンサの外観斜視図である。
【図10】一実施形態の給紙動作のフローチャートである。
【図11】一実施形態の原稿の読取動作のフローチャートである。
【図12】一実施形態の光干渉防止部材の他の形状を示す図である。
【図13】一実施形態の光漏れ防止処理が施された構成のスリットガラスを示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
1a 本体
3 スリットガラス(読取位置)
4 ADF
8 ピックアップコロ(原稿搬送手段)
10 給紙ベルト(原稿搬送手段)
13a プルアウト駆動ローラ(原稿搬送手段)
13b プルアウト従動ローラ(原稿搬送手段)
14a レジスト駆動ローラ(原稿搬送手段)
14b レジスト従動ローラ(原稿搬送手段)
42 ローラ(光干渉防止部材)
54 反射板
55 白色板(第2白色板)
56 搬送ガイド
57 スプリング(押圧部材)
59 リブ(突起部)
61a、61b ローラ
Claims (11)
- 読取位置に設けられたスリットガラスに向かって原稿を搬送する原稿搬送手段を備えた画像読取装置であって、
前記読取位置に設けられ、前記原稿の一方の面および他方の面を露光して画情報をそれぞれ読取るように原稿の搬送路を挟んで設けられた第1読取手段および第2読取手段とを備え、
前記第1読取手段および第2読取手段を前記搬送路に沿って相互に光が干渉可能な位置に近接して配置した画像読取装置において、
前記第1読取装置および第2読取装置の間の原稿の搬送路上に、該第1読取手段および第2読取手段の相互の光の干渉を防止する光干渉防止部材を設置し、
前記光干渉防止部材をローラから構成し、前記スリットガラスの幅方向長さを前記第1読取手段および第2読取手段の主走査方向に設定したとき、前記ローラの回転軸方向長さを、前記スリットガラスの幅方向よりも長く設定したことを特徴とする画像読取装置。 - 前記光干渉防止部材を前記スリットガラスに接触するローラから構成したことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記ローラは原稿を読取方向に搬送する搬送力を有することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
- 前記光干渉防止部材を、回転軸方向に亘って接触し、前記原稿を挟持して搬送可能なローラ対から構成したことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記第1読取手段が前記スリットガラスの下方に配設されるとともに、前記第2読取手段が前記スリットガラスに対して原稿の搬送方向下流側に配設され、
前記ローラが前記スリットガラスの原稿の搬送方向下流側上端面に接触していることを特徴とする請求項2〜4何れかに記載の画像読取装置。 - 前記ローラが接触した位置からスリットガラスの搬送方向下流側の露出面に光漏れ防止処理が施されていることを特徴とする請求項2、3、5何れかに記載の画像読取装置。
- スリットガラスを有し、移動する原稿の一方の面を、前記スリットガラスを通して露光することにより、画情報を読取る第1読取手段を備えた画像読取装置に取付け可能であって、前記原稿を前記第1読取手段に向かって搬送する搬送路を備えた自動原稿搬送装置において、
前記自動原稿搬送装置は前記搬送路中に前記原稿の一方の面と対向する他方の面を露光して該原稿の画情報を読取る第2読取手段を備え、
前記第2読取手段と前記画像読取装置の第1読取手段とを前記搬送路に沿って前記露光による光が干渉可能な位置に近接して設け、前記第1読取手段および第2読取手段の間の搬送路上に前記第1読取手段および第2読取手段の相互の光の干渉を防止する光干渉防止部材を設置し、
前記光干渉防止部材をローラから構成し、前記スリットガラスの幅方向長さを前記第1読取手段および第2読取手段の主走査方向に設定したとき、前記ローラの回転軸方向長さを、前記スリットガラスの幅方向よりも長く設定したことを特徴とする自動原稿搬送装置。 - 前記干渉防止部材を前記スリットガラスに接触するローラから構成したことを特徴とする請求項7記載の自動原稿搬送装置。
- 前記自動原稿搬送装置は、前記画像読取装置に対して搬送路を開放するように開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項7または8記載の自動原稿搬送装置。
- 請求項1〜6何れかに記載の画像読取装置に、前記画像読取装置によって読取られた原稿両面の画情報を転写紙の両面に画像形成する画像形成装置を組合せてなることを特徴とする画像形成システム。
- 請求項7〜9何れかに記載の自動原稿搬送装置と画像読取装置の第1読取手段とに、前記第1読取手段および第2読取手段によって読取られた原稿両面の画情報を転写紙の両面に画像形成する画像形成装置を組合せてなることを特徴とする画像形成システム。
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