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JP3840938B2 - 電子楽器 - Google Patents
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JP3840938B2 - 電子楽器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の演奏操作子を配設した楽器本体の背面に配置された視覚表示器を、演奏操作子の演奏操作または自動演奏部による時間経過に従った読出しによる演奏データに基づいて表示制御する電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、実開平4−116873号公報に示されているように、鍵盤を備えた楽器本体の背面に複数の発光素子からなる視覚表示器を配置しておき、鍵盤の演奏操作に応じて発光素子を発光させることにより視覚表示器の表示状態を制御して、楽器本体の背面側に位置する学習者や視聴者に対して、演奏音と共に、演奏効果を視覚的にも高めるようにした電子楽器がある。また、この電子楽器においては、発光素子の輝度を押鍵速度によって変更制御したり、発光素子の発光色を押鍵ごとに変更制御して、視覚表示器の表示態様を押鍵速度および押鍵ごとに変更制御するようにもなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電子楽器にあっては、楽器本体の背面に設けた視覚表示器の表示態様が押鍵速度および押鍵ごとに変更制御されるものの、視覚表示器の表示が単調であり、演奏効果を視覚的にも高める点において十分ではなかった。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は演奏効果を視覚的に、より高め得るようにした電子楽器を提供するものである。
【0005】
前記目的を達成するために、本発明の特徴は、複数の演奏操作子を配設した楽器本体の背面に配置された視覚表示器と、演奏操作子の演奏操作により供給される演奏データに基づいて視覚表示器の表示を制御する表示制御手段とを備えた電子楽器において、表示制御手段に供給される演奏データのうち、現在から過去に遡って所定区間の演奏データを解析し、前記区間の演奏データから該区間の音楽的特徴を検出し、前記検出された音楽的特徴に応じて視覚表示器の表示態様を変更制御する表示態様変更制御手段を設けたことにある。
また、表示制御手段が演奏操作子の演奏操作により供給される演奏データに基づいて視覚表示器の表示を制御するのに代えて、表示制御手段は自動演奏部の時間経過に従った読出しにより供給される演奏データに基づいて視覚表示器の表示を制御するようにしてもよい。この場合、表示態様変更制御手段は、表示制御手段に供給される演奏データのうち、現在再生中の演奏データの前後の所定区間の演奏データを解析するようにするとよい。
【0006】
この場合、演奏データは、楽音の発生指示を表すキーオンデータ、楽音の発生終了指示(減衰開始指示)を表すキーオフデータ、発生楽音の音高を示すノート番号データ、発生楽音の音量を示すベロシティデータ(鍵タッチデータ)などである。また、自動演奏部は、例えば前記演奏データを楽曲の進行に従って記憶する演奏データメモリを備えており、同演奏データメモリ内の演奏データを時間経過に従って順次読み出すもので構成できる。また、前記特徴検出手段は、例えば、演奏データにより表される楽曲の調、演奏データにより表される楽音の音高変化、または演奏データにより表される演奏パートを検出するもので構成するとよい。
【0007】
これによれば、特徴検出手段により演奏データが分析されて同演奏データがもつ音楽的特徴が検出され、楽器本体の背面に表示された視覚表示器の表示態様が前記検出された音楽的特徴に応じて変更制御される。したがって、視覚表示器の表示態様が、演奏操作子の演奏操作または自動演奏部の時間経過に従った読出しによる演奏データに対応して音楽的に変更制御される。その結果、視覚表示器の表示態様が複雑になるとともに、音楽に合ったものにすることができ、演奏効果を視覚的にも、より高めることができる。
【0008】
また、本発明の他の特徴は、前記視覚表示器および前記表示制御手段を備えた電子楽器において、演奏データに基づく視覚表示器の表示態様を可変設定する表示態様設定手段を設けたことにある。
【0009】
この場合、前記表示態様設定手段は、例えば、演奏データにより表される楽音の音高に応じた視覚表示器の表示色を設定するもの、または演奏データにより表される演奏パート別の視覚表示器の表示の有無を設定するもので構成するとよい。また、表示制御手段に供給される演奏データを自動演奏部により読み出されるもので構成し、表示態様設定手段は、例えば、演奏データの表示制御手段への供給前に、演奏データの一部を視覚表示器の表示態様を決定するために変更するもので構成してもよい。
【0010】
これによれば、ユーザは演奏データに応じた視覚表示器の表示態様を自由かつ種々に設定することができ、視覚表示器の表示態様を複雑に変化させたり、ユーザの意思を反映したものにすることができ、演奏効果を視覚的にも、より高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る電子楽器を図面を用いて説明する。
【0012】
この電子楽器は、図1の外観斜視図に示すように、ほぼ方形状に形成された箱状の楽器本体10を備えている。楽器本体10の手前位置には、横方向に配列され、C0,C0#,D0・・C1,C1#,D1・・などの各音名にそれぞれ対応した複数オクターブにわたる演奏操作子としての複数の白鍵および黒鍵からなる鍵盤11が設けられている。楽器本体10の上面パネルには、複数のパネル操作子12およびディスプレイ13が設けられている。複数のパネル操作子12は、楽音の音色、音量などの楽音要素を指示したり、この電子楽器が有する各種機能を選択制御するものである。ディスプレイ13は、液晶表示器により構成されて、各種情報を図形、文字または数字表示するものである。
【0013】
また、楽器本体10の上面パネルであって鍵盤11の後方には、各鍵に対応した演奏指示器としての複数の押鍵指示ランプ14(図3参照)が配置されている。楽器本体10の背面には、複数の発光素子からなって学習者または視聴者用の視覚表示器15が配置されている。この視覚表示器15の複数の発光素子も、押鍵指示ランプ14と同様に、横方向に各鍵位置に対応して一列に配列されているが、押鍵指示ランプ14に比べて若干大きく構成されている。押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子は、図2に示すように、赤色、緑色および青色の光をそれぞれ発光する3個の発光素子R,G,Bをそれぞれ内蔵しており、各発光素子12a,12b,12cの輝度の組み合わせにより種々の色で発光可能である。少なくとも、赤色、黄色、緑色、オレンジ色、青色、紫色、白色およびそれらの各中間色からなる12色で発光可能である。
【0014】
次に、この電子楽器の回路構成について、図3を用いて説明する。この電子楽器は、バス20にそれぞれ接続されてマイクロコンピュータ本体部を構成するCPU21、タイマ22、ROM23およびRAM24を備えている。また、バス20には、このマイクロコンピュータ本体部に付属する装置として、記憶装置25が接続されている。記憶装置25は、この電子楽器に予め組み込まれているハードディスクHD、同電子楽器に装着可能なコンパクトディスクCD、フレキシブルディスクFDなどの種々の記録媒体と、同各記録媒体に対するドライブユニットを含むものであり、大量のデータおよびプログラムを、記憶および読み出し可能にしている。
【0015】
本実施形態の場合、ハードディスクHDには、図7〜16のプログラムと、同プログラムの実行時に利用される自動演奏データ、色テーブルおよび輝度テーブルとが記憶されている。自動演奏データは、コンパクトディスクCD、フレキシブルディスクFDからハードディスクHDに供給されたり、後述する外部機器42または通信ネットワーク43を介した外部からハードディスクHDに供給されるものである。
【0016】
自動演奏データとしては、図4に示すように、複数の楽曲名にそれぞれ対応した複数種類の自動演奏データが用意されている。各自動演奏データは、複数のチャンネル別(例えば、チャンネル1,2・・16)に構成されている。これらのチャンネルは、メロディパート(右手パート)、伴奏パート(左手パート)などの楽曲のパートに対応している。各チャンネルの自動演奏データは、複数の演奏イベントデータ、複数のデュレーションデータおよびエンドデータからなる。
【0017】
演奏イベントデータは、楽器の演奏操作を表すものであり、キーオン演奏イベントデータおよびキーオフ演奏イベントデータを含む。キーオン演奏イベントデータは、各鍵の押鍵を表す(すなわち楽音の発生を指示する)もので、鍵の押鍵(楽音の発生開始)を表すキーオンデータと、鍵の音高(発生楽音の周波数)を表すノート番号データNNと、鍵タッチの強さ(発生楽音の音量)を表すベロシティデータとからなる。キーオフ演奏イベントデータは、各鍵の離鍵を表す(すなわち楽音の発生終了を指示する)もので、鍵の離鍵(楽音の発生終了)を表すキーオフデータと、鍵の音高(発生楽音の周波数)を表すノート番号データNNとからなる。なお、ノート番号データNNは、C0,C0#,D0・・C1,C1#,D1・・などの各音名を表すもので、図17に示すように半音ごとに「1」ずつ増加する。デュレーションデータは、前後に隣り合う演奏イベントデータの間の時間間隔を示す。エンドデータは、楽曲の終了を示す。
【0018】
色テーブルは、図5に示すように、12音名C,C0#,〜Bに対して異なる色を対応付けるもので、C,C0#,〜Bに順に「赤」、「赤と黄の中間色」、・・「白」がそれぞれ割当てられている。輝度テーブルは、ベロシティデータ値を押鍵指示ランプ14および発光素子15の輝度に対応付けるものである。ベロシティデータは、鍵タッチが強くなるに従って増加するもので、本実施形態の場合には「0」〜「127」の値をとり得る。また、輝度データ値は、押鍵指示ランプ14および発光素子15の輝度を高くするに従って増加する値であり、本実施形態の場合には「1」〜「5」の値をとり得る。そして、輝度テーブルにおいては、このベロシティデータ値が「0」〜「41」、「42」〜「83」および「84」〜「127」の各範囲に対して、輝度「2」〜「4」がそれぞれ割当てられている。
【0019】
ふたたび、図3の説明に戻ると、この電子楽器は、バス20に接続された押離鍵および鍵タッチ検出回路31、操作子検出回路32、表示制御回路33および発光制御回路34を備えている。押離鍵および鍵タッチ検出回路31は、鍵盤11における各鍵の押離鍵を検出するとともに各鍵の鍵タッチを検出して、同検出した押離鍵および鍵タッチをそれぞれ表す鍵情報をCPU21に出力する。操作子検出回路32は、パネル操作子12の各操作を検出して、同各操作を表す操作子情報をCPU21に出力する。表示制御回路33は、CPU21からの指示情報に従って、ディスプレイ13における表示状態を制御する。発光制御回路34は、CPU21からの表示制御信号に従って、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の点灯および消灯を制御する。また、この発光制御信号には、色および輝度を制御する信号も含まれており、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の発光色および発光輝度もこの発光制御信号により制御されるようになっている。
【0020】
また、バス20には、音源回路35、効果回路36および通信インターフェース37も接続されている。音源回路35は、CPU21からの演奏情報(ノート番号データNN、キーオンデータ、キーオフデータ、ベロシティデータ、音色データなど)に基づいて楽音信号を形成して効果回路36に出力する。効果回路36は、CPU21からの効果制御情報に基づいて楽音信号に効果を付与して、同効果の付与された楽音信号をサウンドシステム38に出力する。サウンドシステム38は、アンプ、スピーカなどからなり、効果回路36からの楽音信号に対応した楽音を発音する。
【0021】
通信インターフェース37は、他の電子楽器、パーソナルコンピュータなどの外部機器42に接続可能となっていて、この電子楽器が外部機器42と各種プログラムおよびデータを交信可能となっている。また、通信インターフェース371は、通信ネットワーク43を介して外部と接続可能となっていて、この電子楽器が外部と各種プログラムおよびデータを交信可能となっている。
【0022】
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。まず、ユーザは、電源スイッチ(図示しない)を投入して電子楽器を作動させる。これにより、CPU21は、ROM23に記憶された図示しないプログラムの実行により、記憶装置25のハードディスクHDに記憶されている図7〜16に示すプログラムおよび同プログラムの実行時に利用される色テーブルおよび輝度テーブルを読み出してRAM24に記憶させ、同RAM24に記憶されたプログラムを起動する。なお、これらのプログラムがハードディスクHDに記憶されていない場合には、コンパクトディスクCD、フレキシブルディスクFDなどに記憶されているプログラムをハードディスクHDに記憶させた後、または外部機器42または通信ネットワーク43を介した外部から前記プログラムをハードディスクHDにダウンロードした後、前記プログラムをRAM24に転送して起動する。
【0023】
図7のメインプログラムの実行は、ステップ100にて開始され、CPU21は、ステップ102の初期設定処理後、ステップ104〜112からなる循環処理を繰返し実行する。この初期設定処理においては、各種レジスタ、フラグ、変数を初期値に設定したり、通信インターフェース37およびタイマ22をクリアしたり、ディスプレイ13に初期画面を表示させる。例えば、自動演奏に関する楽曲名の選択をユーザに促す画面をディスプレイ13に表示する。また、この初期設定処理においては、特にRAM内に押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子を表示制御するための演奏データを記憶しておく視覚表示用バッファ領域を確保する。また、後述する調の検出に利用するための演奏データを記憶しておく調検出用バッファ領域も確保する。
【0024】
ステップ104のパネルスイッチ処理ルーチンの詳細は図8に詳細に示されており、同ルーチンの実行はステップ200にて開始される。この実行開始後、CPU21は、ステップ202にて、音量、音色、自動伴奏、効果、テンポなどの演奏情報の設定処理を実行する。この演奏情報の設定処理においては、ユーザが必要に応じてディスプレイ13を見ながらパネル操作子12を操作する。これにより、前記演奏情報がユーザの所望とする値に設定される。そして、これらの情報は、必要に応じてRAM24に記憶され、または音源回路35および効果回路36に供給される。
【0025】
また、ステップ204においては、自動演奏の選択、自動演奏曲の選択、自動演奏のスタートおよびストップ指示などの自動演奏関係の設定処理を実行する。この場合も、ユーザは必要に応じてディスプレイ13を見ながらパネル操作子12を操作する。自動演奏の選択とは、この電子楽器において自動演奏機能を働かせるか否かの選択を意味するもので、自動演奏機能が働かせる場合には、自動演奏フラグAUTは“1”に設定される。また、自動演奏機能を働かせない場合には、自動演奏フラグAUTは“0”に設定される。
【0026】
自動演奏曲の選択とは、自動演奏される楽曲の選択を意味するものである。この場合、記憶装置25のハードディスクに記憶されている自動演奏データの楽曲名をディスプレイ13に表示させながら、ユーザはパネル操作子12を操作することにより自動演奏曲を選択する。この選択に応答して、CPU21は、選択された楽曲に関する自動演奏データをハードディスクから読み出してRAM24に記憶させておく。また、ハードディスク以外のフレキシブルディスク、外部機器42および通信ネットワーク43から自動演奏データを入手することも可能である。
【0027】
自動演奏のスタートおよびストップ指示とは、前記選択された自動演奏データの再生開始を指示すること、および開始された自動演奏データの再生の停止を指示することを意味する。この場合、ユーザは複数のパネル操作子12のうちのスタート・ストップ操作子を操作する。すなわち、自動演奏データの再生が停止している状態で前記スタート・ストップ操作子を操作すれば、自動演奏の開始が指示されてランフラグRUNは“1”に設定される。また、自動演奏データが再生されている状態で前記スタート・ストップ操作子を操作すれば、自動演奏の停止が指示されてランフラグRUNは“0”に設定される。
【0028】
次のステップ206においては、視覚表示の設定処理がなされる。この場合も、ユーザは必要に応じてディスプレイ13を見ながらパネル操作子12を操作する。まず、視覚表示器15における視覚表示を選択するか否かがユーザにより選択される。視覚表示が選択されれば、表示フラグDSPは“1”に設定される。視覚表示の選択が解除されれば、表示フラグDSPは“0”に設定される。
【0029】
また、このステップ206においては、視覚表示される演奏データも選択される。すなわち、ユーザは、鍵盤11の演奏による演奏データを視覚表示させるか否か、自動演奏による演奏データを視覚表示させるか否かをそれぞれ独立して選択することができる。また、これらの鍵盤11および自動演奏による演奏データの選択おいては、さらに、メロディパートを視覚表示させるか否か、伴奏パートを視覚表示させるか否かをそれぞれ独立に選択できる。さらに、自動演奏データの一部を修正した演奏データ(ベロシティ修正データ)を視覚表示させるか否かを選択することも可能である。なお、このベロシティ修正データを視覚表示する場合には、ユーザセットフラグUSSが”1”に設定され、それ以外のときは”0”に設定される。このステップ206の処理後、ステップ208にてパネルスイッチ処理ルーチンの実行を終了する。
【0030】
ふたたび、図7のメインプログラムの説明に戻ると、前記ステップ104のパネルスイッチ処理ルーチンの実行後、CPU21はステップ106にて表示態様設定処理ルーチンを実行する。この表示態様設定処理ルーチンにおいては、ユーザのパネル操作子12を用いた選択操作により、CPU21に、図9に示す輝度変更対象選択処理ルーチン、図10の表示色変更処理ルーチンまたは図11のベロシティ値修正処理ルーチンを選択的に実行させる。輝度変更対象選択処理ルーチンにおいては、演奏データにより表される楽曲の調、演奏データにより表される楽音の音高変化、または演奏データにより表される演奏パートのいずれにより、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の輝度(明るさ)を変更制御するかを選択する。
【0031】
また、表示色変更処理ルーチンにおいては、各音名に割当てられた発光色(表示色)をユーザのパネル操作により変更する。ベロシティ値修正処理ルーチンにおいては、演奏データの一部であるベロシティデータを、ユーザによるパネル操作により押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の輝度を表すデータに変更する。なお、これらの輝度変更対象選択処理ルーチン、表示色変更処理ルーチンおよびベロシティ値修正処理ルーチンについては、詳しく後述する。
【0032】
前記ステップ106の処理後、ステップ108にて押離鍵検出および発音処理を行う。このステップ108の処理においては、鍵盤11における演奏が検出され、同検出された鍵盤演奏データが音源回路35に供給されて楽音信号の発生が制御される。すなわち、鍵盤11にて新たな鍵が押鍵されると、この新たな押鍵および同押鍵に伴う鍵タッチ強さが押離鍵および鍵タッチ検出回路31によって検出される。そして、CPU21は、この押された鍵を表すノート番号データNNおよび鍵タッチ強さを表すベロシティデータを押離鍵および鍵タッチ検出回路31から入力して、これらのデータに押鍵を表すキーオンデータを付加して音源回路35に供給する。
【0033】
音源回路35は、これらのキーオンデータ、ノート番号データNNおよびベロシティデータに加え、前記パネルスイッチ処理によりCPU21から供給された音量、音色などを表すデータを用いて楽音信号を形成して効果回路36に出力する。この場合、形成される楽音信号は、ノート番号データNNにより表された音高を有し、音色を表すデータにより制御された音色を有し、ベロシティデータおよび音量を表すデータにより制御された音量を有するものである。効果回路36は、この楽音信号に、前記パネルスイッチ処理によりCPU21から供給された効果制御データに対応した効果を付与してサウンドシステム38に出力する。サウンドシステム38は、前記効果の付与された楽音信号に対応した楽音を発音する。
【0034】
一方、鍵盤11にて押鍵中であった鍵が離鍵されると、この離鍵が押離鍵および鍵タッチ検出回路31によって検出される。そして、CPU21は、この離鍵された鍵を表すノート番号データNNを押離鍵および鍵タッチ検出回路31から入力して、このデータに離鍵を表すキーオフデータを付加して音源回路35に供給する。音源回路35は、これらのキーオフデータおよびノート番号データNNに基づき、ノート番号データNNに対応した音高を有する発生中の楽音信号を減衰させて、その後に同楽音信号の発生を終了する。これにより、鍵盤11の演奏操作に応じた楽音がサウンドシステム38から発音される。
【0035】
また、このステップ108の処理においては、RAM24内の視覚表示用バッファ領域に、鍵盤11の演奏による演奏データであって押鍵指示ランプ14および視覚表示器15にて表示されるべき演奏データを記憶しておく。すなわち、前記図8のパネルスイッチ処理ルーチンのステップ206により、鍵盤11の演奏メロディパートを表示することが選択されていれば、鍵盤11にて新たに押鍵された鍵に関するノート番号データNNおよびベロシティデータのうちでメロディパートに属するものが視覚表示用バッファ領域に記憶される。また、前記ステップ206により、鍵盤11の伴奏パートを表示することが選択されていれば、鍵盤11にて新たに押鍵された鍵に関するノート番号データNNおよびベロシティデータのうちで伴奏パートに属するものが視覚表示用バッファ領域に記憶される。
【0036】
一方、鍵盤11にて前記押鍵中の鍵が離鍵された場合、同離鍵された鍵に関するノート番号データNNおよびベロシティデータが視覚表示用バッファ領域に記憶されていれば、これらのノート番号データNNおよびベロシティデータが消去される。なお、演奏鍵がメロディパートおよび伴奏パートのいずれかに属するかは、予め決められた基準音高を境に、ノート番号データNNが基準音高以上ある場合にはメロディパートとし、基準音高未満であれば伴奏パートとするとよい。これにより、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15にて表示されることが選択されているパートに属する鍵盤演奏データであって、鍵盤11にて押鍵中である鍵に関する鍵盤演奏データが、RAM24内の視覚表示用バッファ領域に常に記憶されていることになる。
【0037】
また、このステップ108の処理おいては、RAM24に設けた調検出用バッファ領域にも演奏データを書込んでおく。この場合、現在から過去に遡って所定区間(例えば、4小節程度分)に押鍵された鍵または所定数の押鍵に関するノート番号データNNが調検出用バッファ領域に記憶される。具体的には、新たな押鍵が検出されるごとに同押鍵された鍵に関するノート番号データNNを調検出用バッファ領域に押鍵順に記憶するとともに、同バッファ領域内に記憶されているノート番号データNNに関して前記所定区間または所定数を超える分が去される。
【0038】
前記ステップ108の処理後、CPU21はステップ110にて自動演奏処理を実行する。この場合、自動演奏機能が選択されていない、または自動演奏が停止状態にあれば、すなわち前記図8のステップ204にて自動演奏フラグAUTが“0”に設定されているか、またはランフラグRUNが“0”であれば、実質的な処理を実行しない。一方、自動演奏機能が選択されており、かつ自動演奏の開始が指示されていれば、すなわち前記図8のステップ204にて自動演奏フラグAUTおよびランフラグRUNが共に“1”に設定されていれば、前記図8のステップ204の処理によりRAM24に転送記憶されている自動演奏データが読み出される。
【0039】
この自動演奏データの読出しにおいては、図4に示すように、チャンネル1〜16ごとに、演奏イベントデータおよびデュレーションデータを楽曲の進行すなわち時間経過に従って順次読み出す。この場合、デュレーションデータは次の演奏イベントデータの読み出すまでの時間計測に利用される。この点については、周知の技術であるので詳しい説明を省略する。
【0040】
演奏イベントデータ中のキーオン演奏イベントデータが読み出されれば、同読み出されたキーオンデータ、ノート番号データNNおよびベロシティデータが音源回路35に供給されて、前記鍵盤11の演奏の場合と同様に、前記データに従った楽音が新たに発音される。また、演奏イベントデータ中のキーオフ演奏イベントデータが読み出されれば、同読み出されたキーオフデータおよびノート番号データNNが音源回路35に供給されて、前記鍵盤11の演奏の場合と同様に、ノート番号データNNに対応するとともに発音中の楽音が減衰制御されたのち、その発音が終了される。したがって、この自動演奏の場合、楽曲の進行に従って読み出される演奏データに応じた楽音が発音される。
【0041】
また、このステップ110の処理においても、RAM24内の視覚表示用バッファ領域に、自動演奏による演奏データであって押鍵指示ランプ14および視覚表示器15にて表示されるべき演奏データを記憶しておく。そして、この場合も、前記図8のパネルスイッチ処理ルーチンのステップ206によって表示することが選択されているパートに関する自動演奏データが視覚表示用バッファ領域に記憶される。すなわち、前記選択パートに応じて、キーオン演奏イベントデータの場合にはノート番号データNNおよびベロシティデータを視覚表示用バッファ領域に記憶するようにし、キーオフ演奏イベントデータの場合には前記視覚表示用バッファ領域に記憶したノート番号データNNおよびベロシティデータを消去するようにする。
【0042】
ただし、この自動演奏データの場合には、メロディパートおよび伴奏パートの演奏データはチャンネル1〜16によって区別されているので、読出しチャンネルに応じて演奏データのパートは区別される。また、この場合も、演奏イベントデータ中のノート番号データNNにより前記パートの区別を行うようにしてもよい。その結果、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15にて表示されることが選択されているメロディパートおよび/または伴奏パネルに属する自動演奏データであって、楽音を発音制御中(厳密にはキーオン中に係る演奏データ)の自動演奏データが、RAM24内の視覚表示用バッファ領域に常に記憶されていることになる。
【0043】
前記ステップ110の処理後、CPU21はステップ112にて視覚表示ルーチンを実行する。この視覚表示ルーチンは図12に詳細に示されており、前述した表示フラグDSP、自動演奏フラグAUT、ユーザセットフラグUSS、調フラグCHO、音高変化フラグUPDおよびパートフラグPRTに応じて、RAM24内の視覚表示用バッファ領域内に記憶されている演奏データを用いて、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15を各種態様で表示制御する。以下、この各種態様ごとに、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の表示制御について順次説明する。
【0044】
(a)まず、演奏データにより表された楽曲の調に応じて、表示態様を制御する場合について説明する。この場合、ユーザは、前記図7のステップ106の表示態様設定ルーチンにおいて、図9に示す輝度変更対象選択処理ルーチンをCPU21に実行させる。この輝度変更対象選択処理ルーチンの実行は、ステップ300にて開始され、CPU21は、ステップ302にて、輝度を変更制御する対象を調、音高変化およびパートの中から選択する旨をユーザに促す。具体的には、ディスプレイ13に、調、音高変化およびパートの3種類を表示して、ユーザにいずれかを選択させる。この場合、ユーザは、パネル操作子12を用いて調を選択する。この選択により、CPU21は調フラグCHOを“1”に設定し、それ以外の音高変化フラグUPDおよびパートフラグPRTを“0”に設定して、ステップ304にてこの輝度変更対象選択処理ルーチンの実行を終了する。
【0045】
また、この場合、前記図8のステップ206の処理時に、ユーザは視覚表示を選択して視覚表示フラグDSPを“1”に設定しておくとともに、ベロシティ修正データの利用を選択しないでユーザセットフラグUSSを“0”に設定しおく。
【0046】
したがって、図7のステップ112の視覚表示ルーチンの実行時、すなわち図12のステップ400〜422からなる視覚表示ルーチンの実行時には、ステップ402にて「YES」、ステップ406にて「NO」、ステップ408にて「YES」と判定されて、CPU21はステップ414の調制御ルーチンを実行する。なお、自動演奏機能が選択されていなくて自動演奏フラグAUTが“0”に設定されているときには、ステップ404にて「NO」と判定されるので、ステップ406の判定処理は実行されない。
【0047】
調制御ルーチンは図13に詳細に示されており、その実行がステップ500にて開始される。このステップ500の開始後、ステップ502にて、RAM24内の視覚表示用バッファ領域内に記憶されている演奏データ(ノート番号データNNおよびベロシティデータ)を参照し、点灯中の押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子のうちで、視覚表示用バッファ領域に記憶されていないノート番号データNNに対応した押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子があれば、該当する押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子を消灯制御する。これは、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子は、押鍵中の鍵に関する鍵盤演奏データおよびキーオンに関する自動演奏データに応じて点灯するものであり、また視覚表示用バッファ領域には押鍵中(キーオン中)に係る演奏データのみが記憶されていて、離鍵中(キーオフ中)に係る演奏データは視覚表示用バッファ領域から消去されるようにしてあるからである。
【0048】
次に、ステップ504にて、視覚表示用バッファ領域に新たに記憶された演奏データ(以下、新たな演奏データという)を探し出す。この場合、前記とは逆に、視覚表示用バッファ領域に記憶されているノート番号データNNであって、消灯中の押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子に対応したノート番号データNNを探せばよい。そして、この新たなノート番号データNNに対応した押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示色(発光色)を決定する。この表示色の決定にあたっては、前記新たなノート番号データNNを「12」で除算して、その余りに基づいて音名を検出する。前記除算の余りの値0,1,2・・・11が、12音名C,C#,D・・・Bに対応していることは、図17からも明らかである。そして、前記電子楽器の作動開始時にRAM24に転送した色テーブル(図5)を参照し、前記検出した音名(前記計算した余り)に対応した表示色を決定する。
【0049】
次に、ステップ506にて、前記新たなノート番号データNNに対応したベロシティデータに基づいて、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の輝度(明るさ)を決定する。この場合には、前記電子楽器の作動開始時にRAM24に転送した輝度テーブル(図6)を参照し、前記ベロシティデータ値に応じた輝度「2」〜「4」を決定する。
【0050】
前記ステップ506の処理後、ステップ508にて演奏データにより表される楽曲の調が長調であるか短調であるかを検出する。この調の検出においては、鍵盤演奏データに関する場合と、自動演奏データに関する場合とで異なる。
【0051】
鍵盤演奏データに関する場合には、RAM24の調検出用バッファ領域に記憶されている演奏データのうちのノート番号データNNが参照される。具体的には、これらのノート番号データNNが各調の7音階に属する音名を表している数を調ごとに調べて、最も多い数が属する調を現在の調であるとして決定する。また、伴奏パートの同一タイミングの複数の演奏データにより表された和音が、各調のトニック、ドミナントおよびサブドミナントのいずれかの和音と一致する度合いが最も高い調を探し、同探し出した調を現在の調であるとして決定してもよい。そして、最終的に、鍵盤演奏データにより表される楽曲が長調であるか、短調であるかを検出する。また、演奏データの数が少なかったり、前記一致度などが低すぎて調を決定できない場合には、調検出不能とする。
【0052】
また、自動演奏データの場合には、現在再生中の演奏データの前後(特に、後)の所定区間(または所定数)の複数の演奏データをRAM24内から読み出して、同読み出した演奏データに対して前記鍵盤演奏データの場合と同様な調検出処理を行う。これにより、自動演奏データに関しても、検出不能をも含めて長調および短調の検出が行われる。
【0053】
前記ステップ508の調の検出処理後、ステップ510、512にて前記検出した調が長調であったか、短調であったかを判定する。前記検出した調が長調であれば、ステップ510にて「YES」と判定し、ステップ514にて前記ステップ506の処理により決定した輝度(「2」,「3」または「4」)に「1」を加算して、同決定輝度をプラス側に修正する。また、前記検出した調が短調であれば、ステップ512にて「YES」と判定し、ステップ516にて前記ステップ506の処理により決定した輝度から「1」を減算して、同決定輝度をマイナス側に修正する。さらに、調の検出が不能であった場合には、ステップ510,512にてそれぞれ「NO」と判定し、前記ステップ506の処理により決定した輝度を維持する。
【0054】
これらのステップ510〜516の処理後、ステップ518にて、前記ステップ504の処理により探し出された新たなノート番号データNN、同処理により決定された表示色を表す表示色データ、および前記ステップ506の処理により決定されるとともに前記ステップ508〜516の処理により修正された輝度を表す輝度データを、発光制御回路31に出力する。そして、ステップ520にて、この調制御ルーチンの実行を終了する。
【0055】
発光制御回路34は、前記供給されたノート番号データNNにより特定される鍵位置の押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子を点灯する。この場合、各発光素子の点灯色は前記供給された表示色データによって指定された表示色であり、各発光素子の輝度(明るさ)は前記供給された輝度データによって指定された輝度である。その結果、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子は、鍵盤演奏または自動演奏による演奏データによって表された音高位置にて、同音高に対応した色で点灯する。そして、その輝度は、前記演奏データのベロシティデータが大きくなるに従って高く、かつ演奏データにより表される楽曲が長調であれば高く、また短調であれば低くなる。
【0056】
その結果、この視覚表示制御によれば、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示態様は、演奏データにより発音される楽音の音高、音量および調に応じて変更制御される。特に、調(長調または短調)は、ステップ508〜516による演奏データの分析により検出された楽曲の音楽的特徴を表すので、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示態様が演奏データにより表された楽曲の音楽的特徴に応じて変更制御されることになる。
【0057】
(b)次に、演奏データにより表された楽音の音高変化に応じて、表示態様を制御する場合について説明する。この場合、ユーザは、前述した図9に示す輝度変更対象選択処理ルーチンの実行により、輝度を変更制御する対象として音高変化を選択する。これにより、音高変化フラグUPDが“1”に設定され、それ以外の調フラグCHOおよびパートフラグPRTは“0”に設定される。また、前記調を選択した場合と同様に、前記図8のステップ206の処理時に、視覚表示フラグDSPを“1”に設定しておくとともに、ユーザセットフラグUSSを“0”に設定しおく。
【0058】
したがって、この場合には、図12のステップ400〜422からなる視覚表示ルーチンの実行時には、ステップ402にて「YES」、ステップ406にて「NO」、ステップ408にて「NO」、ステップ410にて「YES」と判定されて、CPU21はステップ416の音高変化制御ルーチンを実行する。
【0059】
音高変更制御ルーチンは図14に詳細に示されており、その実行がステップ530にて開始される。このステップ530の開始後、前記図13のステップ502〜506と同様なステップ532〜536の処理により、離鍵中(キーオフ中)に係る演奏データに関する押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子が消灯制御される。また、新たな押鍵(キーオン)に係る演奏データに関しては、同データによる発光制御における表示色および輝度がノート番号データNNおよびベロシティデータによって決定される。
【0060】
前記ステップ532〜536の処理後、ステップ538にて新たな演奏データに関する音高変化を検出する。この音高変化の検出においては、前回点灯制御した演奏データのノート番号データNNと、今回点灯制御するための演奏データ(前記新たな演奏データ)のノート番号データNNとが、鍵盤演奏データおよび自動演奏データについてそれぞれ独立して比較される。今回演奏データのノート番号データNNが前回の演奏データのノート番号データNNよりも大きければ、音高は上昇していると検出される。今回演奏データのノート番号データNNが前回の演奏データのノート番号データNNよりも小さければ、音高は下降していると検出される。両ノート番号データNNが等しければ、音高変化なしが検出される。なお、この音高変化の検出は、鍵盤演奏データに関しても、自動演奏データに関しても、メロディパートに属する場合が有効である。
【0061】
前記ステップ538の音高変化の検出処理後、ステップ540、542にて前記検出した音高変化が上昇か、下降かを判定する。前記検出した結果が上昇であれば、ステップ540にて「YES」と判定し、ステップ544にて前記ステップ536の処理により決定した輝度(「2」,「3」または「4」)に「1」を加算して、同決定輝度をプラス側に修正する。また、前記検出結果が下降であれば、ステップ542にて「YES」と判定し、ステップ546にて前記ステップ536の処理により決定した輝度から「1」を減算して、同決定輝度をマイナス側に修正する。さらに、音高変化なしであれば、ステップ540,542にてそれぞれ「NO」と判定し、前記ステップ536の処理により決定した輝度を維持する。
【0062】
これらのステップ540〜546の処理後、ステップ548にて、前記図13のステップ518の処理と同様に、ステップ534の処理により探し出された新たなノート番号データNN、同処理により決定された表示色を表す表示色データ、および前記ステップ536の処理により決定されるとともに前記ステップ538〜546の処理により修正された輝度を表す輝度データに基づき、発光制御回路31との協働により、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子を点灯制御する。この場合も、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子は、鍵盤演奏または自動演奏による演奏データに表された音高位置にて、同音高に対応した色で点灯する。しかし、その輝度は、演奏データのベロシティデータが大きくなるに従って高く、かつ演奏データにより表される楽音の音高が上昇方向にあれば高く、また下降方向であれば低くなる。
【0063】
その結果、この視覚表示制御によれば、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示態様は、演奏データにより発音される楽音の音高、音量および音高変化に応じて変更制御される。特に、音高変化は、ステップ538〜546による演奏データの分析により検出された楽曲の音楽的特徴を表すので、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示態様が演奏データにより表された楽曲の音楽的特徴に応じて変更制御されることになる。
【0064】
(c)次に、演奏データにより表された演奏パートに応じて、表示態様を制御する場合について説明する。この場合、ユーザは、前述した図9に示す輝度変更対象選択処理ルーチンの実行により、輝度を変更制御する対象として演奏パートを選択する。これにより、パートフラグPRTが“1”に設定され、それ以外の調フラグCHOおよび音高変化フラグUPDは“0”に設定される。また、前記調を選択した場合と同様に、前記図8のステップ206の処理時に、視覚表示フラグDSPを“1”に設定しておくとともに、ユーザセットフラグUSSを“0”に設定しおく。
【0065】
したがって、この場合には、図12のステップ400〜422からなる視覚表示ルーチンの実行時には、ステップ402にて「YES」、ステップ406にて「NO」、ステップ408にて「NO」、ステップ410にて「NO」、ステップ412にて「YES」と判定されて、CPU21はステップ418のパート制御ルーチンを実行する。
【0066】
パート制御ルーチンは図15に詳細に示されており、その実行がステップ560にて開始される。このステップ560の開始後、前記図13のステップ502〜506と同様なステップ562〜566の処理により、離鍵中(キーオフ中)に係る演奏データに関する押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子が消灯制御される。また、新たな押鍵(キーオン)に係る演奏データに関しては、同データによる発光制御における表示色および輝度がノート番号データNNおよびベロシティデータによって決定される。
【0067】
前記ステップ562〜566の処理後、ステップ568にて新たな演奏データがメロディパートと伴奏パートとのいずれのパートに属するかを検出する。この演奏パートの検出においては、新たな演奏データのノート番号データNNにより表される音高が基準となる音高以上であるか否かを判定する。ノート番号データNNが基準値以上であれば、新たな演奏データはメロディパートに関するものであるとして検出する。ノート番号データNNが基準値未満であれば、新たな演奏データは伴奏パートに関するものであるとして検出する。
【0068】
前記ステップ568の演奏パートの検出処理後、ステップ570、572にて前記検出した演奏パートはメロディパートと伴奏パートのいずれのパートであるかを判定する。前記検出結果がメロディパートであれば、ステップ570にて「YES」と判定し、ステップ574にて前記ステップ566の処理により決定した輝度(「2」,「3」または「4」)に「1」を加算して、同決定輝度をプラス側に修正する。また、前記検出結果が伴奏パートであれば、ステップ570にて「NO」と判定し、ステップ574にて前記ステップ566の処理により決定した輝度から「1」を減算して、同決定輝度をマイナス側に修正する。
【0069】
これらのステップ570〜574の処理後、ステップ576にて、前記図13のステップ518の処理と同様に、前記ステップ564の処理により探し出された新たなノート番号データNN、同処理により決定された表示色を表す表示色データ、および前記ステップ566の処理により決定されるとともに前記ステップ568〜574の処理により修正された輝度を表す輝度データに基づき、発光制御回路31との協働により、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子を点灯制御する。この場合も、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子は、鍵盤演奏または自動演奏による演奏データによって表された音高位置にて、同音高に対応した色で点灯する。しかし、その輝度は、演奏データのベロシティデータが大きくなるに従って高く、かつ演奏データがメロディパートに関するものであれば高く、また伴奏パートに関するものであれば低くなる。
【0070】
その結果、この視覚表示制御によれば、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示態様は、演奏データにより発音される楽音の音高、音量および演奏パートに応じて変更制御される。特に、演奏パートは、ステップ568〜574による演奏データの分析により検出された楽曲の音楽的特徴を表すので、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示態様が演奏データにより表された楽曲の音楽的特徴に応じて変更制御されることになる。
【0071】
このように、図12の視覚表示ルーチン、図13の調制御ルーチン、図14の音高変化制御ルーチンおよび図15のパート制御ルーチンの実行により、鍵盤演奏データまたは/および自動演奏データが分析されて、演奏データにより表される楽曲の調、演奏データにより表される楽音の音高変化、または演奏データにより表される演奏パートなど、演奏データがもつ音楽的特徴が検出される。そして、楽器本体10の背面に表示された視覚表示器15の表示態様(輝度)が前記検出された音楽的特徴に応じて変更制御される。したがって、視覚表示器の表示態様が、鍵盤11の演奏操作または自動演奏部の時間経過に従った読出しによる演奏データに対応して音楽的に変更制御される。その結果、視覚表示器の表示態様が複雑になるとともに、音楽に合ったものにすることができ、演奏効果を視覚的にも、より高めることができる。
【0072】
また、前記図8のステップ206の処理により、視覚表示器15にて表示される演奏データとして、メロディパート、伴奏パートまたは両パートの演奏データを採用するかを鍵盤演奏データおよび自動演奏データ別にそれぞれ独立に選択するようにした。これにより、演奏データにより表される演奏パート別の視覚表示器15の表示の有無が制御され、ユーザは演奏データに応じた視覚表示器15の表示態様を自由かつ種々に設定することができ、視覚表示器15の表示態様を複雑に変化させたり、ユーザの意思を反映したものにすることができ、演奏効果を視覚的にも、より高めることができる。
【0073】
(d)次に、自動演奏データの一部を修正した演奏データに基づいて、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の発光を制御する場合について説明する。
【0074】
この場合、ユーザは、前記図7のステップ106の表示態様設定ルーチンにおいて、図11に示すベロシティ値修正処理ルーチンをCPU21に実行させる。このベロシティ値修正処理ルーチンの実行は、ステップ330にて開始され、CPU21は、ステップ332にて前記図8のステップ204の処理によって選択されてRAM24に記憶されている自動演奏データが有するパートをディスプレイ13に表示する。本実施形態の場合、パートは自動演奏データのチャンネル1〜16に対応しているので、チャンネル1〜16を表示することになる。そして、ステップ334にて、ユーザがチャンネル1〜16のいずれか一つのチャンネルを選択するように、ディスプレイ13に表示する。ユーザがパネル操作子12を用いて一つのチャンネルを選択すれば、CPU21は、ステップ336にてユーザによって選択された修正パートの自動演奏データをRAM24の別のエリアにコピーする。そして、ステップ238にて、この修正パートの自動演奏データをディスプレイ13上に表示し、最初のキーオン演奏イベントデータにマークを付する。
【0075】
前記ステップ338の処理後、CPU21は、ステップ340〜346からなる循環処理を繰り返す。ステップ340においては、ユーザにマークの付された演奏データ中のベロシティデータを変更することを促す。そして、ユーザが修正ベロシティ値を変更すれば、CPU21は同ステップ340にて前記変更された修正ベロシティ値を入力する。この修正ベロシティ値は、後述する処理により、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の点灯輝度を表すもので、図6に示す「1」〜「5」のうちのいずれかの値の中から選ばれる。前記ステップ340の処理後、CPU21はステップ342にてマークの付されたキーオン演奏イベントデータ(前記RAM24の別のエリアにコピーされたキーオン演奏イベントデータ)のベロシティデータ値を前記入力した修正ベロシティ値に変更する。
【0076】
次に、ステップ344にて、前記RAM24にコピーされた自動演奏データのうちで、次のキーオン演奏イベントデータが存在するか、すなわち最後のキーオン演奏イベントデータにまで達したかを判定する。次のキーオン演奏イベントデータが存在すれば、ステップ344にて「YES」と判定して、ステップ346に進む。ステップ346においては、次のキーオン演奏イベントデータにマークを付して、ステップ340に戻る。この場合、前記RAM24にコピーした全てのキーオン演奏イベントデータをディスプレイ13に表示することは不能であるので、必要に応じてディスプレイ13の画面スクロールを実行する。
【0077】
そして、前記ステップ340〜346からなる処理がふたたび実行されて、前記RAM24にコピーしたキーオン演奏イベントデータ中のベロシティデータ値が輝度を表す値「1」〜「5」のいずれかの値に順次設定される。そして、全てのキーオン演奏イベントデータ中のベロシティデータ値が輝度を表す値に変更されて、次のキーオン演奏イベントデータが存在しなくなると、ステップ344にて「NO」と判定して、ステップ348にてこのベロシティ値修正処理ルーチンの実行を一旦終了する。なお、ユーザがさらに他のチャンネルの自動演奏データの修正を選択する場合には、ユーザは図11のベロシティ値修正処理ルーチンをCPU21にふたたび実行させる。
【0078】
また、この場合、前記図8のステップ206の処理時に、ユーザは視覚表示を選択して視覚表示フラグDSPを“1”に設定しておくとともに、ベロシティ修正データの利用を選択するためのユーザセットフラグUSSを“1”に設定しておく。さらに、この場合には、前記図8のステップ204の処理時に、自動演奏を選択することを表す自動演奏フラグAUTを“1”に設定するとともに、ランフラグRUNも”1”に設定する。
【0079】
これにより、前述した図7のステップ110の自動演奏処理ルーチンにおいては、RAM24に記憶されている自動演奏データが時間経過に従って順次読み出されて、音源回路35に供給される。そして、前述のように自動演奏音がサウンドシステム38から発音される。一方、この自動演奏処理ルーチンにおいては、前記RAM24にコピーされるとともに、前述のベロシティ値修正処理ルーチンの実行によりベロシティデータ値が輝度を表すデータに変更された自動演奏データも時間経過に従って読み出されて、前述した場合と同様に、RAM24に設けた視覚表示用バッファ領域にキーオン中に係る自動演奏データが常に記憶されている。
【0080】
なお、本実施形態では、ベロシティデータ値の修正を希望するチャンネルの自動演奏データをRAM24に別途コピーして使用するようにしたので、自動演奏は上記説明した場合と同様に実行される。すなわち、全てのチャンネルの自動演奏データに基づく自動演奏音が発音される。しかし、前記コピーを省略して、自動演奏曲の選択時にRAM24に書込んだ自動演奏データの特定のチャンネルのベロシティデータ値を前述の方法で輝度を表すデータに変更するようにしてもよい。そして、この場合には、前記図8のステップ206の処理時に、視覚表示する演奏データとして、前記ベロシティデータ値を変更したチャンネル(パート)を選択するようにする。これによっても、前記ベロシティデータ値が修正された演奏データのみがRAM24の視覚表示用バッファ領域には記憶されることになる。また、この場合には、ベロシティデータ値の修正された演奏データも音源回路35に供給されるが、ベロシティデータ値は輝度を表す「5」以下の値に設定されているので、同演奏データによる楽音の音量は極めて小さく、人間にはほとんど聞こえない。
【0081】
そして、前記処理により視覚表示フラグDSP、自動演奏フラグAUTおよびユーザセットフラグUSSがそれぞれ“1”に設定されている状態で、図7のステップ112の視覚表示ルーチンが実行されると、同ルーチンでは、ステップ402,404においてそれぞれ「YES」と判定されて、CPU21はステップ420のユーザセット制御ルーチンを実行する。
【0082】
このユーザセット制御ルーチンは図16に詳細に示されており、その実行がステップ600にて開始される。このステップ600の開始後、ステップ602にて、前記図13のステップ502と同様な処理により、RAM24の視覚表示用バッファ領域に記憶されている自動演奏データを用いて、キーオフに係る演奏データに関する押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子が消灯制御される。また、ステップ604にて、前記図13のステップ504と同様な処理により、新たなキーオンに係る演奏データによる発光制御ための表示色がノート番号データNNによって決定される。
【0083】
前記ステップ604の処理後、CPU21は、ステップ606にて、視覚表示用バッファ領域に記憶されていて、新たなキーオンに係る演奏データのベロシティデータ値により発光制御ための輝度を決定する。この場合、ベロシティデータ値は、前記図11のベロシティ値修正処理ルーチンの実行により、「1」〜「5」の輝度を表す値に設定されているので、この修正ベロシティデータ値を輝度を表すデータとしてそのまま用いる。
【0084】
次に、ステップ608にて、前記図13のステップ518の処理と同様に、ステップ604の処理により探し出された新たなノート番号データNN、同処理により決定された表示色を表す表示色データ、および前記ステップ606の処理により決定された輝度を表す輝度データ(修正ベロシティデータ)に基づき、発光制御回路31との協働により、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子を点灯制御する。この場合も、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子は、鍵盤演奏または自動演奏による演奏データによって表された音高位置にて、同音高に対応した色で点灯する。そして、その輝度は、演奏データの修正ベロシティデータ値に応じて制御される。
【0085】
その結果、この視覚表示制御によれば、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示態様である輝度は、ユーザが設定した修正ベロシティデータ値に応じて自由かつ種々に設定される。したがって、視覚表示器15の表示態様を複雑に変化させたり、ユーザの意思を反映したものにすることができ、演奏効果を視覚的にも、より高めることができる。
【0086】
(e)次に、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の表示色をユーザが任意に変更する場合について説明する。この場合、ユーザは、前記図7のステップ106の表示態様設定ルーチンにおいて、図10に示す表示色変更処理ルーチンをCPU21に実行させる。この表示色変更処理ルーチンの実行は、ステップ310にて開始され、CPU21は、ステップ312にて前記電子楽器の作動開始時にRAM24に記憶した色テーブル(図5参照)を読み出して、ディスプレイ13に同色テーブルの内容を表示する。そして、ステップ314〜318の循環処理を繰返し実行する。
【0087】
ステップ314においては、ユーザが各音名に割当てられている表示色を変更するように、ディスプレイ13に表示する。ユーザがパネル操作子12を用いていずれかの表示色の変更を指示すると、CPU21は、同ステップ314にてディスプレイ13上の表示色名を変更する。そして、ステップ316にて、RAM24内の色テーブルの内容も前記ディスプレイ13の変更に合わせて変更する。次に、CPU21は、ユーザによるパネル操作子12を用いた終了操作があるかを判定する。終了操作がなければ、ステップ318にて「NO」と判定して、ステップ314に戻り、ステップ314〜318からなる循環処理を続行する。これにより、RAM24の色テーブルの内容、すなわち各音名に割当てられている表示色がユーザによって変更される。そして、ユーザが前記終了操作をすれば、ステップ318にて「YES」と判定して、ステップ320にてこの表示色変更処理ルーチンの実行を終了する。
【0088】
その後、ユーザが鍵盤演奏データまたは/および自動演奏データに基づく押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子による視覚表示を選択すれば、上述した図12の視覚表示ルーチンの実行により前記視覚表示が行われる。この場合、図13の調制御ルーチンのステップ504、図14のステップ534、図15のパート制御ルーチンのステップ564、および図16のステップ604にて表示色の決定において、前記変更した色テーブルが使われて、指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子の発光色が制御される。
【0089】
したがって、押鍵指示ランプ14および視覚表示器15の発光素子における音名に対応した発光色は、ユーザが任意に設定されたものになる。その結果、ユーザは演奏データに応じた視覚表示器15の表示態様を自由かつ種々に設定することができ、視覚表示器の表示態様を複雑に変化させたり、ユーザの意思を反映したものにすることができ、演奏効果を視覚的にも、より高めることができる。
【0090】
なお、上記実施形態においては、楽器本体10の背面に配置した視覚表示器15として、複数のカラー発光素子を鍵配置に対応させて配置した。しかし、図18(A)に示すように、多数のカラー発光素子をパネル上に配置して楽器本体10の背面に貼り付けるようにしてもよい。この場合も、演奏データにより表された音高に応じて、横方向の対応する位置の複数の発光素子を発光させるようにするとよい。また、縦横のマトリクス上に音高を割当てておき、演奏データにより表された音高に応じた位置の複数の発光素子を発光させるようにしてもよい。
【0091】
また、図18(B)に示すように、多数の発光素子を適宜点灯および消灯させることにより、視覚表示器15を鍵盤の模様に表示させることも可能である。そして、この場合も、演奏データにより表された押鍵(キーオン)及び離鍵(キーオフ)に応じて該当する鍵模様を種々の表示色で点灯させるようにするとよい。
【0092】
また、上記実施形態においては、簡略化するために、演奏データの音高に応じて表示色を決めているが、調の種類(長調:C,G,D,A,E,B,Gb,Db,Ab,Eb,Bb,F、短調:Am,Em,Bm,F#m,C#m,G#m,Ebm,Bbm,Fm,Cm,Gm,Dm)に応じて表示色や輝度(明るさ)を変化させるように、ユーザ設定可能としてもよい。この場合、例えば、長調では前記の配列の順に明るい暖色を配色し、短調では前記配列の順に青色の鈍色を配色すると、楽曲の音楽的特徴に応じた視覚表示がより効果的に行われる。
【0093】
また、音高の上昇・下降の変化度合いに応じて表示色や輝度(明るさ)を変化させるように、ユーザ設定可能としてもよい。この場合、例えば、次の音符に対する音程に応じて表示色を変えると、音程の変化が激しい曲ほど表示色の変化も激しくなり、より見ごたえのある視覚表示が得られる。
【0094】
また、調の種類や音高の上昇・下降の変化度合いを表示色や輝度(明るさ)に変換するための変換式を予め用意しておき、またはユーザが自由に作成するようにして、同変換式を用いて、演奏データによる視覚表示の表示色や輝度を変更するようにしてもよい。
【0095】
また、上記実施形態においては、自動演奏データとして図4に示すフォーマットのデータを用いるようにしたが、本発明の実施にあたっては、この種のフォーマットに限らず種々のものを用いることができる。例えば、キーオンイベントデータ中にキーオンタイミングからキーオフタイミングまでの時間を表すゲートタイムデータを付加して、キーオフイベントデータを使用しないようにしてもよい。
【0096】
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子楽器の外観斜視図である。
【図2】 図1および図3の押鍵指示ランプおよび視覚表示器の発光素子の拡大図である。
【図3】 図1の電子楽器の電気回路構成を示すブロック図である。
【図4】 自動演奏データのフォーマット図である。
【図5】 色テーブルのフォーマット図である。
【図6】 輝度テーブルのフォーマット図である。
【図7】 図1のCPUにより実行されるメインプログラムのフローチャートである。
【図8】 図7のパネルスイッチ処理ルーチンの詳細フローチャートである。
【図9】 図7の表示態様設定処理ルーチンにて実行される輝度変更対象選択処理ルーチンの詳細フローチャートである。
【図10】 図7の表示態様設定処理ルーチンにて実行される表示色変更処理ルーチンの詳細フローチャートである。
【図11】 図7の表示態様設定処理ルーチンにて実行されるベロシティ値修正処理ルーチンの詳細フローチャートである。
【図12】 図7の視覚表示処理ルーチンの詳細フローチャートである。
【図13】 図12の調制御ルーチンの詳細フローチャートである。
【図14】 図12の音高変化制御ルーチンの詳細フローチャートである。
【図15】 図12のパート制御ルーチンの詳細フローチャートである。
【図16】 図12のユーザセット制御ルーチンの詳細フローチャートである。
【図17】 音名、ノート番号および色との関係を表す図である。
【図18】 (A)(B)は楽器本体の背面に設けた視覚表示器の変形例をそれぞれ示す概略平面図である。
【符号の説明】
10…楽器本体、11…鍵盤、12…パネル操作子、13…ディスプレイ、14…押鍵指示ランプ、15…視覚表示器(発光素子)、21…CPU,23…ROM,24…RAM、25…記憶装置、31…押離鍵および鍵タッチ検出回路、32…操作子検出回路、33…表示制御回路、34…発光制御回路、35…音源回路、41…通信インターフェース。

Claims (4)

  1. 複数の演奏操作子を配設した楽器本体の背面に配置された視覚表示器と、
    前記演奏操作子の演奏操作により供給される演奏データに基づいて前記視覚表示器の表示を制御する表示制御手段とを備えた電子楽器において、
    前記表示制御手段に供給される演奏データのうち、現在から過去に遡って所定区間の演奏データを解析し、前記区間の演奏データから該区間の音楽的特徴を検出し、前記検出された音楽的特徴に応じて前記視覚表示器の表示態様を変更制御する表示態様変更制御手段を設けたことを特徴とする電子楽器。
  2. 複数の演奏操作子を配設した楽器本体の背面に配置された視覚表示器と、
    自動演奏部の時間経過に従った読出しにより供給される演奏データに基づいて前記視覚表示器の表示を制御する表示制御手段とを備えた電子楽器において、
    前記表示制御手段に供給される演奏データのうち、現在再生中の演奏データの前後の所定区間の演奏データを解析し、前記区間の演奏データから該区間の音楽的特徴を検出し、前記検出された音楽的特徴に応じて、前記視覚表示器の表示態様を変更制御する表示態様変更制御手段を設けたことを特徴とする電子楽器。
  3. 前記音楽的特徴は、調であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子楽器。
  4. 前記表示態様を可変設定する表示態様設定手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか一つに記載の電子楽器。
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