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JP3845245B2 - 車両における前後輪ブレーキ連動装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前輪ブレーキを作動するためのブレーキレバーを操向ハンドルに軸支する一方、後輪ブレーキを作動するためのブレーキペダルを車体の下部に軸支した車両用ブレーキ装置において、ブレーキペダルの作動時には、後輪ブレーキのみならず前輪ブレーキをも作動し得るようにした、車両における前後輪ブレーキ連動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前輪ブレーキを作動するためのブレーキレバーを操向ハンドルのレバーホルダに軸支する一方、後輪ブレーキを作動するためのブレーキペダルを車体の下部に軸支した車両用ブレーキ装置において、操向ハンドルに、前輪ブレーキを油圧作動し得るマスタシリンダを取付け、このマスタシリンダのピストンをノッカを介してブレーキレバーにより押動し得るようにすると共に、上記ノッカとブレーキペダル間を連動ブレーキワイヤにより接続し、ブレーキペダルの作動時には、後輪ブレーキを作動させると共に、ノッカのみを揺動してマスタシリンダを作動させ、その出力油圧により前輪ブレーキをも作動させるにした前後輪ブレーキ連動装置が既に知られている(特開平9−58434号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、操向ハンドル及びブレーキペダル間の距離は非常に長いので、上記従来装置のように、操向ハンドルに取付けられるマスタシリンダのノッカとブレーキペダルとの間を接続するには、かなり長い連動ブレーキワイヤを必要とする上、屈曲部の多い配索となるため操作力の伝達効率の低下があり、好ましくない。
【0004】
本発明は、そのような不都合を招くことなく、ブレーキペダルの作動時には、後輪ブレーキのみならず前輪ブレーキをも作動し得るようにした車両における前後輪ブレーキ連動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、車体が、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方下向きに延出するメインフレームとを有しており、前輪ブレーキを作動するためのブレーキレバーが前記操向ハンドルに軸支される一方、後輪ブレーキを作動するためのブレーキペダルが前記車体の下部に軸支される車両において、前記ヘッドパイプに沿って上下に延びるシリンダボディと、そのシリンダボディ内に摺動自在に嵌装されて内部に油圧室を画成するピストンとを有して前輪ブレーキを油圧作動し得るマスタシリンダを、該ピストンの外端が下方に向くように前記ヘッドパイプに取付け、このマスタシリンダのピストンの外端に、それを押動し得るように、前記シリンダボディから後方に一体に突出するレバーホルダに揺動自在に軸支したノッカを当接させ、このノッカに、それぞれこのノッカを介して前記ピストンを押動し得るように、前記レバーホルダに揺動自在に各々軸支した第1作動レバー及び第2作動レバーを離間可能に当接させ、前記第1作動レバーは、前記マスタシリンダの下方を横切ってその前方まで延びていて、その先端に、前記シリンダボディの前側で前記ヘッドパイプに沿って延びるフロントブレーキワイヤを介して前記ブレーキレバーが接続され、また前記第2作動レバーは、前記マスタシリンダよりも後側で上方に延びるように配置されていて、その先端に、前記ブレーキペダルが連動ブレーキワイヤを介して接続され、その連動ブレーキワイヤが前記メインフレームに沿って配置されることを第1の特徴とする。
【0006】
この第1の特徴によれば、ブレーキレバーのみを操作したときは、第1作動レバーがノッカを介してマスタシリンダのピストンを押動し、それに応じて発生した油圧により前輪ブレーキを作動することができる。この間、ノッカは、第2作動レバーとの当接部から離間するので、ブレーキペダルにはブレーキレバーの操作力は伝達されず、後輪ブレーキの非作動状態を維持することができる。
【0007】
またブレーキペダルのみを操作したときは、後輪ブレーキを作動されると同時に、連動ブレーキワイヤを介して第2作動レバーを揺動させ、ノッカを介してマスタシリンダのピストンを押動し、それに応じて発生した油圧により前輪ブレーキをも作動することができる。この間、ノッカは、今度は第1作動レバーとの当接部から離間するので、ブレーキレバーにはブレーキペダルの操作力は伝達されない。
【0008】
ところで連動ブレーキワイヤは、ヘッドパイプから後方下向きに延出するメインフレームに沿って配置されていて、マスタシリンダに軸支される第2作動レバーに接続されるので、この連動ブレーキワイヤを比較的短いものとすることが可能となると共に、屈曲の少ない配索として操作力の伝達効率の低下を抑えることができる。またノッカ、第1作動レバー及び第2作動レバーは何れも、マスタシリンダのシリンダボディから後方に突出するレバーホルダに軸支され、そのマスタシリンダが車体のヘッドパイプに取付けられる。
【0009】
また本発明は、上記特徴に加えて、ノッカ、第1作動レバー及び第2作動レバーを共通の枢軸により前記レバーホルダに支持したことを第2の特徴とする。
【0010】
この第2の特徴によれば、枢軸の共通化により、ノッカ、第1作動レバー及び第2作動レバーの支持構造の簡素化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0012】
図1は本発明の前後輪ブレーキ連動装置を備えた自動二輪車用ブレーキ装置の全体概要図、図2は上記前後輪ブレーキ連動装置の要部縦断側面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2に対応した作用説図、図6は異なる状態の作用説明図である。
【0013】
先ず、図1において、自動二輪車の操向ハンドル1に、その右グリップ1aに隣接してレバーホルダ10が固着されており、これにブレーキレバー2が軸支され、このブレーキレバー2は、フロントブレーキワイヤ4及び前後輪ブレーキ連動装置Dを介して前輪ブレーキBfに接続される。この前輪ブレーキBfは、図示例ではディスクブレーキで構成される。
【0014】
車体8下部にはブレーキペダル3が軸支され、このブレーキペダル3は、リヤブレーキワイヤ5を介してドラム式後輪ブレーキBrの作動レバー7に接続される。さらにブレーキペダル3は、連動ブレーキワイヤ6を含む前後輪ブレーキ連動装置Dを介して前輪ブレーキBfに接続される。
【0015】
ブレーキレバー2及びブレーキペダル3には、それらを後退方向に付勢す戻しばね11,12がそれぞれ接続される。また後輪ブレーキBrの作動レバー7にも、それを後退方向に付勢する戻しばね14が接続される。
【0016】
上記前後輪連動装置Dを図2〜図6に基づいて説明する。
【0017】
図2に示すように、車体8は、前記操向ハンドル1を操向可能に支持するヘッドパイプ8hと、このヘッドパイプ8hから後方下向きに延出するメインフレーム8mとを有し、マスタシリンダは、そのヘッドパイプ8hの一側面に取付けられる。
【0018】
マスタシリンダ20は、ヘッドパイプ8hに沿って上下に延びるシリンダボディ21と、このシリンダボディ21のシリンダ孔21aに摺動自在に嵌装されて、その内部に油圧室22を画成するピストン23と、油圧室22に収納されてピストン23をその後退限に向かって付勢する戻しばね24とを備える従来普通の構成を有する。ピストン23の後退限は、ピストン23の中間部に形成された環状肩部23aがシリンダ孔21aの開口端部に係止されたストッパ環25に当接することにより規定される。ピストン23の、シリンダ孔21a外に突出した外端部とシリンダボディ21との間にピストン23の突出部を覆う弾性ブーツ26が張設される。而して、シリンダボディ21は、ピストン23の外端を下方に向けて、ヘッドパイプ8fの一側面にボルト29により固着される。シリンダボディ21の上部には、油圧室22に連なる出力ポート27が設けられ、これに前記油圧導管28の上流端が接続される。
【0019】
またシリンダボディ21には、その下端部から後方に突出するレバーホルダ30が一体に形成されており、このレバーホルダ30にノッカ31、第1作動レバー32及び第2作動レバー33が共通の枢軸34により揺動自在に取付けられる。
【0020】
ノッカ31は、ピストン23を作動すべく、先端部をピストン23の外端、即ち下端に当接するように配置される。
【0021】
第1作動レバー32は、マスタシリンダ20の下方を横切ってその前方まで延びており、その中間部には、ノッカ31の先端部下面に当接、離間可能に対置される当接部32aが設けられる。第1作動レバー32の先端には接続孔35が設けられ、これに前記ブレーキレバー2に一端を接続したフロントブレーキワイヤ4の他端の接続子4aが嵌合され、そのフロントブレーキワイヤ4は、シリンダボディ21の前側ではシリンダヘッド8hに沿って延びている。こうして、ブレーキレバー2及び第1作動レバー32間は、フロントブレーキワイヤ4を介して接続される。
【0022】
第2作動レバー33は枢軸34の上方に延びるように配置される。この第2作動レバー33の下端部後側に平坦な当接面33aと、この当接面33aの下端から該作動レバー33の下端面に至る、枢軸34を中心とした円弧面33bとが形成され、その当接面33aに、ノッカ31の後端から第2作動レバー33側に屈曲形成された当接片31aが対置される。したがって、第2作動レバー33が後方へ揺動されると、当接面33aが当接片31aに当接してノッカ31をピストン23の作動方向に揺動することができるが、ノッカ31が第1作動レバー32側からピストン23の作動方向に揺動されるときは、当接片31aが当接面33aから離れて円弧面33b側へ移動するようになっている。
【0023】
第2作動レバー33の先端には接続孔36が設けられ、これに前記ブレーキペダル3に一端を接続した連動ブレーキワイヤ6の他端の接続子6aが嵌合される。こうして、ブレーキペダル3及び第2作動レバー33間は、連動ブレーキワイヤ6を介して接続される。この連動ブレーキワイヤ6は、ヘッドパイプ8hに前端を結合するメインフレーム8の側面に沿って配置される。
【0024】
ブレーキペダル3と、リヤブレーキワイヤ5及び連動ブレーキワイヤ6との接続部には、ブレーキペダル3への操作力を一定の比率で両ブレーキワイヤ5、6へ分配し得るイコライザ40(図1参照)が介装される。
【0025】
各ブレーキワイヤ4、5、6は、両端部を固定部に保持される可撓性のガイドチューブ37,38,39内に挿通配置される。
【0026】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0027】
ブレーキレバー2及びブレーキペダル3の休止状態では、通常、図2に示すように、マスタシリンダ20の、後退限に位置するピストン23の下端にノッカ31の先端が当接し、このノッカ31の下面に第1作動レバー32の当接部32aが当接し、ノッカ31の当接片31aには第2作動レバー33の当接面33aが当接している。このような状態は、各ブレーキワイヤ4,6のガイドチューブ37,39の端部位置を調節することによって得られる。
【0028】
そこで、ブレーキレバー2のみを操作すれば、図5に示すように、フロントブレーキワイヤ4を介して第1作動レバー32がノッカ31を伴って引き上げられ、枢軸34周りに上方へ揺動するので、そのノッカ31がマスタシリンダ20のピストン23を上方に押動して、油圧室22に油圧を発生させる。その油圧は出力ポート27から油圧導管28を通して前輪ブレーキBfのホイールシリンダに供給されるので、前輪ブレーキBfを作動することができる。
【0029】
この間、ノッカ31の当接片31aは、第2作動レバー33の当接面33aから円弧面33b側に逃げるように揺動するので、第2作動レバー33を置き去りにすることになる。したがって、第2作動レバー33、連動ブレーキワイヤ6及びブレーキペダル3には、ブレーキレバー2の操作力は伝達されず、後輪ブレーキBrの非作動状態は維持される。 ブレーキレバー2から操作力を解除すれば、ブレーキレバー2の戻しばね11及びピストン23の戻しばね24の反発力により、ブレーキレバー2からピストン23に至る部材は当初休止位置に復帰し、前輪ブレーキBfを非作動状態に戻すことができる。
【0030】
次にブレーキペダル3のみを操作すれば、その操作力は、牽引力として、イコライザ40を介してリヤブレーキワイヤ5及び連動ブレーキワイヤ6に分配される。リヤブレーキワイヤ5に分配された牽引力は作動レバー7に作用して、これを作動方向に揺動するので、後輪ブレーキBrを作動することができる。
【0031】
一方、連動ブレーキワイヤ6に分配された牽引力は、第2作動レバー33に作用してこれを枢軸34周りに後方へ揺動すると、第2作動レバー33の当接面33aがノッカ31の当接片31aを押圧する状態となるので、そのノッカ31を伴ってマスタシリンダ20のピストン23を上方へ押動しようとするが、第2作動レバー33の揺動トルクが、ピストン23の戻しばね24がノッカ31に及ぼす戻しトルクを下回るときは、ピストン23は後退限に留まっている。そして、上記揺動トルクが戻しばね24による戻しトルクを上回ると、第2作動レバー33は、図6に示すように、ノッカ31を伴って後方へ揺動し、マスタシリンダ20のピストン23を上方へ押動するようになり、油圧室22に発生させた油圧をもって前輪ブレーキBfを作動することができる。
【0032】
かくして、ブレーキペダル3のみの操作により、後輪ブレーキBrを先行して作動させ、若干のタイムラグを置いて前輪ブレーキBfを作動させることができ、これにより車体のノーズダイブを抑えつゝ、前後輪を略同時に制動することができる。
【0033】
この間、ピストン23を押動するノッカ31は、第1作動レバー32の当接部32aから離間していき、第1作動レバー32を置き去りにするので、ブレーキレバー2は休止位置を保持することができる。
【0034】
ブレーキペダル3から操作力を解除すれば、ブレーキペダル3の戻しばね12、ピストン23の戻しばね24及び作動レバー7の戻しばね14の反発力により、ブレーキペダル3及びピストン23は当初の休止位置に復帰し、前輪ブレーキBf及び後輪ブレーキBrを非作動状態に戻すことができる。
【0035】
ブレーキレバー2及びブレーキペダル3を同時に操作すれば、これらの操作力は第1及び第2作動レバー32,33からノッカ31を介してピストン23に加算して加わることになり、前輪ブレーキBfを強力に作動することができる。
【0036】
ところで、マスタシリンダ20はヘッドパイプ8hの側面に取付けられ、そのシリンダボディ21に連設したレバーホルダ30に、ノッカ31、第1作動レバー32及び第2作動レバー33が軸支され、ブレーキレバー2及び第1作動レバー32間がフロントブレーキワイヤ4を介して接続され、またブレーキペダル3及び第2作動レバー33間が連動ブレーキワイヤ6を介して接続され、その連動ブレーキワイヤ6はメインフレーム8の一側面に沿って配置されるので、特に長くなり易い連動ブレーキワイヤ6を最短の長さをもってメインフレーム8の一側面に容易に配置することが可能となり、他物との干渉を回避し得るのみならず、屈曲の少ない配索として操作力の伝達効率の低下を抑えることができる。
【0037】
またノッカ、第1作動レバー32及び第2作動レバー33は、共通の枢軸34によりレバーホルダ30に支持されるので、枢軸34が1本で足り、それらの支持構造の簡素化を図ることができる。
【0038】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、後輪ブレーキBrは、ディスクブレーキとすることもできる。また第1作動レバー32、第2作動レバー33及びノッカ31は、メインフレーム8mに直接軸支するようにしてもよい。本発明は自動二輪車に限らず、ブレーキレバー及びブレーキペダルを備えた三輪又は四輪バギーにも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば、前輪ブレーキを作動するためのブレーキレバーを操向ハンドルに軸支する一方、後輪ブレーキを作動するためのブレーキペダルを車体の下部に軸支した車両用ブレーキ装置において、ヘッドパイプに沿って延びるシリンダボディと、そのシリンダボディ内に摺動自在に嵌装されて内部に油圧室を画成するピストンとを有して前輪ブレーキを油圧作動し得るマスタシリンダを、該ピストンの外端が下方に向くように前記ヘッドパイプに取付け、このマスタシリンダのピストンの外端に、それを押動し得るように、前記シリンダボディから後方に突出するレバーホルダに揺動自在に軸支したノッカを当接させ、このノッカに、それぞれこのノッカを介して前記ピストンを押動し得るように、前記レバーホルダに揺動自在に各々軸支した第1作動レバー及び第2作動レバーを離間可能に当接させ、前記第1作動レバーは、前記マスタシリンダの下方を横切ってその前方まで延びていて、その先端に、前記ブレーキレバーがフロントブレーキワイヤを介して接続され、また前記第2作動レバーは、前記マスタシリンダよりも後側で上方に延びるように配置されていて、その先端に、前記ブレーキペダルが連動ブレーキワイヤを介して接続されるので、ブレーキレバーのみを操作したときは、第1作動レバーがノッカを介してマスタシリンダのピストンを押動し、それに応じて発生した油圧により前輪ブレーキを作動することができ、この間、ノッカは、第2作動レバーとの当接部から離間するので、ブレーキペダルにはブレーキレバーの操作力は伝達されない。またブレーキペダルのみを操作したときは、後輪ブレーキを作動されると同時に、連動ブレーキワイヤを介して第2作動レバーを回動させ、ノッカを介してマスタシリンダのピストンを押動し、それに応じて発生した油圧により前輪ブレーキをも作動することができ、この間、ノッカは、第1作動レバーとの当接部から離間するので、ブレーキレバーにはブレーキペダルの操作力は伝達されず、前輪ブレーキの非作動状態を維持することができる。
【0040】
しかも連動ブレーキワイヤは、ヘッドパイプから後方下向きに延出するメインフレームに沿って配置されていて、マスタシリンダに軸支される第2作動レバーに接続されるので、この連動ブレーキワイヤを比較的短いものとすることが可能となると共に、屈曲の少ない配索として操作力の伝達効率の低下を抑えることができる。またノッカ、第1作動レバー及び第2作動レバーは何れも、マスタシリンダのシリンダボディから後方に突出するレバーホルダに軸支され、そのマスタシリンダが車体のヘッドパイプに取付けられる。
【0041】
また本発明の第2の特徴によれば、ノッカ、第1作動レバー及び第2作動レバーを共通の枢軸により前記シリンダボディに支持したので、枢軸の共通化により、ノッカ、第1作動レバー及び第2作動レバーの支持構造の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前後輪ブレーキ連動装置を備えた自動二輪車用ブレーキ装置の全体概要図。
【図2】 上記前後輪ブレーキ連動装置の要部縦断側面図。
【図3】 図2の3−3線拡大断面図。
【図4】 図2の4−4線拡大断面図。
【図5】 図2に対応した作用説図。
【図6】 異なる状態の作用説明図。
【符号の説明】
Bf・・・・前輪ブレーキ
Br・・・・後輪ブレーキ
D・・・・・前後輪ブレーキ連動装置
1・・・・・操向ハンドル
2・・・・・ブレーキレバー
3・・・・・ブレーキペダル
4・・・・・フロントブレーキワイヤ
5・・・・・リヤブレーキワイヤ
6・・・・・連動ブレーキワイヤ
8・・・・・車体
8h・・・・ヘッドパイプ
8m・・・・メインフレーム
20・・・・マスタシリンダ
21・・・・シリンダボディ
22・・・・油圧室
23・・・・ピストン
30・・・・レバーホルダ
31・・・・ノッカ
32・・・・第1作動レバー
33・・・・第2作動レバー
34・・・・枢軸

Claims (2)

  1. 車体(8)が、操向ハンドル(1)を操向可能に支持するヘッドパイプ(8h)と、このヘッドパイプ(8h)から後方下向きに延出するメインフレーム(8m)とを有しており、前輪ブレーキ(Bf)を作動するためのブレーキレバー(2)が前記操向ハンドル(1)に軸支される一方、後輪ブレーキ(Br)を作動するためのブレーキペダル(3)が前記車体(8)の下部に軸支される車両において、
    前記ヘッドパイプ(8h)に沿って上下に延びるシリンダボディ(21)と、そのシリンダボディ(21)内に摺動自在に嵌装されて内部に油圧室(22)を画成するピストン(23)とを有して前輪ブレーキ(Bf)を油圧作動し得るマスタシリンダ(20)を、該ピストン(23)の外端が下方に向くように前記ヘッドパイプ(8h)に取付け、
    このマスタシリンダ(20)のピストン(23)の外端に、それを押動し得るように、前記シリンダボディ(21)から後方に一体に突出するレバーホルダ(30)に揺動自在に軸支したノッカ(31)を当接させ、
    このノッカ(31)に、それぞれこのノッカ(31)を介して前記ピストン(23)を押動し得るように、前記レバーホルダ(30)に揺動自在に各々軸支した第1作動レバー(32)及び第2作動レバー(33)を離間可能に当接させ、
    前記第1作動レバー(32)は、前記マスタシリンダ(20)の下方を横切ってその前方まで延びていて、その先端に、前記シリンダボディ(21)の前側で前記ヘッドパイプ(8h)に沿って延びるフロントブレーキワイヤ(4)を介して前記ブレーキレバー(2)が接続され、また前記第2作動レバー(33)は、前記マスタシリンダ(20)よりも後側で上方に延びるように配置されていて、その先端に、前記ブレーキペダル(3)が連動ブレーキワイヤ(6)を介して接続され、その連動ブレーキワイヤ(6)が前記メインフレーム(8m)に沿って配置されることを特徴とする、車両における前後輪ブレーキ連動装置。
  2. 請求項1記載の車両における前後輪ブレーキ連動装置において、
    ノッカ(31)、第1作動レバー及び第2作動レバー(33)を共通の枢軸(34)により前記レバーホルダ(30)に支持したことを特徴とする、車両における前後輪ブレーキ連動装置。
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