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JP3846372B2 - エレベータ扉の開閉装置 - Google Patents
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JP3846372B2 - エレベータ扉の開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、かご扉の開閉に連動して乗り場扉を開閉するエレベータ扉の開閉装置に関し、詳しくは、連動を円滑にして乗り場扉の開閉を円滑におこなおうとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、かご扉の開閉に連動して乗り場扉を開閉するエレベータ扉の開閉装置は以下のように構成している。
図14に示すように、エレベータかご側の固定上枠16に駆動索4を略水平方向に駆動移動自在に設け、駆動索4に連動縦バー5を取付け、連動縦バー5にかご扉2をハンガー44を介して連結し、連動縦バー5に対向させて挟持バー6を配設し、連動縦バー5と挟持バー6の上下部に上リンク10と下リンク11を略平行に枢支連結して連動縦バー5に対して挟持バー6が近接・離間される平行四連リンク機構を構成している。図18に示すように、下リンク11の枢支軸23を越えた端部にローラ24を設け、エレベータかご1の走行ガイドレール17側にローラ受け26を設けている。
【0003】
しかして、モータ28の扉閉じ方向の駆動により駆動索4を駆動移動させ、連動縦バー5、ハンガー44を介してかご扉2を閉じ側に移動させるのであり、閉じ終端位置において、図18に示すように、下リンク11のローラ24が走行ガイドレール17のローラ受け26に当接し、下リンク11が枢支軸23の回りに上方に回動し、平行四連リンク機構における挟持バー6が連動縦バー5より両者を引き寄せ側に作用するバネ33、33に抗して離間するようにしている。このような挟持バー6が連動縦バー5から離間している姿勢は、ハンガー44に固定しているドグ29を固定上枠16に設けている押切り手段30の押切りレバー31による押圧力によって維持される(図18参照)。
【0004】
このように、かご扉2の閉じ状態が維持されてエレベータかご1が昇降されるのであり、この場合、連動縦バー5に対して挟持バー6が離間して両者の間に上下通路32が形成される。
【0005】
図21の実線で示すように、各階における乗り場側の上枠(図示せず)にロック片34を固定している。乗り場扉3を吊下げて乗り場扉3と一体的に移動する乗り場扉ハンガー(図示せず)にはロック揺動片35を揺動軸36の回りにシーソー揺動自在に保持している。乗り場扉3の閉じ位置においてはロック揺動片35が自重でシーソー揺動してロック爪37がロック片34に係合して乗り場扉3が開くことがないようにしている。
【0006】
ロック揺動片35には揺動軸36の上下に一対のローラ7a、7bを配設したロック解除子7を設けている。上のローラ7aはロック揺動片35が自重でシーソー揺動してロック爪37がロック片34に係合する場合の上下中心線より挟持バー6側に、下のローラ7bが連動縦バー5側に配設されている。このように一対のローラ7a、7bが左右に変位している乗り場扉3のロック状態において、エレベータかご1側における連動縦バー5と挟持バー6との上下通路32が通過するようにしている。
【0007】
図21、図22に示すように、エレベータかご1が任意の階に着床して扉を開く場合に、モータ28の開き側への駆動回転によって駆動索4を開方向に駆動移動させ、駆動索4に連結している連動縦バー5を同方向に移動させ、連動縦バー5が下のローラ7bを押すことでロック揺動片35を揺動させ、ロック爪37をロック片34から離し、乗り場扉3のロックを解除するのである。
【0008】
図22、図23に示すように、乗り場扉3のロック解除後の更なる連動縦バー5の移動によってローラ24がローラ受け26より離れ、バネ33、33の引き寄せ力によって、挟持バー6を連動縦バー5側に引き寄せ、挟持バー6と連動縦バー5とで一対のローラ7a、7bを挟持した状態でロック揺動片35を連係して備えている乗り場扉3を連動させて開くのである。
【0009】
連動縦バー5が押切り手段30を通過した後も、バネ33、33による弾性力にて挟持バー6を連動縦バー5側に引き寄せて一対のローラ7a、7bを挟持してかご扉2と乗り場扉3との連動がおこなわれるのである。尚、押切り手段30の押切りレバー31の動きによって作動するスイッチを設けてかご扉2及び乗り場扉3の閉じ位置を検知するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のエレベータ扉の開閉装置においては、かご扉2に乗り場扉3が連動している状態において、連動縦バー5に対して挟持バー6をバネ33、33にて引き寄せて乗りロック解除子7の一対のローラ7a、7bを挟持してロック揺動片35を非ロック姿勢に保持しているのであり、特に、閉扉動作持にはバネ33、33が伸びることから、乗り場扉3の閉じ動作を安定化させ難く、がたつきが生じるという問題がある。
【0011】
バネ33、33の弾性力を高めることで、がたつきを抑制することができるが、バネ33、33を強くすると、バネ33、33を押圧して縮める押切り手段30の押切りレバー31のバネ38も強くしなければならず、扉開閉動作に必要な力も大きくなり、扉開閉の動きが円滑でなくなり、又、音も高くなる等という問題がある。
【0012】
又、バネ33、33を押圧してかご扉を閉じ姿勢にするための押切り手段30やドグ29等の部品を必要とし、更に、押切り手段30の押切りレバー31をドグ29にて押圧していることで、扉の閉じ位置を検知していて、実際の扉の閉じ状態であるところの挟持バー6が連動縦バー5から離間して上下通路32を形成している状態を検知できないものとなっていた。
【0013】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、かご扉と乗り場扉の連動を円滑にして、乗り場扉の開閉を円滑に、かつ、押切り手段を省き、部品点数を低減し、扉開閉動作に必要な力を小さくし、発音を抑え、しかも、挟持バーが所期位置に戻っている扉の閉じ位置を検知することができるエレベータ扉の開閉装置を提供することを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、エレベータかご1の開口部を開閉するかご扉2を略水平方向に移動する駆動索4にて開閉駆動可能に構成し、駆動索4に連動縦バー5を取付け、連動縦バー5に対向させ、かつ、連動縦バー5に近接・離間自在に挟持バー6を配設し、乗り場扉3の開きを阻止する乗り場扉ロック手段8を乗り場扉3に連係して設け、乗り場扉ロック手段8にはロック解除子7を設け、エレベータかご1の任意の階への着床時に所定間隔で隔てられている連動縦バー5と挟持バー6との間にロック解除子7を導入可能に構成し、連動縦バー5と挟持バー6間へのロック解除子7の導入後における駆動索4の開扉方向への移動に伴う連動縦バー5の移動によってロック解除子7を揺動させて乗り場扉ロック手段8を解除自在に構成し、ロック解除された乗り場扉3をかご扉2の開閉に連動させるエレベータ扉の開閉装置であって、
対向している連動縦バー5と挟持バー6の上下部に上リンク10と下リンク11を略平行に枢支連結して連動縦バー5に対して挟持バー6が近接・離間される平行四連リンク機構9を構成し、上下リンク10、11の一のリンク10を連動縦バー5への枢支軸12を越えてリンク長さ方向に延出し、一のリンク10の延出部13にローラ保持部材14を設け、ローラ保持部材14の上端部にローラ15を取付け、ローラ15が当接することで一のリンク10を枢支軸12の回りに上方に回動させて挟持バー6を連動縦バー5側に引き寄せる開閉走行状態を維持する長尺レール体55をかご側の固定上枠16に設け、長尺レール体55のかご扉2の閉じ側終端部にローラ15を導入して一のリンク10を下方に回動させて挟持バー6を連動縦バー5より離間させるための導入凹所18を形成していることを特徴とするものである。
このような構成によれば、閉じ位置のかご扉2の開き動作時の連動縦バー5の移動によって、一のリンク10の枢支軸12を越えた延出部13のローラ保持部材14に取付けたローラ15を導入凹所18から抜け出させて長尺レール55の下面に当接させ、一のリンク10を枢支軸12の回りに上方に回動させて平行四連リンク機構9の動きによって挟持バー6を連動縦バー5側に引き寄せることができ、挟持バー6と連動縦バー5によってロック解除子7を強固に保持することができ、連動する乗り場扉3のがたつきを防止することができ、特に、挟持バー6でロック解除子7を押圧する扉の閉じ動作を円滑におこなうことができ、かご扉2と乗り場扉3の連動を円滑にできる。
それでいて、連動縦バー5と挟持バー6を連係する従来のバネ33、33を省くことができ、又、連動縦バー5及び挟持バー6を扉の閉じ位置に保持するための押切り手段30も省くことができ、部品点数を削減でき、かつ、扉の開閉のための駆動力を小さくでき、発音を抑制することができる。
更に、請求項1の発明においては、ローラ保持部材14は揺動リンク19として一のリンク10の延出部13に軸20にて揺動自在に枢支連結し、揺動リンク19はローラ15とは軸20を越えた反対側においてバネ21にて延出部13に連結し、乗り場側からの乗り場扉3を開き操作する場合の挟持バー6を連動縦バー5から離間させる操作に際して、一のリンク10に対する揺動リンク19の回動を許容可能に構成し、バネ21の弾性力は点検作業者の操作力に比べて小にしていることを特徴とするものである。
このような構成によれば、乗り場側からの乗り場扉3を開き操作する場合に挟持バー6を連動縦バー5から離間させる操作に当たって、一のリンク10に対して揺動リンク19の回動をバネ21の伸張によって許容することができ、乗り場扉3を乗り場側から開き操作をおこなうことができながら、バネ21の弾性力は点検作業者の操作力に比べて小となっていて、人手により乗り場扉3を解放させることができ、点検が容易となる。
請求項2の発明においては、乗り場扉3の乗り場面側に開口させて操作孔54を設け、操作孔54の奥に乗り場扉ロック手段8を解除操作する操作片52を回転操作自在に設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成によれば、乗り場扉3の乗り場面側に開口させている操作孔54に鍵を挿入して乗り場側からの操作によって操作片52を操作して乗り場扉ロック手段8を解除させることができ、乗り場扉3を開いて点検作業を容易におこなうことができる。
【0015】
請求項3の発明においては、ローラ15が導入凹所18に導入されたときの一のリンク10の延出部13にて動作させる扉閉じ位置検知スイッチSを設けていることを特徴とするものである。
このような構成によれば、かご扉2及び乗り場扉3の閉じ位置は一のリンク10の延出部13の姿勢によって検知することができ、従来の検知構成に比べて扉の閉じ位置の検知が確実になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1はかご扉の駆動系を示す正面図である。図2は側面図である。図3は全体平断面図である。
【0017】
エレベータかご1は昇降装置39、ガイド手段40によってエレベータタワー41の内部に昇降自在に設けている。エレベータかご1の固定上枠16にはモータ28を取付けてあり、モータ28に駆動プーリ42を取付け、駆動プーリ42とは間隔を隔てて従動プーリ43を固定上枠16に取付け、駆動プーリ42と従動プーリ43間にベルトを採用する駆動索4を巻掛している。駆動索4に連動縦バー5を固定して垂下し、連動縦バー5に第1ハンガー44を固定し、第1ハンガー44にかご扉2を固定している。第1ハンガー44には転動ローラ45…を設けて走行ガイドレール17に対してガイド移動自在にしている。しかして、モータ28の正逆回転によってかご扉2を開閉できるようにしている。
【0018】
走行ガイドレール17に第2ハンガー46を転動ローラ47を介して走行自在に保持している。第2ハンガー46に上記かご扉2をファーストドア2aとするスロードア2bを吊下げ保持している。第2ハンガー46には一対の滑車48、49が取付けられ、滑車48、49間にワイヤー50を巻掛けている。ワイヤー50に取付けた連結部材51を第1ハンガー44に連結している。しかして、ファーストドア2aの移動に伴ってスロードア2bを動滑車の原理によって1/2の速度で開閉移動させることができるようにしている。
【0019】
図6は乗り場扉3の駆動系を示し、乗り場側の上枠53に走行ガイドレール17aを設け、第1ハンガー44a及び第2ハンガー46aを転動ローラ45a…、47a…を介して走行ガイドレール17aに走行自在に設け、第1ハンガー44aに乗り場扉3のファーストドア3aを吊下げ、第2ハンガー46aに乗り場扉3のスロードア3bを吊下げている。第2ハンガー46aには一対の滑車48a、49aを設け、滑車48a、49a間にワイヤー50aを巻掛け、ワイヤー50aに取付けた連動部材51aを第1ハンガー44aに連結している。しかして、乗り場扉3のファーストドア3aの移動に伴ってスロードア3bを動滑車の原理によって1/2の速度で開閉移動させることができるようにしている。
【0020】
図1に示すように、連動縦バー5に対して挟持バー6を対向して配設し、連動縦バー5と挟持バー6の上下部に上リンク10と下リンク11を枢支軸12及び23にて略平行に枢支連結して連動縦バー5に対して挟持バー6が近接・離間される平行四連リンク機構9を構成している。このような平行四連リンク機構9においては、挟持バー6はその自重等によって下方に回動するように付勢されている。
【0021】
上下リンク10、11のうち上リンク10を連動縦バー5への枢支軸12を越えてリンク長さ方向に延出している。この延出部13にローラ保持部材14を設けている。ローラ保持部材14の上端部にローラ15を取付けている。かご側の固定上枠16にローラ15が当接することで一のリンク10を枢支軸12の回りに上方に回動させて挟持バー6を連動縦バー5側に引き寄せる開閉走行状態を維持する長尺レール体55を設けている。長尺レール体55のかご扉2の閉じ側終端部にローラ15を導入するための導入凹所18を形成している。
【0022】
しかして、かご扉2の開閉途中においては、ローラ15が長尺レール体55の下面に転動して上リンク10を上方に回動させ、平行四連リンク機構9の変形によって挟持バー6を連動縦バー5側に引寄せることができるようにしている(図9参照)。又、かご扉2の閉位置においては、挟持バー6が連動縦バー5から離間させられるように付勢されていることから、ローラ15が長尺レール体55に形成している導入凹所18に導入して上リンク10を下方に回動させて挟持バー6を連動縦バー5より離間させ、連動縦バー5と挟持バー6との間に上下通路32を形成するようにしている。
【0023】
図6及び図11の実線で示すように、各階における乗り場側の上枠53にロック片34を固定している。乗り場扉3のファーストドア3aが連結されている第1ハンガー44aにはロック揺動片35を揺動軸36の回りにシーソー揺動自在に保持している。ファーストドア3aの閉じ位置においてはロック揺動片35が自重でシーソー揺動してロック爪37がロック片34に係合して乗り場扉3が開くことがないようにしている。
【0024】
ロック揺動片35には揺動軸36の上下に一対のローラ7a、7bを配設したロック解除子7を設けている。上のローラ7aはロック揺動片35が自重でシーソー揺動してロック爪37がロック片34に係合する場合の上下中心線より挟持バー6側に、下のローラ7bが連動縦バー5側に配設されている。このように一対のローラ7a、7bが左右に変位している乗り場扉3のロック状態において、エレベータかご1側における連動縦バー5と挟持バー6との上下通路32が通過するようにしている。
【0025】
図11、図12に示すように、エレベータかご1が任意の階に着床して扉を開く場合に、モータ28の開き側への駆動回転によって駆動索4を開方向に駆動移動させ、駆動索4に連結している連動縦バー5を同方向に移動させ、連動縦バー5が下のローラ7bを押すことでロック揺動片35を揺動させ、ロック爪37をロック片34から離し、乗り場扉3のロックを解除するのである。乗り場扉3のロック解除後の更なる連動縦バー5の移動によって、挟持バー6と連動縦バー5とで一対のローラ7a、7bを挟持した状態でロック揺動片35及び第1ハンガー44aに連係されている乗り場扉3を連動させて開くのである。
【0026】
このように、本発明においては、閉じ位置のかご扉2の開き動作時の連動縦バー5の移動によって、上リンク10の枢支軸12を越えた延出部13のローラ保持部材14に取付けたローラ15を導入凹所18から抜け出させて長尺レール体55の下面に当接させ、上リンク10を枢支軸12の回りに上方に回動させて平行四連リンク機構9の動きによって挟持バー6を連動縦バー5側に引き寄せることができ、挟持バー6と連動縦バー5によってロック解除子7を強固に保持することができ、連動する乗り場扉3のがたつきを防止することができ、特に、挟持バー6でロック解除子7を押圧する扉の閉じ動作を円滑におこなうことができ、かご扉2と乗り場扉3の連動を円滑にできる。
この場合、連動縦バー5と挟持バー6を連係する従来のバネ33、33を省き、又、連動縦バー5及び挟持バー6を扉の閉じ位置に保持するための押切り手段30を省き、部品点数を削減でき、かつ、扉の開閉のための駆動力を小さくでき、発音を抑制することができる。
【0027】
図8に示すように、ローラ保持部材14は揺動リンク19として上リンク10の延出部13に軸20にて揺動自在に枢支連結している。揺動リンク19はローラ15とは軸20を越えた反対側においてバネ21にて延出部13に連結している。図6に示すように、乗り場扉3のファーストドア3aには鍵穴状の操作孔54が形成され、操作孔54の奥には回転操作される操作片52が回転自在に保持されている。操作孔54に挿入した鍵のような操作具(図示せず)の回転操作にて操作片52を回転させ、自重でロック側に回転しているロック揺動片35を自重に抗して回転させてロック爪37をロック片34より外し、乗り場扉3のロック解除をおこなえるようにしている。
【0028】
このような、乗り場扉3のロック解除状態において、乗り場扉3を乗り場からの開き(引き)操作(図10矢印イ参照)によってロック揺動片35を第1ハンガー44aを介して牽引しながら開くことができるのである。
【0029】
図10に示すように、乗り場側からの乗り場扉3を開き操作する場合の挟持バー6を連動縦バー5から離間させる操作に際して、上リンク10に対する揺動リンク19の回動を許容可能に構成しているのであり、この場合、バネ21の弾性力は点検作業者の操作力に比べて小にしている。
【0030】
しかして、乗り場側からの乗り場扉3を開き操作する場合に、挟持バー6を連動縦バー5から離間させる操作に当たって、上リンク10に対して揺動リンク19の回動をバネ21の伸張によって許容することができ、乗り場扉3を乗り場側から開き操作をおこなうことができながら、バネ21の弾性力は点検作業者の操作力に比べて小となっていて、人手により乗り場扉3を解放させることができ、点検が容易となる。
【0031】
更に、図8に示すように、ローラ15が導入凹所18に導入されたときの上リンク10の延出部13にて動作させる扉閉じ位置検知スイッチSを設けていることから、かご扉2及び乗り場扉3の閉じ位置は一のリンク10の延出部13の姿勢によって検知することができ、従来の検知構成に比べて扉の閉じ位置の検知が確実になる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1においては、エレベータかごの開口部を開閉するかご扉を略水平方向に移動する駆動索にて開閉駆動可能に構成し、駆動索に連動縦バーを取付け、連動縦バーに対向させ、かつ、連動縦バーに近接・離間自在に挟持バーを配設し、乗り場扉の開きを阻止する乗り場扉ロック手段を乗り場扉に連係して設け、乗り場扉ロック手段にはロック解除子を設け、エレベータかごの任意の階への着床時に所定間隔で隔てられている連動縦バーと挟持バーとの間にロック解除子を導入可能に構成し、連動縦バーと挟持バー間へのロック解除子の導入後における駆動索の開扉方向への移動に伴う連動縦バーの移動によってロック解除子を揺動させて乗り場扉ロック手段を解除自在に構成し、ロック解除された乗り場扉をかご扉の開閉に連動させるエレベータ扉の開閉装置であって、
対向している連動縦バーと挟持バーの上下部に上リンクと下リンクを略平行に枢支連結して連動縦バーに対して挟持バーが近接・離間される平行四連リンク機構を構成し、上下リンクの一のリンクを連動縦バーへの枢支軸を越えてリンク長さ方向に延出し、一のリンクの延出部にローラ保持部材を設け、ローラ保持部材の上端部にローラを取付け、ローラが当接することで一のリンクを枢支軸の回りに上方に回動させて挟持バーを連動縦バー側に引き寄せる開閉走行状態を維持する長尺レール体をかご側の固定上枠に設け、長尺レール体のかご扉の閉じ側終端部にローラを導入して一のリンクを下方に回動させて挟持バーを連動縦バーより離間させるための導入凹所を形成しているから、閉じ位置のかご扉の開き動作時の連動縦バーの移動によって、一のリンクの枢支軸を越えた延出部のローラ保持部材に取付けたローラを導入凹所から抜け出させてレール体の下面に当接させ、一のリンクを枢支軸の回りに上方に回動させて平行四連リンク機構の動きによって挟持バーを連動縦バー側に引き寄せることができ、挟持バーと連動縦バーによってロック解除子を強固に保持することができ、連動する乗り場扉のがたつきを防止することができ、特に、挟持バーでロック解除子を押圧する扉の閉じ動作を円滑におこなうことができ、かご扉と乗り場扉の連動を円滑にできるという利点がある。
それでいて、連動縦バーと挟持バーを連係する従来のバネを省くことができ、又、連動縦バー及び挟持バーを扉の閉じ位置に保持するための押切り手段を省くことができ、部品点数を削減でき、かつ、扉の開閉のための駆動力を小さくでき、発音を抑制することができるという利点がある。
更に、請求項1の発明においては、ローラ保持部材は揺動リンクとして一のリンクの延出部に軸にて揺動自在に枢支連結し、揺動リンクはローラとは軸を越えた反対側においてバネにて延出部に連結し、乗り場側からの乗り場扉を開き操作する場合の挟持バーを連動縦バーから離間させる操作に際して、一のリンクに対する揺動リンクの回動を許容可能に構成し、バネの弾性力は点検作業者の操作力に比べて小にしているから、乗り場側からの乗り場扉を開き操作する場合に挟持バーを連動縦バーから離間させる操作に当たって、一のリンクに対して揺動リンクの回動をバネの伸張によって許容することができ、乗り場扉を乗り場側から開き操作をおこなうことができながら、バネの弾性力は点検作業者の操作力に比べて小となっていて、人手により乗り場扉及び連動させてかご扉を解放させることができ、点検が容易となるという利点がある。
【0033】
請求項2の発明においては、請求項1の効果に加えて、乗り場扉の乗り場面側に開口させて操作孔を設け、操作孔の奥に乗り場扉ロック手段を解除操作する操作片を回転操作自在に設けているから、乗り場扉の乗り場面側に開口させている操作孔より乗り場側からの操作によって操作片を操作して乗り場扉ロック手段を解除させることができ、乗り場扉を開いての点検作業を容易におこなうことができるという利点がある。
【0035】
請求項3の発明においては、請求項1の効果に加えて、ローラが導入凹所に導入されたときの一のリンクの延出部にて動作させる扉閉じ位置検知スイッチを設けているから、かご扉及び乗り場扉の閉じ位置は一のリンクの延出部の姿勢によって検知することができ、従来の検知構成に比べて扉の閉じ位置の検知が確実になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すかご扉の駆動系を示す正面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の全体平断面図である。
【図4】同上のかご扉及び乗り場扉の配置を示す平断面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】同上の乗り場扉ロック手段を示す正面図である。
【図7】(a)(b)は乗り場扉ロック手段の動作を示す正面図である、
【図8】同上のかご扉が閉じ位置においてローラが導入凹所に導入され、連動縦バーに対して挟持バーが離間している状態を示す動作説明図である。
【図9】同上のかご扉の開き開始時でローラが導入凹所から脱出し、挟持バーが連動縦バーに近接している状態を示す動作説明図である。
【図10】同上の乗り場扉を乗り場側から開く点検動作状態を示す動作説明図である。
【図11】同上の乗り場扉ロック手段のロック状態を示す動作説明図である。
【図12】同上の乗り場扉ロック手段が解除された状態を示す動作説明図である。
【図13】同上の乗り場扉ロック手が解除され、乗り場扉を乗り場側から開く点検動作状態を示す動作説明図である。
【図14】本発明の従来例を示すかご扉の駆動系を示す正面図である。
【図15】同上の側面図である。
【図16】同上のかご扉及び乗り場扉の配置を示す平断面図である。
【図17】同上の側面図である。
【図18】同上の押切り手段にて平行四連リンク機構を押圧し、連動縦バーに対して挟持バーが離間し、かご扉の閉じ状態を示す動作説明図である。
【図19】同上のかご扉の開き開始時で、挟持バーが連動縦バーに近接している状態を示す動作説明図である。
【図20】同上のかご扉と乗り場扉を連動させて開いている状態を示す動作説明図である。
【図21】同上の乗り場扉ロック手段のロック状態を示す動作説明図である。
【図22】同上の乗り場扉ロック手段が解除された状態を示す動作説明図である。
【図23】同上のかご扉と乗り場扉を連動させて開いている状態を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 エレベータかご
2 かご扉
3 乗り場扉
4 駆動索
5 連動縦バー
6 挟持バー
7 ロック解除子
8 乗り場扉ロック手段
9 平行四連リンク機構
10 上リンク
11 下リンク
12 枢支軸
13 延出部
14 ローラ保持部材
15 ローラ
16 固定上枠
18 導入凹所
19 揺動リンク
20 軸
21 バネ
55 長尺レール体
S 扉閉じ位置検知スイッチ

Claims (3)

  1. エレベータかごの開口部を開閉するかご扉を略水平方向に移動する駆動索にて開閉駆動可能に構成し、駆動索に連動縦バーを取付け、連動縦バーに対向させ、かつ、連動縦バーに近接・離間自在に挟持バーを配設し、乗り場扉の開きを阻止する乗り場扉ロック手段を乗り場扉に連係して設け、乗り場扉ロック手段にはロック解除子を設け、エレベータかごの任意の階への着床時に所定間隔で隔てられている連動縦バーと挟持バーとの間にロック解除子を導入可能に構成し、連動縦バーと挟持バー間へのロック解除子の導入後における駆動索の開扉方向への移動に伴う連動縦バーの移動によってロック解除子を揺動させて乗り場扉ロック手段を解除自在に構成し、ロック解除された乗り場扉をかご扉の開閉に連動させるエレベータ扉の開閉装置であって、
    対向している連動縦バーと挟持バーの上下部に上リンクと下リンクを略平行に枢支連結して連動縦バーに対して挟持バーが近接・離間される平行四連リンク機構を構成し、上下リンクの一のリンクを連動縦バーへの枢支軸を越えてリンク長さ方向に延出し、一のリンクの延出部にローラ保持部材を設け、ローラ保持部材の上端部にローラを取付け、ローラが当接することで一のリンクを枢支軸の回りに上方に回動させて挟持バーを連動縦バー側に引き寄せる開閉走行状態を維持する長尺レール体をかご側の固定上枠に設け、長尺レール体のかご扉の閉じ側終端部にローラを導入して一のリンクを下方に回動させて挟持バーを連動縦バーより離間させるための導入凹所を形成し
    上記ローラ保持部材は揺動リンクとして一のリンクの延出部に軸にて揺動自在に枢支連結し、揺動リンクはローラとは軸を越えた反対側においてバネにて延出部に連結し、乗り場側からの乗り場扉を開き操作する場合の挟持バーを連動縦バーから離間させる操作に際して、一のリンクに対する揺動リンクの回動を許容可能に構成し、バネの弾性力は点検作業者の操作力に比べて小にして成ることを特徴とするエレベータ扉の開閉装置。
  2. 乗り場扉の乗り場面側に開口する操作孔を設け、操作孔の奥に乗り場扉ロック手段を解除操作する操作片を回転操作自在に設けて成ることを特徴とする請求項1記載のエレベータ扉の開閉装置。
  3. ローラが導入凹所に導入されたときの一のリンクの延出部にて動作させる扉閉じ位置検知スイッチを設けて成ることを特徴とする請求項1記載のエレベータ扉の開閉装置。
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