JP3846530B2 - 周波数偏差測定方法及び周波数偏差測定装置 - Google Patents
周波数偏差測定方法及び周波数偏差測定装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル通信方式に対応する移動体通信機器において通信波形の周波数偏差測定に利用して好適な周波数偏差測定方法及び周波数偏差検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、移動体通信技術の発達に伴い、携帯電話等の移動体通信機器を携帯するユーザが急速に普及している。従来の移動体通信では、その移動体通信方式(アナログ式あるいはデジタル式)に応じて、無線周波数帯が規定されており、その規定された無線周波数帯により同時に通信可能なチャネル数が設定されている。
【0003】
近時の移動体通信方式では、同じ無線周波数帯でも効率よく多くのチャネルが設定できるデジタル方式が主流であり、このデジタル方式の移動体通信方式に対応した携帯電話や移動体通信機能を搭載した携帯型情報通信機器が広く利用されている。
【0004】
デジタル方式の通信システムには、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式や、最近ではCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式等が採用されている。このようなデジタル方式の通信装置の測定項目として、周波数偏差測定がある。
【0005】
従来の周波数偏差を求める方法としては位相軌跡法があり、この位相軌跡法では、入力信号の位相変化量と理想とされる位相成分の位相変化量の時間的に変化する偏差から周波数偏差が求められる。
【0006】
この位相軌跡法に基づいて周波数偏差を求める機器として、従来は位相検出器が使用されている。位相検出器では、同期検波された入力信号のI成分とQ成分の位相を検出して、基準位相差との差から周波数偏差を求める位相軌跡法により周波数偏差算出結果を出力するよう構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来方式では、例えば、π/4シフトQPSK変調信号の周波数偏差を測定する場合、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲しか持たない。これは、伝送レートの1/10に相当する周波数が含まれた場合、これに相当する位相成分が加わり、シンボル点の検出が誤ることにより正確な位相差が求まらないため、周波数偏差の測定精度を悪化させるという問題があった。
本発明の目的は、周波数偏差が伝送レートの1/10以上の場合でも、測定精度を向上させる周波数偏差測定装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記手段を採用することにより前記目的を達成できる。
1.入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定し、上記周波数と基準周波数との差を求め、上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を求め、上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を求め、上記周波数偏差と上記差を加算することにより最終的な周波数偏差値を求めることができる(請求項1)。
2.入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、上記大まかな周波数を予め定められている上下限値と比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定し、上記サンプリングデータと上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を求め、上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌跡法により周波数偏差を求め、上記同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を求め、その差に上記周波数偏差を加えることにより最終的な周波数偏差値を求めることができる(請求項2)。
3.入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、上記周波数を予め定められている上限値及び下限値のどの範囲にあるかを判定し、上記周波数の下限値を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った場合の同期検波周波数を,上限下限値内の場合の同期検波周波数の同期検波周波数を決定し、前記サンプリングデータと同期検波周波数により、その同期検波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を求め、上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法により周波数偏差を求め、同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を求め、その差に上記周波数偏差とを加えることにより最終的な周波数偏差値を求めることができる(請求項3)。
4.前記1〜3の手段を採用することにより、前記入力された測定対象の変調信号がπ/4シフトQPSK変調信号である場合も最終的な周波数偏差値を求めることができる(請求項4)。
5.入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求めるカウンタと、上記大まかな周波数を予め定められている上下限値と比較し、その比較結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定する判定部と、上記同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を計算する加算器と、上記サンプリングデータと上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を出力する準同期検波器と、上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差検出器と、上記差と上記周波数偏差を加算する加算器とから構成される(請求項5,6)。
6.入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求めるカウンタと、上記周波数を予め定められている上限値及び下限値のどの範囲にあるかを判定し、上記周波数の下限値を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った場合の同期検波周波数を,上限下限値内の場合の同期検波周波数の同期検波周波数を決定する判定部と、同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を求める加算器と、前記サンプリングデータと同期検波周波数により、その同期検波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を出力する準同期検波器と、上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差検出器と、前記差に上記周波数偏差を加算する加算器とから構成される(請求項7,8)。
7.前記5〜6の手段を採用することにより、前記入力された測定対象の変調信号がπ/4シフトQPSK変調信号である場合も最終的な周波数偏差値を求めることができる(請求項9)。
【0009】
13.入力された測定対象の変調信号に含まれた信号成分を同期検波し、この同期検波された信号成分から位相データを算出し、位相データ間の位相差を検出して位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差測定装置において、従来の位相軌跡法による周波数偏差検出器では、同期検波するローカル周波数を中心に伝送レートの1/10程度の周波数偏差しか求められないが、入力された変調信号の周波数を周波数カウンタ2で、あらかじめ大まかに求め、位相軌跡法によって測定できる範囲にローカル周波数を可変することを特徴としている。
【0010】
14.周波数カウンタで入力信号の周波数を大まかに求めた後、この周波数結果を判定部3に入力し、周波数検出器に含まれる判定回路にて同期検波の周波数Bを決定し、判定部3で決定した同期検波周波数Bを使用して、準同期検波器5に入力された測定対象の変調信号Aを同期検波し、I,Q成分Dを出力する。
このI、Q成分Dを周波数偏差検出器6に入力し、周波数偏差検出器6内で、位相成分を取り出し、位相軌跡法によって周波数偏差Eを求める。ここで求めた周波数偏差Eと、判定部3で決定した同期検波周波数Bと基準周波数の差を加算器8で加えることによって、測定対象の変調信号Aの正確な周波数偏差を求めることを特徴とする。
【0011】
本発明は、周波数カウンタ2という、簡単な回路で、高速に大まかな同期検波周波数Bを求めることを特徴としている(請求項1〜9)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した周波数偏差測定装置の一実施の形態を示す図である。まず構成を説明する。
図1は、本実施の形態における周波数偏差測定装置の要部構成を示すブロック図である。
この図1において周波数偏差測定装置は、周波数カウンタ2、判定部3、サンプリングデータメモリ4、準同期検波器5、周波数偏差検出器6、加算器7、加算器8、により構成されている。
【0013】
周波数カウンタ2は、図外の図示しないπ/4シフトQPSK変調方式に対応する通信システム内のπ/4シフトQPSK変調器から出力される変調信号(π/4シフトQPSK変調信号)を所定のサンプリングタイミングでサンプリングされて入力される入力信号の正負の符号がある場合、ある一定時間における正側に変わったときだけをカウントするカウンタであり、このカウント値から周波数を判定部3に出力する。
【0014】
この時、入力信号は、通信中であることが前提であり、通信中であればランダムに1/0が送信されるため、1/0の発生パターンによって多少バラツキはあるモノのある程度の大まかな周波数は特定することが可能である。
まあた、大まかな周波数を求めるのに、上記周波数カウンタ2は変調信号(π/4シフトQPSK変調信号)を所定のサンプリングタイミングでサンプリングされて入力される入力信号の正負の符号がある場合、ある一定時間における正側に変わったときだけをカウントしているが、変調信号(π/4シフトQPSK変調信号)を検波してその検波信号をカウントしても、大まかな周波数を求めることができる。
【0015】
判定部3は、周波数カウンタ2から入力された周波数値から判定値(上限値・下限値)周波数を超えたか否かを判断し、あらかじめ指定されている同期周波数を準同期検波器5と加算器7へ出力する。
【0016】
サンプリングデータメモリ4は、RAM等の半導体メモリから構成されており、図外の図示しないπ/4シフトQPSK変調方式に対応する通信システム内のπ/4シフトQPSK変調器から出力される変調信号(π/4シフトQPSK変調信号)を所定のサンプリングタイミングでサンプリングされたサンプリングデータを、その入力順序で格納するメモリ容量を有し、準同期検波器5からの読み出し要求によりその格納順序でサンプリングデータを読み出して準同期検波部5に出力する
【0017】
準同期検波器5は、サンプリングデータを、判定部3から入力された周波数により、その同期検波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を周波数偏差検出器6に出力する。
【0018】
周波数偏差検出器6は、準同期検波器5から入力されたI成分とQ成分より、atan(アークタンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法により周波数偏差を出力する。
【0019】
加算器7は、判定部3より入力した周波数と通信システムで規定されている基準周波数を加え(又は、減算し)同期検波器5で指定した周波数の偏差を出力する。
【0020】
加算器8は、周波数カウンタ2で大まかに求めた周波数を加算器7で偏差とした値と、周波数検出器6で求めたその同期周波数からの正確な周波数偏差とを加えることによって、測定結果としての周波数偏差を出力する。
【0021】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図1において、図外のπ/4シフトQPSK変調方式に対応する通信システム内のπ/4シフトQPSK変調器から出力される変調信号(π/4シフトQPSK変調信号)を所定のサンプリングタイミングでサンプリングされて入力される入力信号(サンプリングデータ)が、周波数カウンタ2とサンプリングデータメモリに入力されると、周波数カウンタ2は、ある一定時間における正側に変わったときだけをカウントし、このカウント値から求めた入力信号の周波数を判定部3に出力する。この時のサンプリングデータは正負の符号を持った数値である。
【0022】
次いで、判定部3では、上限値と、下限値と、入力した大まかな周波数が上記下限値を下回った場合の同期検波周波数(F1’)と、上限値を上回った場合の同期検波周波数(F1”)と、上限値および下限値の範囲内の場合の同期検波周波数(F0)とを、周波数偏差検出器の測定範囲よってあらかじめ算出しておき、周波数カウンタ2から入力された大まかな周波数を上記判定値で判定して、上記周波数(F1’),(F0),(F1”)のいずれかを同期検波周波数(B)としてを出力する。
【0023】
次に、準同期検波器5は、サンプリングデータメモリ4に格納されたデータ順次読み出し、判定部3から入力された周波数により、その同期検波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を周波数偏差検出器6に出力する。
【0024】
その後、周波数偏差検出器6は、準同期検波器5から入力されたI成分とQ成分より、atan(アークタンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法により周波数偏差を出力する。
【0025】
その後、加算器7は、判定部3より入力した周波数と通信システムで規定されている基準周波数を加え(又は、減算し)同期検波器5で指定した周波数の偏差を出力する。
【0026】
最後に、加算器8で、周波数カウンタ2で求めた周波数偏差(加算器7の出力)と、周波数検出器6で求めた周波数偏差とを加えることによって、最終的な周波数偏差値を求める。
【0027】
前述の従来方式では、図2の(A)に示すようにシステムで決めたF0(=同期検波周波数F1)を中心とした
F0(=F1)±(1/10)×(Ft) 但し:Ftは伝送速度
が測定範囲である。
しかるに、本発明においては、判定部3で、上限値と、下限値と、入力した大まかな周波数が上記下限値を下回った場合の同期検波周波数(F1’)と、上限値を上回った場合の同期検波周波数(F1”)と、上限値および下限値の範囲内の場合の同期検波周波数(F1''')とを、周波数偏差検出器の測定範囲よってあらかじめ算出してある。おき、入力された変調信号(A)をカウンタ2によりカウントすることにより得られた大まかな周波数Fにある程度の幅を持たせているのでこの大まかな周波数Fを上記判定値で判定して、上記周波数(F1’),(F1”),(F1''')のいずれかの周波数を同期検波周波数(B)としてを出力する。
ところで、上記周波数(F1’),(F1”),(F1''')を同期検波周波数として使用したときは、それぞれ、(F1’),(F1”),(F1''')を中心とした(F1’±α),(F1”±α),(F1'''±α)の測定範囲をもつのである。
但し:α=(1/10)×(Ft)
従って、本発明は、図2の(A)に示すように、上記従来のシステムで定めたF0を同期検波周波数F1とする測定範囲よりも、その測定範囲を拡大させることができる。
【0028】
以上のように、本実施形態における周波数偏差測定装置1によれば、周波数カウンタ2で大まかに求めた周波数偏差と、周波数検出器6で求めたその同期周波数からの正確な周波数偏差とを加えることによって、周波数偏差測定範囲を拡げることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、次に記載のとおりの効果を奏するものである。
1.本発明は、入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、上記大まかな周波数を予め定められている上下限値と比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定し、上記周波数と基準周波数との差を求め、上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を求め、上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を求め、上記周波数偏差と上記差を加算することにより最終的な周波数偏差値を求めるので、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求項1)。
2.本発明は、入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、上記大まかな周波数を予め定められている上下限値と比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定し、上記サンプリングデータと上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を求め、上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌跡法により周波数偏差を求め、上記同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を求め、その差に上記周波数偏差を加えることにより最終的な周波数偏差値を求めるので、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求項2)。
3.本発明は、入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、上記周波数を予め定められている上限値及び下限値のどの範囲にあるかを判定し、上記周波数の下限値を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った場合の同期検波周波数を,上限下限値内の場合の同期検波周波数の同期検波周波数を決定し、前記サンプリングデータと同期検波周波数により、その同期検波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を求め、上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法により周波数偏差を求め、同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を求め、その差に上記周波数偏差とを加えることにより最終的な周波数偏差値を求めるので、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求項3)。
4.本発明は、前記入力された測定対象の変調信号がπ/4シフトQPSK変調信号である場合も、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求項4)。
5.本発明は、入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求めるカウンタと、上記大まかな周波数を予め定められている上下限値と比較し、その比較結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定する判定部と、上記同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を計算する加算器と、上記サンプリングデータと上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を出力する準同期検波器と、上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差検出器と、上記差と上記周波数偏差を加算する加算器とから構成されるので、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求項5,6)。
6.本発明は、入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求めるカウンタと、上記周波数を予め定められている上限値及び下限値のどの範囲にあるかを判定し、上記周波数の下限値を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った場合の同期検波周波数を,上限下限値内の場合の同期検波周波数の同期検波周波数を決定する判定部と、同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を求める加算器と、前記サンプリングデータと同期検波周波数により、その同期検波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を出力する準同期検波器と、上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差検出器と、前記差に上記周波数偏差を加算する加算器とから構成されるので、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求項7,8)。
7.本発明は、前記入力された測定対象の変調信号がπ/4シフトQPSK変調信号である場合も、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求項9)。
8.本発明は、入力された測定対象の変調信号に含まれた信号成分を同期検波し、この同期検波された信号成分から位相データを算出し、位相データ間の位相差を検出して位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差測定装置において、入力された変調信号の周波数を周波数カウンタ2で、あらかじめ大まかに求め、位相軌跡法によって測定できる範囲にローカル周波数を可変するので、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる。
9.本発明は、周波数カウンタで入力信号の周波数を大まかに求めた後、この周波数結果を判定部に入力し、周波数検出器に含まれる判定回路にて同期検波の周波数を決定し、判定部で決定した同期検波周波数を使用して、準同期検波器5に入力された測定対象の変調信号Aを同期検波し、I,Q成分Dを出力し、このI、Q成分Dを周波数偏差検出器に入力し、周波数偏差検出器内で、位相成分を取り出し、位相軌跡法によって周波数偏差Eを求め、ここで求めた周波数偏差Eと、判定部で決定した同期検波周波数と基準周波数の差を加算器で加えることによって、測定対象の変調信号の正確な周波数偏差を求めるので、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数カウンタを用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる。
10.本発明は、周波数カウンタという、簡単な回路で、高速に大まかな同期検波周波数を求めることができる(請求項1〜9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成を示すブロック図
【図2】測定範囲拡大の原理説明図
【符号の説明】
1 周波数偏差測定装置
2 周波数カウンタ
3 判定部
4 サンプリングデータメモリ
5 準同期検波器
6 周波数偏差検出器
7,8 加算器
A 入力信号
B 同期検波周波数
C 基準信号
D 位相データ信号
E 周波数偏差
G 差信号
F 大まかな周波数
F0 システムで決めた周波数
F1 同期検波周波数
Ft 伝送速度
F1’,F1” ローカル周波数
Claims (9)
- 入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、
上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定し、
上記同期検波周波数と基準周波数との差を求め、
上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を求め、
上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を求め、
上記周波数偏差と上記差を加算して最終的な周波数偏差値を求めることを特徴とする周波数偏差測定方法。 - 入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、
上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定し、
上記サンプリングデータと上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を求め、
上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌跡法により周波数偏差を求め、
上記同期検波周波数と基準周波数の差を求め、
その差に上記周波数偏差を加えることにより最終的な周波数偏差値を求めることを特徴とする周波数偏差測定方法。 - 入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側又は負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求め、
上記大まかな周波数を予め定められている上限値及び下限値のどの範囲にあるかを判定し、上記周波数の下限値を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った場合の同期検波周波数を,上限・下限値内の場合の同期検波周波数の同期検波周波数を決定し、
前記サンプリングデータと同期検波周波数により、その同期検波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を求め、
上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法により周波数偏差を求め、
同期検波周波数と通信システムで規定されている基準周波数の差を求め、
その差に上記周波数偏差とを加えることにより最終的な周波数偏差値を求めることを特徴とする周波数偏差測定方法。 - 前記入力された測定対象の変調信号がπ/4シフトQPSK変調信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の周波数偏差測定方法。
- 入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求めるカウンタと、
上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と比較し、その比較結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定する判定部と、
上記同期検波周波数と基準周波数の差を計算する加算器と、
上記サンプリングデータと上記同期検波周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を出力する準同期検波器と、
上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌跡法により周波数偏差(E)を求める周波数偏差検出器と、
上記差と上記周波数偏差を加算する加算器と、
からなることを特徴とする周波数偏差測定装置。 - 測定対象の変調信号を格納しておくサンプリングデータメモリを備えたことを特徴とする請求項5記載の周波数偏差測定装置。
- 入力された測定対象の変調信号をサンプリングして得られるサンプリングデータの正側または負側のみを一定時間カウントすることにより上記変調信号の大まかな周波数を求めるカウンタと、
上記大まかな周波数を予め定められている上限値及び下限値のどの範囲にあるかを判定し、上記大まかな周波数が下限値を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った場合の同期検波周波数を,上・下限値内の場合の同期検波周波数の同期検波周波数を決定する判定部と、
上記同期検波周波数と基準周波数の差を求める加算器と、
前記サンプリングデータと同期検波周波数により、その同期検波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を出力する準同期検波器と、
上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差検出器と、
前記差に上記周波数偏差を加算する加算器と、
からなることを特徴とする周波数偏差測定装置。 - 測定対象の変調信号を格納しておくサンプリングデータメモリを備えたことを特徴とする請求項7記載の周波数偏差測定装置。
- 前記入力された測定対象の変調信号がπ/4シフトQPSK変調信号であることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の周波数偏差測定装置。
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